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【M次元ラッシュ】ランクマ無双のゲンシグラードン育成論|おすすめ技構成を解説|ポケモンZA

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編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、ポケモンレジェンズZAのランクマッチで、思うように勝てずに悩んでいたり、手に入れたばかりの強力な伝説ポケモンをどう活かせばいいのか、その最適解を探しているところだと思います。特に、環境を破壊するほどのパワーを持つ「彼」の扱いに興味津々なのではないでしょうか。

この記事を読み終える頃には、ゲンシグラードンという圧倒的な暴力を手懐け、ランクマッチで相手を蹂躙するための知識と、具体的な育成論の疑問が解決しているはずです。

この記事の要約
  1. 攻撃種族値180という驚異的な数値を活かす物理特化育成が最強の選択肢
  2. 専用技「だんがいのつるぎ」と安定の「じしん」の両採用がランクマ安定の鍵
  3. ほのおタイプ追加と特性「おわりのだいち」による弱点消失のメカニズム解説
  4. ランクマ環境で流行中のメタポケモンに対する具体的な立ち回り方

 

それでは解説していきます。

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【M次元ラッシュ】ゲンシグラードンという災害級の個体性能

ポケモンレジェンズZA(PLZA)のDLC「M次元ラッシュ」にて解禁された、ホウエン地方の伝説のポケモン、グラードン。その真の姿である「ゲンシグラードン」は、単なるフォルムチェンジの枠を超え、まさに「災害」と呼ぶにふさわしい性能を誇ります。

これまでのシリーズでもその強さは折り紙付きでしたが、今作ZAの環境においても、その暴力的なステータスは健在どころか、新たなテラスタルシステムやゲームスピードの変化と相まって、より凶悪さを増しています。まずは、このポケモンがなぜ「ランクマ無双」と言われるのか、その基礎スペックを深堀りしていきましょう。

圧倒的な種族値合計770の世界

ゲンシグラードンの種族値を改めて確認すると、その異常さが際立ちます。

ステータス 数値 順位(全ポケ中) 評価
HP 100 39位 伝説としては標準的だが十分な耐久
攻撃 180 3位 物理アタッカーの頂点に君臨する数値
防御 160 10位 物理受けポケモン顔負けの硬さ
特攻 150 24位 特殊型も可能なほどの高水準
特防 90 143位 唯一の懸念点だが低くはない
素早さ 90 133位 激戦区の数値。調整が重要
合計 770 5位 圧倒的な暴力

合計種族値770という数字は、一般ポケモンとは完全に次元が異なります。特に注目すべきは「攻撃180」と「防御160」です。攻撃180という数値は、性格補正や努力値振りを施すことで、実数値は想像を絶する領域に達します。等倍であれば、耐久に自信のあるポケモンですら、受け出しを許さないほどの火力を叩き出します。

また、防御160という数値も異常です。これは「物理アタッカーでありながら、物理技で突破することはほぼ不可能」という矛盾を相手に押し付けることを意味します。生半可な物理技では、ゲンシグラードンのHPを半分削ることすら叶いません。この「殴り合いにおける絶対的な優位性」こそが、ランクマッチで彼が選ばれる最大の理由です。

「じめん・ほのお」という唯一無二のタイプ構成

通常のグラードンは「じめん」単タイプですが、ゲンシカイキすることで「ほのお」タイプが追加されます。これにより、攻撃範囲と耐性が劇的に変化します。

攻撃面においては、広範囲に等倍以上を取れる「じめん」技に加え、通りが良い「ほのお」技がタイプ一致(威力1.5倍)で放てるようになります。特に、はがねタイプやむしタイプ、くさタイプに対して滅法強くなり、受けに来たエアームドやナットレイといった物理受けを、物理技で粉砕する選択肢が生まれます。

防御面では、弱点が増える懸念がありますが、後述する特性によってそのデメリットを完全に帳消しにしています。むしろ、やけど状態にならない(ほのおタイプの特徴)ため、物理アタッカーの天敵である「おにび」が無効になる点が極めて優秀です。これにより、機能停止に追い込まれるリスクが激減しています。

特性「おわりのだいち」がもたらす理不尽な耐性

ゲンシグラードンを最強たらしめている最大の要因、それが専用特性「おわりのだいち」です。

この特性は、場に出ている間、天候を「ひざしがとてもつよい」状態にします。これは通常の「日本晴れ」とは異なり、以下の強力な効果を持ちます。

  1. みずタイプの攻撃技が無効になる
  2. 天候を上書きできない(通常の「あめふらし」や「すなおこし」等では変わらない)
  3. ほのお技の威力が1.5倍になる

本来、「じめん・ほのお」タイプのゲンシグラードンにとって、みず技は「4倍弱点」です。通常であれば、アクアジェット一発で致命傷を負いかねない致命的な弱点です。しかし、「おわりのだいち」はこの4倍弱点を**「無効」**にしてしまいます。

つまり、実質的な弱点は「じめん」のみとなります。 (※「いわ」タイプは等倍です。じめん×ほのおの相性で、いわは本来2倍ですが、地面で半減するため等倍計算になります。多くのサイトで誤解されがちですが、実戦では地面技の一貫性が最大の敵となります)

4倍弱点を消し去り、さらに自慢のほのお技を強化する。この理不尽なまでの「ご都合主義」な性能こそが、伝説のポケモンたる所以であり、ランクマッチで相手の計算を狂わせる最大の武器なのです。

ランクマ無双を実現する「物理制圧型」育成論

ここからは、実際にランクマッチで結果を残すための具体的な育成論について解説していきます。種族値の傾向から、特殊型や両刀型も可能ではありますが、現環境において最も制圧力が高く、扱いやすいのは「物理特化型」一択です。

性格は「いじっぱり」か「ようき」の二択

性格選びは、このポケモンの運用方針を決定づける重要な要素です。

  • いじっぱり(攻撃↑ 特攻↓)
    • 推奨度:★★★★★
    • 圧倒的な火力をさらに伸ばす選択です。サイクル戦で負荷をかけたい場合や、一撃の重さを重視する場合に採用します。有利対面で相手が交代した際、後続のポケモンに致命的なダメージを与えることができます。「つるぎのまい」を積む隙がない展開でも、素の火力で押し切れる場面が増えます。
  • ようき(素早さ↑ 特攻↓)
    • 推奨度:★★★★☆
    • 激戦区である90族近辺の素早さ争いを制するための選択です。同族(カイオーガ、グラードンミラー)や、激戦区の90族~100族付近のポケモンに対して、先手を取れる可能性を高めます。「つるぎのまい」を積んだ後の抜き性能(スイープ性能)を重視する場合は、こちらが優先されます。

個人的な推奨は**「いじっぱり」**です。ZAの環境は耐久調整されたポケモンが多く、ギリギリで耐えられるケースが散見されます。その「ギリギリ」を確殺ラインに変えるパワーは、何物にも代えがたい魅力です。

努力値配分の最適解

努力値(基礎ポイント)の振り方も、役割遂行のために最適化する必要があります。

  • ASぶっぱ型(攻撃252、素早さ252、HP4)
    • 最もシンプルかつ強力な配分です。ランクマッチ初期〜中期において、ミラー対決や役割対象への遂行速度を意識するならこれで間違いありません。耐久は無振りでも十分に高いため、攻撃と素早さに全振りしてアタッカー性能を尖らせます。
  • HAベース耐久調整型(HP252、攻撃252、素早さ4)
    • トリックルームパーティや、サイクル戦を重視する場合の配分です。圧倒的な物理耐久をさらに盤石にし、相手の攻撃を一発耐えてから反撃で沈める「対面性能」を極限まで高めます。素早さ操作のサポートがある場合はこちらが凶悪です。

持ち物は「べにいろのたま」一択

これに関しては議論の余地がありません。 ゲンシカイキするためには「べにいろのたま」を持たせる必要があります。他の持ち物(こだわりハチマキやいのちのたま)を持たせた場合、通常のグラードンとして戦うことになりますが、種族値・タイプ・特性のすべてにおいてゲンシグラードンが勝るため、あえて通常グラードンを使うメリットは(特殊な戦術を除き)ほぼ存在しません。

アイテム枠が固定されることはデメリットに感じるかもしれませんが、メガストーン系とは異なり「叩き落とす」等の妨害を受けない(フォルムチェンジアイテムの仕様)場合が多く、戦術が崩されにくいというメリットにもなり得ます。

おすすめ技構成:環境を破壊する4つのスロット

ゲンシグラードンの強さを引き出すための技構成を解説します。 物理型で運用する場合、以下の技構成がテンプレートにして最強です。

確定技:だんがいのつるぎ

  • タイプ:じめん
  • 分類:物理
  • 威力:120
  • 命中:85

専用技にして最強のメインウェポンです。「じしん」を上回る威力120を誇り、ダブルバトルでは相手2体に当たります。命中85という不安要素はありますが、この威力で敵を薙ぎ払う快感は代えがたいものがあります。特に、耐久振りザシアンやディアルガといった強敵を確定数ずらして倒すためには、この技の威力が必須となる場面が多々あります。外すリスクを背負ってでも採用する価値のある、まさに必殺の一撃です。

確定技:ほのおのパンチ

  • タイプ:ほのお
  • 分類:物理
  • 威力:75
  • 命中:100

ゲンシカイキによってタイプ一致となったサブウェポン。威力は控えめですが、特性「おわりのだいち」による晴れ補正(1.5倍)とタイプ一致補正(1.5倍)が乗るため、実質的な威力は約168相当になります。 くさタイプやむしタイプ、浮いているはがねタイプ(テッカグヤやアーマーガア、ドータクンなど)への打点として必須です。反動のある「フレアドライブ」を覚えないため、物理の炎技としてはこれが最高打点になりがちですが、デメリットなしで撃てる安定感は評価できます。

選択技(優先度高):じしん

  • タイプ:じめん
  • 分類:物理
  • 威力:100
  • 命中:100

「だんがいのつるぎ」があるのになぜ?と思われるかもしれません。しかし、ランクマッチにおいて「命中100」の安心感は何にも勝ります。 削れた相手を確実に処理したい場面、命中ダウンを引きたくない詰め盤面など、「外したら負け」という状況で振れる技があることは精神衛生上非常に重要です。 また、ダブルバトルにおいて「だんがいのつるぎ」は全体技ゆえにワイドガードで防がれる可能性がありますが、単体攻撃としての運用(味方を巻き込むリスクはありますが)や、PP枯らし対策としても両採用は十分にあり得ます。筆者は「だんがいのつるぎ」と「じしん」の両採用を強く推奨しています。

選択技(優先度高):つるぎのまい

  • タイプ:ノーマル
  • 分類:変化

自身の攻撃を2段階(2倍)上昇させる積み技。 有利対面(例えば相手の電気技読みで繰り出した際など)で相手が交代する隙にこの技を使えば、その試合はほぼ終了します。攻撃種族値180からの攻撃2倍は、半減だろうがなんだろうが、受け出しに来たポケモンごと粉砕する火力を生み出します。 サイクル戦を崩壊させ、全抜き(スイープ)を狙う「エース運用」をするなら必須級の技です。

その他の候補技

環境やパーティ構成によっては、以下の技も選択肢に入ります。

  • ストーンエッジ / いわなだれ
    • ひこうタイプ(ホウオウ、イベルタル、ルギアなど)への打点。地面技を透かしてくる相手に刺さります。
  • ロックカット
    • 素早さを2段階上げる。中速のゲンシグラードンが高速アタッカーの上を取れるようになり、制圧範囲が広がります。「つるぎのまい」との選択、あるいは両採用(ダブルダンス型)もロマンがあります。
  • ステルスロック
    • 先発で起用し、場を荒らしつつ後続のサポートをする場合に。余裕があれば採用したいですが、技スペースが厳しいのが現状です。
  • ドラゴンクロー
    • 等倍範囲の広いサブウェポン。特にドラゴンタイプの伝説(レックウザ、ギラティナ等)への打点になりますが、フェアリー環境下では通りが悪いことも。

ランクマ実戦における立ち回りと対策

強力なポケモンであることは間違いありませんが、思考停止で勝てるほどランクマッチは甘くありません。ゲンシグラードンを最大限に活かすための立ち回りと、苦手な相手への対策を解説します。

基本戦術:有利対面を作って「崩す」

ゲンシグラードンの基本は、「物理技に対して後出しする」あるいは「有利な相手に死に出しする」ことです。 高い物理耐久を活かしてザシアンやバンギラス、鋼タイプ全般の前に繰り出します。相手は引くしかないので、その交代際に「つるぎのまい」を積むか、一貫性の高い「だんがいのつるぎ」を撃ち込むのが黄金パターンです。

また、「おわりのだいち」による天候操作も重要です。相手がカイオーガで雨を降らせてきた場合、後出しでゲンシグラードンを投げれば、天候を「ひざしがとてもつよい」に書き換え、相手の水技を無効化できます。この天候の取り合い(天候合戦)を制することが、伝説戦における勝利の鍵です。

天敵への対策

無敵に見えるゲンシグラードンにも、明確な弱点や苦手な相手が存在します。

1. ゲンシカイオーガ

永遠のライバル。天候の取り合いにおいて、後出しした方が天候を奪います。 こちらが先に場に出ている状態でゲンシカイオーガを後出しされると、天候が「はじまりのうみ」になり、こちらの炎技が無効化され、相手の水技(4倍弱点)が通るようになります。特防が低いゲンシグラードンは、水技を受けるとひとたまりもありません。 対策: カイオーガが見えたら安易に先発させない、あるいは交代読みで大ダメージを与えるプレイングが必要です。

2. メガレックウザ / レックウザ

特性「デルタストリーム」により、弱点の飛行タイプが消え、さらに天候の影響を受けなくなります。地面技が無効(飛行タイプ)であり、炎技も通りにくい強敵です。 対策: 「ストーンエッジ」や「ドラゴンクロー」を採用するか、他のポケモンで処理するルートを用意しましょう。

3. 地面浮遊枠(クレセリア、ラティオス等)

地面技を無効化する特性「ふゆう」を持ち、耐久が高いポケモンは苦手です。特にクレセリアは物理耐久が高く、こちらの攻撃を受け切ってきます。 対策: 「つるぎのまい」で強引に突破するか、毒を入れるなどの絡め手が必要です。

4. 特殊アタッカー全般

防御に比べて特防は並程度(90)です。特殊型の地面技(だいちのちから)や、等倍の高火力特殊技で集中攻撃されると意外と脆いです。 対策: 特殊受けのパートナー(ハピナス、ディアルガ等)を用意し、サイクルを回して有利対面を作り直しましょう。

まとめ

ゲンシグラードンは、その圧倒的な数値と特性によって、PLZAの対戦環境において中心的な役割を担うポケモンです。 「物理耐久の高さ」と「超火力の攻撃」を両立し、さらに「水無効」という耐性まで手に入れたこの怪物は、正しく育成し、正しく運用すれば、必ずやあなたのランクマッチの勝率を押し上げてくれるでしょう。

最後に、今回の育成論の要点を再確認します。

  1. 性格は「いじっぱり」で火力を追求、努力値はASぶっぱが基本。
  2. 持ち物は「べにいろのたま」で固定。
  3. 技構成は「だんがいのつるぎ」「ほのおのパンチ」「つるぎのまい」を軸に、「じしん」で安定感を確保。
  4. 天候合戦を制し、有利対面で積んで全抜きを狙う。

この育成論を参考に、ぜひあなただけの最強のゲンシグラードンを育て上げ、M次元ラッシュのランクマッチで暴れまわってください。大地を揺るがすその一撃が、勝利への道を切り開くことを確信しています。

記事の補足:ゲンシグラードン運用に関するQ&A

最後に、読者の方から想定される細かい疑問について、補足としてQ&A形式でまとめておきます。

Q. 「ふんか」採用の特殊型はどうですか?

A. ロマンはありますが、ランクマでは安定しません。 特攻150と日差し補正からの「ふんか」は強力ですが、HP満タンを維持する必要があり、素早さが中途半端なグラードンでは先制攻撃を受けやすく威力が下がります。また、特殊地面技「だいちのちから」は威力が90と控えめで、物理型の「だんがいのつるぎ(120)」に比べて決定力不足になりがちです。今の環境では物理型の制圧力が頭一つ抜けています。

Q. 相性の良い味方は誰ですか?

A. クレセリアやゼルネアスなどがおすすめです。 ゲンシグラードンの苦手な地面技を透かせる「ふゆう」持ちのクレセリアは、「トリックルーム」や「みかづきのまい」でサポートも可能です。また、ドラゴンタイプや特殊アタッカーに強いゼルネアス(ジオコントロール型)と組ませることで、物理・特殊の両面から相手に圧力をかける「ゼルネグラードン」の並びは非常に強力な構築として知られています。

Q. DLCストーリーでの活躍はどうですか?

A. ストーリー攻略でも最強格です。 レベルアップで覚える技も優秀で、特に「じしん」を自力習得するのが大きいです。複数の相手を一度に攻撃できる範囲技も持っているため、雑魚敵の掃討からボス戦まで、これ一匹で完結するほどの強さを持っています。入手直後から即戦力として最後までパーティの柱になってくれるでしょう。

筆者情報

筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。

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