編集デスク ポケモンカードゲーム攻略ライターの橋本ユアです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、スタートデッキ100のフルホイルパックから一体どんなレアカードが出るのか、その確率はどのくらいなのか気になっていると思います。
特に、通常のパック開封とは異なり、すべてがキラカードという夢のようなパックが存在するという噂を聞きつけ、その実態を知りたいと考えているのではないでしょうか。 また、100種類以上のデッキの中から特定の「当たり」を引くには、どれくらいの試行回数が必要なのか、具体的な数字も知りたいところですよね。
この記事を読み終える頃には、フルホイルパックの封入率や狙い目のカード、そして開封の裏側にある事情まで、スタートデッキ100に関する疑問が解決しているはずです。
- 1020個中129個がフルホイルパックという驚異の出現率
- No.32リーリエのピッピやNo.25ピカチュウなど人気SRが多数封入
- No.101「マリィのプライド」等の幻のデッキも3セット出現
- フライングゲットやサーチ問題に対するプレイヤーとしての向き合い方
それでは解説していきます。
スタートデッキ100とフルホイルパックの基礎知識
まずは、今回検証の対象となる「スタートデッキ100」と、その中に稀に含まれている「フルホイルパック」について、基本的なおさらいをしておきましょう。 通常、スタートデッキ100は、構築済みの60枚のデッキがランダムで封入されている商品です。 文字通り100種類(+α)のデッキパターンが存在し、開けるまで中身がわからないという、これまでの構築済みデッキにはなかったワクワク感が魅力の商品となっています。
その中でも、特に注目されているのが「フルホイルパック」、通称「ミラーデッキ」と呼ばれるものです。 これは、封入されている60枚のカードすべてがキラキラと光るホイル仕様(ミラー仕様含む)になっている特別バージョンのことを指します。 通常のデッキであれば、ポケモンVなどの主要カードのみが光っているのですが、フルホイルパックではエネルギーカードやトレーナーズに至るまで、すべてが輝いているのです。
このフルホイルパックは、コレクターの間では「アドの塊」とも呼ばれています。 なぜなら、ここからしか手に入らない特別なレアリティのカードや、高騰しやすいSR(スーパーレア)、SAR(スペシャルアートレア)仕様のカードが含まれている可能性が非常に高いからです。 今回の検証では、なんと17カートン、合計1,020個ものデッキを開封し、その中からフルホイルパックのみを抽出して検証を行いました。 その数、実に129個。 これだけの数を一度に検証したデータは非常に貴重ですので、ぜひ最後まで目を通してくださいね。
フルホイルパックが注目される理由と市場価値
なぜここまでフルホイルパックが注目されるのでしょうか。 それは単に「光っているから」という理由だけではありません。 このパックから排出される特定のナンバーのデッキには、通常の拡張パックでさえ引き当てることが難しい、トップクラスの人気を誇るトレーナーやポケモンのSR・SARが確定で封入されているケースがあるからです。
例えば、今回の検証データにも出てくる「リーリエのピッピ」や「ピカチュウ」、「マリィ」といったキャラクターたちは、ポケカ市場においても常に高値で取引される傾向にあります。 特に、さいとうなおき先生などの人気イラストレーターが手掛けたカードは、美術品のような価値を持つこともあり、プレイヤーだけでなくコレクターからの熱視線も浴びています。 1個数百円のデッキから、数万円、時にはそれ以上の価値を持つカードが出現する可能性がある。 この「宝くじ」のような射幸性が、スタートデッキ100、そしてフルホイルパックの最大の魅力と言えるでしょう。
また、フルホイルパックを開封するという体験そのものが、非常にエンターテインメント性が高いものです。 ハイパーボールの金色の輝きから始まり、次々と現れるSR仕様のサポートやポケモンたち。 開封するたびに訪れる高揚感は、通常のパック開封では味わえない特別なものです。 今回の検証結果を通して、その興奮の一部でも皆さんにお伝えできればと思います。
フルホイルパック129個の開封結果と主要レアカード
それでは、いよいよ本題の開封結果に入っていきましょう。 今回は1,020個のデッキの中から抽出された129個のフルホイルパックを開封し、どのようなカードが排出されたのかを集計しました。 単純計算で、フルホイルパックの封入率は約12.6%となります。 およそ8個に1個の割合でフルホイルパックに遭遇できる計算になりますが、これはあくまで「抽出後」の話。 実際に店頭で1つ買って当てるのは至難の業と言えるでしょう。
ここからは、特に注目すべき当たりカードや、印象的だったナンバーについて、詳細に解説していきます。
No.32 リーリエのピッピ(SAR)の衝撃的な排出率
今回の開封で最も驚かされたのが、No.32のデッキに含まれる「リーリエのピッピ」SARの出現数です。 情報ソースの開封データによると、なんと11枚以上ものリーリエのピッピが排出されています。 「リーリエ」といえば、ポケモンカード界では知らない人がいないほどの超人気キャラクターです。 そのリーリエが描かれたピッピのSARとなれば、本来であれば都市伝説級の出現率であってもおかしくありません。
しかし、今回の129連開封においては、まるで通常のカードかのように次々と姿を現しました。 イラストは、あの大人気イラストレーター・さいとうなおき先生が担当されているとのことで、そのクオリティは折り紙付きです。 リーリエの表情がドアップで描かれており、以前のカードよりもさらにキャラクターの魅力が引き出されています。
これだけ頻繁に排出されるとなると、市場への供給過多を心配する声も上がるかもしれません。 しかし、裏を返せば、多くのファンがこの素晴らしいイラストのカードを手に入れられるチャンスが増えたということでもあります。 「高騰しすぎて手が出ない」という状況が緩和され、純粋にカードを愛するファンの手元に届きやすくなるのは、一人のポケカライターとして喜ばしいことだと感じています。 もちろん、PSA鑑定に出すような美品を狙うコレクターにとっては、選別の目がより厳しくなることは間違いありませんが、それでもこの排出率は「祭り」と言って差し支えないでしょう。
No.95 ボスの指令(アカギ)SRの威光
続いて注目したいのが、No.95のデッキに収録されている「ボスの指令(アカギ)」SRです。 こちらも今回の開封で複数枚確認されました。 「ボスの指令」は、対戦環境において必須級の強力なサポートカードです。 相手のベンチポケモンを強制的にバトル場に引きずり出す効果は、勝負を決める決定打になることが多く、どのデッキにも1〜2枚は採用される汎用性の高さを持っています。
その「ボスの指令」が、ギンガ団のボスであるアカギのSR仕様で登場したのですから、プレイヤーからの需要は計り知れません。 渋く、威厳のあるアカギのイラストは、デッキの「格」を一段階引き上げてくれるような存在感があります。 開封の序盤でこのカードを引けた時の安心感は格別です。 「外枠の次にジャッジマンがなければサポート確定」といった、開封時のマニアックな法則性も垣間見え、開封者の期待を煽る演出も心憎いですね。
複数枚排出されたとはいえ、その汎用性の高さから、値崩れしにくいカードの一つであると予想されます。 対戦で実際に使える「強いカード」かつ「カッコいいカード」というのは、ポケカにおいて最強の組み合わせなのです。
No.45 マリィのプライドSRとマグカルゴの意外な関係
No.45のデッキからは、「マリィのプライド」SRが確認されました。 当初、開封者が「マッギョSR」と見間違えるほどの(あるいは愛称で呼んでいる)親しみやすさがありましたが、実際に出てきたのは大人気キャラのマリィです。 このデッキには「マグカルゴEX」も同梱されているようで、炎タイプと組み合わせた構築になっていることが伺えます。
マリィもリーリエに並ぶ超人気キャラクターであり、過去に収録された「シールド戦」のプロモカードなどは、とんでもない価格で取引されています。 今回の「マリィのプライド」も、エネルギ加速ができる優秀な効果を持っており、デッキの核となるカードです。 それがフルホイル仕様で手に入るとあれば、このNo.45も間違いなく「当たりデッキ」の一つと言えるでしょう。
ただ、今回の検証においては、リーリエのピッピなどの他の強力なライバルたちに比べると、排出時のテンションの上がり方に若干の差が見受けられたのも興味深い点です。 贅沢な悩みではありますが、SRが当たり前のように出る環境下では、マリィクラスのカードでさえ「また出た」という感覚に陥ってしまうのかもしれません。 これこそが「地獄の時間」ならぬ「天国のインフレ」と言える現象ですね。
No.25 ピカチュウSRと図鑑ナンバーの粋な計らい
No.25のデッキから排出されたのは、国民的アイドルポケモン「ピカチュウ」のSR仕様でした。 これは、ピカチュウの全国図鑑ナンバーが「025」であることにちなんだ、公式からの粋な計らいであると考えられます。 こういった数字遊びの要素を取り入れてくれるのも、スタートデッキ100の楽しいポイントですね。
このデッキはまさに「ピカチュウ尽くし」の内容となっており、SR仕様のピカチュウだけでなく、通常のピカチュウ、さらにはライチュウやピチューといった進化ラインもすべてホイル仕様で収録されているようです。 「スーパーピカチュウセット」と呼びたくなるような、電気タイプファン垂涎の内容となっています。
ピカチュウのカードは、強さに関係なく常に一定以上の需要があります。 その愛くるしいイラストは、ファイルに飾っておくだけで心を癒してくれる効果がありますからね。 今回の開封でもコンスタントに排出されており、No.25という番号を見た瞬間に「ピカチュウ確定!」と喜べる、安心感のある当たり枠として機能していました。
No.67 ブイズセット(イーブイヒーローズ)の輝き
No.67のデッキは、イーブイとその進化系たちが勢揃いした、いわゆる「ブイズセット」となっていました。 リーフィア、ブースター、シャワーズ、サンダース、グレイシア、ニンフィア、ブラッキー、エーフィ……これら全ての進化ラインがホイル仕様で収録されているのですから、壮観の一言に尽きます。
イーブイ関連のカードは、コレクション需要が非常に高く、特にブラッキーやニンフィアといった人気どころは常に高値で取引されています。 このNo.67デッキ一つで、ブイズのキラカードを一気にコレクションできるというのは、初心者にとってもベテランにとっても大きなメリットです。 SRのような特別なレアリティではないかもしれませんが、デッキ全体の「総合力」としての満足度は、他のナンバーに引けを取らないでしょう。
No.80 ニャオハSRとパルデア地方からの刺客
ここで非常に興味深いデータが出てきました。 No.80のデッキから、パルデア地方の御三家である「ニャオハ」のSRが排出されたのです。 本来、スタートデッキ100は「ソード&シールド」シリーズの商品であり、パルデア地方のポケモンが含まれていることは異例中の異例です。 しかし、今回の情報ソースに基づくと、確かにニャオハSR、そしてグレンアルマといった新世代のポケモンたちがラインナップに含まれています。
これは、今回の開封対象となった商品が、通常の再販版とは異なる「特別版」や、あるいは「第2弾」「ジェネレーションズ」のような位置づけの商品であった可能性を示唆しています。 もしくは、長期間販売され続ける中で、ひっそりと収録内容がアップデートされていたという「サイレント修正」の可能性も否定できません。
いずれにせよ、ニャオハという最新の人気ポケモンがSR仕様で手に入るというのは、プレイヤーにとって嬉しいサプライズです。 ホゲータやクワッスといった他の御三家の存在も示唆されており、スタートデッキ100の奥深さを改めて感じさせる結果となりました。
No.64 メガタブンネSRとメガシンカの帰還
ニャオハという新世代の驚きがあった一方で、No.64からは「メガタブンネ」SRという、懐かしのメガシンカポケモンの登場も確認されました。 「XY」シリーズを象徴するシステムであるメガシンカが、この令和の時代に、しかもSR仕様で新規収録(あるいは復刻)されていることには驚きを隠せません。
メガタブンネは、その可愛らしい見た目とは裏腹に、耐久力のあるトリッキーな戦い方ができるポケモンです。 対戦環境の最前線からは少し離れていたかもしれませんが、こうして再びスポットライトが当たることで、新たな使い道が模索されるかもしれません。 新旧のポケモンが入り乱れるこのカオスなラインナップこそが、100種類以上のデッキが存在するこの商品の真骨頂と言えるでしょう。
No.101「幻のデッキ」とNo.100の真実
スタートデッキ100において、No.100までは公式サイトでリストが公開されていますが、No.101という「シークレットデッキ」が存在することは有名です。 今回の129連開封においても、この幻のNo.101を引き当てることに成功しています。 しかも、なんと3回も。
No.101から排出された三体の伝説
No.101のデッキには、「メガリザードンY」「メガニウム」「メガオーダイル」といった強力なポケモンたちが含まれていることが確認されました(※情報ソースに基づく記述)。 特に「メガリザードン」の存在感は圧倒的です。 リザードンというポケモン自体が、ポケカ界における「王」のような存在であり、そのメガシンカ形態となれば、人気が出ないはずがありません。
また、情報ソース内では「メガリザードンYのUR(ウルトラレア)」の存在を期待して開封を続けていましたが、残念ながら今回の129個の中からはUR仕様は確認できませんでした。 しかし、No.101自体を引き当てたこと自体が凄まじい強運です。 1,020個中3個ということは、出現率は約0.3%。 フルホイルパックの中に絞っても、約2.3%という狭き門です。
このNo.101には、他にも「ガラル三鳥(フリーザー、サンダー、ファイヤー)」のURが入っているパターンも過去には存在しましたが、今回の検証では「メガシンカ」に焦点が当てられた構成になっているようです。 (※注:一般的なスタートデッキ100のNo.101はマリィのプライドSR、ガラル三鳥UR等が有名ですが、今回のソースではメガシンカ等の記述があるため、それに準拠します)
No.100とエーススペックの存在
No.100のデッキも複数回排出されました。 このデッキの特徴は、「エーススペック」と呼ばれる強力なトレーナーズカードが含まれている点です。 「ヒーローマント」などのエーススペックは、デッキに1枚しか入れられない制限カードですが、その分効果は絶大です。 対戦環境においても非常に重要度の高いカードであり、これを確定で入手できるNo.100は、実用性の面で最高の大当たりと言えるでしょう。
No.100は「100番目のデッキ」というキリ番的な意味合いだけでなく、中身の強さもしっかりと保証されている点が素晴らしいですね。
開封データから見る確率の分析
さて、ここで一度、今回の開封結果を数字で整理してみましょう。 感覚的な「よく出る」「出ない」ではなく、具体的なデータとして見ることで、フルホイルパックの傾向がより鮮明になります。
主要レアリティ出現数まとめ(推測値含む)
今回の129個のフルホイルパック開封結果を、情報ソースの発言を基に表にまとめました。 (※具体的な枚数が明言されていないものは、動画内の頻度から推測しています)
| デッキNo. | 主な収録カード | 特徴・レアリティ | 推定出現頻度 |
|---|---|---|---|
| No.32 | リーリエのピッピ | SAR仕様 | 高(11回以上) |
| No.25 | ピカチュウ | SR仕様、ピカチュウセット | 中〜高 |
| No.95 | ボスの指令(アカギ) | SR仕様 | 中 |
| No.45 | マリィのプライド | SR仕様 | 中 |
| No.80 | ニャオハ | SR仕様 | 中 |
| No.67 | ブイズセット | 全てホイル仕様 | 中 |
| No.64 | メガタブンネ | SR仕様 | 低〜中 |
| No.100 | エーススペック各種 | キリ番、実用性高 | 低 |
| No.101 | メガリザードン等 | シークレット枠 | 激低(3回) |
驚くべきSRの排出率とその意味
この表を見てわかる通り、No.32(リーリエのピッピ)の出現数が突出しています。 これは、特定の当たりデッキの封入率が極端に低く設定されているわけではなく、ある程度均等、あるいは特定のSRデッキが出やすく設定されている可能性を示唆しています。 一方で、No.101のような真のシークレット枠は、やはり別格の低確率であることも浮き彫りになりました。
「SRは当たりにくい」という常識を覆し、フルホイルパックさえ手に入れれば、1/2以上の確率で何らかのSRが入手できるという状況は、まさに「確変」状態です。 しかし、1,020個買ってようやく129個のフルホイルパックという母数を忘れてはいけません。 トータルで見れば、やはりSRを手に入れるのは容易ではないのです。
「フライングゲット(フラゲ)」と「サーチ」問題への考察
今回の記事を作成するにあたり、避けて通れないのが、情報ソースの中で熱く語られていた「フラゲ」と「サーチ」に関する問題です。 これらはポケモンカードゲームを楽しむ上で、非常にデリケートかつ重要なテーマです。
発売日を守るということの意義
情報ソースの発信者は、発売日前に商品を販売する「フラゲ」行為に対して、強い憤りを感じていました。 法的には違法ではないものの、メーカーが定めた発売日という「約束」を破る行為は、真面目にルールを守っている店舗やプレイヤーに不利益をもたらします。 「あそこの店は早く売ってくれるから」という理由で客が流れ、ルールを守る店が損をする。 そんな不条理がまかり通ってしまえば、カードショップという文化そのものが衰退してしまう恐れがあります。
また、発売日当日の大会などで、フラゲで入手したカードを使われてしまうと、公平な競争ができなくなります。 私たちプレイヤーも、「早く欲しい」という気持ちをグッとこらえ、正規の発売日に購入することが、長い目で見てポケモンカード業界を守ることにつながるのです。
フルホイルパックとサーチ行為の影
今回の検証が「フルホイルパックのみ」を集めて行われたという点にも触れなければなりません。 通常、ランダムに購入して129個連続でフルホイルパックが出ることはあり得ません。 これは、重さや金属探知などの何らかの方法で「サーチ」を行い、フルホイルパックを選別したことを意味します(情報ソース内でも検証目的としてのサーチを示唆しています)。
個人が検証目的で行う分には一つの実験ですが、これが店頭で行われてしまうと大問題です。 「当たり」だけが抜かれた後の「残りカス」を買わされる一般の子供たちやプレイヤーのことを考えると、サーチ行為は断じて許されるものではありません。 メーカー側も対策を講じてはいますが、いたちごっこの状態が続いています。 私たち購入者側も、シュリンク(外装フィルム)が剥がされた商品や、不自然に箱が開いている商品には手を出さないなど、自衛の意識を持つことが大切です。
ポケカライターとして見る「スタートデッキ100」の今後
今回の129連開封を通じて、スタートデッキ100という商品の異常なまでのポテンシャルを再確認しました。 発売から時間が経過してもなお、再販されるたびに即完売する理由がよくわかります。 特に、今回確認された「リーリエのピッピ」や「ニャオハ」といったカードの存在は、今後の中古市場価格にも大きな影響を与えるでしょう。
供給過多による価格の安定化への期待
リーリエのピッピがこれだけ排出されるということは、一時期のバブルのような高騰は落ち着きを見せるかもしれません。 「PSA10なら〇〇万円」といった投機的な視点ではなく、「可愛いからデッキに入れたい」「ファイルに飾りたい」という純粋な需要で価格が形成されていく健全な市場に戻っていく兆しとも取れます。
2026年に向けた展望
情報ソースの発信者は、2026年までこの商品が作られ続けるのではないか、という予想をしていました。 もしそうなれば、いつでもどこでも定価でスタートデッキ100が買える未来が来るかもしれません。 それは、これからポケカを始める子供たちにとって、最高の環境です。 「お小遣いで1つ買ったら、キラキラのピカチュウが出た!」 そんな原体験こそが、次の世代のポケカファンを育てるのです。
まとめ
今回の129連開封検証は、まさに「地獄の時間」でありながら、夢のような「天国の時間」でもありました。 膨大な数のデッキを開封し、集計することは並大抵の労力ではありませんが、その結果得られたデータは非常に価値のあるものです。
この記事のポイントをまとめます。
・フルホイルパックの出現率は全体の約12.6%と推測される ・リーリエのピッピSARは意外にも高確率で排出される傾向にある ・No.101のようなシークレット枠はやはり別格の低確率である ・フラゲやサーチなどの問題に対しユーザーも高い意識を持つ必要がある
スタートデッキ100は、単なる構築済みデッキの枠を超え、開封のドキドキ感とコレクションの喜びを凝縮した、ポケカ史に残る名作キットです。 もしお店で見かけることがあれば、ぜひ運試しに一つ手に取ってみてください。 もしかしたら、あなたの手元にも、金色のハイパーボールと共に「リーリエ」や「ピカチュウ」が舞い降りるかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 皆さんのポケカライフが、キラキラと輝くものになりますように。








