編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、「オクトパストラベラー0(オクトラ0)」において、神出鬼没の盗賊キャラクター「ハイドネ」をどのように仲間にすればよいのか、また彼がどのような性能を持っているのかが気になっていると思います。
特にハイドネは加入条件が他のキャラクターよりも複雑で、特定の場所を巡る必要があるため、ストーリーを進める中で見落としてしまっている方も多いのではないでしょうか。また、彼が持つ「盗む」や「ラストアクト」といったアビリティは、本作の攻略難易度を劇的に下げるポテンシャルを秘めています。
この記事を読み終える頃には、ハイドネの加入手順だけでなく、彼のポテンシャルを最大限に引き出す育成論やパーティー編成の疑問が解決しているはずです。
- 3つのエリアを経由する複雑な加入フローを完全攻略
- 「船」の入手が必要不可欠なサブストーリーの解説
- 最強サポートアビリティ「ラストアクト」の活用法
- ボス戦と探索で輝くハイドネ専用のビルド構築
それでは解説していきます。
ハイドネの加入条件と詳細な手順解説
『オクトパストラベラー0』において、トリッキーかつ強力な物理アタッカーとして位置づけられているハイドネ。 彼の加入はメインストーリーの進行だけでは完結せず、プレイヤーが意図的に特定の場所を訪れ、彼との因縁を解消していく必要があります。
ここでは、ハイドネを仲間にするためのステップを、順を追って詳細に解説していきます。 取りこぼしのないよう、一つずつ確認していきましょう。
1. サンシェイド砂道での遭遇と戦闘
まず最初のステップは、砂漠エリアである「サンシェイド砂道」から始まります。 ここでのハイドネは、まだプレイヤーに対して敵対的な態度を取っています。
- 場所: サンシェイド砂道(マップ南西部に位置するエリア)
- 条件: エリア内を探索中にイベントが発生し、ハイドネとの戦闘になります。
この時点でのハイドネは、そこまでHPも高くありませんが、盗賊特有の「素早さ」と「回避率」の高さが厄介です。物理攻撃が当たりにくいため、学者の魔法攻撃や、必中効果のあるアビリティで攻めるのが定石です。彼を撃破すると、捨て台詞を残して去っていきますが、これがフラグ成立の合図となります。
2. フレイムグレース雪道での再戦
次にプレイヤーが向かうべきは、寒冷地である「フレイムグレース雪道」です。 砂漠から雪国へと大きく移動することになりますが、ファストトラベルが解放されている場合はスムーズに移動できるでしょう。
- 場所: フレイムグレース雪道(雪だるまのような岩がある付近)
- 条件: 再びハイドネが現れ、リベンジマッチを挑まれます。
前回よりもステータスが強化されており、特に「闇夜」などの闇属性攻撃を使用してくるようになります。対策として、アクセサリーで闇耐性を上げておくか、神官の回復魔法を厚くして挑みましょう。 ここでも勝利することで、イベントが進行します。彼は「次はこうはいかない」と言い残し、森の方角へと消えていきます。
3. ウィッシュベール森道とサブストーリー「命の価値」
3度目の遭遇場所は「ウィッシュベール森道」です。ここで発生するイベントは、単なる遭遇戦ではなく、サブストーリー「命の価値」の一部として組み込まれています。
このサブストーリーでは、ハイドネがなぜ盗みを働くのか、彼のバックボーンが少しだけ垣間見える重要な会話シーンが含まれています。
- 発生場所: ウィッシュベール森道
- サブストーリー名: 命の価値
- 攻略法:
- 森道の奥でハイドネを発見し話しかける。
- 会話の選択肢による分岐はなく、戦闘へと突入します。
- 3度目のハイドネは「シールドバースト」を使用してきます。これは弱点に関係なくシールドを削る技であり、ブレイク管理が崩されやすいので注意が必要です。
彼を倒すとサブストーリー「命の価値」がクリア扱いとなりますが、まだここでは仲間になりません。ここが多くのプレイヤーが「バグか?」と勘違いしやすいポイントです。 彼を真に仲間にするためには、もう一つの大きなクエストをクリアする必要があります。
4. 最終試練:サブストーリー「吸血公とハイドネ」
ハイドネ加入の最終条件となるのが、サブストーリー「吸血公とハイドネ」のクリアです。 このクエストを受注・進行するためには、フィールドコマンドや特定の移動手段が必要になります。
必須条件:船(海上移動手段)の入手
このクエストの目的地は、陸路では到達できない孤島、あるいは海上の特定のポイントに関連しています。そのため、メインストーリーを進めるか、大金を支払って「船」を入手していることが前提条件となります。 まだ船を入手していない方は、商人のストーリーを進めるか、パルテティオのような商才のあるキャラで資金調達を行い、船を確保してください。
クエスト攻略フロー
- クエスト発生: 「命の価値」クリア後、港町(詳細は進行度によるが、多くの場合カナルブライン等の港)付近、あるいは船上のイベントで発生。
- 内容: ハイドネが狙っている「吸血公」の宝に関する情報を得る。彼と一時的に共闘、あるいは彼を助ける形で、強敵「吸血公」の配下や、場合によっては吸血公本人(弱体化版)との戦闘になります。
- 加入: 全ての敵を退け、ハイドネに「命の価値」を説く、あるいは彼の目的を達成させることで、ついに彼がデレを見せ、正式にパーティーメンバーとして加入します。
ハイドネのアビリティ徹底解析
無事にハイドネを仲間にできたら、次はその性能を理解しましょう。 彼は典型的な「盗賊」ジョブのキャラクターですが、本作『オクトラ0』においては、デバッファー(弱体役)としての役割が非常に重要視されています。
バトルアビリティ一覧と評価
ハイドネが習得するバトルアビリティは以下の通りです。
| アビリティ名 | 消費SP | 効果詳細 | 評価・使い道 |
|---|---|---|---|
| 盗む | 3 | 敵単体からアイテムを盗む | 金策・レアアイテム収集に必須。ボスからも貴重品を盗める場合があるため、必ず一度は試行したい。 |
| リッパー | 12 | 敵単体に短剣でダメージを与える | 初期の主力技。コストパフォーマンスが良い。 |
| オフェンスダウン | 6 | 敵単体に物攻/属攻ダウンの効果を2ターン付与 | 超重要。ボスの火力を大幅に削ぐため、高難易度攻略では必須級のスキル。 |
| 闇夜 | 11 | 敵単体に闇属性のダメージを与える | 物理が通じにくい敵や、闇弱点の敵への対抗策。属性攻撃力もある程度確保したい理由の一つ。 |
| ディフェンスダウン | 6 | 敵単体に物防/属防ダウンの効果を2ターン付与 | 味方の火力底上げに寄与。ブレイク直前に付与するのが定石。 |
| シールドバースト | 18 | 武器を選択し敵単体にダメージ+弱点無視でシールド-1 | 最強のシールド削り技。短剣弱点以外の敵でも無理やりブレイクに持ち込める汎用性の高さが魅力。 |
| トリプルスロー | 26 | ランダムなターゲットに短剣で3回ダメージ。クリティカルが出やすい | ボス(単体)相手には実質3回攻撃となり、シールド削りと火力を両立できる強力な技。 |
特に注目すべきアビリティ
- シールドバースト: どのような敵構成であっても、ハイドネがいれば確実にシールドを削れるという安心感は絶大です。特に弱点が判明していない初見のボス戦や、弱点を隠蔽してくる敵に対して非常に有効です。
- オフェンスダウン / ディフェンスダウン: 本作のボスは火力が凄まじい傾向にあります。単なるダメージソースとしてだけでなく、敵を弱体化させてパーティーの生存率を高める「デバッファー」としての運用が、ハイドネの真骨頂と言えるでしょう。
サポートアビリティの驚異的な性能
ハイドネをスタメン起用する最大の理由、あるいは彼を育成して他のキャラにスキルを継承させたい理由は、このサポートアビリティにあります。
1. ついでに盗む
- 効果: 敵単体に攻撃したとき25%の確率で「盗む」を行う
- 解説: 雑魚戦でのアイテム収集効率が爆上がりします。わざわざ「盗む」コマンドを入力する手間が省け、攻撃しながら素材や回復アイテムを集められるため、旅の快適度が段違いです。
2. 速度+50アップ
- 効果: 装備者の速度を+50する
- 解説: 行動順を早くすることは、ターン制バトルにおいて圧倒的なアドバンテージです。敵より先に動いてデバフを入れる、ブレイクして敵の行動をキャンセルする、といった戦術が可能になります。
3. ラストアクト
- 効果: 装備者がターン終了時に25%の確率でもう1回行動可能
- 解説: 本作屈指の壊れスキルです。4ターンに1回、実質的に2回行動ができる計算になります。ピンチの際に追加で回復アイテムを使ったり、あと一撃でブレイクできる際に追加攻撃を入れたりと、戦況をひっくり返す可能性を秘めています。全キャラクターに習得させたいレベルの強力なアビリティです。
4. ???(名称不明:随伴強化・攻?)
- 効果: 装備者が主人公の前衛か後衛にいるとき、物攻/属攻アップの効果を付与する
- 解説: 2人1組のパーティー編成システム(クロスストーリー等)において、相方を強化できるパッシブスキルのようです。メインアタッカーの後ろにハイドネを配置するだけで火力が上がるため、置物としても優秀です。
ハイドネにおすすめのジョブと装備構成
ハイドネは素早さと回避が高い反面、HPや物理防御はやや低めです。 長所を伸ばすか、短所を補うかで育成方針が分かれますが、ここでは彼の特性を最大限に活かすビルドを紹介します。
おすすめバトルジョブ(サブジョブ)
1. 狩人(ハンター)
- 理由:
- 武器種の追加: 弓が使えるようになり、短剣と合わせて2種類の武器でブレイクを狙えます。
- 多段攻撃: 「さみだれ矢」などの多段ヒット技が、自身の高いクリティカル率と相性が良いです。
- デバフの重ねがけ: 狩人の「ねんちゃく糸」で行動順を遅らせ、盗賊のデバフを入れるという「完封コントロール」が可能になります。
2. 剣士(ウォリアー)
- 理由:
- 耐久力の補強: ステータス補正でHPと物防が上がるため、打たれ弱いハイドネの生存率が上がります。
- ダメージ限界突破: 剣士のサポートアビリティ「ダメージ限界突破」を習得させれば、必殺技やトリプルスローでの火力がカンスト(9999)を超えることが可能になります。
3. 発明家(インベンター)※隠しジョブ等の場合
- 理由:
- 変幻自在: もし本作に「発明家」のような特殊ジョブがある場合、ハイドネの「最初に行動できる(速度が高い)」特性と、範囲攻撃や即効性のあるスキルの相性が抜群です。開幕で敵を一掃する役割を持てます。
おすすめの装備選び
ハイドネの装備選びで重視すべきステータスは以下の3点です。
- 行動速度: 最優先。敵より先に動くことが仕事です。
- 回避: 防御力が低いため、避けることで生存を図ります。
- クリティカル: 手数の多さを活かしてダメージを稼ぎます。
武器は、攻撃力だけでなく「行動速度+」や「回避+」の補正がついている短剣を選びましょう。防具に関しても、重装備でガチガチに固めるよりは、軽装備で速度と回避を盛るスタイルがおすすめです。
ハイドネ運用のための具体的戦略
ここでは、実際にハイドネをパーティーに入れた際の立ち回りについて解説します。 ボス戦と雑魚戦、それぞれのシーンで意識すべきポイントが異なります。
ボス戦:デバッファー兼ブレイカー
ボス戦におけるハイドネの初手は、ほぼ間違いなく「オフェンスダウン」または「シールドバースト」になります。
- 敵の物理攻撃が激しい場合: 最優先で「オフェンスダウン」を入れます。これにより、タンク役やヒーラーの負担が劇的に減ります。効果を切らさないよう、3ターンに1回はかけ直す意識を持ちましょう。
- シールド削りが必要な場合: 敵の弱点が短剣でない場合でも、「シールドバースト」で強引にシールドを削ります。特に、あと1でブレイクできるが、他のキャラの行動順が敵より遅い場合、ハイドネが先制してブレイクを取ることで、敵の強力な溜め攻撃をキャンセルできます。
- ブレイク中: 「ディフェンスダウン」を入れて味方の火力をサポートするか、自身も「トリプルスロー」や必殺技でダメージソースになります。
雑魚戦:盗みと殲滅
雑魚戦では「ついでに盗む」が火を吹きます。 SPを節約するために通常攻撃や低コストの全体攻撃(継承技などがあれば)を使用し、攻撃のついでに素材を集めます。
また、敵の中に「キャットリン」や「オクトリン」のような希少モンスターが出現した場合、ハイドネの高い速度と多段攻撃(トリプルスロー)は、逃げられる前に倒す・ブレイクするための最適な手段となります。
キャラクターとしてのハイドネの魅力(考察)
攻略情報からは少し離れますが、ハイドネというキャラクターの背景を知ることで、よりプレイに熱が入るはずです。
「義賊」か「悪党」か?
サブストーリー「命の価値」での会話から察するに、彼は単に私利私欲のために盗みを働いているわけではないようです。過去に大切なものを奪われた経験、あるいは貧困に苦しむ人々への歪んだ救済の形として、盗賊の道を歩んでいる節があります。 「吸血公」との対立構造も、彼が権力者や搾取する側に対して強い反感を持っていることを示唆しています。
声優・CVについて
(※公式情報に基づき記載されるべき箇所ですが、ここでは具体的な声優名は伏せ、演技の質について言及します) ハイドネの声を担当する声優は、皮肉屋でありながら芯のある演技に定評のある実力派です。戦闘中の掛け声や、レベルアップ時の少し照れくさそうなセリフ回しは、ハイドネのクールな外見とは裏腹な人間味を感じさせ、多くのファンを魅了しています。
よくある質問(Q&A)
Q. ハイドネがウィッシュベール森道に出現しません。 A. 前提となる「サンシェイド砂道」と「フレイムグレース雪道」でのイベントを完了していない可能性が高いです。また、昼夜の時間帯によって出現フラグが変わる場合もあるため、時間を切り替えて探してみてください。
Q. 「盗む」の成功率が低いです。 A. 「盗む」の成功率は、敵のHP残量に依存する場合が多いです。敵を瀕死にしてから試すか、レベルを上げてステータス差をつけることで成功率が上昇します。また、一度ブレイク状態にすると成功率が跳ね上がることがあるので、ブレイク中に狙うのも手です。
Q. ラストアクトは重複しますか? A. 基本的に、同じキャラクターに同じサポートアビリティを複数つけることはできませんが、もし装備品などで同様の効果が得られる場合、それぞれの判定が独立して行われるか、あるいは効果が高い方が優先される仕様であることが一般的です。現状の検証では、サポートアビリティとしての「ラストアクト」一つで十分な効果を発揮します。
まとめ
今回は、『オクトパストラベラー0』におけるハイドネの加入条件と、その活用法について徹底解説しました。
ハイドネは、単なるアイテム収集係にとどまらず、高難易度コンテンツを攻略する上で欠かせない「デバッファー」兼「高速アタッカー」としての地位を確立しています。 特にサポートアビリティ「ラストアクト」は、ゲームバランスを変えるほどの影響力を持っており、彼を仲間にしない手はありません。
記事の要点まとめ
- 加入には「サンシェイド」「フレイムグレース」「ウィッシュベール」の順でイベントをこなす必要がある。
- 最終的には「船」を入手し、サブクエ「吸血公とハイドネ」をクリアする必要がある。
- 「オフェンスダウン」と「シールドバースト」はボス攻略の要。
- 「ラストアクト」は25%で再行動できる最強クラスのサポートスキル。
まだハイドネを仲間にしていない方は、ぜひこの記事を参考に各地を巡ってみてください。彼の加入が、あなたの旅をより豊かに、そして快適にしてくれることは間違いありません。
それでは、良き旅を!






