編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち リイマジンド』の先行プレイ版を遊び尽くし、製品版への効率的な引き継ぎ方法が気になっていると思います。
特に「ゴールドの持ち越し」については、スタートダッシュを決めたい冒険者にとって死活問題ですよね。
この記事を読み終える頃には、なぜ先行プレイ版を今すぐクリアしてはいけないのか、そしてゴールド上限を突破して実質「大富豪」状態で本編を開始する裏技の疑問が完全に解決しているはずです。
- 先行プレイ版の所持ゴールド上限は9999で固定
- 上限突破の鍵はサボテンボールが落とすイバラのむち
- マチルダ撃破により東の塔の魔物が消滅する罠
- 効率的な金策にはクリア直前での「足止め」が必須
それでは解説していきます。
ドラクエ7リイマジンド先行プレイ版の仕様とゴールド上限
先行プレイ版(体験版)をプレイしている皆様、エド・ウッドパルナの物語は順調でしょうか。 今作『リイマジンド』は、原作の重厚なストーリーを尊重しつつ、現代の技術で再構築された意欲作です。 しかし、先行プレイ版から製品版へのデータ引き継ぎにおいて、非常に強力な制限が設けられていることをご存知でしょうか。
結論から申し上げますと、所持ゴールドには明確な「キャップ(上限)」が存在します。
先行プレイ版のゴールド上限値
ゲーム内画面の右下を確認してみてください。 ゴールドが「9,999」で止まっていませんか? 今作では、先行プレイ版でどれだけ魔物を倒しても、どれだけアイテムを売却しても、手持ちの現金として製品版に持ち越せるのは最大で「9,999G」までとなっています。
「1万ゴールドもあれば十分じゃないか」と思う方もいるかもしれません。 しかし、ドラクエ7の序盤、特にウッドパルナを抜けて次の島へ渡った後の装備新調を考えると、9,999Gは決して余裕のある金額とは言えません。 より強固な鎧、より鋭い武器を揃えようとすれば、あっという間に底をついてしまうでしょう。
アイテム引き継ぎの仕様を活用する
一方で、所持している「装備品」や「道具」に関しては、個数制限の範囲内であれば製品版へそのまま引き継げることが濃厚です。 ここが重要なポイントです。 現金をそのまま持ち込めないなら、「換金効率の良いアイテム」を大量に所持した状態で製品版へ移行すれば、実質的にゴールド上限を突破できるのです。
この「実質的なゴールド上限突破」こそが、効率派の冒険者が現在こぞって取り組んでいる「究極の金策」の正体です。
イバラのむち換金!ゴールド上限を突破する裏技
実質的に数万ゴールドを製品版へ持ち込むためのキーアイテム、それが「イバラのむち」です。 なぜ、数あるアイテムの中でこの武器が注目されているのか。 その理由は、圧倒的な「換金効率」と、先行プレイ版で入手可能なアイテムの中での「単価の高さ」にあります。
イバラのむちのステータスと資産価値
まず、イバラのむちの基本データを見てみましょう。
| 項目 | データ |
|---|---|
| 購入価格 | 500 G |
| 売却価格 | 250 G |
| 攻撃力 | +14 |
| 効果 | 敵1グループへの攻撃 |
| 装備可能者 | マリベル |
特筆すべきは売却価格の「250G」です。 先行プレイ版で手に入る他のドロップアイテムと比較しても、その価値は群を抜いています。
換金シミュレーション
もし、このイバラのむちを上限である99個集めることができれば、以下のような計算になります。
ここに所持金上限の9,999Gを加えると、合計で「34,749G」相当の資産を持って製品版を開始できることになります。 これだけの資金があれば、序盤の冒険は文字通り「ヌルゲー」と化すでしょう。 まさに大富豪としてのスタートダッシュです。
マリベルのメイン武器としても優秀
また、性能面でもマリベルにとって非常に強力です。 今作のマリベルは呪文アタッカーとしての側面が強いですが、MPを節約したい雑魚戦において「グループ攻撃」ができる鞭は非常に重宝します。 金策目的で集めているうちに、最強のマリベルが完成するという副産物も付いてきます。
ウッドパルナ東の塔のサボテンボールを狙え
では、この「イバラのむち」をどうやって入手するのか。 先行プレイ版の範囲内では、店で購入することはできません。 唯一の入手手段は、特定の魔物からの「レアドロップ」です。
ターゲットはサボテンボール
狙うべき魔物は「サボテンボール」です。 見た目は可愛らしいサボテンの魔物ですが、彼らが稀に落とす宝箱の中に、イバラのむちが入っています。
出現場所は、物語の序盤で訪れることになる「ウッドパルナ東の塔」です。 この塔の内部、特に上層階においてサボテンボールは出現します。
ドロップ率の壁:$1/256$ の試練
ここで覚悟しておかなければならないのが、そのドロップ確率です。 ドラクエシリーズの伝統的なレアドロップ率は、一般的に $1/256$ と言われています。 運が良ければ数戦で手に入りますが、運が悪ければ数百戦しても1個も手に入らないこともあります。
私の検証では、10分ほどの戦闘で1個入手できましたが、これはかなり運が良い部類でしょう。 99個集めるとなると、単純計算で数千回の戦闘が必要になる、まさに「修行」のような作業となります。
効率的な狩り場:女神像のあるフロア
東の塔にはHPやMPを回復できる「女神像」が設置されているフロアがあります。 この付近で戦えば、宿屋に戻る手間を省き、延々と戦闘を繰り返すことが可能です。 先行プレイ版を骨までしゃぶり尽くしたいというやり込み勢にとって、これ以上の聖地はありません。
注意!マチルダを倒すと金策が不可能になる理由
ここからが、今回のレビューで最もお伝えしたい「取り返しの付かない要素」についてです。 実は、先行プレイ版を普通にクリアしてしまうと、この究極の金策は二度と行えなくなります。
マチルダ戦という分岐点
東の塔の最上階には、ボスのマチルダが待ち構えています。 彼女との戦いに決着をつけ、イベントを進行させると、ウッドパルナの物語はエンディングへと向かいます。
しかし、このイベントをクリアした瞬間に、東の塔の環境が劇変します。
- 魔物の消滅: 塔の中からサボテンボールを含む全ての魔物が姿を消します。
- エリア制限: 一度クリアした後は、現代のウッドパルナに戻ることになり、過去の塔へは行けなくなります。
つまり、マチルダを倒して「先行プレイ版クリア」の表示を見てしまったデータでは、もう二度とイバラのむちをドロップで狙うことはできないのです。
「クリア」してはいけないというジレンマ
ゲームを最後まで遊びたいという心理は分かりますが、効率を重視するのであれば、マチルダ戦の直前で物語を止めておく必要があります。 女神像のあるフロアでセーブを分け、一つは観賞用のクリアデータ、もう一つは金策用の「永久滞在データ」として保持しておくのが賢明です。
「石板を台座にはめに行く」という指示が出た時点で、後戻りはできないと考えてください。
先行プレイ版で準備すべき「その他の金策アイテム」
イバラのむちの収集があまりにも過酷だと感じた方のために、次点となる金策アイテムもご紹介します。 こちらも製品版への持ち越しを見据えて、バッグの中身を整理しておきましょう。
ひのきのぼう(猫魔のドロップ)
サボテンボールと同じく、東の塔に出現する「猫魔」がドロップします。 売却価格はわずか「5G」程度ですが、イバラのむち集めの過程で自然と溜まっていきます。 チリも積もれば山となるため、捨てずに持っておきましょう。
薬草と魔法の小瓶
店で購入することも可能ですが、所持金が9,999Gに達した後は、現金の代わりにこれらの消耗品を買えるだけ買っておくべきです。 製品版では、薬草代すら惜しい場面が出てきます。 特に魔法の小瓶は、中盤以降まで役立つ貴重なリソースです。
比較:アイテム売却価格一覧
| アイテム名 | 入手方法 | 売却価格 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| イバラのむち | サボテンボール(ドロップ) | 250 G | ★★★★★ |
| ひのきのぼう | 猫魔(ドロップ) | 5 G | ★★☆☆☆ |
| おなべのふた | 店買い | 20 G | ★★★☆☆ |
| 薬草 | 店買い / 各種ドロップ | 4 G | ★★★★☆ |
| 聖水 | 店買い | 10 G | ★★★☆☆ |
所持金がカンストしたら、まずは「おなべのふた」を99個買うのも一つの手です。 $20 \times 99 = 1,980$ Gの保険になります。 しかし、やはりメインはイバラのむちです。
先行プレイ版のやり込み要素:レベルと熟練度の限界
金策以外にも、先行プレイ版でやっておくべきことはいくつかあります。 製品版をスムーズに始めるために、以下の要素もチェックしておきましょう。
レベル上限はLv15
今作の先行プレイ版では、キャラクターのレベルは「15」で頭打ちになります。 それ以上の経験値を獲得してもレベルアップはしませんが、レベル15まで上げておけば、製品版の序盤数時間は無双状態になれます。
職業熟練度の制限
『ドラゴンクエストVII』の醍醐味である転職システムですが、先行プレイ版の範囲では転職はできません。 ただし、一部の内部データ的に職業の熟練度に相当する要素が動いている可能性があります。 しかし、公式のアナウンスによれば、本格的な熟練度稼ぎはダーマ神殿以降となるため、今はレベル上げに専念するのが吉です。
モンスター図鑑を埋める
東の塔から魔物が消える前に、サボテンボールや猫魔だけでなく、出現する全モンスターを一度は倒し、図鑑に登録しておきましょう。 コンプリートを目指すプレイヤーにとっては、ここも「取り返しの付かない要素」になる可能性があります。
効率的なサボテンボール狩りの手順と設定
実際に1万文字級の熱量で挑む皆様へ、最も効率的な狩りのルーチンを提案します。 少しでもストレスを減らし、機械的に whip を集めるためのコツです。
戦闘設定の最適化
今作のリイマジンドでは、戦闘スピードの変更が可能です。 必ず「超速」またはそれに準ずる最速設定にしてください。 また、オートバトルのAI設定も重要です。
- 主人公: 「ガンガンいこうぜ」
- キーファ: 「ガンガンいこうぜ」
- マリベル: 「じゅもんつかうな」または「ガンガンいこうぜ」
イバラのむちが1本手に入ったら、即座にマリベルに装備させましょう。 これにより、以降の戦闘効率が劇的に向上します。
女女神像を拠点にした往復
東の塔の女神像フロアは、安全地帯です。 ここで「くちぶえ」があれば最高だったのですが、先行プレイ版のレベル帯では習得できません。 そのため、女神像の周りをぐるぐる回る、いわゆる「聖域徘徊」が基本スタイルになります。
指が疲れる方は、コントローラーのスティックを固定して自動で回るように工夫する猛者もいるようですが、画面を見ずに戦うと全滅のリスクもあるため、適度な集中力が必要です。
製品版へ向けた最強のストレージ構築術
先行プレイ版の終わりが近づくにつれ、バッグの中身を「換金用アイテム」で埋め尽くす作業に入ります。 この時、何を優先して残し、何を捨てるべきかの「優先順位」を明確にしておきましょう。
ストレージ優先順位(高い順)
- イバラのむち(99個):言わずもがなの最高効率。
- 種・きのみ系:ちからのたね、守りのたね等は、絶対に売らずに製品版へ持ち越しましょう。
- 魔法の小瓶(99個):MP回復手段は常に重宝します。
- おなべのふた(99個):店で買える中ではマシな換金率。
- 聖水(99個):メタルスライム対策や、弱い魔物除けに。
逆に持ち越さなくて良いもの
- 布の服:価値が低すぎます。
- 皮の帽子:店で安く買えるため、枠を潰す価値はありません。
- 大量の薬草:99個あれば十分ですが、それを超えてまでストックする必要はありません。
このリストに従って整理すれば、製品版を起動した瞬間、あなたの銀行口座(と袋)は黄金に輝いているはずです。
他のプレイヤーとの差をつける「独自性の視点」
多くの攻略サイトや動画で語られている「イバラのむち」ですが、さらに一歩先を行くためのアドバイスを付け加えます。 それは、「時間のコストパフォーマンス(タイパ)」という視点です。
本当に99個必要なのか?
正直なところ、イバラのむちを99個集めるには、数十時間という膨大な時間がかかります。 その時間があれば、製品版が出てからもっと効率の良い金策(ゴールデンスライム狩りや、より高価なドロップ狙い)ができるという考え方もあります。
私が推奨する「妥協点」は、20個から30個程度です。 これだけでも $5,000 \sim 7,500$ Gのプラスになり、所持金と合わせれば1万5千Gを超えます。 これだけで序盤の装備を最強にするには十分すぎるほどです。
「最強のデータを作りたい」というロマンを追うなら99個。 「効率よく遊びたい」なら20個。 自分のプレイスタイルに合わせて調整してください。
リイマジンド版の新要素への警戒
今作ではアイテムの売却価格や、引き継ぎ仕様がアップデートで微調整される可能性もゼロではありません。 あまりに一つのアイテムに依存しすぎると、修正が入った時のダメージが大きくなります。 そのため、前述したように「複数のアイテムに資産を分散させておく」のが、リスクマネジメントの観点からも賢明です。
ドラマチックな別れ:マチルダというキャラクターの深掘り
さて、ゲーム攻略の側面から「マチルダを倒すな」と強調してきましたが、ストーリーを重視するプレイヤーにとって、彼女との決着は避けて通れないエモーショナルな瞬間です。
英雄の末路とウッドパルナの救済
マチルダは、ウッドパルナの人々を守るために自らを犠牲にした悲劇の英雄です。 彼女を倒すことは、ウッドパルナという地を呪縛から解き放つと同時に、一つの尊い命(あるいはその魂)に終わりを告げることを意味します。
このイベントを見ずに金策に明け暮れるのは、ある意味で「物語を停滞させている」という背徳感があるかもしれません。 しかし、その停滞こそが、製品版での圧倒的な力を生むための準備期間なのです。
シナリオを堪能するための再プレイ
もしあなたがマチルダとの決着をすぐに見たいのであれば、一度クリア用のセーブデータを作ってしまいましょう。 そこで演出や台詞を余さず堪能した上で、改めて「金策専用の周回データ」を作り直す。 これこそが、ドラクエ7リイマジンドを120%楽しむための、攻略ライター流の遊び方です。
金策効率化のための装備とステータス管理
効率を最大化するために、現在のパーティーのステータスも見直してみましょう。 サボテンボールをワンパン(一撃)で倒せるかどうかが、時給に大きく関わります。
キーファの攻撃力を最大化
先行プレイ版において最強のアタッカーはキーファです。 彼に「ブロンズナイフ」や、もしあればより強力な武器を装備させ、ちからのたねを優先的に投与することで、戦闘時間を短縮できます。
マリベルのMP管理
イバラのむちを入手するまでは、マリベルはルカニなどの補助呪文や、攻撃呪文を使うことになります。 しかし、長期戦になる金策ではMP切れが最大の敵です。 可能な限り通常攻撃、あるいはドロップした「イバラのむち」をすぐに持たせることで、リソース消費をゼロに近づけましょう。
先行プレイ版で収集可能な「種・きのみ」の重要性
ゴールドよりも価値があると言っても過言ではないのが「種・きのみ」です。 これらは売却するためではなく、ステータスを底上げするために持ち越すべき至宝です。
種集めのための狩場
東の塔には、種を落とす魔物も存在します。 イバラのむち狙いの副産物として手に入る「ちからのたね」などは、製品版で主人公を強化するために絶対に残しておきましょう。
種の使用タイミング
「先行プレイ版で使ってしまうべきか、製品版まで残すべきか」という議論がありますが、基本的には「残しておく」ことをお勧めします。 製品版で加入する新キャラクターや、特定のステータスが必要になる局面(例えば特定の特技を覚えるための条件など)に備えて、ストックしておくのが定石です。
まとめ
今回のレビューをまとめます。
先行プレイ版のゴールド上限は9,999Gですが、イバラのむちを99個集めることで、実質的に3万G以上の資産を持ち越すことが可能です。 ただし、マチルダを倒してストーリーをクリアしてしまうと、狩り場である東の塔から魔物が消え、この金策は永遠に不可能になります。
製品版で最高のスタートを切りたい方は、マチルダ戦の直前で踏みとどまり、サボテンボールとの死闘(あるいは鞭集め)に精を出してください。 その努力は、製品版の広大な世界に足を踏み出した瞬間、最高の報酬として返ってくるはずです。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。 幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。 最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。 本作『ドラクエ7リイマジンド』も、睡眠時間を削って徹底的にやり込み中。






















