編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、現在開催中の「最強ドラパルト」レイドになかなか勝てずに苦戦している、あるいはソロで安定して周回できる方法を探していることと思います。 特に今回のドラパルトは「のろわれボディ」という厄介な特性や、物理・特殊の両刀使いという性質から、これまでの最強レイドの中でも屈指の難易度を誇ります。「せっかく育てたポケモンが機能停止してしまう」「アクロバットで即死する」といった悩みも多いのではないでしょうか。
この記事を読み終える頃には、最強ドラパルトをソロで、かつ100%安定して攻略するための具体的な手順と理論が完全に理解でき、余裕を持って周回できるようになっているはずです。
- 特性「のろわれボディ」を無力化するフラージスの運用法
- 両刀アタッカーであるドラパルトに対する物理耐久調整の極意
- 味方NPCに左右されずに勝てる「自滅リチャージ」戦術の全貌
- 捕獲後の最強ドラパルトの活用法と報酬アイテムの価値
それでは解説していきます。
最強ドラパルトレイドイベントの全貌と開催概要
いよいよパルデア地方に、最強の600族が降臨しました。 ポケモンシリーズにおいて「600族」とは、伝説のポケモンを除いた通常のポケモンの中で、種族値の合計が600に達する強力なポケモンたちを指す言葉です。カイリュー、バンギラス、ボーマンダ、ガブリアスなど、各世代を代表するエースたちが名を連ねる中、第8世代ガラル地方の代表として登場したのが、このドラパルトです。
今回のイベントは、黒い結晶のテラレイドバトルに「最強のあかし」を持ったドラパルトが出現するというものです。普段のランクマッチ対戦でも使用率トップクラスを誇るこのポケモンが、★7レイドボスとしてどのような強さを見せるのか、多くのトレーナーが戦々恐々としていたことでしょう。
開催期間とスケジュール
本イベントは以下の2回に分けて開催されます。
- 第1回目:12月5日(金)9:00 ~ 12月8日(月)8:59
- 第2回目:12月12日(金)9:00 ~ 12月15日(月)8:59
限られた期間内での開催となるため、攻略法を確立し、効率よく周回することが求められます。特にテラピースドラゴンの収集や、貴重な秘伝スパイスのドロップを狙う場合、ソロで高速かつ安定して回せるかどうかが、イベント期間中の成果を大きく左右することになります。
「最強」の名に恥じぬ難易度
これまでの最強レイドシリーズ、例えばリザードンやゲッコウガ、ミュウツーなどと比較しても、今回のドラパルトは「嫌らしさ」において頭一つ抜けています。 単に火力が高いだけではありません。こちらの行動を阻害する特性、物理と特殊を使い分ける器用さ、そして積み技による爆発力。これらが組み合わさることで、生半可な対策ポケモンでは返り討ちに遭ってしまいます。 しかし、安心してください。ゲームバランスを深く分析すれば、必ず「解」は存在します。今回はその最適解を提示します。
最強ドラパルトの特徴と脅威を徹底分析
敵を倒すには、まず敵を知ることから始めなければなりません。 私が実際に何度も対戦し、データを収集して分析したドラパルトの「強さの本質」を解説します。なぜ多くのプレイヤーが勝てないのか、その理由がここに詰まっています。
600族の暴力的なステータスと行動パターン
ドラパルトの種族値は、HP88、攻撃120、防御75、特攻100、特防75、素早さ142です。 特筆すべきは、やはりその圧倒的な素早さですが、レイドバトルにおいてはHPが数十倍に強化されているため、耐久力の低さはカバーされ、攻撃性能の高さだけが際立つ形になります。
今回のレイド個体の行動パターンは以下の通りです。
- テラスタイプ: ドラゴン
- 性格: むじゃき(素早さ↑ 特防↓)などの両刀補正と推測される
- 特性: のろわれボディ
【使用技】
- ドラゴンアロー(物理): 専用技。2回攻撃。
- シャドーボール(特殊): 安定したゴースト打点。特防ダウンの追加効果あり。
- アクロバット(物理): 持ち物なしで威力110。実質メインウェポン。
- かえんほうしゃ(特殊): 鋼タイプ対策のサブウェポン。
- りゅうのまい(変化): 攻撃と素早さを1段階上昇。
- ワイドブレイカー(物理): 全体攻撃+攻撃ダウン。
【特殊行動のタイミング】
- 開幕: りゅうのまい
- 中盤: バリア展開、デバフ解除、バフ解除
- HP減少時: 2回行動化、ワイドブレイカーの頻度増加
最大の脅威は「アクロバット」の超火力
多くの攻略サイトや事前の予想では「ゴーストダイブ」や「テラバースト」が警戒されていました。しかし、蓋を開けてみれば採用されていたのは「アクロバット」でした。 この技は、自分が道具を持っていない時、威力が2倍(55→110)になるという効果を持ちます。レイドボスは道具を持っていないため、常に威力110の高火力飛行技として飛んできます。 これは、格闘タイプや虫タイプ、草タイプの攻略ポケモンを完全に否定する要素です。例えば、コライドンやキノガッサなどで挑んだ場合、弱点を突かれて瞬殺されるリスクがあります。
特性「のろわれボディ」によるハメ性能
そして、今回最も厄介な要素が特性「のろわれボディ」です。 これは「攻撃を受けた際、30%の確率でその技をかなしばり状態(3ターン使用不可)にする」というものです。 レイドバトルにおいて、アタッカーはメインウェポンを連打するのが基本戦術です。しかし、この特性によってメインウェポンを封じられると、その瞬間にダメージソースがなくなり、制限時間切れやジリ貧での敗北に直結します。 特に「こだわりハチマキ」や「こだわりメガネ」を持たせている場合、技が固定されているため、かなしばりを受けた時点で「わるあがき」しか出せなくなり、実質的な戦闘不能状態に陥ります。
両刀型による受けの難しさ
攻撃種族値120からの物理技(ドラゴンアロー、アクロバット)と、特攻100からの特殊技(シャドーボール、かえんほうしゃ、流星群など)を使い分けるため、物理受け・特殊受けのどちらか一方に特化させただけでは安定しません。 さらに「りゅうのまい」で火力を上げてくるため、長期戦になればなるほど、受けるダメージが増大していきます。
ソロ攻略の最適解は「フラージス」一択である理由
以上のドラパルトの脅威を踏まえた上で、私が導き出した結論。それが「フラージス」の採用です。 なぜニンフィアでもハバタクカミでもなく、フラージスなのか。その理由は、ドラパルトへのメタ(対策)性能の高さにあります。
1. ドラゴン無効・フェアリー単タイプの優位性
まず前提として、ドラパルトのテラスタイプは「ドラゴン」です。これに対し、フェアリータイプは攻撃面で抜群を突け、防御面ではドラゴン技を無効化できます。 これにより、ドラパルトの最大火力である「ドラゴンアロー」や「ドラゴンエナジー(不採用でしたが)」を完全にシャットアウトできます。 ニンフィアやピクシーも同じ条件ですが、フラージスにはこれらに勝る明確な利点があります。
2. 「スキルスワップ」による特性完封
これがフラージスを採用する最大の理由です。 フラージスはタマゴ技(遺伝技)ではなく、レベルアップや技マシンで手軽に「スキルスワップ」を習得できませんが、技マシンで覚えさせることが可能です。 この技を使えば、自分と相手の特性を入れ替えることができます。 つまり、相手の「のろわれボディ」を奪い取り、こちらの(実戦では役に立たない)特性を押し付けることができるのです。
これにより、以下の2つのメリットが生まれます。
- こちらの攻撃が封じられなくなる: 「ドレインキッス」を連打しても金縛りに遭うリスクがゼロになります。これにより、事故死や火力不足が解消されます。
- 相手の攻撃を封じる可能性がある: 奪った「のろわれボディ」の効果で、ドラパルトが攻撃してきた際に30%の確率でその技を封じることができます。特に厄介な「アクロバット」を封じることができれば、勝利は約束されたも同然です。
3. ニンフィア・ハバタクカミ・マリルリとの比較
他のフェアリータイプとの比較表を見てみましょう。
| ポケモン | ドラゴン耐性 | 特性対策 | 物理耐久 | 回復性能 | 総合評価 |
|---|---|---|---|---|---|
| フラージス | ◎ (無効) | ◎ (スキスワ) | 〇 (補強可) | ◎ (ドレキ) | S (最適解) |
| ニンフィア | ◎ (無効) | ◎ (スキスワ) | △ (やや低) | ◎ (ドレキ) | A (特性依存) |
| ハバタクカミ | ◎ (無効) | × (なし) | × (紙耐久) | ◎ (ドレキ) | B (即死リスク) |
| マリルリ | ◎ (無効) | × (なし) | 〇 | 〇 (貝殻) | B (安定感不足) |
| ピクシー | ◎ (無効) | △ (天然) | 〇 | 〇 (月の光) | A (火力不足) |
- ニンフィア: 夢特性「フェアリースキン」がないと火力が低く、物理耐久もフラージスより劣ります。アクロバットが痛すぎます。
- ハバタクカミ: 特攻と素早さは高いですが、物理防御が極端に低いため、アクロバット一発で瀕死になるリスクが高いです。
- マリルリ: 「はらだいこ」型が有名ですが、HPを削った直後に攻撃されると落ちるリスクがあり、さらに「のろわれボディ」でじゃれつくを封じられると機能停止します。
フラージスは特防が非常に高い(種族値154)ことで知られていますが、実は防御に努力値を全振りすることで、物理耐久もかなりの水準まで高めることができます。これにより、アクロバットや鋼テラス(今回はドラゴンですが)以外の物理技も余裕を持って耐えられるようになります。
フラージスの育成論【完全版】
それでは、最強ドラパルトを完封するためのフラージスの具体的な育成方法を解説します。 この通りに育てれば、プレイングミスがない限り負けることはありません。
1. 個体情報とステータス調整
- ポケモン: フラージス(花の色は何でもOK。個人的にはドラパルトの黒に映える「白」がおすすめ)
- テラスタイプ: フェアリー
- 元々フェアリータイプなので、テラピースでの変更は不要な場合が多いです。
- 特性: なんでもOK(共生 or フラワーベール)
- どうせ「スキルスワップ」で相手に渡してしまうので、どちらでも構いません。夢特性である必要もありません。
- 性格: ずぶとい(防御↑ 攻撃↓)
- ここが最重要ポイントです。アクロバット対策として物理耐久を極限まで高める必要があります。ミントを使って必ず補正を変えてください。
- 持ち物: メトロノーム
- 同じ技を使い続けると威力が20%ずつ上昇(最大100%UP)するアイテム。
- ドレインキッスの火力を底上げし、回復量を増やすために必須です。ハッコウシティのデリバードポーチで購入可能。
2. 努力値(きそポイント)振り
物理耐久を確保しつつ、火力を出すための配分です。
- HP (H):4
- 防御 (B):252(ぶっぱ)
- 特攻 (C):252(ぶっぱ)
【アイテムでの振り方】 お金があるなら、ラッキーズなどで以下のアイテムを買って使うのが早いです。
- ブロムヘキシン × 26個(防御用)
- リゾチウム × 26個(特攻用)
- マックスアップ × 1個(HP用)
【節約する場合】 パワーベルト(防御)、パワーレンズ(特攻)を持たせて、コサジの小道などで野生ポケモンを倒して稼ぎましょう。
3. 技構成の解説
確定技4つです。これ以外は必要ありません。
- ドレインキッス
- メインウェポン兼回復技。威力50と低いですが、与えたダメージの75%を回復します。
- メトロノームとテラスタル、瞑想で威力を上げれば、攻撃するたびにHPが満タンになる「ゾンビ戦法」が可能になります。
- 重要: PP(使用回数)は必ず「ポイントアップ」等で最大(16回)まで増やしてください。長期戦で枯渇する可能性があります。
- ひやみず
- 威力50の水特殊技。確定で相手の攻撃ランクを1段階下げます。
- 序盤のドラパルトの攻撃(特にアクロバット)を耐えるための生命線です。
- めいそう
- 自分の特攻と特防を1段階ずつ上げる積み技。
- 火力を上げてドレインキッスの回復量を増やし、特殊技(シャドーボール等)への耐性をさらに高めます。
- スキルスワップ
- 前述の通り、特性「のろわれボディ」対策。初手で必ず使います。
4. 入手方法
フラージスは、パルデア地方の北3番エリア(フェアリー組のアジト付近)などに生息する「フラエッテ」に「ひかりのいし」を使うことで進化します。 フラエッテ自体はフィールドの花畑によくいますが、レイド用個体を用意するなら、★5レイドなどで捕まえた高個体値のものを孵化厳選するか、王冠を使って個体値を鍛えるのが手っ取り早いです。 今回は攻撃ステータスは不要(イカサマ対策でむしろ低い方が良い)なので、攻撃以外の個体値が「さいこう」であれば理想的です。
実践!ソロ攻略の立ち回りチャート
育成が終わったら、いよいよ実戦です。 今回の攻略チャートは、味方に「威嚇(いかく)」持ちのNPCがいるかどうかで若干分岐しますが、基本的には以下の「自滅リチャージ戦法」を採用することで、どのパターンでも安定します。
【フェーズ1:序盤の準備】(残り時間100%〜80%)
1ターン目:スキルスワップ
- 戦闘開始直後、ドラパルトは「りゅうのまい」を使ってきます。
- こちらの初手は必ず「スキルスワップ」です。これで相手の「のろわれボディ」を奪い、こちらの特性を押し付けます。
- これ以降、技が封じられる心配はなくなります。
2ターン目:ドレインキッス
- 相手の攻撃でHPが削られているはずなので、一度ドレインキッスを挟んで回復します。
- ここで悠長なことをしていると倒されるので、回復優先です。
3ターン目:ひやみず
- 相手の攻撃ランクを下げるために「ひやみず」を撃ちます。
- これにより、アクロバットの被ダメージを抑えます。
- もしHPに余裕がないなら、無理せずドレインキッスでも構いませんが、テラスタルチャージを溜めるために攻撃技を選択することは必須です。
【フェーズ2:自滅リチャージ戦法】(残り時間80%〜)
ここが今回の攻略のキモです。 通常、ソロレイドでは「死なないこと」が重要ですが、今回は**戦略的撤退(デスルーラ)**を行います。
手順:
- 攻撃技(ドレインキッスやひやみず)を合計3回当てて、テラスタルができる状態にします。
- 敵の攻撃を受け、**HPが残りわずか(次の攻撃で倒される圏内)になったら、応援「いけいけドンドン(攻撃アップ)」**を使います。
- その直後、敵の攻撃を受けてあえて倒されます。
なぜわざと倒されるのか? ポケモンSVのレイドバトルには仕様(あるいはバグに近い挙動)があります。
- 自分が瀕死になって復活した場合、相手にかけたデバフや状態異常は残りますが、自分にかかっていたバフ(積み技の効果)は消滅します。
- しかし、応援「いけいけドンドン」の効果だけは、瀕死になっても消えずに永続するという報告・検証結果があります(※バージョンによって挙動が異なる場合もありますが、復活後の火力底上げとして有効です)。
- また、時間をリセットし、HP満タンでテラスタル可能な状態で再スタートすることで、中盤以降の削り合いを有利に進める狙いがあります。
※もし味方に「ウインディ」や「ケンタロス」などの「威嚇」持ちNPCがいる場合は、被ダメージが大幅に減るため、わざと倒される必要はありません。そのまま生存して戦い続けられます。
【フェーズ3:反撃開始】(復活後)
復活後の1ターン目:テラスタル発動 + ドレインキッス
- 復活したら即座にフェアリーテラスタルを発動し、ドレインキッスを撃ちます。
- ここからは、メトロノームの効果を途切れさせないため、基本的にはドレインキッス以外の技を選ばないようにします。
バフ消し(強化解除)への対応
- ドラパルトは時間経過やHP減少で「こちらのステータス上昇を打ち消す」行動をとってきます。
- このメッセージが出たら、「めいそう」を1回積みます。
- 余裕があれば2回積んでも良いですが、HP管理に注意してください。
- 瞑想を積むことで特攻が上がり、ドレインキッスの回復量が飛躍的に伸びます。
デバフ消し(弱体解除)への対応
- ドラパルトが「自身のステータス下降を打ち消す」行動をしてきたら、再び攻撃ランクが元に戻ってしまいます。
- しかし、この頃にはこちらもテラスタル&瞑想&メトロノーム補正でガチガチになっているので、アクロバットを受けても十分耐えられるはずです。
- もし痛いようなら、ドレインキッスの合間に一度だけ「ひやみず」を挟んでも良いですが、メトロノームの効果がリセットされる点には注意が必要です。基本は回復量で押し切れます。
【フェーズ4:終盤】(勝利まで)
あとはひたすらAボタンを連打して「ドレインキッス」を繰り返すだけです。
- のろわれボディ効果の発動: 序盤に押し付けた「のろわれボディ」の効果で、ドラパルトのアクロバットやシャドーボールが頻繁に「かなしばり」状態になります。こうなると相手は「かえんほうしゃ」などの有効打のない技しか出せなくなり、完全にサンドバッグ状態になります。
- 事故への対応: 万が一、急所に当たって大ダメージを受けても、次のドレインキッスでほぼ全回復できるので、焦らず攻撃し続けましょう。
威嚇持ちNPCの重要性と厳選について
ソロレイドにおいて、味方NPCの存在は非常に大きいです。 特に今回のドラパルト戦では、特性「いかく」を持つ以下のポケモンが味方にいると、難易度が劇的に下がります。
- ウインディ
- ケンタロス(パルデアの姿含む)
- ムクホーク
- レントラー
- ハリーセン など
「いかく」は場に出た瞬間に相手の攻撃を1段階下げます。NPCは倒されても何度も復活するため、そのたびに「いかく」が発動し、ドラパルトの攻撃ランクをズタズタにしてくれます。 これにより、本来脅威であるはずのアクロバットが、ただの微風のようなダメージになります。
【NPC厳選のやり方】
- レイドに入室する。
- 味方NPCを確認する。
- 威嚇持ちがいなければ、「逃げる」を選択して戦闘を終了する。
- 再度同じレイド結晶を調べる。
- 再び入室すると、NPCの構成が変わっています。
これを繰り返し、威嚇持ちが1体、できれば2体いる状況を作れば、育成が不十分なポケモンでも勝てるほどのイージーモードになります。どうしても勝てない場合は、この厳選を試してみてください。
その他の攻略候補ポケモン(サブプラン)
フラージスを用意できない、あるいはどうしても勝てないという方のために、次点の攻略候補を紹介します。
1. ピクシー(特性:てんねん)
- メリット: 特性「てんねん」により、相手の「りゅうのまい」による攻撃・素早さ上昇を無視できます。防御面では最強クラスの安定感を誇ります。
- デメリット: 火力が低く、時間切れになりやすいです。「めいそう」や「アシストパワー」を駆使する必要がありますが、手数が多くなりがちで操作が忙しいです。
- 立ち回り: 隠密マントを持たせて追加効果を防ぎつつ、瞑想を積んでドレインキッス。
2. サーフゴー(特性:おうごんのからだ)
- メリット: 特性により変化技を無効化できるため、クリアボディ感覚で戦えます。鋼タイプなのでドラゴン技を半減できます。
- デメリット: アクロバットが等倍で入るため、物理耐久に厚く振らないと押し負けます。また、回復技が「じこさいせい」頼みになり、攻撃の手が止まるターンが発生します。
- 立ち回り: わるだくみを積んでシャドーボール連打。テラスは鋼かステラ推奨。
3. マリルリ(対物理特化)
- メリット: 攻撃ダウン技「あまえる」「ひやみず」を使え、フェアリータイプでドラゴン無効。
- デメリット: 火力源である特性「ちからもち」を消されると終わります。また、「はらだいこ」のリスクが高すぎます。今回はサポーターとしての運用ならありですが、ソロアタッカーとしては不安定です。
結論として、攻守のバランス、特性対策の完璧さから見て、やはりフラージスが頭一つ抜けています。
報酬アイテムと捕獲後のドラパルト活用法
無事にドラパルトを倒せば、豪華な報酬が待っています。
主な報酬アイテム
- 最強のあかし: 称号「さいきょう」を付けられる特別な証。
- ひでんスパイス: 全種類の中からランダムでドロップ(確率は低めですが、複数落ちることも)。
- とくせいパッチ: 初回確定。通常特性を夢特性に変えるレアアイテム。
- テラピースドラゴン: 1戦で大量(20〜40個程度)に入手可能。
- けいけんアメL・XL: 育成に必須の経験値アイテムが大量に。
- インドメタシンなど: 努力値アイテム。
今回のレイドは周回効率もそこそこ良い(慣れれば1周5〜6分程度)ので、テラピースやアメ集めとしても優秀です。
最強ドラパルトの育成論
捕獲したドラパルトは6V(全ステータス最高値)であることが確定しています。これをランクマッチで即戦力として使うための育成例を紹介します。
【型1:物理アタッカー型】
- 性格: ようき(素早さ↑ 特攻↓) or いじっぱり(攻撃↑ 特攻↓)
- 努力値: AS252 B4
- 技構成: ドラゴンアロー、ゴーストダイブ、とんぼがえり、ふいうち
- 持ち物: こだわりハチマキ or いのちのたま
- 解説: 最速142族からの先制攻撃は脅威。専用技ドラゴンアローは「みがわり」や「きあいのタスキ」貫通性能があり強力です。
【型2:特殊アタッカー型】
- 性格: おくびょう(素早さ↑ 攻撃↓)
- 努力値: CS252 B4
- 技構成: シャドーボール、りゅうせいぐん、かえんほうしゃ、10まんボルト
- 持ち物: こだわりメガネ
- 解説: 物理型と見せかけて特殊技を撃つことで、物理受け(ヘイラッシャなど)を突破できます。技範囲が広く、対応力が高いです。
【型3:壁貼りサポート型】
- 性格: おくびょう
- 努力値: HS252
- 技構成: ひかりのかべ、リフレクター、のろい、電磁波
- 持ち物: ひかりのねんど
- 解説: 最速で壁を貼り、仕事が終われば「のろい」で自主退場して後続のエースに繋ぐ、起点作成職人です。
レイドバトルの基礎知識とマナー(初心者向け)
最後に、レイドバトルをより深く理解し、楽しむための基礎知識をおさらいしておきましょう。
応援(おうえん)の効果を正しく理解する
- いけいけドンドン: 味方全員の攻撃・特攻を約1.5倍にします。効果は3ターンですが、重複はしません。バリアを割る際のラッシュ時に有効です。
- がっちりぼうぎょ: 味方全員の防御・特防を約1.5倍にします。敵の火力が高い場合、初手で誰かが使うと安定します。
- いやしのエール: 味方全員のHPを回復し、状態異常を治します。回復量はランダムですが、ピンチの時に輝きます。
バリアの仕様について
レイドボスはHPが減るか時間が経過するとバリアを展開します。
- バリア中はダメージが大幅にカットされます。
- テラスタルした攻撃であれば、バリアの上からでも大ダメージ(通常の75%〜程度)を通すことができます。
- 逆に、テラスタルしていない攻撃は極端に通りが悪くなります。
- 重要: ソロ攻略では、いかに早く3回攻撃してテラスタルチャージを溜めるかが勝負の分かれ目です。
時間管理の重要性
左上のタイムゲージがゼロになると強制的に敗北します。
- 自分が倒されると、ゲージが大きく減少します(5秒→10秒→…とペナルティが増加)。
- 放置していると何も起きませんが、NPCが行動することで時間はわずかに進みます。
- 思考時間は止められないので、コマンド選択は迅速に行いましょう。
まとめ
今回の最強ドラパルトレイドは、一見すると理不尽な強さを持っていますが、「フラージス」という特効薬を用いれば、恐れるに足りません。
- ポケモンを用意する: B特化ずぶといフラージス(メトロノーム持ち)を育成。
- 特性を入れ替える: 初手スキルスワップで「のろわれボディ」を無力化。
- 準備を整える: ドレインキッスとひやみずで場を整え、必要なら自滅リチャージでバフを残す。
- 攻め切る: テラスタルしてドレインキッス連打。
この手順を徹底すれば、ソロでも勝率100%は決して夢ではありません。 もし一度で勝てなくても、諦めずにNPC厳選を行ったり、立ち回りを見直してみてください。必ず勝利のファンファーレを聞くことができるはずです。
最強の600族を手に入れ、あなたのパルデアでの冒険をさらに充実させてください。それでは、良きレイドライフを!






