編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2026年2月28日発売のスイッチ版の「ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン」における、鬼畜な要素やプレイヤーが絶望するほどの内容が気になっていると思います。
当時のプレイヤーたちを幾度となく全滅に追いやった数々の難所は、現代の環境でも脅威となります。
事前の知識がないままプレイを開始すると、進行が行き詰まる可能性が高いポイントが多数存在します。
この記事を読み終える頃には、スイッチ版をプレイする際の難所に対する疑問が解決しているはずです。
- スイッチ版攻略に必須の知識
- 初代からの鬼畜な仕様変更
- プレイヤーが絶望する難所
- 攻略に向けた具体的な対策
それでは解説していきます。
FRLGの洗礼 : 強化されたNPCと迷宮ダンジョン
第13位 : エリートトレーナーの大幅強化
初代である赤・緑から登場する通常のNPCであるエリートトレーナーですが、本作では明確な鬼畜要素として立ちはだかります。
通常のトレーナーよりも高いレベルのポケモンを使用してくる点は初代と同様ですが、出現場所と手持ちの数に大きな変更が加えられました。
タマムシジムやチャンピオンロードといったお馴染みの場所に加え、クリア後に追加される新マップである七島のしっぽうけいこくや、トレーナータワーにも出現します。
プレイヤーが最も苦しめられる変更点は、手持ちポケモンの数が激増したことです。
初代では1体から2体で挑んでくるトレーナーが多数を占めていましたが、本作ではほとんどのエリートトレーナーの手持ちが5体に設定されています。
一番最初に相手にするタマムシジムのエリートトレーナーの時点で5体持ちとなっており、事前の回復やレベル上げを怠るとあっという間にパーティが消耗します。
ポケモンのレベル自体は初代と比較して若干低く調整されていますが、単純に戦闘が長引くため難易度は大幅に上昇しています。
スイッチ版に向けた対策と経験値稼ぎの活用
手持ちが増えたことは厄介ですが、使用してくるポケモン自体は同タイプのポケモンが多く追加されている傾向にあります。
そのため、有利なタイプのポケモンを先頭に配置し、弱点を突く戦術を徹底すれば突破は十分に可能です。
七島のしっぽうけいこくにいるトレーナーは、レベル50を超えるポケモンを繰り出してくるため、四天王クリア後であっても油断は禁物です。
使用ポケモンにはキリンリキや再戦時のリングマなど、初代には存在しなかった金銀世代のポケモンも含まれています。
しかし、エリートトレーナーは倒した際に得られる経験値が非常に多いため、レベル上げの対象としては最適です。
しっぽうけいこくのエリートトレーナーを2人倒すだけで約2万近い経験値を獲得できるため、スイッチ版で育成を行う際は積極的に活用すべきポイントとなります。
| 作品 | 一般的な手持ち数 | 最大レベル目安 | 出現マップの広さ |
|---|---|---|---|
| 初代 | 1〜2体 | 約45 | 関東地方のみ |
| FRLG | 5体 | 約55 | 関東+七島 |
第12位 : かえらずのあなの迷宮ギミック
七島の5の島に位置する、ゴージャスリゾートの東に存在するダンジョンが「かえらずのあな」です。
入った人が行方不明になったという不気味な設定を持つこのダンジョンは、名前の通りギミックが非常にややこしく設定されています。
地形そのものは複雑ではありませんが、各部屋には上下左右の4方向に入り口が存在します。
この入り口を正しい順序で進んでいかないと、最初の部屋に強制的に戻されてしまうという初見殺しの仕様となっています。
やみくもに進んでも永遠に彷徨うことになり、部屋の数も合計10部屋存在するため、適当な選択では突破できません。
正しいルートを見つけるためには、各部屋に配置されている岩の数がヒントになります。
ギミックの法則とアイテム回収ルート
部屋にある岩の数を、時計の短針と同じ方向に合わせることで、正しい入り口の方角を導き出すことができます。
例えば岩が3つであれば3時の方向、つまり右側の入り口が正解となります。
この法則に気づくことができればスムーズに進行できますが、気づかないプレイヤーにとってはまさに絶望のダンジョンです。
また、このダンジョンは単にクリアを目指すだけでなく、アイテム回収の観点でもプレイヤーを悩ませます。
偶数個の部屋において、正解とは反対の方向に進むと行き止まりの部屋に到達し、貴重なアイテムを入手することができます。
出現する野生ポケモンも特徴的で、ファイアレッドではヤミカラスが、リーフグリーンではムウマが出現します。
出現レベルが低いためシルバースプレー等での厳選が難しく、捕獲には根気が必要ですが、スイッチ版で図鑑完成を目指すなら避けては通れない場所です。
第11位 : 一部のジム戦における技構成の凶悪化
初代のジム戦も強敵揃いでしたが、本作では一部のジムリーダーがさらに強化されており、プレイヤーの心を折りに来ます。
特に脅威となるのが、ニビジムのタケシとタマムシジムのエリカ、そしてグレンジムのカツラの3名です。
使用するポケモンの種類やレベルは初代と大きく変わりませんが、技構成が現代の環境に合わせて最適化されています。
最初の難関であるタケシのイワークは、初代では有効な攻撃技を持っていませんでしたが、本作では岩タイプのタイプ一致技である「がんせきふうじ」を習得しています。
がんせきふうじは確定で素早さを下げる追加効果があり、イワークの高い防御力と合わさって、生半可な攻撃では突破できません。
特に最初のパートナーにヒトカゲを選んだプレイヤーは、メタルクローを覚えても大したダメージを与えられず、絶望を味わうことになります。
ジムリーダーごとの強化ポイントと突破法
エリカは、使用する草ポケモン全員が「ギガドレイン」を使用するようになっています。
初代のメガドレインから威力が60に引き上げられており、ダメージを与えつつHPを回復されるため長期戦を強いられます。
モンジャラも「どくのこな」や「ねをはる」を習得し、搦め手が非常に厄介になっています。
カツラは手持ちのポケモン全員が、威力120の「だいもんじ」を放ってくるという力押しの戦術を取ってきます。
やけどの確率は下がったものの、単純な火力の高さが脅威となるため、水タイプや岩タイプでの確実な対策が必須です。
タケシ戦でヒトカゲを選んだ場合の救済措置として、本作では22番道路で格闘タイプのマンキーを捕獲できるようになっています。
けたぐりの威力が相手の重さに依存する仕様に変更されたため、イワークに対して致命傷を与えることが可能です。
| ジムリーダー | 脅威となるポケモン | 変更された主要技 | 技の威力と効果 |
|---|---|---|---|
| タケシ | イワーク | がんせきふうじ | 威力50・素早さ低下 |
| エリカ | ラフレシア等 | ギガドレイン | 威力60・HP吸収 |
| カツラ | ウインディ等 | だいもんじ | 威力120・確率やけど |
第10位 : 四天王の理不尽な強化と持ち物追加
ポケモンの殿堂入りを阻む四天王は、本作でも最大の壁として立ちはだかります。
レベル自体は初代と比較して全体的に2ほど下がっていますが、技構成の変更と新システムの導入により実質的な難易度は跳ね上がっています。
最初のカンナこそ、ラプラスのふぶきが消滅したことで弱体化していますが、その後の3人は非常に危険です。
シバのイワークはアイアンテールやがんせきふうじを覚え、カイリキーは急所に当たりやすいクロスチョップを放ってきます。
キクコのゴーストとゲンガーは、第3世代のシステムである「特性ふゆう」を獲得したことで、弱点であったはずの地面タイプの技を完全に無効化してきます。
さらにゲンガーは、タイプ一致のシャドーボールや必中のシャドーパンチを習得しており、攻撃性能が劇的に向上しています。
ワタルの逆鱗とオボンのみの脅威
ドラゴン使いのワタルは、ハクリューとカイリューが強力なタイプ一致技である「げきりん」を習得しました。
初代ではタイプ一致のドラゴン技が存在しなかったため、これは計り知れない強化と言えます。
また、四天王の切り札となるポケモンは、全員がHPを回復する「オボンのみ」を所持しています。
あと一歩で倒せるという場面で回復され、そこから強力な技で逆転されるという悲劇が後を絶ちません。
氷タイプやエスパータイプといった明確な弱点を用意して挑まなければ、突破は不可能です。
スイッチ版では殿堂入り後に、さらにレベルが上がった強化版四天王とも戦うことになるため、しっかりとした育成環境の構築が求められます。
第9位 : ポケモン屋敷の初見殺しギミック
グレンタウンに存在するポケモン屋敷は、ジムリーダーのカツラの鍵を見つけるために、必ず探索しなければならないダンジョンです。
かつてポケモンの研究が行われていたこの施設は、現在では廃墟となっており、内部は侵入者を阻むためのセキュリティで溢れています。
ポケモンの銅像に隠されたスイッチを押すことで、壁のロックが開閉するギミックが基本となります。
スイッチのオンオフを繰り返しながらルートを開拓していく必要がありますが、それだけでは目的地に到達できません。
このダンジョン最大の鬼畜要素は、地下へ向かうための隠されたルートの存在です。
見えない落下ポイントの発見
地下へ行くためには、3階のマップ中央下にある、一見するとただの行き止まりに見える壁の切れ目から下の階へ飛び降りる必要があります。
ノーヒントでこの切れ目が落下ポイントであることに気づくのは非常に困難であり、多くのプレイヤーが屋敷内を延々と彷徨うことになりました。
野生のポケモン自体のレベルはそこまで高くありませんが、エンカウントを繰り返しながら同じ場所を行ったり来たりするのは多大なストレスとなります。
あらかじめシルバースプレーを大量に持ち込み、エンカウントを避けながら壁沿いを丁寧に調べていくことが唯一の攻略法となります。
ストーリー進行上絶対に避けては通れない場所であるため、スイッチ版をプレイする際は、この落下ポイントの存在を必ず覚えておく必要があります。
第8位 : 不意打ちで現れるライバルの猛威
冒険の途中で何度も立ち塞がるライバルは、本作においてプレイヤーを絶望させる要因の一つです。
特に厄介なのが、こちらの準備が整っていないタイミングで、不意打ちのようにバトルを仕掛けてくる点です。
トキワシティの西にある22番道路でのバトルは無視して進むことも可能ですが、挑む場合はレベル差に苦しめられます。
初代ではライバルの手持ちレベルが8から9であったのに対し、本作では御三家ポケモンがレベル9に引き上げられています。
序盤のレベル1の差はステータスに直結するため、非常にシビアな戦いとなります。
また、技を2つしか覚えていなかった初代とは異なり、本作のライバルはほとんどのポケモンが技を4つしっかりと揃えています。
チャンピオン戦での完成されたパーティ
ライバルとの最終決戦であるチャンピオン戦では、さらに洗練された構成で挑んできます。
サイドンはタイプ一致のがんせきふうじやじしんを習得し、火力が大幅に向上しました。
ウインディは初代のひのこからかえんほうしゃに変更された上、先制技のしんそくまで使いこなします。
ナッシーはギガドレインやねむりごな、ひかりのかべなど多彩な変化技と回復技を備えた厄介な要塞と化しています。
さらに御三家ポケモンは四天王と同様にオボンのみを持たされているため、削りきれずに反撃を受けるリスクが常に伴います。
カメックスのふぶきが没収されたというわずかな弱体化はあるものの、全体としての強さは初代を遥かに凌駕しています。
| ライバルのポケモン | 初代の主力技 | FRLGの主力技 | 強化ポイント |
|---|---|---|---|
| ウインディ | ひのこ | かえんほうしゃ・しんそく | 高火力と先制攻撃の確保 |
| サイドン | つのドリル | じしん・がんせきふうじ | 安定したタイプ一致高火力 |
| ナッシー | たまごまた | ギガドレイン・ねむりごな | 回復と状態異常による妨害 |
第7位 : クチバジムの完全運否天賦スイッチ
電気タイプの使い手であるマチスが待ち受けるクチバジムは、バトルの難易度よりもギミックの理不尽さでプレイヤーを絶望させます。
マチスに挑むためには、部屋の中に無数に配置されたゴミ箱の中から二つのスイッチを見つけ出し、ロックを解除する必要があります。
このスイッチは、二つ連続で正解のゴミ箱を調べなければならないという非常に厳しい条件が設定されています。
もし一つ目のスイッチを見つけた後に、二つ目で外れを引いてしまうと、一つ目のスイッチの位置もランダムに再配置されてしまいます。
つまり完全に最初から探し直しとなるため、プレイヤーの純粋な運だけが試される苦行の空間となっています。
運ゲーを乗り越えるための確率計算
ヒントをくれるNPCが存在し、一つ目のスイッチと二つ目のスイッチは必ず隣り合わせに配置されているという情報を得られます。
この法則に従えば、一つ目を見つけた時点で二つ目の候補は上下左右の4箇所に絞られるため、確率は4分の1となります。
部屋の角にあるゴミ箱が一つ目のスイッチであれば、隣接するゴミ箱は2箇所になるため、確率は2分の1まで上がります。
初代の赤緑ではプログラムの設定ミスにより、必ずしも隣り合わせになっていないという致命的なバグが存在していましたが、本作では修正されています。
バグが修正されたとはいえ、連続正解が必須の運ゲーであることには変わりなく、運が悪ければ数十分から数時間もゴミ箱を漁り続けることになります。
スイッチ版では、リセットによる試行回数の確保などのシステム的なアプローチが必要になるかもしれません。
プレイヤーが絶望する要素 : 運と忍耐の極致
第6位 : ヤマブキシティのゲートにおける仕様変更
ヤマブキシティは四方にあるゲートが警備員によって封鎖されており、最初は入ることができません。
初代のプレイヤーであれば、タマムシシティのデパートの自動販売機で飲み物を買って警備員に渡せば通れる、という解決策を記憶しているはずです。
しかし本作において、その記憶に頼って自動販売機で飲み物を買っても、警備員は全く受け取ってくれません。
本作でゲートを通るためのフラグアイテムは、飲み物ではなく、タマムシマンションの1階にいるおばあさんからもらえる「お茶」に変更されました。
この仕様変更を知らない初代経験者は、自動販売機の前で首を傾げ、ゲートの前で立ち往生するという事態が多発しました。
通信交換を利用したフラグブレイク対策
なぜこのような変更が行われたのかというと、その理由は、ポケモンにアイテムを持たせることができるようになった新システムにあります。
もしフラグアイテムが初代と同じ市販の飲み物であった場合、別のROMから飲み物を持たせたポケモンを通信交換で送ることで、本来のストーリー進行を無視して序盤からヤマブキシティに入れてしまいます。
これを防ぐために、市販品ではなく、大切なものカテゴリに入る「お茶」という固有アイテムがフラグとして設定されたのです。
システムの進化に伴う必然的な変更とはいえ、過去の知識がそのまま罠になるという点で非常に厄介なポイントとなっています。
スイッチ版のレビューを作成する上でも、この仕様変更は必ず言及すべき重要な注意点です。
第5位 : ふたごじまとフリーザーの過酷な捕獲劇
伝説の鳥ポケモンの一角であるフリーザーが眠るふたごじまは、その道中から捕獲に至るまで全てが鬼畜難易度で構成されています。
まずこのダンジョンを攻略するためには、秘伝技の「かいりき」と「なみのり」を覚えたポケモンが手持ちに必須となります。
ダンジョン内には水の流れが速すぎて、なみのりが使用できないエリアが存在します。
この急流をせき止めるために、上の階からかいりきを使って岩を穴に落としていかなければなりません。
ルートを間違えて岩を壁際に押し込んでしまうと二度と動かせなくなり、一度ダンジョンを出て最初からやり直す羽目になります。
伝説のポケモンの捕獲率とバトル対策
迷路のように入り組んだマップで、エンカウント率の高い野生のポケモンと戦いながら重い岩を慎重に運ぶ作業は、多大なストレスと時間を消費させます。
苦労の末にフリーザーの元へたどり着いても、そこからが本当の地獄の始まりです。
フリーザーの放つタイプ一致の「れいとうビーム」は非常に強力であり、こちらのポケモンが次々と倒されていきます。
さらに伝説のポケモンであるため捕獲率が極端に低く、HPをギリギリまで削り状態異常にしても、モンスターボールを数十個単位で消費します。
誤って倒してしまえば二度と復活しないため、直前でのレポートは絶対に行わなければならない、最も緊張を強いられる場面です。
| 伝説のポケモン | 危険な攻撃技 | 捕獲に必要なボールの目安 | 推奨される状態異常 |
|---|---|---|---|
| フリーザー | れいとうビーム | ハイパーボール30個以上 | ねむり・まひ |
| サンダー | ドリルくちばし | ハイパーボール30個以上 | ねむり・まひ |
| ファイヤー | かえんほうしゃ | ハイパーボール30個以上 | ねむり・まひ |
第4位 : ディグダのあなと逃走不可のダグトリオ
クチバシティ付近の11番道路と2番道路を繋ぐディグダのあなは、マップ構造自体は一本道でギミックも存在しません。
それにもかかわらずこの場所が鬼畜要素として挙げられる理由は、出現するダグトリオの異常な強さにあります。
ディグダのあなでは出現率5パーセントという低確率でダグトリオが出現しますが、そのレベルは29または31という異常な高さを誇ります。
クチバジムのマチスの切り札であるライチュウがレベル24であることを考えると、この時点のプレイヤーにとっては完全なオーバースペックの強敵です。
初代であれば遭遇しても逃げるという選択肢がありましたが、本作ではシステム変更によりそれすら許されません。
特性ありじごくによる全滅の恐怖
本作のダグトリオには「特性ありじごく」が実装されています。
この特性は、相手の地面にいるポケモンを交代不可かつ逃走不可にするという凶悪な効果を持っています。
つまり準備不足の状態でダグトリオに遭遇してしまった場合、逃げることもポケモンを入れ替えることもできず、強制的に戦わされることになります。
ダグトリオは素早さ種族値が非常に高く、大半のポケモンは先制で攻撃を受け、なす術なく全滅に追い込まれます。
対策としては、特性の影響を受けない飛行タイプや特性ふゆうを持つポケモンを、常に先頭に配置してディグダのあなを抜ける必要があります。
捕獲できればマチス戦で大活躍する即戦力となりますが、リスクとリターンが釣り合っていない危険地帯です。
第3位 : シルフカンパニーの無限ワープ地獄
ヤマブキシティにそびえ立つシルフカンパニーの本社ビルは、ゲーム中盤における最大の難関ダンジョンです。
企業の本社という設定であるため野生のポケモンは出現しませんが、ビルを占拠したロケット団との果てしない連戦が待ち受けています。
このダンジョンの恐ろしいところはその規模の大きさにあり、1階を除いた全11階層という長大な構成となっています。
各フロアには無数のロケット団員が配置されており、全員とバトルをしていれば手持ちのPPや回復アイテムが確実に底を突きます。
さらにダンジョンの進行を極めて難解にしているのが、各所に配置されたワープ床の存在です。
規則性のないワープと消耗戦
ワープ床を踏むとビルの別の場所へと瞬時に飛ばされますが、そのワープ先には分かりやすい規則性がありません。
自分が今何階のどの部屋にいるのかを見失いやすく、同じ場所を何度もループしてしまうプレイヤーが続出しました。
最短ルートを知っていれば全ての部屋を回る必要はありませんが、初見プレイで情報を探りながら進む場合は地獄のようなマッピング作業を強いられます。
しかもワープ先で不意にライバルとのバトルが発生するポイントもあり、消耗した状態で戦いを挑まれ敗北するケースも珍しくありません。
マスターボールやラプラスの入手といった大きな見返りがある分、プレイヤーの精神力とポケモンの持久力が極限まで試されるダンジョンです。
第2位 : 伝説の三犬の果てしない鬼ごっこ
本作のクリア後コンテンツとして最大の目玉であり、同時に最大の絶望をもたらすのが、伝説の三犬と呼ばれるエンテイ・ライコウ・スイクンの捕獲です。
殿堂入りを果たし、七島でネットワークマシンを完成させた後、最初に入手した御三家ポケモンに応じてこのうちの1体が関東地方のどこかに出現するようになります。
フシギダネを選んだ場合はエンテイ、ヒトカゲはスイクン、ゼニガメはライコウという対応になっています。
このイベントの鬼畜な点は、出現場所が完全にランダムであり、特定のダンジョンに行けば会えるというものではないことです。
関東地方の草むらや水上を当てもなく歩き回り、最初のエンカウントを果たすまでは図鑑での位置確認すらできません。
ほえるによる強制終了と捕獲の修羅場
さらに厄介なのが、プレイヤーがマップを移動すると三犬も別のマップへと移動してしまう徘徊システムです。
運良く遭遇できたとしても、三犬はバトル開始直後に高い確率で逃亡を選択します。
逃走を封じる技や特性を使ったとしても、三犬は「ほえる」を習得しているため強制的にバトルを終了させられてしまいます。
捕獲率もフリーザー等と同じく最低クラスに設定されており、削ったHPは次回遭遇時に引き継がれるものの、捕獲までの道のりは果てしなく遠いです。
対策としては、レベル45前後のポケモンを先頭にしてゴールドスプレーを使用し、三犬以外の野生ポケモンとのエンカウントを弾く方法が最も有効です。
多くのプレイヤーがこの作業の過酷さに耐えきれず、マスターボールを三犬のために温存し使用するという決断を下しました。
| 御三家 | 出現する三犬 | 遭遇時の主な妨害行動 | 有効な対策 |
|---|---|---|---|
| フシギダネ | エンテイ | 逃走・ほえる | レベル45先頭+スプレー |
| ヒトカゲ | スイクン | 逃走・ほえる | レベル45先頭+スプレー |
| ゼニガメ | ライコウ | 逃走・ほえる | レベル45先頭+スプレー |
第1位 : ハナダジムのカスミ戦と絶望のスターミー
数ある鬼畜要素を押しのけて1位に輝いたのは、序盤の壁であるハナダジムのジムリーダー、カスミとのバトルです。
初代の時点でもカスミの切り札であるスターミーは異常な強さを誇っていましたが、本作ではさらに磨きがかかっています。
スターミーの種族値は合計520と、序盤に出現するポケモンとしては破格の数値を持ち、特攻種族値100と素早さ種族値115から放たれる攻撃は驚異的です。
初代ではバブルこうせんを使用してきましたが、本作では主力技が「みずのはどう」に変更されました。
威力の差はわずか5しかありませんが、みずのはどうには20パーセントの確率で相手をこんらん状態にするという凶悪な追加効果があります。
みずのはどうとじこさいせいによる完全制圧
このこんらん効果により、タイプ相性で有利な草タイプや電気タイプのポケモンを用意したとしても、自傷ダメージで自滅に追い込まれる展開が頻発します。
さらにスターミーは、HPを最大値の半分回復する「じこさいせい」まで習得しています。
苦労してダメージを与えても回復され、こんらんで行動を封じられ、そのまま押し切られるという最悪のループに陥ります。
ヒトカゲを選んだプレイヤーにとっては文字通り手も足も出ない状況となり、ピカチュウやナゾノクサを過剰なまでにレベル上げして挑むしかありません。
あまりの強さに、ハナダジムの攻略を一旦保留にし、先にクチバジムへ向かうプレイヤーも存在したほどです。
序盤の最難関でありながら回避することができないストーリー進行の要所であるため、堂々の1位という結果になりました。
まとめ
本作は初代の素晴らしいゲーム性を引き継ぎつつ、現代的なシステム変更が加えられたことで、新たな難所と鬼畜要素が多数生まれました。
エリートトレーナーの強化や特性の追加によるNPCの凶悪化は、歯ごたえのあるバトルを求めるプレイヤーには最高のスパイスとなります。
一方で、カスミのスターミーや伝説の三犬の徘徊など、事前の準備と深い知識がなければ突破が困難な理不尽な要素も健在です。
スイッチ版ではこれらの鬼畜要素がどのような形でプレイヤーを苦しめるのか、あるいはシステム的な補助によって遊びやすくなっているのか、非常に楽しみな部分でもあります。
今回紹介した攻略法や対策をしっかりと頭に入れ、万全の準備で関東地方と七島の冒険に挑んでください。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。




















