編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、SNSや動画サイトで噂になっている、本来であれば体験版エリアや序盤では絶対に会うことのできない隠しボス「雷獣」への挑戦方法が気になっていると思います。「本当に序盤で行けるのか?」「データは壊れないのか?」「倒すと何がもらえるのか?」といった不安や期待があることでしょう。
この記事を読み終える頃には、安全に配慮しつつ「雷獣」の元へたどり着くルート、必要な設定、そして倒した後の報酬についての疑問が解決しているはずです。
- システム設定を変更して「壁抜け」の準備を整える
- 「池田の渡し」にある特定のわら家から裏世界へ侵入する
- 水属性を駆使して格上の雷獣を攻略する
- レアリティの高い魂代と強力な装備を入手する
それでは解説していきます。
仁王3序盤の壁「雷獣」とは何者か?
『仁王3』の序盤、特に体験版の範囲内において、正規ルートでは赤い結界(霊脈のロック)に阻まれて進めないエリアが存在します。マップの端に位置し、一見するとただの背景の一部のように見えるその場所ですが、実はそこには中盤以降で戦うことになるであろう強力なボス「雷獣(らいじゅう)」が配置されています。
この雷獣は、本来であればストーリーが進み、特定のクエストフラグが立った状態で訪れるべき相手です。しかし、特定の手順を踏むことで、その結界を無視して強引にボスの目の前まで移動することが可能となっています。
なぜ序盤で挑む価値があるのか
多くのプレイヤーがリスクを冒してまでこの裏技に挑む理由は、圧倒的な「先行利益」にあります。
- 高レベル装備のドロップ: 序盤では入手不可能なレベル帯(Lv50〜60周辺)の武器が手に入る。
- 強力な魂代: 雷属性ダメージアップなど、ビルドの核となる性能を持った「雷獣の魂代」を早期に確保できる。
- プレイスキルの向上: 圧倒的格上の相手と戦うことで、仁王シリーズ特有の「死にゲー」の勘を取り戻せる。
しかし、これには大きなリスクも伴います。これらを踏まえた上で、具体的な手順解説へと進んでいきましょう。
挑戦前の絶対的ルール:セーブデータのバックアップ
何よりも先に伝えなければならないことがあります。それは**「セーブデータのバックアップ」**です。
今回紹介する方法は、ゲームの仕様(グリッチに近い挙動)を利用して、本来行けない場所へ無理やり侵入するものです。開発者が予期していない挙動であるため、以下のようなリスクが考えられます。
- イベント進行不可: 本来のイベントフラグを無視してボスを倒すことで、製品版やその後のストーリー進行においてフラグが折れ、先に進めなくなる可能性がある。
- キャラクターのスタック: 壁や地形に挟まり、身動きが取れなくなる。
- データの破損: 最悪の場合、セーブデータそのものが読み込めなくなる。
バックアップの手順(PS5/PC想定)
もし貴方が「ちょっと試してみよう」という軽い気持ちで挑むのであれば、必ず以下の手順でバックアップを取ってください。
- ゲームを終了し、ホーム画面に戻る。
- 『仁王3』のアプリケーションメニューを開く。
- 「セーブデータのアップロード/ダウンロード」を選択する。
- クラウドストレージ、またはUSBメモリ等の外部メディアに現在のセーブデータをコピーする。
- クラウド同期の自動更新を一時的に「オフ」にする(汚染されたデータが上書きされるのを防ぐため)。
この工程を飛ばして「データが壊れた!」と嘆いても、誰も助けることはできません。攻略ライターとして、ここは強く念押しさせていただきます。
成功率を上げるための「システム設定」と「装備準備」
壁抜けや特殊なジャンプを成功させるためには、プレイスキル以上に「ゲーム内設定」が重要になります。物理演算の挙動を利用するため、フレームレートなどを意図的に落とす必要があるのです。
推奨される画面設定
システムメニューの「画面設定」から、以下の項目を変更してください。これにより、処理落ちや描画の隙間を利用しやすくなります。
| 設定項目 | 変更後の値 | 理由 |
|---|---|---|
| V-Sync (垂直同期) | 無効 (オフ) | 描画の遅延を減らし、判定の隙間を生みやすくするため。 |
| 最大FPS | 30 FPS | フレームレートが高いと物理演算が正確になりすぎて壁抜けしにくくなるため、あえて下げる。 |
| FPSの動的変更 | 無効 | 常に一定の低フレームレートを維持するため。 |
| 動的解像度 | オフ | 処理負荷を一定にするため。 |
| フレーム生成 | オフ | 余計な補間フレームを入れないため。 |
これらの設定は、通常プレイでは推奨されませんが、今回のような「壁抜け」を行う際には必須級の設定となります。成功しない場合は、まずここを見直してください。
必須スキルと武器種
次に、キャラクター側の準備です。特定のモーションで壁にめり込む必要があるため、武器とスキルの指定があります。
1. 武器:忍び二刀(または二刀カテゴリ)
装備重量が軽く、攻撃モーションが速い「二刀」が推奨されます。特に「忍び二刀」は振りが早く、空中でスタミナ消費なしの回避行動へ繋げやすいため、今回の攻略には最適です。
2. スキル:空中回避(忍者スキル)
忍者スキルツリーにある「空中回避」は必須です。これがないと、ジャンプ後の最後のひと押し(壁の向こう側へ着地する動作)が届きません。
3. 属性対策:水属性の術やアイテム
ボスの「雷獣」はその名の通り雷属性です。五行説に基づき、雷(火/雷系統)には「水」が弱点となります。陰陽術の「水符」や、自身の周囲に水を纏う「従水符」などを用意しておくと、攻略難易度が格段に下がります。
実践!「池田の渡し」からの侵入ルート解説
準備が整ったら、いよいよ現地へ向かいます。場所はワールドマップ右側に位置する「池田の渡し」。ここからスタートします。
ステップ1:目標地点への移動
ファストトラベルポイント(社)から見て左側へ走ります。道なりに進むと荷車が見えてきますが、その奥にある岩場を目指してください。 岩場を登り、さらにその先にある段差を越えていくと、**「藁(わら)が積まれた家」**が見えてくるはずです。ここが今回の侵入ポイントになります。
実は他のルートからも行けるのですが、リトライ性(失敗した時の復帰のしやすさ)を考えると、この「藁の家ルート」が最も効率的です。
ステップ2:壁と藁の間に入り込む
ここからが本番です。藁の山と、家の壁との間に、キャラクター1人分が入れるか入れないか微妙な隙間があります。ここに無理やり体をねじ込みます。
- 2段ジャンプを行う。
- ジャンプの頂点で横方向へ空中回避を入力する。
- 壁と藁の隙間に向かって滑り込むようなイメージで操作する。
成功すると、キャラクターが少しガタガタと震えながら、隙間にハマった状態になります。
ステップ3:壁を越えて屋根へ登る
隙間に入り込んだら、次は「屋根の上」を目指します。ここでのコツは、状況に応じて「しゃがむ」か「立つ」かを使い分けることです。
- しゃがみ状態: 重心が低くなり、判定が小さくなるため、より深く隙間に入り込める場合があります。
- 立ち状態: 隙間が狭すぎる場合は、立ったままの方が上に抜けやすいことがあります。
具体的な操作手順:
- 隙間に挟まった状態で、壁側(屋根側)を向く。
- 2段ジャンプを入力する。
- 空中で弱攻撃を1回振る。
- 攻撃の戻りモーション中に残心ボタン(R1など)を押し、スタミナ無消費の空中回避を出す。
これでキャラクターの体がフワッと浮き上がり、見えない壁判定を越えて屋根の上に着地できます。
補足:侍モード(槍)を使う方法
もし忍者の2段ジャンプで上手くいかない場合は、スタイルを「侍」に変更し、武器を「槍」に持ち替えてみてください。 槍の空中強攻撃は滞空時間が長く、判定も特殊なため、以下の手順で成功することがあります。
- 侍モードにする。
- 隙間でジャンプする。
- 頂点で空中強攻撃(槍の叩きつけなど)を出す。
- その反動を利用して壁に乗る。
どちらの方法でも可能ですが、個人的には忍者モードでの空中回避ルートの方が再現性が高いと感じています。
最強隠しボス「雷獣」攻略戦
屋根の上を越えて裏世界へ降り立つと、そこには本来いるはずのないボス「雷獣」が鎮座しています。ここからは純粋なアクションゲームとしての実力が試されます。
雷獣の特徴と攻撃パターン
雷獣は四足歩行の獣型ボスで、動きが非常に素早く、雷を纏った突進や範囲攻撃を多用してきます。序盤の装備では防御力が紙同然なので、基本的に**「2発食らったら死ぬ(即死級)」**と考えてください。
警戒すべき攻撃
- 帯電突進: 全身に雷を纏い、高速で突っ込んでくる。予備動作を見てから横回避必須。
- 落雷: プレイヤーの位置をサーチして雷を落とす。足元が光ったら即座に移動。
- 爪の連撃: 前方範囲へのひっかき攻撃。ガードすると気力を削り切られるため、バックステップで距離を取るのが安全。
攻略の鍵は「水属性」と「ゴリ押し」
正攻法で戦うにはレベル差がありすぎます。ここでは、準備した「水属性」と、多少のリスクを負ったインファイト(近接ゴリ押し)推奨です。
- 開幕バフ: 戦闘開始前に、攻撃力アップの丸薬や、防御系の術を使用。
- 水やられを狙う: 「従水符」などで水属性を付与し、とにかく手数を当てる。雷獣が「水やられ(防御低下+追加ダメージ)」状態になればチャンス。
- 短期決戦: 長引けば長引くほど、回復リソースが尽きて不利になります。「死んだらまた壁抜けからやり直し」というプレッシャーをバネに、高火力の技を叩き込みましょう。
- 妖怪化/必殺技: ゲージが溜まっているなら惜しみなく使うこと。無敵時間を利用してダメージを稼ぎます。
討伐報酬:リスクに見合うだけの価値はあるか?
苦労の末に雷獣を倒すと、画面には達成感と共に豪華なドロップアイテムが表示されます。
1. レベル50〜60帯の装備
確認できたドロップ品には、以下のようなものがあります。
- 種子島(火縄銃): レベル59
- 高レベルの防具: シリーズ装備など
これらは序盤の敵からドロップするレベル10前後の装備とは次元が違います。攻撃力・防御力ともに桁違いであり、これを装備できれば、しばらくのメインストーリーは無双状態で進めることができるでしょう。ただし、装備には「必要ステータス」があるため、すぐには装備できない場合もありますが、持っているだけで心強い資産となります。
2. 雷獣の魂代(たましろ)
『仁王』シリーズの醍醐味である妖怪技の素、「魂代」もドロップします。今回入手できた「雷獣の魂代」のスペックは以下の通りです。
| 項目 | 性能・効果 |
|---|---|
| コスト | 中程度 |
| 特殊効果1 | 雷の敵への近接ダメージ +4.4% |
| 特殊効果2 | 妖力加算量 (累積) C |
| 妖怪技 | 前方に雷撃を放つ(多段ヒット系) |
妖怪技の使用感
実際に使ってみると、「行け!ピカ◯ウ!」と言いたくなるような、前方への射出系攻撃でした。 射程はそこそこ長く、遠くの敵にもヒットしますが、範囲が直線的なため、乱戦での使い勝手は少々クセがあります。しかし、単体のボスや大型の敵に対しては、安全圏から属性やられを狙える優秀な技と言えるでしょう。
特に「雷の敵への近接ダメージアップ」は、特定のボス戦で輝くパッシブスキルです。これを序盤から育成・厳選できるのは大きなアドバンテージです。
まとめ:挑戦は自己責任で、しかしロマンはある
今回は『仁王3』体験版・序盤エリアにおける隠しボス「雷獣」への遭遇方法と攻略法を解説しました。
改めてポイントを整理します。
- セーブデータのバックアップは必須(フラグ破損のリスク回避)。
- FPS30固定・V-Syncオフで壁抜けの成功率を上げる。
- 「池田の渡し」の藁の家から、忍び二刀と空中回避を使って屋根裏へ侵入。
- 倒せば高レベル装備と雷獣の魂代が手に入る。
この方法は、開発者が意図しない挙動を利用したものです。今後のアップデートや製品版パッチで修正される可能性も非常に高いでしょう。「今しかできない体験」として、裏世界の冒険を楽しんでみるのも一興ですが、くれぐれもメインのセーブデータだけは守った上で遊んでください。
倒した後に「強すぎてゲームバランスが壊れたから、バックアップを戻して無かったことにする」という選択も、賢いゲーマーの判断の一つです。
この記事が、刺激を求めるサムライたちの参考になれば幸いです。
筆者情報
桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドボックス系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。『仁王』シリーズはαテストから全てプレイ済み。死にゲーが生業。




















