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【レクイエム】0〜8の物語の時系列まとめ|新作発売前にストーリー振り返り|バイオハザード

編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、噂されている新作「バイオハザード レクイエム」や、シリーズの物語の繋がりが気になっていると思います。30年近く続くシリーズだけに、全作品をプレイし直すのは数百時間かかり、非常にハードルが高いですよね。そこで、リメイク版の設定をベースに、ナンバリングと重要作品のストーリーを時系列順に完全網羅しました。

この記事を読み終える頃には、0から8までの壮大なサーガの全容と、新作への伏線についての疑問が解決しているはずです。

この記事の要約
  1. 知識ゼロでも分かるシリーズ時系列の完全解説
  2. ウィルスや組織の変遷を詳細に整理
  3. クリスやレオンなど主要キャラの人生の軌跡
  4. 新作「レクイエム」に繋がる噂と考察

 

それでは解説していきます。

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バイオハザードシリーズの歴史と時系列の全体像

サバイバルホラーの金字塔である「バイオハザード」シリーズ。1996年の第1作発売以来、その恐怖と重厚なストーリーは世界中のプレイヤーを魅了し続けています。

シリーズの本筋は、巨大製薬企業「アンブレラ」が開発したウィルス兵器によるバイオテロと、それに立ち向かう主人公たちの戦いの記録です。物語は単独の作品で完結しているように見えて、実はすべてが一本の線で繋がっています。

特に最新の噂である「レクイエム」を楽しむためには、過去に何が起き、誰が生き残り、どのような遺恨が残っているのかを知ることが不可欠です。本記事では、物語の起点となる1998年の「洋館事件」以前から、最新作に至るまでの歴史を紐解いていきます。

シリーズ時系列一覧表

まずは、複雑に入り組んだ各タイトルの時系列を整理しましょう。発売順とは異なる部分も多いため、この表を頭に入れておくと理解がスムーズになります。

時系列(西暦) タイトル名 主な出来事 主人公 敵対脅威
1998年7月23日 バイオハザード0 黄道特急事件 レベッカ、ビリー T-ウィルス、女王ヒル
1998年7月24日 バイオハザード1 洋館事件 クリス、ジル T-ウィルス、タイラント
1998年9月28日 バイオハザードRE:3 (前半) ラクーンシティ壊滅開始 ジル T-ウィルス、ネメシス
1998年9月29日 バイオハザードRE:2 ラクーン事件 レオン、クレア G-ウィルス
1998年10月1日 バイオハザードRE:3 (後半) ラクーンシティ消滅 ジル、カルロス ネメシス、核攻撃
1998年12月 CODE:Veronica ロックフォート島事件 クレア、クリス T-Veronica
2002年 ダークサイド・クロニクルズ オペレーション・ハヴィエ レオン、クラウザー T-Veronica
2003年2月 アンブレラ・クロニクルズ T-A.L.O.S阻止作戦 クリス、ジル T-A.L.O.S
2004年 バイオハザード4 ロス・イルミナドス教団事件 レオン プラーガ
2005年 リベレーションズ クイーン・ゼノビア事件 ジル、クリス T-Abyss
2006年〜2009年 バイオハザード5 キジュジュ自治区事件 クリス、シェバ ウロボロス
2011年 リベレーションズ2 孤島事件 クレア、バリー T-Phobos
2012年〜2013年 バイオハザード6 同時多発バイオテロ レオン、クリス等 C-ウィルス
2017年 バイオハザード7 ベイカー邸事件 イーサン 特異菌(カビ)
2021年 バイオハザード Village (8) ローズ誘拐事件 イーサン 特異菌、ミランダ
2037年頃? Shadows of Rose ローズの物語 ローズマリー 特異菌の記憶
202X年? レクイエム(仮) ??? ??? ???

ここからは、各事件の詳細を深掘りしていきます。

悪夢の始まり:ラクーンシティ周辺での惨劇(1998年)

全ての悲劇は、アメリカ中西部の地方都市「ラクーンシティ」とその近郊の森林地帯「アークレイ山地」から始まりました。

黄道特急事件/バイオハザード0

物語の幕開けは1998年7月23日。アークレイ山地で頻発していた猟奇殺人事件(通称「人食い病」)の捜査のため、ラクーン市警特殊部隊「S.T.A.R.S.」のブラヴォーチームが出動します。しかし、エンジントラブルによりヘリは森の中に不時着。新人隊員のレベッカ・チェンバーズは、森の中に停車していた「黄道特急」という列車を発見します。

レベッカとビリーの奇妙な協力関係

列車内はすでに地獄絵図でした。乗客たちはゾンビと化し、レベッカに襲いかかります。そこで彼女が出会ったのが、護送中に逃亡した元海兵隊少尉の死刑囚、ビリー・コーエンです。本来なら逮捕すべき相手ですが、極限状態の中で二人は協力せざるを得なくなります。

この事件の背景には、アンブレラの内部抗争がありました。かつてアンブレラ創設者の一人でありながら、オズウェル・E・スペンサーによって暗殺されたジェームス・マーカス博士。彼が研究していたヒルの女王(クイーン・リーチ)が死体に入り込み、マーカスの記憶と姿を模倣して復活していたのです。

アンブレラの闇と幹部養成所

暴走した列車は「アンブレラ幹部養成所」へと突っ込みます。そこはかつてマーカスが所長を務めていた場所でした。レベッカとビリーは、マーカス(女王ヒル)の復讐劇に巻き込まれながらも、これを撃破。施設は自爆システムにより崩壊します。

この戦いを通じて、レベッカはビリーの「23人虐殺」という罪が、実は上官の命令に逆らった結果着せられた濡れ衣であることを知ります。生き残ったレベッカは、ビリーのドッグタグをちぎり取り、「ビリー・コーエンはここで死んだ」として彼を逃がします。敬礼を交わして別れる二人。ビリーは自由の身となり、レベッカは次なる地獄「洋館」へと向かうのでした。

洋館事件/バイオハザード HDリマスター

「0」の直後、7月24日。連絡を絶ったブラヴォーチームを捜索するため、S.T.A.R.S.アルファチームが出動します。メンバーは、クリス・レッドフィールドジル・バレンタインバリー・バートン、そして隊長のアルバート・ウェスカーらです。

逃げ込んだ洋館の秘密

墜落したヘリと仲間の遺体を発見した直後、凶暴なゾンビ犬「ケルベロス」の群れに襲われた隊員たちは、近くの巨大な洋館へと逃げ込みます。しかし、そこはアンブレラが極秘裏に建設した「アークレイ研究所」の偽装施設でした。

洋館内では、T-ウィルスによって変異した研究員(ゾンビ)や、ハンター、キメラといった生物兵器(B.O.W.)が徘徊していました。クリスとジルは、数々の即死トラップやクリーチャーを退けながら、館の秘密を暴いていきます。

裏切り者ウェスカーの正体

この事件最大の衝撃は、隊長であるウェスカーの裏切りでした。彼はアンブレラ側の人間であり、S.T.A.R.S.隊員を極限状態に追い込み、生物兵器との戦闘データを収集することを目的としていたのです。さらに彼は、究極の生物兵器「タイラント」を手土産に、アンブレラを見限ってライバル組織へ移籍することを目論んでいました。

しかし、起動したタイラントはウェスカーの制御を受け付けず、彼を串刺しにします(※ウェスカーはこの時、自らに特殊なウィルスを投与しており、死を偽装して超人的な能力を得て復活します)。

最終的にクリス、ジル、バリー、そしてブラヴォーチームの生き残りであるレベッカの4名(とヘリ操縦士のブラッド)は、タイラントをロケットランチャーで粉砕し、爆発する洋館から脱出します。これが、世に言う「洋館事件」であり、彼らとバイオテロとの長い戦いの始まりとなりました。

ラクーン事件/バイオハザードRE:2 & RE:3

洋館事件から約2ヶ月後の1998年9月。事態は収束するどころか、最悪の方向へと転がります。アンブレラが事件の揉み消しを図る中、ラクーンシティ地下の下水道でT-ウィルスが漏洩。ネズミを媒介して瞬く間に市街地へ広がり、10万人の市民がゾンビ化する未曾有のバイオハザードが発生しました。

この「ラクーン事件」は、時間軸が重なる2つの作品で描かれます。

1st Case: RE:2(レオンとクレアのサバイバル)

9月29日、街に到着したのは2人の若者でした。

  • レオン・S・ケネディ:R.P.D.(ラクーン市警)への配属が決まっていた新人警官。遅刻したことが逆に幸いし、感染爆発後に到着。
  • クレア・レッドフィールド:音信不通の兄クリスを探しに来た女子大生。

二人は警察署で合流するものの分断され、それぞれの道で脱出を図ります。

レオン編の重要ポイント: レオンは、謎の女性エイダ・ウォンと出会います。彼女はFBI捜査官を自称しますが、正体は他組織の産業スパイ。目的は、ウィリアム・バーキン博士が開発した新型「G-ウィルス」の奪取でした。レオンは彼女に惹かれ、利用されながらも協力関係を築きます。最終的にエイダはレオンを庇って落下(死亡したと思われましたが、フックショット等で生還)。レオンはこの地獄を生き延びたことで、政府のエージェントとしての道を歩むことになります。

クレア編の重要ポイント: クレアは、バーキン博士の娘である少女シェリーを保護します。G-ウィルスを自らに投与し怪物「G」と化した父親ウィリアム・バーキンが、繁殖のために娘を執拗に追跡してきます。クレアは母性にも似た感情でシェリーを守り抜き、シェリーの母アネットから託されたワクチンでシェリーの命を救います。

2nd Case: RE:3(ジルの脱出と街の最期)

RE:2の前日(9月28日)から始まり、RE:2の終了後(10月1日)に終わるのがRE:3の物語です。 主人公は洋館事件の生還者ジル・バレンタイン。彼女は街に残り、アンブレラの調査を続けていました。

アンブレラは、真相を知るS.T.A.R.S.隊員を抹殺するため、新型B.O.W.「ネメシス(追跡者)」を投下します。ジルは、アンブレラの私設部隊U.B.C.S.の傭兵カルロス・オリヴェイラと協力しながら、執拗に追ってくるネメシスと死闘を繰り広げます。

ラクーンシティの滅菌作戦: 事態を重く見たアメリカ政府は、感染拡大を防ぐための最終手段「滅菌作戦」を決定。核ミサイルの発射です。 ジルはネメシスをレールガンで完全に破壊した後、カルロスと共にヘリで脱出。その直後、ミサイルが着弾し、ラクーンシティは地図上から消滅しました。 この衝撃的な結末は、アンブレラの株価暴落と事実上の崩壊、そして「バイオテロ」という脅威が世界中に知れ渡る転換点となりました。

アンブレラ崩壊後の世界と拡散する恐怖(1998年〜2005年)

ラクーンシティ消滅後も、流出したウィルスやデータは闇市場で取引され、世界各地で新たなバイオテロの火種となっていました。

ロックフォート島事件/CODE:Veronica

1998年12月。兄クリスを探してアンブレラのパリ研究所に潜入したクレアは捕まり、南米の孤島「ロックフォート島」の刑務所へ収監されます。 島は謎の特殊部隊による爆撃を受け、T-ウィルスが漏洩。再びバイオハザードが発生します。

アシュフォード家の狂気: この島を支配していたのは、アンブレラ創設メンバーの末裔、アルフレッド・アシュフォード。彼は妹のアレクシアを崇拝するあまり狂気に陥っていました。 実はアレクシアは、15年前に自ら開発した「T-Veronicaウィルス」を体内に投与し、コールドスリープ状態で適応を待っていたのです。

クリスとウェスカーの因縁再燃: クレアからの連絡を受けたクリスも島へ到着。そこで彼は、死んだはずのウェスカーと再会します。ウェスカーは超人的な力を手に入れ、T-Veronicaウィルスを狙って暗躍していました。 舞台は南極基地へと移り、目覚めたアレクシアとの最終決戦へ。クリスはリニアランチャーでアレクシアを撃破。ウェスカーとの直接対決では決着がつかず、互いに再戦を誓って別れます。この事件で、ウェスカーはスティーブ(クレアと行動を共にした少年)の遺体からT-Veronicaウィルスを入手することに成功しました。

オペレーション・ハヴィエ/ダークサイド・クロニクルズ

2002年。合衆国エージェントとなったレオンは、南米の麻薬王ハヴィエ・ヒダルゴとアンブレラの接触を調査するため、米軍特殊部隊のジャック・クラウザーと共に潜入します。

この村では「T-Veronica」によるバイオハザードが発生していました。ハヴィエは不治の病に侵された娘マヌエラを救うため、誘拐した少女たちの臓器とウィルスを用いて治療していたのです。 レオンとクラウザーは変異したハヴィエを撃破しますが、この任務中にクラウザーは左腕を負傷。さらに、B.O.W.の圧倒的な力を目の当たりにし、「力こそ正義」という思想に傾倒していきます。これが後の「バイオ4」での裏切りに繋がる重要なエピソードです。

T-A.L.O.S阻止作戦/アンブレラ・クロニクルズ

2003年2月。クリスとジルは、アンブレラの最終拠点がロシアにあることを突き止め、私設対バイオテロ部隊の一員として突入します。 そこで待ち受けていたのは、アンブレラ最後の切り札である最新鋭B.O.W.「T-A.L.O.S(タロス)」。二人はこれを撃破し、アンブレラにとどめを刺します。

しかし、その裏ではウェスカーが暗躍していました。彼はアンブレラの全データを管理するスーパーコンピュータ「レッドクイーン」のデータを奪取し、同時にセルゲイ・ウラジミール(アンブレラ幹部)を殺害。アンブレラを完全に崩壊させたのは、皮肉にもウェスカー自身の手によるものでした。彼は奪ったデータとウィルスを手土産に、さらなる野望へと突き進みます。

ロス・イルミナドス教団事件/バイオハザード4

2004年。アンブレラ崩壊後、大統領令嬢アシュリー・グラハムが誘拐される事件が発生。エージェントとして脂が乗ってきたレオンが、単独でヨーロッパの寒村へ救出に向かいます。

プラーガの脅威: これまでの「ウィルスによるゾンビ化」とは異なり、敵は「プラーガ」という寄生体を埋め込まれた人間(ガナード)でした。彼らは知能を持ち、集団で連携して攻撃してきます。 首謀者は、プラーガを利用して世界征服を目論む教団「ロス・イルミナドス」の教祖サドラー。

再会と裏切り: レオンは村で、死んだと思われていたエイダ、そして闇落ちしたかつての相棒クラウザーと再会します。エイダはウェスカーの指令で「支配種プラーガ」のサンプル(アンバー)を狙っていました。 レオンはクラウザーとのナイフバトルを制し、サドラーを撃破。アシュリーを無事救出します。エイダはサンプルを入手して去りますが、ウェスカーにはオリジナルのプラーガを渡さず、偽物を渡すという駆け引きを行っていました。

クイーン・ゼノビア事件/リベレーションズ

2005年。対バイオテロ組織「B.S.A.A.」が設立された初期の物語です。 クリスが行方不明になったという報せを受け、ジルは新たなパートナーのパーカーと共に、地中海に浮かぶ豪華客船「クイーン・ゼノビア」へ潜入します。

T-Abyssウィルス: 船内では、水溶性の新型ウィルス「T-Abyss」によるバイオハザードが発生。水死体のようなクリーチャー「ウーズ」が襲いかかります。 事件の背景には、海上都市テラグリジアを壊滅させたテロ組織「ヴェルトロ」と、FBC(連邦対バイオテロ委員会)長官モルガンの陰謀がありました。モルガンは自らの権力維持のためにテロを自作自演していたのです。 ジルとクリスはこの陰謀を暴き、B.S.A.A.の正当性を世界に知らしめることになりました。

ウェスカーとの決着、そして世界規模のテロへ(2006年〜2013年)

ついにシリーズ最大の悪役、アルバート・ウェスカーとの因縁に決着がつく時が来ます。

キジュジュ自治区事件/バイオハザード5

2009年。B.S.A.A.のエースとなったクリスは、アフリカのキジュジュ自治区での生物兵器取引を阻止するため、現地の相棒シェバ・アローマと共に作戦に参加します。

ウロボロス・ウィルスと「神」への野望: 事件の黒幕はもちろんウェスカー。彼は製薬会社トライセルのエクセラを利用し、適合者のみを生かし、それ以外を抹殺して新人類を作る「ウロボロス・ウィルス」を完成させていました。 彼はこのウィルスをミサイルで全世界に散布し、自らが神となって世界を統治しようとしていました。

ジルの奪還とウェスカーの最期: クリスは、3年前のスペンサー邸突入時にウェスカーと共に崖から転落し死亡したと思われていたジルと再会します。彼女は胸に装着されたデバイスでウェスカーに洗脳され、操られていました。クリスは決死の覚悟でデバイスを引き剥がし、ジルを正気に戻します。 最終決戦の舞台は火山地帯。クリスとシェバは、ウロボロスを取り込み怪物化したウェスカーに対し、ロケットランチャーを撃ち込みます。溶岩に沈みゆくウェスカー。10年以上に及ぶクリスとウェスカーの因縁は、ここで完全に断ち切られました。

孤島事件/リベレーションズ2

2011年。クレアと、バリーの娘モイラ・バートンは、NGO団体「テラセイブ」のパーティ中に拉致され、絶海の孤島に収容されます。 そこでは、恐怖を感じると発症する「T-Phobosウィルス」の実験が行われていました。

アレックス・ウェスカーの存在: 黒幕は「オーバーシアー(監視者)」と名乗る女、アレックス・ウェスカー。彼女はアルバート・ウェスカーと共にスペンサーの「ウェスカー計画」で生み出されたもう一人の生き残りでした。 彼女の目的は、他人の肉体に自分の精神を転送し、不老不死を得ること。その器として選ばれたのが、バリーが出会った少女ナタリアでした。 最終的に変異したアレックスはバリーとクレアによって倒されますが、ナタリアの中にはアレックスの人格が目覚め始めていることを示唆する不穏なエンディングで幕を閉じます。

同時多発バイオテロ/バイオハザード6

2012年〜2013年。世界各地で「C-ウィルス」によるバイオテロが多発します。シリーズ屈指の群像劇であり、4つの物語が交錯します。

  • レオン編: アメリカ大統領がゾンビ化し、レオンはやむを得ず射殺。トールオークスの町はラクーンシティ同様に滅菌されます。レオンは事件の真相を追い中国へ。
  • クリス編: 東欧での任務中に記憶を失っていたクリス。部下ピアーズの尽力で復帰し、中国でのテロ鎮圧へ。しかし、ピアーズはクリスを救うために自らC-ウィルスを投与し、海底基地で命を落とします。
  • ジェイク編: ウェスカーの血を引く隠し子、ジェイク・ミューラーが登場。彼の血液にはC-ウィルスへの抗体があり、それを守るシェリーと共に逃避行を繰り広げます。
  • エイダ編: すべての裏で暗躍するエイダ。実は今回の首謀者カーラ・ラダメスは、シモンズ(大統領補佐官)への歪んだ愛憎から、エイダの姿に整形・改造されたクローン的存在でした。本物のエイダは偽物を葬り、証拠を抹消して去っていきます。

この事件で、クリスは部下の死を乗り越えて戦い続けることを決意し、ジェイクは父の呪縛から解き放たれ、独自の道を歩み始めます。

イーサン・ウィンターズの物語:特異菌との戦い(2017年〜2021年)

ここで物語は大きな転換点を迎えます。主人公は一般人のイーサン・ウィンターズへとバトンタッチし、視点もFPS(一人称)へと変化。より個人的で閉鎖的な恐怖が描かれます。

ベイカー邸事件/バイオハザード7

2017年。3年前に行方不明になった妻ミアからメールを受け取ったイーサンは、ルイジアナ州のベイカー農場を訪れます。 そこで彼を待っていたのは、不死身の狂人一家「ベイカー家」による狂気のおもてなしでした。

特異菌とエヴリン: 事件の原因は、「特異菌(カビ)」を用いたB.O.W.である少女エヴリン。彼女は菌を感染させた人間を精神支配し、家族ごっこを強要していました。 イーサン自身も序盤で感染して殺害されていましたが、特異菌の力で蘇生していたことが後に判明します(本人は8まで気づかず)。 クリス(新生B.S.A.A.として登場)の助けも借り、イーサンはエヴリンを撃破。ミアと共に脱出します。

ローズ誘拐事件/バイオハザード Village (8)

2021年。イーサンとミアは、娘**ローズマリー(ローズ)**と共に東欧で静かに暮らしていました。しかし、突如クリス率いる部隊が襲撃し、ミアを射殺(実は擬態した敵)、ローズとイーサンを連れ去ります。

マザー・ミランダとアンブレラの起源: 輸送車の事故から逃れたイーサンは、不気味な村と4人の貴族、そして村を支配するマザー・ミランダと対峙します。 ミランダは100年前にスペイン風邪で亡くした娘を蘇らせるため、村の地下にある巨大な菌根「特異菌」を研究していました。実は、アンブレラ創設者のスペンサーはかつてミランダの弟子であり、彼女の研究から「生物を進化させるウィルス」の着想を得ていたことが明かされます。つまり、この村こそがバイオハザード全史の「原点」だったのです。

イーサンの最期と継承: ミランダはローズを器として娘を復活させようとしますが、イーサンは崩壊しつつある体で奮闘。心臓を抜き取られても立ち上がり、最後は自らの命を犠牲にして菌根を爆破。クリスにローズを託して散りました。 一般人でありながら、家族のために地獄を駆け抜けた彼の物語は、ここで完結します。

Shadows of Rose(DLC)

それから16年後。成長したローズは、特異菌由来の特殊な力に悩まされていました。力を捨てるために菌の意識世界へと入った彼女は、そこで父イーサンの愛に触れ、自分の力と向き合う覚悟を決めます。

【考察】新作「レクイエム(仮)」への伏線

さて、ここからが本題です。ネット上やリーク情報で噂されている新作「バイオハザード レクイエム」について、これまでの物語を踏まえて考察します。

現在出回っている情報を整理すると、以下のような要素が挙げられています。

  • 舞台設定: ラクーン事件から約30年後(2020年代後半〜2030年代?)。
  • 主人公: グレース・アッシュクロフト。FBA(連邦生物兵器分析局?)の分析官。
  • 重要人物: アリッサ・アッシュクロフト。グレースの母親で、8年前に殺害されたとされる。
  • 登場予定キャラ: レオン・S・ケネディ(かなり高齢になっているはず)。
  • 敵対者: ビクター・ギデオンなる人物。

アリッサ・アッシュクロフトとは誰か?

コアなファンなら「アッシュクロフト」という姓に反応するはずです。彼女は**『バイオハザード アウトブレイク』**のプレイヤーキャラの一人で、新聞記者でした。 アウトブレイクは、一般市民視点でのラクーンシティ脱出を描いた作品です。もしこの噂が本当なら、長らく「外伝」扱いだったアウトブレイクの正史への本格的な合流を意味します。 アリッサはジャーナリストとしてアンブレラの闇を追っていたため、ラクーン事件後も様々な事件に関わっていた可能性が高いです。

「レクイエム(鎮魂歌)」の意味

タイトルが示す「鎮魂歌」は誰に向けたものなのか。

  1. ラクーンシティの犠牲者: 30年越しに暴かれる真実によって、死者の魂が救われる?
  2. レガシーキャラクターたち: レオンやクリスといった、長年戦い続けてきた英雄たちの「終わりの物語」?

30年後となると、レオンは50代〜60代です。「Village」のクリスのように、彼らもまた次世代(グレースやローズ)へバトンを渡す役割になるのかもしれません。

物語の予想

グレースは、母アリッサが殺された「ベンウッドホテル」での変死体事件を調査する中で、かつて母が追っていた闇に触れることになるでしょう。そこに、老練のエージェントとなったレオンがどう絡んでくるのか。レオンにとっても、ラクーンシティは全ての始まりの場所。過去の亡霊との決着をつける物語になることが予想されます。

まとめ

バイオハザードの歴史は、「製薬会社の陰謀(0〜3)」から「バイオテロの拡散(4〜6)」、そして「原点回帰と家族の愛(7〜8)」へと変遷してきました。

  1. ウェスカーの野望とアンブレラ崩壊が前半の大きな軸。
  2. クリスとレオンという二人の英雄が、それぞれの立場で世界を救い続けてきた。
  3. イーサンの物語によって、ウィルスの起源(特異菌)とアンブレラ創設の秘密が明かされた。
  4. 新作「レクイエム」では、**過去の遺恨(アウトブレイク含む)**が30年の時を経て再び浮上する可能性がある。

膨大な歴史を持つ本シリーズですが、根底にあるのは「恐怖に打ち勝つ人間の強さ」です。新作が出る前に、気になった作品からプレイしてみるのも良いでしょう。特にストーリー重視なら『RE:2』『RE:4』『7』『8』の流れを体験するのがおすすめです。

この記事が、あなたのバイオハザードライフの一助になれば幸いです。

筆者情報

桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドボックス系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。特にバイオハザードシリーズは初代から全てリアルタイムでプレイしており、考察記事には定評がある。

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サブカルチャー情報を総合的に発信しています。主にポケモンGOの攻略情報、おすすめゲームソフトの紹介、雑誌・漫画のサブスクリプションの情報を取り扱います。

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