編集デスク ポケモンカードゲーム攻略ライターの橋本ユアです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、 新弾「ムニキスゼロ」の封入率や、 高レアリティカードが1箱から複数枚出る「2枚箱」の確率が気になっていると思います。
120箱という膨大な開封データをもとに、 シビアな現実と夢のある確率を徹底的に分析しました。
この記事を読み終える頃には、 あなたが何箱買うべきか、 あるいはシングル買いに走るべきかの疑問が解決しているはずです。
- 120箱開封データに基づくSARとSRの正確な封入率
- 1箱からSR以上が複数枚出る2枚箱の出現確率
- 特殊エネルギーがR枠になったことによる収集難易度の上昇
- 環境を変えるメガジガルデEXや注目サポートの性能評価
それでは解説していきます。
ムニキスゼロの封入率概要と2枚箱の謎
ポケモンカードゲームの新時代を告げる拡張パック「ムニキスゼロ」。 今回は「メガシンカ」がテーマということで、 発売前から多くの注目を集めていましたね。
私自身もプレイヤーとして、そしてコレクターとして、 このパックには並々ならぬ期待を寄せていました。 しかし、巷では「渋い」「封入率が変わった」という噂もちらほら聞こえてきます。
そこで今回は、信頼できる開封データ(10カートン・120BOX分)をもとに、 実際のところどうなのかを紐解いていきます。
まずは、皆さんが一番気になっているであろう「2枚箱」の存在についてです。 通常のボックスでは、SR以上のカードは基本的に「1箱に1枚」が約束されています。
しかし、稀にSRが2枚入っていたり、 SRとSARが同時に出現したりする「神箱」が存在します。 これを私たちは通称「2枚箱」と呼んでいますが、 今回のムニキスゼロではこの確率に変化があったのでしょうか。
10カートン(120箱)から見る2枚箱の出現数
結論から申し上げますと、今回の検証データにおいて、 SR以上が複数枚封入されているボックスは確認されました。 しかし、その確率は決して高いものではありません。
120箱を開封した結果、 明確に「2枚箱(あるいは3枚箱)」と呼べるボックスは、 数えるほどしかありませんでした。
具体的には、1カートン(12ボックス)を開封しても、 2枚箱が1つも出ないカートンも存在します。 逆に、運が良ければ1カートンから1箱程度、 SRとSAR、あるいはSRとURが同居するボックスが出現する可能性があります。
今回のデータでは、「3枚箱」というさらに希少なケースも1件確認されましたが、 これは120箱中の1箱、つまり約0.8%という奇跡的な確率です。
これを狙ってボックスを買い続けるのは、 正直なところあまり得策ではないかもしれませんね。 あくまで「出たらラッキー」程度に捉えておくのが、 精神衛生上も良さそうです。
SAR(スペシャルアートレア)の排出期待値
続いて、コレクション需要の要であるSAR(スペシャルアートレア)についてです。 今回の弾では、サポートカードの「メイの励まし」や「ユカリ様」、 そしてポケモンの「ニャースEX」などがSARとして収録されています。
120箱分のデータを見ると、 特定のSAR(例えばユカリ様)は合計で4枚出現しました。 これを単純計算すると、30箱に1枚程度の確率となります。 つまり、2〜3カートンに1枚出るか出ないかという計算になりますね。
もちろん、SAR全体で見ればもう少し確率は上がりますが、 特定の1枚(推しキャラなど)を自引きしようとすると、相当な覚悟が必要です。
特に「ユカリ様」のような人気サポートカードは、 シングル価格も高騰しやすい傾向にあります。 この排出率の低さが、発売後の市場価格にどう影響するかは、 容易に想像がつきますね。
新レアリティ「MUR(メガウルトラレア)」の衝撃
今回から導入された、 あるいは復活したと言ってもいい特別なレアリティ、 それが「MUR(メガウルトラレア)」です。 表紙を飾る「メガジガルデEX」などがこのレアリティに該当します。
通常のUR(ウルトラレア)とは一線を画す、 圧倒的な存在感と輝きを放つこのカード。 気になる封入率ですが、120箱開封して確認されたのはわずか「2枚」でした。
これは衝撃的な数字です。 60箱(5カートン)に1枚という確率になります。 通常のSARよりもさらに出にくい、 まさに「幻」級のカードと言えるでしょう。
もし店頭で買った1パックからMURが出たら、 それは宝くじに当たったようなものです。 コレクターの方々にとっては、 コンプリートの最大の壁となることは間違いありません。 その分、手に入れた時の喜びと、 カードとしての資産価値は計り知れないものになるでしょう。
レアリティ別封入率まとめ
ここで一度、120箱分のデータを整理して、 各レアリティの封入率目安をまとめておきましょう。 以下の表は、あくまで今回の検証データに基づく目安ですが、 購入の際の参考になるはずです。
| レアリティ | 1箱あたりの目安 | 1カートン(12箱)あたりの目安 | 備考 |
|---|---|---|---|
| MUR | 0.01枚 | 0.2枚 | 5カートンに1枚レベルの激レア |
| SAR | 0.2〜0.3枚 | 2〜3枚 | カートンで買っても揃わない可能性大 |
| SR | 0.8〜0.9枚 | 9〜10枚 | 基本は箱1だが、稀に2枚箱あり |
| UR | 0.08枚 | 1枚 | カートンに1枚入っているかどうか |
| RR | 4〜5枚 | 50〜60枚 | デッキパーツは集まりやすい |
| AR | 3枚(固定) | 36枚 | 箱で3枚確定なのは良心的 |
この表を見ても分かる通り、トップレアを狙うのは至難の業です。 しかし、ARが1箱に3枚確定で入っている点は、 イラストを楽しむファンにとっては嬉しい要素ですね。
今回のARは、全体的に「見上げる構図」が多いという特徴もあるようです。 こういった細かいアートのこだわりを楽しめるのも、 開封の醍醐味と言えるでしょう。
実は最難関?特殊エネルギーとR枠の落とし穴
今回のムニキスゼロ開封において、 高レアリティカード以上に衝撃を与えた事実があります。 それは「特殊エネルギー」の封入率です。
プレイヤーの皆さん、ここからは特に集中して読んでくださいね。 通常、特殊エネルギーは「U(アンコモン)」で収録されることが多いのですが、 今回はなんと「R(レア)」枠での収録となっています。 これが意味すること、お分かりでしょうか。
R枠の圧迫と「出なさすぎる」エネルギー
今弾には「ロックエネルギー」「テレパス超エネルギー」「グロー草エネルギー」といった 強力な特殊エネルギーが収録されています。 しかし、これらがR枠に入ったことで、排出率が劇的に絞られているのです。
120箱開封データの分析によると、 1箱開けてもこれらのエネルギーが1枚も出ないことがザラにあります。 1カートン(12箱)開けても、 特定のエネルギーが数枚しか揃わないという事態が発生しています。
デッキを組むためには、 これらのエネルギーが4枚必要になるケースも多いですよね。 それなのに、1カートン開けても4枚揃わない可能性があるというのは、 プレイヤーにとっては由々しき事態です。
これまでの感覚で 「まあRだし、友達と交換すれば集まるだろう」と思っていると、 痛い目を見るかもしれません。
テレパス超エネルギーの性能と需要
特に注目したいのが「テレパス超エネルギー」です。 このカードは、手札から超ポケモンにつけた時、 山札からたねポケモンを2枚ベンチに出せるという、 展開力を劇的に高める効果を持っています。
序盤の展開を安定させるために、 超デッキなら必須級のカードになりそうです。 それほど強力なカードでありながら、封入率が低い。 これはシングル価格の高騰を招く要因になります。
「たかがR」と侮らず、 必要な枚数は早めに確保しておくことを強くおすすめします。 SRやSARに目が向きがちですが、 実はこのR枠のエネルギーこそが、今回のパックの「影のトップレア」と言えるかもしれません。
なぜR枠がこれほど渋いのか
背景には、パック全体のレアリティ配分の変更があると考えられます。 最近の傾向として、トレーナーズのSRが増えたり、AR枠が確保されたりと、 パック内の「当たり」のバリエーションが増えました。 そのしわ寄せが、通常のR枠やRR枠の排出バランスに来ている可能性があります。
特に今回は、特殊エネルギーをあえてR枠に格上げ(あるいは実質的な封入率ダウン)することで、 ボックス購入の需要を喚起しようとしているのかもしれません。
プレイヤーとしては厳しい仕様ですが、 裏を返せば、パックを剥く時のドキドキ感が増したとも言えます。 Rのキラキラが見えた時、 「エネルギーこい!」と祈る日が来るとは、夢にも思いませんでしたね。
注目カードの性能評価と環境考察
封入率の厳しさは分かりましたが、肝心のカードパワーはどうなのでしょうか。 ムニキスゼロに収録されているカードの中から、 環境に影響を与えそうな注目カードをピックアップして解説します。
私の視点で、強さだけでなく「使いやすさ」や「将来性」も含めて評価していきますね。
メガジガルデEX:ロマン砲か環境破壊か
まずは表紙を飾る「メガジガルデEX」です。 HP310という圧倒的な耐久力に加え、 「ムニキスゼロ」という技を持っています。
この技は、相手のポケモン全員に対してコインを投げ、 オモテなら150ダメージを与えるというもの。 理論上は最大900ダメージ(6匹×150)を叩き出せる、 超ド派手な全体攻撃です。
しかし、コイン運に左右される点は否めません。 「運ゲー」と敬遠するプレイヤーもいるかもしれませんが、 期待値で考えてみましょう。
相手の場に6匹いれば、確率的に3匹には150ダメージが入ります。 ベンチ狙撃としては破格の威力ですし、 何より相手に与えるプレッシャーが半端ではありません。
「ジオバスター」という350ダメージを出す専用のどうぐ(コアメモリ的なもの)も存在するため、 一撃必殺のロマンも秘めています。 エネルギー加速手段さえ確保できれば、 環境の台風の目になる可能性は十分にあります。
メガスターミーEX:見た目のインパクトと確実な強さ
次に紹介するのは「メガスターミーEX」です。 イラストに関しては、「ウルトラマンみたい」「宇宙から来た侵略者?」と話題になっていますが、 性能は堅実です。
技「ジェットブロー」は120ダメージを与えつつ、ベンチにも50ダメージ。 さらに「ネビュラビーム」は、 相手にかかっている効果を計算しないという貫通性能を持っています。
これは「ミミッキュ」のような 「V・EXからダメージを受けない」特性を持つポケモンに対する明確な回答になります。 見た目のインパクトに惑わされがちですが、 テクニカルで非常に使いやすいポケモンだと感じました。 水タイプデッキの新たな選択肢として、長く使われるカードになるでしょう。
サポート「メイの励まし」:逆転の一手
トレーナーズからは「メイの励まし」に注目です。 自分のサイドが相手より多い時(負けている時)にしか使えませんが、 トラッシュから基本エネルギーを2枚、2進化ポケモンにつけることができます。
「2進化限定」という縛りはありますが、 最近の環境では2進化ポケモンがメインアタッカーを務めることも多いので、 腐ることは少ないでしょう。
何より、エネルギー加速手段が乏しい色やデッキタイプにとっては、 救世主となり得ます。 イラストの可愛らしさも相まって、 プレイ用・コレクション用共に需要が高まる1枚です。
「ピンチの時に輝く」という効果が、 メイというキャラクターの健気さとマッチしていて、 個人的にも大好きなカードデザインです。
イベルタルEX:隠れた名イラスト
性能面とは少しズレますが、個人的に推したいのが「イベルタルEX」です。 今回のSRイラストが本当にかっこいいんです。 ドアップではなく、全身がしっかりと描かれており、 イベルタルの禍々しくも美しいシルエットが堪能できます。
最新ゲーム「ZA」での登場があまりフィーチャーされていなかった分、 ここでの収録はファンにとって嬉しいサプライズでした。 性能としてはそこまで突出していませんが、 コレクションファイルの一等地に飾りたくなる、そんな魅力的な1枚に仕上がっています。 将来的に「あのアートは良かったよね」と評価されるタイプのカードだと思いますよ。
ムニキスゼロ購入ガイド:結局どう買うべき?
ここまで、封入率とカード性能を見てきましたが、 結局のところ「ムニキスゼロ」はどうやって手に入れるのが正解なのでしょうか。 プレイスタイルや予算に合わせて、私なりの推奨プランをご提案します。
ガチプレイヤーなら「シングル買い」推奨
もしあなたが、大会で勝ちたいガチプレイヤーなら、 迷わずシングル買いをおすすめします。 理由は明白で、必要な「特殊エネルギー」や「汎用トレーナーズ」が、 ボックス買いでは揃いにくいからです。
特にR枠のエネルギーを自引きで4枚揃えようとすると、 数カートン単位の購入が必要になる恐れがあります。 それよりは、初動で少し高くても必要なパーツをシングルで購入し、 浮いたお金で練習時間を確保したり、 他のデッキパーツに充てたりする方が賢明です。
また、メガジガルデEXのようなメインアタッカーも、 RRなら比較的安価で手に入るはずです。 「パックを剥く楽しさ」は捨てがたいですが、 コストパフォーマンスを最優先するならシングル一択です。
コレクターなら「1カートン」がスタートライン?
一方で、SARやMURを自引きしたいコレクターの方にとっては、 厳しい戦いが予想されます。 1箱や2箱買った程度では、目当てのカードに出会える確率は極めて低いです。
本気でトップレアを狙うなら、 1カートン(12箱)単位での購入がスタートラインと言えるかもしれません。 それでもMURが出る確率は低いですし、 狙いのSARが引ける保証もありません。
しかし、自引きした時の感動はプライスレス。 お財布と相談しつつ、 無理のない範囲でチャレンジしてみてください。
もし予算が限られているなら、AR全種コンプリートを目指すのも楽しいですよ。 今回のARは芸術性が高いので、 ファイルに並べるだけで満足度は高いはずです。
エンジョイ勢は「数パック〜1箱」で運試し
「とりあえず新しいカードに触れたい」「運試しを楽しみたい」というエンジョイ勢の方は、 数パックから1箱程度の購入で十分に楽しめます。
ARが3枚確定で入っているので、 少なくとも綺麗なカードは手に入りますし、 運が良ければSRやSARが出るかもしれません。 また、R枠のエネルギーが出たら「当たりだ!」と喜べるのも、 今回のパックならではの楽しみ方です。
友達と一緒に持ち寄って開封し、 出たカードで即席デッキを作って対戦する「シールド戦」のような遊び方も盛り上がるでしょう。 メガジガルデEXのコイントスで一喜一憂するのは、 パーティーゲームとしても最高に楽しいはずです。
今後のポケカ環境はどう変わる?
最後に、ムニキスゼロ発売後の環境変化について、 少しだけ予想してみましょう。
メガシンカポケモンの登場により、HPラインが上昇し、 一撃で倒すことが難しくなってきています。 これに対抗するために、青天井の火力を出せるデッキや、 逆に耐久戦を仕掛けるデッキが増えるかもしれません。
また、特殊エネルギーの重要性が増したことで、 相手の特殊エネルギーを破壊したり無効化したりするカード (例えば「改造ハンマー」や「シンオウ神殿」のような効果)の価値が上がるでしょう。
「メイの励まし」によるカウンター戦術も警戒が必要です。 サイド差を意識したプレイングが、 今まで以上に重要になってくるはずです。
そして何より、メガジガルデEXという「不確定要素の塊」が環境に存在することで、 大会シーンにドラマが生まれる予感がします。 安定を好む上位プレイヤーがどうやってこの「運」をコントロールし、 あるいは対策していくのか。 これからのシティリーグや大型大会の結果を見るのが楽しみでなりません。
まとめ
今回は、ポケモンカード新弾「ムニキスゼロ」の120箱開封データを元に、 2枚箱の確率や封入率の真実について解説しました。
結論として、SR以上の2枚箱が出る確率は低く、 過度な期待は禁物です。 また、R枠の特殊エネルギーが集まりにくいという点は、 プレイヤーにとって大きな注意点となります。
しかし、メガシンカの復活や魅力的なSARイラストなど、 ポケモンカードとしての面白さは確実にパワーアップしています。
厳しい封入率の壁を越えて、 あなたが最高の一枚と出会えることを願っています。 この記事が、皆さんの充実したポケカライフの一助になれば幸いです。
もしこの記事が役に立ったと思ったら、 ぜひ周りのポケカ友達にも教えてあげてくださいね。 それでは、また次回の記事でお会いしましょう。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。




















