編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、クリア後の「M次元ラッシュ」における暴走メガシンカ周回、特に「コノヨザル」を使っていて特定の相手に勝てないと悩んでいる、あるいはもっと効率を上げたいと考えていることだと思います。
このコンテンツは難易度が高く、相性補完を間違えると即敗北に繋がります。しかし、正しい知識と準備さえあれば、どんな強敵も安定して周回することが可能です。
この記事を読み終える頃には、コノヨザル運用のすべてを理解し、苦手なメガアブソルZやメガバンギラスへの明確な回答を持って、迷いなく周回ができるようになっているはずです。
- 暴走メガシンカ周回におけるコノヨザルとパンプジンの連携の重要性
- 確定急所型コノヨザルを作るためのなつき度とアイテム調整
- 苦手なメガアブソルZ・メガバンギラスへの具体的な対策ポケモン
- 周回効率を最大化するためのドーナツレシピと立ち回り
それでは解説していきます。
M次元ラッシュにおけるコノヨザル運用の基本|暴走メガシンカ周回
M次元ラッシュ、楽しんでいますか? 私も毎日のように周回していますが、やはりこのモードにおける「コノヨザル」の性能は頭一つ抜けています。 まずは、なぜコノヨザルが最強の周回要員と言われているのか、その基本メカニズムと、必須パートナーであるパンプジンとの連携について、基礎から徹底的に掘り下げていきましょう。
パンプジンとの連携|ハロウィンコンボの仕組み
コノヨザル単体でも強力ですが、M次元ラッシュの暴走メガシンカポケモンたちは耐久力が異常に高く設定されています。 そこで必須となるのが「パンプジン」との連携です。
パンプジンの専用技である「ハロウィン」は、相手にゴーストタイプを追加する効果を持っています。 ここでのポイントは、通常の対戦とは異なり、このM次元ラッシュにおいては効果の継続時間が「∞(無限)」であるという点です。
一度ハロウィンを当ててしまえば、相手がどんなタイプであろうとゴーストタイプが付与されます。 コノヨザルの主力技「ふんどのこぶし」はゴースト技。 つまり、相手にゴーストタイプを追加することで、強制的に「こうかばつぐん」を突ける状態を作り出すことができるのです。
また、パンプジンの役割はそれだけではありません。 特殊攻撃を主体とする暴走メガシンカポケモン(例えばメガサーナイトやメガユキメノコなど)に対しては、コノヨザルに交代する直前に「ひかりのかべ」を展開しておくことが重要です。 これにより、コノヨザルが被弾しながら攻撃力を上げていく際のリスクを大幅に軽減できます。
ふんどのこぶしの火力最大化|被弾と火力の関係
コノヨザルのアイデンティティとも言える技、「ふんどのこぶし」。 この技の仕様を正しく理解しているかどうかが、周回速度に直結します。
「ふんどのこぶし」は、相手から攻撃を受ければ受けるほど威力が増加していくという特殊な性質を持っています。 通常のバトルでは上限がありますが、このモードでは被弾回数を稼ぐことで爆発的な火力を叩き出すことが可能です。
立ち回りの極意
重要なのは「あえて攻撃を受ける」という勇気と計算です。
- バフを掛けながら耐える 開幕はいきなり攻撃するのではなく、「ビルドアップ」で攻撃と防御を上げつつ、相手の攻撃を正面から受け止めます。
- 回復のタイミング ダメージを受けすぎて倒れてしまっては元も子もありません。HPが半分を切ったあたりで回復アイテムを使用し、常に「死なない程度に殴られる」状態を維持します。
- ワザプラスの活用 威力が最大化したふんどのこぶしに「ワザプラス」の効果を乗せることで、HPゲージが何本あっても一瞬で削りきれるようになります。
注意点として、ふんどのこぶしの威力が強まると、モーションや発動時間が長くなる傾向があります。 大振りになった隙を突かれて回避されたり、カウンターを貰ったりしないよう、相手の行動パターンを見極める「見切り」の技術も、プレイヤースキルとして求められます。
確定急所の作り方|きあいだめと装備
周回において「運要素」を排除することは非常に重要です。 攻撃が急所に当たるかどうかでタイムが変わるのはストレスですよね。 そこで、コノヨザルを「確定急所(100%急所攻撃)」の状態にする調整が必須となります。
技「きあいだめ」を使用すると、急所ランクが「+2」されます。 しかし、これだけでは確定急所にはなりません。 確定急所にするためには、急所ランクを合計「+3」にする必要があります。
残りの「+1」をどう補うか。以下の2つのアプローチがあります。
アプローチA:アイテムで補う
持ち物「ピントレンズ」を持たせることで、急所ランクが常に「+1」されます。 これに「きあいだめ(+2)」を合わせれば、合計+3となり確定急所が完成します。 手軽な方法ですが、貴重な持ち物枠を一つ消費してしまうデメリットがあります。
アプローチB:なつき度で補う(推奨)
私が強くおすすめするのはこちらの方法です。 ポケモンの「なつき度」を最大まで上げると、隠しステータスとして急所ランクに補正がかかる場合があります(または急所率自体が上がる仕様)。 具体的には、カフェエリアでポケモンと一緒に過ごすことでなつき度を上げることができます。
- 通常の回数: 7回カフェを利用する
- やすらぎのすず所持: 6回カフェを利用する
なつき度を最大にすることでピントレンズが不要になれば、持ち物枠が空きます。 そこに「のろいのおふだ(ゴースト技威力1.2倍)」を持たせることで、さらなる火力アップが見込めます。 周回効率を極めるなら、手間を惜しまずカフェに通い、なつき度MAXのコノヨザルを育成しましょう。
バフ効果時間の管理|30秒と12秒の壁
アクション性の高いこのゲームにおいて、バフ(強化状態)の管理は生命線です。 コノヨザルが使用する主要バフには、効果時間に明確な差があります。
| 技名 | 効果内容 | 持続時間 | 運用のポイント |
|---|---|---|---|
| きあいだめ | 急所ランク+2 | 30秒 | 比較的長い。戦闘開始時に使い、アイコンが点滅したら掛け直す余裕がある。 |
| ビルドアップ | 攻撃・防御上昇 | 12秒 | 非常に短い。コンボの合間に頻繁に挟む必要がある。 |
| いやなおと | 相手防御低下 | 永続(デバフ) | 相手の能力変化リセットに注意。 |
特に「ビルドアップ」の12秒は、激しい戦闘中だと一瞬で切れます。 「攻撃力が落ちたな?」と感じてから掛け直すのでは遅いです。 自分の中でリズムを作り、「ふんどのこぶし3発撃ったらビルドアップ」といったルーチンを確立することをおすすめします。
苦手な暴走メガシンカ対策|コノヨザルが通用しない相手
ここからが本題です。 「コノヨザル+パンプジン」の構築は最強クラスですが、万能ではありません。 M次元ラッシュには、この戦法をピンポイントで潰してくる「天敵」が存在します。 それぞれの敵に対する、具体的な対策と立ち回りを解説します。
メガアブソルZ対策|コノヨザル構築の天敵
暴走メガアブソルZは、このモードにおける最大の壁の一つです。 その理由は、彼の持つタイプ「悪」タイプと、特殊な防御性能にあります。
なぜコノヨザルではダメなのか
- ハロウィンが無効化されるリスク すでにタイプが複雑化している、あるいは特性「マジックミラー」のような効果で変化技を弾く可能性がありますが、最大の問題は相性です。
- 悪・ゴーストの複合(または類似耐性) メガアブソルZが特殊な強化を受けて「悪・ゴースト」のような耐性を持っている場合、弱点が「フェアリー」のみとなります。 コノヨザルの格闘技はゴーストに無効、ゴースト技は悪に半減と、攻め手がなくなってしまいます。
- 火力が異常に高い 特攻151相当から放たれる特殊技は、特防があまり高くないコノヨザルにとって致命傷になりかねません。
最適解:オーロット+ヘラクロス(ぽわ)
ここで輝くのが「ヘラクロス」です。 具体的な攻略フローは以下の通りです。
- オーロットを選出 まずオーロットを場に出し、技「もりののろい」を使用します。 これにより、メガアブソルZに「くさタイプ」を追加します。
- ヘラクロスに交代 ヘラクロス(ぽわぐちょフォルム等の特殊個体推奨)に交代します。 くさタイプが追加された悪タイプに対して、ヘラクロスの「むしタイプ」技(メガホーンやミサイルばり)は抜群の効果を発揮します。 もともとの悪タイプ弱点(むし)と、追加されたくさタイプ弱点(むし)が重なり、驚異の4倍弱点を突くことが可能になります。
- 防御の脆さを突く メガアブソルZは火力こそ高いものの、物理防御力は非常に低く設定されています。 ヘラクロスの高火力物理技なら、数発で沈めることができるでしょう。 「コノヨザルで無理やり突破しようとせず、素直にヘラクロスを育てる」ことが、ストレスフリーな周回への近道です。
メガバンギラス対策|防御お化けを崩す方法
続いての難敵は「暴走メガバンギラス」です。 砂嵐による定数ダメージと特防上昇、そして圧倒的な物理防御力がコノヨザルの前に立ちはだかります。
コノヨザルでの突破が困難な理由
コノヨザルでも勝てなくはないですが、時間がかかりすぎます。 メガバンギラスの圧倒的な物理耐久の前では、ふんどのこぶしの威力上昇を待っている間に、こちらのHPジリ貧になったり、制限時間が迫ったりします。 特に「コノヨザルと同じドーナツレシピ(後述)」で挑むと、ギリギリの戦いを強いられるでしょう。
最適解:ガラガラ(ふといほね)+じわれ
ここで推奨するのが、アイテム「ふといほね」を持たせた「ガラガラ(アローラのすがた、または原種)」です。 「ふといほね」を持たせることで攻撃力が2倍になります。
- じわれ(一撃必殺)の活用 メガバンギラスは地面に足を着いているため、一撃必殺技「じわれ」が有効です。 通常、一撃必殺技は命中率が低いですが、ワザプラスやバフ・デバフを組み合わせ、命中補正や確定状況を作り出して「じわれ」を撃ち込みます。 これにより、膨大なHPを一撃で、あるいは大ダメージとして削り取ることが可能です。
- メガシンカではない強み ガラガラはメガシンカポケモンではありません。 暴走状態の相手に対して、こちらもメガシンカポケモンで挑むと、特定の干渉を受けてメガシンカが強制解除されるギミックがある場合がありますが、ガラガラならその心配がありません。 安定した火力を最後まで維持できるのが最大のメリットです。
ドーナツによる補強
もしコノヨザルで挑む場合は、通常のレシピではなく「いじげんきのみ」をふんだんに使った「Lv+55~+60」クラスの超高性能ドーナツを作成して挑む必要があります。 しかし、コストパフォーマンスを考えると、やはりガラガラや格闘特化の別ポケモンを用意するのが賢明です。
メガユキメノコ対策|素早さと回避への対応
「暴走メガユキメノコ」は、ゴースト・こおりタイプ。 最初からゴーストタイプを持っているため、パンプジンの「ハロウィン」は無効(すでにゴーストなので意味がない)です。
注意すべき行動パターン
- 素早さと回避率: 常に動き回っており、こちらの攻撃が当たりにくいです。
- HP50%以下の特殊行動: 体力が半分を切ると、強力な範囲攻撃や凍結付与などの特殊行動をとってきます。
- 弱点: コノヨザル(ゴースト・格闘)にとって、相手のゴースト技や氷技も等倍以上で入るため、撃ち合いになります。
攻略の鍵:密着して被弾する
ここではコノヨザルの特性を最大限に活かします。
- 常に密着する 相手が逃げ回るため、ダッシュや移動技を駆使して常にゼロ距離を保ちます。 プレイヤー自身が操作してコノヨザルを敵の懐に潜り込ませ続ける技術が必要です。
- HP50%手前での準備 相手のHPが半分を切る前に、あえて敵の攻撃に当たりまくります。 これにより「ふんどのこぶし」の威力を最大(MAX)まで高めておきます。
- 一気に畳み掛ける 特殊行動が始まるHPトリガーを踏んだ瞬間、最大火力のふんどのこぶしを連打し、特殊行動を出させる暇もなく瞬殺します。
回復薬は惜しまず使いましょう。 「避ける」のではなく「肉を切らせて骨を断つ」戦法が、対ユキメノコでは最も安定します。
メガシャリタツ対策|小ささと高火力の脅威
意外な伏兵が「暴走メガシャリタツ」です。 ドラゴン・水タイプですが、その体の小ささが最大の武器です。
攻略のポイント
- 攻撃が当たらない: コノヨザルの攻撃モーションによっては、背の低いシャリタツに空振ることがあります。
- イクラ攻撃: 遠距離から高火力のイクラを飛ばしてきます。
対策はシンプルですが、「オヤブン個体のコノヨザル」を使うことです。 オヤブン個体は体が大きいため、攻撃判定も広く設定されています。 これにより、すばしっこいシャリタツに対しても攻撃を当てやすくなります。 また、ワザプラスの使用を躊躇してはいけません。 回復アイテムも大量に持ち込み、泥仕合を制する覚悟で挑みましょう。 パンプジン+コノヨザルの基本セットで勝てますが、操作精度が求められる相手です。
周回効率を最大化するドーナツレシピ|準備編
戦術と同じくらい重要なのが、食事バフ(ドーナツ)です。 M次元ラッシュでは、ドーナツのレベルと効果でステータスが別人のように変わります。
おすすめレシピ:オッカのみベース
私が周回で愛用している、コストと効果のバランスが最高のレシピを紹介します。
【基本構成:攻撃特化スパイシー周回用】
- ベース: オッカのみ × 6
- アクセントA: いじげんヨロギのみ × 1
- アクセントB: いじげんホズのみ × 1
【代替案(バコウ使用)】
- ベース: オッカのみ × 6
- アクセントA: いじげんバコウのみ × 1
- アクセントB: いじげんウタンのみ × 1(またはヨロギのみ)
なぜこのレシピなのか?
- オッカのみの入手性 「オッカのみ」はルージュ広場の西にあるショップで、「Aボタン連打」で購入可能です。 周回において、素材集めに時間がかかるのはナンセンス。 店売りで安価に大量購入できるオッカのみをベースにすることで、ドーナツ生産のストレスをゼロにします。
- スパイシー効果 この配合だと味のパラメータが「スパイシー」に寄ります。 スパイシーが高いドーナツは「攻撃系パワー」が発動しやすくなり、周回速度が目に見えて上がります。
- 異次元きのみのコスパ 「いじげん〇〇のみ」は貴重品ですが、ケチってはいけません。 このレシピで作れるドーナツはレベル+40台になりますが、これで十分です。 このドーナツを食べて周回すれば、報酬の「金のボーナスボール」などを大量に入手できます。 結果として、消費した異次元きのみ以上のリターン(元)が確実に取れる計算になります。
ドーナツの効果レベルについて
「+99レベルのドーナツじゃないと勝てないのでは?」という質問をよく受けますが、そんなことはありません。 適切な立ち回り(パンプジン連携や被弾管理)ができていれば、+40~50レベル帯のドーナツで暴走メガシンカ勢を粉砕可能です。 素材を節約しつつ、必要十分な火力を確保するのがプロの周回術です。
M次元ラッシュ周回まとめ|コノヨザルで頂点へ
今回は、M次元ラッシュの暴走メガシンカ周回におけるコノヨザル運用について解説しました。
記事のポイントをまとめます。
- パンプジンのハロウィンでゴースト化させ、コノヨザルのふんどのこぶしで殴るのが基本戦術
- コノヨザルは「なつき度MAX+のろいのおふだ」または「ピントレンズ」できあいだめ後の確定急所を作る
- メガアブソルZには「オーロット+ヘラクロス」、メガバンギラスには「ガラガラ」で対策する
- ドーナツは「オッカのみ×6」をベースに作成し、攻撃特化のスパイシー味で周回効率を上げる
M次元ラッシュは、ただ強いポケモンを並べるだけでは勝てない奥深いモードです。 しかし、相手の特性を理解し、適切なポケモンをぶつければ、必ず攻略の糸口は見つかります。
特にコノヨザルを使いこなせるようになれば、報酬の回収効率は劇的に向上します。 今まで苦戦していたメガアブソルZやユキメノコも、この記事の立ち回りを実践すれば、もはや敵ではありません。
さあ、あなたも最強のコノヨザルを育成して、M次元ラッシュの報酬を根こそぎ獲得しにいきましょう。 ドーナツの準備はできましたか? それでは、良きM次元ライフを!




















