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PS5

【MHWs】巨戟アーティアガンランス『連撃強化Ⅱ×果敢』の攻撃力を解説|モンハンワイルズ

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編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、第4弾アップデートで追加された「巨戟アーティアガンランス」の真の性能、そして話題の『連撃強化Ⅱ×果敢』構成の破壊力がどの程度のものなのか気になっていると思います。通常型ガンランスの復権とも囁かれるこのビルドは、果たして現環境の最適解となり得るのでしょうか。

この記事を読み終える頃には、巨戟アーティアの理想的な運用方法と、その圧倒的な攻撃力の謎が解決しているはずです。

この記事の要約
  1. 巨戟アーティアの通常型フルバースト運用の強さが分かる
  2. 「連撃強化Ⅱ」と「果敢」のシナジー効果を数値で理解できる
  3. 仮想敵(ラギアクルス・タマミツネ)への立ち回りが学べる
  4. 拡散型一強時代に終止符を打つ可能性を考察できる

 

それでは解説していきます。

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巨戟アーティアガンランスの実装と環境の変化

第4弾アップデートにて、待望の「巨戟(きょげき)アーティアガンランス」が実装されました。

これまでモンハンワイルズ(MHWs)のガンランス界隈といえば、拡散型による突き砲撃(チクボン)戦法が猛威を振るっていました。しかし、この巨戟アーティアの登場により、その勢力図が大きく塗り替えられようとしています。

まずは、なぜこの武器がこれほどまでに注目されているのか、その背景とスペックの基礎から紐解いていきましょう。

アップデート第4弾の目玉「ゴグマジオス」の影響

今回のアップデートで追加された超大型モンスター「ゴグマジオス」。彼の素材から作られる装備は、既存のスキル構成に革命をもたらしました。

特に腰装備(アルファシリーズ)の優秀さは特筆すべきものがあります。

  • 高いスロット性能:2スロ、1スロ、1スロという拡張性
  • オドガロンシリーズスキルへの互換性:これが最大のポイント
  • 付随スキル:連撃Lv1、フルチャージ

これまでのオドガロン装備(ガロン腰)と比較しても、限界突破を含めたスロット効率、スキル密度においてゴグマジオス腰が頭一つ抜けています。これにより、「オドガロンのシリーズスキルを発動させつつ、より攻撃的なスキルを盛る」という構築が可能になったのです。

通常型ガンランスの復権と期待

ガンランスには「通常型」「放射型」「拡散型」の3つの砲撃タイプが存在しますが、MHWsの現環境では長らく「拡散型一強」の状態が続いていました。

  • 拡散型:単発の威力が高く、隙が少ない。属性激化との相性も良い。
  • 放射型:射程が長く、溜め砲撃が得意だが、現環境ではやや火力不足。
  • 通常型:フルバースト(全弾発射)が最大火力だが、隙が大きく敬遠されがち。

しかし、巨戟アーティアガンランスは「通常型」でありながら、その基礎攻撃力の高さと拡張性によって、フルバーストのロマンを「実用的な超火力」へと昇華させることに成功しています。これは単なる趣味武器ではなく、ガチ環境における選択肢として急浮上しているのです。

『連撃強化Ⅱ×果敢』構成のメカニズム解説

今回紹介するビルドの核となるのが、「連撃強化Ⅱ」と「果敢(根性)」の複合スキル構成です。

この組み合わせがなぜガンランス、特に手数の多い通常型フルバーストと相性が良いのか。その数値を詳細に分析していきます。

オドガロン×ゴグマジオス×ヌシの黄金比率

今回の装備構成は、非常に特殊かつ贅沢な組み合わせで成り立っています。

部位 採用シリーズ 役割と効果
防具3部位 オドガロン シリーズスキルのベース
武器 オドガロン 武器自体にシリーズスキル枠を付与
腰パーツ ゴグマジオス オドガロン互換+高スロット+連撃
その他 ヌシ さらなる火力スキルの上乗せ

これにより、実質的に合計7部位相当のシリーズスキル効果を発動させています。

具体的には「連撃強化Ⅱ」と「根性(果敢)」を同時発動させるという、以前の環境では考えられなかったハイブリッド構成です。

「連撃強化」の真価とダメージ加算

「連撃強化」は、攻撃を当て続けることで段階的に攻撃力が上昇するスキルです。

  • 1ヒット目:攻撃力上昇効果が発動
  • 5ヒット目以降:最大倍率へ到達

通常、大剣のような単発武器では恩恵を受けにくいスキルですが、ガンランスの「フルバースト」は一度に全弾を発射するため、瞬時に連撃判定を稼ぐことができます。

今回の構成では、1発攻撃するだけで攻撃力が「+23」跳ね上がります。

これは、フルバーストへ移行する前の「叩きつけ」の時点でバフが掛かることを意味します。つまり、本命のフルバースト発射時には、すでに強化された攻撃力が適用されているのです。これこそが、通常型ガンランスと連撃強化のシナジーが最強と言われる所以です。

スキル合計値が生み出す「+33」の衝撃

さらに、このビルドには装備そのものが持つスキルレベルも加算されます。

現状のシミュレーションでは「連撃Lv4」まで積むことが可能です。 シリーズスキルの「連撃強化Ⅱ」の効果と、通常のスキル「連撃Lv4」の効果を合算すると、連撃関連だけで攻撃力+33という驚異的な数値を叩き出します。

これは「攻撃Lv7」などの数値を遥かに凌駕するバフ量であり、しかも戦闘中ほぼ常時発動している状態を作り出せるのです。

アイテム使用強化Lv3の恩恵

限界突破によりスロットに余裕ができたことで、「アイテム使用強化Lv3」を無理なく組み込めるようになった点も見逃せません。

  • 怪力の種
  • 鬼人薬グレート

これらのバフ効果時間を延長することで、継戦能力を高め、エリア移動ごとの掛け直しの手間を減らすことができます。これはタイムアタック(TA)のみならず、普段の周回においても大きなストレス軽減につながります。

攻撃力徹底検証:実数値とダメージポテンシャル

では、実際の攻撃力はどこまで伸びるのでしょうか。 まだ厳選が完了していない段階でのデータも含め、そのポテンシャルを紐解きます。

基礎攻撃力とカスタム強化

現在の手持ちの巨戟アーティアガンランス(厳選途中)のステータスは以下の通りです。

  • 表示攻撃力:245
  • カスタム強化(復元ボーナス):基礎攻撃+3、属性+2
  • 旋律効果:攻撃力UP大

現状でも245という高水準ですが、巨戟アーティアの理論値(最大攻撃力)はさらに上を行きます。

【理論上の最大ステータス】

  • EXパーツ上限:2個
  • 3スロパーツ上限:2個
  • 2スロパーツ上限:1個

これらを全て攻撃力特化で厳選し組み合わせた場合、最大攻撃力は263に到達すると推測されます。

現在の245という数値ですら「壊れ」と言われている中で、そこからさらに攻撃力が+18も伸び代があるというのは、末恐ろしいポテンシャルです。厳選が完了した暁には、間違いなくMHWs史上最強の物理火力を手に入れることになるでしょう。

叩きつけ→フルバーストのダメージ試算

トレーニングエリア、および実戦(ラギアクルス戦)でのダメージログから、フルバーストコンボの威力を算出します。

基本コンボ:切り上げ → 叩きつけ → フルバースト → なぎ払い

この一連の流れの中で、特にフルバースト部分のダメージが異常です。

  • フルバースト単発ダメージ:約67(肉質・全体防御率により変動)
  • 装填数:通常型Lv7で7発(装填数UP込み)
  • 合計ダメージ:67 × 7 = 469ダメージ

これは砲撃部分だけのダメージです。ここに、攻撃力245(バフ込みで300近く)から繰り出される「叩きつけ(物理)」と「なぎ払い(物理)」のダメージが加算されます。

特に「守勢(攻めの守勢)」が発動した状態でのフルバーストコンボは、1ループで総ダメージ668を超える数値を叩き出す場面も確認されています。

「隙が少ない状態で、コンスタントに450〜600ダメージを連発できる」

これが今回のビルドの真骨頂です。大技である竜撃砲に頼らずとも、通常コンボだけでモンスターの体力をゴリゴリと削り取ることが可能なのです。

攻撃激化の選択について

今回のカスタム強化では「攻撃激化(通常型)」を選択しています。 注意点として、この**「激化」カスタムは一度選択すると後戻りができません。**

  • 通常型:攻撃激化推奨
  • 拡散型:属性激化推奨
  • 放射型:会心激化(※現状不遇)

通常型を選ぶ以上、物理ダメージの底上げこそが正義です。迷わず攻撃激化を選びましょう。

実戦レポート:捕獲禁止クエストでの運用

論より証拠。実際にこの装備を担いで、高難易度の「捕獲禁止フリークエスト」へ挑んだ際の使用感をお伝えします。 対象モンスターは「ラギアクルス」「タマミツネ」、そして乱入の可能性がある古龍種です。

対ラギアクルス:相性抜群のサンドバッグ

海竜種であるラギアクルスは、体が大きく、地上での動き出しに予備動作が多いモンスターです。これが通常型ガンランスにとって絶好のカモとなります。

【立ち回りのポイント】 ラギアクルスが帯電行動や噛みつきを行う際、ガードからのカウンター突きではなく、あえて踏み込んで「叩きつけ」を合わせます。

  1. ガード判定:ジャストガードで「攻めの守勢」を発動。
  2. 反撃:即座に叩きつけ→フルバースト。
  3. ループ:ラギアの巨体には全弾ヒットが容易。

拡散型ではチクチクと突くしかなかった場面で、ドカンとフルバーストを全弾叩き込める爽快感は別格です。特に胸部や背中の部位破壊が、これまでの比ではない速度で達成できます。

ラギアクルスの広範囲放電に対しても、根性スキル(果敢)が保険として機能するため、強気な攻めが継続できるのも大きなメリットです。

対タマミツネ:機動力との勝負

一方で、動きが素早くトリッキーなタマミツネに対しては、通常型の弱点である「隙の大きさ」が露呈する場面もありました。

【苦戦ポイント】

  • 泡滑り:フルバーストのモーション中に軸をずらされ、全弾ヒットしないことがある。
  • 距離感:バックステップで距離を取られると、追撃が届かない。

しかし、ここで輝くのが「高い物理攻撃力」です。 フルバーストが撃てない場面でも、「踏み込み突き上げ」や「ガード突き」単体の威力が底上げされているため、DPS(秒間ダメージ)が極端に落ちることがありません。

また、タマミツネがダウンした際のラッシュ力は拡散型を圧倒します。ダウン中にフルバーストコンボを2セット叩き込めれば、それだけで瀕死ラインまで追い込めるほどの火力を持っています。

歴戦傷(傷付け)に関する考察

実戦を通じて感じた、通常型と拡散型の決定的な違いについても触れておきます。

拡散型の悩み: 拡散型は竜撃砲や溜め砲撃で貫通ダメージを与えることが多いため、モンスターの特定の部位に「歴戦傷(肉質軟化)」を付けるのが苦手でした。特に体の反対側や高い位置にある部位は、意図して狙うのが困難です。

通常型の利点: 対して通常型は、斬撃(物理攻撃)の回数が圧倒的に多いため、自然と特定部位にダメージが蓄積し、歴戦傷を発生させやすい傾向にあります。 今回の実戦でも、ラギアクルスの胸部、タマミツネの頭部や尻尾など、狙った部位が次々と軟化していく様子が確認できました。

これにより、パーティプレイにおいても「傷付け役」として貢献できるという、新たな役割が見出せます。

他の砲撃タイプとの比較と「一強」への挑戦

ここで改めて、現環境におけるガンランスの勢力図を整理し、巨戟アーティアがもたらす影響を考察します。

拡散型一強時代へのアンチテーゼ

これまでは思考停止で「拡散型」を選んでおけば間違いありませんでした。

  • 単発高火力でヒット&アウェイが容易。
  • スキル構成がシンプルで済み、生存スキルを盛りやすい。

しかし、拡散型には「爆発力(瞬間火力)」の天井が低いという欠点もありました。 今回の巨戟アーティア(通常型)は、操作難易度と隙の管理というリスクを背負う代わりに、拡散型では到達不可能なDPS領域へ踏み込んでいます。

「ポジティブに考えれば、拡散型一強問題に通常型が食い込んできた」と言えます。 どちらが絶対的に強いかではなく、モンスターの相性やプレイヤーの腕前によって最適解が変わる。これこそが健全なゲームバランスであり、ワクワクするポイントではないでしょうか。

放射型の現状と未来

一方で、放射型については厳しい評価を下さざるを得ません。 今回のアップデートでも目立った救済措置はなく、攻撃激化の恩恵も薄いのが現状です。 「放射型の霊圧が消えている」と揶揄されることもありますが、今後のアップデートや新スキルでのテコ入れに期待するしかありません。現状では、巨戟アーティアを作るなら通常型一択と考えて良いでしょう。

作成優先度とおすすめの厳選ルート

巨戟アーティアガンランスに興味を持った方へ、効率的な作成・厳選のロードマップを提示します。

1. まずは「雷」と「龍」属性を確保せよ

これから厳選を始める方は、以下の順序で作成することをおすすめします。

  1. 龍属性 or 火属性(対ゴグマジオス用)
    • まずはゴグマジオスを周回するための装備が必要です。
    • ゴグマジオスは火と龍が弱点であるため、ここを突けるガンランスを最優先で確保しましょう。
  2. 雷属性(対ティガレックス・ナルガクルガ希少種等)
    • 汎用性が高く、多くのモンスターに等倍以上で通る雷属性は腐りません。
  3. 麻痺属性(拘束用サポート)
    • マルチプレイを視野に入れるなら、麻痺属性も強力です。ただし、ソロでの火力追求なら後回しで構いません。

2. 厳選のゴール地点

目指すべきは前述した通り、攻撃力263(理論値)の個体です。 しかし、245〜250程度の個体でも現環境のトップ層に食い込む性能を持っています。

完璧を求めすぎて疲弊するよりも、まずは妥協ラインの個体を作成し、実際に「連撃強化Ⅱ×果敢」の圧倒的パワーを体感してみてください。その爽快感を知れば、さらなる厳選へのモチベーションも湧いてくるはずです。

3. スキルシミュレーターの活用

防具の組み合わせは、プレイヤーが所持している「護石(お守り)」の性能に大きく左右されます。 今回の記事で紹介した「オドガロン×ゴグマジオス」の構成をベースにしつつ、自身の護石に合わせて微調整を行ってください。

特に「ガード性能」「ガード強化」などの必須スキルを削ってまで火力を盛るべきか、それとも快適性を取るかは、プレイヤースキルとの相談になります。個人的には、通常型はガードからの切り返しが多いため、ガード性能はLv3〜5を確保することをおすすめします。

まとめ:ガンランス新時代の幕開け

今回は、第4弾アップデートで登場した巨戟アーティアガンランスの『連撃強化Ⅱ×果敢』構成について徹底解説しました。

記事のポイントをまとめます。

  1. 巨戟アーティアは通常型の最高峰:基礎攻撃力の高さとスロット拡張性で、既存の武器を過去にする性能を持つ。
  2. 連撃×果敢のシナジー:1発当てるだけで攻撃力+23、合計+33という破格のバフを常時維持可能。
  3. フルバーストの火力:1ループで600〜700ダメージを叩き出し、拡散型のDPSを凌駕するポテンシャルを秘める。
  4. 環境の変化:拡散型一強時代に終止符を打ち、プレイスタイルによる選択の幅を広げた革新的な一本。

正直なところ、ここまで通常型が強くなるとは予想していませんでした。 「手持ち無沙汰な時にとりあえず撃つ」ことができない通常型の難しさはありますが、それを補って余りある火力がここにはあります。

食わず嫌いで拡散型ばかり使っていた方も、ぜひこの機会に巨戟アーティアを作成し、フルバーストの嵐を巻き起こしてみてください。 敵の体力が面白いように溶けていく感覚は、一度味わうと病みつきになります。

筆者も引き続き、攻撃力263の完全体を目指してゴグマジオスの沼に潜り続けたいと思います。 戦場でお会いしましょう!

筆者情報

桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドボックス系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。徹底的なデータ分析と、いちゲーマーとしての熱量を込めた記事執筆を信条としている。

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