編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、「仁王3」をプレイし始めたものの、敵が強すぎて進めなくなったり、新システムの「魂合わせ」や「魂抜き」の仕組みが複雑で活用しきれていなかったりと、序盤の進め方に不安を感じているのではないでしょうか。特に今作は、前作からの変更点も多く、リソース管理が非常にシビアになっています。
この記事を読み終える頃には、序盤の最適なルート構築ができ、装備強化の仕組みを完全に理解して、スムーズに戦国時代を駆け抜けることができるようになっているはずです。
- 最優先は「鍛冶屋サブクエ」のクリアによる機能解放
- 「魂合わせ」と新要素「魂抜き」で装備レベルを管理する
- 「武家」は豊臣一択?金策とアムリタ効率の最適解
- 修行ミッション「中伝」でサブ武器と魂代強化を解禁
それでは解説していきます。
序盤攻略の全体フローと効率的な進め方
『仁王3』は、ただ闇雲にメインミッションを進めるだけでは、敵のステータス上昇にプレイヤーの装備が追いつかず、いわゆる「詰み」の状態に陥りやすいゲームバランスになっています。
製品版が開幕し、私が実際に戦国時代編をクリアするまで(約7〜10時間程度)プレイして検証した結果、最も効率的かつ安定して攻略できるフローチャートが確立できました。まずは、以下の手順を頭に入れておくことで、無駄な時間を過ごすことなくキャラクターを強化できます。
1. チュートリアルからメインミッションの進行
まずは基本操作を覚えつつ、最初のメインミッションを進めます。ここは従来通りですが、道中で拾える装備品は「後で売るか分解する」ため、レアリティに関わらず拾えるだけ拾っておくのが鉄則です。特に体験版から引き継ぎを行っているプレイヤーは、ある程度装備が揃っているかもしれませんが、製品版の新要素に向けて素材はいくらあっても足りません。
2. サナルコエリアでの「鍛冶屋サブクエスト」最優先
ある程度マップが進み、「サナルコ」エリアが解放されたら、メインミッションを一旦ストップしてでも鍛冶屋の機能を拡張するサブクエストに向かってください。
このサブクエストをクリアすることで、本作の攻略難易度を劇的に下げる「魂合わせ」が解放されます。場所はマップの左下、サナルコエリアの島の方へ向かい、高所へ登っていくルートです。特に強力なボスがいるわけではないため、道中の敵を処理しながら頂上にあるアイテムを回収し、鍛冶屋のトヨちゃんに渡すだけで完了します。
3. 装備強化と探索による「魂」集め
機能が解放されたら、手持ちの強力な装備(体験版の厳選装備など)のレベルを引き上げます。しかし、今作はとにかく「お金」と「素材」が枯渇します。
そのため、メインミッションを一気に進めるのではなく、各エリアを隅々まで(7〜8割程度)探索し、敵を倒してドロップ品を集め、不要な装備を「魂抜き」や売却に回すサイクルを作ることが重要です。
4. 戦国編クリア後の「武家」と「修行」解放
戦国時代のメインストーリーを一通りクリアすると、拠点機能として「隠世の茶室(武家)」と「修行ミッション(中伝)」が解放されます。ここまで到達するのが第一の目標です。
これらが解放されると、ステータスの底上げやサブ武器枠の増加、魂代の強化が可能になり、キャラクターの強さが別次元へと進化します。焦って次の時代へ進むよりも、この段階でしっかりと地盤を固めることが、中盤以降の攻略を楽にする鍵となります。
必須要素「魂合わせ・魂抜き」徹底解説
今作『仁王3』において、最も重要かつ複雑なのが鍛冶屋の新システムです。ここを理解しているかどうかで、ゲームの難易度が天と地ほど変わります。前作までの知識だけで挑むと、素材不足や金欠で苦しむことになるため、仕様を完全に把握しておきましょう。
魂合わせの新仕様とメリット
従来のシリーズにもあった「魂合わせ」ですが、今作では仕様が大きく変更されています。基本的には「ベースとなる装備のレベル」や「+値(プラス値)」を引き上げるための機能ですが、素材の扱いが異なります。
レベル選択とプラス値選択
魂合わせには明確に2つのモードが存在します。
- レベル選択: 低レベルだが特殊効果が優秀な装備を、現在の進行度に合わせてレベルアップさせる。
- プラス値選択: 装備に付いている「+値」を強化し、基礎攻撃力や防御力を底上げする。
例えば、体験版で入手したレベル20の強力な武器を、製品版の進行に合わせてレベル47〜67付近まで一気に引き上げることが可能です。これにより、愛用している武器を長く使い続けることができます。
劇的なステータス上昇
特に「プラス値」の恩恵は絶大です。 何も付いていないノーマル状態から「+1」にするだけでも、攻撃力が30〜40程度上昇します。これが「+5」程度になると、100〜200近い数値の上昇が見込めるため、敵の殲滅速度が目に見えて変わります。
必要な素材「黄鉱石」と「青鉱石」
今作の魂合わせでは、武器同士を合成するのではなく、専用の鉱石素材と大量のお金を消費します。
| 強化タイプ | 必要素材(通称) | 用途 | 入手難易度 |
|---|---|---|---|
| レベル強化 | 黄鉱石(魂の鉱石) | 装備のレベル(Lv)を引き上げる | 並 |
| プラス値強化 | 青鉱石 | 装備の+値を強化する | 高(激レア) |
コストの爆発的増加に注意
レベルを20から47へ引き上げるような大幅な強化を行う場合、48万近いお金と、大量の黄鉱石(9600個など)が要求されます。体験版で100万近く貯めていたとしても、数回の強化で一瞬にして破産するバランスになっています。 したがって、「とりあえず全部強化する」のではなく、「メイン武器1本、防具1セット」に絞って投資する必要があります。
新要素「魂抜き」による素材集め
では、その大量の素材をどこで手に入れるのか。そこで登場するのが新機能**「魂抜き」です。 これは従来の「分解」とは異なり、鍛造素材ではなく魂合わせ用の鉱石**を抽出するためのシステムです。
魂抜きのメカニズム
- 通常の装備を魂抜き: 「黄鉱石」が入手できます。
- +値付きの装備を魂抜き: 「青鉱石」と「黄鉱石」が入手できます。
ここで重要なのが、+値を強化するための「青鉱石」は、+値が付いた装備を魂抜きしないと手に入らないという点です。 +1の装備を作るのに青鉱石が20個必要だとします。しかし、+1の装備を分解しても、戻ってくるのは4〜8個程度。つまり、等価交換ではありません。
「プラス値の装備」はドロップ率が低く設定されており、非常に貴重です。「なんとなく分解」してしまうと、本命の装備を強化する際に素材が足りなくなる事態に陥ります。
鍛冶屋での「大成功」について
魂合わせを行う際、稀に「大成功」が発生することがあります。 私が確認したケースでは、0から1へ強化しようとした際に大成功が起き、一気に「+3」まで強化されました。これは素材と費用の大幅な節約になるため、発生したら非常にラッキーです。狙って出せるものではありませんが、こうした確率要素も頭に入れておきましょう。
改造機能との併用
魂合わせで+値を「1」以上にすると、「改造」機能も利用できるようになります。 改造を行うと、武器の「反映能力値(ステータス反映)」を変更できます。例えば「心」に特化してステータスを上げている場合、武器の反映を「心A」に変更することで、攻撃力をさらに伸ばすことが可能です。
「魂合わせ」で基礎値を上げ、「改造」で補正値を最適化する。これが本作の装備強化の基本サイクルとなります。
序盤の深刻な金欠問題と対策
前述の通り、本作は「お金」が湯水のように消えていきます。魂合わせ一回で数十万が飛ぶため、金策は常に意識しなければなりません。ここでは、序盤からできる金策とリソース管理について解説します。
不要な装備は「売る」か「魂抜き」か
装備拾得時の処理について、以下の基準で判断することをおすすめします。
- レアリティが低い(白・黄): 基本的に売却してお金にする。
- レアリティが高い(青・紫)かつ+値なし: 素材が不足しているなら魂抜き(黄鉱石狙い)。足りているなら売却。
- +値付き装備: 絶対に売らない。不要なら魂抜き(青鉱石狙い)。
序盤はとにかく現金が必要です。黄鉱石はある程度貯まりやすいので、迷ったら売却して資金を確保するのも一つの手です。
献上品システムを利用した金策
戦国時代クリア後に解放される「隠世の茶室」で行える「献上」も有効な金策手段です。 デイリーで指定される特定のアイテム(紫色の弁当箱マークがついているものなど)や、武具(槍、刀など日替わり)を献上することで、武功ポイントと共に報酬金が得られます。
確認した範囲では、一度の献上で5万2000ほどのお金が手に入りました。これは序盤のミッション報酬と比較しても破格の金額です。毎日必ず茶室をチェックし、指定された不要品があれば積極的に献上しましょう。
武家(隠世の茶室)選びの鉄則
戦国編をクリアし、マップ上の「久遠の場所」へ行くと、松永久秀が登場し「隠世の茶室」が解放されます。ここでは「武家(クラン)」に所属することで、永続的なパッシブスキル(家紋の加護)を得ることができます。
初心者におすすめの武家「豊臣」
数ある武家の中で、攻略段階において圧倒的におすすめなのが**「豊臣(とよとみ)」**です。 前作から引き続き、最強クラスの恩恵を持っています。
| 武家 | 主な恩恵 | おすすめ理由 |
|---|---|---|
| 豊臣 | 獲得アムリタ上昇
アムリタ吸収で体力回復 |
レベル上げ効率が段違いに良くなる上、敵を倒してアムリタを吸うたびに回復するため、仙薬の節約になり生存率が大幅に上がる。 |
迷ったらとりあえず「豊臣」に入っておけば間違いありません。特に「アムリタ吸収で体力回復」は、回復リソースが限られる序盤〜中盤において、難易度を劇的に下げる効果があります。
武功ポイントと役職
武家に所属してマルチプレイを行ったり、赤い敵(血刀塚)を倒したり、献上を行ったりすると「武功」が貯まります。 武功を貯めて武家内での「役職(ランキング)」が上がると、家紋の加護の効果量も上昇します。
- 例:獲得アムリタ+5% → 役職が上がると+5.3%など
微々たる差に見えますが、塵も積もれば山となります。同じ武家に長く所属し、貢献し続けることで恩恵が大きくなる仕組みです。
修行ミッション「中伝」が変える攻略環境
ストーリー進行において、メインミッションと同じくらい重要なのが「修行ミッション」です。特に戦国編クリア後に解放される**「中伝」**は、キャラクターの性能を飛躍的に向上させる機能制限解除が含まれています。
拠点に戻り、修行場にいる師匠たち(服部半蔵など)に話しかけることで受注可能です。
サブ武器枠の解放(武の道・中伝)
最も衝撃的なのが、「武の道・中伝」をクリアすることで解放されるサブ武器装備枠です。 これまでは1種類の武器しか装備できませんでしたが、ここをクリアすると背中に2つ目の武器を背負えるようになります。
サブ武器解放のメリット
- 戦術の幅が広がる: 斧で高火力を出しつつ、素早い敵には二刀で対応するなど、瞬時に武器を切り替えられます。
- 揃え効果の発動: サブ武器として装備しているだけでも、その武器に付与されている「セットボーナス(揃え効果)」のカウントが進みます。
- 例:「東国無双」のセット効果を発動させたい場合、メインで使わなくてもサブ枠に「蜻蛉切」を入れておけば、防具と合わせて効果を発動できます。
これにより、ビルド構築の自由度が一気に跳ね上がります。最優先でクリアすべき修行ミッションです。
魂代・守護霊のレベル上限解放(陰陽の道・中伝)
「陰陽の道・中伝」をクリアすると、「魂代(妖怪技)」と「守護霊」のレベル強化機能(魂覚醒・守護霊の覚醒)が解放されます。
常世の残滓(とこよのざんし)の使い道
これらの強化には、新アイテム「常世の残滓」を使用します。 体験版や序盤で手に入れた「レベルの低い魂代」でも、この機能を使えば現在の進行度に合わせてレベルを引き上げることが可能です。
- 魂代の供養: 不要な魂代を社(やしろ)で供養(リサイクル)することで、「常世の残滓」を入手できます。
- 強化のサイクル: 敵を倒して魂代を集める → 不要なものを供養して残滓にする → お気に入りの魂代や守護霊を強化する。
守護霊のレベルを上げると、憑着容量が増えたり、守護霊技の威力が上がったりと恩恵が大きいです。特に妖怪技は戦闘の要となるため、ここの強化を怠ると火力不足に悩まされることになります。
忍術の活用(忍びの道・中伝)
**「忍びの道・中伝」**も同様に重要です。クリアすることで、より強力な忍術のスキルツリーが解放されるだけでなく、忍術の装備枠(術容量)が増えるなどの恩恵があります。 変わり身の術(復活)や強力な攻撃アイテムを使用するためには必須の過程です。
エリア探索と周回の重要性
本作は一本道に見えて、探索の比重が非常に高いゲームです。 メインストーリーを急いで進める「駆け抜けプレイ」も可能ですが、以下の理由から**「じっくり探索・周回」**を推奨します。
- 圧倒的なリソース不足: 前述の通り、お金と鉱石、そして常世の残滓はいくらあっても足りません。敵を倒し、宝箱を開け、血刀塚を掘ることが、結果的に最短の攻略に繋がります。
- レベル差の補正: こちらのレベルや装備レベルが低いと、敵へのダメージが極端に通らなくなります。適正レベルまで上げるためには、サブクエストを含めた全エリアの踏破が望ましいです。
まとめ:序盤最強のルーティン
改めて、仁王3の序盤を効率よく進めるためのルーティンをまとめます。
- 鍛冶屋サブクエをクリアし、魂合わせ・魂抜きを解放する。
- 探索率を高め、不要な装備を拾い集めて「資金」と「鉱石」にする。
- メイン武器を魂合わせで強化(+値を付ける)する。
- 戦国編クリア後、即座に**「豊臣」武家に所属**する。
- **修行ミッション「中伝」**を全てクリアし、サブ武器枠と魂強化を解禁する。
この手順を踏めば、理不尽に感じる高難易度ミッションも、装備の暴力と適切なビルドで突破口が開けます。 「沼」と表現されるほどやり込み要素が深い本作ですが、準備さえ整えばこれほど楽しい死にゲーはありません。まずは焦らず、カバンがいっぱいになるまで探索を楽しんでください。
まとめ
本記事では『仁王3』の序盤における効率的な進め方と、新システムの活用法について解説しました。 特に「魂合わせ」のコスト管理と「魂抜き」による素材確保は、これまでのシリーズ経験者ほど見落としがちな新常識です。そして、戦国編クリア後の要素開放が本当のスタートラインと言っても過言ではありません。
しっかりと準備を整え、万全の状態で妖怪たちが蔓延る戦国の世を攻略していきましょう。
筆者情報
桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドボックス系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。『仁王』シリーズはαテストからプレイし続ける愛好家。




















