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ポケモンカードゲーム

【バトルパートナーズ】店頭で売っていたら買うべき?二次流通価格や今後の値上がりは|ポケカ

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編集デスク ポケモンカードゲーム攻略ライターの橋本ユアです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、拡張パック「バトルパートナーズ」が気になっている、あるいは運良く店頭で見かけて「これって買うべきなの?」と迷っている最中かもしれません。

ポケカ市場は変動が激しく、特に「人気トレーナー」が収録されているパックは、発売から時間が経っても定価で入手するのが難しい状況が続いています。「バトルパートナーズ」は、まさにその筆頭と言えるパックです。

この記事を読み終える頃には、バトルパートナーズを買うべきかどうかの判断基準、開封せずに寝かせた場合の将来性、そして購入時のリスク管理まで、全ての疑問が解決しているはずです。

この記事の要約
  1. 店頭で定価(180円/パック)で見つけたら、迷わず即購入を推奨するレベルの優良パックである。
  2. 「リーリエ」「N」「ナンジャモ」という歴代人気トップクラスのトレーナーが収録されており、需要が尽きない。
  3. シュリンク付きBOXは、定価の2倍以上のプレミア価格で取引される事例が多く、資産価値が非常に高い。
  4. 数年単位での「寝かせ」運用においても、キャラクター人気に支えられた盤石な値上がりが期待できる。

 

それでは解説していきます。

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バトルパートナーズは店頭で見かけたら即買い推奨

結論から申し上げますと、コンビニや家電量販店、カードショップなどで拡張パック「バトルパートナーズ」が定価で販売されているのを見かけたら、迷わず購入することをおすすめします

なぜこれほど強く推奨するのか。それは、このパックが「ポケカ投資」および「コレクション」の観点において、近年の通常拡張パックの中でも群を抜いてポテンシャルが高いからです。私自身、自称リーリエの旦那として(笑)、このパックだけは無限に回収したいと考えています。

歴代最強クラスのトレーナーラインナップ

「バトルパートナーズ」というタイトルが示す通り、このパックのコンセプトはトレーナーとパートナーポケモンの絆です。収録されているトレーナーの顔ぶれを見てみましょう。

  • リーリエ(パートナー:ピッピex)
  • N(パートナー:ゾロアークex、レシラム)
  • ナンジャモ(パートナー:ハラバリーex)
  • マリィ(関連カードの可能性)

これらは単なる「人気キャラ」の枠を超え、ポケカ市場における「ブランド」そのものです。特にリーリエの存在は別格です。過去、「がんばリーリエ」や「帽子リーリエ」が数百万円単位で取引された歴史をご存知の方も多いでしょう。そのリーリエが、新ギミック「トレーナーのポケモン」としてSAR(スペシャルアートレア)で収録されているのです。

これに加え、ブラック・ホワイト世代のカリスマである「N」、そしてスカーレット・バイオレット世代の女王「ナンジャモ」。この3名が1つのパックに共存している状況は、まさにオールスター感謝祭のような状態です。通常、これほどの人気キャラは分散して収録されるものですが、惜しみなく投入された本作は、剥くアドレナリンが止まりません。

期待値(アド)が定価を大きく上回る構造

定価で購入できる場合、金銭的なリスクは極めて低いです。 通常、拡張パックは1パック180円(税込)。1BOX(30パック入り)で5,400円です。 しかし、このパックに封入されているトップレア(当たりカード)のシングル価格は、BOX代を遥かに凌駕します。

例えば、「リーリエのピッピex SAR」を自引きできた場合、その1枚だけでBOX数箱分、あるいはそれ以上の価値になります。もちろん封入率は低いですが、定価購入であれば「ハズレてもダメージは軽微、当たれば特大リターン」という、非常に分が良いギャンブル(投資)が成立します。

定価で買える機会自体が「利益」と言っても過言ではありません。見つけたら「ラッキー」ではなく「運命」だと思ってカゴに入れましょう。

プレイヤー需要とコレクター需要の二重取り

高騰するパックの条件として、「コレクター需要(絵が良い)」と「プレイヤー需要(強い)」の両立が挙げられます。

「バトルパートナーズ」は、コレクター需要が爆発的に高いのは前述の通りですが、カードゲームとしての性能も非常に面白いのです。 「トレーナーのポケモン」というカテゴリは、特定のサポートカードの恩恵を受けたり、進化ラインのショートカットができたりと、デッキ構築に新しい風を吹き込みました。

プレイヤーがデッキを組むためにシングル買いをするため、低レアリティのカードや、汎用性の高いトレーナーズSRにも一定の値段がつきます。これにより、BOXを開封した際の「大爆死」のリスクが軽減されている点も、購入を推奨する理由の一つです。

二次流通市場における価格推移と現状

ここでは、メルカリやスニーカーダンク(スニダン)、カードショップなどの二次流通市場(リセール市場)における「バトルパートナーズ」の評価を見ていきましょう。

定価で購入できた場合、どれくらいのプラスになるのか。あるいは、プレ値(定価以上)で買ってでも勝負する価値があるのか。冷静な数字とともに分析します。

シュリンク付き未開封BOXの相場感

発売から時間が経過した現在(2025年後半時点)、未開封BOXの価値はどのように変動しているでしょうか。

商品状態 定価(税込) 二次流通相場(推定) 騰落率
1BOX(シュリンク付) 5,400円 9,500円 〜 12,000円 +75% 〜 +122%
1BOX(シュリンク無) 5,400円 5,000円 〜 6,500円 -7% 〜 +20%

ご覧の通り、シュリンク(外装ビニール)が付いているだけで、定価の2倍近い価格で取引されています。 これは、「再シュリンク詐欺(後述します)」への警戒心から、完全未開封であることへの「安心料」が上乗せされているためです。

もしあなたが店頭でシュリンク付きのまま購入できたなら、その時点で約4,000円〜6,000円の含み益が発生していることになります。転売を推奨するわけではありませんが、資産価値としてこれだけのパフォーマンスがある事実は無視できません。

主要当たりカードのシングル価格推移

BOXの価格を牽引しているのは、やはり中のカードたちです。 特に注目すべきトップレアの価格感(美品・販売価格ベース)をまとめました。

  • リーリエのピッピex SAR
    • 初動価格:約45,000円
    • 現在相場:約30,000円 〜 35,000円
    • 解説:さすがは私のリーリエです(笑)。初動のご祝儀価格からは落ち着きましたが、それでも3万円台をキープ。イラストの美しさ、キャラクターのブランド力により、底値が非常に堅いです。
  • ナンジャモのハラバリーex SAR
    • 初動価格:約25,000円
    • 現在相場:約15,000円 〜 18,000円
    • 解説:『クレイバースト』収録のナンジャモSARには及びませんが、それでもBOX定価の3倍の価値があります。ハラバリーとの「相棒感」がエモいと評判で、海外コレクターからの需要も高いです。
  • Nのゾロアークex SAR
    • 現在相場:約8,000円 〜 10,000円
    • 解説:男性キャラとしては異例の高値。BW世代のファン層は年齢層が高く、資金力があるため、美品はすぐに枯れる傾向にあります。
  • Nのゾロアークex UR(エラー版)
    • 解説:一部で話題になった「加工ズレ」等のエラー版が存在する場合、数十万円単位で取引されるケースも報告されています。これぞTCGの醍醐味ですね。

メルカリ等で売る場合の手数料と送料

「定価で買ってメルカリで売れば儲かる?」という質問もよく頂きます。 計算してみましょう。

  • 売値:10,000円(シュリンク付BOX)
  • 手数料(10%):-1,000円
  • 送料(宅急便コンパクト等):-500円
  • 手残り:8,500円
  • 原価:-5,400円
  • 純利益:+3,100円

1BOXあたり約3,000円の利益です。お小遣い稼ぎとしては成立しますが、梱包や発送の手間、トラブルのリスクを考えると、個人的には「売らずに寝かせる」か「開封して夢を追う」方が、ポケカライフとしては豊かではないかと思います。

将来的な値上がりを狙う「寝かせ」運用の可能性

「すぐに売らずに、数年間保管しておいたらどうなるの?」 この問いに対する私の見解は、**「バトルパートナーズは、数年後の爆発力が約束された優良銘柄である」**というものです。

ポケカ投資において「寝かせる(HODLする)」ことの重要性と、なぜこのパックがそれに適しているのかを深掘りします。

過去の「リーリエ収録パック」の軌跡

歴史は繰り返します。過去、リーリエがメインで収録されたパックやBOXがどのような運命を辿ったかを見てみましょう。

  • ハイクラスパック「GXバトルブースト」
    • 収録:「がんばリーリエ」
    • 発売当時:定価5,400円
    • 現在(数年後):未開封BOX 100万円以上
    • 解説:これは極端な例ですが、リーリエを含む絶版BOXは、時間の経過とともに「骨董品」のような価値を持ちます。
  • 強化拡張パック「ドリームリーグ」
    • 収録:「リーリエの全力」(ソルガレオ&ルナアーラGXなど)
    • 発売当時:定価4,950円
    • 現在(数年後):未開封BOX 20万円以上
    • 解説:今回の「バトルパートナーズ」は、構成がこの「ドリームリーグ」に近いです。トレーナーとポケモンの絆(CHR/CSR的な要素)がメインテーマであり、リーリエがいる。この共通点は見逃せません。

「絶版」と「供給停止」のタイミング

ポケカは通常、発売から1年〜2年程度で絶版(生産終了)状態になります。 現在はまだ再販が散発的にあるかもしれませんが、メーカー在庫が切れ、流通在庫のみになった瞬間から、BOX相場は急激な上昇カーブを描きます。

「バトルパートナーズ」の場合、以下のようなシナリオが予想されます。

  1. 発売〜1年後(現在):再販により価格が安定(それでも定価の1.5〜2倍)。
  2. 発売2年後:市場からシュリンク付きBOXが消え始める。相場は1.5万円〜2万円へ。
  3. 発売3年後(絶版確定):リーリエ需要が再燃。3万円〜5万円へ。
  4. 5年後:美品の現存数が激減。BOX価格は10万円の大台を目指す展開へ。

もちろん投資に絶対はありませんが、ダウンサイドリスク(値下がりリスク)は定価割れの5,400円まで。アップサイド(値上がり益)は青天井。これほど有利な条件はそうそうありません。

プレイヤー需要の減退とコレクター需要の永続性

カードゲームには「レギュレーション落ち」という寿命があります。 数年後、今のカードは公式大会で使えなくなります。その時、プレイヤー需要のみで支えられているパック(汎用グッズなどがメインのパック)は価値を落とします。

しかし、「キャラクター人気」に支えられているパックは、レギュレーション落ちの影響をほとんど受けません。むしろ、「もう手に入らないあの頃のリーリエ」として、希少価値が上がります。 「バトルパートナーズ」は典型的なコレクター向けのパック構成であるため、時間が経てば経つほど、その真価を発揮するタイプの商品と言えるでしょう。

購入時の注意点とリスク管理

ここまで「買い」を煽るような内容になってしまいましたが、購入する際には絶対に気をつけなければならない「罠」が存在します。 特に、定価ではなく二次流通(フリマアプリやオリパショップ)で購入する場合、以下の点に注意してください。

シュリンク詐欺(再シュリンク)の手口

今、ポケカ界隈で最も深刻な問題が「再シュリンク」です。

  1. 悪質な業者がBOXのシュリンク(外装)を綺麗に剥がす。
  2. 中のパックを取り出し、サーチ(重さ計測や金属探知機)を行う。
  3. SARなどの当たりパックを抜き取り、ハズレパック(またはノーマルカードのみのパック)に詰め替える。
  4. 専用の機械を使って、再びシュリンクをかけ直す。
  5. 「新品未開封シュリンク付き」として販売する。

この手口は非常に精巧で、素人が外見だけで見抜くのは困難になりつつあります。「バトルパートナーズ」のような高額BOXは、詐欺師にとって格好のターゲットです。

フリマアプリでの購入リスク

メルカリやPayPayフリマなどで購入する場合、以下の点を確認してください。

  • 出品者の評価:評価数が少ない(0〜10)、悪い評価がある出品者は避ける。
  • 写真の確認:実物の写真がない、公式画像を使い回している出品は危険。「シュリンクのつなぎ目」や「空気穴」の写真を要求する。
  • 価格の違和感:相場より極端に安い(例えば相場1万円なのに7,000円など)場合は、中身がすり替えられている可能性が高いです。

店頭購入時の「シュリンク剥がし」

ヨドバシカメラやポケモンセンター、一部のコンビニでは、転売対策として「購入時に目の前でシュリンクを剥がす」対応が取られています。

  • 投資目的の場合:シュリンクを剥がされた時点で、資産価値(未開封BOXとしての価値)は半減以下になります。この場合、その場で開封して楽しむか、シングルカードとして売るしかありません。「寝かせ」には向きません。
  • 箱のまま保管したい場合:「ペリペリ(箱のミシン目)」が付いたままであれば、ある程度の未開封証明にはなりますが、シュリンク付きに比べると信用度は落ちます。

「パック買い」は推奨しない理由

コンビニなどで「バラで5パック残っていた」というような場合、それらは「残りカス」である可能性が高いです。 前述のサーチ行為により、当たりが入っていないことが分かっているパックだけが売り場に残されているケース(サーチ済みパック)が多発しています。

もちろん、善意の店舗であればランダム性は担保されていますが、信頼できるお店以外でのバラパック購入は、SARが出る確率が極めて低いと覚悟しておいた方が精神衛生上良いでしょう。

まとめ:バトルパートナーズは「令和のドリームリーグ」になるか

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。 「バトルパートナーズ」というパックが、いかに魅力的で、かつポテンシャルを秘めているか、お分かりいただけたかと思います。

最後に、今回の記事のポイントを改めて整理します。

  1. 見つけたら即確保:定価で見つけたら、迷う時間は損失です。自分の分、保存用、布教用と確保しましょう。
  2. リーリエは裏切らない:ポケカの歴史上、リーリエがメインのパックが弱かったことはありません。彼女を信じることが、資産形成への近道です。
  3. 寝かせるならシュリンク必須:数年後の高騰を狙うなら、シュリンク付きの状態を死守してください。防湿庫などで丁寧に保管しましょう。
  4. 詐欺には最大限の警戒を:美味しい話には裏があります。信頼できる入手ルート(正規店や大手カードショップ)を大切にしてください。

私自身、このパックのリーリエSARのイラストを見た瞬間、心臓が止まるかと思いました(笑)。パートナーのピッピと踊るような姿は、まさに芸術品。 カードゲームとして遊ぶもよし、ファイルに収めて毎晩眺めてニヤニヤするもよし(私はこれです)、未開封で寝かせて将来の旅行資金にするもよし。

「バトルパートナーズ」は、全てのポケカファンに夢を見させてくれる、素晴らしい商品です。 もし店頭で運命の出会いを果たした際は、この記事を思い出して、勇気ある一歩を踏み出してくださいね。

皆さんの開封結果が、神引きであることを祈っています!

筆者情報

橋本ユア フリーランスのトレカ攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いトレカに携わるが、主にポケカ、遊戯王、ワンピ、デュエマを得意とする。特にポケカが好きで、総課金額は1,000万円以上。自称リーリエの旦那。最近は防湿庫の増設で部屋が狭くなり、リアルな生活スペースが侵食されているのが悩み。

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サブカルチャー情報を総合的に発信しています。主にポケモンGOの攻略情報、おすすめゲームソフトの紹介、雑誌・漫画のサブスクリプションの情報を取り扱います。
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