編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、クリア後の隠しダンジョンに挑むにあたり、取り返しのつかない要素で後悔したくないと考えていると思います。ドラクエ7リイマジンド(リメイク版)は膨大なボリュームがあるため、やり直しがきかない要素は致命的です。特に裏ボスである「神様」とのイベント進行には注意点が存在します。
この記事を読み終える頃には、裏ボス戦の仕様と注意点を完全に把握し、安心してやり込みプレイに没頭できるはずです。
- 裏ボス神様とのダンジョン戦闘が消滅
- 移民の町への移動イベント発生条件
- 最小ターン撃破記録への挑戦権喪失
- 報酬回収とセーブデータ管理の徹底
それでは解説していきます。
裏ボス戦における取り返しのつかない要素とは
ドラクエ7リイマジンドにおけるクリア後の最大の楽しみといえば、謎の異世界および更なる異世界での冒険です。 その最奥に待ち受ける裏ボス「神様」ですが、特定の条件を満たすと、彼とダンジョン内で戦うことが二度とできなくなります。 ここではその詳細な条件と、何が「取り返しがつかない」のかを具体的に解説します。
神様がダンジョンから消失する条件
物語のクリア後に訪れることができる「謎の異世界」。 この最奥部で待ち構える神様は、勝利するたびにかかったターン数に応じてご褒美(石版や装備品など)をくれます。 しかし、神様との戦闘を繰り返し、その後さらに特定のイベント(さらなる異世界のクリアや移民の町の発展などに関連する一連の流れ)を進めると、神様はダンジョンから去ってしまいます。
具体的には、神様を移民の町(石版の世界ではなく、現代の移民の町)に招待するイベントが発生します。 これを受け入れてしまうと、謎の異世界の最奥部に行っても神様は不在となり、「今は留守にしている」といった内容の看板が立っているだけになります。 この状態になると、ダンジョン最奥部という緊張感のあるシチュエーションでの「神様戦」は二度と行えません。
ターン数アタックの記録挑戦が不可に
神様が移民の町へ移動した後も、移民の町の中で彼と戦うこと自体は可能です。 しかし、多くのプレイヤーがこだわる「ダンジョン攻略の一環としてのタイムアタック(ターン数短縮)」という文脈が変わってしまいます。 また、移動後の神様との戦闘では、以前のような厳格なターン数報酬の会話イベントの流れが変化する場合があり、純粋な「腕試し」としてのシチュエーションが変わってしまうのです。
特に「神様を〇〇ターン以内で倒した」という記録にこだわるやり込み勢にとっては、ダンジョンに鎮座する神様を倒してこそ、という美学があります。 看板が立つだけの空間になってしまうのは、景観的にも寂しいものがあり、セーブデータを分けておかなかったことを後悔するポイントとなり得ます。
看板設置後の虚無感
実際に私がプレイした際も、この仕様を確認するためにイベントを進めました。 苦労して踏破したダンジョンの最奥、あの神々しい場所に行ってみると、そこにはぽつんと看板があるだけ。 「もうそっち(移民の町)の家にいるよ」というメッセージを見た時の、「やってしまった感」は否めません。 最強のボスがダンジョンの奥で常に待っていてくれる、というRPG特有の安心感が損なわれるため、この状態になる前のセーブデータは必ず残しておくべきです。
報酬の取りこぼしリスクについて
神様は勝利したターン数に応じて、「不思議な石版?」や「夢のキャミソール」、「勇者の心」などのレアアイテムをくれます。 基本的にはこれらを全て入手した後に移民の町へ移動させる流れになることが多いため、アイテム自体の取り逃がしは発生しにくい構造にはなっています。 しかし、万が一アイテムを回収しきる前に移動イベントのフラグを立ててしまった場合、会話の挙動が変わる可能性があります。
安全策としては、謎の異世界で神様から貰える報酬を全て(特に石版は必須)受け取り、その上で「これ以上戦ってもご褒美はない」という状態を確認してから、イベントを進めるか判断するのが賢明です。 特に石版は裏ダンジョン第2弾「さらなる異世界」へ行くために必須となるため、ここでの進行順序を間違えると、非常に面倒なことになります。
謎の異世界攻略と神様戦の準備
取り返しのつかない要素を回避しつつ、神様を少ないターン数で撃破するための攻略情報をまとめます。 神様はラスボスを遥かに凌駕する強さを持っており、生半可な準備では返り討ちに遭います。 ここでは、私が実際に18ターン前後で撃破した際の構成や、有効だった戦術を深掘りします。
推奨レベルと職業構成の最適解
神様戦に挑むための推奨レベルは、最低でも70以上は欲しいところです。 レベル99であれば安定しますが、レベル70台でも戦略次第で十分に勝機はあります。 職業に関しては、全員が最上級職に就いていることは大前提です。
| キャラ名 | 推奨職業 | 役割 | 必須スキル |
|---|---|---|---|
| 主人公 | ゴッドハンド | メイン火力 | アルテマソード、ベホマズン |
| ガボ | ゴッドハンド | 高速アタッカー | アルテマソード、おたけび |
| マリベル | 天地雷鳴士 | 補助・全体回復 | げんま召喚、マダンテ |
| メルビン | ゴッドハンド | サブ火力・壁 | 仁王立ち、ベホマラー |
この構成の肝は、耐久力と瞬間火力の両立です。 ゴッドハンドはHPの補正が高く、神様の激しい全体攻撃(煉獄火炎やジゴスパークなど)に耐えうるタフさを持っています。 また、攻撃手段として「アルテマソード」が非常に優秀です。 バイキルトなどのバフに依存せず、固定で500〜600前後のダメージを安定して叩き出せるため、「いてつく波動」で強化を解除してくる神様相性が抜群です。
神様の行動パターンと対策
神様は1ターンに完全3回行動、または頻繁な複数回行動を行ってきます。 主な攻撃パターンは以下の通りです。
- 煉獄火炎・輝く息: 全体に200〜300の大ダメージ。フバーハでの軽減が推奨されますが、波動で消されるため、基本は耐性装備で受けるのが無難です。
- 一発ギャグ: 全体を1ターン休み状態にします。これが最も危険な行動の一つです。回復役が笑わされると一気に全滅が見えます。
- ステテコダンス: これも踊りによる1ターン休み付与です。
- ジゴスパーク: 全体に大ダメージ。デイン系耐性が重要になります。
- いてつく波動: こちらの有利な状態変化を全て解除します。
対策として重要なのは、状態異常耐性のある防具を装備することです。 また、回復は「ベホマラー」では追いつかない場面が多いため、主人公の「ベホマズン」を惜しみなく使う判断力が求められます。 MP消費が激しいですが、短期決戦を目指すなら出し惜しみは死に直結します。
状態異常への対抗策
「一発ギャグ」や「ステテコダンス」で行動不能になるのを防ぐため、セバスの兜や黄金のティアラなど、耐性を持つ装備を優先しましょう。 また、どうしようもない時は「アストロン」で様子を見るのも手ですが、ターン制限がある場合は悪手となります。 神様戦では、攻め続けることが最大の防御になります。 回復役のマリベルが動けなくなった時のために、主人公やメルビンにも「しずく」を持たせておくと安心です。
短期決戦のための火力運用
19ターン以内での撃破を目指す場合、ちまちまと削っていては間に合いません。 私の攻略時は、以下のローテーションを基本にしました。
- 開幕: ガボと主人公はアルテマソード。メルビンも攻撃参加。マリベルは状況を見て「召喚」か補助。
- 中盤: ひたすらアルテマソード連打。HPが減ったら主人公がベホマズン。
- 終盤(MP枯渇またはトドメ): マリベルの「マダンテ」を解放。
特に「マダンテ」は、残りMPを全て消費して特大ダメージを与える切り札です。 神様のHPは約12,400程度と言われています。 残りHPが2,000〜3,000程度になったと確信したら、迷わずマダンテを撃ち込みましょう。 ただし、倒しきれなかった場合はMP0のマリベルが置物になってしまうリスクがあるため、計算は慎重に行う必要があります。
幻魔召喚の運要素
天地雷鳴士の「げんま召喚」は、呼び出す幻魔によって戦況が大きく変わります。 「バルバルー」が出れば火力貢献してくれますが、「ドメディ」や「カカロン」の行動次第ではターン数が伸びてしまうことも。 安定を求めるなら、召喚に頼らずゴッドハンド×3+回復役という構成で、物理で殴り続ける方が計算は立ちやすいです。
ダンジョン攻略の道中における注意点
神様にたどり着くまでの「謎の異世界」自体も、非常に難易度の高いダンジョンです。 ここで消耗しすぎてしまっては、神様戦で全力を出せません。 道中の敵への対処法と、効率的な進み方を解説します。
厄介な雑魚敵への対処法
謎の異世界には、ラストダンジョン以上の強敵が徘徊しています。 特に注意すべきモンスターは以下の通りです。
- ドラゴン・ウー: 高い攻撃力と耐久力を持ちます。複数で出現されると非常に危険。
- パンドラボックス: ザラキや甘い息など、即死級の状態異常をばら撒きます。最優先で処理すべき対象です。
- プラチナキング・エビルエスターク: 硬い、痛い、素早いの三重苦。
これらの敵に対しては、MPを節約しようとせず、強力な全体攻撃(ギガデイン、イオナズン、各種強力な特技)を使って速攻で倒すのが正解です。 MPが枯渇しそうになったら、一度リレミトで戻る勇気も必要です。 また、レベル上げを兼ねて「くちぶえ」でメタル系(メタルキング、プラチナキング)を狩るのも良いですが、神様への挑戦直前は避けましょう。
効率的なルート取りとショートカット
謎の異世界は構造が複雑で、迷いやすい作りになっています。 しかし、一度踏破してしまえばショートカットが開通する場合や、ルーラポイントが更新されることはありません。 毎回ダンジョンの最初から潜り直す必要があるため、最短ルートを暗記することはターンアタック以前の必須スキルです。
無駄な戦闘を避けるために「トヘロス」を使用したいところですが、ここの敵レベルは非常に高いため、こちらのレベルが相当高くないと効果を発揮しません。 「しのびあし」もエンカウント率を下げる効果がありますが、絶対ではありません。 基本的には、逃げられる敵からは逃げ(レベルが高ければ「確実逃げ」が可能)、どうしても戦わなければならない敵だけを瞬殺して進むスタイルになります。
神様戦の報酬とコンプリート要素
神様を倒した際、かかったターン数に応じて貰える報酬は、本作のやり込み要素の頂点です。 これらを全て入手することで、初めてドラクエ7を「遊び尽くした」と言えるでしょう。 ここでは具体的な報酬内容と、それらがゲームプレイに与える影響を解説します。
ターン数別報酬リスト
神様は、初回撃破時と、それ以降のターン数条件クリア時で異なるアイテムをくれます。 主な報酬は以下の通りです。
- 初回撃破(ターン数不問): 不思議な石版?(さらなる異世界へ行くために必須)
- 19ターン以内: 夢のキャミソール(守備力が高く、戦闘中に使用でラリホー効果)
- 19ターン以内(2回目以降): 勇者の心(勇者職に転職するためのアイテム)
- 19ターン以内(さらに以降): モンスターの心など
特に重要なのが「不思議な石版?」です。 これを手に入れないと、もう一つの隠しダンジョンに行くことができません。 また、「夢のキャミソール」は女性陣(マリベル・アイラ)にとって最強クラスの防具となり得ます。 見た目が変わる装備でもあるため、コレクターとしても絶対に入手しておきたい一品です。
さらなる異世界への布石
神様から貰える石版を揃えることで解放される「さらなる異世界」は、ドラクエ7における真の最終ダンジョンです。 ここに登場する「精霊」たちとの戦いは、神様戦以上の激戦となることがあります。 神様戦で培った「短期決戦のノウハウ」や「装備構成」は、そのまま精霊戦でも役立ちます。
特に、神様戦でレベルを十分に上げ、熟練度を極めておくことは、さらなる異世界攻略の前提条件と言えます。 神様を安定して15ターン前後で倒せるパーティであれば、精霊たちとも互角以上に渡り合えるはずです。 逆に言えば、神様戦で苦戦しているようでは、次のダンジョンでは門前払いを受けることになります。
移民の町への招待後の変化
前述した「取り返しのつかない要素」に関連しますが、全ての報酬を受け取った後、神様を移民の町へ送ると、彼は町の住人となります。 町の中での神様は、ダンジョンの時とは少し違う、コミカルで親しみやすい一面を見せてくれます。 ステータスや強さは変わりませんが、背景やBGM、戦闘に至るまでの会話のテンポが変わるため、やはり「ダンジョンでの激闘」とは別物です。 全てのアイテムを入手し、心残りがない状態にしてから、彼を新しい住処へ案内してあげましょう。
まとめ
ドラクエ7リイマジンドの裏ボス「神様」に関する取り返しのつかない要素について解説しました。 RPGにおいて「最強のボスがいつでもそこで待っていてくれる」という環境は、プレイヤーのモチベーション維持に大きく関わります。 特に以下のポイントを意識してプレイすることをおすすめします。
- ダンジョンでの神様戦は期間限定: 移民の町へ移動させると、謎の異世界の最奥部から神様が消滅します。
- 報酬の完全回収: 移動イベントを起こす前に、必ずターン制限報酬(特に石版)を取り切ってください。
- セーブデータの分割: 「ダンジョンで神様と戦えるデータ」と「神様を移民の町に呼んだ後のデータ」を分けて保存するのが最も安全です。
- 準備の徹底: レベル70以上、ゴッドハンド中心の構成、アルテマソードとマダンテの活用で短期決戦を目指しましょう。
このゲームは一度失ったイベントやシチュエーションを元に戻す機能(強くてニューゲームなどによる巻き戻し以外)がないため、進行には慎重さが求められます。 しかし、その不可逆性こそが冒険の緊張感を生んでいるとも言えます。 皆様が後悔のないよう、万全の準備で神様とのバトルを楽しめることを願っています。
筆者情報
桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドボックス系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。ドラクエシリーズは全作プレイ済みで、特に7の鬱屈としたストーリーと広大なやり込み要素を愛している。




















