編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、突如として環境入りした「ミュウツー」によって激変したランクマッチの勝ち方や、どのポケモンを使えば勝率を上げられるのかが気になっていると思います。シーズン3は当初、ジガルデやメガブリガロンの環境になると予想されていましたが、ミュウツーの緊急参戦により前提がすべて覆されました。
この記事を読み終える頃には、現在のミュウツー・ゼルネアス2強環境における最適なパーティ構築と、各ポケモンの役割についての疑問が解決しているはずです。
- ミュウツー参戦による環境の劇的な変化と「物理ゼルネアス」の台頭
- SSランクからCランクまで全21体の詳細な評価と採用理由
- 勝ちたいなら絶対に把握すべき各ポケモンの「最強の型」と技構成
- 伝説ポケモンに対抗するための一般ポケモンの立ち回り徹底解説
それでは解説していきます。
ランクマッチシーズン3 環境考察|ミュウツーがもたらした破壊と再生
シーズン3のランクマッチは、まさに「破壊と再生」の環境と言えます。これまでのシーズンで見られた安定行動が通用しなくなり、対面性能(1対1で打ち勝つ力)が何よりも重要視されるようになりました。
ミュウツー緊急参戦によるパラダイムシフト
当初、シーズン3は既存の伝説ポケモンであるジガルデや、新メガシンカ枠であるメガブリガロンを中心とした耐久寄りの環境が予想されていました。しかし、ミュウツーの追加はこの予想を白紙に戻しました。 ミュウツーの最大の特徴は、その圧倒的な「素早さ」と「突破力」にあります。彼が存在するだけで、中途半端な素早さや耐久を持つポケモンは人権を失いました。具体的には、以下の3点が環境の決定的な変化として挙げられます。
- 受けループの崩壊: ミュウツーの広範囲な技範囲と高火力により、受け出し(後出し)が成立しにくくなりました。
- 物理・特殊の読み合い: ミュウツー自体も型が豊富ですが、それに対抗するゼルネアスが「物理型」にシフトするなど、選出画面での心理戦が高度化しています。
- 試合テンポの高速化: 火力インフレにより、サイクル戦よりも対面での殴り合いで決着がつくケースが増加しています。
ティア(Tier)評価基準について
今回のランキング作成にあたり、重視した評価基準は以下の通りです。 チーム戦ではありますが、野良ランクマッチにおいては「個の力」が勝率に直結します。
| 評価項目 | 詳細内容 |
|---|---|
| 単体性能 (K/D) | どれだけキルを取れ、かつキルを取られにくいか。味方のサポートなしでどれだけ盤面を制圧できるかを最重要視。 |
| 環境メタ性能 | 現在のトップメタ(主にミュウツー、ゼルネアス)に対して、明確な有利・または互角以上の立ち回りが可能か。 |
| 型の匿名性 | 相手に「型」を読ませない力。物理か特殊か、持ち物は何か、技構成は何かといった情報アドバンテージの取りやすさ。 |
| 汎用性 | 特定の相手ピンポイントではなく、幅広い構築に対して選出できる腐りにくさ。 |
SSランク:環境の覇者|勝ちたいなら採用必須の神々
SSランクは、現在の環境において「最強」と呼ぶにふさわしいポケモンたちです。このランクのポケモンは、対策をしていないパーティを単騎で壊滅させるスペックを持っています。構築の軸として、あるいは相手にする際の最優先警戒対象として認識する必要があります。
ゼルネアス(物理型・特殊型)
評価:環境トップ(God Tier)
ミュウツーの登場により「時代が終わった」と囁かれたのも束の間、環境適応能力の高さを見せつけ、堂々のトップ評価です。特筆すべきは、これまで主流だった「ジオコントロール特殊型」に加え、ミュウツーをカモにするための「物理型」が開発されたことです。
なぜ今、ゼルネアスなのか?
ミュウツーに対してタイプ相性で有利なフェアリー単タイプであることが最大の強みです。しかし、ミュウツーの高い特防や「めいそう」を考慮すると、特殊一本槍では返り討ちに合うリスクがありました。そこで台頭したのが物理型です。 ミュウツーの物理耐久は特殊耐久に比べて脆く、そこを突くことで環境最強の座を維持しています。また、相手視点では「物理か特殊か選出画面で判別できない」という点が極めて凶悪です。
【物理型】対ミュウツー最終兵器
ミュウツーを倒すことに特化した型です。意表を突くことでイージーウィンを狙えます。
- 持ち物: いのちのたま
- 技構成:
- じゃれつく: メインウェポン。通りが良く、高火力。
- メガホーン: 対エスパー(ミュウツー)への打点。命中不安はあるがリターンは絶大。
- つじぎり: ゴーストタイプなどへの安定したサブウェポン。
- いわなだれ: インファイトよりも推奨。現環境で多い「きあいのタスキ」持ちのドリュウズに対し、インファイトで耐久を下げてしまうと「アイアンヘッド」で返り討ちに合うため。リザードンやシャンデラへの打点としても優秀。
【特殊型】王道のジオコン積み
物理型への警戒が強まる裏で、通れば勝ち確となるジオコントロール型も依然として強力です。
- 持ち物: オボンのみ or せんせいのツメ
- 技構成:
- ジオコントロール: 採用理由そのもの。積み切れば止まらない。
- ムーンフォース: 安定した一致技。
- 10まんボルト: 鋼タイプ(エアームド等)への打点。
- きあいだま: 範囲補完。命中は不安だが、当たれば大きい。
- 解説: 現環境はゼルネアス対策が薄れ、ミュウツー対策に枠が割かれています。そのため、「めいそう」でちまちま積むよりも、ジオコントロールで一気に全抜きを狙う方が勝率は高くなります。対ミュウツー戦でも、ジオコンさえ積んでしまえば押し切れるパワーがあります。
ミュウツー(いのちのたま型)
評価:理論上最強の破壊神
シーズン3の台風の目です。圧倒的な種族値から放たれる攻撃は、半減だろうが受け出しを許しません。「100%勝てるポケモンが存在しない」と言わしめるほどの理不尽な強さを持っています。
誰にも止められない「対応不可能性」
ミュウツーの恐ろしさは、技構成次第で「不利対面が存在しなくなる」点にあります。物理型ゼルネアスが唯一の苦手相手と言えますが、それすらも技構成や立ち回り(物理読みで引くなど)でカバー可能です。 特に「わるだくみ」からの「いのちのたま」攻撃は、メガシンカしたミュウツーと同等かそれ以上の火力を叩き出します。耐久無振りの一般ポケモンなら、等倍でも一撃で消し飛ぶ火力です。
【珠アタッカー型】破壊の化身
- 持ち物: いのちのたま
- 技構成:
- サイコブレイク: 特殊技でありながら相手の「防御」を参照してダメージ計算を行う専用技。これにより、特殊受け(ハピナス等)で止まらないのが強み。ゼルネアスへの打点としても必須。
- シャドーボール: 同族(ミュウツー)対面や、ゴーストタイプへの打点。これの有無で対面勝率が劇的に変わるため確定枠。
- わるだくみ: 崩し性能を極限まで高める積み技。隙を見て積めばゲームセット級の火力を得る。
- 選択枠(10まんボルト / れいとうビーム): パーティ単位で重い相手に合わせて選択。ギャラドスやエアームドを見るなら10万、ガブリアスやランドロスを見るなら冷ビ。
Sランク:準最強|対策必須の環境の中心
Sランクは、SSランクの2体に次ぐ性能を持ち、環境の中心に君臨するポケモンです。SSランクに対してもワンチャンスを作れる性能があり、パーティに組み込む優先度は極めて高いです。
ガブリアス(きあいのタスキ型)
評価:一般最強の座を維持
ミュウツー参戦後も、「一般ポケモン最強」の称号を欲しいままにしています。単体性能、技範囲、そして主人公補正とも言えるステータスのバランスの良さは健在です。
なぜランクダウンしたのか?
前回まではSSランクでしたが、今回はSランクとしています。理由は明確で、「ミュウツーのれいとうビーム採用率」と「物理ゼルネアスの増加」です。 以前はゼルネアスのジオコントロールの隙に攻撃を通して勝てましたが、物理ゼルネアスが即座に攻撃してくるようになったため、そのプランが崩壊しました。また、ミュウツーが冷ビを持っていると圧倒的不利になります。伝説2体に対して「絶対的有利」とは言えなくなったため、Sランク評価となりました。
【タスキ対面型】
- 持ち物: きあいのタスキ
- 技構成:
- ドラゴンダイブ: 高威力一致技。外しのリスクはあるが、リターン重視。
- じしん: 安定した一致技。
- かみなりのキバ: 以前の「アイアンテール」や「あなをほる」よりも評価上昇。エアームドやギャラドスへの打点として、また試合テンポを重視して採用。
- つるぎのまい: 崩し性能を高める。タスキを盾に強引に積む動きが強力。
- 解説: 「あなをほる」はターンを要するため、高速化した現環境では相手に対策の時間を与えてしまうため評価を落としています。アイアンテールを持っても物理ゼルネアスには勝てないため、割り切って範囲を広げる構成が推奨されます。
ドリュウズ(きあいのタスキ型)
評価:環境への回答
前回BランクからSランクへ、驚異の「3階級特進」を果たしました。これはまさに「環境がドリュウズを求めた」結果です。物理ゼルネアスとミュウツー、この2強に対して明確な役割を持てる数少ないポケモンです。
対伝説性能の高さ
- 対ゼルネアス: 物理型が増えたことで、ゼルネアス側から接近してくるようになりました。これにより、こちらの「アイアンヘッド」や「ドリルライナー」を当てる機会が増え、殴り合いで勝てる可能性が飛躍的に向上しました。
- 対ミュウツー: 「つるぎのまい」からの「メガホーン」でワンパン圏内に収めることができます。タスキで耐えてからの反撃というシンプルな図式が、高火力・低耐久のミュウツーに対して刺さります。
【ジャイアントキリング型】
- 持ち物: きあいのタスキ
- 技構成:
- ドリルライナー: 鋼タイプへの打点であり、メインウェポン。
- メガホーン: 対ミュウツー、対エスパー・悪への最大打点。
- アイアンヘッド: 対フェアリー(ゼルネアス)への遂行技。怯みワンチャンも狙える。
- つるぎのまい: 火力補強。タスキとの相性が抜群。
- 解説: ガブリアスと比較すると汎用性は劣りますが、対伝説性能においてはドリュウズに軍配が上がります。「構築に入れる優先度はガブリアスより上」と考えるプレイヤーも増えています。いわなだれも選択肢ですが、役割対象を絞るならこの4つで確定です。
Aランク:警戒必須|トップメタに食らいつく実力者
Aランクは、SS・Sランクとはわずかな差があるものの、十分に環境上位で戦えるスペックを持つポケモンたちです。特定の役割においてはSランク以上の働きをすることもあります。
シャンデラ(こだわりスカーフ/メガネ等)
評価:ゴースト最強の座
ゴーストタイプにおいて、技の威力と範囲の優秀さは随一です。物理ゼルネアスに対しても「火傷」のリスクを押し付けたり、ミュウツーに対してもゴースト技で圧力をかけられます。
- 強み: パーティの補完枠として最適。格闘技やノーマル技を透かせる耐性も優秀。
- 弱点: ドリュウズの増加が強烈な向かい風。
- 推奨構成:
- 持ち物: シュカのみ(地面半減)
- 技: シャドーボール / ねっぷう / オーバーヒート / めいそう
- 解説: 「めいそう」がないとミュウツーの「わるだくみシャドーボール」で落とされるため、対面で勝つためには必須級です。
メガエアームド
評価:鉄壁の要塞
物理偏重になりつつある環境(物理ゼルネアス、ドリュウズ、ガブリアス)に対し、圧倒的な物理耐久が刺さります。シーズン2よりも評価を上げています。
- 対ミュウツー: 10まんボルトやねっぷうの有無で勝敗が決まるギャンブル要素があるため、安定はしません。
- 評価の分かれ目: メガシンカ枠を使用すること。単体性能は高いですが、他のメガ枠(ミュウツーYなど)との競合になります。
- 推奨構成:
- 技: ブレイブバード / とびはねる / ドリルライナー / つるぎのまい(or アイアンヘッド)
- 解説: 物理ゼルネアスを重く見るならアイアンヘッドの採用も視野に入ります。
メガミュウツーY
評価:特殊戦のスペシャリスト
通常の珠ミュウツーと強みは被りますが、こちらは「素早さ」と「特殊耐久」が強化されています。
- 対珠ミュウツー: めいそうを積んでいれば、珠ミュウツーの攻撃を耐えて返り討ちにできます。素早さが高い=先手を取れることは、同族対決において絶対的なアドバンテージです。
- 難点: 物理耐久が低下している点。物理先制技や物理ゼルネアスに対して、通常ミュウツーよりも脆くなっています。
- 推奨構成:
- 技: サイコブレイク / シャドーボール / めいそう / 自由枠
- 解説: メガシンカポケモンは「わるだくみ」よりも「めいそう」の方が耐久上昇の恩恵を受けやすく、使い勝手が良いです。
デンリュウ
評価:一撃必殺の雷撃
強みは変わりませんが、試合テンポの高速化に少し遅れを取っている印象です。しかし、「じゅうでん」からの電気技の火力は依然として脅威であり、受け出しを許しません。
- 推奨構成:
- 持ち物: シュカのみ
- 技: リフレクター / ひかりのかべ / じゅうでん / 10まんボルト
- 解説: 壁張りによるサポート兼アタッカー。対ミュウツーにおいて、サイコブレイクは「防御」参照なので、光の壁ではなくリフレクターから入るのが正解です(ここが初心者が間違えやすいポイント)。
Bランク:環境の穴|ハマれば強い実力派
Bランクは、Aランク以上のポケモンと互角に戦えるポテンシャルを持ちながら、何らかの明確な弱点や、環境的な向かい風を受けているポケモンたちです。
ゲンガー(きあいのタスキ型)
評価:対伝説特化の刺客
物理ゼルネアスとミュウツー、この両方にタスキを盾に強気に立ち回れるのがゲンガーです。「道連れ」や高火力ゴースト技により、1:1交換以上を狙えます。
- 弱点: ガブリアスとドリュウズ(地面タイプ)に対して絶望的に不利。また、タスキが削れた瞬間に機能停止しやすい脆さがネック。
- 技構成: シャドーボール / ヘドロウェーブ / わるだくみ / 10まんボルト(or こごえるかぜ or きあいだま)
ハッサム
評価:フェアリーキラー
炎技(かえんほうしゃ等)を持っていないミュウツーと、物理ゼルネアスに対して滅法強いです。「ノロイ」を積むことでガブリアスとも渡り合えるポテンシャルがあります。 しかし、環境にはびこるサブウェポンの「ねっぷう」が4倍弱点として突き刺さるため、事故死のリスクが常につきまといます。
- 推奨アイテム: オッカのみ(炎半減)
メガメタグロス
評価:陥落した元Sランク
以前はゼルネアス対策の筆頭でしたが、ミュウツー参戦と悪技の増加により大きく順位を落としました。ミュウツーに対して有利を取れず、ゼルネアスのサブウェポン(つじぎり)も痛手です。「今は動かしづらい」というのが正直な評価です。
メガミュウツーX
評価:意表を突く格闘家
最大の強みは「ミュウツー対策への対策」です。ミュウツーを受けに来た悪タイプ(バンギラス等)やハッサムに対し、メガシンカで格闘タイプを得ることで粉砕できます。 攻撃種族値190という化け物じみた数値を持っていますが、格闘タイプが追加されることでゼルネアス(フェアリー)に対して極端に弱くなるという致命的な欠点を抱えています。
ヘルガー
評価:悪タイプの復権
前回はメガ枠のみの評価でしたが、今回は通常ヘルガーもランクイン。理由は単純、「シャンデラに強く、かつミュウツーに強い悪タイプ」だからです。 しかし、物理ゼルネアスのインファイトで消し飛ぶ点や、本来有利なハッサムに馬鹿力等で返り討ちにされるリスクがあるため、Bランク止まりです。
Cランク:可能性の塊|独自の強みを持つ選択肢
Cランクは、採用理由が明確であれば輝くポケモンたちです。SS〜Bランクのポケモンでは代用できない独自の動きが可能です。
| ポケモン | 特徴と評価 | おすすめ技構成例 |
|---|---|---|
| ファイアロー | 「炎版エアームド」のような運用が可能。先制ブレイブバードは強力だが、耐久不足が深刻。 | フレアドライブ / そらをとぶ / ブレイブバード / つるぎのまい |
| メガズルズキ | ミュウツー、ガブリアス、ドリュウズ、シャンデラに強いという最高の耐性を持つが、対ゼルネアスが絶望的。 | インファイト / かみくだく / れいとうパンチ / つるぎのまい |
| メガスピアー | ゼルネアスもミュウツーもワンパンできる超火力を持つが、自分もワンパンされる「やるかやられるか」の極致。耐久さえあればTier GOD。 | とびかかる / どくづき / ドリルライナー / つるぎのまい |
| カイリュー | 「しんそく」に加え、専用挙動の「そらをとぶ」「ドラゴンダイブ」が強力。積み技(りゅうのまい)がないのが惜しまれる。 | そらをとぶ / ドラゴンダイブ / しんそく / じしん |
| メガリザードンX | 技範囲は優秀だが、環境的に五分の相手が多く、突出した強みが出しにくい。 | フレアドライブ / ドラゴンダイブ / かみなりのキバ / つるぎのまい |
| メガギャラドス | 対ミュウツー性能は高い。メガ前の「電気4倍」が足を引っ張り、進化タイミングが難しい。 | かみくだく / こおりのキバ / たきのぼり / とびはねる |
| メガガブリアス | 破壊力はあるが、ミュウツーの冷ビで終わるため、タスキ通常ガブリアスの方が動きやすい。 | ドラゴンダイブ / じしん / アイアンテール / つるぎのまい |
| シャワーズ | ミュウツー参戦の最大の被害者。どちらの伝説にも有利が取れず、役割を見失った。 | ハイドロポンプ / れいとうビーム / とける / めいそう |
| ルカリオ | タスキ枠。ガブ、ドリュ、ゼルネに勝てるスペックはあるが「有利」ではない。器用貧乏。 | れいとうパンチ / インファイト / アイアンテール / つるぎのまい |
シーズン3 勝利のためのパーティ構築論まとめ
今シーズンのランクマッチを勝ち抜くための要点をまとめます。
1. 伝説2体への回答を用意する
パーティを組む際は、まず「対ミュウツー」「対ゼルネアス」の処理ルートを確立してください。
- 対ミュウツー: 先制技、悪タイプ、タスキカウンター、スカーフ持ちでの奇襲。
- 対ゼルネアス: 物理・特殊の両方をケアできる鋼枠(ドリュウズ等)や、高火力での押し切り。
2. 「きあいのタスキ」の重要性
火力がインフレしている現在、一撃耐えて行動保証を得られる「きあいのタスキ」の価値が暴騰しています。ガブリアス、ドリュウズ、ゲンガーなど、Sランク〜Bランク帯のタスキ持ちは、伝説ポケモンをストップさせる重要なストッパーとなります。
3. メガシンカのタイミング
メガシンカは強力ですが、アイテムを持てないというデメリットがあります。現在の「いのちのたま」や「きあいのタスキ」が強力な環境では、あえてメガシンカ枠を採用せず、持ち物による補正を重視した構築(例:珠ミュウツー+タスキガブ+タスキドリュなど)も十分に通用します。
4. 楽しみながら勝つ
最後に、ランクマッチにレートの概念がない(またはエンジョイ要素が強い)場合、最も大切なのは「自分の好きなポケモンをどう輝かせるか」です。今回のTier表はあくまで「勝ちやすさ」の指標です。Cランクのポケモンでも、プレイングと構築次第でSSランクを狩ることは十分に可能です。
まとめ:激動のシーズン3を楽しもう
今回はシーズン3の最新Tier表と、ミュウツー環境における各ポケモンの評価を徹底解説しました。
- SSランク(ゼルネアス・ミュウツー)は別格の強さ。対策なしでは勝てない。
- Sランク(ガブリアス・ドリュウズ)は一般枠の必須級。
- 物理型ゼルネアスの増加により、受け出しが成立しない対面環境へ。
- 自分のプレイスタイルに合った「勝ち筋」を見つけることが重要。
環境は日々変化します。昨日まで最強だった戦術が、明日には対策されていることも珍しくありません。この記事を参考にしつつ、ぜひ自分だけの最強パーティを見つけ出してください。
それでは、ランクマッチの戦場でお会いしましょう!
(執筆:ゲーム評論家/攻略ライター 桐谷シンジ)






