編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は2026年2月28日発売のスイッチ版ポケットモンスターファイアレッド・リーフグリーンの隠し要素やレアポケモンについて気になっていると思います。
かつてゲームボーイアドバンスで熱中したあの冒険が最新ハードで蘇るにあたり当時の裏技や小ネタがどうなるのか知りたいはずです。
この記事を読み終える頃にはスイッチ版を隅々まで遊び尽くすための隠しアイテムやレアポケモンの疑問が解決しているはずです。
- 序盤から可能な資金増殖裏技の解説
- 幻の隠しアイテムと入手手順の公開
- 伝説レアポケモンの出現条件と厳選
- スイッチ版で確認すべき小ネタ一覧
それでは解説していきます。
【ポケモンFRLG】隠しアイテム・裏技総まとめ
サントアンヌ号のトラックとフエンせんべい
初代から存在する有名な都市伝説としてサントアンヌ号の近くにある謎のトラックの存在があります。
本作ファイアレッド・リーフグリーンではこの都市伝説が公式によって昇華され実際に隠しアイテムを入手できる特別な場所として用意されています。 本レビューではこの隠しアイテムを確実に入手するための手順を詳細に解説します。
サントアンヌ号はクチバシティの港に停泊している豪華客船ですが通常プレイではひでんマシン「いあいぎり」を入手して船を降りた直後に出航してしまい二度と戻ってきません。
そのためいあいぎりを入手した後に取得可能となる「なみのり」を使って海を渡ることは不可能だと思われていました。
通信交換を用いた出航回避テクニック
この状況を打破するためには通信交換を活用する必要があります。 いあいぎりを覚えたポケモンを別のソフトから通信交換で連れてくることでサントアンヌ号の船長からいあいぎりをもらうイベントをスキップできます。
この状態でストーリーを進めセキチクシティのサファリゾーンでひでんマシン「なみのり」を入手しクチバシティに戻ってきます。
サントアンヌ号は船長に背中をさすってもらわない限り永久に停泊し続けるためなみのりを使って港の右側へと進むことが可能になります。 右端まで進むとそこにはぽつんとトラックが停まっておりその近くの床を調べると隠しアイテム「フエンせんべい」を入手することができます。
フエンせんべいはホウエン地方の名物であり状態異常を全て回復する「なんでもなおし」と同じ効果を持つ貴重なアイテムです。
通常のプレイでは絶対に見ることができないトラックと他地方のアイテムが手に入るというこの要素は開発陣の遊び心が詰まった素晴らしい隠し要素と言えるでしょう。
金の玉マラソンで資金無限増殖
ゲーム序盤から中盤にかけてモンスターボールやきずぐすりを購入するための資金不足に悩まされるプレイヤーは少なくありません。
そんな資金難を一気に解決できるのがハナダシティ北部の24番道路通称ゴールデンボールブリッジで行う金の玉マラソンです。
ここは5人のトレーナーと勝ち抜き戦を行い全員に勝利すると最後に特別なアイテムがもらえるというイベントが発生する場所です。 このイベントの仕様と本作独自のデスペナルティの計算式を組み合わせることで無限に資金を稼ぐことが可能になります。
デスペナルティの仕様変更を利用した錬金術
5人を勝ち抜いた後に話しかけてくる6人目の人物は実はロケット団の団員であり主人公を勧誘してきます。 この時勧誘のプレゼントとして売却額5000円の「きんのたま」を受け取ることができます。
きんのたまを受け取った直後にロケット団員とのバトルが始まりますがここでわざと負けて全滅することがマラソンの鍵となります。
初代では全滅すると所持金が半分になるという厳しいペナルティがありましたが本作では「バッジの所持数」と「手持ちポケモンの最高レベル」を掛け合わせた独自の計算式で減額される仕様に変更されています。
| 項目 | 初代の仕様 | FRLGの仕様 |
|---|---|---|
| 全滅時の所持金減少 | 現在の所持金の半額 | 所持バッジ数 × 最高レベル × 120円 (上限あり) |
| マラソン実行時の損失目安 | 稼げば稼ぐほど損失増大 | 序盤なら数百円〜千円程度で固定 |
| きんのたま売却額 | 5000円 | 5000円 |
ハナダシティ到達時点ではバッジは2個手持ちにレベルの低いポケモン(例えば1番道路で捕まえたレベル2のポッポなど)のみを用意して全滅すれば失う金額はわずか数十分の一に抑えられます。
全滅してポケモンセンターに戻された後再びブリッジに向かうとまたきんのたまをもらうところからイベントが再開されます。
これを繰り返すことで実質ノーリスクできんのたまを無限に増殖させることができゲームバランスが崩壊するほどの資金的余裕を持つことができます。 スイッチ版でもこの仕様が残っていれば序盤の攻略が圧倒的に楽になることは間違いありません。
ポイントアップ増殖バグのやり方
ポケモンの技のPP(パワーポイント)は強力な技ほど少なく設定されており長期戦や四天王戦ではPP切れが致命的な敗北に直結することがあります。
PPの最大値を引き上げるアイテムとして「ポイントアップ」が存在しますがこれは非売品でありゲーム内で入手できる数には限りがあります。
しかし本作にはこの貴重なポイントアップの効果をたった1つのアイテム消費で最大まで引き上げてしまうという恐るべき裏技が存在します。 この裏技を使用すれば大文字やハイドロポンプといった強力な技を気兼ねなく連発できるようになります。
メニュー操作に潜むプログラムの穴
この裏技の実行手順は非常にシンプルですが慎重な操作が求められます。 まずPPを増やしたい技を持つポケモンに対して通常通りポイントアップを1つ使用します。
その後メニュー画面を開き「ポケモン」からポイントアップを使用したポケモンの「つよさをみる」を選択し技の画面を開きます。 ここで先ほどポイントアップを使用した技にカーソルを合わせAボタンを2回連続で押します。
すると不思議なことにポイントアップを消費していないにも関わらずその技のPPがさらに1段階分増加します。 これを繰り返すことで本来なら3つのポイントアップが必要なPP最大値までの強化をたった1つの消費で行うことができます。
ただし注意点としてAボタンを4回押してしまうと逆にPPが減少し別の技のPPが変動してしまうという不安定な挙動を示します。 あくまで正規の仕様ではないプログラムの穴を突いた裏技であるため実行する際は自己責任となりますがその恩恵は計り知れません。
カンナの家のぬいぐるみコンプリート
四天王の1人である氷タイプの使い手カンナはクールで知的な大人の女性というイメージが強いキャラクターです。
しかし本作で追加された新エリア「ナナシマ」を探索することで彼女の意外な一面とゲーム内屈指の過酷なやり込み要素に直面することになります。
ナナシマの4の島にはカンナの自宅が存在しストーリーを進めると彼女の部屋に入ることができます。 その部屋にはピカチュウやヤドンなど可愛いポケモンのぬいぐるみが所狭しと飾られており彼女のファンシーな趣味を垣間見ることができます。
殿堂入り回数に依存する狂気のやり込み
このぬいぐるみは単なる背景のオブジェクトではなくプレイヤーのゲーム進行度に応じて数が増えていくという隠し仕様が搭載されています。 その条件とはポケモンリーグを制覇し「殿堂入り」を果たした回数です。
なんと殿堂入りを25回達成するごとに部屋に飾られるぬいぐるみが1つずつ増えていくという途方もない作業が要求されます。
| 殿堂入り回数 | 追加されるぬいぐるみ |
|---|---|
| 25回 | ニャース |
| 50回 | ラッキー |
| 75回 | ニドラン♀ |
| 100回 | ニドラン♂ |
| 125回 | プリン |
| 150回 | オニドリル |
| 175回 | ピジョット |
| 200回 | ラプラス |
最終的に彼女の相棒であるラプラスのぬいぐるみを出現させるためには合計200回もの殿堂入りを果たす必要があります。
強化された四天王とチャンピオンを200回倒すにはレベル100の強力な周回用ポケモン(ミュウツーなど)を用意したとしても膨大な時間を消費します。 この要素をコンプリートしたからといって特別なアイテムがもらえるわけでもなく完全に自己満足の世界です。
しかし真のポケモンマスターを名乗るのであればこの狂気のやり込み要素に挑戦しカンナの部屋をぬいぐるみで満たしてみるのも一興です。
隠しマップ「へんげのどうくつ」の謎
本作の後半で訪れることになるナナシマは初代には存在しなかった完全新規のマップであり数多くの謎が隠されています。
その中でも特にプレイヤーの好奇心を刺激しそして肩透かしを食らわせたのが6の島にある「しるしのばやし」とその後ろに広がる「へんげのどうくつ」です。
しるしのばやしは草むらが不自然な形で配置されており上空から見ると何らかの文字や記号を形成しているかのように見えます。 当時のプレイヤーたちはこの草むらの配置に深い意味があると考え解読に情熱を注ぎました。
意味深な構造と空虚な洞窟
しかし結論から言うとしるしのばやしの草むらの配置にはゲーム的な意味は全く存在しませんでした。 そしてその奥に存在するへんげのどうくつもまた深い謎に包まれています。
「へんげ(変化)」という意味深な名前が付けられておりマップの構造も複雑で何か途方もない秘密が隠されているかのような雰囲気を醸し出しています。
しかし洞窟の中をいくら探索してもアイテムは1つも落ちておらず出現する野生のポケモンはズバットのみという異様な空間になっています。
一説によると当時発売されていた周辺機器「カードeリーダー+」を使用して特別なカードを読み込ませることで出現するポケモンが変化する予定だったと言われています。 しかし公式から明確なアナウンスはなく現在に至るまで謎の空間として語り継がれています。
スイッチ版ではこのへんげのどうくつに新たなイベントやレアポケモンが追加されるのではないかと多くのファンが期待を寄せています。
ニビ科学博物館のコロンビア号
ニビシティにあるニビ科学博物館は化石や宇宙に関する展示が行われている施設であり入館料として50円を支払う必要があります。
多くのプレイヤーは化石を復元するための「ひみつのコハク」を入手する目的で訪れますがこの博物館の2階には現実世界の歴史とリンクした興味深い小ネタが隠されています。
2階の展示スペースには宇宙船の模型が飾られており近くにいるおじいさんに話しかけると特別なセリフを聞くことができます。
1969年の記憶とアポロ計画
おじいさんは「1969年7月20日人類初めて月に立つ わしはあのニュースが見たくてカラーテレビを買ったんじゃ」と語ります。
この日付と出来事は現実世界のアポロ11号による月面着陸と完全に一致しており展示されている宇宙船の模型には「スペースシャトル コロンビア号」という説明書きがあります。
現実世界のコロンビア号はアポロ計画で月面を周回した司令船の名前でもあり当時の熱狂がゲーム内にしっかりと刻み込まれています。 当時のカラーテレビは非常に高価であり普及率も低かったためこのおじいさんが相当な情熱を持って宇宙開発のニュースを追っていたことが伺えます。
興味深いことに海外版や後のリメイク作品では特定の固有名詞を避けるためか単なる「スペースシャトル」という表記に変更されています。 日本版の本作でしか味わえない現実世界とリンクした深いテキストは世界観の広がりを感じさせる素晴らしい要素です。
【ポケモンFRLG】レアポケモン・やり込み要素総まとめ
三犬(スイクン・エンテイ・ライコウ)の厳選
本作のストーリーをクリアし全国図鑑を入手した後関東地方の草むらにはジョウト地方の伝説のポケモンである通称「三犬」が出現するようになります。
この三犬の出現はプレイヤーがゲーム開始時に選んだ御三家ポケモンによって決まるという特殊な仕様を持っています。 特定のポケモンを狙う場合は最初の選択の時点から計画を立てておく必要があります。
徘徊ポケモンの仕様と個体値の闇
御三家と出現する三犬の関係は以下の表のようになっています。
| 選んだ御三家 | 出現する三犬 | タイプ相性 |
|---|---|---|
| フシギダネ | エンテイ | 弱点を突かれる |
| ヒトカゲ | スイクン | 弱点を突かれる |
| ゼニガメ | ライコウ | 弱点を突かれる |
出現する三犬は選んだ御三家の弱点を突くタイプのポケモンが選ばれるようになっています。 これらは特定の場所に固定で出現するわけではなく関東地方の道路をランダムに徘徊するため遭遇するだけでも一苦労です。
遭遇してもすぐに「ほえる」で逃げ出してしまうため「くろいまなざし」などで逃亡を封じる対策が必須となります。
さらに本作の徘徊ポケモンには致命的なプログラミングのバグが存在しておりHPと攻撃以外の個体値(生まれつきの強さ)が非常に低くなりやすいという仕様が判明しています。 そのため戦闘用の強力な三犬を厳選することは実質的に不可能に近い状態でした。
スイッチ版ではこの個体値バグが修正され純粋に厳選を楽しめる環境になっていることが強く望まれています。
ナナシマのレアポケモン出現場所
ナナシマは本作最大の追加要素であり関東地方の図鑑には載っていないジョウト地方などのポケモンが多数生息しています。
ストーリークリア後に関東地方だけで図鑑を完成させることはできずこのナナシマを隅々まで探索することがポケモンマスターへの必須条件となります。
それぞれの島には独自の生態系が形成されており特定の場所でしか出会えないレアポケモンが存在します。
アンノーン遺跡とジョウト地方の影
例えば7の島の下部に広がる「アスカナのいせき」は複数の小さな遺跡群で構成されており内部にはアンノーンが大量に生息しています。
遺跡ごとにアルファベットの異なるアンノーンが出現するため全種類をコンプリートするためには遺跡の構造を把握し根気強く探索を続ける必要があります。
また6の島にある「しるしのはやし」周辺ではヘラクロスやネイティといったジョウト地方特有のポケモンが草むらから飛び出してきます。
5の島の「おもいでのとう」の周辺では野生のトゲピーが出現するなど従来の関東地方では考えられなかった出会いがプレイヤーを待ち受けています。 これらのレアポケモンを捕獲し進化させることで図鑑が埋まっていく達成感は本作の醍醐味の一つです。
スイッチ版ではさらに出現ポケモンのバリエーションが豊かになっている可能性もあり未知の島への再上陸が今から楽しみでなりません。
ボイスチェッカーのコンプリート報酬
ボイスチェッカーはハナダシティでライバルを倒した直後にもらえる本作独自のキーアイテムです。
ジムリーダーや四天王などゲーム内で出会う重要人物たちの裏設定や噂話を収集し閲覧できるというシステムが搭載されています。 冒険に直接役立つアイテムではありませんが世界観の深掘りやキャラクターの魅力を引き出すために非常に重要な役割を担っています。
全情報収集の果てにある隠しメッセージ
各キャラクターの情報はそれぞれ6つのスロットに分かれており世界中のNPCに話しかけたり特定の看板を読んだりすることで情報がアンロックされていきます。
このボイスチェッカーには操作説明には書かれていない隠し機能が存在します。 キャラクターの選択画面でスタートボタンを押すとその人物の全身が描かれた美麗な公式イラストを閲覧することができるのです。
ドット絵では分からなかった服装のディテールや表情を確認できるためファンにとってはたまらない機能です。 さらに1人のキャラクターの6つの情報を全て集め切るとボイスチェッカーの画面にその人物からプレイヤーへ向けた特別なコメントが表示されるようになります。
全てのキャラクターの情報をコンプリートするためには関東地方とナナシマを駆け巡り膨大な数のNPCと会話する必要があります。
この情報収集の過程で気付かなかった街の歴史や人間関係が見えてくるため本レビューを読んでいる方には是非ともコンプリートに挑戦していただきたいです。
主人公の裏デフォルトネーム
ポケモンシリーズにおいて主人公の名前を決める場面はプレイヤーがゲームの世界に降り立つための重要な儀式です。
歴代のシリーズではオーキド博士などからいくつか用意されたデフォルトネームの中から選ぶか自分で自由に名前を入力する形式が主流でした。
しかし本作では名前の入力画面でデフォルトネームの選択肢が提示されず直接文字入力を求められる仕様に変更されています。
開発陣の遊び心が生んだ隠しネーム
実はこの名前入力画面において1文字も入力せずに「おわり」を選択するとシステム側がランダムで名前を決定してくれるという隠し機能が存在します。
この時に選ばれる名前は男女それぞれ数十種類用意されており中にはポケモンの歴史を感じさせる興味深い名前が含まれています。
| 主人公の性別 | ランダムで選ばれる名前の例 |
|---|---|
| 男の子 | レッド、グリーン、サトシ、ツカズ、ケン、ジョン、ジャック、ジャン |
| 女の子 | リーフ、ファイア、アヤコ、ジュンコ、ユキコ、アリス、ケイト |
男の子の名前にある「サトシ」や「ケン」はご存知の通りポケモンの生みの親である田尻智氏や杉森建氏に由来しています。 「ツカズ」はおそらく株式会社ポケモンの石原恒和氏にちなんだものでしょう。
女の子の名前には「アヤコ」や「ジュンコ」といった昭和から平成にかけての一般的な日本名から「アリス」などの海外名まで幅広く用意されています。
自分で名前を考えるのが面倒な時や一味違う名前で冒険を始めたい時にこの裏デフォルトネーム機能を試してみると新しい発見があるかもしれません。
ポケモン・タマゴの振動による状態判別
ポケモンのステータス画面を開いた際ポケモンのドット絵が上下に揺れるアニメーションが挿入されるのを見たことがあるはずです。
初代の静止画から進化したゲームボーイアドバンスの性能を活かした愛らしい演出ですが実はこの揺れ方には隠された意味が存在します。 単なるランダムなアニメーションではなくポケモンの「ある状態」を視覚的に表現するシステムとして組み込まれているのです。
体力と孵化までの時間を伝えるサイン
この振動の大きさは対象のポケモンの「残りHPの割合」に完全に連動しています。
HPが満タンの時は元気に大きく上下に揺れますが戦闘でダメージを受けHPが黄色や赤のゲージまで減ると揺れ幅が極端に小さく弱々しい動きになります。 瀕死状態のポケモンが元気に飛び跳ねていては違和感があるため非常に理にかなった細かい演出です。
さらにこの振動システムは手持ちの「タマゴ」にも適用されています。 タマゴの場合はHPという概念がない代わりに「孵化までの歩数」に応じて揺れ方が変化します。
タマゴをもらった直後は全く揺れませんが歩数を稼ぎ孵化が近づくにつれて揺れ幅が大きくなっていきます。
ステータス画面を見るだけでタマゴがいつ生まれるのかを直感的に把握できるため孵化作業を行う廃人プレイヤーにとっては非常にありがたい仕様となっています。 スイッチ版ではこの振動演出がHD振動と連動してさらにリアルな手応えとして表現されるのではないかと期待しています。
NPCの視界とサイクリングロードの仕様
ダンジョンや道路を移動している際NPCのトレーナーに見つかり意図しないバトルに巻き込まれてイライラした経験は誰にでもあるでしょう。
「そんな遠くから目が合うわけがない」と文句を言いたくなることもありますが本作のNPCの視界判定は非常に緻密に計算されています。 プレイヤーの移動手段とNPCの職業によって見つかる範囲がダイナミックに変化する仕様が隠されているのです。
職業による視力の違いとBボタンの魔法
プレイヤーがBボタンを押して「ランニングシューズ」で走っている場合足音で気付かれるという設定なのかNPCの視界判定が通常よりも広く設定されます。 バトルを避けたい場合は走らずに歩いて通り抜けるのが基本中の基本となります。
| NPCの職業 | 視界の特徴と設定 |
|---|---|
| とりつかい | 非常に視力が良く画面外に近い距離からでも発見してくる |
| ポケモンレンジャー | 職業柄周囲の警戒を怠らず索敵範囲が広い |
| きとうし | 視力が悪い設定なのか真横を通らない限り気付かない |
このようにNPCの職業設定に基づいた細かなパラメータが設定されており世界観の構築に一役買っています。
またタマムシシティとセキチクシティを結ぶサイクリングロードは下り坂になっており十字キーを押さなくても勝手に自転車が進んでしまう仕様です。
トレーナーが密集している場所で勝手に進んでバトルに突入してしまうのを防ぐ裏技として「Bボタンを押しっぱなしにする」というテクニックがあります。 Bボタンを押している間は坂道でもその場に停止し続けることができるため安全にルートを確認しながら進むことが可能になります。
自宅のテレビ番組と性別の関係
冒険の始まりであるマサラタウンの主人公の自宅。 1階のテレビを調べると映画が放送されているというお馴染みのテキストが表示されます。
初代では「男の子が4人線路の上を歩いている」というテキストが表示され映画『スタンド・バイ・ミー』のオマージュとして語り継がれてきました。
本作でもこのテキストは健在ですが主人公の性別を女の子に設定した場合放送されている映画の内容が変化するという隠し要素があります。
旅立ちを彩る名作映画のオマージュ
女の子主人公を選んで自宅のテレビを調べると「黄色いレンガ道を赤い靴で歩く女の子が映っている」というテキストが表示されます。 これは名作映画『オズの魔法使い』のワンシーンを表現したものです。
竜巻に巻き込まれた少女ドロシーが不思議な仲間たちと共に願いを叶えるための旅に出るというストーリーはこれからポケモンと共に旅立つ主人公の境遇と見事にリンクしています。
男の子の『スタンド・バイ・ミー』が少年たちの少しほろ苦いひと夏の冒険を描いているのに対し女の子の『オズの魔法使い』はファンタジックで夢のある大冒険を描いています。
どちらの映画も「非日常への旅立ち」と「無事な帰還」をテーマにしており母親の目線から見れば主人公が無事に家に帰ってくることを祈るような優しい演出となっています。 細部にまで宿る開発陣の映画愛とポケモンという作品への思い入れを感じることができる大好きな小ネタの一つです。
まとめ
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。 幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。 最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。




















