編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、ポケモンZAのランクマS6において「メガラグラージがなぜこれほどまでに強すぎるのか」という疑問や、その具体的な立ち回り、対策が気になっているはずです。 ついに実装されたこの「筋肉の王」は、禁止伝説が跋扈する現環境においても、圧倒的な存在感を放っています。
この記事を読み終える頃には、メガラグラージの機動力の秘密や、対面での有利不利、そして勝利を確実にするためのビルドアップの使いどころが完璧に理解できているはずです。
- メガ進化による物理火力と耐久の劇的な向上
- 腕を駆使したゴリラ移動による想定外の高速機動力
- 冷凍パンチによる環境トップのメガレックウザへのメタ性能
- 草4倍弱点への徹底した対策と環境読みの重要性
それでは解説していきます。
メガラグラージ実装の背景とS6の環境変化
ポケモンZAのランクマシーズン6が開幕し、対戦環境は一変しました。 今回最大のトピックは「禁止伝説ポケモンの解禁」ですが、それと同時に実装されたメガラグラージが、環境の勢力図を大きく塗り替えています。
禁止伝説解禁とメガ進化の同時実装という衝撃
通常、禁止伝説が解禁されるシーズンでは、一般ポケモンの影は薄くなりがちです。 しかし、メガラグラージは別格でした。 「禁伝と同じタイミングで追加なんて、ラグが可哀想だ」という事前の予想を裏切り、むしろ禁伝たちを狩る「メタの王者」として君臨しています。
ラグラージは元々「みず・じめん」という非常に優秀なタイプを持っていましたが、メガ進化によってそのポテンシャルが爆発的に高まりました。
メガラグラージの基本ステータス比較
メガ進化によってどれほど強化されたのか、以下の表で確認してみましょう。
| ステータス | ラグラージ(通常) | メガラグラージ | 強化による影響 |
|---|---|---|---|
| 攻撃(A) | 110 | 150 | 等倍の相手を「じしん」で確2、確1に追い込む |
| 防御(B) | 90 | 110 | 物理アタッカーの攻撃を余裕で耐え、ビルドアップの隙を作る |
| 特防(D) | 90 | 110 | 不一致の特殊技なら1発は耐える耐久力を確保 |
| 素早さ(S) | 60 | 70 | 腕を使った移動により、ポイント回収能力が激増 |
| 合計種族値 | 535 | 635 | 禁止伝説(680族)に肉薄する圧倒的な数値 |
この数値の変化を見れば、メガラグラージが単なる「高火力アタッカー」ではなく、「要塞のような耐久力と機動力を併せ持った重戦車」であることがわかります。
メガラグラージが「強すぎる」と言われる3つの理由
多くのプレイヤーがメガラグラージに手を焼いているのには、明確な理由があります。 評論家の視点から、その決定的な要因を深掘りします。
1. 「ゴリラ移動」がもたらす革命的な機動力
今回のメガラグラージを象徴するのが、その移動モーションです。 メガ進化前は比較的ゆっくりとした歩行でしたが、メガ進化後は強靭な腕を地面に叩きつけながら疾走する、いわゆる「ゴリラ移動(キングコングスタイル)」へと変化します。
体重増加をものともしない腕力
通常、メガ進化で体重が増えると移動速度が落ちる傾向にありますが、メガラグラージはその強大な腕力を推進力に変えることで、メガ進化前よりも遥かに早い移動速度を実現しています。 この「腕も使って移動するタイプ」という設定が、M次元ラッシュ(ポイント制バトル)において、敵を追い詰める際やポイントを回収する際に、計り知れないアドバンテージとなっています。
2. 環境の覇者「メガレックウザ」への強力なメタ性能
S6のランクマ報酬としてメガストーンが配られたこともあり、現在環境にはメガレックウザが溢れかえっています。 メガラグラージは、このメガレックウザを止めるための最適解の一つです。
- 冷凍パンチ(レイパン)の威力: メガレックウザに対して4倍弱点(デルタストリーム下でも2倍)を突ける冷凍パンチは、メガラグラージの高い攻撃力から放たれると致命傷になります。
- 物理耐久の信頼性: レックウザの強力な物理技「ガリョウテンセイ」を食らっても、メガラグラージなら耐えることができます。耐えた返しのレイパンで粉砕する、という黄金パターンが確立されています。
3. ビルドアップによる要塞化とワンパン火力
メガラグラージと「ビルドアップ」の相性は最高です。 「これだけの筋肉があるのだから、ビルドを積まない理由がない」と言われるほど、積んだ時の制圧力は凄まじいものがあります。
1回積むだけで物理防御がさらに硬くなり、攻撃力は手が付けられないレベルに達します。 ルカリオやリザードンといった人気ポケモンを、メインウェポンの「じしん」でワンパンできるようになるため、相手からすれば「積まれたら終わり」という恐怖を与えることができます。
ランクマS6で勝つための理想的な技構成
メガラグラージを運用する上で、現在もっとも安定し、かつ勝率が高いとされている技構成をご紹介します。
確定技1:じしん
メインウェポンです。 非接触技であり、命中安定かつ高威力。 今の環境に多い鋼タイプ(サーフゴー、ルカリオ等)や炎タイプ(リザードン、グレンアルマ等)に対して絶対的な圧力をかけられます。
確定技2:たきのぼり(またはアクアテール)
水タイプの一致技です。 メガラグラージの機動力を活かした「突進」としての性能も高く、相手を怯ませる追加効果も狙えます。 移動速度の速さを活かして強引に距離を詰め、上から叩き込む動きが強力です。
確定技3:れいとうパンチ
対ドラゴン、対飛行、そして対草タイプへの生命線。 メガレックウザ対策として必須なのはもちろん、後述する「天敵」たちへの交代読みでも重宝します。
補助技:ビルドアップ
メガラグラージの真価を引き出すための技。 隙を見て1〜2回積むことができれば、その時点で試合の主導権を完全に掌握できます。 エネルギー回収の合間や、相手が交代するタイミングを狙って積みましょう。
注意すべき天敵!「草4倍弱点サラダ」の恐怖
メガラグラージは無敵ではありません。 たった一つの、しかし致命的な弱点があります。 それが草タイプによる4倍弱点、通称「サラダ」です。
確実に避けるべき対面と要注意スキル
対戦中、以下の状況には細心の注意を払ってください。
- グレンアルマのソーラービーム: タイプ有利だと思って真正面から突っ込むと、「技プラス」からの高速ソーラービームで一瞬にして「サラダ」にされてしまいます。
- フレフワンのエナジーボール: 「フェアリータイプだから大丈夫だろう」という油断が命取りです。想定外の草技を持っている個体が多く、返り討ちに遭うケースが多発しています。
- メガジュカイン: メガ進化勢の中でも、ラグラージを最もカモにしているのがジュカインです。スピードで負け、4倍弱点を突かれるため、見えた瞬間に交代を安定択とするべきです。
草技への対策方法
もし相手のパーティに草タイプが見える場合は、不用意にメガラグラージを先出しせず、マギアナなどのクッション役で様子を見ることが重要です。 「ご一緒にサラダバーはいかがですか?」という相手の誘いに乗ってはいけません。
実戦レビュー:ランクマS6での具体的立ち回り
私が実際にプレイして感じた、勝利へのロードマップを解説します。
序盤:ラグラージでの安全なビルドとエネルギー回収
バトル開始直後は、まだメガ進化のエネルギーが溜まっていません。 この時間は「準備期間」です。 無理に敵陣へ突っ込まず、リザードンなどの有利な相手を牽制しながら、ポイントを集めつつ「ビルドアップ」を一回積んでおきます。 ラグラージのままでも十分硬いので、焦る必要はありません。
中盤:メガ進化による「筋肉の暴走」
エネルギーが溜まり次第、メガ進化を発動させます。 ここからはメガラグラージの独壇場です。 「ゴリラ移動」による高速機動で、ステージ上のポイントを一気に回収しに行きましょう。
対面では「じしん」を連打するだけで、多くの敵が溶けていきます。 メガレックウザが壁を張っていたり、空を舞っていたりしても、こちらの攻撃範囲なら十分に捉えることが可能です。 特に「冷凍パンチ」の出の速さは、レックウザ使いを驚愕させるレベルです。
終盤:マギアナ・ミュウツーへの交代と逃げ切り
終盤、体力が削られたり、相手が「原子海王ガ(ゲンシカイオーガ)」や「メガジュカイン」などのメタをぶつけてきたりした場合は、速やかに交代します。
- マギアナへのスイッチ: 今シーズン非常に多いゼルネアスやイベルタルに対して強く出られるマギアナは、ラグラージの最高の相棒です。
- ミュウツーへのスイッチ: 相手のラグラージが「じしん」を撃ってくるタイミングでミュウツー(浮遊等)を出せば、無効化しつつサイコブレイクで反撃できます。
この「交代」を適切に行えるかどうかが、メガラグラージ使いの腕の見せ所です。
メガラグラージの詳細対面シミュレーション
より深く立ち回りを理解するために、具体的なダメージ計算や対面時の思考プロセスを深掘りします。
対メガレックウザ:氷の牙か、冷凍パンチか
現在の主流は「冷凍パンチ」ですが、一部のプレイヤーは命中不安を嫌って「氷の牙」を採用しています。しかし、メガラグラージのA150から繰り出される威力75の冷凍パンチは、耐久無振りのメガレックウザを確定1発で沈めるパワーがあります。 レックウザ側が「りゅうのまい」を積む前に、こちらが「ビルドアップ」を積めていれば、相手の「ガリョウテンセイ」の確定数をずらしつつ、確実に返しのターンで処理可能です。
対ルカリオ:インファイトを耐える筋肉
ルカリオの「インファイト」は強力ですが、メガラグラージのB110(さらにビルドアップ込み)であれば、余裕を持って2発耐えることが可能です。ルカリオ側がタスキを持っていたとしても、こちらは「じしん」+「たきのぼり」の追撃で処理できます。注意すべきは「しんそく」による削りですが、HP管理さえ怠らなければ問題ありません。
対サーフゴー:変化技への耐性
サーフゴーの「おうごんのからだ」は強力ですが、ラグラージは補助技を撃つよりも「じしん」で殴るのが基本なので、あまり気になりません。むしろ、サーフゴー側の「シャドーボール」や「ゴールドラッシュ」をD110でどれだけ受けられるかが鍵となります。こだわりメガネ持ちの場合は、ビルドアップを積む暇がないため、即座に「じしん」を選択するのが正解です。
M次元ラッシュにおけるステージ別立ち回り
本作独自の「M次元ラッシュ」システムにおいて、ステージの構造はメガラグラージの性能を大きく左右します。
夜の都市ステージ:視認性と移動ルート
夜のステージではメガレックウザ等の黒い個体が見えにくいですが、メガラグラージの移動は地面を叩く音がするため、自分の位置を見失いにくいという意外なメリットがあります。細い路地よりも、広い中央広場での乱戦に持ち込むことで、広範囲攻撃の「じしん」が最大限に活きます。
森林ステージ:サラダの温床
最も警戒すべきステージです。草むらに隠れたフレフワンやグレンアルマからの奇襲(ソーラービーム)が多発します。ここでは単独行動を避け、必ず味方のマギアナやリザードンと足並みを揃えて、草タイプの弱点を突ける体制を維持しましょう。
初心者が陥りがちなミスと改善策
メガラグラージを使い始めたばかりのプレイヤーがよくやってしまう「負けパターン」とその解決策をまとめました。
- メガ進化のタイミングを逃す: 「ラスト1分で進化すればいい」と思っていると、エネルギー回収を妨害されて進化できずに終わることがあります。中盤、有利な対面ができた瞬間に進化して一気に点差を広げるのがコツです。
- ビルドアップの積みすぎ: 3回、4回と積みたくなりますが、その間に特殊アタッカーに交代されると無意味になります。基本は1回、最大でも2回に留め、速やかに攻撃に転じましょう。
- 交代を渋る: 「筋肉があるから耐えられる」と過信し、HPが赤い状態で居座ると、相手の先制技で倒されてポイントをバラ撒くことになります。早めの交代が勝利への近道です。
今後の環境予想:メガラグラージは生き残れるか?
現在は「メガラグラージ無双」の状態が続いていますが、今後はさらに「草技」を仕込んだメタが増えることが予想されます。 全員が「メガイアームド(草対策)」を採用するような、歪んだ環境になる可能性もあります。
しかし、メガラグラージの真の強さは「単体で完結しているスペックの高さ」にあります。 たとえ草技が増えても、その機動力で逃げ切ることができ、有利な対面を確実に処理できる性能は、シーズンを通して腐ることはないでしょう。
「ラグがあるからラグラージ」なんて冗談も飛んでいますが、この筋肉がもたらす安定感は本物です。
まとめ
メガラグラージは、ポケモンZAランクマS6における「最強の汎用枠」です。 その圧倒的な筋肉による火力と耐久、そしてゴリラ移動による驚異的な機動力を使いこなせば、初心者から上級者まで確実にランクを上げることができるでしょう。
もちろん、4倍弱点の「サラダ」には注意が必要ですが、そこをプレイングでカバーする楽しさこそ、このポケモンの醍醐味です。 メガレックウザを冷凍パンチで粉砕した時の快感は、他のポケモンでは味わえません。
ぜひ、このレビューを参考にメガラグラージを使い込み、ランクマの頂点を目指してください!
対戦、ありがとうございました!
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。 幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。 最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。




















