編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方はバイオハザードレクイエムの全分岐シナリオと取り返しのつかない要素が気になっていると思います。
発売されて間もない本作ですが、すでにメタスコア88点という驚異的な評価を獲得しており、その奥深いシナリオ分岐システムに多くのプレイヤーが頭を悩ませている状況です。
本レビューでは、私が実際にプレイして検証した全ルートの発生条件や、見落とすと後悔する要素を徹底的に解説していきます。
この記事を読み終える頃にはシナリオ分岐に関するすべての疑問が解決しているはずです。
- 全分岐シナリオの発生条件と確定タイミングの網羅
- 取り返しのつかない要素と事前対策の完全解説
- グレース編とレオン編のクロスオーバー仕様の解明
- 効率的な周回プレイとエンディング回収ルートの提示
それでは解説していきます。
バイオハザードレクイエムの分岐シナリオ概要と取り返しのつかない要素
本レビューの核となる、シナリオ分岐の全体像と取り返しのつかない要素について最初に解説します。
本作は1998年のラクーンシティを舞台にしており、プレイヤーの細かな選択や行動がその後の展開に大きな影響を与えます。
特に注意すべきは、一度選択を誤るとその周回では二度と回収できないアイテムやイベントが存在する点です。
取り返しのつかない要素の最重要ポイント
ゲームを進める上で絶対に知っておくべき「取り返しのつかない要素」は主に3つ存在します。
第一に、中盤の「ラクーン総合病院」におけるキーアイテムの取得です。
病院を脱出する際、制限時間内に特定のワクチンサンプルを回収しないと、終盤の特定キャラクターの生存ルートが完全に消滅します。
第二に、武器の改造パーツの取りこぼしです。
一度クリアしたエリアには戻れない仕様のマップが多いため、特に「警察署地下施設」や「地下鉄構内」の探索は隅々まで行う必要があります。
第三に、セーブデータの分割管理です。
オートセーブに頼っていると、分岐点の手前に戻ることができなくなるため、必ず手動セーブを複数作成する癖をつけてください。
各ルートの分岐確定タイミング一覧表
| 分岐ポイント | 発生チャプター | 対象主人公 | 影響する要素 | 取り返し |
|---|---|---|---|---|
| 警察署の脱出経路 | チャプター2 | 両方 | 取得可能武器、出会う生存者 | 不可 |
| 病院でのワクチン回収 | チャプター5 | グレース | 特定キャラクターの生死、エンディング | 不可 |
| 下水道の電源復旧順 | チャプター6 | レオン | ボス戦の地形、出現する敵の種類 | 不可 |
| 最終決戦前の選択 | チャプター9 | 両方 | トゥルーエンド到達可否 | 直前セーブで可 |
分岐シナリオの基本システム
本作のシナリオ分岐は、単純な選択肢だけではなく、プレイヤーの行動そのものがフラグとなる複雑なシステムを採用しています。
特定のアイテムを持っているか、特定の敵を倒したか、さらには特定のエリアを何分以内にクリアしたか等、様々な要因が絡み合ってルートが決定されます。
ザッピングシステムの進化系
過去作でも見られたザッピングシステムが、本作では「クロスオーバー・バタフライエフェクト」として大きく進化しています。
グレース編での行動が、後のレオン編のマップ構造や敵の配置に直接的な影響を与えます。
例えば、グレースが特定の扉の鍵を開けておけば、レオンはそのルートをショートカットできるようになります。
逆に、グレースが強力な武器の弾薬を取り尽くしてしまうと、レオンが同じエリアを訪れた際に物資不足に陥るというシビアな設計です。
このシステムにより、両主人公のシナリオをどのように進めるかが、攻略の大きな鍵を握っています。
選択肢以外の行動による分岐
会話中の選択肢だけでなく、探索中の何気ない行動も分岐の条件となります。
特定の文書(ファイル)を読んだかどうかで、主人公の知識がアップデートされ、その後のイベントで新たな選択肢が出現することがあります。
また、特定のNPCに話しかける回数や、渡すアイテムの種類によっても好感度のような隠しパラメータが変動し、終盤の協力体制に影響を与えます。
常に周囲を観察し、考えうるすべてのアクションを試すことが、全ルート制覇への近道です。
グレース編とレオン編の違い
本作の最大の特徴は、主人公によってゲーム性が明確に異なる点にあります。
Metacriticなどの海外レビューでも高く評価されているこのシステムは、プレイヤーに2つの異なるホラー体験を提供します。
それぞれの特徴を深く理解することが、シナリオ分岐を制御するための第一歩です。
サバイバルホラーに特化したグレース
グレース編は、弾薬や回復アイテムが極端に少なく設定されており、徹底したリソース管理が求められます。
まさに「弾一発を撃つか撃たないか」の判断が、後の生死を分けるシビアなバランスです。
敵との戦闘を極力避け、ステルス行動や環境を利用した回避が基本となります。
グレースのシナリオ分岐は、この「戦闘を回避したか、強行突破したか」に依存する場面が多く用意されています。
特定の強敵から逃げ切った場合と、弾薬を消費して倒した場合とで、その後のイベントが変化します。
アクションに特化したレオン
一方のレオン編は、シリーズ伝統の手ごたえあるアクションを存分に楽しめる設計です。
豊富な武器種と体術を駆使し、群がる敵をなぎ倒していく爽快感があります。
レオンのシナリオ分岐は、「特定のボスをいかに早く倒したか」や「特定の防衛戦で被害をどれだけ抑えたか」といった、プレイスキルに依存する条件が多くなっています。
パリィシステムを使いこなし、無駄なダメージを受けずに立ち回ることが、良い結果に繋がるルートへの条件となります。
| 主人公 | ゲームスタイル | 重視されるスキル | 分岐の主な傾向 |
|---|---|---|---|
| グレース | サバイバルホラー | リソース管理、ステルス | 探索の深度、アイテムの有無、戦闘回避 |
| レオン | アクションシューター | エイム、体術、パリィ | 戦闘のタイムアタック、防衛成功率、撃破数 |
分岐がストーリーに与える影響
プレイヤーの選択と行動によって、ラクーンシティの悲劇の裏に隠された真実の見え方が大きく変わってきます。
単なるエンディングの変化に留まらず、道中のストーリー展開そのものが分岐していくのが本作の魅力です。
黒幕の正体の変化
驚くべきことに、進んだルートによって物語の黒幕、あるいはその動機や背景が微妙に変化して描写されます。
Aルートではただの狂気的な科学者に見えた人物が、Bルートでは悲しい過去を背負った被害者としての側面を強く見せるといった具合です。
すべてのルートを網羅することで、初めて事件の全貌を立体的に理解できる構造になっています。
特定のファイルを見つけているかどうかが、この真実へのアクセス権となることが多いため、探索の手を抜くことはできません。
登場人物の生死判定
ラクーンシティで出会う様々な生存者たちの運命は、プレイヤーの手に委ねられています。
特定のタイミングで助けに入る、必要なアイテムを渡す、あるいは見捨てるという選択によって、彼らの生死が決定します。
生存者が多いほど、終盤でのサポートが増えたり、専用の強力な武器を譲ってもらえたりと、ゲームプレイに有利な影響をもたらします。
しかし、あえて見捨てることでしか見られないダークなイベントシーンも存在するため、すべての展開を見たい場合は心を鬼にする必要があります。
エンディングの数はいくつあるのか
現在確認されているエンディングは、大きく分けて4種類存在します。
それぞれのエンディングに到達するための条件は非常に厳密に設定されており、計画的なプレイが求められます。
トゥルーエンドへの道程
真の結末であるトゥルーエンドを迎えるためには、グレース編とレオン編の両方で最適な選択を積み重ねる必要があります。
特に重要なのは、チャプター5のワクチン回収と、チャプター7での特定NPCの救出です。
これらをすべて成功させた上で、最終チャプターで出現する隠しエリアを踏破し、真のラスボスを規定時間内に撃破しなければなりません。
トゥルーエンドでは、その後のシリーズに繋がる重要な伏線が回収されるため、ファン必見の内容となっています。
バッドエンドとノーマルエンドの条件
バッドエンドは、特定の救出イベントに失敗するか、重要なアイテムを入手せずにゲームを進行させることで到達します。
後味の悪い結末となりますが、演出面では非常にホラーテイストが強く、本作の暗い雰囲気を最も味わえるエンディングとも言えます。
ノーマルエンドは、致命的な失敗は避けたものの、トゥルーエンドの条件を完全には満たせなかった場合に到達します。
多くのプレイヤーが初回プレイでたどり着く結末であり、次回作への含みを持たせた終わり方となります。
クリア後の引き継ぎ要素について
周回プレイを前提としたシナリオ分岐システムを持つ本作には、充実したクリア後要素が用意されています。
これらの要素を活用することで、高難易度や別ルートへの挑戦が格段に楽になります。
引き継げるアイテムとステータス
一度クリアしたセーブデータを使用して「New Game+」を開始すると、所持金、武器の改造段階、一部のキーアイテム以外のインベントリ内容を引き継ぐことができます。
特に武器の改造段階を引き継げるのは大きく、序盤から強力な火力を発揮できるため、アクションが苦手な方でもレオン編のタイムアタック条件を満たしやすくなります。
また、集めたファイルの情報もシステムデータとして保存されるため、物語の理解度を深めた状態で再プレイを楽しむことが可能です。
周回プレイ限定の解放要素
クリア回数や特定のエンディング到達によって、特別な隠し武器や無限弾薬化パーツ、主人公のコスチュームなどが解放されます。
これらを使用するとゲームバランスが大きく崩れますが、純粋にシナリオの分岐だけを楽しみたい場合や、ストレス解消プレイには最適です。
また、2周目以降でしか出現しない敵の配置パターンや、新たなファイルも存在するため、周回するたびに新鮮な驚きが用意されています。
効率的な分岐回収のコツ
膨大なボリュームを誇る本作の分岐シナリオをすべて回収するには、かなりの時間と労力を要します。
ここでは、無駄なく効率的にコンプリートを目指すためのテクニックを紹介します。
おすすめのセーブデータ作成ポイント
最も重要なのは、チャプターごとに大元のセーブデータを残しておくことです。
特に、チャプター2の警察署脱出前、チャプター5の病院突入前、チャプター8の研究所進入前は、ルートが大きく分岐するターニングポイントです。
ここでセーブデータを分けておけば、ゲームを最初からやり直すことなく、異なる選択肢を試すことができます。
セーブスロットは十分に用意されているため、出し惜しみせずに記録を残してください。
難易度設定による進行効率の違い
本作はいつでも難易度を変更することが可能です(一部の高難易度を除く)。
シナリオの分岐条件の中には「ボスを〇分以内に倒す」といったプレイスキルを要求されるものがあります。
もしアクションが苦手で条件を満たせない場合は、一時的に難易度を「アシステッド(Easy)」に下げるのも有効な戦術です。
難易度によってシナリオの分岐内容自体が制限されることはないため、効率を重視するなら臨機応変に難易度を切り替えましょう。
全分岐シナリオの発生条件まとめ
ここからは、ゲームの進行順に従って、具体的な分岐ポイントとその発生条件を詳細に解説していきます。
ネタバレを多く含みますので、自力で探索したい方はご注意ください。
序盤の分岐点:警察署の探索ルート
ゲーム序盤の舞台となるラクーン市警(R.P.D.)では、どの順番で部屋を探索し、どの鍵を先に入手するかでルートが分岐します。
西側ルートと東側ルートの選択
1階メインホールから西側オフィスに向かうか、東側の待合室に向かうかで、最初に出会うNPCが変化します。
西側を先に探索した場合は、負傷した警官から特定のパスコードを聞き出すことができ、武器庫への早期アクセスが可能になります。
東側を先に探索した場合は、生存者のグループと合流し、彼らを護衛するミニイベントが発生します。
護衛に成功すると、回復アイテムを定期的に提供してくれるようになり、生存を優先するグレース編では非常に有利に働きます。
C4爆弾の使用タイミング
警察署内には、C4爆弾を使って壁を破壊できるポイントが2箇所存在します。
しかし、序盤で入手できる起爆装置は1つしかないため、どちらを優先するか選択を迫られます。
図書室の壁を破壊した場合は、強力なショットガンとその弾薬が手に入り、その後のボス戦が非常に楽になります。
シャワー室の壁を破壊した場合は、地下施設への隠し通路が開き、レオン編での重要な伏線となる機密ファイルを入手できます。
ストーリーの深層に迫りたい場合はシャワー室を、戦闘を有利に進めたい場合は図書室を選択するのがセオリーです。
中盤の分岐点:生存者の救出可否
市街地へ出た後、様々な場所で生存者からのSOSを傍受します。
これらに応じるか無視するかで、物語の展開は大きく変わります。
孤立したガンショップ店主
チャプター4で訪れる市街地エリアでは、ガンショップに立てこもる店主からの通信が入ります。
制限時間内に大量のゾンビを突破して店にたどり着けば、店主を救出できます。
救出に成功すると、以後彼から特別な武器のカスタマイズを受けられるようになります。
しかし、無視して先へ進んだ場合、後に彼がゾンビ化した姿で中ボスとして立ちはだかることになり、非常に苦しい戦闘を強いられます。
地下鉄での決断
チャプター5の地下鉄エリアでは、崩落する瓦礫の下敷きになった一般市民を発見します。
彼を助けるためには、ジャッキを探してくる必要がありますが、その間にも周囲から敵が迫ってきます。
助けを優先して時間をかけると、主人公自身が大量の敵に囲まれ、弾薬を著しく消耗するリスクがあります。
見捨てた場合は弾薬を温存できますが、後のチャプターで彼の家族から責められるという精神的にキツイイベントが発生し、カルマ値(隠しステータス)が低下します。
終盤の分岐点:最終決戦の選択肢
物語の最終局面、地下深くの秘密研究所では、本作最大の選択が待ち受けています。
この選択が、どのエンディングを迎えるかを直接的に決定づけます。
ウイルスの投与か破壊か
ラスボスを追い詰めた際、主人公の手には新型ウイルスのマスターサンプルが握られています。
ここで「サンプルを破壊する」か「サンプルを使用して自身を強化する」かの選択肢が出現します。
破壊を選択した場合は、自身の力のみで最終形態のラスボスと戦うことになり、非常に難易度の高い戦闘となります。
しかし、この困難を乗り越えた先にのみ、トゥルーエンドへの道が開かれます。
仲間との共闘か単独突破か
最終脱出ルートにおいて、合流した仲間と共に脱出ポッドに向かうか、囮となって仲間を先に逃がすかの分岐があります。
これまでのプレイで仲間の生存率が高く、好感度を十分に稼いでいる場合は、共闘ルートを選ぶことで専用のムービーシーンと共に熱い展開が待っています。
単独突破を選んだ場合は、圧倒的な数の敵を相手にした絶望的な防衛戦となり、レオン編の腕の見せ所となる最高難易度のアクションシークエンスに突入します。
隠しルート:特定のアイテム収集条件
本作には、通常のプレイでは見落としがちなアイテム収集によって開かれる隠しルートが存在します。
これらは探索の隅々まで目を配る熱心なプレイヤーへのご褒美とも言える要素です。
謎のコインコレクション
ゲーム内の様々な場所に隠されている「アンティークコイン」を一定数集め、特定のセーフハウスにある奇妙な鳥かごに入れることで、強力な隠し武器である「マグナム・リボルバー」を入手できます。
この武器の有無でボス戦の難易度が劇的に変わるため、分岐ルートのボス連戦を乗り切るための重要なキーアイテムとなります。
コインは非常に見つけにくい場所に配置されているため、イヤホンを使用して環境音をよく聞き、怪しい場所を調べる必要があります。
隠しファイル「ディレクターズ・レポート」
研究所の最深部、特定のパスコードを入力しないと開かない隠し部屋に「ディレクターズ・レポート」というファイルが置かれています。
このパスコードは、ゲーム内の全く関係のないと思われていた4つのエリアにある数字を組み合わせることで判明します。
このファイルを読んだ状態で最終決戦に挑むと、通常とは異なる特殊な会話イベントが発生し、事件の真の黒幕の正体が明かされる隠しエンディングへと分岐します。
グレース編限定の分岐イベント
サバイバルホラーを体現するグレース編では、彼女の非力さゆえの特殊な分岐イベントが用意されています。
戦闘を避けるための知恵と勇気が試される場面です。
追跡者からの逃走ルート
グレース編では、倒すことが不可能な不死身の「追跡者」が執拗に後を追ってきます。
市街地エリアでの追跡イベント中、逃げ込む建物を「警察署」にするか「時計塔」にするかの選択が発生します。
警察署に逃げ込んだ場合は、レオン編で解いたギミックを利用して時間を稼ぐことができますが、狭い通路でのチェイスとなりプレッシャーがかかります。
時計塔に逃げ込んだ場合は、開けた空間で回避しやすいものの、追跡者以外のクリーチャーも多数配置されており、総合的な難易度は高くなります。
隠し部屋での籠城戦
下水道エリアにおいて、特定のバルブ操作を間違えると、大量の敵が押し寄せる小部屋に閉じ込められてしまいます。
通常は弾薬が足りずにゲームオーバーとなる罠ですが、部屋の隅にある配電盤を特定の順番でショートさせることで、一時的に防衛システムを作動させることができます。
この籠城戦を生き延びた場合のみ、グレースの過去に関わる重要なファイルを入手でき、彼女のパーソナルなストーリーが深く掘り下げられるルートへと分岐します。
レオン編限定の分岐イベント
アクション要素の強いレオン編では、彼の高い戦闘能力を活かしたダイナミックな分岐イベントが展開されます。
プレイヤーの操作技術が直接ストーリーに影響を与えます。
狙撃イベントの成否
チャプター7の屋上エリアでは、遠くのタワーに囚われている仲間をスナイパーライフルで援護するイベントが発生します。
迫りくる敵を正確に狙撃し、仲間を無傷で救出できた場合は、その後のルートで強力な援護射撃のサポートを受けられます。
狙撃に失敗し仲間が負傷した場合は、サポートが得られないだけでなく、仲間の治療のために貴重な回復アイテムを消費しなければならないペナルティルートへと分岐します。
クリーチャーの巣窟の殲滅
地下研究所の入り口付近には、クリーチャーが大量に発生している「巣窟」と呼ばれるエリアがあります。
ここを無視してステルスで通り抜けることも可能ですが、大量の弾薬と爆発物を駆使して完全に殲滅した場合、特殊なルートが開かれます。
殲滅ルートでは、安全になったエリアを拠点として利用できるようになり、終盤の激しい戦闘の合間に息をつけるセーフハウスが追加されるという大きなメリットがあります。
両主人公の行動が交差する分岐点
本作の醍醐味であるザッピングシステムが最も顕著に現れるのが、両主人公の行動が交差するポイントです。
ここでの選択は、もう一方の主人公の難易度や展開に多大な影響を及ぼします。
武器庫のパスワード共有
警察署の武器庫には、強力な武器が眠っていますが、パスワードを知る機会はグレース編にしかありません。
グレースがパスワードを入手し、特定の場所にメモを残しておけば、後から訪れたレオンがその武器を入手できるようになります。
逆に、グレースが自分だけで武器を持っていってしまった場合、レオンは初期装備のまま強敵と戦わなければならず、非常に厳しい戦いを強いられます。
プレイヤーは、どちらの主人公を優先して強化するかという戦略的な選択を常に迫られます。
ボス戦のギミック破壊
中盤に登場する大型ボスは、特定の環境ギミック(例えば、天井のクレーンや可燃性のガスタンクなど)を利用することで大ダメージを与えることができます。
もし先の主人公がこのギミックをすべて使い切ってボスを撃退した場合、後に同じエリアを訪れるもう一人の主人公は、純粋な火力のみで別のボスと戦わなければならなくなります。
あえてギミックを温存し、苦労して倒すことで、もう一人の主人公のルートを楽にするという利他的なプレイスタイルも、このクロスオーバーシステムならではの魅力です。
まとめ
『バイオハザード レクイエム』の全分岐シナリオと取り返しのつかない要素について解説してきました。
本作は、グレースとレオンという二人の主人公の視点が交差する緻密なシナリオと、プレイヤーの選択がダイレクトに反映されるバタフライエフェクトシステムにより、何度でも遊べる傑作に仕上がっています。
特に、取り返しのつかないアイテムの回収や、各主人公の行動が与える影響を理解することで、より深くこの恐怖の世界を堪能できるはずです。
メタスコア88点という高評価も納得のクオリティですので、ぜひ本レビューを参考に、全ての真実を解き明かすトゥルーエンドを目指してラクーンシティの探索を楽しんでください。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。 慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。 幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。 最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。























