編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、SSR武将を手に入れたものの「誰を主将にすればいいのかわからない」「連鎖率が上がらず勝てない」といった編成の悩み、あるいは「もっと効率よく敵を倒せる最強のパーティを知りたい」という向上心をお持ちのことだと思います。本作は武将の組み合わせ一つで戦果が天と地ほど変わる奥深いゲームです。
この記事を読み終える頃には、あなたの手持ち武将を最大限に活かす編成のロジックが理解でき、戦場での勝率が劇的に向上する最強の編成が見つかるはずです。
- 現環境でトップクラスの火力を誇る「王騎」や「楊端和」を中心とした最強編成の具体例を紹介
- 序盤から活躍できる天賦900〜800武将を活用した、無課金・微課金でも組みやすいおすすめ編成を解説
- 軍団戦や攻城戦で必須となる、5部隊を組み合わせた「軍勢編成」のシナジー効果と陣形の選び方
- 「連鎖率」や「技能」の相性を理解し、自分だけの最強パーティを組むための基礎知識と応用テクニック
それでは解説していきます。
キングダム覇道における「最強編成」の定義と重要性
『キングダム 覇道』において、単にレアリティの高い武将(SSR)を並べるだけでは「最強」とは言えません。このゲームの戦闘システムは非常に戦略的であり、以下の要素が複雑に絡み合って勝敗が決まるからです。私が長時間のプレイと検証を通じて導き出した、最強編成を組むために絶対に外せない要素をまずは共有しておきましょう。
連鎖率(レンサ)が勝負の鍵を握る
最も重要なのが「戦法連鎖」です。主将が戦法を発動した際、副将が連動して戦法を発動するかどうかは確率(%)で決まります。 例えば、どれだけ強力な攻撃戦法を持つ副将を配置しても、連鎖率が10%程度では実戦で計算できません。最強編成と呼ばれる組み合わせは、総じてこの**連鎖率が安定(20%〜30%以上)**しており、爆発的な火力を生み出せる構成になっています。
配置(前列・後列)と属性のシナジー
部隊には前列・後列の概念があり、主将の特性によって適正配置が異なります。また、「猛(アタッカー)」「知(策略)」「援(サポート)」といった属性(タイプ)の組み合わせで発動する技能もあります。 最強編成では、主将の技能を最大化するために、あえて特定の副将を選んでいるケースが多々あります。例えば、「自部隊と同じ横列の部隊を強化する」技能を持つ場合、その横列にエース級の武将を配置することで、1+1が3にも4にもなるのです。
用途による使い分け(対部隊 vs 対物)
「誰と戦うか」によって最強は変わります。
- 対部隊編成: 敵の武将部隊を壊滅させることに特化。攻撃速度低下や「恐怖」などのデバフ、会心ダメージが重要。
- 対物編成: 城門や拠点などの施設を破壊することに特化。「対物特効」や「兵器火力上昇」などのスキルが必須。
本記事では、これらを総合的に判断し、汎用性の高い「最強」から、特定の状況で輝く「特化型」までを網羅して解説します。
現環境トップティア!SSR武将を中心とした最強おすすめ編成
ここでは、現在入手可能な武将の中で、特に採用率が高く、強力なシナジーを持つ編成を紹介します。私が実際に使用し、その強さを体感したものばかりです。
王騎(おうき)編成:攻守万能の絶対的エース
王騎は、本作において象徴的な強さを誇る武将です。彼の最大の特徴は、高いステータスと、味方全体を強化できる汎用性の高さにあります。
編成例:軍団戦・対物特化型
| 役割 | 武将名 | 連鎖率 / 特徴 |
|---|---|---|
| 主将 | 王騎 | 戦法: 味方横列の攻撃・防御+15%(前列時全体化)
特徴: 攻守の要。前列配置推奨。 |
| 副将1 | 同金 | 連鎖率: 26%
役割: 攻撃・対物30%上昇バフ。施設破壊の起点。 |
| 副将2 | 蒙毅 | 連鎖率: 28%
役割: 策略・対物30%上昇。知力系バフでサポート。 |
| 補佐1 | タジフ | ステータス底上げ・耐久力強化要員。 |
| 補佐2 | ランカイ | 圧倒的武力で部隊攻撃力を底上げ。 |
この編成の強みと運用ポイント
この編成の真骨頂は、**圧倒的な「対物火力」と「全体バフ」**です。 王騎の戦法は、自部隊が前列にいる場合、効果範囲が「軍勢全体」に拡大します。これにより、他の4部隊全ての攻撃力と防御力を底上げできます。 さらに、副将に「同金」と「蒙毅」を採用することで、「対物攻撃力」を大幅に強化しています。同金は「攻撃・対物上昇」、蒙毅は「策略・対物上昇」を持っており、これらが連鎖した時の施設破壊速度は凄まじいものがあります。
運用のコツ: 必ず「前列」に配置してください。王騎の技能「破壁(対物特攻)」や「守壁(防御強化)」も発動しやすくなり、攻城戦では欠かせない部隊となります。
楊端和(ようたんわ)編成:恐怖と会心で敵を制圧する女王
山の民の王、楊端和は「デバフ(妨害)」と「クリティカル(会心)」に特化した超攻撃的な武将です。敵を行動不能にしつつ、高火力を叩き込むスタイルは爽快感抜群です。
編成例:恐怖付与・高火力アタッカー型
| 役割 | 武将名 | 連鎖率 / 特徴 |
|---|---|---|
| 主将 | 楊端和 | 戦法: 攻撃速度+20%、敵に「恐怖」付与
特徴: 敵を無力化しつつ殴るスタイル。 |
| 副将1 | シュンメン | 連鎖率: 32%
役割: 戦威+20%、会心威力+20%、自身の攻撃速度UP。 |
| 副将2 | バジオウ | 連鎖率: 34%
役割: 攻撃+30%、会心発生+30%、敵防御-20%。 |
| 補佐1 | 徐完 | 攻撃力・会心関連の補正。 |
| 補佐2 | ムタ | 状態異常付与確率アップや火力補助。 |
この編成の強みと運用ポイント
この編成の最大の武器は**状態異常「恐怖」**です。恐怖状態になった敵は、一定時間攻撃や戦法発動ができなくなります。これにより、一方的に攻撃し続ける状況を作り出せます。 さらに、副将のシュンメンとバジオウは、どちらも「山の民」カテゴリーであり、相互の相性が抜群です。
- シュンメン: 会心威力を上げる(クリティカル時のダメージアップ)。
- バジオウ: 会心発生率を上げる(クリティカルが出る確率アップ)&敵の防御を下げる。
この二人が連鎖することで、「防御の下がった動けない敵」に対して「高確率で発生する強力なクリティカル攻撃」を連打することになります。対部隊戦においては最強クラスの制圧力を持っています。
麃公(ひょうこう)編成:本能で戦場を焼き尽くす高火力貫通
麃公将軍は、戦況を打破する爆発力を持っています。特に「貫通」攻撃と、自身が火だるまになるほど強くなるような特殊なバフ効果が特徴です。
編成例:兵力削り・施設破壊両用型
| 役割 | 武将名 | 連鎖率 / 特徴 |
|---|---|---|
| 主将 | 麃公 | 戦法: 会心発生+20%、縦列に高倍率攻撃(炎状態で威力増)
特徴: 状態変化で火力が跳ね上がる。 |
| 副将1 | 羌瘣 | 連鎖率: 32%
役割: 攻撃・策略+30%、敵攻撃速度低下、高倍率攻撃。 |
| 副将2 | 縛虎申 | 連鎖率: 28%
役割: 攻撃・対物+10%、自傷ダメージと引き換えに高火力。 |
| 補佐 | 昌文君 | バフの安定化。 |
| 補佐 | 魏加 | 遠距離からの支援スキル。 |
この編成の強みと運用ポイント
麃公の戦法は、特定の条件(種火、炎、大炎状態)で威力が上昇するロマン砲です。最大400%という脅威のダメージ倍率を叩き出します。 副将に「羌瘣(きょうかい)」を入れることで、敵の攻撃速度を下げて被ダメージを抑えつつ、彼女自身の高い攻撃力も加算されます。 また、「縛虎申(ばくこしん)」は「特攻」のような性能を持っており、自部隊の兵力が減るほど威力が上がる戦法を持っています。麃公の「肉を切らせて骨を断つ」ような戦闘スタイルと非常にマッチしており、敵部隊を一気に壊滅させる火力が出せます。
バジオウ編成:攻撃速度と手数の鬼
SSRバジオウを主将にした場合、楊端和の副将運用とはまた違った強さを発揮します。
編成例:高速戦闘・会心連撃型
- 主将: バジオウ
- 副将1: シュンメン(連鎖率30%:戦威・会心威力UP・攻撃速度UP)
- 副将2: 縛虎申(連鎖率30%:攻撃・対物UP・攻撃速度UP)
解説
この編成のテーマは**「攻撃速度」の極大化**です。 バジオウ、シュンメン、縛虎申、全員が何らかの形で攻撃性能を上げるスキルを持っています。特に技能「戦士」や「掃討」といった常時発動スキルと組み合わせることで、通常攻撃のスピードが段違いになります。 攻撃回数が増えれば、それだけ「会心(クリティカル)」が発生する回数も増えます。DPS(秒間ダメージ)においてはトップクラスの性能を誇り、乱戦で敵を次々となぎ倒すのに向いています。
騰(とう)編成:鉄壁の防御と能力ダウン無効
王騎の副官である騰は、防御性能と安定感に優れた編成が組めます。
編成例:デバフ無効・カウンター型
- 主将: 騰
- 副将1: 羌瘣(連鎖率32%)
- 副将2: 縛虎申(連鎖率26%)
解説
騰の最大の特徴は、戦法で付与できる**「悠然」**という状態です。これは「能力低下効果を無効化する」という非常に強力なバフです。 敵からの攻撃力ダウンや防御力ダウンを受け付けなくなるため、計算通りのダメージを出し続けることができます。これに羌瘣の攻撃速度デバフを組み合わせることで、「相手は弱体化するが、自分たちは弱体化しない」という有利な状況を固定できます。 長期戦になりがちな高難易度のNPC討伐や、デバフを多用する敵プレイヤーとの戦闘で輝きます。
録嗚未(ろくおみ)&白亀西(はくきさい)編成:特化型の強み
録嗚未編成(火力特化)
- 構成: 録嗚未+干央+縛虎申
- 特徴: 「王騎軍」のシナジーを活かした構成。録嗚未は「大勇」という技能で常に攻撃ステータスが高く、戦法の威力も最大300%と強力です。干央との連鎖で、兵力が減った状態からの逆転劇も狙えます。
白亀西編成(バフ特化)
- 構成: 白亀西+壁+縛虎申
- 特徴: 一見地味に見えますが、白亀西の戦法「攻撃40%上昇」は破格の数値です。壁の防御バフも合わせることで、部隊全体の基礎能力を大幅に引き上げます。援護タイプとして、主力の横に配置するサブ部隊として非常に優秀です。
軍勢編成の極意:5部隊のシナジーと陣形
個々の部隊編成と同じくらい重要なのが、5つの部隊をどう組み合わせるかという「軍勢編成」です。ここでは、最強の5部隊構成例を紹介します。
王騎軍&山の民 混合ハイブリッド編成
現在最もバランスが良く、多くのプレイヤーが目標とする構成です。
- 王騎隊(バフ・タンク役)
- 同金隊(対物・火力補助)※白亀西などでも可
- 麃公隊(メインアタッカー1)
- 蒙毅隊(知力・対物補助)※バジオウなどでも可
- 楊端和隊(メインアタッカー2・デバフ役)
採用陣形:鶴翼陣(かくよくじん)
- 効果: 防御力大幅アップ(+60%)、攻撃・戦威アップ
- 解説: 王騎の技能「怪鳥」の効果により、王騎は「闘(アタッカー)」タイプとしても扱われます。これにより、編成内に「闘」と「援」のバランスが良くなり、鶴翼陣のボーナス(2タイプ分の補正)を最大限に受けられます。 防御力が跳ね上がるため、野盗狩りでの連戦や、敵の猛攻を耐えながら施設を殴る軍団戦で非常に安定します。
対物特化・速攻破壊編成
敵の城や拠点を一瞬で落とすための構成です。
- 王騎
- 同金
- 麃公
- 蒙毅
- バジオウ
採用陣形:錐行陣(すいこうじん)
- 効果: 攻撃力特大アップ(+50%)、機動力重視
- 解説: 防御を捨てて攻撃に全振りする陣形です。 戦法の発動順を調整し、同金(対物バフ)→麃公(攻撃)、**蒙毅(対物バフ)→バジオウ(攻撃)**となるように配置します。 王騎が前列で全体の耐久を支えつつ、後ろから高火力の対物アタッカーが施設を粉砕します。この編成を組めるかどうかが、軍団戦での貢献度を大きく左右します。
【初心者必見】序盤〜中盤を支えるおすすめ編成(天賦900以下)
SSRが揃っていない序盤でも、組み合わせ次第で十分に戦えます。むしろ、凸(限界突破)が進んでいないSSRよりも、完凸したSRの方が強い場面も多々あります。
天賦900武将を軸にした編成
リセマラ等で手に入れたSSR武将を軸にする場合です。
1. 初期の王騎編成
- 主将: 王騎
- 副将: 干央、沛浪(ハイロウ)
- 解説: 王騎の副将枠が空いているなら、とりあえずSRの干央と沛浪を入れましょう。彼らは王騎軍としてのシナジーがあり、入手もしやすいです。特に干央はSSRになっても使える優秀な副将です。
2. 初期の楊端和編成
- 主将: 楊端和
- 副将: 昌文君、崇原(スウゲン)
- 解説: 楊端和の強みである「会心」を活かすため、会心率を上げられる崇原を採用します。昌文君は汎用バッファーとしてどこにでも入れられるので、序盤の要になります。
3. 羌瘣(きょうかい)遊撃編成
- 主将: 羌瘣
- 副将: 魏加、来輝
- 解説: 羌瘣と魏加は相性が良く、攻撃速度低下デバフを重ねがけできます。敵の進行を遅らせる遊撃隊として機能します。
天賦850(信・壁など)の実用編成
主人公である「信」や、ストーリーで手に入る「壁」も優秀です。
信(しん)の対物編成
- 主将: 信
- 副将: 竜川、田有
- 解説: 飛信隊で固めたロマン編成ですが、実用性も高いです。「対物特効」を持っているため、序盤の拠点攻略や攻城戦のサブアタッカーとして活躍します。R武将の尾平なども飛信隊タグを持っているので、繋ぎとして使えます。
壁(へき)の安定編成
- 主将: 壁
- 副将: カク備、来輝
- 解説: 壁は「味方を死なせない」ことに長けています。防御バフと攻撃バフをバランスよく撒けるため、オート戦闘での事故を減らせます。カク備も横列強化を持っているので、並べて配置しましょう。
意外と強い!天賦800以下の活用法
コスト調整や、2軍・3軍として使う武将たちです。
- シュンメン+黄離弦: シュンメンを主将にし、R武将の黄離弦(弓)を副将につける構成。黄離弦はレアリティ詐欺と言われるほど優秀な会心バフを持っています。シュンメンの火力底上げに最適です。
- 徐完+左慈(成蟜一派): 成蟜の取り巻きである二人ですが、連携率が異常に高いのが特徴。低レアリティながらスキル連発でダメージを稼げます。
編成を組む際の重要テクニックと注意点
最後に、編成画面で迷った時に確認すべきポイントをまとめます。
1. 「技能」の発動条件を確認する
武将の技能には「主将の時のみ発動」「副将でも発動」「女性武将がいると発動」など、細かい条件があります。 例えば、王騎の「怪鳥」は非常に強力ですが、彼を副将にしてしまうと効果が激減します。編成画面で技能アイコンが点灯しているかを必ずチェックしましょう。
2. 戦法発動順序(タイムライン)を意識する
部隊の戦法は、基本的に「バフ(強化)」→「攻撃」の順で発動させたいものです。
- 連鎖順「早い」: バフ持ちの副将におすすめ(例:同金、シュンメン)
- 連鎖順「普通」: メインアタッカーや追撃(例:バジオウ)
- 連鎖順「遅い」: フィニッシャー(例:王騎、録嗚未)
この順番が狂うと、「攻撃した後に攻撃力アップのバフがかかる」という無駄が発生してしまいます。武将詳細の「連鎖順」を見て、理想的なコンボが組めるように配置しましょう。
3. 兵科相性(三すくみ)は絶対
最強編成といえど、兵科相性の不利は覆しにくい場合があります。
- 歩兵は弓兵に強い
- 弓兵は騎兵に強い
- 騎兵は歩兵に強い
相手が騎兵ばかりの編成なら、こちらは弓兵中心の編成(または弓兵に強い歩兵を避ける)にするなど、メタを張る意識が重要です。王騎や麃公は騎兵なので、相手の弓兵部隊には注意が必要です。
まとめ:最強への近道は「模倣」と「調整」
今回は『キングダム 覇道』の最強編成について解説しました。
記事の要点まとめ:
- 王騎・楊端和は現環境の2大巨頭。最優先で育成し、主将として運用する。
- 戦法連鎖が命。副将選びはステータスよりも「連鎖率」と「バフの噛み合わせ」を重視。
- 軍勢全体で見る。役割分担(壁役、アタッカー、対物役)を明確にし、陣形ボーナスを活用する。
- 低レアも侮れない。黄離弦や同金など、特化した能力を持つSR/R武将をうまく組み込む。
最初は、この記事で紹介した「王騎編成」や「楊端和編成」をそのまま真似することから始めてみてください。そこから、自分の手持ち武将やプレイスタイルに合わせて微調整を加えていくのが、最強への最短ルートです。
あなたが戦場で武功を立て、中華統一への道を突き進むことを応援しています。それでは、また次回の攻略記事でお会いしましょう!
筆者情報
桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。自身の経験を活かし、ユーザー目線での「本当に役立つ」情報を発信することを信条としている。
※本記事は2025年12月時点の環境(シーズン2想定)に基づいています。アップデートにより評価が変動する可能性があります。






