編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、スマホアプリ「NTE」の新キャラクター「潯(ほとり)」のスキルコピーが上手く機能しない現象が気になっていると思います。 彼女の強力な性能に惹かれてガチャを引いたものの、実戦で想定外のダメージ低下に直面し、編成に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事を読み終える頃には、潯(ほとり)のスキルコピーに関するバグの全貌と、現環境での最適な運用方法の疑問が解決しているはずです。
- 潯のスキルコピーは発動時ではなく再現時の状態を参照
- ダフォディールの強化スキルが通常スキルにダウングレード
- バイザの多段ヒット攻撃が単発攻撃に変化する事象を確認
- 現環境の闇属性パーティーの瞬間火力に深刻な影響
それでは解説していきます。
「潯(ほとり)」のスキルコピーバグの全貌と影響
現状のスキルコピー仕様に潜む致命的な落とし穴
NTE(Neverness to Everness)において、新たに実装された骨董品屋エイボンを率いるキャラクター「時の魔女・潯(ほとり)」。 彼女の最大の魅力は、味方のスキルを記録し、自身の「EXレール終結」(必殺技)でそれを一斉に再現できるという唯一無二のサポート能力です。
このインフレに強そうな圧倒的なポテンシャルから、多くのプレイヤーが天井覚悟でガチャを回したことでしょう。 しかし、このスキルコピーの仕様において、意図したダメージを出せない深刻な落とし穴が発見されました。
単純に火力の数値が低下するだけでなく、スキルそのものの性質やモーションが変化してしまうという現象です。 バグでダメージが伸びるならまだしも、大幅に減ってしまうという重大な問題が発生しています。
記録と再現のシステム的な矛盾
潯のスキル説明文には「最大3回まで発動タイミングを記録でき、各キャラごとに1回まで記録する」と明記されています。 そしてEXレール終結については、「記録した攻撃がある場合、その全てを1回だけ再現する」と記載されています。
この文章を素直に解釈すれば、「記録した瞬間の強化状態のスキル」がそっくりそのままストックされると認識するのが自然です。 しかし、現状のシステムではこのテキスト通りの挙動をしていません。
根本的な原因は状態参照のズレによるシステムの誤認
このバグの根本的な原因は、システムがスキルを「記録した瞬間の状態」で保存していない点にあります。 実際には、潯が必殺技でスキルを「再現する瞬間のキャラクターのリアルタイムの状態」を参照してしまっていると考えられます。
つまり、どんなに完璧なタイミングで最強状態のスキルを記録しても、それはあくまで「スキルを発動したというフラグ」でしかありません。 ダメージ計算やモーションの参照先は、後から必殺技を撃つ際の対象キャラクターのステータスに引っ張られているのです。
リアルタイム参照がもたらす弊害
アクションRPGにおけるこのような状態参照のズレは、連携を前提としたバトルシステムにおいて致命的な欠陥となります。 プレイヤーはコンボの最中に目まぐるしくキャラクターを切り替え、バフや強化状態を管理しなければなりません。
記録したものをそのまま出力してくれない仕様は、プレイヤーの高度なプレイングを根底から否定してしまいます。 これは仕様というよりも、プログラミング上の変数の保持方法に関する不具合である可能性が極めて高いと推測できます。
ダフォディール使用時の具体的な不具合事象とモーション変化
ブレイク特化の闇属性アタッカーであるダフォディールと組ませて闇属性編成を運用した際に、この問題は最も顕著に表れます。 ダフォディールの「バイレールスキル:共振」は、チーム内のキャラがサポートスキルを2回発動することでスタックが溜まります。
スタックが最大になると「バイレールスキル:共鳴即応」へと強化され、ダメージとブレイクパワーが飛躍的に上昇します。 通常時のモーションは双刃を振るって回転するような攻撃ですが、強化状態ではX字の波動を放つ強力な斬撃へと変化します。
強化スキルが通常スキルへダウングレード
理想的な運用としては、潯でこのチェーンマークが付いた強化状態のX字スキルをコピーして記録することです。 そして、潯のEXレール終結時に、その強化スキルを再現して大ダメージとブレイク値を稼ぐという流れになります。
しかし、ダフォディールが強化スキルを撃った直後、当然ながら彼自身の強化状態(スタック)はリセットされ通常状態に戻ります。 その状態で潯の必殺技を撃つと、システムは「現在の通常状態のダフォディール」を参照してしまいます。
結果として、潯が召喚したダフォディールの分身は、X字の波動ではなく、単なる回転攻撃を行ってしまうのです。 固有スキルのスタック数が正しく1になっており、コピー自体は成功しているにもかかわらず、中身がすり替わってしまう状態です。
バイザ使用時のスキル変化に関する詳細な検証結果
このスキル変化の現象は、ダフォディールに限った特有のバグではありません。 スキルが複数種類存在する、あるいは特定の条件下でモーションが変化する他のキャラクターでも同様の事象が確認されています。
代表的な例として、バイザを使用した検証結果をご紹介します。 バイザには、通常のワンヒットの腕を振る攻撃スキルと、回避中や攻撃ボタン長押しで変化するスキルの2種類が存在します。
ヒット数の激減による致命的なロス
回避中のスキルは、複数の弾が飛んでいく多段ヒット(4ヒットなど)の攻撃となっており、ダメージ効率に優れています。 潯でこの回避中の多段ヒットスキルを発動し、しっかりと幻影のエフェクトを出してコピーを成功させます。
しかし、その後に潯の必殺技を撃つと、召喚されたバイザの分身は通常のワンパンの攻撃を行ってしまいます。 潯が必殺技を撃つ瞬間に、バイザ自身が回避行動を取っていないため、システムが通常スキルを選択してしまうからです。
多段ヒットを前提としたコンボやゲージ回収を狙っていた場合、このワンヒットへの変化は戦術を完全に崩壊させます。
闇属性パーティーの「失諧」運用への深刻なダメージ
現在、ダフォディールを主軸とした闇属性パーティーは、瞬間火力とブレイク力を両立する強力な編成として環境のトップに位置しています。 特に、「闇×魂」の「暗星」や、「闇×呪」の「濁燃」を同時に付与する複合連環「失諧」を狙う戦術が主流です。
潯の登場により、ダフォディールの強化スキルを記録して2連発し、敵のブレイク値を一瞬で削り切る理想のムーブが期待されていました。 しかし、このバグのせいで目論見が外れ、本来出せるはずのブレイクパワーが大幅に下振れしてしまいます。
エンドコンテンツにおける生存率の低下
高難易度の異象依頼やエンドコンテンツなど、1回のブレイクダウンに全てを懸けるシビアな戦闘においては、このロスは致命的です。 敵を素早くブレイクできないことは、被弾リスクの増加に直結し、パーティー全体の生存率を著しく低下させます。
現環境の最強編成の一つが、この不具合によって本来のポテンシャルを全く発揮できない状態に陥っています。
意図せぬ火力低下を招くパターンの解析とダメージ比較
検証を重ねた結果、このバグは「状態変化によってスキルモーションやヒット数が切り替わる全てのキャラクター」に影響を及ぼします。 特定のスタックを消費して放つ大技や、固有のバフが付与されている間だけ変化する派生攻撃なども全て対象となります。
プレイヤーがどんなに完璧なタイミングで最高のスキルを記録しても、再現時の状況次第で弱いスキルへとダウングレードされます。 以下の表は、ダフォディールとバイザにおける、意図したコピー状態と実際のバグ発生時の性能差を比較したものです。
スキル再現時の性能比較表
| キャラクター | コピーしたスキル(意図した挙動) | バグ発生時の再現スキル | ヒット数の変化 | ブレイクパワーへの影響 |
|---|---|---|---|---|
| ダフォディール | 強化スキル(X字の波動斬撃) | 通常スキル(双刃の回転攻撃) | 減少 | 大幅な低下 |
| バイザ | 回避中スキル(複数の弾による射撃) | 通常スキル(単発の腕振り攻撃) | 4ヒット → 1ヒット | ゲージ回収率の著しい低下 |
このように、数字や挙動の面で明確な劣化が生じており、攻略において無視できない障害となっています。
バグを回避するための暫定的な対策と運用方法
強化状態を維持したまま必殺技を撃つための特殊な手順
現状でこのバグの仕様を無理やり回避し、意図した強化スキルを潯の必殺技で撃たせるための裏技的な手順が存在します。 それは、「潯がEXレール終結を撃つ瞬間に、対象のキャラクターのステータスを強化状態にしておく」という方法です。
この仕様は逆のパターンでも機能することが確認されています。 例えば、ダフォディールで意図的に通常状態の弱いスキルを撃ち、それを潯に記録させます。
後乗せバフによる強引なスキル変化
記録が完了した後、ダフォディール自身を操作してサポートスキルを2回発動し、強化状態(共鳴即応)に移行させます。 ダフォディールが強化状態を維持している間に潯に交代し、EXレール終結を放ちます。
すると、システムは現在のダフォディールの強化状態を参照するため、分身は強力なX字スキルを放ってくれます。 記録したのが通常スキルであったとしても、再現時には強化スキルへとアップグレードされるという奇妙な挙動を利用するのです。
状態変化を持たないキャラクターでの安定した代用案
前述の「後乗せバフ」の手順は、実戦の激しいアクションの中では非常に操作が煩雑になり、コンボのテンポを著しく損ないます。 そのため、修正が入るまでの暫定的な対策として、潯の相方を根本から見直すのも現実的な選択肢となります。
潯のスキルコピー先を「状態変化によってスキルが分岐しない、常に一定の火力を出せるキャラクター」に変更するのです。 例えば、単発の純粋な高火力アタッカーや、持続ダメージ主体のキャラクターであれば、バグの影響を受けにくくなります。
白蔵や九原を主軸とした編成へのシフト
ダフォディールを一旦編成から外し、遠距離攻撃主体の九原や、濁燃反応による継続ダメージが得意な白蔵を採用する編成が考えられます。 これらのキャラクターであれば、再現時の状態参照ズレによるモーション変化の被害を最小限に抑えることができます。
バグに振り回されてストレスを抱えるよりは、安定してダメージを出せる編成で立ち回る方が、総合的な攻略効率は上がります。
今後のアップデートによる仕様変更や修正への期待値
この問題が「意図された仕様」なのか「不具合・バグ」なのかについてですが、筆者としては間違いなく後者であると考えています。 スキル説明文の「記録した攻撃を再現する」という直感的なテキストと、実際の挙動が完全に矛盾しているためです。
もしこれが仕様だとすれば、潯というキャラクターの設計思想そのものが破綻しており、今後の新キャラ評価の基準まで狂ってしまいます。 せっかくの目玉能力が使い物にならない現状を、開発陣が放置するとは考えにくいでしょう。
迅速な対応実績に基づく推測
NTEの運営は、過去のクローズドβテストからリリースに至るまで、ユーザーのフィードバックに対して迅速に対応してきた実績があります。 複雑な異象依頼の調整やシステムの最適化など、プレイヤーの声を真摯に受け止める姿勢が見受けられます。
そのため、次回のマイナーアップデートや大型バージョンアップのタイミングで、この状態参照のズレは修正される可能性が非常に高いと推測しています。
バグ仕様を逆手に取った変則的なローテーション戦術の考察
少し視点を変えて、この「再現時の状態をリアルタイムで参照する」という奇妙な仕様を逆手に取った戦術も考察してみましょう。 先ほどのダフォディールの例のように、弱い状態のスキルを適当に記録しておき、後からキャラクターをバフで強化する運用です。
これを極めれば、スキルのクールタイムや重い発動条件をある程度無視して、記録の手間を省くことができます。 そして、最大火力を叩き出す瞬間にだけ条件を整えれば良いという、新しいローテーションが組めるかもしれません。
実用性と操作難易度のトレードオフ
しかし、この変則的なローテーションは、理論上は可能でも実用性には大きな疑問符が付きます。 敵の激しい攻撃を回避しながら、各キャラクターのバフの持続時間を秒単位で管理し、完璧なタイミングで交代を行う必要があります。
操作難易度が極端に跳ね上がるため、一般的なプレイヤーが安定して周回に組み込むにはハードルが高すぎます。 あくまでタイムアタック勢など、極限の火力を追求する一部のプレイヤー向けの遊び方と言えるでしょう。
運営への報告手順と現状のプレイヤーコミュニティの動向
プレイヤーの皆様に強く推奨したいのは、この事象に遭遇した場合、積極的に運営への不具合報告を行っていただくことです。 ゲーム内のカスタマーサポートや、公式サイトのお問い合わせフォームを活用してください。
報告の際は、「どのキャラクターの」「どのスキルを記録し」「再現時にどのように変化したか」を具体的に記載することが重要です。 動画のリンクやスクリーンショットを添えることで、開発チームの状況把握を大きく助けることができます。
コミュニティの力で修正の優先度を上げる
現在、多くのユーザーがSNSや動画プラットフォームでこの現象の検証結果を共有し始めています。 開発チームの耳にも確実に届いている段階だと思われますが、報告件数の多さが対応の優先度を決定づけるのはゲーム運営の常です。
泣き寝入りせず、プレイヤーコミュニティ全体で声を上げていくことが、早期の環境改善に繋がります。
スキル発動タイミングのシビアな管理術とUIの視認性
もしこの仕様のまま、あえてダフォディールと潯の編成を使い続けるのであれば、異能連環やブレイク値の管理が極めてシビアになります。 ダフォディール自身のスタック管理、潯の必殺技ゲージ、敵のブレイク発動値などを全て同時に把握しなければなりません。
さらに、最も火力が伸びるタイミングで一気にスキルを解放する緻密な計算が求められます。 少しでもタイミングがずれてダフォディールの強化状態が切れてしまうと、せっかくの連携が回転攻撃一つで台無しになります。
乱戦時のバフアイコン確認の難しさ
NTEの戦闘はエフェクトが派手であり、乱戦になると画面下の小さなバフアイコンや、キャラクター固有のマークを視認するのが困難になります。 ダフォディールの紫色のマークが出ているか、チェインの鎖アイコンが点灯しているかを、激しいカメラワークの中で確認するのは至難の業です。
現状のUI設計とこのバグが組み合わさることで、アクションゲームとしての理不尽な難易度を生み出してしまっています。
潯(ほとり)の評価に与える中長期的な影響と将来性
このバグが潯(ほとり)というキャラクターの総合評価に与える影響は、現時点では計り知れません。 カタログスペックのポテンシャルは圧倒的に高いものの、「バグのせいで本来の性能を発揮できない不遇のキャラクター」という評価に落ち着かざるを得ません。
ガチャの排出率が厳しい中で、せっかく引いた限定キャラクターがフルに機能しないのは、プレイヤーにとって大きなストレスです。 しかし、ひとたびこの問題が修正され、プレイヤーが意図した通りのスキルを正確にコピーできるようになれば状況は一変します。
将来的な環境トップへの返り咲き
スキルが正常に記録・再現されるようになれば、潯は間違いなく環境トップクラスのサポート兼サブアタッカーとして大暴れするでしょう。 あらゆるアタッカーの最強スキルをストックし、任意のタイミングで一斉掃射できる能力の汎用性は圧倒的です。
そのため、現状の不具合だけで評価を下してガチャを見送るのではなく、将来の修正を見越して先行投資として確保しておく価値は十分にあります。 彼女の真の力が解放される日を待ち望みながら、今は代用編成で乗り切るのが賢明な判断と言えるでしょう。
まとめ
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。
























