編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、高難易度ミッションでの「火力が足りない」「敵の攻撃ですぐに落命してしまう」といった攻守のバランスに悩んでいることと思います。
この記事を読み終える頃には、超火力と鉄壁の防御を両立させた「大黒天サムライビルド」の構成と運用方法が明確になり、ビルド構築の疑問が解決しているはずです。
- 攻撃動作中の被ダメージを極限までカットする「鉄壁」の仕組みがわかる
- 「大黒天」と複数の揃え効果を組み合わせた最適解の装備構成がわかる
- 刀以外の武器種でも流用可能な「高い汎用性」の理由が理解できる
- アムリタ吸収回復と「無双剣」を活かした立ち回りでボス戦が安定する
それでは解説していきます。
超火力と高耐久を両立させる「大黒天サムライビルド」の全体像
今回紹介するのは、私の読者さんからも非常に評判が良い「大黒天」を中心としたサムライビルドです。このビルドの最大の特徴は、**「敵と殴り合っても競り勝てる耐久力」と「トップクラスの瞬間火力」**を両立している点にあります。
『仁王3』の高難易度コンテンツでは、敵の攻撃一発が致命傷になることが多く、回避やガードに専念しすぎてジリ貧になるケースが少なくありません。しかし、このビルドは「攻撃動作中の被ダメージ軽減」を極限まで高めることで、敵の攻撃を受けながら強引にこちらの最大火力を叩き込むことを可能にしています。
まずは、このビルドの核となる「揃え効果」の組み合わせから解説していきましょう。
複数の「揃え効果」をパズルのように組み合わせる最適解
このビルドは単一のシリーズで固めるのではなく、複数の恩恵(揃え効果)を「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」の効果で-1必要装備数にして発動させる「キメラ構成」です。
具体的には以下の4つの効果を同時に発動させます。
採用する4つの揃え効果一覧
| 揃え効果名 | 必要装備数 | 狙いの効果 | 解説 |
|---|---|---|---|
| 大黒天の恩寵 | 6つ揃え | ダメージ増加・汎用性 | 今回のベース。7つ目の「忍術威力」は侍ビルドには不要なため、6つで止めます。 |
| 怪童丸(怪童の戦斧) | 2つ揃え | 攻撃動作中の被ダメージ -10.3% | このビルドの生命線。攻撃モーション中のダメージを大幅にカットします。 |
| 軍神の照覧(楯無) | 3つ揃え | 武器ダメージ +15.1% | 高重量防具による堅牢さと、純粋な火力アップを目的に採用します。 |
| 東国無双の誉れ | 3つ揃え | 武器ダメージ +8.3%
攻撃動作中の被ダメージ -3.0% |
さらなる火力底上げと、ダメージカット率の上乗せを狙います。 |
このように、少しずつ美味しい効果をつまみ食いすることで、単一セットでは実現できないステータスを構築します。特に注目すべきは**「攻撃動作中の被ダメージ軽減」**です。これを重ねがけすることで、攻撃中であれば敵の大技を受けても怯まず、ダメージも微量に抑えることが可能になります。
装備構成の詳細:武器・防具のパズル
では、実際にどの部位に何を装備すれば上記のセットボーナスが発動するのか、具体的な装備構成を見ていきましょう。ここがビルド構築で最も悩みやすいポイントですが、以下の通りに組めば間違いありません。
武器・遠距離武器の構成
メイン武器には刀を採用していますが、この枠は「大黒天の恩寵」が付いていれば他の武器種でも代用可能です。
- メイン武器:鬼丸国綱(大黒天の恩寵)
- 固定OP等は後述しますが、ベースとなる武器です。
- サブ武器:怪童のまさかり(怪童丸)
- 装備するだけで使用はしません。「怪童丸」の揃え効果を発動させるためのパーツです。
- 遠距離武器1 & 2:大黒天の恩寵付きの銃・大筒
- ここもセット数稼ぎのために「大黒天」がついたものを採用します。
防具の構成(頭〜足)
防具は重装を中心にして頑強さを確保しつつ、必要な揃え効果を持つ名称の防具をピンポイントで採用します。
- 頭:当期猛油(楯無・軍神の照覧)
- 胴:山大国(楯無・軍神の照覧) ※または同シリーズの胴
- 腕:当期猛油(楯無・軍神の照覧)
- 腰:東国無双の膝鎧(東国無双の誉れ)
- 足:東国無双の脛当(東国無双の誉れ)
小物(アクセサリー)
- 小物1:八尺瓊勾玉(大黒天の恩寵)
- 必須装備。装備の必要揃え効果数を-1します。
- 小物2:任意の小物(大黒天の恩寵)
- 印籠やお守りなど、OPが良いものを採用します。
この構成により、全ての必要なセットボーナスが発動状態になります。
厳選すべき特殊効果(OP)と焼き直しのポイント
装備を揃えただけでは、まだこのビルドの真価は発揮されません。鍛冶屋での「焼き直し」や「継承」を駆使して、以下の特殊効果(オプション)を付与していく作業が重要になります。
武器(鬼丸国綱)に付けるべきOP
武器には火力を直結させる能力を詰め込みます。
- 武器ダメージ(固定OPなどで数値が高いもの)
- ステータス反映(体)A以上:ステータス振りに依存しますが、最も高いステータスを反映させます。
- 状態異常蓄積 +5%前後:属性や毒などの蓄積を早めます。
- 近接攻撃の気力消費軽減:手数で押すため重要です。
- アムリタ吸収で体力回復:【最重要】 これが無いと耐久戦ができません。必ずつけましょう。
防具全体に共通して付けるべきOP
防具の全部位に共通して入れたいのが以下の2点です。
- 攻撃の被ダメージカット
- アムリタ吸収で体力回復
特に「アムリタ吸収で体力回復」は、胴体には焼き直しでつきますが、他の部位にはつかないことが多いです。その場合、継承OPを使って全部位に移植することを強く推奨します。これにより、攻撃してアムリタが出るたびに凄まじい勢いでHPが回復し、ポーション要らずの立ち回りが可能になります。
部位ごとの固有推奨OP
- 頭:アムリタ吸収で被ダメージ減少バフ付与(テンプレですが強力です)
- 腕:近接攻撃ダメージアップ、攻撃動作中の被ダメージ軽減
- 腰・足:防御力のステータス反映、気力回復速度上昇、移動速度アップなど
ステータス振りと武家:耐久力を底上げする基盤
このビルドは「体力」と「重装備」が前提となるため、ステータス振りもそれに合わせます。
能力開花(ステータス)の目安
- 体(99):最優先。HPの最大値を確保し、武器の火力反映元にもします。
- 心(99):刀の火力と気力最大値のために極振りします。
- 剛(必要分):重装防具(楯無・東国無双)の重量で敏捷さがB(またはCでも可とするなら)になるよう調整。
- 呪(42前後):陰陽術の容量確保のため。バフを多用するため高めが良いです。
- その他:装備の必要ステータスを満たす程度に。
武家選びのリスクとリターン
このビルドの火力をさらに引き上げているのが「武家」の選択です。
- 所属武家:新選組 + 藤堂
藤堂の効果で、装備の重さに応じて体力が上昇します。重装で固めているこのビルドでは、体力が爆発的に伸び(500〜1000近く増えることも)、生存率が大きく上がります。
そして新選組ですが、ここには強力なメリットとデメリットが存在します。
- メリット:近接攻撃ダメージが大きく上昇(1.3倍〜1.4倍の実感値)。
- デメリット:背後から受けるダメージが増加する。
通常、背後ダメージ増加は致命的ですが、このビルドは「正面から殴り合って回復する」スタイルなので、背後を取られない立ち回りを意識すればメリットの方が上回ります。もし「リスクを取りたくない」という場合は、加藤(攻撃動作中の被ダメージ軽減を持つ)を選ぶことで、さらに鉄壁のカチカチビルドにすることも可能です。最大でダメージカット率80%近くまでいけます。
守護霊と魂代:不死身のゾンビ戦法を完成させる
ビルドの仕上げとして、守護霊と妖怪技(魂代)の構成を紹介します。ここで「攻撃動作中の被ダメージ軽減」をさらに上乗せします。
守護霊の選択
- メイン:猪笹王(イノササオ) ※あるいは動画内の「うさぎ/クサギ」等の防御系守護霊
- 猛タイプで、攻撃動作中の被ダメージカット -15% などの強力なパッシブを持っています。これが「殴り合い」を成立させる鍵です。
- サブ:猫又
- 妖怪技ダメージアップなどを目的に採用。
魂代(妖怪技)の構成
憑着させる魂代も、ステータス補正を最優先で選びます。
- 怨霊鬼(おんりょうき):【必須】
- 攻撃動作中の被ダメージ -10%〜(ランクによる)
- これが有るか無いかで耐久力が段違いです。
- ぬっぺふほふ
- 使用時に体力回復&攻撃力増加(狂乱バフ)。
- 体力が多いこのビルドと相性が良く、火力底上げに使います。
- 酒呑童子(しゅてんどうじ)
- アムリタ吸収で防御力アップ。
- 「アムリタ吸収で体力回復」のOPとセットで発動するため、攻撃するだけで「回復+防御アップ」が同時に掛かります。
戦闘スタイルと立ち回り:「無双剣」によるゴリ押し
準備が整ったら、実戦での立ち回りです。基本的には非常にシンプルです。
基本戦術:バフをかけて殴る
ボス戦前には、以下の陰陽術を使用します。
- 奪霊符(だつれいふ):攻撃ヒット時にアムリタを放出させる。これが無いと回復ギミックが作動しないため必須です。
- 修羅符(しゅらふ):防御を下げて攻撃を上げる。耐久力が過剰にあるため、デメリットを無視して火力を取ります。
- 金剛符(こんごうふ):防御力アップ。修羅符のデメリット消しに。
- 属性エンチャント(水や浄など):弱点を突くため。
必殺コンボ:上段構え「無双剣」
刀スキルの**「無双剣(むそうけん)」**(ガード中に△長押し等で発動する連続斬り)を主力にします。
- 敵に密着する。
- 敵の攻撃に合わせて**「無双剣」**をぶっ放す。
- こちらの攻撃モーション中は「攻撃動作中被ダメージ軽減(合計-50%以上)」が発動し、敵の攻撃を耐える。
- 攻撃がヒットするたびに奪霊符でアムリタが出現し、防具のOPで体力が超回復する。
- 気力が切れそうになったら**「残心」または「流転」**で回復し、再度無双剣。
動画の検証では、無双剣の連打だけで最大4万ダメージ近い数値を叩き出しています。混沌やられ(2属性以上のやられ状態)を絡めれば、6万ダメージも見えてくるでしょう。
なぜ「刀」なのか? 他武器への応用
今回、刀を紹介したのは「無双剣」という定点火力がこのビルドコンセプト(足を止めて殴り合う)にマッチしていたからです。
しかし、このビルドの強みは**「防具とアクセ、そして守護霊の組み合わせ」**にあります。つまり、武器の部分を「大黒天の恩寵」がついた「二刀」や「槍」「大太刀」に変えても、同じように高耐久・高火力の恩恵を受けられます。
- 二刀の場合:「水形剣」などの連撃スキルと相性抜群。
- 斧の場合:ハイパーアーマーを活かした重厚な殴り合いが可能。
「どの武器を使いたいか決まっていないけど、とりあえず強い装備を作りたい」という方にとって、この装備セットは一つの**「汎用テンプレ」**として機能します。一度作ってしまえば、武器を持ち替えるだけで様々な遊び方ができるのも大きな魅力です。
まとめ:大黒天サムライビルドは攻略の最適解の一つ
今回は、攻守ともに隙のない「大黒天サムライビルド」について解説しました。
最後に改めてポイントを整理します。
- 大黒天6・怪童2・楯無3・東国3のキメラ構成で、火力とカット率を最大化する。
- **「攻撃動作中の被ダメージ軽減」**を怨霊鬼やイノササオで重ねがけし、被弾前提の立ち回りを可能にする。
- **「奪霊符」×「アムリタ吸収回復」**のコンボで、殴りながら即座に全回復するゾンビ性能を持たせる。
- 武器種を変えても運用可能な高い汎用性を持つため、作っておいて損はない。
高難易度ミッションで詰まっている方や、アクションが少し苦手で「回避よりガードやゴリ押しで戦いたい」という方には特におすすめです。ぜひ、この装備を揃えて『仁王3』の世界を無双してください。
筆者情報
桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドボックス系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。




















