編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、まもなく開幕するシーズン5に向けて、どのポケモンを育成すべきか、特に禁止伝説級が不在となる環境で誰が覇権を握るのかが気になっていると思います。前シーズンとはガラリと変わるルールに戸惑っている方も多いでしょう。
この記事を読み終える頃には、シーズン5の環境を制するための最適なパートナー選びと、その具体的な運用方法についての疑問が解決しているはずです。
- 禁止伝説不在による環境変化の要点
- バトルクラブ形式でのキル回収性能
- ジュカインナイトなど報酬への対策
- タイプ別最強ポケモンの詳細な解説
それでは解説していきます。
ポケモンZAランクマシーズン5の環境予想と考察
ゼルネアス等禁止級排除による中速環境への回帰
来る2026年1月8日から開始されるランクバトルシーズン5。最大のトピックは、なんといっても「禁止級伝説ポケモンの使用不可」というルール変更です。シーズン4まで猛威を振るっていたゼルネアス、イベルタル、ジガルデといったカロスの伝説ポケモンたちが姿を消します。
これにより、環境は劇的に変化します。これまでは「ジオコントロール」を積んだゼルネアスをどう止めるか、あるいはイベルタルの「デスウイング」による理不尽な回復をどう突破するかという、いわば「怪獣大決戦」の様相を呈していました。しかし、シーズン5からは異次元ミアレ図鑑のNo.001〜127、131、132のみが使用可能となります。
これは実質的に、メガシンカを軸とした「中速・高速アタッカー」と、それを受ける「高耐久クッション」の駆け引きが重要になることを意味します。特に、伝説ポケモンの圧倒的な種族値でごまかしが効いていた部分がなくなり、純粋なタイプの相性や、特性、そして「ZAバトルクラブ」特有のルールである「バトルロイヤル形式での立ち回り」が勝敗に直結するようになります。
ZAバトルクラブ特有の「ハイエナ戦略」の重要性
これまでのポケモン対戦(1vs1やダブルバトル)と、本作『ポケモンレジェンズZA』のランクマッチ(ZAバトルクラブ)の決定的な違いをおさらいしましょう。それは「4人対戦のバトルロイヤル」であり、「制限時間内の討伐数(キル数)」を競うという点です。
このルールにおいて「最強」の定義は、単に「対面性能が高いこと」ではありません。「傷ついた相手を確実に仕留める性能」、言葉を選ばずに言えば「ハイエナ性能」がいかに高いかが重要になります。
伝説ポケモンがいないシーズン5では、一撃でHP満タンから倒し切る火力を持ったポケモンは減少します。つまり、削り合いの時間が長くなる傾向にあります。そこで輝くのが、先制技を持つポケモンや、こだわりスカーフを持たせた高速アタッカー、あるいは広範囲に攻撃判定を持つ技を使えるポケモンです。
「自分が削って、他人がトドメを刺す」という一番損な役回りを避け、「他人が削ったところを、自分がトドメを刺す」という動きを徹底できるポケモンこそが、シーズン5の覇者となります。
DLC「M次元ラッシュ」追加組とメガシンカの台頭
シーズン4から導入されたDLC「M次元ラッシュ」で追加されたポケモンたちも、禁止伝説がいない環境で真価を発揮します。特に注目すべきは、新たなメガシンカ勢です。
ソース情報にもある通り、シーズン5の目玉報酬は「ジュカインナイト」です。これは運営側が「メガジュカインを使わせたい、あるいはメガジュカインが活躍できる環境である」というメッセージとも受け取れます。草・ドラゴンタイプとなるメガジュカインは、避雷針による電気無効や圧倒的な素早さを持っています。
また、情報ソース内で触れられている「メガゼラオラ」の存在も無視できません。もしシーズン5の使用可能範囲に含まれるのであれば(図鑑番号的に微妙なラインですが、DLC枠として解禁の可能性が高い)、その圧倒的な高速戦闘能力は、混戦となるバトルクラブにおいて脅威となります。
メガシンカポケモンは、通常のポケモンよりも種族値合計が100高い設定となっています。禁止伝説がいない今、この「プラス100」の差は埋めがたい壁となります。パーティには必ず1枠、環境に刺さるメガシンカ枠を用意することが、ランク上位(Sランク以上)を目指す必須条件となるでしょう。
報酬「ジュカインナイト」を目指すための短期決戦思考
シーズン5の開催期間は「1月8日~1月29日」と、約3週間しかありません。シーズン4よりも期間が短く設定されていることに注意が必要です。
報酬体系を見ると、Sランク到達で「ジュカインナイト」、Vランクで「セグレイブナイト」が入手可能となっています。特にセグレイブは現環境でも最強クラスの氷・ドラゴンタイプであり、そのメガストーンが入手できるチャンスは逃せません。
また、上位1位・2位には「コンペボール」を除く各種オシャボが入手できる確率アップや、金の王冠といった貴重な育成アイテムが用意されています。これらを入手するためには、悠長に耐久戦を仕掛けるよりも、回転率の良いアタッカーで素早くスコアを稼ぎ、試行回数を稼ぐスタイルがマッチします。
短期間でランクを上げるためには、「負けない戦い」よりも「勝ち切る戦い」が求められます。制限時間3分という短いスパンの中で、いかに効率よくポイントを稼ぐか。次章からは、その具体的な「勝ち切るための最強ポケモン」をタイプ別に解説していきます。
【タイプ別】シーズン5おすすめ最強ポケモン徹底解説
【格闘・鋼】メガルカリオ:神速と適応力のキル回収マシーン
シーズン5の環境において、最も「腐らない」最強の一角がメガルカリオです。
選出理由と特徴 メガルカリオの最大の強みは、特性「てきおうりょく」にあります。タイプ一致技の威力が通常の1.5倍から2.0倍に跳ね上がるこの特性は、実質的に全ての攻撃技がZワザ級の火力を持つことを意味します。
ZAバトルクラブのルールでは「トドメを刺すこと」が最重要です。メガルカリオは、優先度+2の先制技「しんそく」と、鋼タイプの先制技「バレットパンチ」の両方を高レベルで使いこなせます。乱戦の横から「しんそく」を撃ち込むだけで、HPが残り3割程度の相手なら消し飛ばすことができます。
推奨技構成
- インファイト(メインウェポン。瞬間火力重視)
- コメットパンチ(フェアリー対策。適応力補正で超火力)
- しんそく(必須。優先度+2は正義)
- バレットパンチ(ゴーストタイプへの打点確保、およびフェアリーへの遂行)
立ち回り 基本的には後方待機です。他のプレイヤー同士が争っているのを見計らい、HPバーが赤または黄色になった瞬間に突撃します。耐久は並以下なので、先手を取られると脆いですが、伝説がいない環境では一撃で落とされるリスクは減っています。ゼルネアスがいなくなったことで、格闘技の通りが良くなっているのも追い風です。
【炎・飛行】メガリザードンY:日照りによる広範囲制圧
伝説不在環境における「特殊火力の頂点」です。
選出理由と特徴 メガリザードンYの特性「ひでり」は、天候を晴れにすることで炎技の威力を1.5倍にします。さらに自身の特攻種族値は極めて高く、ここから放たれる「ねっぷう」や「オーバーヒート」は、等倍相手なら消し炭にします。
バトルクラブ形式では、複数の敵を同時に巻き込むことがスコア稼ぎの鍵になる場合があります(※ルール詳細によりますが、範囲技が有効な場合)。また、天候を書き換えることで、相手の水タイプの威力を削ぐ防御的な意味合いも持ちます。
推奨技構成
- ねっぷう(範囲攻撃。混戦地帯に撃ち込む)
- ソーラービーム(溜めなしで撃てる。水・岩・地面対策)
- エアスラッシュ(タイプ一致。怯み狙い)
- まもる(ヘイトを買った際の緊急回避)
立ち回り 高台や距離を取った位置からの砲台として運用します。特にシーズン5で増えるであろう「メガジュカイン」や「メガブリガロン」といった草タイプのメガシンカ勢に対して圧倒的な有利を取れます。彼らが報酬や解禁で増えることは確定事項なので、そのメタ(対策)としてリザードンYは外せません。ただし、物理耐久は紙なので、物理アタッカー(特に岩技持ち)の位置把握は必須です。
【水・悪】ゲッコウガ(キズナヘンゲ):連鎖する恐怖の暗殺者
「敵を倒すとパワーアップする」という特性は、まさにバトルロイヤルのためにあるような能力です。
選出理由と特徴 特性「きずなへんげ」により、相手を倒すことでサトシゲッコウガ(キズナ現象)へと変化し、攻撃・特攻・素早さが爆発的に上昇します。さらに、「みずしゅりけん」の威力が上がり、必ず3回以上当たるようになります。
ZAのルールは「討伐数を競う」ものです。つまり、1体倒すことが勝利への第一歩であり、同時に自身の強化トリガーになります。一度変身してしまえば、強化されたステータスと先制技で、次々と他のプレイヤーのポケモンを狩り取る「スノーボール展開(雪だるま式に有利になる状況)」を作れます。
推奨技構成
- みずしゅりけん(変身後の主力。先制技かつ連続技)
- あくのはどう(一貫性の高いメインウェポン)
- れいとうビーム(ドラゴン、草への打点)
- ダストシュート(フェアリーへの奇襲。物理技だが変身後のA上昇で実用的)
立ち回り 序盤は慎重に、弱った相手(HPが減った相手)を「みずしゅりけん」でハイエナすることに全力を注ぎます。変身前はそこまで火力が高いわけではないので、無理な対面は避けます。変身後は圧倒的な素早さからの制圧力で、フィールドを支配できます。シーズン5報酬に「ゲッコウガナイト」がありますが、メガシンカではなく「きずなへんげ」個体の採用も十分に検討に値します。
【ゴースト・ドラゴン】ドラパルト:神速の盤面支配者
ガラル地方からの刺客は、異次元ミアレ図鑑でもその速さを武器に暴れ回ります。
選出理由と特徴 禁止伝説を除けば、環境最速クラスの素早さを誇ります。この「誰よりも速く動ける」という点は、アイテム回収においても、トドメの一撃を入れる際にも極めて有利に働きます。
また、専用技「ドラゴンアロー」は2回攻撃であり、「きあいのタスキ」や「みがわり」を貫通してダメージを与えやすいのが特徴です。ゴーストタイプであるため、「しんそく」が無効なのも、メガルカリオ対策として機能します。
推奨技構成
- ドラゴンアロー(安定した物理ドラゴン技)
- ゴーストダイブ(ターンを稼ぎつつ、防御を無視して攻撃。乱戦での回避に有効)
- とんぼがえり(不利対面からの離脱、様子見)
- ふいうち(先制技。ミラー対策)
立ち回り 高い素早さを活かして、フィールド上の有利なポジション(アイテムが湧く場所など)を確保します。戦闘においては、HPが減った相手に対して上から攻撃を叩き込み、即座に離脱するヒットアンドアウェイ戦法が基本となります。耐久は低いので、囲まれると瞬殺されます。常にマップを見て、孤立している敵を狙いましょう。
【草・ドラゴン】メガジュカイン:シーズン5の主役にしてメタの中心
今シーズンのSランク報酬であり、多くのプレイヤーが使用することになる主役です。
選出理由と特徴 メガシンカすることでドラゴンタイプが追加され、特性が「ひらいしん」になります。これにより、電気技を無効化しつつ特攻を上げることができます。シーズン4まで多かった電気タイプ(ミライドンなどがもし居ればですが、今回は伝説禁止なのでサンダーやボルトロスなど)に対して強く出られます。
何より素早さが非常に高く、ゲッコウガの上を取れる数少ない存在です。草タイプの技は通りが悪いことが多いですが、ドラゴン技と合わせることで広範囲を見ることができます。
推奨技構成
- リーフストーム(最大火力。撃ち逃げ用)
- りゅうのはどう(安定したドラゴン技)
- きあいだま(鋼タイプへの打点)
- ギガドレイン(継戦能力を高める回復技)
立ち回り 「ひらいしん」を活かすため、電気技が飛び交っている戦場に横入りするのが理想です。また、自身の素早さを過信せず、スカーフ持ちには警戒が必要です。今シーズンはメガジュカインが増えることが予想されるため、同族対決(ミラーマッチ)を意識して、素早さ補正は最速にしておくことを強く推奨します。
【フェアリー・ゴースト】ミミッキュ:行動保証という最強の盾
伝説環境が去り、再びその凶悪な性能が輝き出します。
選出理由と特徴 特性「ばけのかわ」により、相手の攻撃を一度だけ無効化(HP1/8減少のみ)できます。この「行動保証」は、不意の奇襲が飛び交うバトルクラブにおいて最強の保険です。
どこから攻撃が飛んでくるかわからない乱戦において、一度攻撃を受けてから反撃できる、あるいは「つるぎのまい」を積む隙を作れるというのは、他のポケモンにはない唯一無二の強みです。ゴースト・フェアリーという複合タイプも優秀で、格闘・ノーマル・ドラゴンというメジャーな攻撃タイプを無効化できます。
推奨技構成
- じゃれつく(メインウェポン)
- シャドークロー(急所狙いもできる安定技)
- かげうち(必須の先制技。ハイエナ性能を高める)
- つるぎのまい(火力の底上げ)
立ち回り 「ばけのかわ」を盾に、強気にアイテムを拾いに行ったり、HPが減った相手に接近したりできます。「かげうち」によるリーチも長く、漁夫の利を得る能力はトップクラスです。ただし、「かたやぶり」を持つポケモン(メガギャラドスやオノノクスなど)には皮を貫通されるため、相手の特性には注意が必要です。
【電気・格闘】メガゼラオラ(仮):DLCが生んだ雷神
情報ソースにて言及されている「メガゼラオラ」。もし使用可能であれば、環境のトップメタに君臨します。
選出理由と特徴 通常のゼラオラですら高速アタッカーとして優秀ですが、メガシンカにより火力と耐久、そして素早さがさらに強化されていると推測されます。タイプが電気・格闘になることで攻撃範囲が広がり、メガルカリオ同様に悪や鋼、ノーマルタイプに強くなります。
特に、シーズン5で増える飛行タイプ(メガリザードンYやメガボーマンダなど)に対して、上から電気技を叩き込めるのは大きなアドバンテージです。
推奨技構成
- プラズマフィスト(専用技。ノーマル技を電気に変える効果も乱戦で役立つ)
- インファイト(タイプ一致の高火力技)
- ねこだまし(初手の牽制、タスキ潰し)
- れいとうパンチ(地面・ドラゴン対策)
立ち回り 圧倒的なスピードで戦場を駆け回り、ヒットアンドアウェイを繰り返します。耐久に不安がある場合は、「ボルトチェンジ」のような技で攻撃しながら位置を変える戦法も有効でしょう。情報が確定次第、技構成は調整が必要ですが、高速物理アタッカーとしての運用は間違いありません。
【鋼・ゴースト】ギルガルド:攻防一体の要塞
乱戦において「防御形態」の安心感は計り知れません。
選出理由と特徴 特性「バトルスイッチ」により、攻撃時は超火力、待機時は超耐久となります。4人が入り乱れるZAのランクマでは、いつ誰から狙われるかわかりません。シールドフォルムの高い防御・特防は、流れ弾による事故死を防いでくれます。
また、ゴースト・鋼という耐性は非常に優秀で、多くのタイプを半減以下に抑え込みます。伝説級の超火力が飛び交わないシーズン5では、ギルガルドを一撃で突破できるポケモンは限られています。
推奨技構成
- シャドーボール(一貫性の高いメインウェポン)
- ラスターカノン(フェアリー対策)
- かげうち(先制技。トドメ用)
- キングシールド(守りつつ、接触技をしてきた相手の攻撃を下げる)
立ち回り 基本はシールドフォルムで様子を伺い、相手が隙を見せた瞬間にブレードフォルムで攻撃、そしてまた「キングシールド」で防御に戻るというサイクルを繰り返します。「キングシールド」は接触技の攻撃力を下げるため、物理アタッカーが多い環境では強烈な抑止力になります。ただし、キングシールド読みで「つるぎのまい」などを積まれるリスクもあるため、心理戦が必要です。
まとめ
シーズン5は禁止伝説が排除され、メガシンカと準伝説、そして一般ポケモンの地力が試される環境になります。ZAバトルクラブ特有の「キル数競争」というルールを理解し、「火力」「素早さ」「先制技」「範囲攻撃」を持ったポケモンを選出することが勝利への鍵です。
今回紹介したポケモンたちは、単体スペックが高いだけでなく、この特殊なルールに適応した能力を持っています。特にメガルカリオやゲッコウガ、そして報酬でもあるメガジュカインあたりは、使用率トップクラスになることが予想されます。
最後に重要なのは、これらの強ポケモンをただ使うだけでなく、相手が使ってきた時にどう対処するか(メタゲーム)を考えることです。例えば、メガルカリオが多いなら、神速無効のドラパルトやギルガルドを入れる、といった工夫です。
1月8日の開幕ダッシュを決め、貴重な「ジュカインナイト」や「ウルトラボール」を確実に手に入れましょう。皆さんのランクマッチでの武運を祈っています。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。




















