編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、 4月8日リリースのポケモンチャンピオンズにおける序盤の育成方針や、 リーク内定情報が気になっていると思います。
リリース直後の環境において、 限られたリソースをどのポケモンに投資すべきかは、 勝率に直結する非常に重要な要素となります。
この記事を読み終える頃には、 最初に育てるべきポケモンと内定ポケモンの疑問が解決しているはずです。
- 序盤に優先してスカウトすべき一般ポケモン6選
- 環境を定義する強力な特性とステータスの詳細解説
- リーク情報から推測される内定ポケモン7体の運用理論
- メガシンカ環境を見据えた汎用性の高いパーティ構築術
それでは解説していきます。
序盤攻略を有利に導く|最初にスカウト推奨の一般ポケモン6選
圧倒的な環境適応力と型の豊富さ|ブリジュラスの強さと育成方針
リリース初期の環境において真っ先にスカウトをおすすめしたいのが、 環境トップの筆頭候補であるブリジュラスです。
はがね・ドラゴンという非常に優秀な複合タイプを持ち、 攻防両面において隙のないステータスを誇ります。
ポケモンチャンピオンズでは1日1体無料スカウトが可能ですが、 VPを消費してでも最優先で確保すべき存在と言えます。
その最大の理由は、どのような環境に変化しても絶対に腐らない、 圧倒的な適応力と型の豊富さにあります。
メガシンカが復活する今作の環境において、 メガシンカ枠を消費しない一般ポケモンとして、 これほど頼りになるポケモンは他にいません。
以下にブリジュラスの基本スペックをまとめました。
| ステータス項目 | 種族値 | 特徴と解説 |
|---|---|---|
| HP | 85 | 平均的な数値ですが耐久力のベースとしては十分です |
| こうげき | 105 | 物理型も十分に採用可能な高い数値を誇ります |
| ぼうぎょ | 130 | 物理受けとして最高峰の硬さを実現する驚異的な数値です |
| とくこう | 125 | 特殊アタッカーとして相手に致命傷を与える火力を持ちます |
| とくぼう | 65 | 唯一の弱点ですが特性やアイテムでカバーが可能です |
| すばやさ | 85 | 中速帯であり調整次第で多くのポケモンを抜くことができます |
ブリジュラスを最強たらしめているのは、 「じきゅうりょく」と「がんじょう」という2つの超強力な特性です。
「じきゅうりょく」は、 物理攻撃を受けるたびに自身のぼうぎょが1段階上昇する特性であり、 物理アタッカーに対しては無類の強さを発揮します。
一方で「がんじょう」は、 HPが満タンの時にどんなに強力な攻撃を受けても必ずHPが1残るという、 きあいのタスキと同じ効果を内蔵しています。
対面する相手視点からすると、 目の前のブリジュラスが物理受けの「じきゅうりょく」なのか、 対面性能に特化した「がんじょう」なのかを判断することが極めて困難です。
この型の匿名性こそが、 ブリジュラスの処理を非常に難しくしている最大の要因と言えます。
育成方針としては、 大きく分けて3つの強力な運用方法が存在します。
エレクトロビームを採用した超火力特殊アタッカー型
専用技である「エレクトロビーム」を軸にした特殊アタッカー型は非常に強力です。
この技は1ターン目に特攻を1段階上げつつ溜め状態に入り、 2ターン目に威力120の電気技を放つという仕様です。
パワフルハーブを持たせることで溜めターンをなくし、 実質特攻を上げながら高火力を叩き込む恐ろしい動きが可能になります。
さらに、天候が雨の時には溜めターンが免除されるため、 雨パーティ(あめパ)の特殊エースとしても最強クラスの性能を誇ります。
特性は「がんじょう」にすることで、相手の弱点攻撃を耐えつつエレクトロビームや、 タイプ一致の高火力技である「りゅうせいぐん」「ラスターカノン」で反撃する対面構築の要となります。
持ち物はパワフルハーブの他に、 こだわりメガネを持たせて初手から相手の受けを崩壊させる戦術も環境に刺さりやすいでしょう。
じきゅうりょくを活かした鉄壁の物理受けクッション型
特性「じきゅうりょく」を採用し、 相手の物理アタッカーを完全に機能停止に追い込む物理受け型も環境に多く存在します。
ぼうぎょ種族値130という元々の硬さに加え、 攻撃を受けるたびに防御が上がるため、 連続技を持つ相手などに対しては後出しから簡単に要塞化することができます。
技構成としては、「ボディプレス」を採用することで、 上がった防御の数値をそのまま攻撃力に変換して大ダメージを与えることが可能です。
「てっぺき」を採用して自ら防御を上げる動きや、 「でんじは」で相手の素早さを奪うサポートも得意としています。
相手のメガメタグロスやメガガルーラなど、 環境を席巻するであろう強力な物理メガシンカポケモンに対する、 明確なストッパーとして重宝するはずです。
ステルスロックを絡めた優秀な起点作成型
特性「がんじょう」による確実な行動保証を活かし、 先発に出して「ステルスロック」を撒く起点作成要員としての役割も完璧にこなします。
ステルスロックは相手の交代に合わせてダメージを与える強力な設置技であり、 後続のメガシンカエースや積みアタッカーの全抜きをサポートするために必須級の技です。
ブリジュラスは素早さも85とそこそこ高いため、 多くの耐久ポケモンより先にステルスロックを展開できます。
相手の先発が自分より早くても、 「がんじょう」で必ず1発耐えることができるため、 仕事ができないまま倒されるという事故が起きません。
さらに「でんじは」や「ほえる」といった相手の展開を阻害する技も豊富に覚えるため、 起点作成という役割においては右に出る者がいないほどの安定感を持っています。
これら3つの型がどれも環境トップクラスに強いため、 どのような構築にも自然に入ってくる汎用性の高さが最大の魅力です。
圧倒的な行動保証と型の広さ|ミミッキュの強さと育成方針
次におすすめしたいのが、 長年のポケモン対戦環境において常にトップメタに君臨し続けるミミッキュです。
ゴースト・フェアリーという唯一無二の優秀な複合タイプを持ち、 ノーマル、かくとう、ドラゴンの3タイプを無効化できる耐性の良さが光ります。
ミミッキュのアイデンティティであり、 最強たる所以は専用特性「ばけのかわ」に他なりません。
相手からの攻撃ダメージを一度だけ身代わりとなって防ぎ、 本体へのダメージを最大HPの8分の1に抑えるというこの特性は、 ポケモンというゲームのシステム上、最強の行動保証と言えます。
どれほど不利な対面であっても、どれほど相手の能力が上がっていても、 必ず1回は自分が動く機会を得ることができるのです。
以下にミミッキュの基本ステータスと耐性を整理しました。
| ステータス項目 | 種族値 | 特性「ばけのかわ」の影響と解説 |
|---|---|---|
| HP | 55 | 非常に低いですが特性によって確実な生存が保証されます |
| こうげき | 90 | 剣の舞で攻撃力を2倍にすることで恐ろしい火力を発揮します |
| ぼうぎょ | 80 | 平均的ですがばけのかわを盾にするためあまり気になりません |
| とくこう | 50 | 特殊技は使用しないためこの低さは全く問題になりません |
| とくぼう | 105 | 意外と高く特殊相手にはばけのかわが剥がれた後も耐えることがあります |
| すばやさ | 96 | 激戦区の90族から95族を抜ける非常に絶妙で優秀な素早さです |
ミミッキュの強さは、 この「ばけのかわ」を活かした戦術の幅広さにあります。
アタッカーとして相手を薙ぎ払う型から、 絡め手を使って盤面をコントロールする型まで、 パーティの需要に合わせて自由自在にカスタマイズすることが可能です。
対戦相手はミミッキュを見ただけで、どの型なのかを警戒し、 最適な行動を制限されるというプレッシャーを受け続けることになります。
剣の舞を積んで全抜きを狙う物理エースアタッカー型
最もポピュラーでありながら、常に対策を強要されるのが、 「つるぎのまい」を採用した物理アタッカー型です。
「ばけのかわ」を盾にして安全に「つるぎのまい」を使用し、 攻撃力を2倍に引き上げた状態から相手のパーティを崩壊させます。
メインウェポンである「じゃれつく」と「ゴーストダイブ」または「シャドークロー」は、 どちらも通りが良く、半減で受けられる相手が非常に少ないのが特徴です。
さらに、先制技である「かげうち」を持っているため、 自分より素早い相手や、きあいのタスキで耐えてきた相手に対しても確実にトドメを刺すことができます。
持ち物としては、火力をさらに底上げする「いのちのたま」や、 ばけのかわが剥がれた後に相手の攻撃を耐える「ゴツゴツメット」などが採用されます。
劣勢の盤面からでも、ミミッキュ1体で試合をひっくり返すほどの爆発力を秘めている、 まさに主人公のような存在です。
呪いと電磁波で場を荒らす絡め手・ストッパー型
アタッカー型とは打って変わって、 変化技を駆使して相手の戦術を崩壊させるサポート寄りの型も非常に厄介です。
ゴーストタイプのミミッキュが使う「のろい」は、 自分の最大HPの半分を削る代わりに、相手の最大HPを毎ターン4分の1ずつ削り続けるという強力な状態異常を付与します。
相手の強力な積みアタッカーや、要塞化して突破が困難になった耐久ポケモンに対して、 「ばけのかわ」で攻撃を耐えつつ「のろい」を入れることで、 強制的に交代を促すか、そのまま削り倒すことができます。
また、「でんじは」で相手の素早さを半分にして運要素を押し付けたり、 「おにび」で物理アタッカーの攻撃力を半減させたりと、 やりたい放題に盤面を荒らすことが可能です。
HPが減った後は「いたみわけ」で相手のHPを吸い取りつつ、 自身のHPを回復するという悪魔のようなコンボも存在します。
味方のエースポケモンが全抜きするための起点を作る役割としても、 相手のエースを止めるストッパーとしても最高峰の性能を持っています。
ミミッキュの明確な弱点と対策への備え
これほどまでに強力なミミッキュですが、 明確な弱点も存在します。
それは、特性「かたやぶり」を持つポケモンからの攻撃です。
「かたやぶり」は相手の特性を無視して攻撃できるため、 「ばけのかわ」を貫通して直接ミミッキュ本体にダメージを与えてきます。
ミミッキュ自身の耐久ステータスは決して高くないため、 かたやぶりを持つドリュウズやオノノクスなどの強力な物理攻撃を受けると、 何もできずに一撃で倒されてしまう危険性があります。
また、連続技である「つららばり」や「タネマシンガン」なども、 1発目でばけのかわを剥がし、2発目以降で本体にダメージを与えてくるため天敵となります。
環境にこれらの対策ポケモンがどれだけ流行るかを見極めつつ、 ミミッキュの型を調整していくことが、ポケモンチャンピオンズで勝率を上げるための鍵となるでしょう。
超速と状態異常の理不尽押し付け|オオニューラの強さと育成方針
3体目に紹介するのは、 圧倒的な素早さから理不尽とも言える状態異常を押し付けてくるオオニューラです。
かくとう・どくという独特な複合タイプを持ち、 攻撃種族値130、素早さ種族値120という、 生粋の高速物理アタッカーとして設計された無駄のないステータスが魅力です。
素早さ120という数値は、 環境に存在する大多数のポケモンよりも先に行動できることを意味しており、 上から高火力を叩き込めるというだけで圧倒的なアドバンテージとなります。
オオニューラをスカウトすべき最大の理由は、 専用技である「フェイタルクロー」の凶悪すぎる性能にあります。
| フェイタルクローの性能 | 詳細データ | 環境への影響と理不尽さの理由 |
|---|---|---|
| タイプ | どく | フェアリーや草タイプに対して致命的なダメージを与えます |
| 威力 | 80 | タイプ一致補正が乗るため実質120の高威力技として扱えます |
| 命中率 | 100 | 命中不安による事故がなく安定してダメージ計算に組み込めます |
| 追加効果発生率 | 50% | 攻撃した相手に対して2回に1回という異常な確率で状態異常を引きます |
| 追加効果の内容 | 毒・麻痺・眠り | この3つのどれかがランダムで発生するというのが最大の恐怖です |
威力80で命中安定というだけで十分に実用レベルの技ですが、 問題はその追加効果です。
50%の確率で、相手を「どく」「まひ」「ねむり」のいずれかの状態異常にします。
特に「ねむり」を引いた場合、相手は数ターンの間全く行動できなくなるため、 その瞬間に試合の勝敗が決してしまうほどの破壊力を持っています。
「まひ」を引けば素早さが逆転し行動不能の確率を押し付けられ、 「どく」であれば耐久ポケモンを削り切る手段となります。
この技を上から連打しているだけで、 実力差を覆して勝利を拾える可能性を秘めている、 まさにバグのような存在と言えるでしょう。
オオニューラはこの専用技を活かすための、 2つの非常に優秀な特性を持っています。
特性「かるわざ」による全抜きエース構築
オオニューラの最も警戒すべき型が、 特性「かるわざ」を発発動させて素早さを2倍にする超高速アタッカー型です。
「かるわざ」は、持っているアイテムを消費した瞬間に、 自身の素早さが2倍になるという驚異的な効果を持ちます。
素早さ120の2倍となれば、こだわりスカーフを持った相手や、 素早さを1段階上昇させた相手ですら余裕で抜き去る、まさに神速の領域に達します。
この特性を能動的に発動させる手段として、 「ノーマルジュエル」と「ねこだまし」のコンボが非常に有名です。
初手で先制技のねこだましを打ち、 その威力を上げるためにノーマルジュエルを消費することで、 1ターン目から安全にかるわざを発動させることができます。
その後は、圧倒的な素早さから「インファイト」や「フェイタルクロー」を連打し、 相手のパーティを壊滅に追い込みます。
また、「エレキシード」や「サイコシード」などのアイテムを持たせ、 味方のカプ・コケコやカプ・テテフなどが展開したフィールドに乗っかる形でアイテムを消費しつつ、 耐久を上げながらかるわざを発動させるギミック構築も非常に強力です。
この状態で「つるぎのまい」を積むことができれば、 もはや止める手段はほぼ存在しない無敵の全抜きエースが誕生します。
特性「どくしゅ」を活かしたサイクル破壊・削り要員
もう1つの特性である「どくしゅ」を活用し、 相手に状態異常を撒き散らしながらサイクル戦を制する型も優秀です。
「どくしゅ」は、相手に接触する技を当てた際、 30%の確率で相手をどく状態にするという効果を持っています。
これに「こだわりハチマキ」や「こだわりスカーフ」を持たせ、 攻撃した後に手持ちに戻る「とんぼがえり」を連打する戦術が非常に厄介です。
相手にダメージを与えつつ、3割の確率でどく状態にし、 さらに自分は安全な後続のポケモンに交代するという、 相手視点ではストレス極まりない動きを繰り返します。
フェイタルクローの50%の確率に依存しなくても、 接触技を当てるだけで相手をジワジワと削ることができるため、 受けループなどの高耐久サイクル構築に対して滅法強くなります。
素早さの高さを活かして上からとんぼがえりで盤面を操作しつつ、 隙を見てフェイタルクローで理不尽な状態異常を狙いにいく、 非常に嫌らしい立ち回りが可能になります。
オオニューラの明確な対策となる鋼タイプの存在
圧倒的な攻撃性能を誇るオオニューラですが、 突破が困難な天敵も存在します。
それは、メインウェポンであるどく技が無効化される「はがねタイプ」のポケモンたちです。
特に、かくとう技すら無効化してしまうゴースト・はがねタイプの「ギルガルド」や、 かくとう技が等倍かつ圧倒的な物理耐久を誇るエスパー・はがねタイプの「メガメタグロス」などは、 オオニューラにとって非常に重い相手となります。
これらのポケモンと対面してしまうと、 フェイタルクローの上振れによる運勝ちを狙うことすらできず、手も足も出ない状態に陥ります。
過去の環境においては、 はがね・ゴーストタイプの「サーフゴー」が大流行していたため、 オオニューラは常に動きにくさを抱えていました。
ポケモンチャンピオンズでオオニューラを活躍させるためには、 パーティの裏に必ずはがねタイプを処理できる強力なほのおタイプやじめんタイプのポケモン(例えばメガリザードンYやカバルドンなど)を控えさせておく構築力が求められます。
環境最速クラスからの多彩な展開|ドラパルトの強さと育成方針
4体目にピックアップするのは、 600族という圧倒的なステータスと環境最速クラスの素早さを併せ持つ、 ゴースト・ドラゴンタイプのドラパルトです。
種族値合計600というだけでも破格の強さですが、 ドラパルトの最大の特徴は「素早さ種族値142」という異常なまでの足の速さにあります。
この数値は、ほとんどのポケモンがこだわりスカーフを持たない限り抜くことができない領域であり、 ほぼ全ての対面において確実に先制行動が約束されていると言っても過言ではありません。
上から行動できるということは、それだけで相手に選択の余地を与えず、 自分の戦術を押し付けることができる絶対的な正義なのです。
| ステータス項目 | 種族値 | 最速600族としての強みと解説 |
|---|---|---|
| HP | 88 | 耐久のベースとしては申し分ない数値を確保しています |
| こうげき | 120 | 物理アタッカーとしてエース級の火力を叩き出せる数値です |
| ぼうぎょ | 75 | 物理耐久は控えめですが上から動けるため問題になりにくいです |
| とくこう | 100 | 特殊技も豊富に覚えるため両刀や特殊アタッカーも十分に可能です |
| とくぼう | 75 | 特殊耐久も並程度ですが耐性の優秀さでカバーできます |
| すばやさ | 142 | 環境を定義する圧倒的なスピードであり最大の武器となります |
ドラパルトのもう一つの強みは、 その型が物理・特殊・サポートと多岐にわたり、 対面した相手がどの行動をしてくるか全く読めない「匿名性の高さ」にあります。
高い素早さを活かして上から殴り続けるだけでも脅威ですが、 豊富な変化技を駆使して後続のサポートに回ることも得意としており、 プレイヤーの構築力やプレイングスキルがダイレクトに反映される非常に奥の深いポケモンです。
こだわりアイテムによる制圧・物理/特殊アタッカー型
ドラパルトの基本的な運用として、 高い素早さをさらに凶悪なものにする「こだわりハチマキ」や「こだわりメガネ」を持たせたフルアタッカー型があります。
物理型であれば、威力120の専用技「ドラゴンアロー」(威力50の2回攻撃、タスキ貫通や身代わり破壊に極めて有効)や「ゴーストダイブ」「とんぼがえり」を軸に、 上から圧倒的な火力を押し付けて相手のサイクルを崩壊させます。
特にドラゴンアローは命中100で安定しており、連続技であるため、 ミミッキュのばけのかわを貫通して本体にダメージを与えることができる点が非常に優秀です。
特殊型であれば、「りゅうせいぐん」や「シャドーボール」、「だいもんじ」や「10まんボルト」といった、 広範囲の特殊技を打ち分けることができます。
物理型と特殊型がどちらも存在することで、 相手の物理受け(カバルドンなど)を特殊型で粉砕したり、 特殊受け(ハピナスなど)を物理型で突破したりと、 相手の選出を大きく狂わせることが可能です。
りゅうのまいを採用した全抜きエース・積みアタッカー型
攻撃と素早さを同時に1段階引き上げる強力な積み技「りゅうのまい」を採用した、 生粋の全抜きエースとしての運用も非常にメジャーです。
元々高すぎる素早さを持っていますが、りゅうのまいを1回積むことで、 相手のこだわりスカーフ持ちすらも完全に置き去りにし、 絶対的な先制権を手に入れることができます。
有利な対面や、相手が変化技を使ってくる隙を見逃さずにりゅうのまいを積み、 「ドラゴンアロー」や「ゴーストダイブ」で全タテを狙う動きは、 シンプルながら対処が極めて困難です。
特性「すりぬけ」であれば、 相手の「リフレクター」や「ひかりのかべ」、「みがわり」といった防御手段を全て無視して直接ダメージを与えられるため、 積みエースとしての突破力をさらに高めることができます。
圧倒的素早さを活かした後続アシスト・起点作成型
アタッカーとしての警戒を逆手に取り、 豊富な変化技で徹底的に味方のサポートを行う起点作成型も、環境を荒らす強力な存在です。
142という素早さから放たれる「でんじは」や「おにび」は、 相手のエースポケモンを上から機能停止に追い込む最悪の手段となります。
また、「ひかりのかべ」と「リフレクター」を両方採用した「両壁展開」を行い、 後続のメガシンカエースなどが安全に積み技を使える強固な盤面を作る役割も完璧にこなします。
さらに、自身のHPを削って相手にスリップダメージを与える「のろい」を自主退場技として使用し、 壁を貼りつつ相手を呪い状態にして、無傷で裏のエースを降臨させるという芸術的なコンボまで可能です。
このように、物理アタッカー、特殊アタッカー、積みエース、起点作成と、 ありとあらゆる役割を高水準でこなせるため、 パーティに1匹いるだけで構築の幅が無限に広がる、まさに万能の神と言えるポケモンです。
盤石の物理受けと起点作成|カバルドンの強さと育成方針
5体目に推奨するのは、ポケットモンスターシリーズの対戦史において、 常に起点作成と物理受けの最高峰として君臨し続けてきたじめんタイプの重鎮、カバルドンです。
これまでに紹介してきたアタッカー気質のポケモンとは異なり、 カバルドンの役割は極めて明確であり、そしてその役割において右に出る者は存在しません。
圧倒的な物理耐久と優秀な耐性を活かし、 相手の攻撃を耐え凌ぎながら盤面をコントロールし、 裏の強力なエースポケモンが暴れ回るための完璧な舞台を整えることがカバルドンの仕事です。
| ステータス項目 | 種族値 | 物理受け・起点作成としての適性解説 |
|---|---|---|
| HP | 108 | 非常に高くあらゆる攻撃に対する優れたクッションとなります |
| こうげき | 112 | 意外と高くじしんによる削りダメージも馬鹿になりません |
| ぼうぎょ | 118 | HPとの組み合わせにより物理攻撃に対しては鉄壁を誇ります |
| とくこう | 68 | 使うことはないためこの低さは全く問題ありません |
| とくぼう | 72 | 唯一の弱点であり特殊弱点を突かれると脆い面があります |
| すばやさ | 47 | 非常に鈍足ですが後攻であくびを入れる動きが強力に作用します |
カバルドンの強さを根底から支えているのは、 登場した瞬間に天候を「すなあらし」状態にする特性「すなおこし」です。
すなあらしは毎ターン相手のタスキや頑丈を潰しつつ定数ダメージを与えるだけでなく、 自身のステルスロックと組み合わせることで相手のパーティ全体に甚大なスリップダメージを蓄積させることができます。
カバルドンを語る上で欠かせないのが、 「ステルスロック」「あくび」「ふきとばし」という、 起点作成における三種の神器とも呼べる変化技です。
絶望のループを形成する「カバ展開」の極意
カバルドンの最も基本的な、そして最も強力な戦術が、 ステルスロックとあくびを組み合わせた、通称「カバ展開」と呼ばれる起点作成の動きです。
初手や有利な対面で場に出たカバルドンは、まず「ステルスロック」を撒き、 相手の交代行動に強烈なペナルティを付与します。
次に、次のターンの終わりに相手を眠り状態にする「あくび」を打ちます。
あくびを受けた相手は、眠って機能停止になることを避けるために、 ほぼ確実にポケモンを交代しなければなりません。
しかし、交代して出てきたポケモンにはステルスロックのダメージが入り、 さらにカバルドンは交代先に対して再度「あくび」を打ちます。
相手が眠りを嫌って交代を繰り返せば繰り返すほど、 ステルスロックとすなあらしのダメージが蓄積し、 パーティ全体がボロボロになっていくという、まさに絶望のループが完成するのです。
もし相手が交代せずに居座って眠り状態になれば、 カバルドンは悠々と裏のエースポケモン(メガリザードンXやメガボーマンダなど)に交代し、 眠っている相手を起点にして「つるぎのまい」や「りゅうのまい」を積んで全抜き体制に入るという寸法です。
相手が能力を上げて強行突破しようとしてきた場合は、 「ふきとばし」で強制的に交代させることで、相手の積み技を無効化しつつステルスロックのダメージを稼ぐことができます。
物理受けとしての圧倒的なクッション性能
起点作成だけでなく、純粋な物理受けとしての性能も環境トップクラスです。
ぼうぎょに特化して努力値を振ったカバルドンは、 環境に存在する並大抵の物理攻撃では2発で倒すことすら困難なほどの硬さを誇ります。
相手の強力な物理アタッカーに対して後出しから受け出し(クッションとして投げること)が安定し、 「なまける」で自身のHPを半分回復しながら相手の攻撃を無限に受け続けることが可能です。
反撃の手段としても、タイプ一致の「じしん」は攻撃種族値112から放たれるため十分な火力があり、 相手の物理アタッカーを逆に削り倒すことも珍しくありません。
ゴツゴツメットを持たせれば、相手が接触技を打ってくるだけで勝手にダメージが蓄積していくため、 物理受けとしての遂行速度がさらに上がります。
メガシンカエースとの凶悪なシナジー
カバルドンがポケモンチャンピオンズで特に推奨される理由は、 メガシンカポケモンとの相性が異常なまでに良いからです。
特に、強力な積み技を持つメガリザードンXやメガボーマンダ、 メガギャラドスやメガメタグロスといった、環境を支配するであろう物理エースとの組み合わせは、 過去の歴史が証明する最強の並びです。
カバルドンが場を荒らし、あくびで相手を眠らせた隙に、 これらのメガシンカエースが降臨して全能力を引き上げ、無双状態に突入する。
この黄金パターンを止める手段は非常に限られており、 対策を怠ったパーティはカバルドン1匹に翻弄された挙句、メガシンカエースに蹂躙されることになります。
どんな環境になっても、この「起点作成からのエース展開」という基本戦術が廃れることはないため、 カバルドンは最も投資価値の高いディフェンダーと言えます。
攻防一体のフォルムチェンジ|ギルガルドの強さと育成方針
一般ポケモン枠の最後に紹介するのは、 はがね・ゴーストという究極の耐性と、専用特性「バトルスイッチ」による攻防一体のシステムを併せ持つ、 実質種族値680族とも評される化け物、ギルガルドです。
はがね・ゴーストの複合タイプは、 ノーマル、かくとう、どくの3タイプを無効化し、さらに9つのタイプを半減以下に抑えるという、 全ポケモン中トップクラスの防御相性を誇ります。
この優秀な耐性だけでも十分に強力ですが、ギルガルドの真髄は、 ターン中の行動によって自身のステータスを極端に変化させる「バトルスイッチ」にあります。
| フォルム | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 種族値合計と運用上の実質的な強さ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| シールド | 60 | 50 | 140 | 50 | 140 | 60 | 500 (耐久全振りクラスの鉄壁の盾となります) |
| ブレード | 60 | 140 | 50 | 140 | 50 | 60 | 500 (超火力のアタッカーへと変貌する鋭利な剣です) |
初期状態や交代で場に出た直後は「シールドフォルム」であり、 防御と特防の種族値が140という驚異的な耐久力を発揮します。
この状態であれば、弱点を突かれたとしても大抵の攻撃は余裕で耐え切ることができます。
そして、自分が攻撃技を選択した瞬間に「ブレードフォルム」へと変化し、 今度は攻撃と特攻の種族値が140という超火力アタッカーへと変貌して相手に大ダメージを与えます。
攻撃し終わった後は防御が薄いブレードフォルムのままになってしまいますが、 専用技である「キングシールド」を使用することで、先制してシールドフォルムに戻りつつ、 相手の攻撃を完全に防ぐことができます(さらに接触技を受けた場合は相手の攻撃力を下げるおまけ付き)。
つまり、相手の攻撃は常に耐久力140のシールドフォルムで受け切り、 自分の攻撃は火力140のブレードフォルムで押し付けることができるため、 実質的に「耐久も火力も常に最大値を維持している」状態となり、 プレイヤー間では実質680族の伝説のポケモンに匹敵すると評価されています。
キングシールドを軸とした択ゲーの支配
ギルガルドを使用する上で最も重要であり、 相手にとって最も厄介なのが「キングシールド」を巡る激しい心理戦(択ゲー)です。
ブレードフォルムになったギルガルドに対して、相手は弱点を突いて倒そうと攻撃を仕掛けてきますが、 ここでキングシールドを使われれば攻撃は完全に無効化され、 接触技であれば攻撃力を下げられてしまい、致命的な隙を晒すことになります。
かといって、キングシールドを警戒して変化技を使ったり交代したりすると、 今度はギルガルド側がキングシールドを使わずに、そのまま強力な攻撃技を叩き込んでくる可能性があります。
このように、対面しているだけで相手に常に2分の1のギャンブルを強要し、 読み勝てば一方的にアドバンテージを得られるのがギルガルドの恐ろしさです。
「シャドーボール」や「ラスターカノン」といった優秀なタイプ一致技に加え、 先制技である「かげうち」も覚えるため、対面での撃ち合い性能は全ポケモン中でも最強クラスを誇ります。
剣盾時代の不遇からの完全復活への期待
実はギルガルドは、 前々作の「ポケットモンスター ソード・シールド(剣盾)」環境においては、 ダイマックスという新システムと絶望的なまでに相性が悪く、使用率を大きく落とした過去があります。
ダイマックス状態のポケモンに対してはキングシールドの攻撃力ダウン効果が発動せず、 何よりギルガルド自身がダイマックスをすると、専用技のキングシールドが汎用防御技の「ダイウォール」に変化してしまい、 シールドフォルムに戻れなくなるという致命的な欠陥を抱えていたのです。
ブレードフォルムの紙耐久のままダイマックスターンを過ごさなければならず、 本来の強みである「攻防一体」のシステムが完全に崩壊していました。
しかし、ダイマックスシステムが存在せず、 メガシンカが中心となるであろう「ポケモンチャンピオンズ」の環境においては、 このシステム上の不利は完全に解消されます。
本来の凶悪な対面性能と耐久力を遺憾なく発揮できる環境が戻ってくるため、 かつて環境を支配した絶対王者が完全復活を遂げることは間違いありません。
じゃくてんほけんを持たせて相手の攻撃を耐えつつ全抜きを狙う型や、 どくどくとみがわりを採用して耐久ポケモンを嵌め殺す型など、 戦術の幅も非常に広いため、育てておいて絶対に損のない大本命ポケモンです。
環境を支配する脅威【ポケモンチャンピオンズ】リーク内定が噂される注目ポケモン7選
ここまで、序盤に確実にスカウト・育成すべき一般ポケモン6体について非常に詳細な解説を行ってきました。
しかし、ポケモンチャンピオンズの環境を真に理解し、上位ランカーを目指すためには、 今後解禁される、あるいはリリース時から環境に君臨するであろう「内定ポケモン」の情報も把握しておく必要があります。
ここでは、各種リーク情報や過去の傾向から、ポケモンチャンピオンズへの参戦がほぼ確実視されており、 なおかつ環境を根底から定義するであろう超強力なポケモン7体をピックアップし、 その脅威と運用理論について深掘りして解説します。
これらのポケモンが登場した場合、先述の一般ポケモンたちとどのようなシナジーを生み出すか、 あるいはどのように対策すべきかを意識しながら読み進めてください。
1. 絶対王者の帰還|メガリザードン(X・Y)の脅威と対策
メガシンカ環境において、 常に頂点に君臨し続ける絶対的なエースがメガリザードンです。
メガリザードンの最も恐ろしい点は、対面した瞬間に「X」にメガシンカするのか、 「Y」にメガシンカするのかが相手からは全く判断できないという強烈な択を押し付けられる点にあります。
この特性により、相手は安定した受け出し(交代)を行うことができず、 選出画面から常に極限のプレッシャーを受け続けることになります。
物理の極致を体現するメガリザードンX
メガリザードンXは、タイプが「ほのお・ドラゴン」に変化し、 特性「かたいツメ」を得ることで、直接攻撃の威力が1.3倍に跳ね上がる物理のバケモノです。
弱点であったみずタイプやでんきタイプが等倍になり、耐性が大幅に変化するため、 通常のメガリザードンYを想定して動いた相手の裏を完全にかくことができます。
カバルドンのあくびやステルスロックで起点を作った後、安全に「りゅうのまい」を積み、 攻撃と素早さを1段階上昇させたメガリザードンXを止める手段は、環境にほとんど存在しません。
タイプ一致の「フレアドライブ」と「げきりん」あるいは「ドラゴンクロー」の火力は凄まじく、 等倍で受けられるポケモンすら一撃で粉砕する破壊力を持ちます。
さらに「はねやすめ」を採用することで、耐久を維持しながら戦うことも可能であり、 攻防に隙のない完璧な物理エースとして環境を席巻するでしょう。
天候を支配する特殊の悪魔メガリザードンY
一方のメガリザードンYは、タイプは「ほのお・ひこう」のままで特攻が異常に高く上昇し、 特性「ひでり」によって天候を強制的に「にほんばれ」状態にする特殊の悪魔です。
晴れ状態でのタイプ一致「オーバーヒート」や「だいもんじ」の火力は、 もはや半減で受けたとしても致命傷になるほどの異常なダメージを叩き出します。
さらに、本来ほのおタイプが苦手とするみずタイプやいわタイプに対しては、 晴れ状態によって1ターンで発動可能となる威力120のくさ技「ソーラービーム」を放つことができるため、死角が全くありません。
特性「ひでり」は、天候を利用する他のポケモン(葉緑素フシギバナなど)を強化するギミックの始動役としても機能するため、 単体としての強さだけでなくパーティ全体のシナジーを高める核となります。
ステルスロックが4倍弱点となるため、 ブリジュラスやカバルドンといったステルスロック要員による事前の対策が必須となる、環境のメタの中心にいるポケモンです。
2. 鋼鉄の重戦車|メガメタグロスの性能と環境への影響
物理メガシンカ枠におけるもう一つの頂点であり、 圧倒的な対面性能と制圧力を誇るのがメガメタグロスです。
はがね・エスパーという優秀な複合タイプに加え、 種族値合計700という伝説のポケモンをも凌駕する暴力的な数値を手に入れた鋼鉄の重戦車です。
メガシンカ環境において、メガメタグロスをどう処理するかは、 全てのパーティが構築段階で用意しておかなければならない必須の課題となります。
特性「かたいツメ」による理不尽な超火力
メガリザードンXと同様に、メガメタグロスも特性「かたいツメ」を獲得し、 直接攻撃の威力が無条件で1.3倍に強化されます。
攻撃種族値145から放たれる「アイアンヘッド」や「しねんのずつき」は、 タイプ一致補正と特性補正が乗ることで、相手の物理受けをもゴリ押しで突破する火力を生み出します。
特に「アイアンヘッド」は30%の確率で相手をひるませる追加効果があり、 自身が素早さ種族値110という激戦区を抜ける高い素早さを持っているため、 上からアイアンヘッドを連打して強引に突破するという理不尽な勝ち筋を常に秘めています。
広すぎる技範囲と先制技による縛り性能
メガメタグロスの恐ろしさは、 メインウェポンだけでなく、サブウェポンの豊富さにもあります。
じめんタイプの「じしん」、こおりタイプの「れいとうパンチ」、 かくとうタイプへの打点となる「アームハンマー」など、 環境のあらゆるポケモンに対して弱点を突ける技範囲を持っています。
さらに、強力な先制技である「バレットパンチ」を覚えるため、 きあいのタスキで耐えた相手や、自分より素早いスカーフ持ちに対しても、最後の一撃を確実に通すことができます。
物理耐久も種族値150と異常に高く、並の弱点攻撃では一撃で倒されることはないため、 打ち合いにおいて無類の強さを発揮します。
ブリジュラスやオオニューラといった一般ポケモンにとって、 メガメタグロスは絶対に乗り越えなければならない巨大な壁として立ちはだかるでしょう。
3. 特性による環境支配|サーフゴーの内定状況と運用
スカーレット・バイオレット(SV)環境を完全に支配し、 その存在そのものが環境のメタを定義したと言っても過言ではないサーフゴーも、 リーク情報によるとポケモンチャンピオンズへの内定が濃厚視されています。
はがね・ゴーストという、先述のギルガルドと同じ最強クラスの複合タイプを持ち、 特攻種族値133という高い特殊火力を誇ります。
しかし、サーフゴーをSV環境の覇者たらしめたのはステータスではなく、 その唯一無二のぶっ壊れ特性にあります。
全ての絡め手を拒絶する特性「おうごんのからだ」
サーフゴーの専用特性「おうごんのからだ」は、 相手からの変化技を一切受け付けないという、常軌を逸した効果を持っています。
これにより、カバルドンの「あくび」や「ステルスロック」、 ミミッキュの「でんじは」や「おにび」、オオニューラのフェイタルクローによる状態異常のプレッシャーなど、 環境に存在するあらゆる「起点作成」や「絡め手」によるコントロール戦術を、 サーフゴー1体を後出しするだけで完全に無力化することができます。
相手が変化技を打つタイミングでサーフゴーを繰り出せば、 無償で降臨できるだけでなく、そのまま有利対面を作って相手のパーティを半壊させることが可能です。
専用技「ゴールドラッシュ」の圧倒的な制圧力
高すぎる特攻から放たれる専用技「ゴールドラッシュ」は、 威力120、命中100の鋼タイプ全体攻撃という破格の性能を持ちます。
使用後に特攻が1段階下がるというデメリットはありますが、 こだわりメガネを持たせたゴールドラッシュの火力は、 半減で受けに来た相手のポケモンすらも2発で吹き飛ばすほどの制圧力を誇ります。
さらに「わるだくみ」で特攻を2段階上昇させてから「シャドーボール」と「ゴールドラッシュ」を打ち分ける積みアタッカー型や、 こだわりスカーフを持たせて上から相手を制圧する型、 「じこさいせい」を採用してサイクル戦を有利に進める型など、型の豊富さも環境トップクラスです。
メガシンカが中心の環境であっても、 この「変化技完全無効」と「高火力」を両立したサーフゴーの存在は、 構築のルールを根底から変えるほどの影響力を持っています。
4. 最速の特殊アタッカー|ハバタクカミの強さと縛り性能
パラドックスポケモンの中でも最強の特殊アタッカーとして猛威を振るったハバタクカミも、 環境に参戦すれば一瞬でトップメタに躍り出る存在です。
ゴースト・フェアリーという、ミミッキュと同じ攻撃的かつ防御的に優れた複合タイプを持ち、 特攻135、特防135、素早さ135という極端に尖った美しい種族値配分が特徴です。
圧倒的な素早さからの超高火力押し付け
素早さ135という数値は、ドラパルトなどのごく一部のポケモンを除き、 環境のほぼ全てのポケモンの上を取れる圧倒的なスピードです。
このスピードから、タイプ一致の「ムーンフォース」や「シャドーボール」といった、 高威力・命中安定の技を連打できるだけで、相手のパーティに甚大な被害を与えることができます。
持ち物「ブーストエナジー」を持たせることで、 場に出た瞬間に一番高い能力(素早さや特攻)を1.3倍(素早さなら1.5倍)に引き上げる特性「こだいかっせい」が発動し、 スカーフ持ちすら抜き去る超スピードや、受け出し不可能な超火力を実現します。
メガシンカエースを上から縛る絶対的な抑止力
ハバタクカミの真骨頂は、 その高すぎる素早さと火力を活かして、相手のエースポケモンを上から制圧(縛る)能力にあります。
例えば、相手のメガリザードンXが「りゅうのまい」を積んで全抜き体制に入ったとしても、 裏からブーストエナジーで素早さを上げたハバタクカミを投げることで、 上から弱点のフェアリー技を叩き込んでストップさせることができます。
また、「ちょうはつ」や「でんじは」「あまえる」といった優秀な変化技も覚えるため、 単純なアタッカーとしてだけでなく、相手の物理アタッカーの攻撃力を下げて裏の起点にしたり、 展開を阻止したりする器用な立ち回りも可能です。
特防も非常に高いため、特殊アタッカー同士の撃ち合いには滅法強く、 環境に存在するあらゆる特殊アタッカーに対して有利に立ち回ることができる、まさに万能の特殊エースです。
5. マルチスケイルの汎用性|カイリューの環境覇権の可能性
初代から存在するドラゴンタイプの元祖600族、カイリューです。
SV環境においてはテラスタルシステムとの相性の良さから絶対的な覇権を握り続けましたが、 メガシンカが主軸となるポケモンチャンピオンズ環境においても、その凶悪な強さは全く色褪せることはありません。
カイリューを最強の座に留め置いているのは、 全ポケモン中最強の防御特性との呼び声高い「マルチスケイル」の存在です。
どんな攻撃も耐える最強の特性「マルチスケイル」
特性「マルチスケイル」は、HPが満タンの時、 受けるダメージを強制的に半減にするという常軌を逸した効果を持ちます。
この特性がある限り、どれだけ弱点であるこおり技やいわ技で攻撃されようとも、 一撃で倒されることは事実上あり得ません。
つまり、カイリューはどんな対面であっても「絶対に1回は行動できる」という、 ミミッキュのばけのかわに匹敵する、あるいはステータスの高さを考慮すればそれ以上の絶対的な行動保証を持っているのです。
先制技「しんそく」による縛りと神速の竜舞エース
この行動保証を盾にして安全に「りゅうのまい」を積み、 攻撃と素早さを上げた状態から相手を制圧する動きが王道にして最強です。
そしてカイリューの最大の武器が、 優先度+2の超強力な先制技「しんそく」です。
通常の先制技(かげうちやマッハパンチなど)よりもさらに早く行動できるため、 相手が先制技を使ってきてもそれを上書きして先に行動することができます。
「りゅうのまい」を積んだカイリューの「しんそく」は、 こだわりハチマキを持たせたノーマルテラスタルほどの狂った火力は出ないにしても、 相手の消耗したポケモンたちを上から全て縛り(確実に倒せる状態にし)、 無慈悲にスイープしていく絶望的なフィニッシャーとなります。
「はねやすめ」でHPを回復してマルチスケイルを復活させる耐久型や、 こだわりハチマキを持たせて初手から相手のサイクルを破壊するアタッカー型など、 カスタマイズ性の高さも折り紙付きであり、環境に存在し続ける限り常に対策を強いられる王者の風格を持っています。
6. 確定急所の理不尽火力|ウーラオス(いちげき・れんげき)の破壊力
剣盾で登場し、その後の全ての対戦環境を恐怖に陥れた伝説の格闘ポケモン、ウーラオスも参戦の噂が絶えません。
かくとう・あくタイプの「いちげきのかた」と、 かくとう・みずタイプの「れんげきのかた」の2種類のフォルムが存在し、 どちらも相手の防御の概念を根本から破壊する専用技を持っています。
防御系ランク上昇を無視する「確定急所」の脅威
ウーラオスを最強の崩し枠たらしめているのが、 専用技である「あんこくきょうだ」(いちげき)と「すいりゅうれんだ」(れんげき)が、確定で相手の急所に当たるという仕様です。
急所に当たった攻撃は威力が1.5倍になるだけでなく、 「相手の防御や回避率の上昇ランクを全て無視する」かつ「自分の攻撃下降ランクを全て無視する」という効果を持ちます。
つまり、カバルドンが「てっぺき」を積もうが、ブリジュラスが「じきゅうりょく」で防御を最大まで上げようが、 ウーラオスの前ではその努力は全て無に帰し、容赦なく致命傷を叩き込まれることになります。
さらに特性「ふかしのこぶし」により、 相手が「まもる」や「キングシールド」などの防御技を使っていても、それを貫通して直接ダメージを与えることができます。
ギルガルドのキングシールドの択ゲーすらも無視して強引に突破できるため、 受けループや防御寄りのサイクル構築にとってはまさに死神のような存在です。
環境を二分する2つのフォルムの使い分け
「れんげきのかた」の「すいりゅうれんだ」は3回連続攻撃であるため、 ミミッキュの「ばけのかわ」やタスキ、ブリジュラスの「がんじょう」を貫通して本体を倒し切ることができる点が極めて優秀です。
環境にミミッキュやタスキ持ちが多い場合は、れんげきのかたが圧倒的な強さを発揮します。
一方、「いちげきのかた」の「あんこくきょうだ」は単発の高火力技であり、ゴーストタイプに対しても弱点を突けるため、 サーフゴーやドラパルト、ギルガルドといった強力なゴーストポケモンが多い環境において強烈なメタとして機能します。
持ち物はどちらのフォルムも、火力を底上げする「こだわりハチマキ」か、より柔軟に動ける「きあいのタスキ」が主流となり、 対面構築における最強のコマとして大暴れすることが予想されます。
7. 厄災のポケモンたち|パオジアン・ディンルー等の影響考察
最後に、SV環境に登場した「四災」と呼ばれる厄災のポケモンたち、 特にパオジアンとディンルーの内定と環境への影響について考察します。
彼らの最大の特徴は、場に出ているだけで相手のステータスを強制的に下げる強力な専用特性です。
相手の防御を削ぎ落とす絶対的物理アタッカーのパオジアン
パオジアンはこおり・あくタイプの超高速物理アタッカーであり、 特性「わざわいのつるぎ」によって、場にいる自分以外のポケモンの防御を常に4分の3に下げます。
ただでさえ高い攻撃種族値120からのタイプ一致「つららおとし」や「かみくだく」が、 相手の防御を下げた状態で突き刺さるため、数値以上の圧倒的な破壊力を生み出します。
素早さ種族値135というハバタクカミと同速の圧倒的なスピードを持ち、 「ふいうち」や「こおりのつぶて」といった優秀な先制技も完備しているため、 対面での縛り性能はカイリューやウーラオスに匹敵します。
「つららおとし」の30%ひるみによる理不尽な突破力も備えており、 メガシンカポケモンすらも怯みからのゴリ押しで突破してしまう可能性を秘めた、環境最悪の物理エース候補です。
圧倒的な特殊耐久と削りを両立する要塞ディンルー
ディンルーはじめん・あくタイプの超高耐久ポケモンであり、 特性「わざわいのうつわ」によって、相手の特攻を4分の3に下げます。
HP155、防御125というカバルドンをも凌駕する化け物じみた物理耐久を持つ上に、 特性によって特殊耐久まで底上げされるため、弱点を突いたとしても一撃で倒すことは極めて困難な、まさに歩く要塞です。
ディンルーの役割はカバルドンと似ており、「ステルスロック」と「ふきとばし」、 そして自身のHPを半減させる強力な削り技「カタストロフィ」を駆使して、 相手のパーティ全体をボロボロに疲弊させることです。
カバルドンとの違いは、回復技を持たない代わりに削り性能が異常に高い点と、 ちょうはつ等の変化技に対してカタストロフィによる強引な削りで対抗できる点にあります。
ディンルーが環境に存在する場合、特殊アタッカーは常に火力を下げられた状態で戦うことを強いられるため、 環境全体のゲームスピードや構築の考え方を根底から変えてしまうほどの影響力を持っています。
序盤環境を勝ち抜くための総括まとめ
育成リソースの集中とメガシンカを見据えた戦略
いかがだったでしょうか。
今回は「ポケモンチャンピオンズ」のリリースに向け、 最初に確実に育成すべき一般ポケモン6体(ブリジュラス、ミミッキュ、オオニューラ、ドラパルト、カバルドン、ギルガルド)の極めて詳細な運用理論と、 リーク情報から推測される環境を支配するであろう内定ポケモン7体(メガリザードン、メガメタグロス、サーフゴー、ハバタクカミ、カイリュー、ウーラオス、パオジアン・ディンルー)の脅威について、考えうる全ての側面から解説を行いました。
序盤の限られたVPや育成リソースは、決して無駄にすることなく、 ここで紹介したような「環境への適応力が高く、型が豊富で腐りにくい」汎用性の高いポケモンに集中投資すべきです。
特に、メガシンカポケモンを中心とした構築を組む前提において、 メガ枠を消費せずに圧倒的な仕事量をこなせるカバルドンやミミッキュ、ブリジュラスの存在価値は計り知れません。
これらの一般ポケモンで強固な地盤(起点作成や対面操作)を固め、 最強のメガシンカエースや四災・パラドックスポケモンを降臨させて無双する。
これが、来るべきポケモンチャンピオンズの過酷な対戦環境を勝ち抜くための、 最も確実かつ強力な戦略となります。
皆様がリリース初日からロケットスタートを切り、 ランクマッチの頂点へと駆け上がるための最高の羅針盤として、本記事の内容が少しでもお役に立てば幸いです。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。






















