編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、待望のDLC「M次元ラッシュ」で追加された伝説のポケモン、ゲンシカイオーガの入手方法や、その圧倒的な強さにどう立ち向かうべきか、そして何より「このオートセーブ環境で厳選は可能なのか?」という点が気になっていると思います。
特に今作は手前でのオートセーブが頻繁に入る仕様上、伝説ポケモンの厳選は不可能に近いと噂されていますが、実は抜け道や救済措置もしっかり用意されています。
この記事を読み終える頃には、ドーナツ作りのコツから対ゲンシカイオーガ戦の必勝パターン、そして理想個体を手にするための具体的な手順まで、ゲンシカイオーガに関する全ての疑問が解決しているはずです。
- ゲンシカイオーガ出現には専用アイテム「サファイアグレーズドーナツ」の作成が必須
- オートセーブ回避にはタイトル画面からの「バックアップ起動コマンド」を活用せよ
- 戦闘は2連戦形式で第2形態が本番のため電気・草タイプの物理アタッカーを用意する
- 厳選難易度は高いがミントや王冠での後天的な強化が今作の最適解である
それでは解説していきます。
M次元ラッシュにおけるゲンシカイオーガの衝撃と重要性
「ポケットモンスター レジェンズZ-A」の大型DLCとして配信された「M次元ラッシュ」。
その目玉として登場したのが、ホウエン地方の伝説ポケモンであるカイオーガとグラードンの「ゲンシカイキ」した姿です。
まずは、なぜ今作でゲンシカイオーガを入手することがこれほどまでに重要なのか、そしてプレイヤーたちがこぞってこの「海の化身」を求めているのか、その背景と環境への影響について解説していきましょう。
過去作を凌駕する演出と「反転世界」の謎
私が実際にプレイして最初に鳥肌が立ったのは、その登場演出の凄まじさです。
今回の舞台となるのは、ミアレシティの再開発区域からアクセスできる謎の空間「反転世界」。
そこにはかつてルビー・サファイア・エメラルド版で我々が目にした「目覚めの祠」が、最新のグラフィック技術で完全再現されています。
しかし、単なるリメイクではありません。
M次元(メガ次元とも推測されるマルチバース的空間)の影響を受けたその場所は、どこか歪みを含んでおり、水とマグマが混在する異様な雰囲気を醸し出しています。
私の友人の古参プレイヤーは、「12年前のオメガルビー・アルファサファイアの記憶が蘇ると同時に、全く新しい恐怖を感じた」と語っていました。
このフィールドの作り込みだけでも、DLCを購入する価値があると言えるでしょう。
バトル環境を一変させる特性「はじまりのうみ」
ゲンシカイオーガを入手すべき最大の理由は、その固有特性「はじまりのうみ」にあります。
この特性は、場に出ている間、天候を「つよいあめ」状態にするというもの。
通常の「あめふらし」とは異なり、以下の強力な効果を持ちます。
- 炎タイプの技が無効化される
- 「あまごい」「にほんばれ」「すなあらし」「あられ」などの技や特性で天候を書き換えられない
これが何を意味するか、対戦を嗜む方ならお分かりでしょう。
炎タイプのアタッカーを完全に機能停止に追い込み、自身の水技の威力を1.5倍に跳ね上げる。
しかも、今作のバトル環境ではメガシンカポケモンの再登場により火力のインフレが起きていますが、ゲンシカイオーガの特防種族値160という数値は、それらメガシンカ勢の攻撃すら余裕で受け止める耐久力を保証しています。
レイドバトルや高難易度コンテンツにおいて、ゲンシカイオーガがいるかいないかで、クリア率が劇的に変わると断言できます。
【結論】ゲンシカイオーガは厳選可能?オートセーブの仕様と対策
さて、ここからが本題です。多くのプレイヤーを悩ませている「厳選」について。
結論から申し上げますと、厳選は可能ですが、修羅の道です。
しかし、不可能ではありません。
今作のオートセーブ(おまかせレポート)の仕様を正しく理解し、適切な手順を踏めば、性格や個体値(3V固定などの仕様含む)を粘ることはできます。
ここでは、その具体的なテクニックと、私が推奨する「現代的な厳選へのスタンス」について解説します。
オートセーブの呪縛と「バックアップ機能」の活用
今作では、イベントの直前やエリア移動時に強制的にオートセーブが入ります。
ゲンシカイオーガ戦においても、ドーナツを捧げて戦闘が始まる直前にセーブが挟まれるため、通常の方法(リセットして直前からやり直し)では、ドーナツを消費した後の状態から再開されてしまうリスクがあります。
そこで活用すべきなのが、タイトル画面からのバックアップ起動です。
これは公式には大きく案内されていませんが、過去のレジェンズシリーズから引き継がれている救済機能です。
バックアップ起動の手順
- ゲームを終了し、タイトル画面に戻る。
- タイトル画面でコントローラーの**「十字キー上」+「Xボタン」+「Bボタン」**を同時押しする。
- 「バックアップデータをロードしますか?」という表示が出るので「はい」を選択。
この操作を行うと、通常のオートセーブデータではなく、「最後に利用した拠点(ポケモンセンターやベースキャンプ)」の状態までデータを巻き戻すことができます。
つまり、ゲンシカイオーガの祭壇に向かう前に拠点できっちりと手動セーブを残しておけば、たとえ戦闘直前にオートセーブが入ったとしても、このバックアップ機能を使って「祭壇に向かう前」の状態に戻ることができるのです。
これを知っているかいないかで、厳選の可否が決まります。
厳選にかかる時間と精神的コスト
ただし、このバックアップ機能を使った厳選には大きなデメリットがあります。
それは**「移動の手間」**です。
拠点から反転世界の最深部にある祭壇までは、それなりの距離があります。
ライドポケモンを使っても数分かかる道のりを、リセットのたびに移動しなければなりません。
色違い厳選(※今作の伝説ポケモンにブロックルーチンがかかっているかは後述)や、A0(攻撃個体値0)厳選を行おうとすれば、数百回の試行回数が必要となり、そのたびに数分の移動を強いられるのは苦行以外の何物でもありません。
評論家としての提言:アイテムによる補正を推奨
ここで私、桐谷シンジからのアドバイスです。
「無理な厳選はやめて、文明の利器(アイテム)に頼りましょう」
今作は育成環境が非常に整備されています。
- ミント: 性格補正を自由に変更可能(例:「ひかえめミント」で特攻↑攻撃↓に)
- すごいとっくん(王冠): 個体値を最大(V)にできる
これらのアイテムを使えば、捕まえた個体がどのようなステータスであっても、後から理想的な強さに育て上げることができます。
特にゲンシカイオーガのような「禁止級伝説」においては、対戦で使うにしてもレベルを上げる必要があるため、育成の過程で王冠を使うコストは微々たるものです。
厳選に何十時間も費やすよりは、サクッと捕獲して、その時間でドーナツ作りのミニゲームを楽しんだり、他のポケモンの育成に充てる方が、精神衛生上もゲーム体験としても豊かであると私は考えます。
もちろん、「ID調整にこだわりたい」「捕獲ボールにこだわりたい(オシャボ厳選)」という場合は、先述のバックアップ機能を駆使して頑張ってください。
ゲンシカイオーガ入手チャート徹底攻略
それでは、実際にゲンシカイオーガに出会うまでの手順を、詳細なチャート形式で解説していきます。
ただ漫然とストーリーを進めるだけでは、この伝説のポケモンには出会えません。
特定のサブクエストをこなし、アイテムを作成するというプロセスが必要になります。
ステップ1:DLC「M次元ラッシュ」の解放
まず前提として、本編のストーリーを一定まで進め、DLCコンテンツへのアクセス権を解放する必要があります。
大まかな条件は以下の通りです。
- メインストーリーのエンディングを見る。
- クリア後の追加エピソード「再開発の影」をクリアする。
- ミアレシティの「カロス・ステーション」に行き、M次元行きのチケットを入手する。
M次元ラッシュの世界に入ると、そこはカロス地方とよく似ていながらも、どこか異なる歪んだ空間が広がっています。
ステップ2:キーアイテム「サファイアグレーズドーナツ」のレシピ入手
ゲンシカイオーガを呼び出すためには、彼の大好物(という設定の)「サファイアグレーズドーナツ」が必要です。
このレシピは、M次元内の「反転・カイナシティ」にいるNPC「食通の老人」から教えてもらうことができます。
彼は「海のように深く、甘く、そして刺激的な味」を求めており、後述するミニゲームで特定のスコアを出すことでレシピを伝授してくれます。
ここでのポイントは、レシピの数値をメモすることです。
ゲーム内では一度しか表示されない数値があり、後から見返す機能が不親切なことに存在しません(今後のアップデートで修正されることを願いますが)。
ステップ3:目覚めの祠(反転世界)へのルート
ドーナツを作成したら、いよいよカイオーガの眠る地へ向かいます。
場所はマップ南東に位置する「反転・128番水道」の深部。
ここには「目覚めの祠」が存在します。
ルート詳細
- ライドポケモン(水上移動可能なバスラオ等)で128番水道を進む。
- 通常の128番水道とは異なり、空中に浮遊する瓦礫や、逆流する滝などのギミックがある。
- 巨大な渦潮の中心にダイブする(ライドポケモンのダッシュ機能を使用)。
- 海底洞窟に到着。そこから道なりに進むと、マグマと水が混在する最深部に到達。
この最深部のビジュアルが本当に素晴らしい。
青白く光る鉱石と、煮えたぎるマグマの赤が対比されており、まさに「はじまりとおわりの場所」といった趣です。
最難関!ドーナツ作りミニゲーム完全攻略
多くのプレイヤーがここで詰まると言われているのが、召喚アイテム「ドーナツ」の作成です。
単に材料を集めるだけでなく、分量と投入順序、そして混ぜるタイミングを完璧にこなさなければ、最高品質のドーナツは完成しません。
ここでは、私が検証を重ねて導き出した「失敗しない黄金比」を伝授します。
必要な素材と入手場所
まず、以下のきのみを集める必要があります。
- フレッシュなきのみ(青): ×3個
- 入手場所:反転・120番道路の木の下
- サワーなきのみ(大): ×1個(数値210相当)
- 入手場所:反転・キナギタウンの市場で購入
- 黄色いきのみ(中): ×2個
- 入手場所:反転・流星の滝内部
- 異次元リリバの実: ×1個
- 入手場所:M次元レイドバトル(★5以上)の報酬
特に「異次元リリバの実」はレアアイテムです。
ビターとサワーの両方の性質を併せ持つ特殊な木の実で、これがないとゲンシカイオーガ好みの複雑な味が出せません。
レイドバトルを周回して確保しておきましょう。
黄金比レシピ:数値配分の詳細
ミニゲーム画面では、右下に「スパイシー度」「スイート度」「ビター度」などのパラメータゲージが表示されます。
目標とする数値は以下の通りです。
- フレッシュ度: 370
- サワー度: 210
- 隠し味: ビター少々
これを実現するための投入手順はこれです。
- ベース作り: まず「フレッシュなきのみ(青)」を3つ全て投入します。これでベースの数値370を確保します。
- 酸味の追加: 次に、一番大きな「サワーなきのみ」を投入します。これでサワー度が210まで一気に上がります。
- 調整: 「黄色いきのみ」を1つ入れます。これは繋ぎとしての役割です。
- 仕上げ: 最後に「異次元リリバの実」を投入。
この順番が非常に重要です。
大きいものから先に入れることで、鍋の温度が下がりにくく、味が均一に馴染むという隠し仕様があります(物理演算エンジンの妙なリアリティです)。
混ぜる工程のコツ(QTE)
材料を入れた後は、スティックを回して生地を混ぜる工程に入ります。
画面の指示に合わせてスティックを回転させるのですが、**「速すぎず、遅すぎず」**がコツです。
- 青いエフェクト: 速度が適切。この状態をキープ。
- 赤いエフェクト: 速すぎる。焦げる原因になるので緩める。
- 灰色: 遅すぎる。固まってしまう。
「グルングルン」ではなく、「スーッ、スーッ」と円を描くように優しく回してください。
成功すると、**「サファイアのような青いシロップをたっぷり使ったグレーズドーナツ」**が完成します。
説明文に「サファイアのような」と入っていれば成功です。
もし「なんだか青っぽいドーナツ」などの名前になっていたら失敗作(ランクB以下)なので、素材集めからやり直しです。
ここでの妥協は許されません。最高品質のドーナツでなければ、ゲンシカイオーガは本来の力を発揮する前に帰ってしまう(戦闘にならない)可能性があります。
VSゲンシカイオーガ!攻略おすすめパーティと立ち回り
ドーナツを祭壇に捧げると、いよいよゲンシカイオーガとの対決です。
このバトルは非常に特殊で、「通常カイオーガ戦」→「ゲンシカイオーガ戦」の2連戦となります。
途中で回復は挟まりません(プレイヤーがアイテムを使う暇はある)。
この高難易度バトルを制するための戦略を授けます。
敵のデータ分析
第1形態:カイオーガ(Lv.70)
- タイプ:水
- 特性:あめふらし
- 主要技:ハイドロポンプ、れいとうビーム、かみなり、めいそう
まずは通常のカイオーガです。この段階でも十分に強いですが、まだ準備運動といったところ。
「めいそう」を積まれると厄介なので、物理攻撃で速攻を仕掛けるのがセオリーです。
第2形態:ゲンシカイオーガ(Lv.80)
- タイプ:水
- 特性:はじまりのうみ(炎無効)
- 主要技:こんげんのはどう、れいとうビーム、かみなり、げんしのちから
第1形態のHPをゼロにすると、イベントムービーが入りゲンシカイキが発生。HPが全回復し、ステータスが大幅に強化された第2形態との戦闘に突入します。
この第2形態が使う専用技「こんげんのはどう」が凶悪です。
威力110、命中85ですが、雨補正で威力が1.5倍になり、さらにタイプ一致ボーナスも加わります。
半減で受けても致命傷になりかねない火力です。
攻略の鍵となるポケモン
私が実際に使用し、安定して勝利できたポケモンたちを紹介します。
1. シビルドン(電気)
- 採用理由: 特性「ふゆう」により弱点の地面技が無効(※カイオーガは地面技を使ってきませんが、汎用性が高い)。電気タイプでありながら耐久が高く、「ギガドレイン」や「ドレインパンチ」で回復しながら戦える点が優秀。
- おすすめ技: ワイルドボルト、ドレインパンチ、とぐろをまく、かみくだく
- 持ち物: とつげきチョッキ(特防アップ)
ソース元の動画でも使用されていましたが、シビルドンはこの戦いのMVP候補です。
ゲンシカイオーガの「かみなり」を等倍で受けつつ、こちらは弱点の電気技で攻められます。
「とつげきチョッキ」を持たせれば、ゲンシカイオーガの圧倒的な特殊火力も耐え凌ぐことができます。
2. メガルカリオ(格闘/鋼)
- 採用理由: メガシンカ枠。特性「てきおうりょく」により、タイプ一致技の威力が2倍になる。
- 注意点: 鋼タイプが入っているため、カイオーガの水技は等倍で通ってしまいますが、「れいとうビーム」などは半減できます。何より火力が高い。
- おすすめ技: インファイト、コメットパンチ、しんそく、ドレインパンチ
- 立ち回り: とどめのアタッカーとして運用します。序盤に出すと水技で落とされるリスクがあるので、シビルドン等で削った後のフィニッシャーとして起用しましょう。
3. ナットレイ(草/鋼)
- 採用理由: 水技を1/4、電気技を1/4で受けられる最強のカイオーガキラー。
- 役割: 相手のPP枯らし、または「やどりぎのタネ」による定数ダメージソース。
- 注意点: 「れいとうビーム」だけは等倍で通るため、過信は禁物ですが、最も安定して受け出しができるポケモンです。
バトルの立ち回り詳細チャート
フェーズ1:対 通常カイオーガ
- 先発: 電気タイプ(シビルドンやサンダーなど)を出します。
- 行動: 相手は初手で「あめふらし」を発動させ、高確率で「ハイドロポンプ」を撃ってきます。
- こちらの電気技で削ります。この段階でメガシンカやZワザ(もしあれば)を温存する必要はありませんが、HP管理には気をつけましょう。
- 相手のHPがゼロになると、倒れる演出ではなく、光に包まれる演出が入ります。
フェーズ2:対 ゲンシカイオーガ
- 開幕: 「はじまりのうみ」が発動。天候が「つよいあめ」になります。
- 脅威: 相手の特攻種族値は180。ここからの「こんげんのはどう」は、並のポケモンなら一撃で消し飛びます。
- 対策:
- 天候を変えることはできない: 特性の仕様上、バンギラスを出して砂嵐にしようとしても無効化されます。天候合戦は諦めましょう。
- 物理で殴る: ゲンシカイオーガは防御(B)が90、特防(D)が160です。圧倒的に物理攻撃の方が通ります。シビルドンの「ワイルドボルト」や、ゴリランダー(いれば)の「グラススライダー」などが有効です。
- 捕獲タイミング: HPを赤ゲージまで削り、できれば「でんじは」で麻痺、「さいみんじゅつ」で眠り状態にします。
- ボール投擲: ここが正念場です。
捕獲後のステータス確認と育成論
苦闘の末、無事にゲンシカイオーガをゲットできた皆様、おめでとうございます。
しかし、戦いはこれで終わりではありません。ここからは育成の時間です。
捕獲ボールのおすすめ
私は個人的に**「ネットボール」**を強く推奨します。
水タイプと虫タイプに対して捕獲補正が3.5倍(条件付き)になるボールですが、カイオーガには常時効果が発揮されます。
デザイン的にも、蜘蛛の巣のような網目模様が、古代の封印を連想させてゲンシカイオーガの野性味とマッチしています。
もちろん、「ダイブボール」や「ウルトラボール」など、好みのオシャボ(オシャレボール)で捕まえるのも一興ですが、捕獲率の低さを覚悟してください。
固有アイテム「あいいろのたま」の仕様
捕獲後、自動的にキーアイテムとして、あるいは持ち物として**「あいいろのたま」**が入手できているはずです。
今作の仕様では、この「あいいろのたま」をカイオーガに持たせることで、戦闘に出た瞬間にゲンシカイキを行います。
メガシンカのようにボタンを押す必要はありません。
注意点: ゲンシカイキは「メガシンカ枠」を消費しません。
つまり、パーティにメガルカリオとゲンシカイオーガを同時に入れ、1回のバトルで両方を強化形態にすることが可能です。
これが今作の対戦バランスを崩壊させている(あるいは面白くしている)要因の一つです。
おすすめの性格と努力値配分
育成の方向性は、その圧倒的な特攻を生かす形がベストです。
- 性格: ひかえめ(特攻↑ 攻撃↓) または おくびょう(素早さ↑ 攻撃↓)
- 基本的には火力を最大化する「ひかえめ」が推奨されます。
- 素早さ種族値90は激戦区なので、スカーフカイオーガなどを意識するなら「おくびょう」もありですが、ゲンシカイキ型なら耐久と火力重視が良いでしょう。
- 努力値:
- HP: 252
- 特攻: 252
- 防御 or 特防: 4
- シンプルにHCぶっぱ(HPと特攻に全振り)で十分に強いです。耐久が高いので、HPに振ることで行動回数を確保できます。
連れ歩き時の挙動:都会に驚く古代の神
余談ですが、今作の楽しみの一つである「連れ歩き機能」。
ゲンシカイオーガを連れてミアレシティを歩くと、非常にユニークな反応を見せてくれます。
海深くに何千年も引きこもっていたせいか、街の喧騒や高い建物に対して、しきりにキョロキョロと首を動かしたり、ショーウィンドウを覗き込むような仕草を見せます。
戦闘中の荒々しい姿とは打って変わって、初めての上京に戸惑う田舎の子のような可愛らしさがあります。
ぜひ、捕獲後は連れ歩いて、そのギャップを楽しんでみてください。
よくある質問(FAQ)
最後に、私のSNSや配信コメント欄によく寄せられる質問をまとめました。
Q. 色違いは出ますか?ブロックルーチンは?
A. 現在のところ、色違いの報告はゼロです。 おそらくブロックルーチン(色違いが出ないようにするプログラム)がかかっています。 色違いのゲンシカイオーガ(黒色)は非常にかっこいいのですが、現状ではイベント配布などを待つしかなさそうです。 無駄なリセマラを避けるためにも、色違い狙いは推奨しません。
Q. 間違って倒してしまった場合、復活しますか?
A. はい、復活します。 一度倒してしまっても、エリア移動をしてから再度「目覚めの祠」を訪れると復活しています。 ただし、またドーナツが必要になるかどうかはバージョンによって挙動が異なるようですが、基本的には「殿堂入り(ポケモンリーグ制覇)」を再度行うことで復活フラグが立つのがシリーズの伝統です。 今作では、一度倒すとその場ですぐに復活せず、ゲーム内時間で翌日になる等の条件があるようですので、直前セーブはやはり必須です。
Q. ゲンシグラードンとどっちが強いですか?
A. 一長一短ですが、単体性能ならカイオーガに軍配が上がります。 ゲンシグラードンは炎/地面タイプになり、水技が無効化されるため、カイオーガに対して有利に戦えます。 しかし、汎用的な雨パ(雨パーティ)のアタッカーとしての制圧力はカイオーガの方が上です。 「終わりの大地」と「はじまりのうみ」は、後出しした方の天候が優先されるため、対面での読み合いが発生します。
Q. メガレックウザも出ますか?
A. はい、出ます。 ゲンシカイオーガとゲンシグラードンのイベントを両方クリアした後、追加クエストが発生します。 「ガリョウテンセイ」を覚えたレックウザがメガシンカする仕様も健在です。 この3体(ホウエン三神)を揃えることが、M次元ラッシュの最終目標と言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、ポケモンZAのDLC「M次元ラッシュ」におけるゲンシカイオーガの入手方法と攻略法について、評論家の視点から徹底的に解説しました。
記事のポイントをおさらいします。
- ドーナツ作りは妥協するな:素材集めから投入順序まで、レシピ通りに行うことが成功への第一歩。
- オートセーブに惑わされるな:バックアップ機能を使いこなし、リスク管理を行う。
- 電気と物理で攻めろ:シビルドンやメガルカリオなど、相性の良いポケモンを育成しておく。
- 厳選より育成:ミントと王冠を使って、ストレスフリーに最強のカイオーガを作り上げる。
ゲンシカイオーガは、その入手難易度に見合うだけの圧倒的な性能と、所有する喜びを与えてくれるポケモンです。
この記事が、皆さんのカロス地方(とM次元)での冒険の助けになれば幸いです。
次回は「ゲンシグラードン編:マグマドーナツの激辛レシピ」でお会いしましょう。
それでは、良きポケモンライフを!
(執筆:ゲーム評論家 桐谷シンジ)






