編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、話題の新作『オクトパストラベラー0』が気になっているものの、本当に自分に合うゲームなのか、あるいは過去作をやっていなくても楽しめるのか、といった点で購入を迷われているのだと思います。
「シリーズ未経験だけど大丈夫?」「スマホ版ベースって聞いたけどクオリティは?」「時間が溶けるって本当?」
そんな不安や疑問を持つあなたに向けて、実際に本作をやり込んだ私が、その魅力と注意点を余すところなくお伝えします。
この記事を読み終える頃には、あなたが『オクトパストラベラー0』を今すぐ買うべきか、それとも今回は見送るべきか、その答えが明確に解決しているはずです。
- シリーズ初「自分が主人公」になれる没入感と自由度の高いキャラメイク
- 時間泥棒確定!復讐と復興をテーマにしたやり込み要素満載の「タウンビルド」
- 戦略性が爆上がりした「8人編成バトル」と「セレクトアビリティ」の奥深さ
- 買うべき人とやめるべき人の決定的な違いをズバリ解説
それでは解説していきます。
オクトパストラベラー0とは?作品の概要と基本情報
まずは、このゲームがどのような立ち位置の作品なのか、基本情報を整理しておきましょう。 多くの人が気になっている「発売日」や「価格」、そして本作のベースとなっている作品についての誤解を解いていきます。
本作は、全世界で累計500万本以上を出荷している大人気RPG『オクトパストラベラー』シリーズの最新作です。 ナンバリングタイトルとしては『II』が出ていますが、本作は『0』というタイトルの通り、すべての始まりを描く前日譚的な位置づけになります。
発売日・価格・プラットフォーム詳細
購入を検討する上で最も基本的な情報を以下の表にまとめました。 まずはご自身のプレイ環境と照らし合わせてみてください。
| 項目 | 詳細情報 |
|---|---|
| タイトル | オクトパストラベラー0 |
| 発売日(CS版) | 12月4日 |
| 発売日(Steam版) | 12月5日 深夜2時 |
| 通常版価格 | 7,678円(税込) |
| ジャンル | HD-2D RPG |
| プレイ人数 | 1人 |
| 対応機種 | Nintendo Switch / PlayStation 5 / PlayStation 4 / Steam |
特筆すべきは、現在無料体験版が配信中であるという点です。 この体験版で作成したセーブデータは、そのまま製品版(本編)に引き継ぐことが可能です。 もし、私のレビューを読んでもまだ迷いが残る場合は、まずは体験版をダウンロードしてみるのが最も確実な判断材料になるでしょう。
「大陸の覇者」をベースにした再構築作品という真実
本作を語る上で避けて通れないのが、スマートフォン向けアプリ『オクトパストラベラー 大陸の覇者』との関係性です。 「スマホゲーの移植なんでしょ?」と思っている方もいるかもしれませんが、その認識は半分正解で半分間違いです。
本作は、2020年にリリースされた『大陸の覇者』をベースにしていますが、コンシューマー(家庭用ゲーム機)向けに徹底的に**再構築(リビルド)**されています。 単なるベタ移植ではありません。
スマホ版特有の課金ガチャ要素は撤廃され、物語の進行やキャラクターの入手方法が家庭用RPGとして最適化されています。 さらに、様々な新要素が追加されており、スマホ版をプレイ済みの方でも「全く新しいゲーム体験」ができるように設計されているのが特徴です。
物語の舞台は、初代『オクトパストラベラー』と同じ「オルステラ大陸」。 しかし、時代設定は初代の数年前。 「富・権力・名声」を極めた3人の覇者たちによって支配され、混沌とした暗黒の時代が描かれます。
復讐と復興を描く重厚なストーリーライン
本作のテーマは非常に重く、そして熱いです。 キーワードは**「復讐」と「復興」**。
主人公(あなた)は、3人の覇者たちの理不尽な力によって故郷を滅ぼされ、全てを失った状態から物語が始まります。 これまでのシリーズでは、8人の旅人がそれぞれの目的を持って旅をしていましたが、本作では明確に「覇者への復讐」という強烈な動機が軸にあります。
しかし、ただ復讐するだけではありません。 神の指輪をめぐる争いに巻き込まれながら、滅ぼされた故郷を再び蘇らせる「復興」の物語も同時に進行します。 失うことから始まる絶望と、そこから這い上がる希望。 このコントラストが、プレイヤーを画面の中に強く引き込んで離さないのです。
買う前に知っておくべき3つの革新的特徴
私が実際にプレイして感じた、本作がこれまでのシリーズや他のJRPGと決定的に違う「3つの革新的特徴」について深掘りしていきます。 これらは、あなたがこのゲームにハマれるかどうかの重要な判断基準になります。
1. シリーズ初!「自分自身」が主人公になる没入感
これまでの『オクトパストラベラー』シリーズといえば、オルベリクやソローネといった、名前も性格も設定された固定の主人公たちを操作し、彼らの群像劇を「見守る」スタイルでした。 しかし、本作『オクトラ0』最大の特徴は、プレイヤーである「あなた自身」が主人公になれることです。
細部までこだわり抜けるキャラメイク
ゲーム開始直後、プレイヤーは自分の分身となるキャラクターを作成します。 このキャラメイクの自由度が、ドット絵主体のゲームとは思えないほど充実しています。
- 見た目・性別:ドット絵での表現ですが、バリエーションは豊富です。
- 髪型・髪色:自分好みのスタイルに変更可能。
- 声(ボイス):複数のパターンから、イメージに合う声を選べます。
- 仕草:キャラクターの性格を表すような立ち振る舞いまで設定可能。
- 好きな食べ物:これはステータスには影響しませんが、愛着を湧かせる重要な要素です。
- 幼い頃に習った技:初期スキルに関わる設定です。
- 持ち物:旅の始まりに何を持っているかを選べます。
特に「好きな食べ物」や「仕草」といった、一見ゲーム進行に関係なさそうな要素まで設定できる点に、開発陣の「プレイヤー自身の物語にしてほしい」という強い意志を感じました。 これによって、画面の中のドット絵キャラが単なる記号ではなく、「私そのもの」として感じられるようになります。
8つのジョブから選ぶ「なりたい自分」
見た目だけでなく、バトルスタイルを決定づける「ジョブ」も自由に選択できます。 用意されているのはシリーズおなじみの基本8ジョブです。
- 剣士:物理攻撃と防御に優れた前衛の要。
- 商人:お金を稼いだり、アイテムを使って支援する万能型。
- 盗賊:素早さを活かした攻撃と、敵の弱体化が得意。
- 狩人:弓による全体攻撃や、命中率の高い攻撃を持つ。
- 神官:回復魔法のエキスパート。パーティの生存率を高める。
- 学者:強力な属性魔法で敵を一掃する魔法アタッカー。
- 踊り子:味方のステータスを強化するバッファー。
- 薬師:斧による攻撃と、アイテム調合による特殊効果が魅力。
これまでのシリーズでは「プリムロゼの物語を追体験する」という感覚でしたが、今回は「自分が剣士として覇者に挑む」「自分が学者として世界の謎を解く」という、完全なるロールプレイが可能になっています。 この没入感の高さは、シリーズファンにとっても新鮮な驚きとなるでしょう。
2. 時間泥棒の正体!「タウンビルド」による故郷の復興
体験版をプレイした多くの人が口を揃えて言うのが、「タウンビルドが楽しすぎて本編が進まない」という嬉しい悲鳴です。 本作の新要素である「タウンビルド」は、単なるおまけ要素の域を超えています。
滅ぼされた故郷「ウィッシュベール」を再建せよ
物語の拠点となるのは、冒頭で滅ぼされてしまった故郷「ウィッシュベール」。 この廃墟と化した村を、プレイヤーの手で一から作り直していくのがタウンビルドです。
配置できる施設は多岐にわたります。
- 商店:武器や防具、アイテムを購入できる重要施設。
- 宿屋(拠点):HP/SPの回復や、パーティ編成を行う場所。
- 畑・牧場:料理の食材などを生産する場所。
- 魔物闘技場:捕獲した魔物と戦ったりできるやり込み施設。
これらを村の好きな場所に配置できるだけでなく、地面の舗装や斜面の見た目、ちょっとした飾り付けまでカスタマイズ可能です。 「自分だけの最強の村」を作るもよし、「景観重視の美しい村」を作るもよし。 その自由度の高さは、サンドボックス型のクラフトゲームを彷彿とさせます。
冒険と復興が連動する「沼」システム
このタウンビルドの素晴らしい点は、冒険(バトル・探索)と復興が完全にリンクしていることです。
- 建物を建てるには「材料」が必要。
- 材料を集めるためにフィールドへ「冒険」に出る。
- 集めた材料で施設を建てると、村が発展する。
- 村が発展すると、より良い装備が買えたり、便利な「料理」が作れるようになる。
- 強くなった装備と料理を持って、さらに危険な場所へ「冒険」に行けるようになる。
このサイクルが絶妙に設計されており、やめ時を完全に見失います。 例えば、拠点で料理を作れば、バトル中に強力なバフ効果を得られます。 商店を発展させれば、他では手に入らない交易品が入手できます。
さらに、旅先で出会った人々を自分の村に「移住」させることも可能です。 住人が増えれば村は賑やかになり、新たな機能が解放されることもあります。 少しずつ村が活気づいていく様子を見るのは、何物にも代えがたい達成感があります。 凝り性の人は、ストーリーそっちのけで数百時間をこのタウンビルドに費やすことになるでしょう。
3. 戦略性が限界突破!「8人編成バトル」と「セレクトアビリティ」
RPGの肝であるバトルシステムも、本作では大きな進化を遂げています。 これまでの4人パーティから倍増した**「8人編成」**が、戦いの常識を覆します。
前衛4人+後衛4人の総力戦
従来の『オクトパストラベラー』では最大4人での戦闘でしたが、本作では前衛4人、後衛4人の計8人が戦闘に参加します。 これは『大陸の覇者』のシステムを踏襲していますが、コンシューマー向けにさらにブラッシュアップされています。
- 前衛と後衛の交代:ターン消費なしでスムーズに交代が可能。
- HP/SPの管理:後衛に下がっている間はHPやSPが徐々に回復するため、交代のタイミングが重要。
- 総勢30人以上の仲間:ストーリーを進める中で出会う多くの仲間から、自由に8人を選抜できます。
敵の弱点を突いてシールドを削る「ブレイク」、ターン経過で溜まるBP(ブーストポイント)を使って行動を強化する「ブースト」。 このシリーズ伝統の爽快なシステムはそのままに、8人になったことで戦略の幅が爆発的に広がりました。 「誰を前衛に出し、誰を温存するか」「どのタイミングで総攻撃を仕掛けるか」。 戦場の指揮官になったような気分を味わえます。
キャラクターの個性を拡張する「セレクトアビリティ」
さらに今作独自のシステムとして**「セレクトアビリティ」**が登場しました。 これは、習得したアビリティ(技や魔法)を、装備品のように自由に付け替えてバトルに持ち込めるシステムです。
従来のRPGでは、レベルアップで覚えた技は全てコマンドリストに並ぶのが一般的でした。 しかし本作では、セットできるアビリティ数に限りがあるため、「今回は回復重視の構成で」「次は攻撃特化の構成で」といった具合に、同じキャラクターでもセットするアビリティによって全く異なる役割を持たせることができます。
例えば、本来は攻撃役の剣士に、自己回復や防御系のアビリティをセットして「不沈のタンク役」にしたり、盗賊にデバフ技を満載して「妨害のエキスパート」にしたり。 8人編成 × セレクトアビリティの組み合わせは無限大です。 自分だけの最強パーティ、最強のコンボを構築するのが好きな人には、たまらない仕様だと言えるでしょう。
快適性への配慮:倍速モードとレベリング
「8人も動かすと戦闘が長引くのでは?」と心配される方もいるかもしれません。 しかし、その点も対策済みです。 バトル速度2倍設定が搭載されており、ザコ戦などは非常にテンポよく進みます。
また、開発者のインタビューなどによると、元々過度なレベリング(レベル上げ作業)をしなくてもスムーズに進めるゲームバランスに調整されているとのこと。 それでもレベルを上げたい人のために、レベリング自体も快適に行えるような仕組みが用意されています。 忙しい現代人でも、ストレスなく遊べる配慮がなされているのは高評価ポイントです。
オクトラ0を「買うべき人」5選
ここまでの特徴を踏まえ、私が自信を持って購入をおすすめできるのは次のようなタイプの人です。
1. オクトパストラベラーシリーズのファン
これは言うまでもありません。 シリーズ特有の美しいHD-2Dグラフィック、西木康智氏による荘厳な音楽、そしてブレイク&ブーストの爽快なバトル。 これらシリーズのDNAを継承しつつ、「キャラメイク」「タウンビルド」という新要素で見事に正当進化しています。 過去作のキャラクターが登場する場面もあり、ファンならニヤリとする演出も用意されています。 「いつものオクトラ」の安心感と、「新しいオクトラ」のワクワク感が同時に味わえます。
2. 「自分だけのRPG体験」を何より重視する人
用意されたレールの上を歩くだけのRPGに飽きていませんか? 本作は、主人公の見た目から設定、そして拠点の村作りまで、プレイヤーの選択が色濃く反映されます。 「自分ならこうする」「自分はこういうキャラだ」という脳内設定(ロールプレイ)を楽しめる人にとって、本作は最高の舞台となるでしょう。 没入感の深さは、シリーズ随一です。
3. コツコツとした作業ややり込みが好きな人
タウンビルドでの素材集め、建物の配置、住人の勧誘。 そして、8人のキャラクター育成とアビリティの組み合わせ模索。 これらは、「面倒くさい」と感じる人には苦痛かもしれませんが、「コツコツ積み上げるのが好き」な人にとっては極上の時間です。 スルメのように、噛めば噛むほど味が出るゲーム性を求めているなら、間違いなく買いです。
4. ターン制コマンドバトルを愛する戦術家
最近はアクションRPGが主流になりつつありますが、じっくり考えて最適解を導き出すターン制バトルの面白さは不滅です。 特に本作は8人編成になったことで、考える要素が増えています。 敵の行動パターンを読み、数ターン先のブレイクを見越して行動順を調整する。 パズルのピースがハマるように戦術が決まった時の快感は、アクションゲームでは味わえない知的興奮があります。 古き良きコマンドバトルが好きな人には、強くおすすめします。
5. HD-2Dの美しい世界観に浸りたい人
ドット絵と3DCGが融合した「HD-2D」の映像美は、本作でも健在どころか進化しています。 夕日が差し込む海岸、雪が舞い散る山岳地帯、薄暗い洞窟の空気感。 ただフィールドを歩いているだけでも、旅行をしているような気分になれます。 「美しいドット絵」という芸術に価値を感じるなら、それだけで購入動機として十分です。
オクトラ0を「やめるべき人」3選
公平なレビューをするために、あえて購入をおすすめしない、あるいは購入後に後悔する可能性が高い人の特徴も挙げておきます。
1. サクサク進めたい「アクション派」の人
本作はターン制バトルであり、タウンビルドなどの要素も含め、プレイ時間は長くなる傾向にあります。 「敵をバッタバッタとなぎ倒して爽快に進みたい」「直感的な操作でアクションを楽しみたい」という人には、システムがまどろっこしく感じられるでしょう。 ボタン連打で勝てるゲームではありません。
2. シンプルなゲーム性を好む人
8人編成、セレクトアビリティ、タウンビルド、素材収集、住人のスカウト…。 本作はシステムが多岐にわたり、情報量が非常に多いです。 「難しいことは考えずに、ストーリーだけを楽しみたい」「装備とレベル上げだけで強くなりたい」という人には、管理すべき要素が多すぎて「面倒くさい」「覚えきれない」というストレスになる可能性があります。 情報量の多さに疲れてしまうタイプの人には向きません。
3. シリーズの「マンネリ」を強く感じている人
新要素は多いものの、コアとなるゲーム体験(HD-2Dの探索、ブレイク&ブーストの戦闘)は、良い意味でも悪い意味でも「オクトパストラベラー」そのものです。 もしあなたが前作『オクトパストラベラーII』などをプレイして、「もうこのシステムはお腹いっぱい」「もっと革新的な変化が欲しい」と感じていたなら、本作も同じように感じる可能性があります。 「様式美」を楽しめるか、「マンネリ」と捉えるかが分かれ目です。
オクトラ0と過去作(I・II)との比較まとめ
購入を迷っている方の中には、過去作との具体的な違いを比較したい方もいるでしょう。 主要な要素を比較表にまとめました。
| 比較項目 | オクトパストラベラー0 | オクトパストラベラー I & II |
|---|---|---|
| 主人公 | プレイヤー自身(キャラメイクあり) | 固定の8人から選択 |
| バトル人数 | 最大8人(前衛4+後衛4) | 最大4人 |
| アビリティ | セレクト式(付け替え可能) | ジョブごとに固定(習得順のみ自由) |
| 拠点要素 | タウンビルドで自由に構築 | 特定の拠点はなし(酒場で入替) |
| ストーリー | 覇者への復讐+復興(一本道に近い) | 8人の群像劇(フリーシナリオ) |
| ベース | スマホ版『大陸の覇者』の再構築 | オリジナル作品 |
こうして見ると、本作がシリーズの中でもかなり異色かつ挑戦的なタイトルであることがわかります。 特に「主人公」と「バトル人数」の変更は、プレイ感を大きく変える要因となっています。
よくある質問(FAQ)
最後に、私の元に届く質問の中から、特に購入判断に関わるものをピックアップして回答します。
Q. スマホ版『大陸の覇者』をやっていなくても楽しめますか?
A. はい、100%楽しめます。 むしろ、ストーリーの展開や演出がコンシューマー向けに強化されているため、予備知識がない方が新鮮な驚きと共に楽しめるでしょう。 物語は本作単体で完結するように作られているので、過去作の知識も必須ではありません。
Q. クリアまでのプレイ時間はどのくらいですか?
A. 個人差はありますが、かなりの長編です。 メインストーリーを追うだけでも数十時間はかかりますが、タウンビルドやキャラクター育成、サブクエストなどの寄り道要素を含めると、優に100時間を超えるボリュームがあります。 コストパフォーマンス(プレイ時間あたりの価格)は非常に高いと言えます。
Q. 難易度は高いですか?
A. RPG慣れしていない人には少し歯ごたえがあるかもしれません。 特にボス戦では、敵の弱点を突き、適切なタイミングでシールドを割る戦略性が求められます。 ただし、タウンビルドで強力な装備や料理を揃えたり、レベルを上げたりすることで、アクションゲームのように「詰む」ということはありません。 じっくり準備すれば必ず勝てるバランスになっています。
Q. Steam版とSwitch版、どちらがおすすめですか?
A. プレイスタイルによります。 高解像度・高フレームレートで滑らかな映像美を楽しみたいなら、PC(Steam)版やPS5版がおすすめです。ロード時間も短縮されます。 一方で、ベッドで寝転がりながらレベル上げをしたり、外出先で少しずつタウンビルドを進めたいなら、携帯モードがあるSwitch版が圧倒的に便利です。 ご自身が「どこで」「どのような姿勢で」ゲームをしたいかで選ぶのが正解です。
まとめ:オクトラ0は「あなただけの物語」を紡ぐ傑作RPG
ここまで『オクトパストラベラー0』について解説してきました。
総括すると、このゲームは**「シリーズファンなら絶対買い、JRPG好きなら強くおすすめできる価値ある作品」**です。
オクトパストラベラーシリーズが持つ「美しい世界観」と「戦略的なバトル」という強固な土台の上に、「自分が主人公になれる没入感」と「中毒性の高いタウンビルド」という新たな武器を装備した、まさにシリーズの集大成とも言える内容に仕上がっています。 特に、8人編成バトルによる戦術の深さは、シリーズ史上最高と言っても過言ではありません。
一方で、昔ながらのコマンドバトルや、膨大な情報を処理するプレイが苦手な方には向かない側面もあります。
もしあなたが、 「久しぶりにじっくりと腰を据えてRPGを遊びたい」 「自分だけの最強パーティや村を作り上げたい」 「美しいドット絵の世界で冒険したい」 そう思っているなら、『オクトパストラベラー0』は間違いなくあなたの期待に応えてくれるでしょう。 年末年始の休みや、まとまった時間が取れるタイミングでのプレイにも最適です。
まずは無料体験版をダウンロードし、キャラメイクで自分の分身を作り、ウィッシュベールの土を踏んでみてください。 きっと、時間を忘れて冒険と復興に没頭してしまうはずです。
あなたの旅が、素晴らしいものになることを願っています。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 編集デスク ゲーム攻略ライター 桐谷シンジでした。
※本記事の情報は執筆時点のものです。最新情報は公式サイトをご確認ください。






