編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、ポケモンレジェンズZ-A(ポケモンZA)の「M次元ラッシュ」をプレイしていて、ドーナツ作りに必要な「きのみ」が枯渇して困っている、あるいはもっと効率的にレアアイテムを集めたいと考えていることだと思います。
特に、色違い厳選やオシャボ(オシャレボール)集めに着手し始めると、素材の消費量は尋常ではありませんよね。私も最初は素材集めに奔走していましたが、ある「法則」と「レシピ」を確立してからは、むしろ素材が溢れかえるようになりました。
この記事を読み終える頃には、枯渇していた素材が無限に増え続け、さらには色違いの伝説ポケモンまで効率よくゲットできるようになっているはずです。
- きのみを無限に増やす「サワードーナツ」の黄金レシピと、必須となる「どっさりパワー」「道具パワー」の組み合わせ解説
- 失敗を許さない「バックアップセーブ」の活用法と、フィールドでの効率的なリセマラ手順
- レベル100作成や金策も可能にする、経験アメ・換金アイテム特化型ドーナツの運用方法
- 伝説のポケモン(テラキオン・ビリジオン・コバルオン)の色違いを短時間で出す「シャトルラン厳選」の極意
それでは解説していきます。
M次元ラッシュにおけるドーナツの重要性と素材不足の罠
ポケモンレジェンズZ-Aのエンドコンテンツとも言える「M次元ラッシュ」。このモードを攻略する上で、ステータスバフやドロップ率変化をもたらす「ドーナツ」の存在は欠かせません。しかし、多くのプレイヤーが直面するのが「ドーナツを作りたいのに、その材料となる異次元きのみがない」というジレンマです。
なぜ「きのみ」はすぐに枯渇してしまうのか
通常プレイで手に入る「異次元きのみ」の数は非常に限られています。フィールドに点在する小さなボールや、敵からのドロップで細々と集めるのが一般的ですが、高性能な「レベル3」のドーナツを作ろうとすると、一回の調理で大量のきのみを消費します。
特に、色違い厳選に必須となる「輝きパワー」などの効果を持つドーナツは要求素材のレアリティや数がシビアで、何も考えずに調理しているとあっという間にインベントリが空になります。初心者がまず陥るのがこの「素材不足による攻略の停滞」です。これを解消しない限り、効率的な厳選作業はスタートラインにすら立てないと言っても過言ではありません。
目指すべきは「消費」ではなく「循環」
私が提唱したいのは、きのみを消費してアイテムを得るのではなく、「ドーナツを使うことで、使った以上のきのみを回収する」という循環システムの構築です。 このシステムの中核を担うのが、特定のフレーバー値を極限まで高めた「サワードーナツ」です。
まずはこの基盤を作ることから、M次元ラッシュの本当の攻略が始まると認識してください。
異次元きのみが無限に増えるドーナツのレシピとメカニズム
それでは、本記事の核心部分である「きのみ増殖」の具体的な方法について解説していきます。適当に材料を投入するのではなく、明確な数値目標を持って調理する必要があります。
必須効果「どっさりパワー」と「道具パワー」の黄金比
無限増殖を実現するために発動させなければならない効果は以下の2つです。これ以外の効果がついた場合は失敗とみなし、後述するリセットを行うべきです。
- どっさりパワー Lv.3
- 効果: ドロップするアイテムの数を劇的に増やします。通常、フィールドのオブジェクト破壊で得られるアイテムは2〜3個ですが、この効果がLv.3になると追加で5個程度ドロップするようになります。つまり、1箇所で合計7〜8個のアイテムが入手可能になります。
- 重要性: これがないと物理的に収支がプラスになりません。Lv.1やLv.2では増加量が少なく、元を取るのが難しいため、必ずLv.3を狙ってください。
- 道具パワー:きのみ Lv.3
- 効果: ドロップするアイテムの中身を「きのみ」に固定、または高確率で抽選されるようにします。
- 重要性: 「どっさりパワー」で数を増やしても、中身が不要な回復薬や素材では意味がありません。「きのみ」に限定することで、次のドーナツを作るための燃料を確保します。Lv.3であれば100%きのみが出るようになり、循環効率が最大化します。
実際に投入すべき「きのみ」の組み合わせ
「サワー」のフレーバー値を高めることで、上記のような有用な効果が発現しやすくなります。私が検証を重ねた結果、以下の優先順位で素材を投入するのがベストです。
- 最優先:カブのみ
- サワー値を最も高く引き上げることができる最強の素材です。これを持っているなら惜しみなく投入してください。リセマラ基準も「カブのみが出るかどうか」で判断して良いレベルです。
- 次点:ロゼルのみ
- カブのみがない場合の代用、あるいはカブのみと合わせて投入して数値を底上げするのに使います。
- 調整用:リリバのみ
- サワー値を微調整し、他のフレーバー値が上回らないようにするために使用します。
具体的な調理手順のイメージ:
- 手持ちの中で最もサワー値が高い「カブのみ」を1つ投入します。
- 数値をさらに伸ばすために「ロゼルのみ」などを追加投入します。
- 残りの枠は、サワー値が一番高い状態をキープできるように、手持ちの余っているきのみで埋めていきます。
- 目標とするサワー値の目安は、ランク5のドーナツを作る場合、数値が「400」を超えるとLv.3の効果が付きやすくなる体感があります。
失敗を無かったことにする「バックアップセーブ」の必須テクニック
ドーナツ作りはランダム要素が強く、同じレシピでも付与される効果(パワーの種類)やレベルが変動します。貴重なきのみを使って「レベル1」のドーナツができてしまっては目も当てられません。そこで必須となるのがバックアップセーブの活用です。
正しいバックアップとリセットの手順
通常のレポート(セーブ)とは異なり、ゲーム内機能を使った復旧方法を用います。
- 調理前にポケモンセンターへ行く: ドーナツを作る直前、必ずポケモンセンターなどの安全な場所で一度レポートを書きます。
- 調理実行: ドーナツを作ります。
- 結果確認:
- 成功(どっさりLv3 + きのみLv3など): そのまま冒険へ出発。
- 失敗(レベルが低い、不要な効果): ゲームを終了し、ソフトを再起動します。
- バックアップから復元:
- タイトル画面で**「十字キーの上」+「Xボタン」+「Bボタン」**を同時押しします。
- 「バックアップデータをロードしますか?」という表示が出るので、「はい」を選択して再開します。
- 調理前の状態に戻っているので、再度調理を行うか、少し乱数を調整してから再挑戦します。
この手順を徹底することで、素材を一切無駄にすることなく、理想の効果が出るまで粘ることが可能です。これはバグ利用ではなく、ゲームに実装されている救済機能の一種ですので、安心して活用してください。
フィールドでの「きのみリセマラ」による特定素材の確保
ドーナツの効果を発動させてM次元ラッシュ(特に大規模バトル)に入った後も、厳選作業は続きます。ここでは「カブのみ」などの特定素材をピンポイントで増やすテクニックを紹介します。
大規模バトルでのリセット活用法
- 大規模バトルを選択: オブジェクト(空中のモヤなど)が確定で15個程度出現するため、効率が段違いです。
- 手動レポートの活用:
- 空中のモヤや木箱を破壊する直前に、手動でレポートを書きます(オートセーブ設定は切っておくのが無難です)。
- オブジェクトを破壊し、中身を確認します。
- 目当ての「カブのみ」が出ればそのまま回収し、次へ進みます。
- 違うアイテムが出た場合は、ソフトをリセットしてロードし直します。
- 乱数の仕様:
- 私の検証では、単にリセットして同じ場所を壊すだけでは中身が変わらないことがありました。
- その場合、少し歩き回る、視点を変える、別のオブジェクトを先に壊すなどして行動パターンを変えると、中身が再抽選されることがあります。
この地道な作業を、「どっさりパワーLv.3」が発動している状態で行うことで、一度のドロップで5〜8個の「カブのみ」が入手できます。これを10箇所も回れば、あっという間に素材はカンスト近くまで貯まります。
きのみ以外のおすすめドーナツ効果とその活用法
きのみの供給が安定してくると、次は他の目的にリソースを割くことができるようになります。M次元ラッシュのドーナツには、ゲームバランスを崩壊させかねない強力な効果が他にも存在します。
【オシャボ収集】道具パワー:ボール
所謂「ガンテツボール」や「ウルトラボール」などの希少なボール(オシャボ)を量産するための設定です。
- 狙う効果: 「どっさりパワーLv.3」+「道具パワー:ボール Lv.3」
- 得られるもの: ラブラブボール、ムーンボール、ヘビーボールなどのレアボール。
- 注意点:
- 「ボールパワー」はハズレ(モンスターボール等)も含まれます。そのため、フィールドでのリセマラが重要になります。
- ランク5の異次元マップでは、ウルトラボールやサファリボール、コンペボールのドロップも確認されています。これらを狙う際は、必ず高ランクのミッションを受注してください。
- 「ボーナスボール(金色のモヤ)」は中身が全てボールになるボーナスステージのようなものです。見つけたら必ず破壊しましょう。
【レベル上げ】道具パワー:アメ
対戦用ポケモンの育成を一瞬で終わらせたい場合におすすめです。
- 狙う効果: 「どっさりパワーLv.3」+「道具パワー:アメ Lv.3」
- 得られるもの: 経験アメXL、ふしぎなアメ。
- 成果の実例:
- 1回の探索(約10〜15分)で、経験アメだけで約94万経験値分、ふしぎなアメ23個程度を回収できました。
- これは、Lv.1のポケモンをLv.100にするのに十分な量です。
- 効率的な使い方は、Lv.80くらいまでは経験アメで上げ、必要経験値が跳ね上がるLv.80以降にふしぎなアメを使うことです。
【金策】道具パワー:おたから
換金アイテムを集めてお金を稼ぐ構成です。
- 狙う効果: 「どっさりパワーLv.3」+「道具パワー:おたから Lv.3」
- 得られるもの: きんのたま、おだんごしんじゅ等の高額換金アイテム。
- 成果の実例:
- 1回の探索で100万円近い売り上げを出すことも可能です。
- ショップでのアイテム購入や、個体値上げの「王冠」購入などで金欠気味の方には救世主となります。
【進化アイテム】道具パワー:とくべつ
進化に必要な特殊アイテム(イワイノヨロイ、ノロイノヨロイ等)を入手できます。
- 必要性:
- 排出される種類が6種類程度と少なく、1〜2回このドーナツを使って周回すれば、一生分困らないだけの数が集まります。
- 常用するものではないので、必要数集まったら以後は作る必要はありません。
色違いドーナツの作成と「輝きパワー」の真価
素材に余裕ができたら、いよいよ本命の「色違い厳選」です。今作のドーナツによる色違い効果は、過去作と比較しても破格の性能を誇ります。
色違いドーナツのレシピと効果
- レシピ: 「異次元タンガのみ」+「異次元ハバンのみ」を全力投入。
- これらのきのみは、前述のきのみ増殖ループの中で集めておきます。
- 必須効果: 「輝きパワー Lv.3」
- これに加えて「二つ名パワー(オヤブンパワー)Lv.2以上」や「サイズパワー Lv.2以上」がつくと、証持ちや最大・最小サイズの色違いも狙えるようになります。
確定枠と確率上昇の仕様
「輝きパワー Lv.3」の効果は絶大です。
- 確定で1匹出現: ドーナツを使用してミッションに入ると、フィールド上のどこかに最低1匹は確実に色違いポケモンが出現します。
- 確率の大幅上昇: 確定枠以外でも、体感で分かるほど色違いの出現率が上がっています(確率分母が512分の1程度になっている可能性があります)。
もし、確定枠で出た色違いが目当てのポケモンでなかった場合、ここでも「バックアップセーブ」からのリセットが有効です。やり直すことで確定枠のポケモンが再抽選されるため、好きなポケモンの色違いが出るまで粘ることができます。
マップ移動(ワープ)を使った高速厳選
M次元ラッシュのフィールドでは、マップを開いて入口や特定のポイントへワープすることができます。この仕様を悪用(?)した厳選方法が強力です。
- 手順:
- ポケモンが湧くポイントの近くへ行く。
- 色違いがいなければ、マップを開いて同じ場所(または近くのポイント)へワープする。
- ワープによるロードを挟むことで、周囲のポケモンがリポップ(再出現)します。
- 効率:
- 1回のワープで十数匹の抽選が行われます。
- ドーナツの効果時間内(約10分)にこのワープをひたすら繰り返すだけで、確率的に1〜2匹の追加色違いに出会える計算になります。
伝説のポケモン(三闘)の色違い厳選ガイド
最後に、難易度が高いとされる準伝説ポケモン「テラキオン」「ビリジオン」「コバルオン」の色違い厳選方法について解説します。これらは通常のワープ厳選が難しいため、地形を利用した特殊なリポップ方法を用います。
テラキオンの厳選方法
テラキオンは屋上に出現することが多いですが、運営が用意したギミックを利用します。
- 場所: テラキオン出現エリア付近のワープ装置。
- 方法: ワープ装置を使って移動を繰り返す…のではなく、**「距離を取ってリポップさせる」**のが確実です。
- 検証結果: ワープ装置連打ではリポップ判定が怪しい(空から降ってくる演出があるため)ので、少し離れて視界から外し、再度近づくというアナログな方法が確実でした。この方法でも、ドーナツ効果があれば30分以内で色違いに遭遇できました。
ビリジオンの厳選方法(シャトルラン)
ビリジオンは地下や穴の中にいることが多く、厳選が面倒な配置です。しかし、特定のルートを往復するだけで高速リポップが可能です。
- 場所: ビリジオンがいる建物の隣にある一直線の道。
- 方法(シャトルラン):
- ビリジオンがいる場所を確認。
- 隣の道の奥にある壁まで走ってタッチ。
- 引き返してビリジオンの場所まで戻る。
- 仕組み: プレイヤーが一定距離離れることで、ビリジオンが消滅し、戻ることで再出現(リポップ)します。
- 効率: 1往復約20秒。これを繰り返すだけで、約40分で色違いが出現しました。ロードを挟まないため、通常のセーブ&ロードよりも圧倒的に回転率が良いです。
コバルオンの厳選方法
コバルオンもビリジオン同様、シャトルラン形式が通用します。
- 注意点: コバルオンの場合、リポップ判定の距離がシビアです。
- 目印: 橋を渡りきり、「凍った船着き場」のような場所までしっかり走り抜けてください。中途半端な距離で引き返すと、コバルオンが消えておらず、個体が更新されていない(=色違い抽選が行われていない)状態になります。
- 確認方法: 戻った時にコバルオンが「パッ」と出現する瞬間が見えれば成功です。最初からそこに居座っている場合は失敗です。
まとめ:循環システムを確立してM次元ラッシュを制覇せよ
今回はM次元ラッシュにおけるドーナツの活用法と、それに伴う素材収集、色違い厳選について解説しました。
記事のポイントをまとめます。
- 「サワードーナツ」で「どっさりパワーLv.3」と「道具パワー:きのみLv.3」を発動させ、カブのみを量産するループを作ることが最優先。
- ドーナツ作成失敗や、フィールドでのアイテム抽選には「バックアップセーブ」と「手動レポート」を活用してリセットを行う。
- 素材が安定したら「ボールパワー」や「アメパワー」に切り替え、オシャボや経験値を稼ぎ、対戦環境を整える。
- 色違い厳選はドーナツの「確定枠」と「確率上昇」に加え、ワープやシャトルランによる「高速リポップ」を組み合わせることで伝説ポケモンすら容易に入手可能。
このメソッドを実践すれば、もはや素材不足に悩むことはありません。むしろ、アイテムが溢れて整理に困るという贅沢な悩みを抱えることになるでしょう。 M次元ラッシュは、仕組みさえ理解してしまえば、過去作の中でも屈指の「報酬が美味しい」コンテンツです。ぜひこの無限ループを体感し、理想のポケモンたちでBOXを埋め尽くしてください。
それでは、良きポケモンライフを!編集デスクの桐谷シンジでした。








