編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、序盤の攻略を少しでも楽に進めたい、あるいはライバルに差をつけるための効率的なプレイ方法が気になっていると思います。 特に本作は、前作以上に要素が増えており、知っているだけで難易度が激変する「隠れた重要テクニック」が数多く存在します。
この記事を読み終える頃には、序盤でつまづきがちなポイントがクリアになり、効率的なキャラクター育成やマップ探索の疑問が解決しているはずです。
- 序盤で絶対に設定すべき「陰陽術(音名術)」の最強セットアップ
- 見落とし厳禁!探索効率を爆上げする「守護霊の加護」とマップ攻略順
- 失敗しないステータス振りと、武器種ごとの最適解
- 戦闘が劇的に楽になる「必須スキル」と「流転」の極意
それでは解説していきます。
序盤の生存率を劇的に上げる「陰陽術」の活用法
『仁王3』を始めたばかりのプレイヤーが最もスルーしがちでありながら、実は攻略の要となるのが「陰陽術(作中での通称:音名術を含む)」の活用です。 多くの初心者が「術は難しそう」「準備が面倒」と敬遠しがちですが、ここを理解しているかどうかで、ボス戦の難易度が「死にゲー」から「爽快アクション」へと変わると言っても過言ではありません。
本作における術のシステムは、大きく**「陽の座(ヨウノザ)」と「陰の座(インノザ)」**の2つに分類されています。これらを正しく理解し、社(やしろ)で適切にセットアップすることが、脱初心者の第一歩です。
陽の座:魂代によるステータス強化と召喚攻撃
まず注目すべきは「陽の座」です。これは従来のシリーズでいうところの「妖怪技」や「魂代(たましろ)」に近いシステムですが、本作ではより戦術的な意味合いが強まっています。
【陽の座の基本的な仕組み】
陽の座には、強敵やボスからドロップする「魂(たま)」をセットします。これをセットすることで得られるメリットは計り知れません。単なる攻撃手段の追加にとどまらず、パッシブスキルとしての側面も持っているのが特徴です。
- 基礎ステータスの底上げ
- セットした魂に応じて、攻撃力や防御力が直接加算されます。序盤の装備が整っていない時期において、この補正値はバカになりません。生存率に直結します。
- 特殊効果の付与
- 魂にはそれぞれ固有の特殊効果があります。「敵に気づかれにくくなる(ステルス効果)」や「攻撃時に体力が回復する(ドレイン効果)」など、プレイスタイルに合わせたカスタマイズが可能です。
- 特に「攻撃時回復」の効果を持つ魂は、仙薬が不足しがちな序盤において生命線となります。
【召喚攻撃としての運用】
陽の座にセットした魂は、アイテムとしてセットした「刺激法」を使用することで、一時的にその妖怪や強敵を召喚し、強力な攻撃を繰り出すことができます。 回数制限こそありますが、その火力は絶大です。
- おすすめの運用法
- 社に戻れば使用回数が補充されるため、エリクサー病にならず、道中の雑魚敵集団や中ボスに対してガンガン使っていくのが正解です。
- 「出し惜しみして死ぬ」のが一番のロスです。強力な広範囲攻撃を持つ魂をセットし、囲まれたら即発動する癖をつけましょう。
陰の座:バフ・デバフと属性付与の戦術
次に「陰の座」です。こちらは伝統的な「陰陽術(お札)」の役割を担います。直接的なダメージソースというよりは、戦闘を有利に進めるためのサポート役として機能します。
【呪のステータスとスロット数】
陰の座にセットできる術の数は、ステータスの「呪(のろい)」に依存します。ここが非常に重要なポイントで、多くのプレイヤーが悩みどころとする部分です。
私の検証結果によると、序盤における「呪」ステータスの最適解は以下の通りです。
| 呪ステータス値 | セット可能数 | コスパ評価 |
|---|---|---|
| 6 | 1枠 | 最高(必須ライン) |
| 7 | 2枠 | 非常に良い(推奨) |
| 10 | 3枠 | 普通 |
序盤のステータスポイントは貴重です。むやみに上げるのではなく、「6」または「7」で止めておくのが最もコストパフォーマンスが良いと言えます。 まずは「6」まで上げて最低限の術を使えるようにし、余裕が出てきたら「7」にして2枠目を解放するのが鉄板のルートです。
【序盤におすすめの陰陽術】
私が実際にプレイして「これは外せない」と感じた術をピックアップします。
- 属性付与の札(特に炎属性)
- 武器に炎属性をまとわせる術です。本作の敵、特に野獣系や一部の妖怪は炎に弱い傾向があります。
- 継続ダメージ(スリップダメージ)も期待できるため、硬い敵のHPを削るのに重宝します。
- アムリタ奪取の札
- 攻撃時に経験値(アムリタ)を追加で入手できる効果、あるいはアムリタゲージを溜めやすくする効果を持ちます。
- これはレベル上げ効率だけでなく、「妖怪化」や「必殺技」の回転率を上げることにも繋がるため、攻守両面で役立ちます。
【遠距離攻撃とのシナジー】
特筆すべき戦術として、忍術(忍者の斧やクナイ)との組み合わせがあります。 例えば、遠距離攻撃である手裏剣やクナイに、陰陽術で炎属性を付与した状態で攻撃するとどうなるか。
- 安全圏からの属性やられ
- 敵に近づくことなく、遠距離から一方的に属性異常値を蓄積させることができます。
- 元々の火力が低い遠距離武器も、属性ダメージと状態異常の効果で立派なダメージソースに化けます。
- 「チキン戦法」と笑うなかれ。死にゲーにおいて「安全に削る」ことは立派な高等戦術です。
【武器による補正】
もしあなたが「大太刀」など、「呪」のステータス補正を受ける武器を使用しているなら、積極的に呪ステータスを上げても損はありません。 逆に、脳筋プレイ(剛・武特化)を目指す場合でも、最低限の「呪6~7」は確保しておくことを強く推奨します。それほどまでに、術によるバフ効果は強力なのです。
マップ探索の鉄則と見落としがちな収集要素
『仁王3』のマップは複雑に入り組んでおり、ただ闇雲に進むだけでは多くの重要アイテムを取り逃がしてしまいます。 ここでは、効率的なマップ攻略の順序と、探索を快適にするための必須知識を解説します。
推奨レベルと攻略順序の罠
基本中の基本ですが、ワールドマップには各エリアごとに「推奨レベル」が記載されています。 「俺はプレイスキルに自信があるから」といきなり高レベルエリアに突っ込むのは、本作においてはあまりおすすめできません。
【低順攻略が基本である理由】
- 装備ドロップの質
- 敵の強さに応じてドロップ品も変わりますが、段階を踏んで装備を更新していかないと、高レベルエリアの雑魚敵一匹倒すのに数分かかる、という事態に陥ります。
- ストーリーフラグの管理
- 特定のミッションをクリアしないと解放されない派生ミッションが存在します。順番通りに進めることが、結果的に最も効率よく全てのコンテンツを網羅できるルートになります。
ただし、例外もあります。 「特定のボスが落とす製法書が欲しい」「特定の魂代を厳選したい」という明確な目的がある場合は、多少無理をしてでも高レベルミッションに挑む価値はあります。しかし、初見攻略においては**推奨レベルの低い順(=ナンバリング順)**にクリアしていくのが最もストレスフリーです。
探索のマストアイテム「守護霊の加護」
マップ探索において、これを知っているだけで効率が倍増するのが「守護霊の加護(新力)」によるセンサー機能です。 特に序盤から入手可能な守護霊(侍タイプで装備可能)には、**「木霊感知(ワコンカンチ)」**などの探索補助スキルが付与されていることが多いです。
【感知スキルの重要性】
このスキルを発動させると、レーダー上に以下の収集対象が表示されるようになります。
- 木霊(コダマ)
- 見つけることで「仙薬」の最大所持数が増えたり、ドロップ率アップの加護を受けられたりします。最重要収集要素です。
- すねこすり(スネコスリ)
- 一時的に同行して妖力を回復してくれる可愛い味方です。
- 魑魅(スダマ/チジコ)
- アイテム交換をしてくれる妖怪です。
これらの存在は、単なるコレクション要素ではありません。 これらを見つけることで、**「侍スキルポイント」「忍者スキルポイント」「陰陽スキルポイント」などを獲得できる場合があります(遺髪の入手などを含む)。 つまり、「探索の徹底=キャラクターの強化」**に直結するのです。
マップの隅々まで歩き回ったつもりでも、木霊を一匹見逃しているだけで、ボス戦での仙薬が一つ足りずに負ける、ということが起こり得ます。 序盤の探索中は、攻撃力アップの守護霊よりも、この**「感知系」の能力を持つ守護霊を常時セットしておくこと**を強く推奨します。
ストーリー進行によるロックエリア
探索をしていると、「この扉はどうやっても開かない」「この結界が解けない」という場所に遭遇することがあります。 画面上に「対応する守護霊が必要」といったロックマークが表示されている場合、そこで足止めを食らう必要はありません。
これは**ストーリー進行によるロック(ゲート)**です。 特定のメインミッションをクリアし、新たな守護霊やキーアイテムを入手することで初めて通行可能になるエリアです。 「何か見落としがあるのでは?」と30分もその場をウロウロするのは時間の無駄です。 ロックマークを見たら、「ここは後回し」と割り切って、さっさとメインルートを進めましょう。後で強くなってから戻ってくれば良いのです。
失敗しないステータス振りと武器種ごとの適性
死にゲーにおいて最も頭を悩ませるのが「ステータス振り」です。 『仁王3』には7つの主要ステータスが存在し、それぞれが複雑に絡み合っています。 ここでは、各ステータスの役割と、武器種ごとの参照能力値について整理します。
武器ごとの「参照能力値」を理解する
全ての武器には、攻撃力が上昇しやすい「参照能力値」が設定されています。 例えば、「両面宿儺の剣(仮称)」のような武器であれば、「剛」「武」「呪」の3つのステータスが攻撃力に影響を与える、といった具合です。
武器のヘルプ画面を見ると、A、B、Cなどのランクで補正値が記載されています。 自分がメインで使いたい武器が決まったら、その武器の補正ランクが最も高いステータスを集中的に伸ばすのが火力を上げる近道です。
全7ステータスの効果一覧表
何に振ればいいか迷った時のために、各ステータスがキャラ性能にどう影響するかをまとめました。
| ステータス | 主な上昇パラメーター | 推奨プレイスタイル |
|---|---|---|
| 体(タイ) | 体力(HP) | 全プレイヤー必須。死ににくなる。 |
| 心(シン) | 気力(スタミナ)最大値、気力回復速度 | アクション重視、刀・弓使い向け。 |
| 剛(ゴウ) | 装備重量上限、体力 | 重装(鎧)を着込みたい侍スタイル。 |
| 武(ブ) | 物理ダメージ、残心初期量 | 大太刀、斧などの重量武器向け。 |
| 技(ギ) | 技の威力、忍術威力 | 軽装、二刀、手甲、忍術特化向け。 |
| 地(チ)※ | バフ効果時間、気力回復力 | ※今作独自要素の可能性あり。補助重視。 |
| 呪(ジュ) | 陰陽術威力、術容量 | 陰陽師スタイル、属性攻撃重視。 |
| ※注:「地」に関しては、従来の「勇」や「忍」に相当する、あるいは統合された新ステータスの可能性がありますが、ここでは「効果持続と気力回復」に影響するものとして解説します。 |
迷ったらこれ!おすすめビルド方針
- 重装の侍ビルド(剛+体)
- 重い鎧を着て、敵の攻撃を受け止めながら戦うスタイルです。アクションが苦手な人でも、防御力とHPの高さでゴリ押しがききます。
- 忍術特化ビルド(技+忍関連)
- クナイや爆弾、変わり身の術などを駆使するトリッキーなスタイル。「技」を上げることで、鎖鎌などの武器火力も確保できます。
- 魔法剣士ビルド(呪+武器対応ステ)
- 前述した「陰陽術」をフル活用するスタイル。属性攻撃で弱点を突きやすく、対応力が高いです。
「振り直し」は気軽にできる!
ここが非常に重要なのですが、『仁王3』は過去作や他の死にゲーと比較して、ステータスの振り直し(リスペック)が非常に容易になっています。
- 「六道輪廻の書」の入手性
- 社や鍛冶屋などで比較的安価に購入・入手が可能です。
- 「戦支度」のプリセット機能
- 社の「戦支度」メニューから、現在の装備・術・ステータス構成を「プリセット」として登録・保存できます。
- 「ボス戦用の重装ビルド」と「探索用の身軽なビルド」を登録しておけば、瞬時に切り替えることが可能です。
「間違って振ったら取り返しがつかない」というプレッシャーを感じる必要はありません。 最初はHP(体)や気力(心)などの基礎を固め、武器が定まってから特化型にシフトする、といった柔軟な遊び方が推奨されます。
戦闘が劇的に変わる「必須スキル」と操作テクニック
最後に、戦闘における必須スキルとテクニックについて解説します。 これらを知っているか知らないかで、ザコ敵との戦いですら難易度が天と地ほど変わります。
3つの「構え」の使い分け
『仁王』シリーズの根幹である「構え」システム。初心者は「中段」だけで戦ってしまいがちですが、それぞれの特徴を理解しましょう。
- 上段の構え(パワー)
- 特徴: 威力が高い。気力削り性能が高い。モーションが遅い。隙が大きい。
- 用途: 敵の気力が切れそうな時、大きな隙ができた時の一撃必殺用。
- 下段の構え(スピード)
- 特徴: 威力が低い。隙が極めて少ない。回避性能が高い(ステップ回避)。気力消費が少ない。
- 用途: 素早い敵への対応、状態異常の蓄積、危険な時の回避優先モード。
- 中段の構え(バランス)
- 特徴: ガード性能が良い。攻撃範囲が広い。
- 用途: 初見の敵の様子見、集団戦での牽制。
絶対に習得すべき「侍スキル」
スキルツリーが開いたら、真っ先に取るべきスキルがあります。攻撃技よりも、まずは以下の基本動作拡張スキルを最優先してください。
1. 「直前ガード(サキ)」※名称は仮称、SE「キンッ」となる技
敵の攻撃が当たる直前にガードを入力することで発動する、いわゆる「ジャストガード」や「パリィ」に相当するスキルです。
- 効果: 成功すると「キンッ」という高い金属音と共に、自身の気力消費を抑えたり、相手の気力を大きく削ったりします。さらに「妖力ゲージ」や「術ゲージ」が増加する場合もあります。
- 重要性: 本作の敵の攻撃は追尾性能が高く、回避狩りをしてくることが多いです。「避ける」よりも「捌く(さばく)」意識を持つことが上達の鍵です。
- リスク管理: 入力が遅すぎればダメージを受けますが、早すぎる分には通常のガードになるだけです。リスクが低くリターンが大きい、出し得な行動です。
2. 「流転(ルテン)壱・弐」
これぞ『仁王』の奥義。残心成立時に構えを変更することで、気力回復量を爆発的に増やすスキルです。
- 効果: 攻撃後の「残心」のタイミングで、R1+ボタン(構え変更)を入力。成功すると気力がもりもり回復します。「弐」まで習得すると、2回構えを変えることでさらに回復量が増えます。
- メリット: これを使いこなせれば、理論上、無限に攻撃し続けることができます。攻め手を休めずに敵を圧倒できるため、ボスのスーパーアーマーを割りやすくなります。
3. 「冬月の天・地・人(トウゲツノテン・チ・ジン)」※連係スキル
残心直後に特定の攻撃ボタンを入力することで派生する、気力消費ゼロの連携攻撃スキルです。
- 操作: 残心直後にR1+各攻撃ボタン(□、△、×など)。
- 切り下がり: 攻撃しながらバックステップ。
- 横薙ぎ: 広範囲をカバー。
- 縦斬り: 高威力の一撃。
- 強み: 最大のメリットは**「気力消費0」**であること。スタミナ管理が厳しい序盤や、重量武器を使っている時に輝きます。
- コンボ例: 上段で大攻撃(スタミナ大量消費)→ 流転で下段へ(スタミナ回復)→ すかさず「冬月の切り下がり」で離脱。
- これにより、高火力を叩き込みつつ、安全圏へ離脱し、かつスタミナも回復しているという理想的なムーブが可能になります。
- 解放条件: ストーリー中盤の「絵巻物」世界にある「武の道・初伝」をクリアする必要があります。
忍者スキル「見切り(ミキリ)」
忍者スキルツリーの中で、これだけは全プレイヤーが取るべきなのが「見切り」です。
- 効果: 敵の攻撃を直前で回避(ステップ)すると、無敵時間が延長され、気力が回復し、さらに忍術ゲージなども増加します。
- メリット: いわゆる「ジャスト回避」にメリットを付与するものです。無敵時間が伸びるため、回避の成功率が格段に上がり、攻めに転じやすくなります。
余裕があれば取りたいパッシブスキル
- 攻撃力への反映(侍・忍など)
- 侍ポイントや忍者ポイントが余ってきたら、「攻撃力+1」などのパッシブスキルに振りましょう。
- 「たかが+1」と思うなかれ。マップ探索でポイントをしっかり回収していれば、塵も積もれば山となり、最終的には武器の強化値1~2段階分くらいの差が出ます。これが火力に直結します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。 『仁王3』は一見複雑で高難易度に見えますが、今回紹介した**「陰陽術の準備」「マップ探索の徹底(センサー活用)」「流転や直前ガードの習得」**を行うだけで、攻略の糸口が必ず見えてきます。
特に「陰陽術」と「守護霊の加護」は、知っているだけでゲーム性が変わるほどのインパクトがあります。 まだ活用していない方は、今すぐ社に行って設定を見直してみてください。
あなたの侍(あるいは忍者)ライフが、より充実したものになることを願っています。 諦めずに挑めば、必ず道は開けます。良き『仁王』ライフを!
筆者情報
桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。 幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドボックス系のゲームを得意とする。『仁王』シリーズはα体験版から全ての作品をやり込んでおり、死にゲーへの愛は深い。 最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。 X(旧Twitter)でも最新の攻略情報を発信中。




















