編集デスク ポケモンカードゲーム攻略ライターの橋本ユアです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2026年に発売が予想されている30周年記念パック「セレブレーションコレクション」の抽選応募について、どうすれば当選確率を上げられるか、あるいは家族と協力して応募する際にペナルティがないか気になっていると思います。
「実家の家族に頼んでも大丈夫?」「同じ住所で別のアカウントを作るとBANされる?」といった、際どいけれど知っておかないと取り返しのつかないことになる疑問、ありますよね。
この記事を読み終える頃には、30周年記念パックを安全かつ確実に手に入れるための応募戦略と、絶対にやってはいけないNG行為についての疑問が解決しているはずです。
- ポケモンカード30周年記念「セレブレーションコレクション」の重要性と高騰予想
- 家族協力や複数端末での応募における「安全ライン」と「即BANライン」の境界線
- ポケモンセンターオンライン独自のブラックリスト基準と回避するための運用方法
- 抽選に漏れてしまった場合の対処法と、安全な二次流通での購入タイミング
それでは解説していきます。
30周年記念「セレブレーションコレクション」とは何か?
ポケモンカード30周年の節目と期待値
私たちポケカプレイヤーにとって、5年に1度のお祭りである「周年記念」は、ただのパック発売日ではありません。それは歴史が動く瞬間であり、コレクターにとっては資産価値が大きく変動するタイミングでもあります。
2026年に迎える30周年。そこで発売が噂されているのが「セレブレーションコレクション(CELEBRATION COLLECTION)」です。商標登録の情報などから、すでにファンの間では「いつ出るのか」「どんなカードが入るのか」と持ちきりですよね。
過去の流れを見ると、20周年の時は「CP6」という拡張パックで、初期のカードデザイン(いわゆる旧裏面デザイン)を現代のスペックで復刻させました。25周年の時は「25th Anniversary Collection」として、プロモパックにお誕生日ピカチュウやリザードン、ブラッキー☆などが収録されましたね。
30周年という数字は、人間で言えば「三十路」。成人してからさらに深みが増す年齢です。ポケモンカードにとっても、四半世紀を超えて30年という大台に乗るわけですから、公式の本気度も段違いでしょう。
過去の周年パックから見る高騰の歴史
なぜここまで「セレブレーションコレクション」に注目が集まり、複数アカウントを使ってでも手に入れたいと考える人が多いのでしょうか。それは単純に、過去の周年記念パックの収録カードが、とんでもない価格高騰を見せているからです。
ここで、過去の周年系カードの初動価格と現在の市場価格(美品参考)を比較してみましょう。
| カード名 | 収録パック/時期 | 初動相場(予想含む) | 現在の相場観(目安) | 騰落率 |
|---|---|---|---|---|
| リザードン (復刻版) | 20th Anniversary (2016) | 約5,000円 | 約300,000円〜 | 60倍以上 |
| ピカチュウ (25thプロモ) | 25th Anniv. (2021) | 約15,000円 | 約40,000円〜 | 2.5倍以上 |
| リザードン (25thプロモ) | 25th Anniv. (2021) | 約10,000円 | 約30,000円〜 | 3倍以上 |
| ブラッキー☆ (25thプロモ) | 25th Anniv. (2021) | 約8,000円 | 約25,000円〜 | 3倍以上 |
※価格は市場の変動により大きく変わりますが、あくまで参考値です。
特に20周年のリザードンに関しては、発売当初はそこまで騒がれていなかったものの、近年のポケカバブルと旧裏人気が合わさり、美品であれば数十万円で取引されることも珍しくありません。
30周年パックに関しても、噂されている通り「旧裏デザイン」が採用されるのであれば、間違いなくコレクター需要は爆発します。特にピカチュウやリザードンといった人気ポケモンの旧裏デザインカードが収録されれば、BOXそのものの価値も定価の数倍、下手をすれば10倍以上に跳ね上がる可能性があります。だからこそ、皆さん「定価で手に入れたい」と必死になるわけですね。
複数応募における最大のリスク「アカウントBAN」
ポケモンセンターオンラインの監視体制
さて、ここからが本題です。この「セレブレーションコレクション」を手に入れるために、多くの人が考えるのが「抽選の母数を増やす」こと。つまり、自分一人だけでなく、家族や友人の名前を借りたり、複数の端末を使ったりして応募することです。
しかし、ここで立ちはだかるのが、公式ショップである「ポケモンセンターオンライン(以下、ポケセンオンライン)」の厳しい監視システムです。
ポケセンオンラインは、転売対策として非常に高度な不正検知システムを導入していると言われています。一般的にECサイトでは、以下のような情報を紐付けてユーザーを管理しています。
- 氏名(漢字・カナ)
- 住所(番地・部屋番号の表記揺れ含む)
- 電話番号
- メールアドレス
- クレジットカード情報(名義・番号)
- IPアドレス(接続元のネット回線情報)
- デバイス指紋(使用しているスマホやPCの固有識別情報)
- 購入履歴・アクセス履歴
これらを総合的に判断し、「これは同一人物による多重応募だ」と判断された場合、どうなると思いますか?
単に「落選」するだけならまだマシです。最悪の場合、アカウントが停止(BAN)され、二度とポケセンオンラインで購入できなくなる、いわゆる「ブラックリスト入り(BL)」の状態になります。
「ブラックリスト(BL)」に入るとどうなるか
もし、不正行為とみなされてブラックリストに入ってしまった場合、公式から「あなたはブラックリストに入れました」という通知は来ません。これが一番怖いところです。
アカウント自体にはログインできるし、通常商品の購入画面にも進めることが多いです。しかし、抽選販売には「絶対」に当たりません。1年経っても、2年経っても、どれだけ倍率の低い商品に応募しても、全て落選し続けます。
これをポケカ界隈では「虚無抽選」と呼んだりします。自分のアカウントが生きているのか死んでいるのかわからないまま、毎回期待して応募し、結果発表のたびに絶望する。そんな地獄のような状態が続くのです。
さらに、一度ブラックリストに入ると、解除されることはほぼありません。住所や電話番号がブラックリスト情報として登録されてしまうため、新しくアカウントを作り直しても、即座に「あ、この住所はあの不正ユーザーだ」とバレてしまい、新しいアカウントも死に体となります。
30周年というお祝いのタイミングで、自分のアカウントを自ら葬り去るようなことは絶対にしてはいけません。ここからは、具体的なシチュエーション別に、何がOKで何がNGなのかを深掘りしていきましょう。
シチュエーション別:複数応募の境界線と注意点
実家の家族の協力を得る場合(住所が異なる)
結論から言うと、これは**「最も安全で、推奨される方法」**です。
あなたが一人暮らしをしていて、実家に住むご両親や兄弟に「私の分も応募しておいて!」と頼むケースですね。
注意すべきポイント
この場合、あなたと実家の家族は「住所」も「氏名(下の名前)」も異なります。完全に別個の個人として認識されるため、システム上で不正と判断されるリスクは極めて低いです。
ただし、以下の点には注意が必要です。
- アカウント作成は家族本人のスマホで行うこと あなたが自分のスマホで、家族の分のアカウントを作成してはいけません。これをしてしまうと、「同じ端末(デバイス)から複数のアカウントが作成された」という記録が残ります。これは複垢判定の大きな要因になります。必ず、家族自身の端末で操作してもらいましょう。
- 受け取りは実家の住所にすること 当選した場合、配送先をあなたの今の家に変更してはいけません。「別々のアカウントなのに、配送先が同じ」というのは、転売ヤーがよく使う手口(集約配送)としてマークされています。必ず実家で受け取ってもらい、後で帰省した時に受け取るか、個人的に送ってもらいましょう。
- 支払いは家族本人のカード、またはコンビニ払い これも鉄則ですが、あなたのクレジットカードを家族のアカウントに登録してはいけません。「名義人が異なるカードの使用」はカード会社的にもNGですし、ポケセンオンライン側からも「同一人物による決済」とみなされます。
同居の家族のアカウントを作る場合(住所が同じ)
これは**「グレーゾーンですが、ルールを守ればOK」**なケースです。
夫婦や、親子で同居していて、それぞれがポケカプレイヤーであることは珍しくありません。公式も「同一住所からの応募は全て無効」とは明言していません(過去に同一住所で複数当選した報告も多数あります)。
絶対に守るべきNGライン
しかし、同一住所である以上、監視の目は厳しくなります。以下の行為は即アウトになる可能性が高いです。
- クレジットカードの使い回し 夫婦だからといって、夫のカードで妻のアカウントの決済をしてはいけません。アカウント名義=カード名義は絶対条件です。未成年の子供の場合は、親のカードを使うことが公式に認められている場合がありますが、その場合でも「親のアカウント」と「子の代理応募」の関係性が明確でないと危険です。基本はコンビニ決済が無難です。
- 名前の表記揺れによる偽装 例えば、同じ「佐藤」という名字でも、一方は「佐藤」、もう一方は「サトウ」のように不自然に表記を変えるのはやめましょう。自然な入力であれば問題ありません。
- 全くポケカに興味がない家族の名前を勝手に使う これは規約違反の可能性が高いです。「架空の人物」ではないものの、本人の意思に基づかない応募はリスクがあります。もし当選して、何らかのトラブル(配送など)があった際に、本人が対応できないと困ります。
自分の複数持っているスマホの分だけアカウントを作る
これは**「完全にアウト(NG行為)」**です。絶対にやめてください。
「スマホが2台あるから、電話番号も2つあるし、メールアドレスも変えればバレないだろう」と思うかもしれません。しかし、これには大きな落とし穴があります。
なぜバレるのか?
- 住所の重複 当然、2つのアカウントの住所は同じになりますよね? 同一住所で、氏名も同じ(あるいは微妙に変えたとしても)、電話番号だけ違うアカウントが2つ存在する。これはどう見ても「一人の人間が2重に応募している」と判断されます。
- 同一人物の特定は容易 ECサイトのシステムは、住所の「1-2-3」と「1丁目2番3号」を自動で正規化して照合する技術を持っています。どんなに表記を変えても、同じ場所に住んでいることはすぐにバレます。
- リスクのリターンが見合わない もしこれがバレた場合、両方のアカウントが永久停止になります。30周年パックが1箱欲しいがために、今後数年間のポケカライフを棒に振ることになります。
それぞれ異なるクレジットカードで登録をする
これも、**「名義人が同じであれば意味がない」**ということを理解してください。
例えば、あなたが「楽天カード」と「三井住友カード」の2枚を持っていたとします。 アカウントAには楽天カード、アカウントBには三井住友カードを登録しました。
これでバレないと思いますか? いいえ、バレます。
クレジットカード決済の際、カード会社を通じて「決済名義人(カナ)」の情報が照合されます。アカウントAの「ハシモト ユア」も、アカウントBの「ハシモト ユア」も、使っているカードの名義は同じ「HASHIMOTO YUA」です。
システム側から見れば、「カード会社は違うけど、支払っている人は同一人物だね」というのは一目瞭然なのです。
「名義を変えるために、家族カードを作る」というのも手ですが、結局は引き落とし口座や本会員の情報で紐づく可能性があり、何より「同一住所・同一氏名」の壁は超えられません。
ポケモンカードオンライン以外での応募戦略
ポケセンオンラインは最も在庫が多いですが、最も審査が厳しい場所でもあります。30周年記念パック「セレブレーションコレクション」を入手するためには、他の販路も視野に入れる必要があります。
大手家電量販店(ヨドバシカメラ・ビックカメラ等)
家電量販店は、独自の「転売対策」を行っています。ここでは「複数アカウント」というよりは、「購入実績」が物を言います。
- ヨドバシカメラ(黒カード条件) ヨドバシカメラの抽選販売(または店頭予約)は、多くの場合「黒いポイントカード(クレジットカード機能付き)」を持っていることが条件になります。さらに、「過去1年以内に店舗での購入履歴があること」などの条件が付く場合が多いです。 対策: 今のうちに、ヨドバシカメラで日用品やゲームなどを購入し、ポイントカードの履歴を作っておくことが重要です。「セレブレーションコレクション」の発表があってから慌ててカードを作っても、抽選対象外になることがあります。
- ビックカメラ・コジマ こちらもアプリ会員限定の抽選になることが多いです。購入履歴が条件になることもあるので、普段から利用しておくのが吉です。
コンビニエンスストア(セブンイレブン・ローソン・ファミマ)
コンビニは店舗ごとの入荷数が少ないため、激戦区となります。最近はアプリでの抽選予約が主流です。
- セブンネットショッピング 購入履歴条件が厳しく設定される傾向があります。「過去にセブンネットで〇〇円以上の購入履歴がある人」限定などです。 注意点: コンビニ受け取りだからといって、複数アカウントを作りまくるのは危険です。セブンネットもOmni7というIDで管理されており、重複登録は規約違反で強制退会させられるリスクがあります。
TSUTAYA・GEO
これらは会員カード(Tカード、Pontaカード)と連携したアプリ抽選が主です。
- レンタル履歴や購入履歴 形式的な抽選に見えて、実は「優良会員」を優遇しているのではないか?という噂も絶えません。普段からその店舗を利用している「実態」があるかどうかが重要視される傾向にあります。
応募前に準備しておくべき「ホワイトなアカウント」作り
30周年パックの抽選が始まる直前になって焦っても遅いです。今からできる「健全なアカウント」としての実績作りを紹介します。
1. 住所・氏名・電話番号の正確な登録
引越しをしたのに住所変更を忘れていたり、市町村合併で住所表記が変わっているのにそのままにしていませんか? 抽選応募時に「登録住所と身分証の住所が一致しない」となると、当選が無効になる場合があります。今のうちにマイページを確認し、最新の情報に更新しておきましょう。
2. 定期的な購入履歴を作る(少額でもOK)
システム側から見て、「抽選の時だけ現れるアカウント」と「普段からサプライやグッズを買ってくれるアカウント」、どちらを優遇したくなるでしょうか? もちろん公式には「抽選は公平」とされていますが、BOT判定を避けるためにも、普段から稼働しているアカウントであることはプラスに働きます。 数百円のスリーブや、お菓子などでも良いので、半年に1回程度はポケセンオンラインを利用しておくことをお勧めします。
3. クレジットカードの3Dセキュア設定
最近のポケセンオンラインは、決済時のセキュリティ(3Dセキュア2.0など)を強化しています。当選しても、決済エラーでキャンセル扱いになる悲劇が多発しています。 カード会社のマイページで、本人認証サービスの設定が完了しているか必ず確認してください。また、カードの有効期限が2026年の秋以降になっているかもチェックが必要です。
もし抽選に外れてしまったら? NG行動とリカバリー策
どれだけ対策しても、人気商品は外れる時は外れます。その時に焦ってやってはいけないことと、賢い立ち回り方をお伝えします。
焦ってSNSの「譲ります」詐欺に引っかからない
Twitter(X)やインスタグラムで「セレブレーションコレクション、複数当選したので定価で譲ります」という投稿を見かけるでしょう。 断言しますが、99.9%詐欺です。 PayPayで先払いさせられて、その後ブロックされて終わりです。どれだけ欲しくても、個人間の取引、特にSNS上でのやり取りには手を出さないでください。
フリマアプリでの「空箱」「パック抜き」に注意
メルカリやスニダンで購入する場合も注意が必要です。 「シュリンク付き」と書かれていても、再シュリンク(一度開けて、機械で包装し直した詐欺商品)が横行しています。 特に30周年パックのような高額商品は、詐欺師の格好の的です。評価数が少ない出品者や、相場より明らかに安い出品は絶対に避けてください。
安全なのは「信頼できるカードショップ」の二次流通
定価よりは高くなりますが、最も安全なのは、実店舗を持つカードショップや、鑑定付きのスニーカーダンク(スニダン)などを利用することです。 特に未開封BOXを買うなら、大手のカードショップが販売しているものを選ぶのが無難です。彼らはプロの目で検品しており、再シュリンク品を掴まされるリスクが個人売買より格段に低いです。
結論:30周年を心から祝うために
ここまで、かなり踏み込んだお話をしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
「セレブレーションコレクション」は、間違いなくポケカの歴史に残るアイテムになります。だからこそ、一時の欲に駆られてアカウントを危険に晒すようなことはしてほしくないのです。
記事のポイントまとめ
- 30周年記念パックは、過去の傾向から見ても資産価値が非常に高く、激しい争奪戦が予想される。
- 実家の家族(別住所)にお願いするのは安全だが、同一住所での複数アカウント作成やクレカの使い回しは「即BAN」のリスクがある。
- スマホを複数持っていたとしても、住所や決済情報で紐づけられるため、一人で複数アカウントを運用するのは不可能に近い。
- ポケセンオンライン以外にも、ヨドバシやコンビニなどの販路はあるが、それぞれに「購入履歴」などの条件があるため、今から準備が必要。
正直なところ、私たちのようなポケカファンにとって、カードは「投機商品」ではなく「思い出」であってほしいですよね。でも、現実として資産価値が付いてしまう以上、自衛と戦略は必須です。
ズルをせず、家族や友人と協力できる範囲で協力し合い、正々堂々と抽選に挑む。それが、結果的に長くポケカを楽しむための近道です。皆さんの手元に、無事に「セレブレーションコレクション」が届くことを、心から祈っています!
筆者情報
橋本ユア フリーランスのトレカ攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いトレカに携わるが、主にポケカ、遊戯王、ワンピ、デュエマを得意とする。特にポケカが好きで、総課金額は1,000万円以上。自称リーリエの旦那。最近は「がんばリーリエ」のPSA10を眺めながら晩酌するのが至福の時間。30周年パックで「旧裏リーリエ」が出ないかなと密かに妄想中。






















