編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、ポケモンレジェンズZ-A(ゼットエー)の大型DLCコンテンツ「M次元ラッシュ」における、伝説ポケモンの色違い厳選、とりわけ「ラティオス」の入手方法について、深い関心と同時にある種の不安を抱えていることと思います。
「伝説ポケモンにはブロックルーチン(色違いが出ないようプログラムされた制限)がかかっているのではないか?」 「スペシャルサーチでの出現は本当に色違い判定があるのか?」 「25,000ポイントも消費して、何も出なかったらどうしよう……」
そんな切実な悩みを抱えながら、日夜ミヤレシティの電脳空間(M次元)を彷徨っているのではないでしょうか。 私自身、最初は非常に懐疑的でした。過去作の傾向を見ても、ストーリーに深く関わる伝説ポケモンにはブロックルーチンがかかることが通例となっていたからです。 しかし、実際に検証を重ね、国内外のコミュニティ情報を精査し、自らの足でデータを集めた結果、再現性のある確実な厳選方法が確立されました。
この記事を読み終える頃には、色違いラティオスに出会うための具体的な手順、準備すべきアイテム、効率的なリセット方法、そして何よりも「必ず出会える」という確信を持って、厳選作業に取り組めるようになっているはずです。
- スペシャルサーチを活用した時空の歪み発生手順の完全ガイド
- 「輝きパワー」を発動させるための食事厳選とレシピのコツ
- 効率を最大化する「ホロベーター往復(シャトルラン)」の具体的やり方
- 万が一の事故を防ぐバックアップ機能の活用術とリカバリー方法
それでは解説していきます。
色違いラティオスは本当に出現するのか?ブロックルーチンの有無を徹底検証
まず、最も多くのトレーナーが気にしている「ブロックルーチン」の有無について、結論から明確に申し上げます。
ポケモンレジェンズZ-AのDLC「M次元ラッシュ」におけるラティオス、ラティアス、および三闘(コバルオン・ビリジオン・テラキオン)には、色違いブロックルーチンがかかっていません。
これは、発売から数週間を経て、国内外のトッププレイヤーや配信者による検証、そして私自身のプレイデータからも明らかになっています。当初の不安は、情報の少なさが生んだ誤解に過ぎませんでした。
当初の「出ない説」が広まった背景と理由
発売当初、およびDLC配信直後の数日間は、色違いの報告が極端に少なかったのが事実です。これにはいくつかの明確な理由が挙げられます。
- 出現条件の異常な厳しさ:ストーリー完全クリア(隠しボス撃破含む)に加え、M次元調査ポイントを25,000ポイントも貯める必要があります。これは通常のプレイでは数時間を要する作業量です。
- 試行回数の少なさ:1回の挑戦に膨大なコスト(ポイント)がかかるため、従来の「固定リセット」のような手軽さがありませんでした。多くのプレイヤーが一度捕まえて満足してしまったのです。
- 過去作の傾向によるバイアス:近年の『ポケットモンスター』シリーズでは、パッケージ伝説やストーリーイベントで入手する伝説ポケモンにはロックがかかる傾向にありました。そのため、「今回もどうせ出ないだろう」という諦めが先行していた側面があります。
しかし、配信開始から数日が経過した11日の夜あたりから状況が一変しました。 海外の有名配信者が生配信中に色違いラティアスを引き当てたのを皮切りに、国内でも「コバルオンが光った」「テラキオンの色違いが出た」という報告が相次ぎました。 これにより、「今回のスペシャルサーチ産準伝説は光る」ことが確定し、厳選勢の熱が一気に高まったのです。
本作における「厳選」の価値と独自性
今回の厳選は、単なる運試しや、ボタン連打の作業ではありません。 アクション要素の強い本作『Pokémon LEGENDS Z-A』において、フィールドギミックを利用した「距離による個体再抽選」というテクニックを駆使します。
これは『Pokémon LEGENDS アルセウス』における大量発生の厳選や、『スカーレット・バイオレット』のピクニックリセットとはまた異なる、本作独自の、そして非常にゲーム性の高い厳選方法です。 立体的なマップを高速で移動し、効率的なルートを構築する「プレイスキル」も求められます。 だからこそ、色違いに出会えた時の達成感は、過去作の比ではありません。
この後、その詳細な手順を、初心者の方でも失敗しないように余すことなく解説していきます。
色違い厳選を始める前の準備【必須条件と推奨環境】
いきなり厳選を始めようとしても、土俵に立つことすらできません。まずは必須となる準備、解放条件、そして効率を上げるための環境作りについて詳しく解説します。
ストーリーの完全クリアと「M次元」の解放
当然ながら、DLCコンテンツの深部に関わるため、メインストーリーおよび追加エピソードのクリアが前提となります。 まだクリアしていない方は、まずはカロス地方の再開発を完了させ、ジガルデ・コアの謎を解き明かしてください。 特に、クリア後に発生する「キャプテン・ボン・ボヤージュ」のサブクエストを最後まで進めることで、スペシャルサーチの機能が拡張されます。
M次元調査ポイント:25,000ptの確保
これが最初の、そして最大の難関です。 スペシャルサーチを発動させるためには、画面右下に表示される「異次元調査ポイント」を25,000ポイント貯める必要があります。
効率的なポイントの稼ぎ方
ただ漫然とフィールドを歩き回っていても、2万5000ポイントはなかなか貯まりません。以下の方法で効率的に稼ぎましょう。
- 連鎖ボーナスの活用(コンボシステム): M次元内では、敵を倒してから一定時間内に次の敵を倒すと「コンボ」が繋がります。コンボ数に応じて取得ポイントに倍率(最大2.5倍)がかかります。 広範囲攻撃ができるポケモン(例:サーナイトの「マジカルシャイン」、ガブリアスの「じしん」など)を先頭にし、切れ目なく敵を倒し続けるのがコツです。
- レアエネミー「ゴールデン・アンノーン」の撃破: 稀に出現する金色のシンボルエネミー(主にアンノーンの姿をしています)は、1体で1,000〜3,000ポイントを持っています。見つけたらライドポケモンを使って最優先で追いかけ、処理しましょう。
- デイリーミッションの消化: 毎日更新されるミッション(例:エスパータイプを10体捕獲、空中の敵を5体撃破など)は、基礎ポイントが高いので必ず消化してください。これだけで1日5,000ポイント程度は確保できます。
この25,000ポイントは「1回だけ特別な次元の歪みを登場させる」ためのコストです。つまり、消費アイテムのようなものです。 後述するバックアップ機能を活用しないと、リセットするたびにポイントが無駄になってしまい、心が折れる原因になります。注意が必要です。
必須アイテム:「異次元タンガのみ」とドーナツのレシピ
厳選効率を劇的に上げるために、食事パワー(ドーナツ)が必須です。 「輝きパワー」無しでの厳選は、砂漠で針を探すようなものです。必ず用意しましょう。
- 必要素材:「異次元タンガのみ」 × 8個(最低ライン)
- 目標とする効果:「輝きパワー:エスパー Lv.3」および「二つ名パワー:エスパー Lv.3」
「異次元タンガのみ」の入手場所
「異次元タンガのみ」は、M次元ラッシュ内の高難易度レイドバトルの報酬や、エリア4(歪んだ森エリア)の採取ポイントで低確率で入手可能です。 非常にレア度が高く、ショップでの購入もできません。無駄遣いは厳禁です。 厳選を始める前に、最低でも20個程度はストックしておくと、調理に失敗した際のリカバリーが楽になります。
捕獲用ポケモンの育成
色違いが出たのに捕まえられない、あるいは倒してしまった、という悲劇を防ぐため、捕獲要員の準備も怠らないでください。
- 推奨ポケモン:エルレイド
- 技構成:みねうち / さいみんじゅつ / ちょうはつ / 剣の舞
- 持ち物:こうかくレンズ(催眠術の命中安定化)
- 理由:ラティオスのエスパー技を半減でき、特防も高い。捕獲のスペシャリストです。
- 推奨ポケモン:ドーブル
- 技構成:キノコのほうし / みねうち / 水浸し / 自己再生
- 理由:「水浸し」で相手を水タイプに変えることで、ゴーストタイプ(今回のラティオスには関係ありませんが)にも「みねうち」を当てられる汎用性が魅力。ただし耐久面はエルレイドに劣ります。
実践!色違いラティオス厳選の具体的な手順チャート
ここからは、実際に私が成功させた手順をステップバイステップで解説します。 この手順を一言一句間違えずに実行することが、最短での色違い遭遇への鍵となります。
手順1:スペシャルサーチの解放とバックアップ
25,000ポイントが貯まったら、すぐに発動させてはいけません。以下の手順で「保険」をかけます。
- 拠点のミヤレシティ・ポケモンセンターへ行く。
- メニューからレポートを書く(セーブ)。
- ここで重要なのが「バックアップ機能」の準備です。
本作には、通常のレポートとは別に、特定のタイミングで復元できるバックアップデータが存在します。 タイトル画面で特定のコマンドを入力することで、最後に宿屋やポケモンセンターで休んだ時点、または重要なイベント前の状態に戻ることができます。 リセットを繰り返す際、このバックアップ地点(ポケモンセンター)から再開できるようにしておくことが、ポイント消費を防ぐ唯一の手段です。
手順2:最強のドーナツを作成する
拠点にある「プリズムタワー・キッチン」、またはカフェスペースにて、食事を作ります。 目指すは**「輝きパワー:エスパー Lv.3」**が付与されたドーナツです。
なぜ「エスパー」なのか?
ラティオスは「ドラゴン・エスパー」タイプです。 ドラゴンタイプの輝きパワーでも問題ありませんが、以下の理由から「エスパー」を強く推奨します。
- 素材の集めやすさ:エスパー用の素材の方が、ドラゴン用よりも若干ドロップ率が高い傾向にあります。
- 他の準伝説への流用:今回のDLCで出現する他の準伝説(アグノム・ユクシー・エムリットなど)もエスパータイプを含んでいるため、同じレシピを使い回せます。
リセマラによる食事厳選フロー
「異次元タンガのみ」は貴重なので、以下の手順で効果を固定させます。
- キッチンの前でレポートを書く。
- 「異次元タンガのみ」を8個投入する(調味料は「秘伝スパイス・スイート」があればなお良し)。
- 調理アクションを成功させる(最高評価を狙う)。
- 完成したドーナツの効果を確認。
- 成功:「輝きパワー:エスパー Lv.3」がついた → 次へ進む
- 失敗:レベルが低い、タイプが違う、「遭遇パワー」などが付いた → ゲームをリセットしてやり直す
必ず「輝きパワー Lv.3」が出るまで粘ってください。Lv.2では確率が大きく下がります。
手順3:ドーナツを食べて、いざ出陣
希望のドーナツ(輝きパワー エスパー Lv.3)が完成したら、効果時間が減り始めるので手早く行動します。
- ドーナツを食べる。
- 食べた直後に、もう一度バックアップを取る(念の為の措置)。 ※ここでのバックアップは、オートセーブが入らないようにするための確認も含みます。
- メニューを開き、M次元メニューから25,000ポイントを消費して「スペシャルサーチ」を発動。
- マップに出現した紫色の亀裂「時空の歪み(スペシャル)」へ向かう。
この時点で、食事効果の残り時間は約29分です。この約30分間が勝負の時間となります。
手順4:異次元ミヤレシティでの移動ルート
時空の歪みに突入すると、ナビゲーター(シトロンの声)から通信が入ります。 「強力な生体反応を確認! ラティオスだと思われます、慎重に探してください!」といった旨のメッセージです。
ここからの移動が少し複雑です。M次元特有の、ビルが浮遊し、道路がねじれた空間を進みます。
- スタート地点から道なりに進む。
- 途中、レベル80〜90の強力な雑魚敵(ハッサム、ポリゴンZなど)が出現しますが、すべて無視してライドポケモン(ゴーゴートやオンバーン)で駆け抜けます。戦闘していると時間が足りなくなります。
- 指定されたエリアへ向かうと、ビルとビルを空中で繋ぐ「ホロベーター(光る床のエレベーター)」があります。
- ホロベーターに乗り、最上層へ移動します。
注意点:ラティオスの出現場所は、かなり高所のビル屋上です。足場が狭く、落下すると下の層まで落ちてしまい、復帰に1分近くロスします。ライドポケモンの操作は慎重に行ってください。
手順5:ラティオスとの遭遇と目視確認
ホロベーターを登りきると、その先のヘリポートのような場所にラティオスが浮遊しています。 ここで最初の色確認を行います。
- 通常色:青と白のボディ。
- 色違い:鮮やかな**ミントグリーン(緑色)**と白のボディ。
本作はシンボルエンカウント方式であり、フィールド上のモデルに色違いが反映されます。 戦闘に入る必要はありません。遠目から見て「青い」なら通常色、「緑」なら色違いです。 近づきすぎると戦闘になってしまうので、カメラのズーム機能を使って確認するのが安全です。
核心!「距離リセット(シャトルラン)」の仕組みとやり方
ここからが本記事の最大のポイントであり、効率化の肝です。 一度遭遇して色違いでなかった場合、「ゲームをリセット」してはいけません。 それではロード時間の無駄ですし、ポイント消費前の状態に戻るだけで、試行回数が稼げません。
本作の仕様である**「距離を取ることで個体が再生成(リポップ)される」**という仕組みを利用します。
ホロベーターを使った無限再抽選(シャトルラン)
具体的なアクションは以下の通りです。
- ラティオスを確認する(通常色だった)。
- ラティオスを倒したり、捕まえたりしない。
- ラティオスがいるビルの右側(または左側、ルートしやすい方で固定)から飛び降りる。
- そのままライドポケモン(オンバーン等)で滑空し、反対側のビルへ渡れるホロベーターを目指す。
- ホロベーターを使用し、ラティオスから大きく距離を取る(反対側のビルへ移動、または下の層へ移動)。 ※ゲーム内の距離単位で約150m以上離れる必要があります。
- 再びラティオスのいるビルへ戻るルートを進む。
- 元の場所に戻ると、ラティオスが再出現(リポップ)している。
この一連の流れを行うことで、ラティオスの個体情報(性格、個体値、そして色違い判定)がすべて書き換わります。
なぜこれが有効なのか?【技術的解説】
ポケモンのオープンワールド系ゲームエンジンにおいて、メモリ負荷を軽減するために「プレイヤーから一定距離離れたポケモンは消滅し、再度近づくと新しい個体として生成される」という処理が行われています。 これを意図的に引き起こすのが、この「シャトルラン」戦法です。
- リセット法の場合:再起動(約40秒)+移動(約30秒)= 1回あたり約70秒
- シャトルランの場合:移動(約20秒)+戻り(約20秒)= 1回あたり約40秒
ロード時間を挟まないため、ストレスが段違いに少なく、またBGMも途切れないため集中力を維持しやすいメリットがあります。
制限時間との戦いとリセットのタイミング
スペシャルサーチの時空の歪みには、滞在制限時間があります(画面左上のタイマー)。 また、食事パワーの効果時間も30分です。
- シャトルランをひたすら繰り返す。
- 左上のタイマーを確認し、残り時間が残り3分を切ったら(または食事パワーが切れそうになったら)。
- ここで初めてゲームをリセット(再起動)する。
バックアップからの復帰方法
リセット後、普通にAボタン連打で再開してはいけません。 バックアップデータから復帰する特別なコマンドを入力します。
- タイトル画面へ戻る。
- 十字キーの上 + Xボタン + Bボタン を同時押しする。
- 「バックアップデータから再開しますか?」と表示されるので「はい」を選択。
これにより、「ドーナツを食べ、スペシャルサーチを発動する直前(ポイント消費前)」の状態、かつ「ポケモンセンターにいる状態」から再開できます。 ポイントも食事素材も減っていません。
これこそが、資材を減らさずに無限に厳選を続けるループの完成形です。
他の準伝説ポケモンへの応用と個別詳細
今回紹介した方法は、ラティオスに限らず、以下のポケモンたちにも全く同じ手順で応用可能です。 それぞれの特徴と、推奨される「輝きパワー」をまとめます。
ラティアス(対になる存在)
- 出現条件:ラティオスと同様、ポイント25,000消費のスペシャルサーチ。
- 出現場所:ラティオスとは異なる「歪んだ水没地区」エリアに出現することが多いです。
- 色違い:**黄金色(オレンジがかった黄色)**のボディ。非常に神々しく、フィールドでも目立ちます。
- 輝きパワー推奨:「エスパー」または「ドラゴン」。ラティオスと同じレシピでOK。
三闘(コバルオン・テラキオン・ビリジオン)
彼らも同様にスペシャルサーチで出現します。それぞれタイプが異なるため、食事の準備に注意が必要です。
コバルオン(鋼・格闘)
- 色違い:ボディが**濃い青色(ネイビー)**になり、角が明るい蛍光イエローになります。通常色が青緑っぽいので、少し見分けにくいかもしれません。注意深く観察してください。
- 輝きパワー推奨:「はがね」または「かくとう」。
- 難易度:出現場所が入り組んだ路地裏であることが多く、シャトルランのルート構築がやや難しいです。
テラキオン(岩・格闘)
- 色違い:体が赤茶色になり、角が鮮やかな赤色になります。通常色はグレーなので一目瞭然です。
- 輝きパワー推奨:「いわ」または「かくとう」。
- 難易度:比較的開けた場所に出るので、厳選は楽な部類です。
ビリジオン(草・格闘)
- 色違い:体がピンク色になります(桜餅のような色合い)。緑色の背景が多いM次元の森エリアでも、ピンク色は非常によく目立ちます。
- 輝きパワー推奨:「くさ」または「かくとう」。
- 難易度:森エリアは木々が邪魔で視界が悪いですが、色が変わればすぐに分かります。
それぞれのタイプに合わせた「輝きパワー Lv.3」のドーナツを用意することが重要です。 特に三闘は「かくとう」タイプで共通しているため、「輝きパワー:かくとう Lv.3」のドーナツレシピ(秘伝スパイス・サワーを使用)をマスターしておくと、3体まとめて効率よく厳選できます。
厳選における注意点とトラブルシューティング(Q&A)
読者の皆様からSNSやコメント欄に寄せられるであろう、よくあるトラブルとその解決策をまとめました。
Q1. 全く色違いが出ません。本当に確率は上がっていますか?
A. 確率は間違いなく上がっていますが、試行回数の分母が大きいです。 「ひかるおまもり」と「輝きパワー Lv.3」を併用した場合の確率は、約1/683と言われています(過去作準拠の推測値)。 これは「683回やれば必ず出る」という意味ではありません。確率の沼にハマれば、1000回、2000回とハマることも珍しくありません。 動画配信者の中には開始15分(約30回)で出た人もいれば、3日間(約5000回)かかった人もいます。 「いつかは必ず出る」という強い心を持って、根気よく続けるしかありません。
Q2. シャトルラン中に操作ミスで倒してしまった!
A. オートセーブを切っていればリセットで解決です。 もしオートセーブがONの状態で、倒した直後にセーブが入ってしまった場合、そのスペシャルサーチは終了となり、また25,000ポイント貯め直しになります。これは最大の悲劇です。 厳選作業中は、必ず設定オプションから「おまかせレポート(オートセーブ)」をOFFにしてください。 これは鉄則中の鉄則です。
Q3. バックアップのコマンドが効きません
A. タイトル画面での入力タイミングがシビアな場合があります。 タイトル画面のロゴが表示されている状態で、落ち着いて「上・X・B」を同時押ししてください。 また、ProコントローラーやJoy-Conのボタン反応が悪い場合もあります。 接続状況を確認するか、携帯モードで本体のボタンを使って試してみてください。
Q4. ラティオスが強すぎて捕獲できない、全滅してしまう
A. 捕獲要員のレベルと持ち物を見直しましょう。 野生のラティオスはLv.80以上で出現する場合があり、非常に強力です。 色違いが出た時のために、以下の準備をしておくと安心です。
- マスターボールの使用: 万が一の事故(わるあがきでの自滅、天候ダメージ、操作ミスなど)を防ぐため、マスターボールを1個は常備しておきましょう。色違い伝説こそが、マスターボールを使うべき最高のタイミングです。
- 回復アイテムの大量所持:「まんたんのくすり」「げんきのかたまり」は99個持っておきましょう。長期戦になればなるほど、アイテムの数が心の余裕に繋がります。
色違いラティオスの魅力とおすすめボール(オシャボ厳選)
苦労して手に入れる色違いラティオス。その魅力はステータスだけではありません。 見た目の美しさと、それを引き立てるボール選び(オシャボ厳選)について語らせてください。
美しい「ミントグリーン」の輝き
通常色のラティオスはクールな青色ですが、色違いは鮮やかなミントグリーンになります。 この色は、エーオンポケモン特有の流線型フォルムと相まって、非常に近未来的でスピード感のあるデザインを引き立てます。 特にM次元のサイバーパンクなネオン街の背景とも非常にマッチし、スクリーンショット映えすること間違いありません。 連れ歩き機能で後ろをついてくる姿は、苦労した時間のすべてを報いてくれるでしょう。
メガシンカへの期待
本作「Pokémon Legends: Z-A」は、タイトル通りメガシンカが復活し、テーマの一つとなっています。 ラティオスはメガシンカ対応ポケモンです。 色違いのラティオスがメガシンカすると、メガラティオスもまた美しい緑色になります(通常色は紫)。 今後のアップデートや対戦環境で、色違いメガラティオスを活躍させることができれば、トレーナーとしての格も上がります。
ボール別・色違いラティオスとの相性考察
色違いラティオスに合わせて、ボールにもこだわりたいところです。私の独断と偏見によるおすすめボールランキングを紹介します。
| ボール名 | おすすめ理由 | エフェクトとの相性 | 評価 |
|---|---|---|---|
| フレンドボール | 本体の緑色と完璧にマッチするデザイン。入手難度は高いが最高の一品。 | ◎(最高) | ★★★★★ |
| ネストボール | お手軽に入手でき、色合いも緑系で合う。エフェクトも草系で違和感なし。 | ◯ | ★★★★ |
| ダイブボール | 通常色に近いが、水のエフェクトがラティオスの流体的な動きに合う。 | △ | ★★★ |
| ムーンボール | 月の神聖なイメージが伝説ポケモンに合う。配色は対照的だが神秘的。 | ◯ | ★★★★ |
| ウルトラボール | 異次元(M次元)から来た設定に合う。SFチックなエフェクトが最高。ただし捕獲率は絶望的。 | ◎(ロマン) | ★★★★★ |
| マスターボール | 紫色は通常色の方が合うが、「絶対に逃さない」という意思表示として。 | – | ★★★ |
個人的には、緑色のボディに合わせて**「フレンドボール」**での捕獲を強くおすすめします。 捕獲クリティカルが発生した時の「カチッ」という音とともに、フレンドボールに収まる色違いラティオス……想像するだけで鳥肌が立ちます。
まとめ:諦めなければ必ず会える
今回は、Pokémon Legends: Z-AのDLC「M次元ラッシュ」における、色違いラティオスの厳選方法について、徹底的に解説しました。
記事のポイントを改めて振り返ります。
- スペシャルサーチとバックアップ:25,000pt貯めて、突入前にセーブ&バックアップ準備を怠らない。
- 食事パワー:「輝きパワー:エスパー Lv.3」のドーナツで確率を底上げする。これ無しでの厳選は無謀。
- シャトルラン:ホロベーターを使って距離を取り、個体を再抽選させ続ける。戦闘はしない。
- リセットの判断:時間切れ直前でリセットし、バックアップコマンド(上+X+B)で再開する。
この手順は、文章で読むと一見複雑に見えるかもしれませんが、一度リズムを掴んでしまえば、あとは単純作業の繰り返しです。 「神ゲー」と称される本作のアクション性を楽しみながら、最高の一匹を追い求める時間は、ポケモンファンにとって至福の時でもあります。
私自身、色違いラティオスが出現した瞬間、深夜にも関わらず叫んでしまいました。 あの感動を、脳内物質が溢れ出るような興奮を、ぜひあなたにも味わっていただきたいのです。
ラティオスのいる場所は足場が悪く、周りのポケモンも邪魔をしてくる過酷な環境ですが、それを乗り越えた先には、輝く緑色の翼が待っています。 もし、まだ厳選を始めていない方、あるいは途中で心が折れて諦めてしまった方がいれば、ぜひこの記事を参考にもう一度挑戦してみてください。
解析情報なしの手探り状態から、多くのプレイヤーが協力して編み出したこの「集合知」とも言える攻略法。 これこそが、現代のポケモン攻略の醍醐味であり、私たちがゲームを愛する理由でもあります。
これからも、Z-Aの攻略情報を最前線からお届けしていきます。 あなたのカロス地方での冒険が、色鮮やかなものになりますように。
それでは、良きポケモンライフを! 編集デスク 桐谷シンジでした。
補足情報:ラティオスの詳細ステータスと覚える技
厳選中に気をつけるべき、野生のラティオスの行動パターンについても少し補足しておきます。
野生のラティオスはレベルが高く、捕獲の際に強力な技を使用してきます。 特に注意すべきは**「ラスターパージ」**です。 これはラティオスの専用技で、威力も高く、こちらの特防を50%の確率で下げる追加効果があります。 長期戦になると、こちらの受けポケモンが耐えられなくなる可能性があるため、能力ダウンを無効化する特性「クリアボディ」持ちや、道具「おんみつマント」を持たせたポケモンで挑むのが安全策です。
また、「じこさいせい」を持っている場合、HPを削っても回復されてしまい、戦闘が泥沼化します。 「かいふくふうじ」や「ちょうはつ」を使えるポケモンを先発に置いておくと、スムーズに捕獲作業に移れるでしょう。
補足情報:M次元の仕様について
本作の舞台となる「M次元(メガロ・ディメンション)」は、通常のカロス地方とは異なる物理法則が働いています。 今回の厳選方法の核となる「距離によるリポップ」も、このM次元特有の広大な描画範囲と、それを処理するゲームエンジンの仕様の隙間を突いたものです。
今後のアップデートで、この仕様が変更される可能性もゼロではありません(例えば、一度湧いた伝説ポケモンはエリア移動しても個体が固定される、など)。 現時点(Ver.1.x.x)では確実に使える方法ですが、もし挑戦を考えているなら、修正が入る前に早めに確保しておくことを強く推奨します。
筆者の厳選日記(余談)
最後に、少しだけ私の個人的な体験談を追記させてください。 私がこの厳選を始めたのは、週末の金曜日の夜でした。 仕事を終え、コーヒーと夜食を用意し、「今夜中に出すぞ」と意気込んでスタートしました。
最初の1時間は、操作に慣れる時間でした。 ホロベーターの位置を覚え、落下せずにスムーズに移動するルートを構築する。これが意外と楽しいのです。 タイムアタックのように、いかに早くラティオスのもとへ行き、いかに早く離脱するか。これを極めていく過程は、まさにアクションゲームそのものでした。
3時間経過。 だんだんと指が疲れ、眠気が襲ってきます。 画面の中のラティオスは、何度見に行っても青いまま。 「本当に色違い出るのか?」「実は自分のロムだけバグで出ないんじゃないか?」 そんな疑心暗鬼に囚われ始めるのがこの時間帯です。 しかし、SNSでの報告を励みに、ひたすらシャトルランを続けました。
そして5時間目。 もう思考停止状態で、手元のコントローラー操作が自動化していた頃です。 いつものようにホロベーターを上がり、視界に入ったその姿。
「緑色だ……!」
あの瞬間の脳汁が出る感覚は、何物にも代えがたいものがあります。 慌てて指が震え、レポートを書く手つきがおぼつかなくなる。 深呼吸をして、ハイパーボールではなく、こだわりのフレンドボールを投げる。 1回、2回、3回……カチッ。
ファンファーレとともに図鑑に登録される色違いの姿。 この達成感のために、私たちはポケモンを続けているのかもしれません。
皆さんも、長時間の厳選になる際は、適度な休憩と水分補給、そして「絶対に出る」という強い意志を持って挑んでください。 応援しています。






