編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、話題の新作スピンオフ「ぽこあポケモン」の購入を検討しており、他の有名サンドボックスゲームとの違いが気になっていると思います。
この記事を読み終える頃には、本作の特徴やマイクラ・あつ森との違いが明確になり、自分が遊ぶべきゲームかどうかの疑問が解決しているはずです。
- メタモンを操作する独自の視点と世界観
- ポケモンの能力を活用した斬新な建築
- 他のサンドボックス作品との明確な差異
- マルチプレイ専用マップによる新しい協力プレイ
それでは解説していきます。
ぽこあポケモンとは何か|ポケモンの生態を活かした新機軸
メタモンが主人公の斬新な設定|姿を変えて世界を探索
本作の最大の驚きは、プレイヤーの分身となる主人公が「メタモン」であるという設定です。
ゲーム開始直後、プレイヤーであるメタモンは長い眠りから目を覚まし、人間の姿へと変身します。
この設定は単なる奇をてらったものではなく、ゲームシステムの中核を担う非常に重要な要素となっています。 人間の姿に変身することで、プレイヤーは道具を使ったり、様々なクラフト作業を行ったりすることが可能になります。
外見のカスタマイズ性も高く、服や髪型、カラーリングなど、プレイヤーの好みに合わせたキャラクタークリエイトが用意されています。 ストーリーの進行に合わせてクラフトアイテムである「姿見(鏡)」を作成することで、後からでも外見を変更することが可能です。
このメタモンという設定が活きるのは、何より他のポケモンたちとのコミュニケーションにおいてです。
従来のポケットモンスターシリーズにおいて、主人公は人間であるため、ポケモンの言葉は鳴き声としてしか認識できませんでした。 しかし、本作の主人公は本質的にはポケモンであるため、フィールドで出会うポケモンたちの言葉を直接理解し、会話することができます。
この仕様により、ポケモン一匹一匹が持つ個性や性格がダイレクトに伝わり、不思議のダンジョンシリーズのような深い没入感を得ることができます。
町を復興させるサンドボックス要素|荒廃した世界に緑を取り戻す
本作の舞台となるのは、かつて人間とポケモンが共に暮らしていたものの、現在は草木が枯れ果てて荒廃してしまった町です。
プレイヤーの目的は、この町に緑を取り戻し、再び多くのポケモンたちが集う活気ある場所へと復興させることです。
この復興作業のベースとなるのが、マインクラフトなどに代表されるサンドボックス型のゲームシステムです。 プレイヤーはフィールド上のマス目に様々なオブジェクトを配置し、環境を変化させていくことになります。
序盤のチュートリアルでは、ちょっと変わったモジャンボ博士の導きのもと、基本的な操作やクラフトの手順を学んでいきます。
例えば、フシギダネから教わる「このは」の技を使えば、何もないフィールドのマスに草を生やすことができます。 この草が生えたマスを4つ繋げることで、初めて「緑の草むら」という新たな環境が完成します。
このように、小さな変化を積み重ねて大きな環境を構築していく過程は、サンドボックスゲームの醍醐味を存分に味わえる作りになっています。
チュートリアルは非常に丁寧で、サンドボックス初心者でも迷うことなく町の復興に着手できるようなガイド機能が搭載されています。
ポケモンたちとの独自のコミュニケーション|個性豊かな住人たち
町を復興していく過程で、プレイヤーは多種多様なポケモンたちと出会うことになります。
環境を整え、新たな「生息地」を作り出すと、その環境を好むポケモンがどこからともなくやってきます。 前述の通り、プレイヤーは彼らと直接言葉を交わすことができるため、交流の深さがこれまでのシリーズとは桁違いです。
話しかけることで、彼らの好みの環境や、町に対する思い、さらには他のポケモンとの関係性などを知ることができます。
出会ったポケモンと仲良くなる方法は様々で、好物のきのみを与えたり、彼らのお願い事を聞いてあげたりすることで親密度が上がります。
親密度が一定以上に達すると、彼らは単なる町の住人ではなく、プレイヤーの頼もしいパートナーとして復興を手伝ってくれるようになります。 このプロセスは、動物の森シリーズにおける住人との交流に似ていますが、ポケモンたちの「能力」が直接開拓に関わってくる点が大きく異なります。
それぞれのポケモンには解釈一致な性格が設定されている一方で、図鑑の説明からは想像もつかないような意外な一面を見せる個体も存在します。 このギャップを楽しむのも、本作のコミュニケーション要素の大きな魅力の一つと言えるでしょう。
多彩なクラフトと建築システム|自分だけの町をデザインする
サンドボックスゲームにおいて欠かせないのが、素材を集めて新たなアイテムを生み出すクラフトシステムです。 本作でも、フィールドで採取した素材を使って、様々な家具や建築資材を作成することができます。
クラフトは専用の「クラフト台」で行い、作成できるアイテムはレシピを入手することで段階的に増えていきます。
建築システムは大きく分けて「ブロックの家」と「建築キットの家」の2種類が用意されており、プレイスタイルに応じた建築が可能です。
ブロックの家は、マインクラフトのように1ブロックずつ積み上げて自由に形を作る方式です。 外装やサイズ、屋根の形状などを完全に自分好みに設計できるため、建築にこだわりたいプレイヤーにとってたまらない仕様です。
一方、建築キットの家は、あらかじめ用意された設計図に沿って一気に建物を完成させる方式です。 外観の自由度は低いものの、内部の空間が広く設定されており、内装のレイアウトに特化して楽しむことができます。
建築キットの家は入室時にロードを挟む仕様となっており、内部空間が一種の独立したインスタンスとして処理されていることが窺えます。 作成した家は、町にやってきたポケモンたちの「住処」として割り当てることが可能です。
住み心地と家具の配置による環境構築
家を建てて終わりではなく、本作には「住み心地」という独自のステータスが存在します。
これは、家の中に配置する家具や、家の周囲の環境が、住んでいるポケモンの好みに合っているかを評価するシステムです。
例えば、みずタイプのポケモンであれば、水辺に近い場所に家を建て、青色を基調とした家具を配置することで住み心地が向上します。 住み心地が良くなると、ポケモンから珍しいアイテムをもらえたり、新たなクラフトレシピをひらめいたりするメリットがあります。
プレイヤーは、各ポケモンの個性を把握し、彼らが最も快適に過ごせる究極の環境をデザインする都市計画者のような役割も担うことになります。
生息地図鑑を埋めるコレクション要素|環境パズルとしての側面
本作において、新しいポケモンと出会うための最も重要な要素が「生息地」の作成です。
単に草を生やしたり、木を植えたりするだけでなく、特定のオブジェクトの組み合わせによって、様々な種類の生息地を生み出すことができます。
この生息地のバリエーションは非常に豊富で、ゲーム内にはポケモン図鑑とは別に「生息地図鑑」というコレクション要素が用意されています。
生息地図鑑には、どのようなマスの配置でどの生息地が完成するかというヒントが記載されており、プレイヤーはこれを頼りに環境を構築していきます。
必ずしも図鑑の指定と全く同じ配置にする必要はなく、一定の範囲内に必要な要素が揃っていれば、柔軟に生息地として判定される仕組みです。 これにより、プレイヤーの景観へのこだわりと、システム的な条件クリアを両立させることが可能になっています。
また、自力でマスの組み合わせを模索し、未知の生息地を発見するというパズルゲーム的な楽しさも内包しています。
フィールド上には「ポケモンの気配」と呼ばれるキラキラ光る場所が存在し、そこを調べることで新たな生息地作成のヒントを得ることもできます。
探索範囲を広げるポケモンの技|メタモンならではの能力
プレイヤーがメタモンであるという設定のもう一つの大きな恩恵が、仲良くなったポケモンの「技」をコピーして使えるようになることです。
これは本作の探索や開拓における最も革新的なシステムであり、進行度に応じて劇的に行動範囲が広がっていきます。
例えば、ゼニガメと仲良くなれば「みずでっぽう」を習得し、枯れた植物を蘇らせたり、畑の作物に水をやったりすることができます。
エビワラーから「いわくだき」を教われば、それまで行く手を阻んでいた硬い岩を破壊し、新たなエリアへと進むことが可能になります。 さらに、モグリューの「たがやす」で農地を開拓し、ストライクの「いあいぎり」で素材となる木材を効率よく伐採できるようになります。
極めつけは、ラプラスやカイリューの能力を借りた長距離移動です。 ラプラスの姿になって「なみのり」で海や川を渡り、カイリューの姿で「そらをとぶ」を使って大空を滑空する爽快感は格別です。
これらの技を使用する際には、画面右下に表示される青いゲージ「PP」を消費します。
PPは技を使うごとに減少していきますが、フィールドで採取できるきのみを食べることで簡単に回復できるため、探索のテンポを損なうことはありません。
プレイヤー自身の能力が拡張されていくメトロイドヴァニア的な要素が、サンドボックスのシステムと見事に融合しています。
マイクラ・あつ森との徹底比較|どのゲームが自分に向いているか
ゲームの目的と自由度の違い
サンドボックスゲームを語る上で避けて通れないのが、ジャンルの金字塔である「マインクラフト(マイクラ)」と、コミュニケーション要素に特化した「あつまれ どうぶつの森(あつ森)」との比較です。
それぞれのゲームは似た要素を持ちながらも、根本的な目的やプレイフィールが大きく異なります。 以下の表に、3作品の基本的な違いをまとめました。
| 比較項目 | ぽこあポケモン | マインクラフト | あつまれ どうぶつの森 |
|---|---|---|---|
| 主な目的 | 荒廃した町の復興、図鑑完成 | 生存、建築、自由な探索 | 無人島開拓、スローライフ |
| ゲームの進行 | ストーリーとクエストによる導線あり | プレイヤーの目標設定に完全依存 | 現実時間と連動したイベント進行 |
| 自由度の種類 | 環境構築とキャラとの相互作用 | 地形破壊・創造を含む完全な自由 | 家具配置と地形のカスタマイズ |
| 成長要素 | ポケモンの技習得による能力拡張 | 装備品の強化、エンチャント | 施設の拡充、所持アイテムの増加 |
| 時間経過 | ゲーム内時間(自分のペースで進行) | ゲーム内時間(昼夜の概念あり) | 現実時間と完全に同期 |
マイクラは、プレイヤー自身が目標を見つけなければならない究極の自由度を誇ります。 何もない世界に放り出され、サバイバル要素をこなしながら、自分の想像力を具現化していくストイックな楽しさがあります。
一方のあつ森は、現実時間とリンクした世界でのんびりとしたスローライフを送ることに主眼が置かれています。 日々のルーティンをこなしながら、季節の変化や住人との交流を楽しむ、癒やしに特化した作品です。
そして本作、ぽこあポケモンは、これら2つの要素を絶妙なバランスで配合しつつ、RPG的な「明確な目標」を付与した作品と言えます。
「町を復興させる」「新しいポケモンを呼ぶ」という分かりやすい導線があるため、マイクラのように「何をすればいいか分からない」という事態に陥りにくくなっています。
また、あつ森のように現実時間に縛られることなく、自分のペースでどんどん開拓を進められる点も大きな違いです。
建築システムとクラフトの比較
建築とクラフトは、3作品すべてに共通するコアシステムですが、アプローチの仕方にそれぞれ特徴があります。
マイクラの建築は、1立方メートルのブロックを積み上げていく方式であり、ドット絵を立体化するような圧倒的な表現の自由度があります。 レッドストーン回路を用いた自動化施設の構築など、論理的な思考を要求される高度な遊び方も可能です。
あつ森の建築(島クリエイト)は、用意された家具を配置し、地形の形を専用ツールで整えていく方式です。 細かいブロックの積み上げはできませんが、家具のクオリティが高く、誰でも簡単におしゃれな空間を作り出すことができます。
ぽこあポケモンの建築は、前述の通り「ブロック」と「キット」のハイブリッド方式を採用しています。
外観にこだわりたいマイクラ派の欲求を満たしつつ、内装を手軽に凝りたいあつ森派のニーズにも応える、非常に欲張りなシステムです。 素材集めの過程においても、本作はポケモンの技を駆使するため、単調な作業になりにくいという利点があります。
マルチプレイの仕様と楽しみ方
マルチプレイの仕様は、一緒に遊ぶ際の体験に直結する重要な要素です。
マイクラは、ホストのワールドにゲストが入り、完全に同じ条件で世界を開拓していくことができます。 巨大な建築物を共同で作ったり、一緒に地下深くへ冒険に出かけたりと、協力プレイの自由度が最も高いです。
あつ森のマルチプレイは、他人の島に「遊びに行く」というスタンスが基本となります。 一緒に写真を撮ったり、アイテムを交換したりすることはできますが、島の地形を勝手に変えるような大規模な共同作業には制限があります。
ぽこあポケモンのマルチプレイは、最大4人(ホスト1人+ゲスト3人)でのオンラインプレイに対応しています。
本作の特徴的な点は、1人プレイ用のストーリーモードとは別に、マルチプレイ専用の「真っさらな町」という土地が用意されていることです。 ゲストは自分の町ではなく、ホストが立ち上げたこの専用マップに参加し、一緒にお手伝いをすることになります。
ホストの町での出来事はホストのセーブデータにのみ保存され、ゲスト側で図鑑の登録やアイテムの持ち帰りはできない仕様となっています。
この点は少し制限が厳しく感じるかもしれませんが、ホストの町で新ポケモンを発見すると、ゲストの町でも「ちょっといいこと」が起こるという隠し要素が存在します。 友達とワイワイしながら1から町を作り上げる体験は、ソロプレイとは全く違ったカオスで楽しい時間を提供してくれます。
キャラクター(住人)との関わり方
ゲーム内のNPCとの関わり方も、各作品の個性が色濃く出る部分です。
マイクラにおける村人は、主にアイテムを取引するためのシステム的な存在という側面が強いです。 独自の言語を話し、個性豊かな性格を持っているわけではないため、深い感情移入をする対象とはなりにくいのが実情です。
あつ森におけるどうぶつたちは、ゲームの主役と言っても過言ではないほど、個性的で魅力的なキャラクターとして描かれています。 手紙を送ったり、プレゼントを交換したり、時には喧嘩をしたりと、非常に人間臭いコミュニケーションを楽しむことができます。
ぽこあポケモンの住人は、当然ながらすべてポケモンたちです。 彼らはあつ森の住人のように愛嬌があり、話しかけることで様々なリアクションを返してくれます。
しかし、最大の決定的な違いは、ポケモンたちが単なる愛玩対象ではなく、明確な「役割」を持っているという点です。 特定のポケモンは、仲良くなることでプレイヤーの後ろをついて歩き、作業をサポートしてくれます。
例えば、ヒトカゲを連れて焚き火に近づくと、自動的に火を点けてくれるなど、生活に密着した協力関係を築くことができます。 ドッコラーやワンリキーなどの力自慢のポケモンに至っては、大規模な建築や撤去作業を代行してくれるなど、まさに開拓のパートナーとして機能します。
難易度とゲーム内ガイドの親切さ
ゲームを始めたばかりのプレイヤーが感じる難易度や、システムを理解するまでのハードルの高さにも違いがあります。
マイクラは、説明が極端に少なく、プレイヤーが自らWikiなどの外部情報を調べながら進めることが前提となっている部分があります。 夜になれば強力なモンスターが襲ってくるため、序盤はサバイバルゲームとしてのシビアな難易度を要求されます。
あつ森は、チュートリアルが非常に丁寧で、たぬきちからの指示に従っていれば自然とシステムを理解できるようになっています。 ゲームオーバーの概念もなく、誰でも安心してプレイできる究極のカジュアルゲームと言えます。
ぽこあポケモンは、あつ森と同等かそれ以上に、初心者に寄り添った親切なガイドシステムが搭載されています。
画面上には常に次にやるべき目標が提示され、迷ったときにはいつでもモジャンボ博士からヒントをもらうことができます。 サンドボックス特有の「素材の組み合わせが分からない」というストレスも、レシピや図鑑のナビゲーションによって見事に解消されています。
バトル要素によるゲームオーバーの危険性も低く設定されているため、マイクラのサバイバルが苦手だった人でも安心して楽しむことができます。
長期的なプレイへのモチベーション
プレイヤーがそのゲームを長く遊び続けるためのモチベーションの源泉も、3作品でそれぞれ異なります。
マイクラは、「作りたいものがある限り終わらない」という、プレイヤーの想像力そのものがモチベーションとなります。 無限に広がる世界で、より効率的な施設を作ったり、より巨大な建築に挑んだりする自己表現の欲求がプレイヤーを牽引します。
あつ森は、「毎日の小さな変化」や「季節のイベント」、そして「家具や虫・魚のコンプリート」が長期プレイのモチベーションになります。 現実の1年を通して移り変わる島の景色を楽しむ、盆栽を育てるような息の長い楽しみ方です。
ぽこあポケモンにおける最大のモチベーションは、やはり「未知のポケモンとの出会い」と「生息地の全貌解明」でしょう。
新しい技を覚え、行けなかった場所に行けるようになる探索の楽しさは、RPGの本質的な面白さです。 町が発展し、見たこともない珍しいポケモンがやってきた時の達成感は、本作ならではの中毒性を持っています。
加えて、アップデートによる新たなポケモンの追加や、新しいクラフトアイテムの配信など、運営型の拡張にも大いに期待が持てます。
総合的なプレイフィールの違い
これまでの比較を踏まえ、それぞれの作品がどのようなプレイヤーに向いているかをまとめます。
マイクラは、目的を自分で設定し、制限のない世界でひたすらモノづくりやサバイバルに没頭したい、根っからのクリエイター気質の人におすすめです。
あつ森は、日々の生活の癒やしとしてゲームを遊びたい、可愛いキャラクターたちとスローライフを楽しみたいという人におすすめです。
そして本作、ぽこあポケモンは、「明確な目標に従ってコツコツと町を発展させたい」「様々な能力を駆使して探索範囲を広げるのが好き」「何よりポケモンというIPを愛している」という人に強くおすすめします。
サンドボックス初心者への入り口としても最適でありながら、環境構築のパズル要素など、やり込み派を唸らせる奥深さも兼ね備えた、非常に完成度の高いハイブリッド作品に仕上がっています。
実際に遊んだ感想と攻略のコツ|攻略ライターの視点から
序盤の効率的な進め方
ここからは、私が実際に先行プレイなどを通じて本作をやり込んだ経験に基づき、具体的なプレイの感想と攻略のコツをお伝えします。
ゲームを開始してまず優先すべきは、チュートリアルを素早くこなし、「このは」の技を習得することです。 これがないと生息地を作ることができず、他のポケモンを呼ぶことができません。
最初の生息地を完成させたら、手当たり次第にやってきたポケモンに話しかけ、親密度を上げることに注力してください。
序盤で特に重要なのは、移動範囲を広げる技を持つポケモンを早めに確保することです。 邪魔な木を切れる「いあいぎり」や、岩を壊せる「いわくだき」を持つポケモンを仲間にすれば、採取できる素材の種類が一気に増え、クラフトの幅が広がります。
また、PPを回復するためのきのみは、見つけたら必ず採取してストックしておく習慣をつけましょう。 木のみの木は一定時間でリポップするため、拠点周辺の木のみの場所は把握しておくことが効率化の鍵となります。
姿見(鏡)イベントの注意点
余談ですが、序盤のミッションで「姿見(鏡)を探してこい」と言われる場面があります。
ここで見つけた鏡を調べると、Aボタンで服装の変更メニューが開くのですが、間違って長押しなどで「取得(インベントリに回収)」してしまうと、ちょっとしたハプニングが起きます。
私は先行プレイの際、見つけた鏡をうっかり自分のリュックにしまってしまい、スタッフの方々から「泥棒だ!」と笑われてしまいました。 皆さんがプレイする際は、目的のオブジェクトを調べるのか、取得するのか、ボタンの操作に少し注意してみてください。
おすすめのお手伝いポケモン
町が少しずつ発展してくると、どのポケモンをお供として連れ歩くかが重要になってきます。
探索をメインにする場合、前述の障害物を除去できるポケモンや、水上・空中を移動できるポケモンが必須となります。 特にカイリューのような空を飛べるポケモンに変身できるようになると、地形を無視して直線距離で移動できるため、移動効率が劇的に跳ね上がります。
一方で、拠点での建築や農業に力を入れるフェーズでは、お手伝い特化のポケモンが輝きます。
農業をするなら、水やりを自動で行ってくれるみずタイプのポケモンや、畑を素早く耕してくれるじめんタイプのポケモンを複数配置するのがおすすめです。
建築作業においては、やはりドッコラーやワンリキー系のポケモンが圧倒的な効率を叩き出してくれます。 彼らに建築キットの素材を渡しておけば、プレイヤーが別の作業をしている間に、ものすごいスピードで家を完成させてくれます。
自分の現在の目的に合わせて、適材適所でポケモンを配置・連れ歩くマネジメント要素も、本作の奥深いポイントです。
こだわりの建築テクニック
本作の建築システムは、工夫次第でかなり高度な表現が可能です。
ブロックの家を建てる際のコツは、マイクラと同様に「のっぺりとした豆腐建築を避ける」ことです。 外壁に凹凸をつけたり、異なる種類の素材(例えば、木材と石レンガ)を組み合わせてアクセントをつけるだけで、見栄えが格段に良くなります。
本作特有のテクニックとして、ポケモンの技を建築のデザインに組み込むという手法があります。
例えば、みずでっぽうを使って人工的な水路や滝を拠点内に作り出したり、くさタイプの技で建物の壁面にツタを這わせたりすることで、自然と調和した美しい景観を生み出すことができます。
内装に関しては、建築キットの家を活用するのが圧倒的におすすめです。 キットの家は内部空間が魔法のように広く設計されているため、大量の家具を配置しても窮屈になりません。
特定のタイプのポケモンが喜ぶ家具シリーズ(例えば「ほのおのインテリアセット」など)で統一感を出すと、住み心地の評価も上がり一石二鳥です。
マルチプレイで盛り上がるポイント
先行プレイで体験したマルチプレイは、想像以上にカオスで笑いの絶えない時間でした。
真っさらな土地に4人で降り立ち、誰がどの作業を担当するかを決めずに手探りで開拓を始めるワチャワチャ感は、サンドボックスならではの醍醐味です。
一人が木材を乱獲し、もう一人がひたすら地面を掘り下げ、残りのメンバーが手に入った素材で適当な家を建てるという、無計画なプレイングでも十分に楽しめます。
マルチプレイで特に盛り上がるのは、全員で協力してレアな生息地を構築し、見たこともないポケモンを呼び寄せた瞬間です。
「あそこに水辺を作って!」「こっちに花を大量に植えるよ!」と声を掛け合いながら環境を整え、目当てのポケモンが姿を現した時の達成感は、ソロプレイでは味わえない連帯感をもたらしてくれます。
フレンドとボイスチャットを繋ぎながら、ダラダラとおしゃべりしつつ町を拡張していくプレイスタイルは、休日の最高の暇つぶしになること間違いありません。
今後のアップデートへの期待
本作は発売時点でも十分にボリュームのある作品ですが、ゲームの性質上、アップデートによる拡張性が非常に高いのも魅力です。
新しい地方のポケモンが追加されれば、それに伴う新たな生息地のパターンや、新しい能力を持った技が実装される可能性があります。
例えば、でんきタイプの技で機械系のギミックを作動させたり、こおりタイプの技で水面を凍らせて歩けるようにしたりといった、パズル要素の拡張が期待できます。
また、季節連動のイベントや、期間限定の建築キットの配布など、長期的にプレイヤーを飽きさせない運営が行われることは想像に難くありません。
私個人としては、マルチプレイの機能がさらに拡張され、ホストの町での出来事がゲストのデータにもより強く反映されるような、深い協力システムの実装を望んでいます。 何百時間でも遊び続けられるポテンシャルを秘めた作品であり、今後の展開から目が離せません。
まとめ
今回のレビューでは、話題の新作「ぽこあポケモン」について、そのゲームシステムからマイクラ・あつ森との比較、そして実際のプレイ体験までを詳細に解説してきました。
本作は、メタモンというユニークな視点を通じてポケモンの世界に没入できる、これまでにない体験を提供してくれます。
サンドボックスゲームとしての自由度を保ちながらも、町を復興させるという明確な目的と、秀逸なガイドシステムのおかげで、ジャンル未経験者でもすんなりと入り込める間口の広さが魅力です。
マイクラのようなストイックなサバイバルや、あつ森のようなスローライフとはまた違った、ポケモンの能力をパズルのように組み合わせて環境を構築する楽しさは、本作ならではの唯一無二のものです。
ソロプレイでじっくりと究極の生息地を作り上げるのも良し、マルチプレイで友達とワイワイ開拓を楽しむのも良し。 積みゲーが100本を超えている私でも、本作の発売日には寝食を忘れて町の復興に没頭してしまう確信があります。
ポケモンファンはもちろん、新しいタイプのクラフトゲームを探しているすべてのゲーマーに、自信を持っておすすめできる一本です。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。 幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。 最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。 ぽこあポケモン発売後も、効率的な生息地の作り方や、隠し要素の検証など、攻略に役立つ情報をどんどん発信していく予定です。





















