編集デスク ポケモンカードゲーム攻略ライターの橋本ユアです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、新弾「ムニキスゼロ」に収録されるカードの性能、特に話題沸騰中の「テレパス超エネルギー」が気になっていると思います。
SNSや動画サイトでも「壊れカードだ」「Sランク級」と騒がれていますよね。
私自身、カードリストを見た瞬間に思わず声が出てしまうほどの衝撃を受けました。
この記事を読み終える頃には、テレパス超エネルギーの強さの理由と、今後の超タイプデッキの可能性についての疑問が解決しているはずです。
- 手札からつけるだけでたねポケモンを2枚ベンチに出せる破格の展開力
- VIPパス級の効果を中盤以降も使える汎用性の高さ
- 不遇だった超タイプ環境を一変させる最強の強化カード
- ドラパルトexやフーディンなどの超デッキが環境トップへ躍り出る可能性
それでは解説していきます。
ムニキスゼロ収録のテレパス超エネルギーとは
ついに全カードリストが公開されたポケモンカードゲームの最新拡張パック「ムニキスゼロ」。
みなさんはもうチェックされましたか?
今回は、その中でも一際異彩を放ち、プレイヤーたちの度肝を抜いた一枚、「テレパス超エネルギー」について詳しく解説していきます。
これまで数々の特殊エネルギーが登場してきましたが、このカードは明らかに「次元が違う」性能をしています。
まずはその基本スペックから見ていきましょう。
手札からつけるだけで展開できる驚異の効果
テレパス超エネルギーの効果は非常にシンプルかつ強力です。
このカードを手札から超ポケモンにつけた時、山札から超タイプのたねポケモンを2枚まで選び、ベンチに出すことができるというものです。
そして、その後山札を切ります。
「え、それだけ?」と思った方もいるかもしれませんが、ポケモンカードを長くプレイしている方ほど、この効果の「異常さ」に気づくはずです。
たねポケモンにつけるだけで、盤面にさらに2体のポケモンを展開できる。
これは、展開の要である「なかよしポフィン」や、かつての最強グッズ「バトルVIPパス」をエネルギー1枚で代用できてしまうことを意味します。
しかも、このカードの恐ろしいところは、「超タイプのたねポケモン」であれば何でも持ってこられる点です。
HPの制限や、ルールを持つポケモン(exなど)を出せないといった制約がテキストに見当たりません。
つまり、状況に合わせてアタッカーやシステムポケモンを即座に準備できるのです。
なぜ「Sランク」級の評価なのか
多くの実力派プレイヤーや考察配信者が、このカードを「Sランク」「今回のトップレア」と評価しています。
私も間違いなく、このパックで一番確保すべきカードだと確信しています。
その理由は、これまでの超タイプが抱えていた「展開力の弱さ」を一発で解決してしまうからです。
これまで超タイプは、ドラパルトexのように強力なワザを持つポケモンはいたものの、盤面を作るためのドローソースや展開補助が他のタイプに比べて不足していました。
しかし、このエネルギーが1枚あれば、手張り権を使うだけでベンチが埋まります。
「ボール系グッズ」を引けなくても、エネルギーさえあればゲームが成立してしまうのです。
これはデッキ構築の常識を覆すレベルです。
本来ならボールに割くべき枠を他のカードに回せる可能性すらありますし、何より「初動の事故」が劇的に減ります。
事故が減るというのは、大会で勝ち抜く上で最も重要な要素の一つですよね。
過去の展開系カードとの比較
このカードの強さをより理解するために、過去の類似カードと比較してみましょう。
よく引き合いに出されるのが「キャプチャーエネルギー」です。
キャプチャーエネルギーは無色エネルギーとして働き、つけた時にたねポケモンを1枚ベンチに出せました。
あのキャプチャーエネルギーでさえ、多くのデッキに採用される必須級カードでした。
しかし、今回のテレパス超エネルギーは「2枚」です。
1枚と2枚の差は倍ですが、体感としてはそれ以上の差があります。
進化元の確保と、システムポケモンの展開が同時に行えるからです。
以下の表に、主な展開カードとの比較をまとめました。
| カード名 | 展開枚数 | 条件・コスト | 評価 |
|---|---|---|---|
| テレパス超エネルギー | 2枚 | 手札から超ポケモンにつける | SS(破格) |
| キャプチャーエネルギー | 1枚 | 手札からポケモンにつける | A(強力) |
| なかよしポフィン | 2枚 | HP70以下限定・グッズ | S(必須級) |
| バトルVIPパス | 2枚 | 最初の番のみ・グッズ | S(殿堂入り級) |
このように比較すると、条件の緩さとリターンの大きさが際立っていますね。
もちろん「超ポケモンにつける」という縛りはありますが、超デッキであれば実質デメリットなしです。
むしろ、序盤だけでなく中盤以降に引いても、山札圧縮として使える点が非常に優秀です。
テレパス超エネルギーの使い方と相性の良いカード
では、具体的にどのようなデッキやカードと組み合わせると、このエネルギーの真価を発揮できるのでしょうか。
「ムニキスゼロ」のカードリストを見渡すと、このエネルギーがあることを前提にデザインされたのではないかと思えるカードがたくさんあります。
ここからは具体的な使い方を深掘りしていきます。
ドラパルトexデッキの安定感が爆上がり
真っ先に思い浮かぶのは、現環境でも活躍している「ドラパルトex」デッキへの採用です。
ドラパルトデッキは強力ですが、進化前のドラメシヤを並べる段階で躓くと、そのまま押し切られてしまうことがありました。
しかし、テレパス超エネルギーがあれば、スタートしたポケモンに貼るだけで、ドラメシヤを2体追加で並べることができます。
これにより、2ターン目にドラパルトexに進化できる確率が格段に上がります。
さらに、ネイティオ(アカシックセンス)などのエネ加速要員も同時に展開できるため、盤面の完成速度が他のデッキを圧倒するでしょう。
「ファントムダイブ」を打つためのエネルギーを確保しつつ、次のアタッカーも育つ。
これまでのドラパルトデッキの弱点だった「初動の不安定さ」が完全に解消されると言っても過言ではありません。
フーディンやマシマシラとのコンボ
情報ソースでも触れられていましたが、フーディンやマシマシラ(アドレナブレイン)といった、盤面にいることで効果を発揮するシステムポケモンとの相性も抜群です。
これらのポケモンは、場に複数体並べることで真価を発揮します。
マシマシラを2体並べてダメカンをばら撒く動きなどは、相手からすると非常に厄介です。
これまではボール系グッズを使って必死に集めていたパーツが、エネルギー手張り1回で揃うのです。
特に、これまでの超タイプは「ドローソースとなるポケモン」が少ないことが悩みでした。
しかし、このエネルギーでキルリア(リファイン)の進化元であるラルトスなどを即座に用意できれば、手札の循環もスムーズになります。
超タイプ専用の強力なエンジンを手に入れたことで、フーディンを使ったコントロールデッキなども環境上位に食い込んでくる可能性があります。
後攻1ターン目からの爆発的展開
ポケモンカードにおいて、後攻1ターン目にサポートが使えるとはいえ、盤面が弱いまま番を返すと負けに直結することがあります。
しかし、このエネルギーがあれば、後攻1ターン目からサポート権を使わずに盤面を埋め尽くすことが可能です。
例えば、手札にある「博士の研究」を使いたいけれど、手札に進化ポケモンがダブっていて捨てたくない…という場面。
テレパス超エネルギーでたねポケモンを山札から抜いておくことで、山札の圧縮になり、ドローサポートで引けるカードの質が向上します。
「デッキ圧縮」という観点でも、このカードは非常に優秀な働きをしてくれるのです。
他の収録カードとの比較で分かる「異常さ」
「ムニキスゼロ」には他にも特殊エネルギーや新規カードが収録されていますが、それらと比較するとテレパス超エネルギーの優遇され具合がよく分かります。
ここでは、同時に話題になっている他のカードと比較してみましょう。
グロウ草エネルギーとの格差
草タイプ専用の「グロウ草エネルギー」も収録されています。
効果は「つけている草ポケモンのHPが+20される」というもの。
もちろん、耐久力が上がるのは嬉しい効果ですし、確定数をずらすことで生き残る場面もあるでしょう。
しかし、テレパス超エネルギーの「たねポケモン2枚展開」という効果と比べると、どうしても見劣りしてしまいます。
情報ソースの中でも「おめでとう、メガバナが硬くなったね(皮肉)」といったニュアンスで語られていましたが、現代のポケカにおいてHP+20の恩恵よりも、盤面展開の恩恵の方が圧倒的に大きいです。
しかも、草タイプにはメガニウムなどのエネ加速手段がありますが、特殊エネルギーは対象外であることが多く、使い勝手の面でも差があります。
このことからも、今回の弾がいかに「超タイプ推し」であるかが伺えますね。
ロック闘エネルギーの評価
闘タイプには「ロック闘エネルギー」が登場します。
こちらは「相手のポケモンからの効果を受けない」という防御的な効果。
これも強力な効果ではあります。
例えば、トドロクツキexの「くるいえぐる」のような強制きぜつ効果を防げるのは大きなメリットです。
しかし、やはり「展開」と「防御」では、ゲームを作る上での重要度が違います。
ロック闘エネルギーは環境によっては必須級になりますが、デッキの動き自体を強くするわけではありません。
対してテレパス超エネルギーは、どんな相手だろうと自分の動きを最強にするカードです。
汎用性と腐りにくさという点で、やはり超エネルギーに軍配が上がります。
ムニキスゼロ環境のメタゲーム予想
この強力なエネルギーの登場で、これからの対戦環境はどう変わっていくのでしょうか。
私の考察を交えて予想していきます。
超タイプデッキが環境トップ(Tier1)へ
間違いなく言えるのは、超タイプデッキの使用率が急増するということです。
これまでの「ドラパルトex」デッキに加え、「サーナイトex」を軸にしたデッキ、あるいは新規の「メガピクシーex」などを活用したデッキが台頭してくるでしょう。
特に、今回の弾で登場する「メガピクシーex」は特性の効果を受けないという強力な耐性を持っています。
テレパス超エネルギーで素早くピクシーに進化する準備を整え、盤面を固める動きは非常に強力です。
また、超タイプが強くなるということは、超タイプが弱点である闘タイプや、超タイプに抵抗力を持つ悪タイプの評価も相対的に変わってきます。
環境が「超タイプ中心」に回ることは避けられないでしょう。
シンオウ神殿や改造ハンマーの採用率上昇
強力な特殊エネルギーが流行れば、当然その対策カードも流行ります。
特殊エネルギーの効果を消すスタジアム「シンオウ神殿」や、特殊エネルギーを山札に戻す「改造ハンマー」の採用率が上がるはずです。
しかし、テレパス超エネルギーの恐ろしいところは、「手札からつけた瞬間」に仕事が終わっている点です。
つけた後に割られようが、効果を消されようが、すでにベンチには2体のポケモンが出ています。
つまり、従来の特殊エネルギー対策が「遅い」のです。
対策不能なタイミングでアドバンテージを稼いでくる点が、このカードが「ヤバすぎる」と言われる最大の理由かもしれません。
他のタイプはどう対抗する?
超タイプ一強になるかと言えば、そうとも限りません。
今回の弾には、HP50以下のポケモンを全滅させる「イベルタルEX」のような面白い悪ポケモンも収録されています。
超タイプは進化前のたねポケモンのHPが低いことが多いので、展開したそばから狩り尽くすようなメタデッキも生まれるかもしれません。
また、闘タイプの「ジガルデ」や「ガブリアス」なども、盤面さえ整えば超タイプのアタッカーを一撃で倒せる火力を持っています。
超タイプが展開力で勝負するなら、他のタイプは火力や搦め手で対抗する。
そんな激しい環境になりそうです。
まとめ
今回は「ムニキスゼロ」収録の「テレパス超エネルギー」について解説してきました。
正直なところ、ここ数年のカードの中でもトップクラスの性能をしており、手に入れない理由がないカードです。
間違いなく、発売後のシングル価格も高騰することが予想されます。
最後に要点を整理しましょう。
- 展開力の革命:エネルギー1枚でたねポケモン2枚展開は破格。
- 事故率の低下:初動の安定感が劇的に向上する。
- 超タイプの時代:ドラパルトやサーナイトなど既存デッキがさらに強化。
- 対策が困難:つけた瞬間に効果発揮するため、妨害されにくい。
私自身、ポケカに総額1,000万円以上つぎ込んできましたが、このカードを見た時のワクワク感は久しぶりの感覚でした。
「ムニキスゼロ」は他にも面白いカードが多いですが、まずはこのエネルギーを4枚揃えることを最優先に動くのが正解だと思います。
みなさんもぜひゲットして、その圧倒的な展開力を体感してみてくださいね。
それでは、また次回のレビュー記事でお会いしましょう!
橋本ユア
フリーランスのトレカ攻略ライター。
慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いトレカに携わるが、主にポケカ、遊戯王、ワンピ、デュエマを得意とする。
特にポケカが好きで、総課金額は1,000万円以上。自称リーリエの旦那。
柔らかい語り口で、初心者から上級者まで楽しめる記事執筆を心がけている。





















