編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、モンハンワイルズの高難易度モンスター『零式オメガ』のソロ討伐に苦戦し、心が折れかけているのではないかと思います。特に近接武器での立ち回りや、DPSチェックの抜け方、即死級攻撃への対策など、具体的な解決策を求めているはずです。
この記事を読み終える頃には、零式オメガに対する恐怖心が自信へと変わり、具体的な攻略ルートと装備構成が明確になり、ソロ討伐への道筋が完全に見えているはずです。
- 片手剣を採用した安定攻略ビルドの紹介
- 零式オメガの各フェーズ別完全攻略チャート
- ネルスキュラクローン(DPSチェック)の突破法
- ソロ特有のサポートハンター活用術とアイテム管理
それでは解説していきます。
零式オメガ攻略の基本概念と片手剣の優位性
『モンスターハンターワイルズ』におけるエンドコンテンツの一角、零式オメガ。その圧倒的な攻撃範囲と、フェーズごとに変化するモード、そして厄介な肉質変化は多くのハンターをキャンプ送りにしています。 特にソロ攻略においては、ターゲットが分散しない分、常に攻撃に晒され続けるため、武器選びが勝敗の8割を決めると言っても過言ではありません。
今回、私が最も推奨するのは**「片手剣」**です。 なぜ片手剣なのか。その理由は大きく分けて3つあります。
まず1つ目は**「圧倒的な機動力と納刀速度」**です。 零式オメガは広範囲のレーザーや即死級のマスタードボムを多用します。これらを回避するためには、瞬時の判断と移動が求められます。片手剣は抜刀状態でも移動速度が速く、いざという時の納刀も一瞬です。これにより、回復アイテムの使用や緊急回避(ハリウッドダイブ)への移行がスムーズに行えます。
2つ目は**「ガードとジャストガードの存在」**です。 ランスやガンランスほどのガード性能はありませんが、片手剣の盾は「保険」として機能します。特に今作ワイルズでは「ジャストガード」からの反撃が強力です。オメガのロケットパンチや足元への冷却ブレスなど、予備動作がわかりやすい攻撃に対してジャストガードを合わせることで、ダメージを無効化しつつ攻撃のチャンスに変えることができます。この「守りながら攻める」スタイルが、手数の多いオメガに対して非常に有効なのです。
3つ目は**「アイテムの即時使用」**です。 これが最大のメリットかもしれません。抜刀中にスリンガーやアイテムを使用できる特性は、回復だけでなく、今回の攻略で鍵となる「消散剤」の使用や「ピクトポンポン」の投擲において、隙を晒すことなく行えるという絶大なアドバンテージをもたらします。
本攻略における基本方針
今回の攻略では、プロハンのような「全攻撃をフレーム回避して火力を叩き込む」ようなスタイルはとりません。あくまで「誰でも」「確実に」「安定して」クリアするための戦術を解説します。 被弾することは前提とし、いかにリカバリーを早くするか、いかに即死コンボを食らわないかに重点を置いています。
時間はたっぷりあります。焦らず、確実にダメージを蓄積させていく「耐久型アタッカー」としての立ち回りを身につけましょう。
攻略のための推奨装備と必須スキル構成
零式オメガをソロで倒すためには、プレイヤースキル以前に「装備による対策」が不可欠です。どんなに上手な立ち回りをしても、一撃で乙ってしまっては元も子もありません。 ここでは、未クリアの状態でも作成可能な装備構成を紹介します。
メイン武器:雷属性片手剣(ラレラト派生推奨)
零式オメガの弱点は雷属性です。物理肉質が硬化するフェーズも存在するため、属性ダメージの通りが良い雷属性武器を選択します。「ラレラト」シリーズの片手剣は、高い雷属性値を持ちながらスロットも優秀で、作成難易度もそこまで高くありません。
武器のカスタム強化(ボーナス)について 可能であれば、以下の優先順位で強化を施してください。
- 雷属性攻撃強化:属性ダメージの底上げは、肉質の硬いオメガに対して安定したダメージソースとなります。検証の結果、攻撃力を上げるよりも属性値を上げたほうが最終的なダメージ期待値は高いことが分かっています。
- 斬れ味強化:弾かれモーションは死に直結します。白ゲージ、あるいは紫ゲージを維持できる構成にしましょう。
- 会心率強化:超会心とのシナジーを狙います。
防具構成と発動スキル
防具は「ラレラト」シリーズをベースにしつつ、生存スキルと火力スキルをバランスよく搭載します。オメガ討伐後に作れる「オメガレゾンス」シリーズがあればベストですが、今回は「オメガ未討伐」を前提とします。
【必須スキル一覧】
| スキル名 | レベル | 理由・効果 |
|---|---|---|
| 心眼 | Lv3 | 最重要スキル。オメガの前足は硬く、弱点特効が通りにくい上に弾かれる可能性があります。心眼をつけることで弾かれを防止し、さらに硬い部位へのダメージを1.3倍にします。これを積むだけで世界が変わります。 |
| 雷属性攻撃強化 | Lv5 | 火力の要。物理攻撃よりも属性を通す意識で立ち回るため、最大レベルまで積みます。 |
| 精霊の加護 | Lv3 | 事故死を防ぐ命綱。確率発動ですが、多段ヒットするオメガの攻撃において、生存率を劇的に高めます。 |
| 火耐性 | Lv3 | オメガの攻撃は火属性を伴うものが多いため、火耐性を20以上に上げて「火属性やられ」を無効化します。これにより根性が発動しやすくなります。 |
| 体力増強 | Lv3 | 言うまでもありませんが、最大体力を確保して即死ラインを下げます。 |
| 弱点特効 | Lv3 | 後ろ足などの柔らかい部位を攻撃した際の会心率を上げます。 |
| 超会心 | Lv3 | クリティカル時のダメージ倍率を上げます。 |
| 連撃 | Lv1以上 | 手数の多い片手剣と相性が良く、継続戦闘能力を高めます。 |
| 逆襲 | 推奨 | 吹き飛ばされた後の攻撃力が上がります。被弾前提の攻略では意外と馬鹿にならない火力ソースです。 |
【装飾品・お守りの調整】 「心眼珠」は優先的に装着してください。もしスロットが足りない場合は、攻撃珠や達人珠を削ってでも心眼を優先すべきです。それほどまでに、オメガ戦における「弾かれ無効」と「硬質部位へのダメージアップ」は重要です。
持ち込みアイテムとショートカット登録
通常の回復薬グレートや秘薬に加えて、以下のアイテムは必ず持ち込んでください。
- 消散剤:オメガの「冷却ブレス」を受けると、ハンターは足元が凍結し、長時間拘束されます。この状態で追撃を受けるのが最大の死因です。消散剤を使えば即座に解除できるため、ショートカットの押しやすい位置に登録しておきましょう。
- ピクトポンポン(ピクトマンサーの証):ストーリークリア後に入手できる特殊アイテム。これを使用するとオメガに傷がつきやすくなり、ダメージ通りが良くなる特攻効果があります。
- 秘薬・調合分:回復薬グレートを飲む暇がない場面が多々あります。秘薬を調合分(マンドラゴラ+増強剤)まで持ち込み、ショートカットでワンボタン調合&使用ができるようにしておきましょう。
- 忍耐の種・硬化薬グレート:防御力は少しでも上げておきます。
- モドリ玉:危険な状態に陥った際や、アイテムが枯渇した際のリセット用です。特に最終フェーズではキャンプ送りのタイムロスが痛いですが、死ぬよりはマシです。
食事スキル(ネコ飯)
おすすめは「防御術【大】」が発動する組み合わせです。精霊の加護と効果が重複するため、驚くほどダメージを軽減してくれることがあります。 また、「ド根性」がつく組み合わせも保険として優秀です。火耐性を上げているため、火属性やられで根性が貫通される心配も少ないです。
ソロ攻略の要:サポートハンターの選定
ソロプレイといっても、今作には優秀なNPC「サポートハンター」がいます。彼らの選び方で難易度が激変します。 以下の3名構成が最も安定します。
- アレサ(タンク・盾役): 彼女は非常に優秀なタンク役として機能します。積極的に敵視(ヘイト)を取り、オメガの攻撃を引きつけてくれます。彼女がターゲットを取っている間に、プレイヤーは後ろ足や弱点を安全に攻撃できます。ただし、ピンチ時のボイスが非常に騒がしいという特徴がありますが、そこはご愛嬌です。
- 狩猟笛使いのハンター(バッファー): 名前はランダムなこともありますが、狩猟笛装備のサポハンを一人入れましょう。攻撃力アップ、防御力アップ、スタミナ軽減などの旋律効果は、長期戦において大きな恩恵をもたらします。
- ミナ(アタッカー・回復): バランスの良い立ち回りで、攻撃と回復のサポートをしてくれます。特にアレサが引きつけた敵に対して的確にダメージを入れてくれるため、全体のDPS底上げに貢献します。
【サポートハンターの重要性】 零式オメガ戦では、特に第2フェーズの「パントクラトルモード」解除のために、特定部位(足)を集中的に攻撃する必要があります。自分一人で全てのターゲットを引き受けてしまうと、オメガが動き回り、狙った足を攻撃し続けることが困難になります。 アレサにターゲットを取らせ、オメガの向きを固定させることで、プレイヤーは「足の傷破壊」というタスクに集中できるのです。
実践:第1フェーズの立ち回りと基本動作
クエストが開始したら、まずはバフアイテム(鬼人薬、硬化薬など)を使用し、ピクトポンポンを投擲して戦闘準備を整えます。
開幕のロケットパンチ
エリアに入ると、高確率でオメガは「ロケットパンチ」を繰り出してきます。これは予備動作が大きく、直線的な攻撃です。 片手剣なら、真正面からジャストガードを狙いましょう。成功すれば即座に反撃に転じることができます。もし自信がなければ、左右にコロリン回避してから接近します。
狙うべき部位と傷の管理
第1フェーズでは、基本的に「前足」か「後ろ足」を狙います。 心眼スキルがついているため、前足でも弾かれることはありません。後ろ足の方がダメージの通りが良いですが、無理に後ろに回り込もうとして攻撃の手が止まるくらいなら、目の前の前足を斬り続けてください。
攻撃を続けると、モンスターの部位に「傷」がつきます。さらに攻撃を重ねるか、集中弱点攻撃を行うことで「傷」を破壊できます。 【重要テクニック】 第1フェーズで頭部の傷を破壊すると、オメガがダウンし、頭部にバリア障壁を展開できるチャンスが生まれます。しかし、第1フェーズはオメガのHPも低く、危険なモード(パントクラトル)にも移行しません。 あえて第1フェーズでは頭の傷を破壊せず、第2フェーズ以降の苦しい場面でのダウン用にとっておく、という戦術も有効です。これはタイムアタック的な思考ですが、クリア率を高めるための「リソース管理」として覚えておくと良いでしょう。
立ち回りのコツ
- 張り付きすぎない:オメガの足元には定期的に冷却ブレスや爆発が発生します。数回斬ったらバックステップや回避で位置を微調整する「ヒット&アウェイ」を心がけます。
- バックステップの無敵時間:片手剣のバックステップには長い無敵時間があります。オメガの回転攻撃や薙ぎ払いレーザーなど、ガードするとノックバックが大きい攻撃は、バックステップで回避しつつ、そのままフォールバッシュ等に繋げるとスタイリッシュかつ高火力です。
第1フェーズは「オメガの動きに目を慣らす」ための準備運動期間です。被弾しても焦らず、秘薬で即回復し、動きのパターンを覚えましょう。大体3分程度で次のエリアへ移動します。
実践:第2フェーズ(パントクラトルモードへの対処)
エリア移動後、ここからが本番です。オメガは一定ダメージを受けると、全身が赤く輝く**「パントクラトルモード」**へ移行します。
パントクラトルモードの特徴
- 攻撃力が大幅に上昇。
- 攻撃モーションが変化・強化される。
- 解除条件:両前足・両後ろ足の計4箇所のうち、3箇所の傷を破壊してダウンさせること。
このモードをいかに早く解除するかが、クエスト成功の鍵を握ります。
攻略手順:足を一本ずつ確実に破壊する
パントクラトルモードに入ったら、闇雲に攻撃してはいけません。ターゲットを絞ります。 例えば「左後ろ足」と決めたら、その足に傷がつき、破壊するまで徹底的に粘着します。
- ターゲット確認:アレサが敵視を取っているか確認します。取っていれば、オメガの背後や側面に回り込みやすくなります。
- 一点集中攻撃:決めた足に攻撃を集中させます。片手剣の定点攻撃(旋刈りループなど)が有効です。
- 傷の破壊:傷がついたら、集中弱点攻撃(L2+R1など)で傷口を抉り取り、破壊します。これで1カウント。
- 次へ移行:すぐに別の足(例:右後ろ足)へ移動し、同様の手順を繰り返します。
この際、サポートハンターが別の足に傷をつけてくれている場合があります。その場合は、即座にその足へ移動し、傷破壊だけを行う「漁夫の利」戦法も有効です。
警戒すべき攻撃:マスタードボム
第2フェーズ以降、オメガは上空から黄色の液体爆弾を降らせる「マスタードボム」を使用してきます。
- 予兆:オメガが上空を見上げ、特定のハンター(または位置)にターゲットカーソルが出ます。
- 対策:着弾地点に広範囲の大爆発&継続ダメージエリアが発生します。ターゲットされた場合は、味方や自分が戦いやすい場所から離れた位置に捨てに行きます。納刀してダッシュで離れるのが一番安全です。
警戒すべき攻撃:足元冷却ブレス
オメガの足元に白い冷気が漂ったら要注意です。直後に冷却ガスが噴出し、触れると凍結状態になります。
- 対策:予兆が見えたらバックステップかガード。もし食らってしまったら、即座にショートカットから**「消散剤」**を使用します。これさえあれば追撃を食らう確率を大幅に減らせます。片手剣なら抜刀したまま使えるので、反応速度が命です。
環境利用:落石トラップ
第2フェーズのエリアには、天井に鍾乳石(落石ポイント)がある場合があります。 スリンガー松明弾などで落下させ、オメガにヒットさせれば約3000ダメージという特大ダメージが入ります。 狙う余裕があれば狙うべきですが、無理に狙って被弾するくらいなら無視しても構いません。当たればラッキー、くらいの感覚でいましょう。
3箇所の足を破壊し、パントクラトルモードを解除できれば、オメガは長時間ダウンします。ここで頭部などを集中攻撃し、ダメージを稼ぎましょう。
実践:第3フェーズ(DPSチェック・ネルスキュラクローン)
一定ダメージを与えると、オメガはエリア移動を行います。移動直後、オメガは中央に陣取り、周囲にバリアを展開。そして厄介な取り巻き**「ネルスキュラクローン(蜘蛛)」**を召喚します。
ネルスキュラクローン処理の重要性
ここはいわゆる「DPSチェック(火力検定)」のフェーズです。 一定時間内にネルスキュラクローンを殲滅し、オメガのバリアを破壊できなければ、**「デルタアタック」という超広範囲即死級攻撃が発動するだけでなく、その後のオメガが永続的に強化(肉質硬化&攻撃力アップ)**されてしまいます。 ソロ攻略において、この永続強化状態になると時間切れのリスクが高まるため、絶対に阻止しなければなりません。
必勝法:サブ武器「双剣」への持ち替え
ここで推奨するのが、キャンプでの装備変更です。 片手剣でも処理は可能ですが、より確実性を期すために、このフェーズだけ**「双剣(特にネルスキュラ素材の双剣がおすすめ)」**に持ち替えることを強く推奨します。
- 理由:双剣の鬼人化による圧倒的な手数とDPSは、ネルスキュラクローンを瞬殺するのに最適です。また、乱舞による定点火力は、オメガのバリア破壊にも大いに役立ちます。
【立ち回りチャート】
- エリア移動したら、キャンプに入り双剣装備に変更。
- **不動の装衣(または転身の装衣)**を着る。ここが一番の使いどころです。咆哮や振動、雑魚の攻撃を無視してゴリ押しするためです。
- ネルスキュラクローンが出現したら、鬼人化して乱舞や突進連斬で一気に処理します。
- クローン処理後、オメガ本体のバリア(または露出している核)を攻撃。
- DPSチェックに成功すると、オメガはダウンします。
巨大落石の活用
このDPSチェックフェーズのエリア(または直後のエリア)には、マップ左上などに巨大落石ギミックが存在することが多いです。 DPSチェック成功後のダウン中、あるいは起き上がり直後にこの落石を当てると、3000〜4000ダメージが入ります。 さらにダウンが取れる場合もあるため、このギミックは必ず活用しましょう。位置取りが難しい場合は、サポートハンターにヘイトが向いている隙にスリンガーを構え、タイミングを計ります。
DPSチェックを抜けたら、オメガの攻撃パターンがさらに激化します。双剣のまま戦っても良いですが、生存率を重視するなら、モドリ玉でキャンプに戻り、使い慣れた片手剣装備に着替え直すのが安全です。同時に回復アイテムの補充も行いましょう。
実践:第4フェーズ(最終決戦・最強モード)
いよいよ最終フェーズです。オメガは瀕死状態に近づいていますが、ここからが本当の地獄です。 パントクラトルモードに再突入しますが、これまでの比ではありません。
攻撃パターンの変化:3連撃の法則
最終フェーズのオメガは、あらゆる攻撃が**「3回セット」**になります。
- 突進攻撃:これまでは往復2回だったのが、執拗に3回突っ込んできます。
- 薙ぎ払いレーザー:左右への薙ぎ払いが3回連続になります。
- 爆発攻撃:3連続で爆発します。
これまでの感覚で「2回避けたから反撃!」と飛び込むと、3発目の直撃を受けて即死します。 「攻撃は常に3回くる」と自分に言い聞かせ、回避やガードに専念してください。片手剣なら、3回全ての攻撃に対してジャストガードを狙うことも可能ですが、リスクが高いので、基本は回避優先、避けきれない場合のみガードを使用します。
立ち回り:「乗り」の解禁
ここまで温存してきた**「乗り(マウント)」**攻撃を、この最終フェーズで解禁します。 セクレトからのジャンプ攻撃や、段差を利用した攻撃で積極的に乗りを狙いましょう。 乗りに成功すれば、オメガの猛攻を長時間止めることができ、さらにダウンを取って「足の傷破壊」のチャンスを作れます。 最終フェーズのパントクラトルモードも、解除条件は同じく「足の傷破壊」です。乗りダウン中に一気に足を攻撃し、1本でも多く傷をつけておくことが勝利への近道です。
最後の猛攻:タダム・ミサイルと暴走
瀕死になると、オメガは上空へ無数のミサイルを放つ「タダム・ミサイル」や、エリア全体を暴れまわるようなモーションを繰り出してきます。 ミサイルは着弾地点が表示されるため、冷静に歩いて避けるか、ガードで凌ぎます。 暴走状態の時は、無理に近づかず、遠距離から様子を見るか、回復に専念しましょう。
メンタル管理:焦りは禁物
残り時間が10分を切ると、BGMが変化し、焦燥感に駆られます。 しかし、オメガの体力も残りわずかです。無理な攻撃で乙ってクエスト失敗になるのが一番悔しいパターンです。 「あと一撃!」と思っても、オメガが攻撃モーションに入っていたら手を出さない。この徹底したリスク管理こそが、ソロクリアへの最後の鍵です。
まとめ:零式オメガソロ討伐へのロードマップ
長くなりましたが、零式オメガを片手剣ソロで攻略するための要点をまとめます。
- 武器は雷属性片手剣:スキル「心眼」は絶対に外さない。前足でも弾かれず、ダメージを通すため。
- アイテムはフル活用:消散剤で冷却ブレス対策、ピクトポンポンで傷特攻。秘薬は調合分持ち込み。
- サポートハンターに頼る:アレサにタゲを取らせ、自分は足の傷破壊に専念する。
- フェーズ2のパントクラトル:足3本破壊が解除条件。ターゲットを絞って各個撃破。
- フェーズ3のDPSチェック:双剣に持ち替え、不動の装衣を着てゴリ押し。巨大落石も忘れない。
- 最終フェーズの3連撃:攻撃は全て3回セット。回避に専念し、乗り攻撃でチャンスを作る。
零式オメガは、確かに強敵です。しかし、理不尽な強さではありません。 適切な装備、適切なアイテム、そして相手の行動パターンを理解した立ち回りをすれば、必ず倒せるように設計されています。 特に片手剣は、その対応力の高さから、オメガ戦における最適解の一つと言えます。
一度クリアしてしまえば、強力な「オメガレゾンス」装備や、黒騎士装備の素材が手に入ります。それらは今後のハンターライフをより豊かにしてくれるでしょう。 この記事が、あなたの零式オメガ初討伐の一助となれば幸いです。諦めずに、良きハンターライフを!
筆者情報
桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドボックス系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。モンハンシリーズは初代からプレイしており、全武器種を使いこなすが、特に片手剣とスラッシュアックスを愛用。
補足:さらに安定させるための豆知識(Tips)
ここからは、記事本編では語りきれなかった、より細かいテクニックや知識を紹介します。文字数が許す限り、ディープな情報をお届けします。
オトモアイルーの装備構成
ソロプレイにおいて、オトモアイルーは「第5のハンター」です。彼らの装備も適当にしてはいけません。
- 武器:麻痺属性または睡眠属性の武器を持たせましょう。
- 麻痺:オメガの動きを完全に止め、足の傷破壊や頭部へのラッシュチャンスを作れます。クエスト中に1〜2回入れば御の字です。
- 睡眠:睡眠爆破(大タル爆弾G×2)は、肉質の硬いオメガに対して固定ダメージを与えられる有効な手段です。特に最終フェーズの暴走を止めるのに役立ちます。
- オトモ道具:
- あしどめ虫かご:痺れ罠や閃光弾を使用してくれます。古龍級生物には罠が効かない場合がありますが、オメガに対して閃光は有効な場面があります。
- ミツムシ寄せのお香:生存率を極限まで上げたいならこれ一択です。一度だけHP0になっても復活させてくれる効果は、実質的な「残機+1」です。
セクレト(乗用動物)の活用術
移動手段としてだけでなく、戦闘中の緊急避難場所としてもセクレトは優秀です。
- 自動回避:セクレトに乗っている間、移動入力を行わなければ、ある程度の攻撃を自動で回避してくれることがあります。
- 砥石・回復:移動しながら安全に研いだり、回復薬を飲んだりできます。特にオメガがエリア移動した際は、ファストトラベルではなくセクレトで追いかけながら準備を整えるのが基本です。
- 武器交換:キャンプに戻らなくても、セクレトの鞄に予備武器を入れておけば、フィールド上で武器を持ち替えられます。フェーズ3の双剣戦法を行う際、キャンプに戻る時間が惜しい場合は、あらかじめセクレトに双剣を積んでおくのも手です。
「心眼」スキルのダメージ計算に関する補足
記事中で「心眼」を強く推奨しましたが、具体的な数値についても触れておきます。 心眼Lv3の効果は「攻撃が弾かれなくなる」に加え、「硬い部位へのダメージが1.3倍になる」というものです。 モンハンのダメージ計算において、物理ダメージの倍率1.3倍というのは破格です。これは「超会心Lv3(1.4倍)」に近い上昇幅を、会心発生に関わらず常時発動できることを意味します。 オメガの前足や、硬化中の胴体など、白ゲージでもヒットストップが重い(肉質が硬い)部位に対し、心眼は実質的な特攻スキルとして機能します。 「弾かれなければいいや」でLv2で止める人がいますが、対オメガに関しては絶対にLv3まで積んでください。
ガード強化スキルの要否
片手剣でガード主体で戦う場合、「ガード強化」スキルを入れるか迷う方もいるでしょう。 結論から言うと、Lv1だけでいいので入れておくと安心です。 オメガのなぎ払いレーザーや特定の爆発攻撃は、通常ガードでは防げない(ガード不可)判定のものがあります。 これらを緊急時にガードできるようになるだけで、生存率は跳ね上がります。ジャストガードに自信があるなら不要(ジャスガはガード強化なしでもガード不可攻撃を防げる場合が多い)ですが、安定を取るならスロット1つを割く価値は十分にあります。
諦めない心が最大の武器
最後に精神論になりますが、零式オメガは「覚えゲー」の側面が強いモンスターです。 最初は理不尽に感じる「見えない攻撃」や「速すぎるコンボ」も、5回、10回と挑戦するうちに目が慣れてきます。 「今の攻撃はバックステップでいけたな」「ここは欲張らずにガードだったな」と、死ぬたびに学習していくことが重要です。 この記事を読んだあなたが、オメガの亡骸の上に立ち、勝利のファンファーレを聞く瞬間を心から願っています。
以上、編集デスクの桐谷シンジでした。







