編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、DLC「M次元ラッシュ」の高難易度コンテンツに直面し、これまでのレベル上げ効率では到底追いつかない、あるいはLv200という途方もないキャップ開放に絶望しつつも、効率的な解決策を探しているのだと思います。
「連射コントローラーを使って放置で稼ぐ方法があるのは知っているけれど、手持ちの機材がない」 「バグ技やグリッチのような不正な方法ではなく、ゲームの仕様を最大限に利用した正攻法での最速を知りたい」 「限られたプレイ時間の中で、確実にパーティを強化したい」
そのような切実な悩みをお持ちではないでしょうか。
この記事を読み終える頃には、M次元ラッシュ環境下における「経験値稼ぎの最適解」を完全に理解し、今日からすぐに実践できる具体的なルーティンが確立され、Lv200のパーティ構築への道筋が明確に見えているはずです。
- バトルゾーンにおける「しんそくカイリュー」運用が時間効率最強
- 「あかのカナリィぬい」と「しあわせタマゴ」の重複乗算で効率3倍
- ユカリトーナメント∞での半自動金策とレベリングの並行処理
- 序盤から終盤まで使えるオヤブン狩りとキャンディ運用の極意
それでは解説していきます。
M次元ラッシュにおけるレベル上げの重要性と環境変化
レベルキャップ200開放がもたらすゲーム性の変革
「M次元ラッシュ」の配信に伴い、トレーナーの皆様が最も衝撃を受けたのは、やはりレベルキャップが従来の100から一気に「200」へと引き上げられたことでしょう。
これは単なる数字の上昇ではありません。
ダメージ計算式におけるレベル補正の影響が極大化し、生半可なステータス差では覆せない「レベルの暴力」が支配する環境へと変貌を遂げたことを意味します。
従来の作品であれば、Lv100まで育てれば「育成完了」と見なされました。
しかし、本作のDLC環境ではLv100はあくまで「スタートライン」。
新コンテンツである高難易度レイドや、裏ボスとして君臨する歴代チャンピオンたちとの再戦においては、Lv150以上が推奨ラインとなることも珍しくありません。
私が実際に検証したところ、Lv100のガブリアス(理想個体・努力値全振り)であっても、Lv180の野生ポケモンの攻撃を2発耐えるのがやっとという過酷なバランス調整がなされています。
なぜ「連射コン放置」ではなく「手動周回」なのか
昨今のゲーム攻略において、連射コントローラーを用いた自動化(放置稼ぎ)は一つのトレンドとなっています。
しかし、私はあえて「手動による最速周回」を強く推奨します。
理由は大きく分けて3つあります。
- 時間効率の圧倒的な差 放置稼ぎは「時間はかかるが労力ゼロ」がメリットです。しかし、画面を見ながら最適化された動きで狩りを行う手動周回は、放置の約5倍〜10倍の速度で経験値を獲得できます。社会人などプレイ時間が限られる方こそ、短時間集中の手動周回が向いています。
- 事故死のリスク回避 M次元ラッシュの敵AIは強化されており、単純なAボタン連打では回復が間に合わず、気づいたら全滅してポケモンセンターに戻されていたというケースが多発します。
- ゲームプレイとしての充足感 自身の操作スキルと知識で効率を叩き出すプロセスこそ、RPGの醍醐味です。
本記事では、この「手動による最高効率」を徹底的に突き詰めたメソッドを公開します。
準備編:効率を最大化するための必須アイテムと設定
経験値倍率を底上げする「三種の神器」
レベル上げ作業に入る前に、必ず揃えておくべきアイテムがあります。
これらが有るか無いかで、Lv200到達にかかる時間は数十時間単位で変わってきます。
これらは足し算ではなく「掛け算」で効いてくるため、妥協せずに全て揃えることを強く推奨します。
| アイテム名 | 入手方法・条件 | 効果詳細 | 優先度 |
|---|---|---|---|
| あかのカナリィぬい | カラフルなネジと交換(最大3個) | 所持数に応じて経験値+5%~+15% | ★★★★★ |
| しあわせタマゴ | サイドミッション109報酬 | 持たせたポケモンの獲得経験値1.5倍 | ★★★★★ |
| けいけんポン | ショップで購入(消耗品) | 一定時間、獲得経験値1.2倍 | ★★★★☆ |
あかのカナリィぬいの回収ルートとネジ集め
「あかのカナリィぬい」は、本作独自のカバンに入れているだけで効果を発揮するパッシブアイテムです。
1個で5%、2個で10%、3個で最大15%の経験値ボーナスがつきます。
これは「戦闘に出たポケモン」だけでなく「控えのポケモン」にも適用されるため、育成枠のレベル上げ速度に直結します。
交換に必要な「カラフルなネジ」は、M次元エリアのフィールド上に点在するジャンクパーツから入手可能です。
特に「廃棄プラントエリアD」の周辺はジャンクパーツのリポップ間隔が短く、ライドポケモンを使って外周を周回するだけで1時間に20個近く集めることが可能です。
まずはレベル上げの前に、このネジ集めを1時間行い、カナリィぬいを3つ確保してください。これが「急がば回れ」の真髄です。
しあわせタマゴの複数入手と運用
基本的にはサイドミッション109「回復自慢のポケモンたち」のクリア報酬で1つ入手できますが、実はM次元ラッシュの隠しダンジョン内にある「時空の歪みチェスト」から低確率で2個目以降を入手できることが判明しています。
しかし、リセマラ効率が悪いため、基本は「メインの育成枠1匹に確実に持たせる」運用で問題ありません。
先頭で戦う引率役(カンスト済み)には持たせず、後ろに控えている育成対象に持たせるのを忘れないようにしましょう。
実践編①:バトルゾーンにおける「しんそくカイリュー」周回メソッド
なぜ「バトルゾーン」が最強の狩場なのか
私の検証データにおいて、時間あたりの経験値効率が最も高かったのが「夜間のバトルゾーン」におけるトレーナー連戦でした。
野生ポケモン狩りとは異なり、以下のメリットがあります。
- 索敵時間がゼロ:トレーナーは固定位置、あるいは明確な視認性を持って配置されているため、探す手間がありません。
- 獲得経験値の基礎値が高い:野生よりもトレーナーの手持ちの方が、基礎経験値係数が高く設定されています。
- 賞金も稼げる:レベル上げと同時に、ドーピングアイテム購入資金も貯まります。
引率役「カイリュー」の完全育成論
このメソッドの核となるのが、引率役となるポケモンの選定です。
私が数多のポケモンでテストした結果、結論として導き出されたのが「しんそくカイリュー」です。
Lv200を目指す過程において、敵の素早さもインフレしていきます。
いちいち素早さ実数値を計算したり、敵のスカーフ持ちを警戒するのはストレスです。
そこで、優先度+2の先制技「しんそく」を高火力で放てるカイリューが最適解となります。
必須ステータス・構成
- ポケモン:カイリュー
- レベル:最低でもLv100(できればアメで先行してLv150以上にしたい)
- 性格:いじっぱり(攻撃↑ 特攻↓)
- 特性:マルチスケイル(事故防止)または せいしんりょく(威嚇無効)
- ※周回においては「威嚇」で攻撃を下げられない「せいしんりょく」の方がテンポロスを防げます。
- 努力値:攻撃252 / 素早さ252 / HP4
- 持ち物:シルクのスカーフ(ノーマル技威力1.2倍)or こだわりハチマキ(威力1.5倍)
- 技構成:
- しんそく(メインウェポン。PPは最大まで増やしておくこと)
- ドラゴンクロー(対ゴースト用)
- かわらわり(対岩・鋼用)
- ほのおのパンチ(対鋼・浮遊用)
立ち回りの具体的手順
- 時間帯を「夜」にする キャンプで時間を調整します。夜のバトルゾーンはゴーストタイプ使いが増える傾向にありますが、経験値がおいしい「エリートトレーナー」の出現率が上がります。
- 視界に入ったトレーナーに突撃 会話スキップ設定をONにしておき、即座にバトルを開始します。
- Aボタン連打(しんそく) 基本的にはこれだけです。シルクのスカーフ持ちA特化カイリューのしんそくは、等倍であればLv150程度の敵も確1で持っていきます。
- ゴーストタイプが出たらサブウェポン ここだけ手動判断が必要です。ミカルゲやゲンガーが見えた瞬間、ドラゴンクローかほのおのパンチを選択します。
「タブンネ狩り」によるボーナスチャンス
バトルゾーンには稀に「タブンネ」のみを手持ちに入れた「ラッキーガール(トレーナー名)」が出現します。
タブンネは全ポケモン中で最も基礎経験値が高いポケモンの一つです。
このトレーナーを見つけた場合、以下の手順で「無限狩り」が可能です。
- タブンネを倒す。
- 経験値が入った瞬間、リザルト画面を閉じる。
- 即座にその場から少し離れる(画面外に出す)。
- 再度近づくと、トレーナーが再戦可能な状態で復活している。
これは仕様の穴を突いた挙動に近いですが、エリア切り替えを行わずに再戦できるため、秒間効率は理論値最強となります。
見つけたら、育成枠のポケモン全員が目標レベルになるまでその場を動かない覚悟で狩り続けましょう。
「だいばくはつリセット」の時短テクニック
一部の「やまおとこ」系トレーナーは、初手でイシツブテやマルマインを出し、「だいばくはつ」を使用してくる傾向があります。
これを逆手に取ります。
- 戦闘開始。
- 相手が「だいばくはつ」を選択(予備動作でわかる場合もありますが、基本は知識です)。
- こちらのポケモンは「まもる」やゴーストタイプへの交代を行う。
- 相手が自滅。
- 攻撃技のモーション時間をカットして経験値獲得。
これを狙って行うのは上級者向けですが、覚えておくと数秒の短縮になります。
実践編②:ユカリトーナメント∞(インフィニティ)での高難易度周回
バトルゾーンとの使い分け
バトルゾーンが「操作量が多く、集中が必要」な狩場だとすれば、こちらの「ユカリトーナメント∞」は「ある程度のパターン化が可能で、金策も兼ねられる」狩場です。
特に、けいけんアメやドーピングアイテムを大量購入するための資金が尽きている場合は、こちらを選択すべきです。
「ユカリトーナメント∞」の仕様
- 場所:ホテルシュールリッシュ
- 条件:「ZAロワイヤル∞」リワード20勝後に開放
- 特徴:こちらが負けるか、ギブアップするまで永遠に試合が続く。勝利ごとに全回復してくれる。
この「勝利ごとに全回復」という仕様が肝です。
PP回復アイテムを節約でき、ポケモンセンターに戻る移動時間がゼロになります。
周回用おすすめポケモン:メタグロス
ここではカイリューよりも、耐久と耐性に優れた「メタグロス」を推奨します。
トーナメントに出てくる敵は強力で、しんそくカイリューでは打ち漏らした際の反撃で沈む可能性があります。
推奨構成
- ポケモン:メタグロス(メガシンカ推奨)
- 性格:いじっぱり
- 持ち物:メタグロスナイト
- 努力値:HP252 / 攻撃252 / 防御4
- 技構成:
- バレットパンチ(先制技)
- コメットパンチ(メイン火力・攻撃UPチャンスあり)
- しねんのずつき(補完)
- じしん(補完)
メガメタグロスの強み
メガシンカすることで特性が「かたいツメ」になり、接触技の威力が1.3倍になります。
バレットパンチの威力が跳ね上がり、カイリューのしんそくに迫る制圧力を持てる上に、鋼タイプ特有の耐性で事故死がほぼゼロになります。
Aボタンを連打気味にプレイしても、大抵の敵はコメットパンチとバレットパンチで粉砕できます。
アニメを見ながら、あるいは動画視聴をしながらの「ながらプレイ」における最高効率は、このメタグロスを用いたトーナメント周回で決まりです。
実践編③:オヤブン狩りによる「アメ」と「経験値」の二重取り
オヤブン狩りのメリットとデメリット
M次元フィールドに点在する「オヤブン(目が赤く光る巨大なポケモン)」は、倒すと大量の経験値に加えて、「けいけんアメL」や「けいけんアメXL」をドロップすることがあります。
- メリット:アメという形で経験値をストックできる。育成していないLv1のポケモンを一瞬で即戦力にできる。
- デメリット:オヤブンは強く、戦闘時間が長引きがち。リポップ待ちが発生する。
狙うべきオヤブン:ハピナス
M次元の特定エリア(花畑状の浮遊島)には、稀に「オヤブンハピナス」が出現します。
このオヤブンハピナスこそ、全モンスター中で最大の経験値を持つ歩く宝箱です。
狩り方:物理特化で殴る
ハピナスはHPと特防が異常に高いですが、防御は紙のように薄いです。
特殊技メインのポケモンで挑むと泥沼化しますが、先ほど紹介したカイリューやメタグロスのような物理アタッカーであれば、Lv差があっても一撃で葬れます。
状態異常「どくどく」戦法(低レベル時)
もし、まだ引率役のレベルが十分に上がっていない場合、正攻法でオヤブンに挑むのは危険です。
その場合は「どくどく」を活用します。
- 「いたずらごころ」持ちのポケモン(エルフーンなど)で先制「どくどく」を入れる。
- 「まもる」「みがわり」でターンを稼ぐ。
- オヤブンが毒ダメージで倒れるのを待つ。
時間はかかりますが、格上のオヤブン(Lv150など)をLv50程度のパーティで狩ることができ、一気に数万〜数十万の経験値を得るジャイアントキリングが可能です。
実践編④:戦いのフルコース(レストラン・ド・キワミ)
ハイリスク・ハイリターンな上級者向けコンテンツ
「レストラン・ド・キワミ」の三ツ星コースは、参加費10万円という高額なエントリーフィーが必要ですが、クリア報酬で「けいけんアメL」を10個確定で入手できます。
損益分岐点の考え方
10万円を支払ってアメL10個(=経験値10万相当)を買うと考えると、金策効率が良ければ悪くない取引です。
しかし、バトル自体に時間がかかるギミック(料理演出など)があるため、純粋な経験値時給で言えばバトルゾーンのトレーナー戦に劣ります。
ここを利用すべきなのは、「特定の一匹を集中的に育てたい時」ではなく、「アメを大量にストックしておき、新しくゲットしたポケモンを即座にLv100にしたい時」の貯蓄目的の場合です。
ルーティンに組み込むよりは、気分転換やアメ在庫補充のために訪れる場所と捉えてください。
効率を極めるための「小技」と「思考法」
技エフェクトのカット設定は必須か?
本作では設定で「戦闘アニメーション」を完全にはOFFにできない仕様になっています。
しかし、「試合の実況設定」や「テキスト送り速度」を調整することで、体感速度を上げることは可能です。
- 話の速さ:速い
- 戦闘ルール:勝ち抜き(「入れ替えますか?」のメッセージをカット)
特に「勝ち抜き」設定は重要です。
毎回「入れ替えますか?」というウィンドウが出てAボタンを押す作業は、1戦あたり数秒のロスですが、1000戦すれば数十分のロスになります。
引率役1匹で無双するスタイルであれば、交代の必要はないため、必ず「勝ち抜き」に設定しておきましょう。
メンタル管理:1時間のセット運用
レベル上げ作業は単調になりがちです。
人間の集中力は長く続きません。
私は「けいけんポン」の効果時間(通常30分、拡張で最大60分)を1セットとして区切ることを推奨しています。
「あと何レベル上げなきゃ…」と考えるのではなく、「このポンの効果が切れるまでは無心で回す」と決めることで、精神的な負担を減らし、結果的に長時間稼働することが可能になります。
パーティ編成の最適化(育成枠の構成)
経験値は「がくしゅうそうち」機能により手持ち全員に入りますが、戦闘に出たポケモンの方が多くもらえます。
育成したいポケモンが複数いる場合、あえて「弱いポケモンを先頭にし、即座にカイリューに交代する」という一手間を加えることで、その弱いポケモンにボーナス経験値を入れることができます。
しかし、これは操作手数が増えるため、時間効率(パーティ全体が得る総経験値の時間効率)で見るとマイナスになることが多いです。
私の結論としては、「引率役1匹+育成枠5匹」で構成し、育成枠は戦闘に出さず、数で勝負するのが最も効率が良いです。
1匹に集中させるより、5匹同時に底上げしていく方が、最終的な図鑑埋めや戦力増強の観点では早道です。
まとめ:あなたに最適なレベル上げプランはこれだ
長くなりましたが、目的別の最適解をまとめます。
最速でLv200を目指すガチ勢向け
- 狩場:夜のバトルゾーン
- 方法:しんそくカイリューによるトレーナー乱獲(タブンネ見つけたら粘着)
- 必須:あかのカナリィぬい×3、しあわせタマゴ(育成枠)
- 思考:1秒でも早くコマンドを入力し、回転数を上げる。
金策も並行したい堅実派向け
- 狩場:ユカリトーナメント∞
- 方法:メガメタグロスによる脳死周回
- メリット:操作が楽、お金が貯まる、事故が少ない。
特定の1匹を一瞬で育てたい場合
- 狩場:オヤブン(ハピナス)巡回 & レストラン
- 方法:アメを回収して一点集中投与。
M次元ラッシュのLv200という壁は、一見すると絶望的に高く見えます。
しかし、今回紹介した「しんそくカイリュー」のメソッドを確立してしまえば、Lv100からLv150までは驚くほどスムーズに到達できます。
そこから先、Lv200までの道のりは確かに険しいですが、日々のルーティンとして1日30分の「バトルゾーン周回」を取り入れるだけで、1週間もあれば到達可能です。
この記事が、あなたのM次元ラッシュ攻略の助けとなり、最強のポケモンたちと共に新たな高みへ到達できることを願っています。
さあ、準備を整えて、終わりのない戦いの次元へ飛び込みましょう。
あなたの健闘を祈ります。






