編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、遂に公開されたバイオハザード最新作『バイオハザード レクイエム』の3rdトレーラーの内容や、そこに隠された衝撃的な伏線、そしてレオンの再登場について気になっていると思います。映像のスピードが早く、一度見ただけでは理解しきれない部分も多かったのではないでしょうか。
この記事を読み終える頃には、3rdトレーラーに隠された「開発陣からのメッセージ」を完全に理解し、本編発売までのワクワクが10倍以上に膨れ上がっているはずです。
- 主人公グレースとレオン・S・ケネディの運命的な交錯と役割分担
- 新たな脅威「エルピス」と科学的根拠に基づいたウイルス考察
- 映像内に隠されたロゴやナンバープレートの驚愕のイースターエッグ
- 2026年10月を舞台とした時系列とレオンの感染疑惑の真相
それでは解説していきます。
レクイエム3rdトレーラー徹底解剖:物語の核心へ
待望の3rdトレーラーが公開され、SNSやファンの間では既に考察合戦が白熱しています。私自身、この映像を100回以上見返しましたが、見るたびに新たな発見があり、カプコン開発チームの「本気度」に震えています。今回は、提供された情報と私のゲーマーとしての知見をフル動員し、このトレーラーが示す『バイオハザード レクイエム』の正体を暴いていきます。
グレースと謎の男ビクター・ギデオンの対峙
トレーラーの冒頭、不穏なピアノの旋律と共に映し出されるのは、今作の主人公の一人である「グレース」です。彼女が足を踏み入れたのは、以前の「ロードプーレクイエム」ビデオでも確認されていた、あの象徴的な「青いドア」の部屋。
そこで彼女を待ち受けていたのは、異様な存在感を放つヘッドギアの男。今回のトレーラーで、彼の名が「ビクター・ギデオン」であることが判明しました。
ビクター・ギデオンという男の正体
これまで「スペンサーの血縁者ではないか」「ウェスカーに関係する人物か」と様々な憶測を呼んでいたヘッドギアの男ですが、ビクター・ギデオンという新キャラクターであることが確定しました。
しかし、単なる新キャラと片付けるには、彼はあまりにも多くの謎を纏っています。
- アンブレラとの関わり: 彼は崩壊したはずのアンブレラ社と何らかの繋がりを持っていることが示唆されています。アンブレラの負の遺産を受け継ぐ者なのか、あるいはアンブレラを利用して独自の目的を果たそうとしているのか。
- 身体的特徴: 椅子に座っているシーンが多かったため、当初は足が不自由なのかとも推測されていました。しかし、今回の映像では長身痩躯ながらも筋肉質な体つき(隠れマッチョ)で歩行しており、蛇柄のコートを纏っています。「蛇」は冷酷さや再生、あるいは聖書における悪魔の象徴でもあり、彼のキャラクター性を暗示していると言えるでしょう。
- グレースへの執着: 彼はグレースに対し、「長い間探していた」と語りかけます。これはグレースの血統や遺伝子に、彼が求める「何か」があることを意味しています。
グレースの置かれた状況と時系列の妙
映像内のグレースは左腕から流血していますが、まだ包帯を巻いていません。これまでのトレーラーで見られた「包帯を巻いたグレース」へと繋がる直前、つまり捕獲される前の逃走劇の最中である可能性が高いです。
彼女以外にも「候補」がいたという示唆もあり、グレースが唯一の生存者、あるいは「適合者」として選別された過程には、身の毛もよだつような実験があったことが予想されます。
科学的見地から読み解く「エルピス」と化学式の謎
今回のトレーラーで最も知的興奮を覚えたのが、一瞬だけ映り込む「化学構造式」と、度々登場するキーワード「エルピス(Elpis)」の関連性です。
エルピスの意味するもの
「エルピス」とは、ギリシャ神話における「パンドラの箱」に唯一残されたもの、「希望」を意味します。しかし、バイオハザードの世界において「希望」という言葉がそのままの意味で使われることは稀です。
- 希望か災厄か: パンドラの箱から災厄が飛び出した後に残ったのがエルピスです。これを「最後に残る希望」と捉えるか、「災厄を予兆させる予備軍」と捉えるかで意味が変わります。
- ウイルスの名称としての可能性: 過去作における「T-ウイルス(Tyrant)」「G-ウイルス(Golgotha)」のように、「E」を冠する何らかのウイルス、あるいはプロジェクト名を指している可能性が非常に高いです。
ジスルフィド結合と変異のメカニズム
トレーラーに映った化学式は、専門的な視点で見ると「ジスルフィド結合」を特徴とする有機分子構造に見えます。これをゲーム的な設定に落とし込むと、以下のようになります。
| 用語 | 意味・役割の推測 |
|---|---|
| ジスルフィド結合を持つ物質 | ウイルス由来の毒性タンパク質。宿主の細胞の安定性を破壊し、強制的に変異を引き起こすトリガーとなる分子。 |
| デキサフィル (Dexaphil) | 変異のメカニズムに対抗(カウンター)するために設計された薬剤。結合の形成や破壊を調整し、変異を一時的に「抑制」する。 |
| エルピス | 上記の変異プロセスを経て生み出される「究極の変異体」あるいは「完成されたウイルス」そのもの。 |
つまり、今作の感染現象は、単に噛まれてゾンビになるだけでなく、体内で特定の化学反応(結合の破壊と再構築)が進行し、それを薬で抑え込みながら戦うという、よりサバイバル色の強いシステムになる可能性があります。
新たな感染症状:歯の脱落と意識の混濁
トレーラーには、警察官らしき人物が自身の奥歯を吐き出す衝撃的なシーンが含まれていました。これは従来のゾンビ化とは異なる、新しいウイルスの感染初期症状であると考えられます。
- 身体の崩壊: 歯が抜けるという描写は、カルシウムの急激な欠乏や、骨格レベルでの身体構造の作り変えが行われていることを示唆します。
- ビクターの歯: ヘッドギアの男、ビクター・ギデオンも銀歯(あるいはインプラント)を多用しているように見えます。彼自身も過去に感染し、歯を失った結果、代替処置を行っているのかもしれません。
レジェンド「レオン・S・ケネディ」の帰還と真実
ファンの皆様、お待たせしました。遂にこの男が帰ってきました。バイオハザードシリーズ屈指の人気キャラクター、レオン・S・ケネディです。今回の彼は49歳。渋みを増した「イケオジ」としての登場ですが、その身体能力は衰えるどころか、より洗練されています。
49歳のレオン:装備とビジュアルの変化
今回のレオンは、『バイオハザード6』や映画『ヴェンデッタ』『デスアイランド』を経た、歴戦のエージェントとしての姿で描かれています。
- ジャケットの不在: トレーラーの一部シーンでは、レオンのトレードマークとも言えるジャケットを着用していません。「またジャケット取られたのか?」とファンの間で話題ですが、これはゲームプレイ中のイベントで喪失するのか、あるいは特定のシチュエーションでの姿なのか、気になるところです。
- 武器の選択: 映像では「パニッシャー」と思われるハンドガンを使用しています。貫通性能を持つこの銃を選んでいる点からも、今作の敵が多数で押し寄せるか、あるいは硬い外皮(または盾)を持っている可能性が推測できます。
- ナイフ捌き: 照準のブレが全くない射撃シーンに加え、近接戦闘(CQC)の動きも健在。『RE:4』で見せたパリィのようなアクションも期待できそうです。
ポルシェとのコラボ車両が示す「ND9642」の真の意味
レオンが乗ってきた車両、ポルシェ911(タイプ964)のナンバープレート「ND9642」には、開発陣からの強烈なメッセージが込められています。
説1:レオンの登場作品の羅列
当初、多くのファンが「9」「6」「4」「2」という数字を見て、レオンが登場するナンバリングタイトル(バイオ2、4、6、そして今作9)を示していると直感しました。これは非常に分かりやすいヒントですが、今回のバイオチームはミスリードを好む傾向があります。これだけでは単純すぎるのです。
説2:ポルシェの型番へのオマージュ
この車両は実在する「ポルシェ911 カレラRS 3.8(タイプ964)」などがモデルになっています。「964」はそのまま車両コードを表しており、車好きのファンへの目配せとも取れます。
説3:「ND」に込められた意味
ナンバーの「ND」は何の略でしょうか?
- New Dawn(新しい夜明け): レクイエム(鎮魂歌)という絶望的なタイトルに対し、希望を示す言葉。
- Near Death(死に近い): 今回のレオンが感染の危機に瀕していることを暗示。
- Next Dimension(次の次元): 新たなゲーム体験への移行。
個人的には、レオンが過去のトラウマを乗り越え、新たな始まりを迎える「New Dawn」説を推したいところです。
レクイエムのロゴに隠された「LEON」の文字
これはSNSで話題になった発見ですが、『RESIDENT EVIL REQUIEM』のロゴを180度回転させ、さらに左右反転させると、不規則な大文字と小文字の配列の中に「lEoN」という文字が浮かび上がります。
| 手順 | 状態 |
|---|---|
| 1. オリジナル | REQUIEM |
| 2. 180度回転 | (逆さまの文字) |
| 3. 左右反転 | …lEoN… |
偶然にしては出来すぎています。これは1stトレーラーの時点から仕込まれていた、レオン登場を示唆する高度なイースターエッグ(隠し要素)であったことは間違いありません。カプコンの遊び心と、ファンに対する挑戦状とも受け取れます。
ゲームプレイの革新:恐怖とアクションの融合
『バイオハザード レクイエム』は、二人の主人公、グレースとレオンを操作することで物語が進行します。この「ダブル主人公システム」は『バイオハザード2』や『リベレーションズ2』を彷彿とさせますが、今作ではその対比がより鮮明になっています。
グレース編:逃走とステルスの恐怖
グレースのパートは、非力な一般人が圧倒的な脅威から逃げ惑う「純粋なサバイバルホラー」として設計されています。
- 武器の制限: 彼女は戦闘訓練を受けていません。銃を手に入れるシーンもありますが、反動で照準が大きくブレており、まともな戦闘は困難でしょう。
- 隠れる、逃げる: 物陰に隠れ、敵の視線を掻い潜るステルスアクションが主体となります。ビクターに見つかった時の絶望感は、『クロックタワー』や『エイリアン アイソレーション』のような緊張感を生むはずです。
レオン編:圧倒的な戦闘力によるカタルシス
一方のレオンパートは、バイオハザード4以降の「アクションホラー」の進化系です。
- 体術の解禁: インタビューでは「体術はない」という発言がありましたが、それはグレースパートの話でした。レオンはゾンビを蹴り飛ばし、顎を撃ち抜き、さらにはチェーンソーを使って敵を無双します。
- オブジェクト干渉: 今作のチェーンソー攻撃は、敵だけでなく周囲の木箱や壁などのオブジェクトにも干渉するようです。戦術的に遮蔽物を破壊したり、爆発物を誘爆させたりといった、より動的な戦闘が可能になります。
- 環境利用: 『RE:4』のように、環境を利用したアクションも健在でしょう。
ふたつの視点が交差する物語構造
公式サイトの情報によると、二人の操作パートはほぼ半々の割合になるとのこと。
- 事件の発生: グレースが施設に連れ込まれ、脱走を図る。
- 介入: 事件を察知したレオンが現場に到着。
- 交錯: 別々のルートで進む二人が、ある地点で邂逅する。
- 共闘: お互いの目的(脱出と事件解決)のために協力する。
この構成により、プレイヤーは「追われる恐怖」と「倒す快感」の両方を交互に味わうことになり、ゲーム全体のリズムが非常に良くなることが予想されます。
時系列の確定と舞台設定の秘密
映像内のカレンダーから、本作の舞台が2026年10月であることがほぼ特定されました。
2026年という未来設定
- レオンの年齢: 1977年生まれのレオンは、この時点で49歳。アラフィフとは思えない身体能力ですが、肉体的な全盛期は過ぎているかもしれません。だからこそ、経験と技術で戦う姿が描かれるのです。
- ローズとの関係: 『ヴィレッジ』のDLC「シャドウズ オブ ローズ」は2037年が舞台です。本作はその11年前。ローズ・ウィンターズはまだ幼い少女(約6歳)です。彼女が物語に直接絡む可能性は低いですが、ウィンターズ家のその後について何らかの言及があるかもしれません。
ローデスヒル療養所の闇
舞台となる「ローデスヒル療養所」は、ビクター・ギデオンが所有する施設です。
- 立地: 人里離れた孤島、あるいは山奥。外部からの支援が届きにくい閉鎖環境(クローズドサークル)は、ホラーゲームの王道です。
- 写真の謎: レオンが見つけた集合写真。そこにはビクターを含む医師やスタッフが写っていますが、その多くが既にクリーチャー化して登場しています。
- チェーンソーを持ったドクター
- 頭を丸かじりされていた男性
- ゾンビ化した金髪の女性スタッフ
- 写っていない女: 写真に写っていない、受付あるいは案内役と思われる女性スタッフの存在が気になります。彼女は敵なのか味方なのか、あるいはビクターを操る黒幕なのか。声優が『ヴィレッジ』のドミトレスク夫人と同じ(マギー・ロバートソン氏)である点も、重要なキャラクターであることを示唆しています。
独自考察:レオン感染説と無線相手の正体
ここからは、トレーラーの断片的な情報から私が導き出した、かなり踏み込んだ考察になります。
レオン・S・ケネディ、感染の危機
トレーラー中、レオンの首筋に黒い血管のようなアザ、あるいは感染痕のようなものが確認できます。さらに、レクイエム(鎮魂歌)というタイトル。これらが意味するものは、レオン自身の死、あるいは人間としての死(完全なクリーチャー化)の危機ではないでしょうか。
- デキサフィルの重要性: 先述した変異抑制剤「デキサフィル」。これがレオンを救う唯一の鍵になる可能性があります。グレースがこの薬を確保し、瀕死のレオンに届ける……そんなドラマチックな展開が目に浮かびます。
- 「俺の二の舞になるな」: グレースに銃を渡す際のセリフ。これは『バイオハザード2』でマービン巡査がレオンに言った言葉のオマージュであり、同時に自分自身が「助からない状態」であることを悟っているようにも聞こえます。
無線の声はアシュリーか、それとも…?
レオンに無線で指示を送る女性の声。「ハニガンにしては若い」「シェリーにしては口調が違う」と議論になっていますが、私はここで大胆な予想を立てます。
彼女は、あの大統領の娘、アシュリー・グラハムではないでしょうか。
- 根拠1:どもり癖: 英語音声における話し方が、少し躊躇いがちで、アシュリーの特徴に似ています。
- 根拠2:レオンとの関係: 『バイオ4』での事件を経て、彼女は「エージェントになってレオンを助けたい」というような夢を語っていました。数年後、彼女が何らかの形で情報機関に関わり、レオンをサポートする立場になっていても不思議ではありません。
- 根拠3:金髪の後ろ姿: 一瞬映るオペレーターらしき女性の後ろ姿は金髪でした。シェリーも金髪ですが、アシュリーという線も捨てきれません。
もしアシュリーがバディとして(通信上だけだとしても)再登場するなら、往年のファンにとっては涙が出るほど熱い展開です。
まとめ
今回の3rdトレーラーは、単なるプロモーション映像ではなく、長年のファンに対する謎解きの挑戦状であり、同時に「バイオハザードはここまで進化した」という自信の表れでもあります。
- グレースとレオンのダブル主人公: 静と動、恐怖と興奮のコントラストがゲーム体験を最高潮へ導く。
- 科学と神話の融合: ジスルフィド結合による変異と、希望の名を持つウイルス「エルピス」。物語はより深淵へ。
- 隠されたメッセージ: ナンバープレートやロゴに仕込まれた「LEON」の文字は、開発者の遊び心とレオンへの愛。
- 2026年の悪夢: 感染したレオン、謎の組織、そして新たな生物兵器。シリーズの集大成となる予感。
『バイオハザード レクイエム』。その名の通り、誰かへの鎮魂歌となるのか、それとも絶望への序曲なのか。発売日が待ち遠しくて夜も眠れませんが、それまでは過去作をプレイし直し、レオンの雄姿を目に焼き付けておこうと思います。
皆さんはどう思いますか? アシュリー再登場説、レオン感染説、ぜひ皆さんの考察も聞かせてください。それでは、次回の情報公開でお会いしましょう。
筆者情報
桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドボックス系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。






















