編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、 バイオハザードレクイエムの終盤でのレオン生存ルート条件が気になっていると思います。
最後の重要な選択で、 どちらを選ぶべきか迷うプレイヤーが非常に多いようです。
この記事を読み終える頃には、 エンディングの分岐条件の疑問が解決しているはずです。
- レオン生存ルートへの分岐条件
- 最終局面での選択肢の意味
- ラスボス討伐の具体的な手順
- エンディングに隠された伏線
それでは解説していきます。
ルート分岐の決定的な条件 : 究極の選択と生存への道
トゥルーエンド到達の条件 : 「解放」の選択
バイオハザードレクイエムにおいて、 レオンが生存するトゥルーエンドを迎えるための条件は非常にシンプルである。
ゲーム終盤、巨大なカプセルに収められた「エルピス」を前にした際、 画面に表示される運命の分岐点で「解放」を選択するだけである。
この選択を行うことで、エルピスの真の目的が明らかになり、 物語は真の結末へと進行していく。
多くのプレイヤーがここで迷うのは、 エルピスという存在が道中で危険な兵器として描写されているからである。
しかし、レオンを生存させ、物語の謎を全て解き明かすためには、 このリスクを恐れずに解放を選ぶ必要がある。
選択肢が表示される直前のセーブポイントでデータを分けておくことで、 両方の結末を確認することが可能である。
バッドエンドの結末 : 「破壊」を選択した場合の悲劇
一方で、エルピスを危険視して「破壊」を選択した場合、 物語は取り返しのつかない結末を迎える。
レオンは「私は間違っていた。今は悔やんでも悔やみきれない」と後悔の念を口にし、 エルピスの破壊を試みる。
その直後、ウェスカーのような驚異的な身体能力を持つ敵「ゼノ」が突如として現れる。
グレースを逃がすために単身で立ち向かうレオンだが、 圧倒的な力の前になす術もなく、ヘッドショットを受けて死亡してしまう。
このルートでは世界の謎が解明されないままゲームオーバーと同等の扱いとなり、 スタッフロールもバッドエンド専用の短いものが流れる。
周回プレイのモチベーションを下げる要因にもなるため、 初回プレイでは避けるべき選択である。
分岐システムの特徴 : 過去作バイオ7との共通点
今回のエンディング分岐システムは、 過去作であるバイオハザード7の血清投与イベントに非常に似ている。
ゲームの最終局面でプレイヤーに2つの明確な選択肢を提示し、 片方が明確なバッドエンドに直結する設計である。
バイオ7ではミアとゾイのどちらを救うかでその後の展開が変化したが、 本作ではエルピスという存在の処遇が世界の運命を左右する。
こうしたプレイヤー自身の決断に委ねるシステムは、 物語への没入感を高める効果的な手法として採用されている。
開発陣があえてこのような分かりやすい分岐を用意したのは、 レオンという長年親しまれたキャラクターの生死をプレイヤーの手に委ねるためだと推測される。
クリアランクへの影響 : 選択肢による難易度の変化
選択肢の結果はストーリー展開だけでなく、 クリア後の評価ランクや獲得できる報酬にも大きな影響を与える。
「解放」を選んだトゥルーエンドルートでは、その後に強力なラスボス戦が控えており、 クリアタイムや使用弾薬数が増加する傾向にある。
逆に「破壊」を選んだバッドエンドルートでは、 ゼノとの戦闘イベント後にすぐ終了となるため、プレイ時間は短縮される。
しかし、最高ランクである「S+」を獲得するためには、 トゥルーエンドルートのクリアが必須条件として設定されている。
無限武器などの強力な隠しアイテムをアンロックするためには、 必ず「解放」を選択してラスボスを撃破しなければならない。
難易度とルートによる報酬比較
| ルート選択 | ラスボス戦 | 獲得可能最高ランク | クリア報酬の有無 |
|---|---|---|---|
| 解放(生存) | あり | S+ | 無限武器、特殊衣装 |
| 破壊(死亡) | なし | B | なし |
エンディング到達率のデータ : プレイヤーの選択傾向
発売から一定期間が経過した現在、 プレイヤーのエンディング到達率には明確な偏りが見られる。
事前の情報収集を行わずにプレイした層の約40%が、 初見プレイで「破壊」を選択してしまっているというデータがある。
これは、ゲーム中盤までに手に入るファイルなどで、 エルピスが「危険な生物兵器の鍵」としてミスリードされているためである。
慎重なプレイヤーほど、世界を救うために破壊すべきだと考えて、 罠に陥る構造になっている。
攻略情報が普及した現在では「解放」を選択するプレイヤーが圧倒的多数を占めるが、 初見の緊張感を味わう設計としては見事に機能している。
セーブデータの活用 : 両ルートを効率よく確認する方法
両方のエンディングを確認したいプレイヤー向けに、 効率的なセーブデータの活用方法を解説する。
最深部の研究所エリアに入り、 エルピスが保管されているメインシャフトの手前に設置されたタイプライターが最後のセーブポイントとなる。
ここで必ずセーブデータを2つ以上作成しておくことが推奨される。
まずはバッドエンドである「破壊」ルートを確認し、 イベントシーンをスキップせずに視聴する。
その後、タイトル画面から先ほどのセーブデータをロードし直して「解放」ルートを進めることで、 効率的にすべてのストーリーを網羅できる。
ストーリーの没入感 : 選択がもたらす体験の向上
レクイエムの分岐システムは、 単なるゲーム的なフラグ管理以上の意味を持っている。
プレイヤーはレオンの視点を通じて、数々の困難を乗り越え、 ようやくエルピスの前に辿り着く。
そこでの決断は、これまでのアンブレラとの戦いや、 ウイルスの脅威に対するプレイヤー自身の解釈が問われる瞬間である。
「解放」を選ぶことは、過去の因縁を断ち切り、 新たな希望に賭けるというレオンの信念への共感を意味する。
この選択の重みが、直後に展開される熱い展開と、 ラスボス戦の緊張感を極限まで高めているのである。
トゥルーエンドの詳細なストーリー解説 : エルピスとスペンサーの真実
エルピスの正体 : 兵器ではなく希望の抗ウイルス薬
トゥルーエンドルートで明らかになる最大の真実は、 エルピスの正体である。
物語序盤からコネクションや様々な組織が血眼になって探していたエルピスは、 兵器を起動するための鍵ではなかった。
それはオズウェル・E・スペンサーが死の直前に遺した、 すべてのウイルス兵器を無効化する「強力な抗ウイルス薬」であった。
盲目の少女が「エルピスはスペンサーの贖罪」と語る通り、 数々のバイオテロを引き起こした元凶である彼が、最後に生み出した希望の光である。
この事実が判明することで、これまでの物語の前提が根底から覆される、 見事などんでん返しとなっている。
ビクター・ギデオンの野望 : コネクションの暗躍
エルピスの真実を知った上で、 なおも世界を混沌に陥れようとするのが黒幕のビクター・ギデオンである。
彼は犯罪組織コネクションの幹部であり、 ウイルス兵器の独占と販売によって莫大な利益を得ることを企てていた。
ビクターは「我々が望むのは兵器だ。代わりにスペンサーは混沌を与えた」と吐き捨て、 抗ウイルス薬の存在を許さない姿勢を見せる。
エルピスが世界に散らばれば、彼らがこれまで費やしてきた時間と資金、 そして兵器ビジネスそのものが無価値になってしまうからである。
ビクターはスペンサーの理想を捻じ曲げ、自らの利益のために利用しようとする、 本作における純粋な悪として描写されている。
ネメシス化するビクター : 驚愕のラスボス戦へ
追い詰められたビクターは、自らの体に改良型のウイルスを投与し、 おぞましい怪物へと変貌を遂げる。
その姿は、過去のラクーンシティ事件で猛威を振るった追跡者、 「ネメシス」を彷彿とさせる形態である。
「アンブレラの亡霊、決着をつけてやる」というレオンの台詞は、 長きにわたる因縁の戦いの集大成であることを示している。
知能を残したまま巨大化し、圧倒的な破壊力でレオンに襲い掛かるビクターとの戦闘は、 本作のクライマックスを飾るにふさわしい激闘となる。
このネメシス化のメカニズムには、 過去作の寄生体技術と新型ウイルスの融合が示唆されている。
スペンサーの贖罪 : 過去の過ちと残された遺産
シリーズの根幹に関わる重要な要素として、 オズウェル・E・スペンサーの心理描写が間接的に描かれている。
アンブレラの創設者であり、神になろうとした男が、 なぜ最後に抗ウイルス薬を残したのか。
それは単なる後悔ではなく、自らが生み出した「進化」という名の混沌に対する、 彼なりの幕引きであったと解釈できる。
スペンサーの論文が未完成であったこと、 そして彼が組織に背いて代償を払ったことは、彼が最期に人間性を取り戻した可能性を示している。
この設定は、長年のシリーズファンにとって、 非常に興味深い世界観の補完となっている。
エミリーとシェリーの生存 : 次世代へ繋ぐ希望
物語においてレオンが命懸けで守ろうとしたエミリーも、 エルピスの力によって救済される。
致命傷を負い、怪物化が進行していたエミリーだが、 レオンが確保した抗ウイルス薬によって進行が食い止められたことが示唆される。
また、通信で安否が確認されるシェリー・バーキンの存在も、 物語に希望を与えている。
レオンとシェリーは過去のラクーンシティからの生還者であり、 彼らが再び次世代の子供(エミリー)を救うという構図は美しい対比となっている。
エンディングでエミリーが文字の読み方を教わっているという平穏な日常の描写は、 過酷な戦いの見返りとして十分なものである。
グレースとの共闘 : 絶望からの生還
本作におけるレオンのパートナーであるグレースの存在も、 トゥルーエンドには欠かせない。
彼女はバッドエンドルートではレオンに見送られて単独で逃げることになり、 その後の生死は不明となる。
しかしトゥルーエンドルートでは、負傷しながらも、 レオンと共に崩壊する施設からの脱出を試みる。
「もう出口はない」「だがそばを離れない」という絶望的な状況下での二人の掛け合いは、 極限状態での強い絆を描いている。
クリスの救助部隊が到着するまで互いを支え合う姿は、 サバイバルホラーの主人公としてのレオンの魅力を引き立てている。
アリッサのスクープ : 政府と組織の隠蔽工作
エンディングのニュース報道で言及される「アリッサ・アシュクロフト」の名前は、 シリーズファンを驚かせる要素である。
彼女は過去作『バイオハザード アウトブレイク』に登場したジャーナリストであり、 長年スペンサーとアンブレラの闇を追っていた。
彼女がスペンサーに関するスクープを明らかにした直後に殺害されたという陰謀論は、 この世界における真実の探求がいかに危険かを示している。
政府がラクーンシティの廃墟に違法研究所が存在したことを認めつつも、事件への関与を否定する声明を出す展開は、 バイオハザードシリーズ特有の社会的な闇を表現している。
この報道は、レオンたちの戦いが終わっても、 世界情勢の不穏な空気は残っていることを暗に伝えているのである。
ラスボス「ネメシス化ビクター」の攻略指南 : レオン生存のための死闘
第一形態の行動パターン : 突進攻撃の回避
ネメシス化したビクターとの戦闘は、 大きく3つのフェーズに分かれている。
第一形態では、巨大な腕を振り回しながらの直線的な突進攻撃が主体となる。
移動速度はそれほど速くないため、距離を一定に保ちながら、 エリアを円を描くように後退していくのが基本戦術となる。
突進の予備動作として大きく身を沈めるモーションが見えたら、 即座に横方向へダッシュして回避行動をとる必要がある。
この段階では弾薬の消費を抑えるため、 ハンドガンやサブマシンガンで頭部を細かく撃ち抜いてダメージを蓄積させていく。
回避タイミングのコツ
突進攻撃を完全に回避するためには、 ビクターの足元が赤く発光した瞬間にステップを入力することが重要である。
早すぎても遅すぎてもホーミング性能によって被弾してしまうため、 何度も挑戦してタイミングを体に覚えさせることがクリアへの近道となる。
第二形態の変化 : 触手攻撃への対処法
一定のダメージを与えると咆哮と共に第二形態へと移行し、 背中から複数の触手が出現する。
ここから中距離へのなぎ払い攻撃と、 天井に張り付いてからの落下攻撃が追加されるため、立ち回りの難易度が跳ね上がる。
触手攻撃は判定が広いため、回避行動だけでなく、 エリアに配置されているコンテナなどの遮蔽物を利用して防御することが有効である。
落下攻撃の際はカメラを上に向けてビクターの位置を把握し、 影が落ちてこない安全地帯へ素早く移動しなければならない。
この形態から、高火力のショットガンを解禁して、 一気に体力を削っていく戦法に切り替える。
弱点の露出と狙い撃ち : ダメージを稼ぐタイミング
ビクターの最大の弱点は、大技を出した直後や、一定ダメージを与えてダウンした際に、 胸部から露出するオレンジ色に光るコアである。
通常時は硬い装甲に守られており、 どの部位を撃ってもダメージの通りが非常に悪い。
そのため、攻撃を回避した後のわずかな硬直時間を狙って、 マグナムなどの一撃の威力が高い武器をコアに叩き込むことが求められる。
ダウンを取った際は素早く接近し、 至近距離からショットガンの全弾を弱点に命中させることで、戦闘時間を大幅に短縮できる。
推奨される武器編成 : 決戦に備えた装備
ラスボス戦に挑む前の最終セーブポイントで、 アタッシュケースの中身を最適化しておくことが不可欠である。
必須となるのは、フル強化したマグナム(キラー7など)と、 十分な弾薬を持つショットガンである。
また、触手攻撃を妨害するための閃光手榴弾と、 大ダメージを与えるための破片手榴弾も可能な限り持ち込んでおきたい。
アイテム枠を圧迫する不要なキーアイテムや、威力の低いハンドガンの弾は思い切って捨て、 回復アイテムと強力な弾薬でインベントリを埋め尽くすのが正攻法である。
ボス戦に向けた推奨武器データ比較
| 武器種 | 推奨モデル | 運用目的 | 改造の優先度 |
|---|---|---|---|
| マグナム | キラー7 | 弱点露出時の最大ダメージ | 威力、装弾数 |
| ショットガン | W-870 | ダウン中の継続ダメージ | 威力、連射速度 |
| 投擲武器 | 閃光手榴弾 | 敵のモーション中断 | なし |
回復アイテムの運用 : 枯渇を防ぐ立ち回り
ビクターの攻撃はどれも威力が絶大であり、 難易度ノーマル以上では2発連続で被弾するとほぼゲームオーバーとなる。
そのため、グリーンハーブ単体での回復は非効率であり、 必ずレッドハーブと調合して完全回復アイテムを作成しておく必要がある。
戦闘中は体力が常に緑色の状態を保つように意識し、 ダメージを受けたら距離を取って安全を確保してから回復アクションを行う。
アイテム画面を開いている間もゲームの進行が止まらない仕様であるため、 ショートカットキーに回復アイテムを登録しておく操作技術も求められる。
地形を利用した戦術 : 遮蔽物の効果的な活用
最終決戦の舞台となるエリアはドーナツ状の構造になっており、 中央には巨大な培養槽の残骸が存在する。
この中央の障害物をビクターとの間に挟むように立ち回ることで、 厄介な触手攻撃の大部分を防ぐことができる。
特に第三形態で放たれる即死級のビーム攻撃は、 この遮蔽物に隠れなければ回避が不可能である。
常に自分の位置と敵の位置、そして遮蔽物の場所を空間的に把握しながら移動することが、 サバイバルホラーにおける戦闘の基本であり極意である。
弾薬の節約テクニック : 効率的なダメージ計算
所持している弾薬には限りがあるため、 無駄撃ちを極力減らすダメージ計算が必要不可欠である。
ビクターが防御姿勢をとっている間や、装甲部分に攻撃を当てても弾薬の無駄になるため、 確実に弱点が開いている瞬間だけを狙撃する。
また、エリア内に配置されている赤色のドラム缶を巻き込むことで、 弾薬を消費せずに大ダメージを与えることが可能である。
ドラム缶の近くにビクターを誘導し、ハンドガンで一発撃ち抜いて起爆させる戦術は、 最高難易度をクリアするための必須テクニックとなっている。
エンディング後の伏線と今後の展開予想 : 狼と陰謀
クリスとハウンドウルフ隊の介入 : 証拠隠滅の真意
エンディングの最終盤、レオンたちが救出された後の研究所跡地に現れるのは、 クリス・レッドフィールドが率いる精鋭部隊「ハウンドウルフ隊(狼)」である。
「倒されたBSAA隊員と狼が来る前に証拠を回収する」という不穏な通信音声は、 物語がまだ終わっていないことを強烈に示唆している。
クリスはバイオ8の結末以降、腐敗した組織から離反し、 独自の目的で動いていると推測される。
彼らが回収しようとしている証拠とは、エルピスの残骸なのか、 それともコネクションのデータなのか。
この謎が、今後のシリーズにおける最大の焦点となることは間違いない。
BSAAの腐敗と暗躍 : 新たなる敵対組織
かつてクリスたちが所属し、対バイオテロの最前線で戦っていた国連直轄組織BSAAは、 現在では深刻な腐敗が進行している。
バイオ8で生物兵器を兵士として運用していた事実が発覚して以来、 彼らは正義の組織から、世界を脅かす新たな敵へと変貌しつつある。
エンディングで言及される「倒されたBSAA隊員」という言葉は、 クリスの部隊とBSAA本隊との間で、すでに武力衝突が始まっていることを意味している。
レオンがこの事実を知った時、 かつての盟友であるクリスとどのような関係を築くのかが注目される。
コネクションの次なる一手 : 残存勢力の行方
ビクター・ギデオンを討ち取ったとはいえ、 巨大犯罪組織であるコネクションが完全に壊滅したわけではない。
彼らは世界中にネットワークを持ち、 依然としてウイルスの研究データや資金を保有しているはずである。
エルピスという抗ウイルス薬がレオンの手に渡ったことで、 コネクションは兵器ビジネスの根幹を揺るがされた状態にある。
次なる展開として、彼らが抗ウイルス薬を無効化する新型のウイルスを開発するか、 あるいはレオン自身を標的とした大規模な報復に出る可能性が極めて高い。
ラクーンシティ廃墟の調査 : 原点回帰の意味
ニュース音声で言及された「ラクーンシティの廃墟に違法な生物兵器研究所が存在していた」という事実は、 シリーズファンにとって最大の衝撃である。
1998年の滅菌作戦で完全に消滅したはずのラクーンシティの地下に、 長年隠蔽されてきた別の施設が存在していたことになる。
これはシリーズの原点への回帰を意味すると同時に、 オズウェル・E・スペンサーがラクーンシティに並々ならぬ執着を持っていたことを示している。
今後の作品で、再びラクーンシティの跡地が探索の舞台となる可能性を示唆する、 重要なキーワードである。
政府による公式声明 : 真実の隠蔽と報道
エンディングで語られるアメリカ合衆国大統領の公式声明は、 事件の表面的な収束を狙ったものである。
政府が過去の取引や陰謀への関与を否定することは火を見るより明らかであり、 真実を知る者は常に歴史の闇に葬られる運命にある。
アリッサ・アシュクロフトの死亡説に代表されるように、 情報操作と隠蔽工作はバイオハザードの世界における日常となっている。
レオンは合衆国のエージェントという立場でありながら、 政府の暗部と直面せざるを得ない複雑な状況に置かれている。
この政治的なサスペンス要素が、 今後のストーリーに深みを与えていくことになる。
レオンの今後の動向 : 新たな戦いへの準備
トゥルーエンドでの戦いを生き延びたレオンだが、彼に安息の時は訪れない。
エルピスという人類の希望を守り抜き、コネクションの野望を阻止した功績は大きいが、 同時に多くの敵を作ることになった。
通信の最後に「すみません。行かなきゃ。またかける」と言い残して立ち去るレオンの姿は、 すでに次の任務、あるいは個人的な戦いが始まっていることを暗示している。
長年の戦いで心身ともに疲弊している彼が、それでも銃を手に取り続ける理由は、 エミリーやシェリーのような次世代を守るためである。
次回作への期待 : レクイエムが残した謎
バイオハザードレクイエムは、過去作の伏線を回収しつつ、 さらに巨大な謎を次回作へと提示して幕を閉じる。
クリスとBSAAの全面対決、コネクションの残党、そして政府の陰謀。
これらすべての要素が交差する時、 バイオハザードの物語は真のクライマックスを迎えることになろう。
レオンとクリスというシリーズを代表する二人の主人公が、 ついに直接的に対立するのか、それとも共闘するのか。
世界中のファンが、その答えが描かれるであろう次回作への期待を膨らませている。
バイオハザード レクイエムの全体レビュー : 攻略ライターの視点
グラフィックの圧倒的な進化 : 恐怖のリアルな表現
本作をプレイしてまず驚かされるのは、 独自エンジンによる圧倒的なグラフィックの進化である。
廃墟となった研究所の冷たい金属の質感、生々しいクリーチャーの粘液、 そして暗闇から迫り来る恐怖の表現は、現行機タイトルの最高峰と言える。
特にライティングの技術が秀逸であり、 レオンが持つフラッシュライトの光だけを頼りに進むエリアでは、かつてないほどの緊張感と没入感を提供する。
環境音とビジュアルが完全に同期しており、 プレイヤーの恐怖心を根底から煽る設計となっている。
レオンのキャラクター像 : 歴戦のエージェントの魅力
本作におけるレオン・S・ケネディの描写は、 長年のファンを大いに満足させるものである。
ラクーンシティでの新米警官時代から数々の修羅場を潜り抜けてきた歴戦のエージェントとしての落ち着きと、 時折見せる皮肉めいたジョークのバランスが絶妙である。
バッドエンドでグレースを庇って倒れる姿や、トゥルーエンドで満身創痍になりながらも最後まで戦い抜く姿は、 彼がいかに魅力的な主人公であるかを再認識させる。
声優の演技も非常に素晴らしく、 レオンの疲労感や決意がリアルに伝わってくる。
探索システムの奥深さ : アイテム収集の醍醐味
戦闘だけでなく、探索要素のバランスも見事に調整されている。
複雑に入り組んだマップを少しずつ解き明かし、 鍵を見つけて新たなルートを開拓していくメトロイドヴァニア的な楽しさが存分に味わえる。
ファイルやメモを集めることで世界観の背景が徐々に理解できる仕組みは健在であり、 探索のモチベーションを高く保ってくれる。
特に、隠し武器や強化パーツが巧妙に配置されており、 隅々まで探索するプレイヤーほど戦闘が有利になるという努力が報われるレベルデザインとなっている。
戦闘の緊張感と爽快感 : アクション要素の完成度
サバイバルホラーとしての「弾薬の少なさへの恐怖」と、 アクションゲームとしての「敵を倒す爽快感」の融合が、本作の戦闘システムの最大の評価点である。
パリィシステムや体術を活用することで弾薬を節約する戦術が求められ、 プレイヤー自身のプレイスキルの向上がダイレクトに生存率に直結する。
ボス戦ではパズル的な解法と純粋な反射神経の両方が要求され、 ギリギリの死闘を制した際の達成感は筆舌に尽くしがたい。
アクションの操作性も非常に洗練されており、 ストレスを感じさせない作りとなっている。
サウンドデザインの秀逸さ : 恐怖を煽る演出
グラフィックに並び、 本作の恐怖体験を底上げしているのが緻密に計算されたサウンドデザインである。
敵の足音、遠くから聞こえるうめき声、環境のきしみ音などが立体音響で表現されており、 目に見えない脅威を常に感じさせる。
特に戦闘時にシームレスに切り替わる緊迫したBGMは、 プレイヤーの心拍数を意図的に操作するかのように機能している。
ヘッドホンでのプレイを強く推奨したいほど、 音による情報提示と恐怖演出のクオリティが高い。
リプレイ性の高さ : クリア後要素の充実
一度ストーリーをクリアした後も、 本作には豊富なリプレイ要素が用意されている。
難易度の解放、無限武器のアンロック、特殊コスチュームの収集に加えて、 最高評価である「S+」を獲得するためのタイムアタックは、やり込みゲーマーの挑戦意欲を掻き立てる。
エンディングの分岐条件を自身の手で確認することも、 2周目の大きなモチベーションとなる。
また、本編とは異なる視点で描かれる追加コンテンツの配信なども期待されており、 長く遊び続けることができるタイトルに仕上がっている。
総評 : シリーズ最高傑作としての完成度
バイオハザードレクイエムは、ホラー、アクション、謎解き、そして重厚なストーリーというシリーズの魅力を高次元で融合させた、 まさに集大成と呼ぶべき傑作である。
エンディングの分岐というシステムを採用しつつも、 どちらの結末もプレイヤーに強烈な印象を残す見事なシナリオ構成となっている。
特にレオン生存へのルートは、 これまでのシリーズを追いかけてきたファンへの最高の贈り物と言える展開である。
未プレイの方には、ぜひ事前のネタバレを避け、 自身の手でこの運命の選択を体験していただきたいと強く推奨する。
まとめ
今回の記事では、バイオハザードレクイエムにおけるレオン生存のトゥルーエンド条件と、 そこに至るまでの詳細なストーリー考察、そしてラスボス攻略までを網羅して解説した。
終盤の「解放」か「破壊」かという選択は、単なるゲームの分岐ではなく、 プレイヤー自身の判断が問われる重要な局面である。
エルピスの真実やビクターとの死闘、そしてエンディング後に残された無数の伏線は、 次回作への期待を否応なしに高めてくれる。
クリア済みのプレイヤーも、セーブデータを活用してぜひ両方の結末を確認し、 この世界観の奥深さを味わい尽くしてほしい。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。























