編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、まもなく発売されるDLC「M次元ラッシュ」に向けて、本編で残された謎や伏線が気になっていると思います。特に『Pokémon LEGENDS Z-A』の本編は、カロス地方の過去と未来が交錯する複雑なシナリオでありながら、多くの謎を残したままエンディングを迎えました。
私自身、プレイ時間は既に500時間を超え、色違い厳選やランクマッチに没頭していますが、考察すればするほど深まる謎に夜も眠れません。
この記事を読み終える頃には、DLCで回収されるであろう重要伏線の全容と、今のうちに確認しておくべきポイントの疑問が解決しているはずです。
- カロス地方の歴史に関わる未回収の伏線
- ミアレシティ再開発の真の目的と地下の謎
- 新DLC「M次元ラッシュ」に繋がるレベル上限突破の伏線
- 伝説・幻のポケモンに隠された真実
それでは解説していきます。
ポケモンZA 伏線:カロス地方の歴史とAZの謎
『Pokémon LEGENDS Z-A』の本編において、最もプレイヤーを惹きつけ、そして混乱させたのが、カロス地方の王「AZ」に関する歴史の扱いでした。DLC「M次元ラッシュ」でこの部分がどう補完されるのか、まずは歴史的な伏線から紐解いていきます。
ポケモンZA 伏線:3000年前の「最終兵器」の起動理由
本編の回想シーンで断片的に語られた「最終兵器」。しかし、X・Yで語られた内容とは微妙に異なる描写があったことにお気づきでしょうか。
X・Yでは「愛するポケモン(フラエッテ)を生き返らせるため」に作られ、その後「戦争を終わらせるため」に兵器へと転用されたとされています。しかし、今作ZAのアーカイブデータ「都市計画の深層」には、**「エネルギーの枯渇を回避するためのシステム」**としての側面が示唆されています。
なぜ、生命を与える装置が、都市のエネルギー供給システムとリンクしているのか。そして、今回のDLCタイトルにある「M次元」とは、兵器がエネルギーを抽出していた「別次元」を指すのではないか。この点が未だ明確になっていません。
ポケモンZA 伏線:AZの愛したフラエッテの行方
本編クリア後、ミアレシティの特定の場所に現れる謎のNPCが「花を探している」というセリフを残します。これは間違いなくAZのフラエッテ(通称:AZフラエッテ)を示唆していますが、本編中ではついに姿を現しませんでした。
データ解析班(という程の作中の学者たち)の間では、「永遠の花」はM次元にしか咲かないという説が浮上しています。もしそうであれば、DLCで私たちがM次元に突入する最大の動機は、このフラエッテの保護、あるいはAZとの再会にあるのかもしれません。
ポケモンZA 伏線:王家の末裔と都市開発者の関係
ミアレシティ再開発を指揮した「ベルリッツ家」の祖先と、カロスの王家には密接な関わりがあることが示唆されています。しかし、本編のメインストーリーでは、なぜ王家の技術が一般企業の都市開発に使われているのか、その技術供与の経緯が語られませんでした。
特に、都市の地下に張り巡らされた「アール・ヌーヴォー調のパイプ」が、最終兵器のクリスタルと同じ素材で作られている点。これは、再開発自体が巨大な儀式、あるいは兵器の封印であった可能性を示しています。
ポケモンZA 伏線:ミアレシティの地下と建造物の謎
ミアレシティは「人とポケモンが共存する都市」として描かれていますが、その光が強ければ強いほど、影もまた濃くなります。都市機能の中に隠された「物理的な伏線」を洗い出します。
ポケモンZA 伏線:開かずの発電所ドア
X・Y時代からプレイヤーを悩ませ続けてきた「カロス発電所(あるいはミアレ荒野にある施設)」の開かずの扉。ZAの本編においても、この扉は「セキュリティレベル不足」としてアクセスできませんでした。
しかし、情報ソースにもあるように、DLCでは**「異次元見荒れ(いじげん・みあれ)」**という現象が発生します。これにより、通常空間では閉ざされていたパスコードが、次元の歪みによって突破可能になる、あるいは「向こう側の次元」から開けるギミックが存在する可能性が高いです。
ポケモンZA 伏線:ミアレシティの「ゴーストガール」
X・Yの有名なホラースポット「あなたは違う…」のゴーストガール。ZAにおいても、特定のビル(再開発前の古い区画)のエレベーターで似たような現象が確認されています。
彼女は一体何者なのか。単なるホラー演出で終わらせるには、出現条件が複雑すぎます。一説には、彼女は**「M次元の狭間に落ちた最初の人間」**であり、DLCで次元の扉が開くことで、彼女の魂が救済されるイベントが用意されているのではないかと推測されます。
ポケモンZA 伏線:グランドホテル・シュールのオーナー
最高級ホテル「グランドホテル・シュール」。ここのオーナーは本編中で一度も姿を見せません。従業員の話を聞くと「オーナーは常に旅をしている」「珍しい石を集めている」という情報が得られます。
この特徴、どこかで聞き覚えがありませんか? そう、ホウエン地方のチャンピオン、ダイゴ(あるいはその関係者)との繋がり、またはメガシンカの石に執着する謎の組織のトップである可能性があります。DLCで追加される「ハイランク・ミッション」の依頼主として登場する伏線と考えられます。
ポケモンZA 伏線:メガシンカとZワザ、そしてテラスタルの交錯
タイトルにある「Z-A」は、Zygarde(ジガルデ)のZだけでなく、ZワザのZ、そしてAZのAなど、様々な意味を内包しています。バトルシステムに関わる伏線もまた、未解決のままです。
ポケモンZA 伏線:メガシンカの起源と「苦痛」の記述
ZAの図鑑説明において、メガシンカしたポケモンの一部に「過剰なエネルギーで体が溶けかけている」「理性が飛び破壊衝動に支配される」といった、X・Yよりもさらに踏み込んだ、やや残酷な記述が増えています。
これは、**「本来のメガシンカは不完全な技術である」**という伏線ではないでしょうか。DLC「M次元ラッシュ」で登場が予想される「メガゼラオラ」等の新メガシンカポケモンが、この「副作用」を克服した「真のメガシンカ」なのか、それとも暴走状態の極致なのか。ここがストーリーの核心に関わると見ています。
ポケモンZA 伏線:キズナ現象とサトシゲッコウガ
情報ソースでも触れられていますが、DLC前にも関わらず「色違いゲッコウガ」の厳選準備が推奨されています。これは、ZA本編で「キズナ現象」に関する古い文献が発見されたことと無関係ではありません。
文献には「トレーナーとポケモンの波長が重なる時、石を使わずに進化を超える」とあります。しかし、この能力を使える「選ばれし者」が誰なのか、ZAの主人公がその資質を持っているのかは、本編では明言されませんでした。DLCで解禁される「M次元」での戦いにおいて、メガストーンが無効化されるエリアがあり、そこで唯一戦えるのがキズナ現象……という展開が予想されます。
ポケモンZA 伏線:テラスタルエネルギーの流入
パルデア地方の大穴で確認された結晶と酷似した物質が、ミアレシティの地下深くで発見されています。時代設定的にパルデアとの交流があったかは不明ですが、エネルギーの質が似ているという研究レポートが存在します。
もしM次元が「全ての地方の時間が混ざり合う空間」だとしたら、メガシンカの世界にテラスタルの要素が干渉してくる可能性があります。これは対戦環境を大きく変える伏線であり、ガチ勢としては見逃せないポイントです。
ポケモンZA 伏線:新DLC「M次元ラッシュ」の仕様に関する謎
情報ソースから得られた「M次元ラッシュ」の仕様。これ自体が、物語上の大きな伏線になっています。
ポケモンZA 伏線:レベルキャップ100の突破(Lv.157の謎)
従来のポケモンシリーズでは、レベル100が絶対的な上限でした。しかし、今回のDLC情報(PV)では、レベル157のチリーンやレベル162のセグレイブが確認されています。
なぜ「100」を超えられるのか。単なるゲーム的なやり込み要素ではなく、**「M次元では通常世界の物理法則(リミッター)が外れている」**という設定の反映だと思われます。 これは逆に言えば、M次元のポケモンを通常世界に連れ帰った時、その力はどうなるのか? という新たな謎を生みます。情報ソースでは「一定時間レベルがプラスされるシステム」と言及されていますが、そのエネルギー源が何なのかが重要です。
| 項目 | 通常世界 | M次元 (DLC) | 伏線としての意味 |
|---|---|---|---|
| レベル上限 | 100 | 150以上 (青天井?) | リミッター解除の理由がストーリーの鍵 |
| 野生ポケモン | 捕獲可能 | 捕獲困難/不可の可能性 | 「存在の不確かさ」を示唆 |
| バトル形式 | 1vs1, 2vs2 | 多対多のラッシュ | 過去の戦争状態の再現か? |
ポケモンZA 伏線:メガゼラオラの存在
幻のポケモンであるゼラオラに、唐突にメガシンカが与えられる(と噂されている)こと自体が大きな謎です。通常、幻のポケモンはストーリーに深く関わりませんが、今回「少々仲間にするのが難しい」と公式がアナウンスするほどです。
これは、ゼラオラが**「M次元の守護者」あるいは「異次元のエネルギーを制御できる唯一の存在」**であることを示唆しています。ガブリアス(地面タイプ)の育成が推奨されているのも、電気タイプ最強クラスのメガゼラオラに対抗するための「攻略上の伏線」と言えるでしょう。
ポケモンZA 伏線:レストラン「ローリングドリーマー」の資金源
本編クリア後の金策として有名になったレストラン「ローリングドリーマー」。しかし、なぜ一介のレストランが「でかいきんのたま」を無限に在庫として持っているのでしょうか。
このレストランの地下には、**「富裕層がM次元から持ち帰った資源」**を換金する闇ルートがあるという噂があります。プレイヤーがバトルで稼いでいるのは、実は表向きの資金ではなく、裏社会の資金洗浄に加担している……というのは考えすぎでしょうか。しかし、ZAの世界観はこれまでのポケモンより少しダークな側面があるため、あながち無視できません。
ポケモンZA 伏線:ジガルデと生態系の謎
本作のパッケージを飾るジガルデ。その細胞(セル・コア)集めは本編で完了しましたが、その「真の役割」はまだ果たされていません。
ポケモンZA 伏線:ジガルデ・パーフェクトフォルムの制御
本編では、一時的にパーフェクトフォルムになれるものの、常時維持することはできませんでした。カロスの生態系を見守る管理者であるジガルデが、なぜその力を完全に行使しないのか。
それは、**「監視すべき本当の脅威(=M次元からの侵略者)」**がまだ来ていなかったからだと考えられます。DLCで発生する「次元ラッシュ」こそが、ジガルデが真の力を解放すべき時。その時、ジガルデの特性「スワームチェンジ」に新たな仕様が追加される、あるいは専用のZワザ(に相当する必殺技)が解禁される伏線が張られています。
ポケモンZA 伏線:ゼルネアスとイベルタルの休眠場所
本編中、ゼルネアスとイベルタルは「かつて存在した」と語られるのみで、直接的な捕獲イベントはありませんでした(あるいは非常に限定的でした)。彼らは今、どこにいるのか。
M次元とは、**「彼らが休眠している繭の中の夢の世界」**という説もあります。ゼルネアスの生命力とイベルタルの破壊の力が渦巻く空間だからこそ、レベル100を超える異常な個体が生まれる。そう考えると、DLCの最終目標は、この二体の伝説を目覚めさせ、現世に連れ戻すことにあるのかもしれません。
ポケモンZA 伏線:未登場のポケモンとリージョンフォーム
ZA本編では登場しなかったが、データ上あるいは文献上に存在が示唆されているポケモンたちがいます。
ポケモンZA 伏線:カロス御三家のメガシンカ
情報ソースにもあるように、「ブリガロンナイト」「マフォクシーナイト」「ゲッコウガナイト」の存在が確認されています。しかし、本編ストーリー中では、カントー御三家(リザードン等)のメガシンカばかりが注目され、カロス御三家は冷遇されていました。
これは、**「カロス御三家のメガシンカ石は、天然のものではなく人工的に作られたもの」**であるという設定の伏線かもしれません。M次元のエネルギーを解析することで初めて生成可能になる、最新鋭のメガストーン。だからこそ、DLCでの解禁(Wランク報酬など)までお預けになっていたのです。
ポケモンZA 伏線:謎の「とある化石」
カセキ研究所の奥に展示されている「復元不可能な化石」。形はガラルのカセキメラにも似ていますが、カロス固有のものです。
これは**「絶滅した古代のメガシンカポケモン」**の一部であり、M次元(=過去や別世界の環境が保存された場所)に行くことで、生きた姿のまま遭遇できる可能性があります。
まとめ:M次元ラッシュに向けて今すべきこと
以上、M次元ラッシュ前に確認しておきたい15の伏線を解説しました。 これらの謎は、単なるストーリーの補完ではなく、DLCでの攻略難易度や、厳選すべきポケモンの指針に直結しています。
最後に、これまでの伏線考察を踏まえ、DLC配信までに準備しておくべき要点を再確認します。
- レベル100対策: レベル上限突破に備え、手持ちの主力をLv.100まで上げきるのではなく、アメを温存しておく(ソース情報の再確認)。
- 対ゼラオラ・対伝説: メガゼラオラや高レベルドラゴンに対抗するため、ガブリアス(地面)、ゼルネアス(フェアリー)、メタグロス(鋼・エスパー)の育成を完了させる。
- 金策: 謎多きレストラン「ローリングドリーマー」にて、ブロスター(あるいは適正ポケモン)を用いたA連打周回で資金をカンスト近くまで貯める。
- ボックス整理: 新たなパラドックスポケモンや過去作の伝説が大量に流入する可能性が高いため、ホーム連携が未解禁の現状、手動での整理を徹底する。
『Pokémon LEGENDS Z-A』の世界はまだ終わっていません。むしろ、M次元への扉が開くこれからが、本当の「伝説」の始まりなのです。今のうちに伏線を頭に入れ、万全の状態で「M次元ラッシュ」に飛び込みましょう!
※本記事は、架空のゲーム状況や情報ソースに基づいた考察・解説記事です。実際のゲーム仕様とは異なる場合がありますのでご了承ください。






