編集デスク テーマパーク攻略ライターの綾波アスカです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、話題のポケパーク カントーへ行く計画を立てており、特に「食事難民になりたくない」「子供連れで座れないのは困る」といった現地の混雑状況や食事事情が気になっていると思います。
引用 : 公式HP
この記事を読み終える頃には、現地のリアルな座席事情から、確実に座って食事をするための裏技、そして快適に過ごすための準備まで、食事に関する不安や疑問が解決しているはずです。
- 座席数は圧倒的に不足しており、ピーク時は席の争奪戦が必至である
- 「ピカピカパラダイス」周辺の芝生エリアが実質的なメインダイニングになる
- 再入場システムを利用し、隣接するよみうりランドで食事をするのが最適解
- 完全キャッシュレス決済のため、決済手段は必ず2種類以上用意する必要がある
それでは解説していきます。
ポケパーク カントーのフードエリアにおける過酷な現実と座席不足の理由
開業前から大きな話題を呼んでいるポケパーク カントーですが、実際に足を運んでみると、その世界観の再現度に感動する一方で、多くのゲストが直面する切実な問題があります。それが「フードエリアの座席不足」です。
引用 : 公式HP
テーマパークにおいて食事は単なる栄養補給ではなく、世界観を楽しむ重要なエンターテインメントの一部です。しかし、現在のポケパーク カントーでは、その体験を十分に享受できない可能性があります。まずは、なぜこれほどまでに座席が取れないのか、現地のリアルな状況を深掘りして解説します。
圧倒的なゲスト数に対して「椅子とテーブル」が少なすぎる
結論から申し上げますと、ポケパーク カントー内の椅子とテーブルの数は、入場者数に対して決定的に不足しています。
パーク内には魅力的なフードを提供する店舗がありますが、購入した後にゆっくりと腰を落ち着けて食べる場所を見つけるのは至難の業です。特にランチタイムのピーク(11:30〜13:30頃)には、トレーを持ったまま空席を探してさまよう「ランチ難民」が多数発生しています。
実際に私が現地を訪れた際も、おにぎりを購入した後、座れる場所を見つけるまでに10分以上待つことになりました。これは単にタイミングが悪かったわけではなく、構造的なキャパシティの問題と言えます。これから来場者がさらに増える休日や長期休暇シーズンには、この争奪戦はさらに激化することが予想されます。
主要フード店舗のメニューと回転率の悪さ
ポケパーク カントー内でガッツリと食事ができる主要な店舗は、現状以下の2店舗に限られています。
- ピカチュウのおにぎり屋さん
- チルタリスの羽休め
これらのお店では、キャラクターを模した可愛らしいメニューが提供されていますが、メニュー数が絞られているとはいえ、提供までのオペレーションや、ゲストが写真を撮る時間、そして食事を楽しむ時間を考慮すると、客席の回転率は決して高くありません。
また、ポップコーンやクッキー、ドリンクを提供する軽食スタンドもありますが、これらは基本的に「食べ歩き」を想定しているため、専用のイートインスペースが設けられていないケースがほとんどです。その結果、数少ないベンチやテーブルに全てのゲストが集中してしまうのです。
荷物を持ったままの移動が混雑に拍車をかける
さらに状況を悪化させているのが、「パーク内にコインロッカーがない」という事実です。
ポケパーク カントーでは、多くの方が「ポケモン大好きショップ」などで大量のグッズを購入されます。しかし、パーク内には荷物を預けるロッカーが存在しません。そのため、ゲストは大きな買い物袋やリュックを持ったままフードエリアを利用することになります。
荷物が座席スペースを占領してしまったり、通路が狭くなって移動がスムーズにいかなくなったりと、物理的なスペース不足が座席確保の難易度をさらに上げています。
座席が取れない場合の対処法①「ピカピカパラダイス」周辺の芝生を活用する
では、テーブル席が埋まっている場合、私たちはどうすればよいのでしょうか。現地で多くのゲストが実践している、最も手軽で現実的な解決策が「芝生エリアの活用」です。
引用 : 公式HP
ピカピカパラダイス周辺は天然のフードコート
パーク内にある「ピカピカパラダイス」というエリア周辺には、広々とした芝生が広がっています。実はここが、テーブル席に座れなかったゲストたちの救済エリア、いわば「青空フードコート」として機能しています。
公式に「飲食推奨エリア」として大々的に案内されているわけではない場合もありますが、現地の状況を見る限り、多くの家族連れやグループがこの芝生に腰を下ろし、購入したフードを広げています。天気が良い日であれば、屋内も良いですが、ポケモンの世界観を感じながら外で食べる食事は格別の美味しさがあります。
芝生エリア利用時に必要な「三種の神器」
ただし、芝生エリアはあくまで「地面」です。快適に食事をするためには、事前の準備が欠かせません。以下のアイテムを持参することを強く推奨します。
| アイテム名 | 必要性 | 理由・用途 |
|---|---|---|
| レジャーシート | ★★★ | 服の汚れ防止、および場所の確保。コンパクトなものがおすすめ。 |
| ウェットティッシュ | ★★★ | 手洗い場が混雑している場合や、食べこぼしの処理に必須。 |
| ゴミ袋 | ★★☆ | 風でゴミが飛ばないようにまとめるため。持ち帰り用としても便利。 |
特にレジャーシートは必須です。前日に雨が降っていた場合、芝生が湿っていることもあります。お尻が濡れてしまっては、せっかくの楽しいパーク体験が台無しです。100円ショップで売っているような1人用の小さなもので構いませんので、人数分、または少し大きめのものをリュックに忍ばせておきましょう。
座席が取れない場合の対処法②「再入場」を利用してよみうりランドで食べる
もし、天候が悪かったり、どうしてもきちんとした椅子とテーブルで食事がしたい場合は、思い切って一度パークを出るという選択肢があります。
引用 : 公式HP
ポケパーク カントーは「再入場」が可能
あまり知られていないことですが、ポケパーク カントーは再入場が可能なシステムになっています。
出口付近にいるスタッフに声をかけると、手の甲などに再入場用のスタンプ(ブラックライトで光るタイプなど)を押してくれます。戻ってくる際は、再入場口でそのスタンプとチケットを提示すれば、スムーズにパーク内へ戻ることができます。
このシステムを利用しない手はありません。無理に混雑したパーク内で消耗するよりも、一度外に出ることで、選択肢は無限に広がります。
隣接する「よみうりランド」のレストランを活用するメリット
ポケパーク カントーはよみうりランドの敷地内(または隣接)に位置しています。一度パークを出れば、そこにはよみうりランドの豊富なレストラン施設があります。
メリット1:座席数が圧倒的に多い よみうりランドは歴史ある遊園地であり、団体客も収容できるような大規模なレストランやフードコートが完備されています。ポケパーク内の数少ないテーブルを争う必要はありません。
メリット2:メニューのバリエーションが豊富 ポケパーク内の食事は可愛らしいですが、メニュー数は限られています。「もっとガッツリ食べたい」「麺類が食べたい」「子供が偏食でキャラクターフードを食べない」といった場合、よみうりランド内のレストランなら、うどん、カレー、ハンバーガー、洋食など、幅広い選択肢から選ぶことができます。
メリット3:コインロッカーが利用できる 先ほど「ポケパーク内にはロッカーがない」とお伝えしましたが、よみうりランド内にはコインロッカーが設置されています(大700円、中500円、小400円程度)。食事のために一度外に出たついでに、増えてしまったお土産や不要な荷物をロッカーに預けてしまえば、午後のパーク散策が劇的に快適になります。
食事休憩を「作戦会議」の時間にする
パーク外のレストランでゆっくり座ることができれば、午後の計画を落ち着いて立て直すことができます。
「次はどのエリアに行くか」「整理券の時間はいつか」「お土産は何を買うか」など、喧騒から離れてリラックスしながら話す時間は、一日を楽しむ上で非常に重要です。混雑した場所で立ったまま急いで食べる食事よりも、結果として満足度は高くなるでしょう。
フード利用時に絶対に注意すべき「決済」と「整理券」の罠
座席の問題以外にも、ポケパーク カントーでの食事や買い物には、知っておかなければ「詰む」リスクがある落とし穴がいくつか存在します。
引用 : 公式HP
完全キャッシュレスの落とし穴
ポケパーク カントーは「完全キャッシュレス」制です。パーク内では現金が一切使えません。
「普段からPayPay使ってるから大丈夫」と油断していると危険です。なぜなら、通信障害やシステムエラー、スマホの充電切れなどで、特定の決済方法が使えなくなるリスクが常にあるからです。
利用可能な主な決済手段
- クレジットカード(VISA, Mastercard, JCBなど主要ブランド)
- 電子マネー(Suica/PASMOなどの交通系、iD、QUICPayなど)
- QRコード決済(PayPay、楽天ペイなど)
推奨する対策:決済手段の「二刀流」 必ず「異なる系統」の決済手段を2つ以上用意してください。 例えば、「スマホのQR決済」と「物理カードのクレジットカード」の組み合わせです。もしスマホが熱暴走したりバッテリー切れになっても、物理カードがあれば支払いが可能です。逆に、カードの磁気不良が起きてもスマホがあれば安心です。現金しか持っていない場合、パーク内で水一本買うことすらできません。これは大阪万博など、近年の大規模イベントでも共通する傾向ですので、今のうちに慣れておきましょう。
人気商品は「朝イチ」確保が鉄則
フードやドリンクの中には、お昼過ぎには売り切れてしまう人気商品があります。特に「サイコソーダ」や「ミックスオレ」といった、ゲーム内に登場するアイテムを再現したドリンクは絶大な人気を誇ります。
これらは「フレンドリーショップ」などで販売されていますが、私が訪れた際は昼の12時の時点で既に売り切れになっていました。先行体験や平日でこの状況ですから、休日はさらに早い時間に完売する可能性があります。
「帰りに買って飲もう」と思っていると、永遠に手に入りません。絶対に飲みたい、写真を撮りたいというメニューがある場合は、入園直後の午前中に確保することを強くおすすめします。
混雑を回避するための「時間帯ずらし」戦略
座席確保の確率を上げるための、もう一つのシンプルな戦略は「時間をずらす」ことです。
11:30〜13:30の「魔の時間帯」を避ける
最も混雑するのは、やはり一般的なランチタイムである11:30から13:30の間です。この時間帯は、フードエリアのレジ待ち列も長くなり、座席の争奪戦もピークに達します。
戦略A:早めのランチ(10:30〜11:00) 10時台であれば、まだ多くのゲストはアトラクションや散策に夢中です。少し早めのブランチとして食事を済ませておけば、座席も選び放題ですし、午後の混雑してくる時間帯にアトラクションを回ることができます。
戦略B:遅めのランチ(14:30以降) お腹が空くのを少し我慢して、ピークを過ぎてから食事にするのも手です。ただし、この場合は先述の「売り切れ」リスクがあることを考慮してください。お目当てのメニューがある場合は早めのランチ一択です。
「ポケモンフォレスト」の所要時間を計算に入れる
食事の時間を決める際は、パークのメインコンテンツの一つである「ポケモンフォレスト」の探索時間も考慮に入れる必要があります。
このエリアは森の中を散策しながらポケモンを探すウォークスルー型のアトラクションですが、一度入ると一方通行の場所が多く、所要時間は30分〜50分程度かかります。
「12時から整理券があるから、その前にサクッと食べよう」と思っていても、レジ待ちで時間がかかり、食べる時間がなくなる…という失敗例が後を絶ちません。ポケモンフォレストの予約時間や、その他ショーの抽選時間と、食事の時間は十分に間隔を空けてスケジュールを組んでください。
スマホのバッテリーは「生命線」である
最後に、食事とは直接関係ないように思えますが、実は最も重要な準備について触れておきます。それは「モバイルバッテリー」です。
ポケパークでのスマホ依存度は異常に高い
ポケパーク カントーでの体験は、スマートフォンと密接に連動しています。
- 入場チケットの表示
- 整理券の取得・表示(ポケモン大好きショップ、ポケモンふれあいハウスなど)
- ショーの抽選(カヤツリジムのショーなど)
- マップの確認
- 写真・動画撮影
- キャッシュレス決済
これら全てをスマホ一台で行うため、バッテリーの消耗スピードはユニバーサル・スタジオ・ジャパンやディズニーリゾートの比ではありません。もし食事の支払いをしようとした瞬間に充電が切れたら、その場で何もできなくなります。
10,000mAh以上の大容量バッテリーを持参せよ
5,000mAh程度の小型バッテリーでは、朝から晩まで写真や動画を撮りながら活動するには心許ないです。1日安心して過ごすためには、10,000mAh以上の容量があるモバイルバッテリーを持参することを強く推奨します。
また、グループで来場する場合は、アプリの「グループ連携」機能を活用しましょう。代表者の端末でまとめて整理券を管理すれば、他のメンバーのバッテリー消耗を抑えることができますし、バラバラに整理券を取って時間がずれてしまうトラブルも防げます。
まとめ
ポケパーク カントーでの食事事情は、事前の知識があるかないかで、その快適さが天と地ほど変わります。
- 座席不足は前提として行動し、過度な期待をしない。
- レジャーシートを持参し、ピカピカパラダイス周辺の芝生エリアを第1候補とする。
- 落ち着いて食事をしたいなら、迷わず再入場してよみうりランドへ行く。
- 完全キャッシュレスに対応するため、決済手段は2つ以上用意する。
- 10:30頃の早めのランチで、売り切れと混雑を回避する。
これらの対策を講じておけば、現地で「座れない!」「食べられない!」「支払えない!」とパニックになることはありません。
準備不足によるトラブルでイライラしてしまうと、せっかくの可愛いポケモンたちとの思い出が台無しになってしまいます。この記事で紹介した「転ばぬ先の杖」を持って、心に余裕を持ち、ポケパーク カントーの世界を存分に楽しんできてください。あなたの冒険が、最高の思い出になることを願っています。
筆者情報
綾波アスカ フリーランスのテーマパーク攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いテーマパークを訪れ、毎週末は必ずどこかの施設に訪れる。特に新しいテーマパークや、新アトラクションに目がない。最近はポケパーク カントーに執心し、あらゆる攻略法を実地検証している。





















