編集デスク ポケモンカードゲーム攻略ライターの橋本ユアです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、新レアリティ「MUR」の将来性や、今仕込むべきカードがどれなのか気になっていると思います。特に、高騰が続くポケカ市場において、どのタイミングでエントリーすべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事を読み終える頃には、MURの適正価格や狙い目のカード、そしてPSA鑑定を見据えた投資戦略についての疑問が解決しているはずです。
- 新レアリティMURの資産価値と現状の相場推移
- 1枚120万円超えも?メガリザードンYの異常な高騰理由
- 今が底値の狙い目カード「メガリュー」の投資判断
- MUR特有のPSA10取得難易度と備品選定のコツ
それでは解説していきます。
MUR(メガアルティメットレア)とは?市場に与えた衝撃
ここ最近、ポケカ投資家の間で最もホットな話題といえば、間違いなく「MUR(メガアルティメットレア)」の登場でしょう。
「メガブレイブ・メガシンフォニア」という拡張パックから新たに追加されたこのレアリティは、従来のSRやSARとは一線を画す存在感を放っています。まずは、なぜこのMURがこれほどまでに投資対象として注目されているのか、その背景を深掘りしていきましょう。
封入率の壁と希少性
まず特筆すべきは、その圧倒的な「出にくさ」です。 通常のSR(スーパーレア)であれば、1ボックス購入すればある程度の確率で遭遇することができました。しかし、MURに関しては「1ボックス買っただけではゲットできない」と言われるほど、封入率が渋く設定されています。
コレクターや投資家にとって、この「排出率の低さ」は非常に重要な指標です。 市場に出回る絶対数が少ないということは、それだけ需要が供給を上回りやすく、価格が崩れにくいという特性を持っています。実際に、パック発売直後から初動価格が高騰し、その後も右肩上がりを続けるケースが多く見受けられます。
アートワークと加工の特別感
MURの魅力は希少性だけではありません。カード自体の加工技術も、これまでのレアリティとは異なるアプローチが取られています。 「メガシンカ」をテーマにした迫力あるイラストに加え、特殊なレリーフ加工や光り方が施されており、コレクターの所有欲を強烈に刺激します。
投資目線で言えば、イラストの美しさやポケモンの人気度は、将来的な価格高騰に直結するファクターです。MURは、その両方を高水準で満たしていると言えるでしょう。
現在のMUR取引価格と相場分析
それでは、具体的に現在市場で取引されている主要なMURカードの価格を見ていきましょう。 価格は常に変動しますが、現時点での「美品(Rawカード)」と「PSA10(鑑定済み)」の価格差を知ることは、投資判断において不可欠です。
ここでは、特に注目度の高い数枚をピックアップして解説します。
スタートデッキ収録「メガリザードンY」の異常値
まず、全ポケカ投資家を震撼させたのが、スタートデッキに収録されている「メガリザードンY」のMURです。
通常、スタートデッキなどの構築済みデッキに収録されるカードは、パック産に比べて流通量が多くなりがちで、価格も落ち着く傾向にあります。しかし、このカードに関しては例外中の例外です。
現在の取引価格(直近実績)
| カテゴリ | 取引価格目安 |
|---|---|
| 未鑑定(美品) | 200,000円〜 |
| PSA10 | 1,200,000円〜 |
なんと、PSA10の個体が直近で120万円で取引されたという記録があります。 美品の素体ですら20万円を軽く超えてくるポテンシャルを持っており、まさに「青天井」の状態です。
なぜこれほど高いのか。考えられる理由は以下の通りです。
- リザードンというブランド力: ポケカにおいてリザードンは「王様」です。どのようなレアリティでもリザードンであれば高値がつく傾向にありますが、MURという新レアリティとの掛け合わせで、その価値が爆発しました。
- 封入パターンの特殊性: スタートデッキの中に低確率で封入されている、あるいは特定のデッキナンバーにしか入っていないなどの仕様により、実質的な封入率が極めて低い可能性があります。
このカードに関しては、すでに「投機」の域に達している感がありますが、リザードンの底力を証明する事例と言えるでしょう。
メガリザードンX(拡張パック産)の実力
続いて、拡張パック「X」に収録されている「メガリザードンX」のMURです。 こちらはパック産のエースとして、非常に高い人気を誇ります。
現在の取引価格推移
| カテゴリ | 取引価格目安 |
|---|---|
| 未鑑定(美品) | 90,000円 〜 100,000円 |
| PSA10 | 300,000円〜 |
美品で約10万円前後、PSA10になると30万円を超えてきます。 先ほどのメガリザードンYほどではないにせよ、通常の拡張パックに収録されるカードとしては破格の値段です。
リザードンXは、黒と青を基調としたデザインが非常にクールで、海外需要も高いポケモンです。今後、海外市場でのMUR認知度が上がれば、さらなる高騰も期待できる1枚です。
安定資産としてのメガルカリオ・メガサーナイト
最初にMURとして登場した「メガルカリオ」と「メガサーナイト」についても見てみましょう。 これらは発売から約5ヶ月ほど経過しており、価格変動がある程度落ち着き、安定期に入っています。
メガルカリオ MUR
| カテゴリ | 取引価格目安 |
|---|---|
| 未鑑定(美品) | 約 40,000円 |
| PSA10 | 約 95,000円 |
メガサーナイト MUR
| カテゴリ | 取引価格目安 |
|---|---|
| 未鑑定(美品) | 約 35,000円 |
| PSA10 | 約 90,000円 |
この2枚に関しては、美品であれば3〜4万円、PSA10で9〜10万円というラインをキープしています。 「暴落もせず、ジリジリと価値を維持している」というのは、投資対象として非常に優秀です。ルカリオもサーナイトも、キャラ人気が非常に高いポケモンですので、今後何かのきっかけで再評価される可能性は十分にあります。
今仕込むべき「狙い目」のMURはこれだ
さて、ここからが本題です。 すでに高騰してしまったリザードン系を今から追いかけるのは、資金力が必要ですし、高値掴みのリスクも伴います。
私が今、個人的に「安すぎる」「仕込んでおくべき」と感じているカードがあります。 それが、拡張パック「メガドリーム」に収録されている**「メガリュー MUR」**です。
なぜ「メガリュー MUR」が買いなのか?
このカード、現状の市場評価が実力に見合っておらず、過小評価されている状態だと分析しています。 具体的な価格データを見てみましょう。
メガリュー MUR の現在の相場
| カテゴリ | 取引価格目安 | 推奨購入ライン |
|---|---|---|
| 未鑑定(美品) | 30,000円以下 | 40,000円以下なら即買い |
| PSA10 | 90,000円〜 | 100,000円以下 |
驚くべきことに、美品であれば店舗やフリマアプリで3万円を切る価格で見つけることができます。 先ほど紹介したメガルカリオやメガサーナイトと比較しても、明らかに安い水準です。
しかし、ポケモンとしての「格」を考えてみてください。 「メガドリーム」というパック名や、伝説クラスのポケモンであることを踏まえれば、本来はルカリオやサーナイトよりも上の位置にいておかしくないカードです。
短期・中期の価格予測
現状、PSA10の取引価格はフリマアプリで9万円付近ですが、専門店などの2次流通市場ではすでに9万円以上で取引され始めています。 これは、「市場の在庫が枯れ始めている」サインです。
- 再販への油断: 「メガドリーム」は比較的新しいパックのため、「まだ再販があるから大丈夫」と考えている層が一定数います。しかし、MURの封入率の低さを考慮すると、再販分だけで市場価格が暴落するとは考えにくいです。むしろ、再販が終わった瞬間に供給が絶たれ、一気に高騰するパターンが濃厚です。
- 適正価格への修正: 本来のポテンシャルを考えれば、美品で5万円、PSA10で15万円クラスになっても不思議ではありません。
今のうちに4万円以下、なんなら5万円くらいまでなら許容範囲として、美品を確保しておくのが賢い戦略だと言えます。「迷っているうちに店舗から消える」という、ポケカ投資でよくある後悔をしないようにしましょう。
投資における最大のリスク「PSA10取得難易度」
MURへの投資を考える上で、避けては通れないのが「PSA鑑定」の壁です。 「美品を買って自分でPSAに出せば、差額で爆益が狙えるのでは?」と考える方は多いですが、MURに関しては少し注意が必要です。
MUR特有の初期傷問題
実は、MURはその特殊な加工ゆえに、**「PSA10が非常に取りにくい」**カードとして知られています。
- ホロ欠け・白欠け: 複雑なレリーフ加工が施されているため、製造段階での微細な欠けが発生しやすい傾向にあります。
- センタリング: 枠のデザイン上、センタリングのズレが目立ちやすく、PSAの基準を満たさない個体が多く含まれています。
多くのコレクターが「これは間違いなく10取れる」と自信を持って提出した個体でも、返ってきたら「9」だった、という報告が後を絶ちません。 PSA10取得率(提出数に対する10の割合)を見ても、他のレアリティに比べて低い数値が出ています。
これが意味すること
「PSA10が取りにくい」ということは、投資家にとっては二つの意味を持ちます。
- 素体購入のリスク: ネット上の画像だけで「美品」と判断して購入するのは危険です。肉眼で確認できる実店舗での購入をおすすめします。
- PSA10の価値向上: 取得難易度が高いということは、PSA10の個体数が市場に溢れにくいということです。つまり、一度PSA10として世に出たカードの価値は、今後さらに高まる可能性が高いと言えます。
今後のMUR市場の展望
最後に、MURというレアリティ全体の未来について考察します。
株ポケ(株式会社ポケモン)さんが、わざわざこのような特別仕様のレアリティを用意したということは、今後もこのシリーズが続く可能性が高いです。 今回はリザードン、ルカリオ、サーナイトなどがラインナップされましたが、今後は「ゲンガー」「レックウザ」「ピカチュウ」といった超人気ポケモンのMURが登場することも十分に考えられます。
新しい人気カードが登場すると、過去の同レアリティのカードも「シリーズで揃えたい」というコレクション需要から連鎖的に高騰することがよくあります。 まだMURの種類が少ない今のうちに、比較的安価なカードを押さえておくことは、先行者利益を得るための鉄則です。
初心者がまずやるべきこと
- 3万円台の美品を探す: 特に「メガリュー」は今がラストチャンスに近い水準です。
- 実店舗を回る: ネットの画像だけではMURの繊細な傷は判断できません。自分の目で見て、納得できる個体を探しましょう。
- 長期保有を前提にする: 明日明後日に倍になるような投機ではなく、半年〜1年単位で寝かせるつもりで保有してください。
まとめ
今回の記事では、新レアリティMURの魅力と投資戦略について解説してきました。
- MURは封入率が低く、資産性が極めて高い
- メガリザードンYの120万円超えは、ブランド力と希少性の証明
- 「メガリュー MUR」は現在過小評価されており、3〜4万円台なら即確保レベル
- PSA10取得難易度が高いため、鑑定済み品の価値は今後も堅調に推移する
ポケカ投資は「情報戦」と「決断力」です。 みんなが注目し始めてから動くのではなく、まだ相場が歪んでいる(安すぎる)瞬間に動くことが、利益を最大化するコツです。
私の発信が、皆さんの資産形成の一助になれば幸いです。
筆者情報
橋本ユア フリーランスのトレカ攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いトレカに携わるが、主にポケカ、遊戯王、ワンピ、デュエマを得意とする。特にポケカが好きで、総課金額は1,000万円以上。自称リーリエの旦那。





















