編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、DLC「M次元ラッシュ」で解禁されたランクマッチ・シーズン5において、手に入れたばかりの幻のポケモン「マーシャドー」をどのように育成すれば最強になれるのか、その具体的な努力値調整が気になっていると思います。
特に今作ではメガゼラオラをはじめとする高速アタッカーが環境を席巻しており、半端な調整では一瞬で起点にされてしまうリスクがあります。だからこそ、1ポイントの無駄もない最適解を知りたいはずです。
この記事を読み終える頃には、あなたのパーティ構築に合致した「勝てるマーシャドー」の努力値調整と、ランクマッチでの立ち回りの疑問が解決しているはずです。
- 攻撃と素早さに特化した基本の「ASぶっぱ」が最強である理由
- 環境トップのメガゼラオラを意識した耐久調整ラインの定義
- 「シャドースチール」を活かすための性格補正と努力値の関係
- 仮想敵ごとの確定数をずらすための微調整テクニック
それでは解説していきます。
マーシャドーの基礎ステータスと「M次元ラッシュ」環境での立ち位置
まず、具体的な努力値(きそポイント)の配分を議論する前に、マーシャドーというポケモンが「ポケモンレジェンズZA」およびDLC「M次元ラッシュ」のランクマッチ環境において、どのようなスペックを持っているのかを数値ベースで深く理解する必要があります。
努力値調整とは、種族値という才能を最大限に引き出すための後天的な努力です。素材の味を知らなければ、最適な調理法は見つかりません。
種族値データの詳細分析
マーシャドーの種族値は、幻のポケモンらしく合計600という高水準でまとまっています。以下は、他線環境で競合となるポケモンとの比較表です。
| ポケモン名 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| マーシャドー | 90 | 125 | 80 | 90 | 90 | 125 | 600 |
| メガゼラオラ | 88 | 132 | 95 | 112 | 100 | 153 | 680 |
| ミミッキュ | 55 | 90 | 80 | 50 | 105 | 96 | 476 |
この表から読み取れるマーシャドーの最大の特徴は、「攻撃125」と「素早さ125」という、物理アタッカーとして理想的な配分です。
特に「素早さ125」というラインは、ポケモンの対戦環境において極めて重要な「激戦区」をわずかに上回る、あるいは同速勝負が多発するラインです。ここを理解せずに適当に努力値を振ってしまうと、本来勝てるはずの相手に先手を取られて負けるという事態が頻発します。
「ゴースト・かくとう」という唯一無二の複合タイプ
マーシャドーの強さを支えているのは、数値だけではありません。そのタイプ相性が、努力値振りの指針を決定づけます。
「ゴースト」と「かくとう」の技範囲は、全ポケモンタイプの中で唯一、**「すべての複合タイプに対して等倍以上のダメージを与えられる」**という理論上の完全範囲を持っています。これを無効化できるのは「ノーマル・ゴースト」複合(ヒスイゾロアーク等)のみですが、基本的な環境においては「技が通らない相手がいない」ということを意味します。
つまり、マーシャドーは「受け出し」を許さないポケモンです。相手が交代しても負担をかけ続けられる。だからこそ、サイクル戦を意識した耐久振りよりも、目の前の相手を確実に落とすための火力と速度への投資が優先される傾向にあります。
ランクマ用マーシャドーの努力値調整案①:基本のAS特化型
まずは、シーズン5の環境初期において最も多くのプレイヤーが採用し、かつ最も結果を残している「基本形」から解説します。初心者から上級者まで、まずこの型を作っておけば間違いありません。
努力値配分と実数値
この型は、思考停止で振るわけではありません。「やられる前にやる」というマーシャドーの役割論理を突き詰めた結果の配分です。
| ステータス | 努力値 | 実数値 (Lv50時) | 備考 |
|---|---|---|---|
| HP (H) | 0 | 165 | 奇数調整(自然になります) |
| 攻撃 (A) | 252 | 177 | 特化(性格いじっぱり) |
| 防御 (B) | 4 | 101 | 余り |
| 特攻 (C) | 0 | – | 下降補正 |
| 特防 (D) | 0 | 110 | – |
| 素早 (S) | 252 | 177 | 準速 |
この調整の意図と強み
1. 圧倒的な対面性能の確保
攻撃に252(極振り)することで、攻撃実数値は177(いじっぱり時)または161(ようき時)に達します。 マーシャドーの専用技「シャドースチール」は威力90ですが、テクニシャン補正が乗る「かげうち」や「マッハパンチ」などの先制技の威力を底上げするためにも、攻撃力の基礎値は極限まで高めておく必要があります。 特に現環境では耐久無振りの高速アタッカーが多いため、先制技圏内に入れるためにもA特化は必須級です。
2. 同速対決における優位性
素早さに252振ることは、同族(同じマーシャドー)や、素早さ種族値125近辺のポケモンとの勝負において必須のマナーです。 もしここで「耐久に少し回そうかな」と素早さを削ってしまうと、相手のマーシャドーに先制されて「シャドースチール」を撃ち込まれ、何もできずに倒される未来が待っています。 ランクマッチは生きるか死ぬかの勝負です。50%の同速勝負に持ち込める権利を放棄してはいけません。
3. 「余り4」の振り先について
上記の表では防御(B)に4を振っています。これは、先制技(物理技が多い)への耐性をわずかでも高めるためです。 また、HPに4を振って実数値を166(偶数)にしてしまうと、ステルスロックなどの定数ダメージの割合が増えてしまうため、HPは奇数(165)のままにしておくのがセオリーです。したがって、余りの4は防御か特防に回しましょう。
ランクマ用マーシャドーの努力値調整案②:メガゼラオラ意識の耐久調整型
次に紹介するのは、DLC「M次元ラッシュ」で猛威を振るっている「メガゼラオラ」や、その他の高速高火力アタッカーに対抗するための「玄人向け」調整です。
環境が進むにつれて、「ASぶっぱ」だけでは対応できない場面が出てきます。特にメガゼラオラは素早さ種族値が圧倒的に高く、マーシャドーの上から攻撃してきます。そこで、一発耐えて返しの攻撃で倒す、という「行動保証」を持たせる調整が重要になります。
努力値配分と実数値
| ステータス | 努力値 | 実数値 (Lv50時) | 備考 |
|---|---|---|---|
| HP (H) | 76 | 175 | 16n-1調整(天候ダメ等の効率化) |
| 攻撃 (A) | 236 | 174 | 11n調整に近い高乱数確保 |
| 防御 (B) | 196 | 125 | 物理耐久厚め |
| 特攻 (C) | 0 | – | – |
| 特防 (D) | 0 | 110 | – |
| 素早 (S) | 0 | 145 | 最速80族抜き抜き |
※この調整は「いじっぱり(攻撃↑特攻↓)」を想定しています。 ※素早さは「おいかぜ」や「こわいかお」等のサポート前提、あるいは「かげうち」主体の運用になります。
この調整の意図と強み
1. 物理耐久の大幅強化
防御に厚く振ることで、メガゼラオラの「プラズマフィスト」や、不一致の「じゃれつく」などを確定で耐えるラインを探ります。 HPを175に設定することで、天候ダメージや火傷ダメージを最小限に抑える「16n-1」調整を施しています。これにより、ギリギリのHPで生き残る確率が上がり、最後の詰め筋である「かげうち」を撃てる回数が増えます。
2. 「きあいのタスキ」に依存しない持ち物選択
ASぶっぱ型は耐久が紙なので、持ち物が「きあいのタスキ」に固定されがちです。 しかし、この耐久調整型であれば、タスキを他のポケモン(例:ガブリアスやパオジアン枠など)に譲ることができます。 マーシャドーには「いのちのたま」や「たつじんのおび」を持たせて、一撃の重さを上げることが可能になります。特に耐久振りでありながら、火力アイテムで補正をかけることで、H振りメガガルーラクラスでも確1に持ち込める火力を維持できます。
3. トリックルーム下での運用
素早さを削っているため、あえて「素早さ個体値を0(最遅)」にし、性格を「ゆうかん」にすることで、トリックルーム下でのエース運用も視野に入ります。 M次元ラッシュの環境では高速化が進んでいるため、逆張りのトリックルーム構築は非常に刺さりやすいです。
性格は「いじっぱり」か「ようき」か?永遠の課題に決着をつける
努力値振りとセットで考えなければならないのが「性格」です。 ソース情報では「いじっぱり(攻撃↑特攻↓)」が推奨されていますが、ランクマッチの上位帯を目指すのであれば、これだけを鵜呑みにするのは危険です。 それぞれの性格が持つ意味と、努力値との兼ね合いを解説します。
「いじっぱり(Adamant)」推奨の根拠
ソースにもある通り、いじっぱりの最大のメリットは**「乱数の甘えを許さない確定数の確保」**です。
- メリット:
- 攻撃実数値が177まで伸びる(ようきだと161)。この「16」の差は、テクニシャン補正(1.5倍)が乗る「かげうち」の威力において、実質的なダメージ量で20〜30程度の差になります。
- HP振りのポケモンをギリギリ倒せるかどうかの瀬戸際で、いじっぱりの火力が活きます。
- 「ビルドアップ」を積まなくても十分な火力が出るため、技スペースをフルアタ(4つとも攻撃技)にしやすくなります。
- デメリット:
- 最速125族(同速)、最速110〜120族(ゲンガー、フーディン、エースバーン等)に抜かれます。
- 上から「おにび」を入れられたり、先制でワンパンされるリスクが増大します。
「ようき(Jolly)」を選ぶべきシチュエーション
一方で、ガチ対戦勢の多くが「ようき」を選択する理由もあります。
- メリット:
- 素早さ実数値が194まで伸びます。これにより、準速(性格補正なし)の135族(ハバタクカミ等)や、最速110族を確実に抜くことができます。
- 同速勝負(ミラーマッチ)において、少なくとも50%の勝率を確保できます。いじっぱりマーシャドー相手なら100%先手を取れます。
- 「シャドースチール」は相手の能力ランク上昇を奪う技です。相手が「りゅうのまい」などを積んで素早さを上げていても、元々の素早さが高ければ、能力奪取後に相手の上を取り続けられる可能性が高まります。
- 結論:
- 初心者〜中級者、サイクル戦重視: いじっぱり(火力を押し付ける方が勝ち筋が見えやすい)
- 上級者、対面構築: ようき(1手の行動順が勝敗を分けるシビアな世界)
努力値振りを実践する手順:M次元ラッシュ版
実際にゲーム内で努力値を振る際の手順を解説します。今作では育成環境が緩和されていますが、手順を間違えると取り返しがつかない(リセットが面倒)ことになります。
手順1:個体値の確認と王冠の使用
まず、サイドミッション「しのび寄る影」で捕獲したマーシャドーの個体値をジャッジ機能で確認します。 もし攻撃や素早さが「さいこう(V)」でなければ、レベルを50または100まで上げて「ぎんのおうかん」を使用し、ステータスを最大化してください。ここは努力値を振る大前提です。
手順2:ドーピングアイテムの活用
「ポケモンZA」およびDLC環境では、お金で買えるドリンク(タウリン、インドメタシン等)で努力値を最大(252)まで振ることが可能です。 野生ポケモンを倒して振るよりも効率的でミスがありません。
- 攻撃(A): タウリン × 26個(252振り切り)
- 素早(S): インドメタシン × 26個(252振り切り)
- 防御(B): ブロムヘキシン × 1個(余り調整)
※26個使うと260ポイント分になりますが、上限の252で止まる仕様なので安心してください。 ※微調整(196振りなど)を行う場合は、ハネ系アイテム(きんりょくのハネ等)を併用するか、計算して個数を調整する必要があります。
手順3:ミントによる性格補正
捕まえたマーシャドーの性格が「てれや」や「のんき」など、実戦向きでない場合は、「いじっぱりミント」または「ようきミント」を使用して補正箇所を変更します。ステータス画面の文字色が赤(上昇)と青(下降)に変わっていることを必ず確認してください。
ダメージ計算による努力値調整の裏付け
ここでは、具体的な仮想敵に対して、上記の努力値調整がどのように機能するかを計算します。 ※環境に多いポケモンを想定しています。
攻撃面(A252 いじっぱり)
- 対 H4振り メガゼラオラ
- 技:シャドースチール
- ダメージ:確定2発(乱数で落ちないため、削りが必要。もしくはタスキカウンター)
- 技:インファイト(等倍だが耐久が低い場合)
- ダメージ:乱数1発(ステロ込みで確定)
- 対 H252 ガチグマ(アカツキ)
- 技:インファイト
- ダメージ:確定1発
- ※ここが「いじっぱり」の最大の強みです。ようきだと乱数になり、耐えられて返しの大地技で落とされます。
- 対 H4振り ミミッキュ(皮剥がれ後)
- 技:シャドースチール
- ダメージ:確定1発
- ※「かげうち」合戦になると、テクニシャン補正のあるマーシャドーが有利です。
防御面(ASぶっぱ vs 耐久調整)
- 被弾:A252 メガゼラオラの「じゃれつく」
- ASぶっぱ(B4):確定1発(耐えられない)
- 耐久調整(H76 B196):確定耐え(残りHP10〜20程度で生存)
- 考察: この「耐え」が実現すれば、返しのインファイト+かげうちで処理が可能になります。環境にメガゼラオラが多いなら、耐久調整型の価値が跳ね上がります。
相性の良い味方とパーティ構築論
努力値を最適化しても、マーシャドー1匹で勝てるわけではありません。努力値を活かすための「味方」の存在が不可欠です。
1. ステルスロック撒き(例:ディンルー、カバルドン)
マーシャドーは、相手のタスキを潰しておけば「かげうち」や「シャドースチール」で全抜きできるポテンシャルを持っています。 そのため、初手にステルスロックを撒いて、相手のHPを削るサポート役との相性が抜群です。特に「いじっぱりAS型」を使うなら、確定数をズラすためにステロはほぼ必須と言えます。
2. クッション役(例:モロバレル、ヘイラッシャ)
マーシャドーが苦手とするフェアリータイプ(ハバタクカミ、ニンフィア等)の攻撃を受け止め、「あくび」や「キノコのほうし」で相手を眠らせてから、安全にマーシャドーを着地させる動きが強力です。 無傷でマーシャドーを出せれば、その高い攻撃種族値を存分に発揮できます。
3. 特殊アタッカー(例:イーユイ、テツノツツミ)
マーシャドーは物理アタッカーなので、相手の「おにび」や「いかく」で機能停止しやすいです。 そこをカバーするために、高火力の特殊アタッカーを裏に控えておくことで、相手の物理受け(ヘイラッシャやアーマーガア)を選出画面で牽制できます。
上級者が実践する「努力値の微調整」テクニック
さらに高みを目指すプレイヤーのために、1ポイント単位の調整案を提示します。
「ダウンロード」対策(D4振り)
ポリゴン2などの特性「ダウンロード」は、相手の防御(B)と特防(D)を比較して、低い方に対応した能力を上げます。 マーシャドーは防御種族値80、特防種族値90ですが、個体値や努力値次第で実数値が変動します。 ASベースの場合、余りの4を**特防(D)**に振ることで、B<Dの状態を明確にし、相手の攻撃ランク(A)を上げさせてしまう(特攻Cを上げさせない)という対策が取れます。ポリゴン2は特殊技主体なので、Cが上がらないだけで生存率が変わります。
最速スカーフ調整(S調整)
もし「こだわりスカーフ」を持たせる場合、素早さに252振る必要がないケースがあります。 環境最速のポケモン(レジエレキやメガゼラオラ)をスカーフ込みで抜けるラインまでSを削り、その分をHPに回すことで、対面性能と耐久を両立させる高度な調整です。 例えば、実数値を「最速142族抜き」まで落とし、残りを耐久に回すことで、不意の先制技に対する耐性を上げることができます。
まとめ:あなたのマーシャドーはどの型を目指すのか
ここまで、ポケモンZAおよびM次元ラッシュ環境におけるマーシャドーの努力値調整について、様々な角度から解説してきました。
重要なポイントをおさらいしましょう。
- 基本は「AS252」: 迷ったらこれ。攻撃と素早さを極限まで高め、対面性能を確保する。
- 性格は役割で選ぶ: 破壊力重視なら「いじっぱり」、同速意識なら「ようき」。
- 環境適応: メガゼラオラ等の脅威が増えたら、B振りの耐久調整型へシフトする柔軟性を持つ。
- アイテムとのシナジー: タスキならAS、珠や帯なら耐久調整も視野に。
マーシャドーは、その愛らしい見た目とは裏腹に、影に潜んで相手の能力を奪い、一瞬で葬り去る冷酷なアタッカーです。 この記事で紹介した努力値の知識をベースに、あなた自身のプレイスタイルやパーティ構築に合わせて、世界に一匹だけの最強のマーシャドーを育て上げてください。
ランクマッチの戦場は常に変化しています。今日正解だった調整が、明日には通用しなくなることもあります。しかし、なぜその努力値を振ったのかという「意図」さえ明確であれば、環境の変化に合わせて修正していくことができます。
ぜひ、このマーシャドーと共に、シーズン5の頂点を目指して駆け抜けてください。応援しています。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドボックス系のゲームを得意とする。マーシャドーの「シャドースチール」のエフェクトが好きすぎて、無駄にランクマで撃ちまくってしまうのが玉に瑕。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。M次元ラッシュも睡眠時間を削ってプレイ中。
補足:マーシャドーを使いこなすためのQ&A
記事本編では語りきれなかった、細かい疑問についてQ&A形式で補足します。
Q1. 技構成のおすすめは?
A. 確定枠は「シャドースチール」「インファイト」「かげうち」の3つです。 ラスト1枠は環境によりますが、以下の選択肢があります。
- れいとうパンチ: ガブリアス、カイリュー、ジガルデ(パーフェクトフォルム)への打点。非常に重要度が高いです。
- かみなりパンチ: ギャラドスやファイアロー、テッカグヤ等への打点。
- 岩石封じ: 相手のSを下げるサポート用。後続のサポートも兼ねる場合。
- がむしゃら: タスキ型でHPが1になった際に、耐久型の相手を無理やり削る奥の手。
Q2. テラスタルは何タイプがおすすめ?
A. (ZAにテラスタルがある場合、またはそれに準ずるシステムがある前提)
- ゴースト: かげうちのリーチを伸ばす、弱点を消すのではなく攻めるテラスタル。
- かくとう: インファイトの火力を底上げし、H振りガチグマ等を確定で落とすため。
- こおり: 4倍弱点を突いてくる相手へのカウンター、かつ冷凍パンチの火力増強。
Q3. 「がむしゃら」型の努力値はどうする?
A. 特殊な運用ですが、HP個体値をあえて「ダメかも」にし、努力値をHPに振らず、防御と特防も下げて、レベルも調整するレベル1戦法に近い運用があります。しかし、ランクマではレベル50に統一されるため、単純に「ASぶっぱ、HP個体値0」にして、タスキ発動→がむしゃら→かげうち、というコンボを狙うのが基本です。この場合、耐久に振ることは絶対にNGです。
Q4. 努力値を振り間違えた時の対処法は?
A. M次元ラッシュでは「きのみ」による努力値ダウンが可能です。
- ザロクのみ(HP↓)
- ネコブのみ(攻撃↓)
- タポルのみ(防御↓)
- ロメのみ(特攻↓)
- ウブのみ(特防↓)
- マトマのみ(素早↓) これらを使って数値を0に戻してから、再度ドリンク等で振り直してください。また、新アイテム「まっさらもち」があれば、一括でリセットも可能です。
Q5. 育成にかかるお金が足りません。
A. M次元ラッシュの追加エリア「異次元ホール」での周回や、日替わりのトレーナー再戦イベントを活用しましょう。特に「おまもりこばん」を持たせてエース級トレーナーを倒すと、1戦で数万円稼げることもあります。努力値振りのためのドリンク代(約50万円)は、しっかりと金策をしてから臨むのが効率的です。
深掘り:マーシャドーの歴史と環境の変遷
マーシャドーが初めて登場したのは第7世代(サン・ムーン)です。当時はZ技全盛期であり、専用Z技「七星奪魂腿(しちせいだっこんたい)」の超火力が売りでした。 その後、第8世代(剣盾)ではダイマックス環境となり、シャドースチールがダイマックス技の能力上昇すらも奪える(ダイマックス状態は解除できないがバフは奪える)という仕様で暴れまわりました。
そして今回の「ポケモンZA」では、メガシンカが復活し、Z技は(今のところ)確認されていません。 この環境変化はマーシャドーにとって追い風です。なぜなら、メガシンカポケモンは種族値が底上げされるものの、道具が「メガストーン」に固定されるため、「きあいのタスキ」を持てないからです。 タスキを持てない高火力ポケモンに対して、タスキを持ったマーシャドーは対面で非常に強く出られます。 また、メガシンカによる能力上昇こそありませんが、特性「かそく」や「つるぎの舞」を積んでくるメガバシャーモやメガルカリオに対し、後出しから「シャドースチール」で能力を奪って逆転するという動きが、第7世代以上に刺さる場面が増えています。
「歴史は繰り返す」と言いますが、マーシャドーの役割対象が変わっても、その「奪って殴る」という本質的な強さは変わりません。むしろ、純粋なステータス勝負になりやすいメガシンカ環境こそ、テクニカルな動きができるマーシャドーの腕の見せ所と言えるでしょう。
努力値振りのトレンド推移
- 初期: ASぶっぱ一択。誰もが火力を求めた。
- 中期: 耐久調整型の台頭。特定のトップメタ(ミミッキュ等)を意識したB振りが流行。
- 後期: 素早さを削った役割論理に近いHAベースや、スカーフ型など多様化。
現在は「M次元ラッシュ」環境初期のため、再び「ASぶっぱ」が主流に戻っていますが、今後環境が煮詰まるにつれて、記事中で紹介したような複雑な調整が必要になってくるはずです。常に最新の流行をチェックし、努力値を微調整する探究心を持つことが、勝率維持の鍵となります。
終わりに:マーシャドーと共に歩むトレーナーへ
ここまで長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。 努力値調整は、ポケモンの世界において最も奥が深く、そして正解のない領域です。 「AS252」という数字の裏には、「どんな相手よりも速く動き、一撃で倒したい」という明確な殺意と意思が込められています。 一方で「耐久調整」には、「どんな攻撃を受けても耐え抜き、必ず反撃する」という不屈の精神が宿っています。
あなたがマーシャドーにどのような願いを託すのか。それがそのまま努力値の配分に表れます。 単なるデータの数値としてではなく、パートナーとしてのマーシャドーの個性を引き出すための「愛」として、努力値を振ってあげてください。
ランクマッチの順位は、そうした細部へのこだわりと愛情の積み重ねで決まります。 あなたのマーシャドーが、M次元ラッシュの世界でまばゆい活躍を見せることを、心より祈っております。
それでは、また次回の記事、あるいはランクマッチの戦場でお会いしましょう。





















