編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、膨大なプレイ時間を要する『ドラゴンクエストVII』において、効率的にキャラクターを強化し、理想のパーティを組み上げたいと強く願っていることと思います。「熟練度上げが苦痛」「もっと自由に転職を楽しみたい」といった悩みをお持ちではないでしょうか。
この記事を読み終える頃には、わずか3時間という短時間で全職業をマスターし、最強の特技と呪文を自在に操るための具体的な手順と設定のすべてが解決しているはずです。
- 3時間で全職マスターする設定手順
- 口笛とオート戦闘の最適化
- 職業掛け持ち機能の解禁タイミング
- 効率重視の最強パーティ編成
それでは解説していきます。
3時間で全職業を極める「最速転職術」の全体像
『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』、通称DQ7。その最大の特徴であり、同時にプレイヤーを悩ませる要素こそが「転職システム」とそれに伴う「熟練度稼ぎ」です。従来の仕様であれば、数百回、数千回という戦闘を繰り返さなければ到達できない「全職業マスター(カンスト)」の領域。しかし、今回紹介する「リイマジンド(リメイク版独自機能)」の仕様をフル活用することで、この工程を劇的に短縮することが可能です。
その時間はわずか「3時間」。
これはバグや不正なチート行為ではなく、ゲーム内に実装された設定項目と、仕様の穴を突いた正攻法の攻略テクニックです。まずは、このメソッドがどのような仕組みで成り立っているのか、その全体像を解説します。
熟練度稼ぎの常識を覆す「ブースト設定」
通常、熟練度を上げるためには、自分と同等かそれ以上の強さを持つ敵と戦い続ける必要があります。弱い敵を倒しても熟練度は入りません。しかし、本作の設定変更機能を活用することで、以下の常識を覆すことが可能です。
- 獲得熟練度の大幅増加
- 獲得経験値の抑制(レベルアップ抑制)
- 敵の強さの弱体化
これらを組み合わせることで、「弱い敵を瞬殺しつつ、大量の熟練度を獲得し、かつレベルが上がりすぎないため熟練度獲得上限に引っかからない」という永久機関のようなループを作り出すことができます。
必須となる「口笛」と「オート戦闘」
このメソッドの核となるアクションが「口笛」です。フィールド上で即座に敵を呼び出すこの特技をショートカットに登録し、戦闘に入った瞬間に「オート戦闘(さくせん)」で処理する。この一連の流れを機械的に繰り返すことで、移動時間をゼロにし、戦闘時間を極限まで短縮します。
プレイ環境の最適化設定(コンフィグ解説)
それでは、具体的にどのような設定を行えばよいのか、詳細なコンフィグ設定を解説します。この設定を間違えると、3時間で完了するものも倍以上の時間がかかってしまったり、レベルが上がりすぎてストーリーの楽しみを損なったりする可能性があります。一言一句、見落とさないように設定してください。
コンフィグ設定の変更手順
メニュー画面から「作戦」→「システム設定」あるいは独自のブーストメニューを開き、以下の項目を変更します。
| 設定項目 | 推奨設定 | 理由と効果 |
|---|---|---|
| 獲得熟練度 | たくさん(最大) | 一回の戦闘で得られる熟練度を最大化します。通常の数倍の速度でランクが上がります。 |
| 獲得経験値 | 少ない(最小) | レベルの上がりすぎを防ぎます。レベルが上がりすぎると「弱い敵」から熟練度が入らなくなるエリア制限に引っかかるリスクを回避します。 |
| 与えるダメージ | 大きい(最大) | 敵をワンパン(一撃)で倒すために必須です。戦闘時間を数秒で終わらせるための時短設定です。 |
| モンスターの強さ | 弱い | 敵のHPや防御力を下げ、より確実に一撃で倒せるようにします。被ダメージも減り、全滅リスクをゼロにします。 |
| オート回復 | ON(あり) | 戦闘終了ごとにHP/MPを全回復させます。宿屋に戻る時間をカットするために必須です。 |
なぜ「経験値:少ない」が重要なのか
多くのプレイヤーが陥りがちなミスが、「俺TUEEE」をしたくて経験値も最大にしてしまうことです。しかし、DQ7の熟練度システムには「エリアレベル制限」が存在します。 キャラクターのレベルがその地域の上限を超えている場合、いくら敵を倒しても熟練度が入らなくなります。
今回のメソッドでは、敵を瞬殺するために攻撃力を上げていますが、レベルまで上げてしまうと、より強いモンスターがいるエリアへ移動し続けなければなりません。それは「移動時間」というロスを生みます。 「どこでもいいからその場で口笛を吹き続ける」ことを可能にするためには、自身のレベルを上げすぎないことが絶対条件なのです。
実践フローチャート:開始からカンストまで
設定が完了したら、いよいよ実践です。ここでは、ダーマ神殿復活後から全職業カンストに至るまでの具体的なフローチャートを紹介します。
ステップ1:ダーマ神殿復活と「職業掛け持ち」の解禁
まず、シナリオを進めて「ダーマ神殿」を復活させます。ここで転職が可能になりますが、まだ本格的な稼ぎは始めないでください。
ダーマ神殿復活直後の状態では、熟練度は「現在就いている職業」にしか入りません。しかし、そこから少しシナリオを進めることで**「職業の掛け持ち(ダブルクラス)」**が可能になります。
- 通常時: 1回の戦闘で1職分の熟練度
- 掛け持ち解禁後: 1回の戦闘で2職分の熟練度
効率が単純計算で2倍になります。3時間で終わらせるためには、この機能の解禁を待つことが非常に重要です。フライングして稼ぎ始めると、倍の6時間を要することになります。必ず「掛け持ち」ができるようになってからスタートしてください。
ステップ2:ショートカットへの「口笛」登録
羊飼いなどの職業で「口笛」を習得します(あるいは最初から習得している場合もあります)。この「口笛」をコントローラーの使いやすいボタン、あるいは画面上のショートカットキーに登録します。 移動することなく、その場でボタンを押すだけで敵とエンカウントできるようにする準備です。
ステップ3:狩場への移動
設定で「経験値:少ない」にしていれば、場所は基本的に**「どこでもいい」**です。 ただし、以下の条件を満たす場所がより推奨されます。
- 敵の出現数が多い場所: 一度に複数体出てくる方が効率が良い場合があります(作品の仕様によるが、基本は回転数重視)。
- 敵のモーションが短い場所: エフェクトの長い攻撃をしてくる敵や、防御してくる敵がいない初期エリア周辺がベストです。
おすすめは、スライムなどの弱いモンスターしか出ない「フィッシュベル周辺」や「初期のダンジョン」です。敵が弱ければ弱いほど、戦闘アニメーションや処理落ちのリスクが減り、回転率が上がります。
ステップ4:無限ループの実行
以下の手順を無心で繰り返します。
- 口笛を吹く(敵が出現)
- 戦闘開始
- 「オート(さくせん:ガンガンいこうぜ)」で戦闘
- 戦闘終了(リザルト画面スキップ)
- 1に戻る
このサイクルを回し続けます。設定で「与ダメージ:大きい」にしているため、通常攻撃一発で敵が沈みます。「熟練度:たくさん」のおかげで、数回の戦闘で職レベルが上がります。
職レベルがマスター(★8)になったら、ダーマ神殿(あるいはメニュー画面の転職コマンド)で次の職業にチェンジします。これを全キャラクター、全職業が終わるまで繰り返します。所要時間はおおよそ3時間です。
職業システム完全解説:基本職から最上位職まで
全職業をカンストさせるにあたり、DQ7の膨大な職業システムを理解しておく必要があります。どの順番で極めていくか、どの職業がどのような特技を覚えるのかを整理しておきましょう。
基本職(Tier 1)
転職の入り口となる職業です。まずはこれらをマスターし、上位職への足がかりにします。基本職で覚える特技は、冒険の最後まで役立つ基本的なものが多いです。
| 職業名 | 特徴 | 習得すべき重要特技 |
|---|---|---|
| 戦士 | HPと力が高い。素早さは低い。 | 魔人斬り、疾風突き |
| 武闘家 | 素早さと会心率が高い。 | 正拳突き、回し蹴り |
| 魔法使い | 攻撃呪文のスペシャリスト。HPは低い。 | メラミ、イオラ |
| 僧侶 | 回復の要。必須級の職業。 | ベホマ、ザオラル |
| 踊り子 | 状態異常系の踊りを得意とする。 | メダパニダンス、死の踊り |
| 盗賊 | アイテム収集や探索に特化。 | 盗む、レミラーマ |
| 吟遊詩人 | 補助系の歌を歌う。 | 目覚めの歌、戦いの歌 |
| 船乗り | 海に関する特技や体当たりなど。 | 網打ち、稲妻 |
| 羊飼い | 最重要スキル「口笛」を習得。 | 口笛、羊数え歌 |
| 笑わせ師 | 敵を行動不能にする特技が多い。 | 変な踊り、ボケ |
まず優先すべきは**「羊飼い」**です。口笛がないと効率がガタ落ちします。パーティの誰か一人は最速でマスター、あるいは口笛習得まで育てましょう。
上級職(Tier 2)
基本職を2つ以上マスターすることで転職可能になる強力な職業です。ここからステータス補正が大きくなり、戦闘が派手になっていきます。
- バトルマスター(戦士+武闘家):物理攻撃のスペシャリスト。
- 魔法戦士(戦士+魔法使い):魔法剣などを使用。バイキルトが強力。
- 賢者(魔法使い+僧侶):攻撃も回復もこなす万能職。消費MP軽減特性あり。
- スーパースター(踊り子+吟遊詩人+笑わせ師):見た目と裏腹に強力なハッスルダンス(全体回復)を習得。
- まものハンター(盗賊+羊飼い):魔物ならしでモンスターパークを充実させるなら必須。ブレス系も強力。
- 海賊(盗賊+船乗り):アイテムドロップ率向上や海特技。耐久力も高い。
- パラディン(武闘家+僧侶):真空波が非常に便利。雑魚散らしに最適。
最上級職(Tier 3)
複数の上級職をマスターすることで解禁される、人間職の頂点です。今回の「全職業カンスト」のゴール地点とも言えます。
ゴッドハンド
- 条件: バトルマスター + パラディン
- 特徴: 物理火力の頂点。「アルテマソード」や「ギガブレイク」といった最強クラスの単体・全体攻撃を習得。さらにベホマラーやザオリクも使えるため、自己完結した最強戦士となります。
天地雷鳴士
- 条件: 賢者 + スーパースター
- 特徴: 呪文と召喚のスペシャリスト。消費MPが大幅にカットされ、全ての呪文を使いこなします。特筆すべきは「げんま召喚」と最強呪文「メドローア」です。
勇者
- 条件: 上級職3つマスター(主人公は1つでOKの場合あり)
- 特徴: 攻守のバランスが最高。自動HP回復などの特性を持ち、ギガデインなどの勇者専用呪文を使えます。全職マスターの証として相応しい強さです。
キャラクター別のおすすめ最終就職先
全職業をマスターした状態、つまり「すべての特技・呪文が使える状態」になった後、どの職業に就いておくのが最強なのか。ここではキャラクターごとの特性と役割分担に基づいたおすすめ構成を提案します。
主人公:ゴッドハンド or 勇者
主人公は攻撃の要です。高いHPと力を活かすため、物理特化の構成にします。
- 推奨職業: ゴッドハンド
- 理由: 攻撃力の補正値が最も高く、最強技「アルテマソード」の威力を最大化できます。勇者も捨てがたいですが、瞬間火力ではゴッドハンドに軍配が上がります。雑魚戦はギガブレイク、ボス戦はアルテマソードと使い分けることで隙がなくなります。
マリベル:天地雷鳴士
高いMPと賢さを誇るマリベルは、魔法職の頂点を目指します。
- 推奨職業: 天地雷鳴士
- 理由: 消費MP軽減の恩恵を最も受けられるキャラクターです。また、レベル8で習得する**「メドローア」**が極めて強力。敵グループに消滅級のダメージを与えます。ただし、使用後に「2ターン魔力が下がる」というデバフがあるため連発はできませんが、その威力の高さはロマンがあります。賢者を経由しているため回復も完璧です。
ガボ:まものハンター or ゴッドハンド
素早さが高いガボは、先手を取って敵を殲滅する役割か、サポート役に適しています。
- 推奨職業: まものハンター(またはスピード重視の物理職)
- 理由: 「しゃく熱」などのブレス攻撃はMPを消費せず強力です。また、素早さを活かして敵が動く前に「真空波」などで雑魚を一掃する役割がハマります。もちろん、ゴッドハンドで物理アタッカーを2枚看板にするのも強力です。
アイラ:海賊 or 魔法戦士
加入時期が遅いアイラですが、バランスの良いステータスを持っています。
- 推奨職業: 海賊 * 理由: 耐久力が高く、補助呪文も扱えます。また、海賊の特性である「戦闘後のアイテム入手率アップ」が地味ながら有用です。全職マスターしていれば「戦いの歌(バイキルト全体化)」や「ハッスルダンス」でパーティを支援しつつ、自身も剣技で戦う魔法戦士的な立ち回りが可能です。
習得すべき「壊れ性能」スキル解説
3時間の修行を終えたあなたが手にする、ゲームバランスを崩壊させるほどの強力なスキルをピックアップして解説します。これらを使うために熟練度上げをすると言っても過言ではありません。
1. アルテマソード(ゴッドハンド)
- 効果: 敵単体に防御無視の超極大ダメージ。
- 解説: 文句なしの最強物理技です。消費MPは多いですが、ボス戦でのダメージソースとしてこれ以上のものはありません。バイキルトと合わせることで、ラスボスですら数ターンで沈めることが可能になります。
2. ギガブレイク(ゴッドハンド)
- 効果: 敵1グループに電撃属性の極大ダメージ。
- 解説: 雑魚散らしの最適解の一つ。必中であり、ダメージ量も安定しています。リイマジンド版の設定でダメージ倍率を上げていると、9999ダメージも夢ではありません。
3. メドローア(天地雷鳴士)
- 効果: 敵1グループにメラ・ヒャド複合の極大消滅ダメージ。
- 解説: 魔法系最強の呪文。耐性を持たない敵であれば即死級のダメージを与えます。発動エフェクトも派手で爽快感抜群。デメリットとして使用後の魔力低下がありますが、それを補って余りある破壊力です。
4. ハッスルダンス(スーパースター)
- 効果: 味方全員のHPを70〜80回復。消費MP0。
- 解説: MPを使わずに全体回復ができる、シリーズおなじみの反則技。これを全員が覚えていれば、回復リソースを気にする必要がなくなります。AI戦闘でも頻繁に使ってくれるため、パーティの生存率が劇的に向上します。
5. 真空波(パラディン)
- 効果: 敵全体にバギ属性のダメージ。消費MP0。
- 解説: コストパフォーマンス最強の雑魚処理技。MPを使わずに全体攻撃ができるため、ダンジョン道中の戦闘はこれだけで完結します。まずはパラディンを目指してこれを習得するのが攻略の定石です。
最速熟練度上げにおける注意点とFAQ
このメソッドを実行する上で、いくつか注意すべき点や、よくある疑問について回答します。
Q1. ゲームバランスが崩壊しませんか?
A. 完全に崩壊します。 全職業をマスターし、アルテマソードやゴッドハンドのステータスを手に入れた時点で、ストーリー上のボスは「ただの通過点」になります。緊張感のあるバトルを楽しみたい場合は、このメソッドはクリア後に行うか、あるいは「基本職のみマスターする」といった縛りを設けることをお勧めします。 しかし、本作はストーリーが非常に長いため、「戦闘はサクサク終わらせてストーリーを楽しみたい」という方には最適解です。
Q2. 熟練度が上がらなくなりました。
A. レベルの上げすぎ、または設定ミスです。 コンフィグ設定で「獲得経験値:少ない」にしていない場合、レベルが上がりすぎてしまい、そのエリアの「熟練度獲得上限レベル」を超えてしまった可能性があります。 解決策としては、
- ラストダンジョンや裏ダンジョンなど、レベル上限が高い(または設定されていない)エリアへ移動する。
- 設定を見直し、経験値を低く抑える。 のどちらかを行ってください。今回のメソッドは「序盤〜中盤のエリアで、レベルを上げずに熟練度だけを吸い取る」のが肝です。
Q3. お金は貯まりますか?
A. それなりに貯まりますが、効率は最高ではありません。 弱い敵を大量に倒すため、回数で稼ぐ形になります。もしゴールドを稼ぎたい場合は、ゴールデンスライムなどが出現する特定の石版ダンジョンで同様のことを行うのが良いでしょう。ただし、今回の目的はあくまで「熟練度」なので、ゴールドは副産物程度に考えてください。
Q4. 3時間ぶっ続けでやる必要がありますか?
A. いいえ、分割しても問題ありません。 ただ、職業の転職サイクル(戦闘回数消化→ダーマ神殿へ戻る→転職→現地へ戻る)のテンポを掴むと楽しくなってくるので、一気にやってしまう方が精神的には楽かもしれません。動画を見ながら、あるいはポッドキャストを聴きながらの「ながらプレイ」に最適な作業です。
まとめ:自由を手に入れた冒険者たちへ
今回紹介した「3時間全職カンスト法」は、DQ7という長大な物語をストレスなく、かつ最高に楽しむための強力なツールです。
かつてPS版で何十時間もかけてスライムを狩り続けた苦行は、リイマジンド(リメイク)版においてはスマートなシステム活用へと進化しました。 最強の剣技で敵をなぎ倒す快感、全ての呪文を使いこなす万能感。これらを早期に手に入れることで、エデンの戦士たちの冒険はより一層輝きを増すことでしょう。
ぜひ、この週末にでも3時間だけ時間を確保し、最強のデータを作り上げてみてください。ダーマ神殿の神官も驚くほどの速さで、あなたのキャラクターたちは神の領域へと達するはずです。
筆者情報
桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドボックス系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。 ドラクエシリーズは全作プレイ済みで、特にDQ7への思い入れは深い。キーファが種を持って離脱した時のトラウマはいまだに癒えていない。























