編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、M次元ラッシュの追加DLCで登場した「メガヒードラン」の圧倒的な火力とタフさに苦戦し、攻略の糸口が見つからず気になっていると思います。特に調査ファイル5の難易度や、制限時間内に倒しきれない焦りを感じているのではないでしょうか。
この記事を読み終える頃には、メガヒードラン討伐に必要な準備から立ち回り、そして捕獲後の活用法まで、メガヒードランに関する全ての疑問が解決しているはずです。
- メガヒードランは地面タイプが4倍弱点でありジガルデの選出が必須
- 制限時間対策として黒いオーラ(メガエネルギー)の回収ルートを徹底する
- 星4ドーナツなどのバフアイテムと回復薬の準備が勝敗を分ける
- 捕獲後は旅パのスタメンとして即戦力になる最強クラスの火力を持つ
それでは解説していきます。
M次元ラッシュにおけるメガヒードランの出現条件と基本情報
M次元ラッシュ(ポケモンレジェンドZ 追加DLC)において、多くのプレイヤーが壁にぶつかるのが、この「異次元ミアレ」の調査ファイル5です。まずは、メガヒードランと戦うための前提条件と、敵の基本ステータスについて整理しておきましょう。ここを理解していないと、そもそもスタートラインに立てない可能性があります。
調査ポイント28,000の壁とワイルドゾーン9の秘密
メガヒードランが出現する「暴走メガシンカ」イベントを発生させるには、かなりのやり込みが必要です。具体的には、異次元ミアレの調査ファイルを「5」まで進行させ、かつ調査ポイントをMAXである「28,000ポイント」まで貯める必要があります。
私がプレイした際も、このポイント集めには非常に苦労しました。ワイルドゾーンを何度も周回し、歪みの中にあるミッションをこなしていく必要があります。特に効率が良いと感じたのは「ワイルドゾーン9」です。ここは比較的アクセスが良く、ポイント効率が高い傾向にあります。
特定の岩を「はどうだん」などで破壊することでショートカットが開通するギミックもあり、ここを見落としていると周回効率がガクッと落ちてしまいます。コルニが待機しているポイントを目指し、迅速にエリアを回ることが、メガヒードランへの挑戦権を得る最短ルートと言えるでしょう。
伝説級の風格!メガヒードランの脅威のステータス
今回対峙することになるメガヒードランは、通常のヒードランとは一線を画す存在です。トランスクリプト(情報ソース)での実戦データをもとに、その脅威を数値で比較してみましょう。
| 項目 | 通常ヒードラン | 暴走メガヒードラン(星4) |
|---|---|---|
| レベル | 50〜70(野生) | 80(捕獲時) / ボス時はさらに強化 |
| タイプ | ほのお / はがね | ほのお / はがね(特性により火力激増) |
| 攻撃の特徴 | 高火力だが鈍重 | マグマストームがホーミング性能を持つ |
| 見た目 | 金属質の体 | 体が溶け出し巨神兵のような威圧感 |
特筆すべきは、その見た目の変化です。「自身の発する高熱で鋼の体が溶けている」という設定通り、ドロドロに溶けた姿はまるで『風の谷のナウシカ』に登場する巨神兵のような不気味さと迫力を持っています。近づくだけでこちらのHPが削られそうなプレッシャーがありますが、冷静に対処すれば勝機は必ず見えてきます。
なぜメガヒードランが倒せないのか?3つの敗因を分析
多くのプレイヤーがここで躓く理由は明確です。単なるレベル不足ではなく、ギミックへの理解不足と準備不足が主な原因です。私が実際にプレイして感じた「敗因」を3つピックアップしました。
4倍弱点を突けていない編成ミス
ヒードランは「ほのお・はがね」タイプです。この複合タイプは非常に優秀で、多くの攻撃を半減以下に抑え込みます。しかし、致命的な弱点が一つだけあります。それが「じめんタイプ」です。
じめん技はヒードランに対して「4倍」のダメージを与えます。逆に言えば、じめんタイプ以外の技、例えば「かくとう」や「みず」タイプ(これらは2倍弱点)で攻めようとすると、ボスの膨大なHPを削りきれずに時間切れになるケースが多発します。
動画内でも、ミュウツーの「はどうだん(かくとうタイプ)」で応戦していましたが、ダメージの通りは悪くないものの、決定打には欠けていました。ここで「じめんタイプ」の高火力アタッカーを編成していないことが、苦戦の最大の要因となります。
制限時間(メガシンカ維持時間)の管理不足
M次元ラッシュのボス戦特有のルールとして、「制限時間」があります。これは厳密にはプレイヤー側の「メガシンカ維持可能時間」とリンクしています。
ボスのHPを削ると出現する「黒いオーラ(メガエネルギー)」や「時間延長アイテム」を確実に拾わないと、強制的に変身が解除され、火力がガタ落ちしてしまいます。メガヒードランは体が大きく、エフェクトも派手なため、これらのドロップアイテムが視認しづらいという罠があります。「攻撃に夢中になってアイテムを拾い損ねる」ことこそが、後半のジリ貧を招く原因です。
マグマストームの回避失敗と状態異常
メガヒードランが放つ専用技「マグマストーム」は、通常のゲーム本編とは異なり、アクション要素の強いこのモードでは「ホーミング性能(追尾性能)」を持っています。
適当に横移動しているだけでは被弾し、大ダメージを受けるだけでなく「火傷(やけど)」状態や「バインド」状態に陥ります。特に火傷は定数ダメージが入るだけでなく、こちらの物理攻撃力を半減させる効果があるため、物理アタッカーで挑んでいる場合は致命的です。この回避行動(ローリングなど)のタイミングを掴めていないと、回復アイテムが尽きて敗北することになります。
攻略の鍵を握る「準備編」:最強のパーティとアイテム
ここからは具体的な解決策に入ります。まずは戦闘前の準備です。ここで勝負の8割が決まると言っても過言ではありません。
必須アタッカー「ジガルデ」の採用理由
結論から言います。メガヒードラン攻略において、「ジガルデ」は必須級のポケモンです。
理由は単純明快、「じめんタイプ」を含んでいるため、メガヒードランの4倍弱点を突けるからです。さらにジガルデには「スワームチェンジ」という特性(パーフェクトフォルムへの変化)があります。
- 通常時(50%フォルム): まだ本気ではない状態。
- HP半分以下(パーフェクトフォルム): 圧倒的なHPとステータスを持つ完全体へ変化。
今回のボス戦では、敵の火力が凄まじいため、こちらのHPもガンガン削られます。しかし、ジガルデであれば「HPが削られること」がメリットに変わります。ピンチになるとパーフェクトフォルムへ変身し、そこから逆転の超火力を叩き込むことが可能です。動画の実践でも、残り時間ギリギリで変身し、一気に勝負を決めていました。
ミュウツー(メガミュウツーX)の役割
サブアタッカーとしては、やはり「ミュウツー」が安定します。特に「メガミュウツーX」になれば「かくとうタイプ」が付与され、物理攻撃力が跳ね上がります。
「はどうだん」は必中技であり、動き回る相手にも安定してダメージを与えられます。ただし、前述の通り弱点は2倍止まりなので、あくまで「ジガルデが変身するまでの削り役」または「雑魚敵の処理役」として割り切るのが賢明です。
アイテム作成:「星4ドーナツ」と回復薬
M次元ラッシュの攻略において、食事バフ(ドーナツ)の効果は絶大です。
- 星4ドーナツ(攻撃力・防御力大幅アップ): 素材集めが大変ですが、これがあるだけで被ダメージが目に見えて減ります。木の実が足りない場合は、下位のワイルドゾーンを周回してでも作る価値があります。
- 回復の薬(全回復): 「まんたんのくすり」では間に合わない場面があります。状態異常(火傷)も同時に治せる「かいふくのくすり」を大量に持ち込みましょう。火傷を放置すると、どれだけレベルが高くても削り負けます。
実践!メガヒードラン討伐の完全チャート
準備が整ったら、いよいよ実戦です。ここでは開幕から討伐までの流れをチャート形式で解説します。
フェーズ1:開幕の立ち回りと敵の行動パターン把握
戦闘開始直後、メガヒードランはその巨大な姿で威圧してきます。まずは焦らず、敵のモーションを見極めましょう。
- 距離を取る: 近づくと「熱ダメージ」が入る可能性があります。中距離を維持します。
- マグマストームの回避: 敵が口を大きく開けたり、地面が光ったりしたらマグマストームの合図です。追尾してくるので、引きつけてから「ローリング(回避アクション)」で避けます。
- 攻撃の隙を突く: 敵の大技の直後は硬直時間があります。ここで「はどうだん」や地面技を叩き込みます。
フェーズ2:HP管理とジガルデへの交代タイミング
ある程度削ると、こちらのHPも減ってきます。ここで重要なのが「回復しすぎない」ことと「ジガルデへの交代」です。
もし貴方がジガルデをメインに据えているなら、あえてHPを半分以下になるまで攻撃を受け、パーフェクトフォルムを発動させるのも手です。ただし、そのまま倒されては元も子もないので、HPゲージが「黄色」から「赤」になる手前での見極めが重要です。
動画の事例では、残り時間が少なくなってからの変身でしたが、理想は**「戦闘時間の中盤」に変身を済ませておくこと**です。そうすれば、パーフェクトフォルムの高いステータスで長く戦うことができ、安定感が増します。
フェーズ3:ドロップアイテム回収とラストスパート
敵のHPが半分を切ると、攻撃がさらに激化します。ここで意識すべきは「黒いドロップアイテム」の回収です。
メガヒードランの巨体で見えにくい足元に、時間延長やメガシンカゲージ回復のアイテムが落ちていることがよくあります。これを拾わないと、トドメを刺す前にこちらの変身が解けてしまい、火力が足りなくなります。
- 視点変更を活用する: カメラアングルを変えて、ボスの裏側にアイテムが落ちていないか確認する。
- ラッシュをかける: ジガルデの最強技(グランドフォースやサウザンアロー等)を連打し、一気に削り切ります。
捕獲後の性能評価:メガヒードランは強いのか?
苦労して倒したメガヒードラン。その性能は苦労に見合うものなのでしょうか?結論から言うと、「即戦力かつ最強クラス」です。
レベル80での加入という破格の待遇
捕獲した直後のステータスを確認すると、なんと「レベル80」。これは通常のストーリークリアレベルを遥かに超えており、DLCの追加コンテンツ攻略においてもトップクラスの戦力となります。
面倒なレベル上げ(レベリング)を必要とせず、手に入れたその瞬間からパーティのエースとして君臨できるのは、忙しいゲーマーにとって非常に嬉しいポイントです。
専用メガストーン「ヒードラナイト」の効果
討伐報酬として入手できる「ヒードラナイト」を持たせることで、戦闘中にいつでもメガシンカが可能になります。
メガシンカ後の特性やステータス上昇値は凄まじく、特に特攻(とくこう)の数値が跳ね上がります。固有技「マグマストーム」の威力も強化され、バインド効果による定数ダメージも入るため、対人戦や高難易度レイドバトルでも活躍が期待できます。
旅パ(ストーリー攻略パーティ)への適正
「見た目が好きなら絶対に入れるべき」と断言できます。あのナウシカの巨神兵のような、ドロドロに溶けた禍々しいビジュアルは、他のポケモンにはない唯一無二の魅力です。
タイプ耐性も優秀(炎・鋼は半減以下にできるタイプが多い)なので、適当に技を出しているだけでもストーリー上のトレーナー戦では無双できます。ムーンボールなどのオシャボ(お洒落ボール)で捕獲すれば、さらに愛着が湧くことでしょう。
おまけ:報酬アイテム「異次元バター」とは?
メガヒードラン討伐の副産物として手に入る「異次元バター」。これは見逃せないレアアイテムです。
ドーナツ作りの最高級素材
これまで「ウルトラバター」や「マスターバター」などがありましたが、この「異次元バター」はそれらを凌駕する最高級食材です。これを使用することで、次回の調査に向けた「星5ドーナツ」などの超強力なバフアイテムが作成可能になると推測されます。
次に来るであろう「伝説級の暴走ポケモン(星5)」に備えて、このバターを使った料理のレシピ開発も進めておくのが、賢いプレイヤーの嗜みと言えるでしょう。
まとめ
今回の記事では、M次元ラッシュにおけるメガヒードランの攻略法を徹底解説しました。
最後に改めて、攻略のポイントを振り返ってみましょう。
- ジガルデを用意する: 4倍弱点の「じめん技」とパーフェクトフォルムの耐久力が攻略の要。
- アイテムを惜しまない: 星4ドーナツと「かいふくのくすり」は満タンまで持ち込む。
- 立ち回りを意識する: マグマストームを回避しつつ、足元の時間延長アイテムを確実に回収する。
- 報酬を活用する: レベル80のメガヒードランと異次元バターは、今後の冒険の大きな助けになる。
メガヒードランは確かに強敵ですが、しっかりと対策を立てれば決して倒せない相手ではありません。この記事を参考に準備を整え、あの禍々しくもカッコいい巨神兵のようなポケモンをあなたの手持ちに加えてください。
もし「ジガルデを持っていない」「ワイルドゾーンの場所がわからない」といった疑問があれば、過去の記事でも解説していますので、そちらも合わせてチェックしてみてください。
それでは、良きM次元ラッシュライフを!






