編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、話題の新作シム『Project Motor Racing』に収録されている車種の詳細や、メーカーごとのラインナップが気になっていると思います。
Ian Bell氏率いるStraight4 Studiosが開発し、往年の名作『GTR 2』の精神的後継作として注目を集める本作。 その物理エンジンや挙動へのこだわりもさることながら、やはりファンとして一番気になるのは「どんな愛車でサーキットを攻められるのか」という点でしょう。
この記事を読み終える頃には、あなたの知りたいメーカーの収録状況や、クラスごとの勢力図など、車種に関する全ての疑問が解決しているはずです。
- 総勢70台以上の収録車種をメーカー別に完全網羅して解説
- 各車両のスペックや参戦クラスごとの特徴を深堀り
- DLCや予約特典で追加されるレジェンドマシンの詳細
- 現状未収録のメーカーや今後の追加予想まで徹底考察
それでは解説していきます。
Project Motor Racing 収録車種の全体像と特徴
『Project Motor Racing』は、単なるレースゲームではありません。 かつて『GTR 2』でシミュレーションレース界に革命を起こしたIan Bell氏が、再び情熱を注ぎ込んだ意欲作です。
本作の最大の特徴は、GIANTS Softwareのグラフィックエンジンと、Straight4独自の「Hadron物理エンジン」の融合にあります。 これにより、タイヤのたわみからエアロダイナミクスの微細な変化まで、実車さながらの挙動を実現しています。
Ben ‘The Stig’ Collins(元トップ・ギアのスティグ)がハンドリングの監修を行っていることからも、その「ガチ度」が伺えるでしょう。 収録されている車種は、最新のGT3やハイパーカー(LMDh/LMH)から、グループC、そして往年のGT1マシンまで、モータースポーツファンなら垂涎のラインナップとなっています。
まずは、メーカーごとにその詳細を見ていきましょう。 あなたの推しのメーカーが含まれているか、ぜひチェックしてください。
アストンマーティン(Aston Martin)
英国の気品と荒々しさを兼ね備えたアストンマーティンは、本作でも非常に重要なポジションを占めています。 GTカテゴリーを中心に、最新のハイパーカーまで幅広く収録されています。
収録車種一覧
- Aston Martin DBR9 (GT)
- Aston Martin Vantage GT3 2022 (GT3)
- Aston Martin Vantage GT3 Evo 2024 (GT3)
- Aston Martin Vantage GT4 2022 (GT4)
- Aston Martin Valkyrie Hypercar 2025 (LMDh/LMH)
- Aston Martin Vantage GTE 2020 (GTE – DLC)
車種解説
アストンマーティン枠の目玉は、なんといってもValkyrie Hypercar 2025でしょう。 空力の鬼才エイドリアン・ニューウェイが手掛けたこのハイパーカーを、最新の物理エンジンで操れる喜びは筆舌に尽くしがたいものがあります。 高回転まで回るV12エンジンのサウンドと、路面に吸い付くようなダウンフォースの挙動は、本作のハイライトの一つです。
また、往年のファンにはDBR9の収録が涙ものでしょう。 『GTR 2』時代を彷彿とさせるロングノーズ・ショートデッキのGT1マシンは、現代のGT3マシンとは一味違う、メカニカルグリップに頼る野性味あふれるドライビングを要求してきます。
ポルシェ(Porsche)
「最新のポルシェが最良のポルシェ」と言われますが、レースシムにおいてもポルシェの存在感は圧倒的です。 本作では最も収録台数が多いメーカーの一つとなっており、ヒストリックカーから最新のLMDhまで、ポルシェのレース史を追体験できるラインナップです。
収録車種一覧
- Porsche 962C (Group C)
- Porsche 911 GT1-98 (GT1)
- Porsche 911 GT3 Cup (992) 2024 (992 Cup)
- Porsche Carrera Cup (964) 1990 (964 Cup)
- Porsche 911 GT3 R (992.1) 2023 (GT3)
- Porsche 718 Cayman GT4 Clubsport 2020 (GT4)
- Porsche 911 996 GT3 RSR 2004 (N-GT)
- Porsche 963 2023 (LMDh/LMH)
- Porsche 917K 1970 (Sports Car 70)
- Porsche 911 RSR GTE 2020 (GTE – DLC)
- Porsche 935/80 1979 (Group 5 – DLC)
車種解説
ポルシェファンにとって、このリストは完璧に近いと言えるのではないでしょうか。 962Cや917Kといった伝説のプロトタイプカーは、当時の暴力的とも言えるパワーと、繊細なハンドリング操作が必要な「御し難さ」を味わえます。
一方で、963 LMDhや911 GT3 R (992.1)といった最新鋭マシンは、電子制御と空力の進化を感じさせるスタビリティを誇ります。 特に、ワンメイクレースの代名詞であるCarrera Cup (964)と、最新の992 Cupを乗り比べることで、30年以上にわたる911の進化と、変わらないRR(リアエンジン・リアドライブ)独特のトラクションのかかり方を体感できる構成は素晴らしいの一言です。
BMW
ツーリングカーの雄、BMWも充実のラインナップです。 「駆けぬける歓び」をサーキットで体現するMシリーズを中心に、プロトタイプカーも収録されています。
収録車種一覧
- BMW M3 GT3 Evo 2025 (GT3)
- BMW M4 GT4 Evo 2025 (GT4)
- BMW M3 GTR E46 2004 (N-GT)
- BMW M Hybrid V8 2023 (LMDh/LMH)
- BMW V12 LMR 1999 (Early LMP)
- BMW M8 GTE 2020 (GTE – DLC)
- BMW 320 Turbo Group 5 1978 (Group 5 – DLC)
車種解説
注目すべきは、M3 GTR E46 2004の収録です。 これは『GTR 2』時代を知るプレイヤーにはたまらない一台。V8エンジンを搭載し、当時のGTレースシーンを席巻したこのマシンは、非常に扱いやすく、かつ速いという特徴がありました。
また、最新のハイパーカーカテゴリーであるM Hybrid V8も収録。 巨大なキドニーグリルが特徴的なこのマシンは、ハイブリッドシステムによる強烈な加速と、LMDh規定特有の重量感をどう制御するかが攻略の鍵となります。 GT3、GT4ともに最新のEvoモデルが採用されている点も、eスポーツシーンを意識した選択と言えるでしょう。
メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz / AMG)
シルバーアローの伝説は、本作でも健在です。 車種数は多くありませんが、それぞれのカテゴリーで最強クラスのパフォーマンスを誇るマシンが揃っています。
収録車種一覧
- Mercedes-Benz Sauber C9 1989 (Group C)
- Mercedes-Benz CLK GTR (GT1)
- Mercedes-AMG GT3 2020 (GT3)
- Mercedes-AMG GT4 2020 (GT4)
車種解説
何と言ってもSauber C9の存在感が圧倒的です。 ル・マンを制したシルバーの怪鳥は、グループCカーの中でもトップクラスの最高速を誇ります。 ユーノディエールのような長いストレートを持つコースでは、他車を圧倒するパフォーマンスを見せるでしょう。
そして、GT1カテゴリーのCLK GTR。 空を飛ぶことでも有名になってしまったマシンですが、ゲーム内ではその圧倒的なダウンフォースと安定性で、コーナーをレールの上を走るようにクリアできます。 最新のAMG GT3/GT4は、FR特有の素直なハンドリングで、初心者から上級者まで扱いやすいマシンに仕上がっています。
日産(Nissan)
日本のモータースポーツファンにとって、日産車の収録状況は最重要事項の一つでしょう。 グループCから最新のGT4まで、バラエティに富んだ名車がエントリーしています。
収録車種一覧
- Nissan R89C 1989 (Group C)
- Nissan R390 GT1 (GT1)
- Nissan Z GT4 2023 (GT4)
- Nissan 300 ZX Turbo GTO 1989 (IMSA GTO)
- Nissan Skyline Super Silhouette 1982 (Group 5 – DLC)
- Nissan 280 ZX IMSA GTX 1982 (Group 5 – DLC)
車種解説
R89CとR390 GT1という、ル・マン挑戦の歴史を象徴する2台が収録されています。 特にR89CのVRH35エンジンが奏でるサウンドと、ターボラグの後に訪れる怒涛の加速感は、シミュレーターならではの恐怖と快感を味わえます。
また、最新の**Z GT4 (RZ34)**が収録されている点も見逃せません。 市販車の面影を残しつつ、レーシングカーとして研ぎ澄まされたZの挙動は、FRスポーツのお手本のような走りを楽しめます。 DLCとなりますが、スカイライン スーパーシルエットの収録は、往年の「鉄仮面」ファンには感涙ものでしょう。あのアフターファイヤーを出しながらのコーナリングは必見です。
トヨタ(Toyota)
世界耐久選手権(WEC)の覇者、トヨタ。 ル・マンでの悔しさと栄光を知るマシンたちがラインナップされています。
収録車種一覧
- Toyota GT-One (GT1)
- Toyota GR Supra GT4 Evo 2023 (GT4)
- Toyota GR010 Hybrid 2023 (LMDh/LMH)
車種解説
やはりGT-One (TS020)の収録が最大のトピックです。 「規定の穴をついた」と言われるほど限りなくプロトタイプに近いGT1マシンであり、その流麗なボディラインと速さは、今なお多くのファンを魅了しています。 現代の最強マシンであるGR010 Hybridとの時代を超えた競演が楽しめるのも、ゲームならではの醍醐味です。 四輪駆動のハイブリッドシステムを駆使してコーナーを脱出する感覚は、他の純粋なエンジン車とは全く異なるドライビングスキルを要求されます。
マツダ(Mazda)
ロータリーエンジンの魂は、本作でも力強く鼓動しています。 収録台数は少ないものの、その一台一台が強烈な個性を持っています。
収録車種一覧
- Mazda 787B 1991 (Group C)
- Mazda RX-7 1989 (IMSA GTO)
- Mazda MX-5 (ND) Spec Racer/Cup Car 2017 (MX-5 Trophy)
車種解説
日本車初のル・マン総合優勝車、787B。 4ローターエンジンが奏でる「天使の絶叫」とも称される甲高いエキゾーストノートは、本作のサウンドエンジンの真価を問う試金石となるでしょう。 高回転域でのレスポンスの良さと、軽量な車体による軽快なハンドリングは、グループCカーの中でも異彩を放っています。
また、**MX-5 (ロードスター)**のワンメイクレース仕様も収録。 パワーは控えめですが、車両感覚を掴むトレーニングや、接近戦のドッグファイトを楽しむには最高の一台です。オンラインロビーでの盛り上がりが予想されます。
シボレー(Chevrolet / Corvette)
アメリカン・ル・マン・シリーズの顔とも言えるコルベット。 V8エンジンのトルクフルな走りを愛するプレイヤーのためのラインナップです。
収録車種一覧
- Chevrolet Corvette C5-R (GT)
- Chevrolet Corvette C6.R 2005 (GT)
- Chevrolet Corvette Z06 GT3.R 2023 (GT3)
- Chevrolet Camaro ZL-1 GT4 R 2017 (GT4)
- Chevrolet Camaro Z28 IMSA GTO 1989 (IMSA GTO)
- Chevrolet Corvette C7.R 2017 (GTE – DLC)
- Chevrolet Corvette C8.R 2020 (GTE – DLC)
車種解説
コルベットの歴代レーシングカー、C5-RからC8.Rまでが勢揃いしています。 特に注目は、ミッドシップ化されたC8.Rと、それまでのFRレイアウトであるC7.R以前の挙動の違いです。 大排気量V8による豪快な加速と、FR特有のリアをスライドさせながら曲がる感覚、そしてミッドシップ化による回頭性の向上。 この進化の過程をステアリングを通して感じ取ることができるのは、非常に贅沢な体験と言えます。
フォード(Ford)
モータースポーツの歴史において、フォードは常に重要な役割を果たしてきました。 本作でも、伝説的なマシンから最新のGT3までカバーしています。
収録車種一覧
- Ford Mustang GT3 2023 (GT3)
- Ford Mustang GT4 2024 (GT4)
- Ford GT LM GTE 2020 (GTE – DLC)
- Ford Capri Zakspeed Group 5 1980 (Group 5 – DLC)
車種解説
最新のMustang GT3は、そのアグレッシブな見た目通りのパワフルな走りが特徴です。 ロングホイールベースによる高速コーナーでの安定感は武器になりますが、タイトなコーナーではマシンの大きさを感じる場面もあるかもしれません。 DLCのCapri Zakspeedは、グループ5(シルエットフォーミュラ)の象徴的な一台。巨大なフェンダーとウィングが生み出すダウンフォースと、小排気量ターボの過激な特性は、乗り手を選びますがハマれば病みつきになるでしょう。
ランボルギーニ(Lamborghini)
スーパーカーの代名詞、ランボルギーニ。 GTレースでの成功を経て、ついにトップカテゴリーへの参戦も果たしました。
収録車種一覧
- Lamborghini Murciélago R-GT (GT)
- Lamborghini Huracán GT3 EVO2 2022 (GT3)
- Lamborghini SC63 LMDh 2024 (LMDh/LMH)
車種解説
V12サウンドを轟かせるMurciélago R-GTは、直線番長的な性格を持ちつつも、その圧倒的な存在感でコース上の主役になれます。 一方、Huracán GT3 EVO2は、世界中のGTレースで実績を残している通り、非常にバランスの取れた扱いやすいマシンです。 そして最新のSC63。LMDh規定で作られたこのマシンは、ランボルギーニらしい鋭いデザインと、耐久レースを戦い抜く信頼性を兼ね備えており、プロトタイプカー戦線に新たな風を吹き込みます。
その他メーカー(Europe / USA / Others)
主要メーカー以外にも、個性豊かでマニアックな車両が多数収録されています。 これら「通好み」のマシンこそが、Straight4 Studios作品の真骨頂とも言えます。
アウディ(Audi)
- Audi R8 LMS GT3 Evo 2 2002 (GT3)
- Audi R8 GT4 2020 (GT4)
- Audi R8 LM900 2002 (Early LMP)
- Audi 90 Quattro IMSA GTO 1989 (IMSA GTO) 解説: 90 Quattro IMSA GTOの独特な5気筒サウンドと4WDシステムによる強烈な脱出加速は、本作でも健在です。
ロータス(Lotus)
- Lotus Elise GT1 (GT1) 解説: 軽量コンパクトなエリーゼを無理やりGT1化したような怪物マシン。ショートホイールベースゆえのクイックすぎる挙動をどう抑え込むかが腕の見せ所です。
パノス(Panoz)
- Panoz Esperante GTR-1 (GT1)
- Panoz LMP-1 Roadster-S 1999 (Early LMP) 解説: フロントエンジン・リアドライブのプロトタイプカーという異端児。FRらしい素直な挙動と、独特のロングノーズからの視界は唯一無二です。
マセラティ(Maserati)
- Maserati MC12 GT-R (GT) 解説: エンツォフェラーリをベースにした兄弟車。GT1カテゴリーで長きにわたり最強の名をほしいままにした、絶対王者的なマシンです。
サリーン(Saleen)
- Saleen S7-R (GT) 解説: アメリカン・スーパーカーの代表格。長いホイールベースと低い車高が生み出す安定した空力特性で、高速サーキットでは無類の強さを発揮します。
その他収録メーカー
- Acura: NSX GT3 Evo 2022, ARX-06 2023
- Alpine: A110 GT4 2020, A424 Beta 2024
- Cadillac: V-Series.R 2023, Northstar LMP-02 2002
- Dodge/Chrysler: Viper GTS-R 2003, Viper Competition Coupe, SRT Viper GTS-R
- Gillet: Vertigo 2004
- Lister: Storm
- Lola: T70 Mk3B GT 1970
- Marcos: Mantara LM600 2004
- Morgan: Aero 8 GT(N) 2004
- Mosler: MT900R 2004
- Peugeot: 9X8 2024
- Praga: Bohema (ModHub)
- Roush: Mercury Cougar XR-7 1989
- TVR: T400R 2004
特筆すべきは、Gillet VertigoやMorgan Aero 8といった、『GTR 2』でカルト的な人気を誇ったマシンが復活している点です。 これらのマシンは、スペック上の数値だけでは語れない独特の乗り味を持っており、ベテランプレイヤーをニヤリとさせること間違いありません。
クラス別に見る勢力図とバランス
車種をクラス別に俯瞰することで、どのカテゴリーが熱いのかが見えてきます。
1. GT3クラス(激戦区)
現在、世界で最も人気のあるカテゴリーであり、本作でも主力クラスとなります。 ポルシェ、フェラーリ(不在ですが)、ランボルギーニ、アウディ、BMW、メルセデス、アストンマーティン、フォード、シボレー、アキュラと、多士済々な顔ぶれです。 BoP(性能調整)が厳格に行われるため、マシンごとの性能差よりも、ドライバーの腕とセッティング、そしてコースとの相性が勝敗を分けます。
2. LMDh/LMHクラス(ハイパーカー)
ル・マン24時間レースのトップカテゴリー。 トヨタ、プジョー、フェラーリ(不在)、ポルシェ、キャデラック、BMW、アルピーヌ、ランボルギーニ、アストンマーティン(ヴァルキリー)が参戦。 ハイブリッドシステムの回生とブーストの使い方が鍵となる、戦略的な走りが求められるクラスです。
3. GT1クラス(90年代後半の怪物たち)
メルセデスCLK GTR、ポルシェ911 GT1、トヨタGT-One、日産R390、マクラーレンF1(リストには未確認だが期待)など、ロードカーの皮を被ったフォーミュラカーたちが競い合います。 電子制御が現代ほど発達していないため、ドライバーの技量がダイレクトにタイムに反映される、非常にやりがいのあるクラスです。
4. Group Cクラス(80年代の伝説)
燃費制限こそあるものの、パワーとダウンフォースは無制限に近いモンスターたち。 マツダ787B、ザウバーC9、日産R89C、ポルシェ962C、ジャガーXJR-9など。 アナログなHパターンシフト操作(シム環境による)と、強烈なターボパワーをねじ伏せる快感は、このクラスでしか味わえません。
不在のビッグネーム:フェラーリについて
お気づきの方も多いと思いますが、現時点での公開リストには**フェラーリ(Ferrari)**の名前がありません。 GTレースやF1において欠かせない存在である跳ね馬の不在は、コミュニティでも大きな議論を呼んでいます。
コメント欄やSNSでは、「499Pや296 GT3が無いのは寂しい」「後日DLCで追加されるのではないか?」といった声が多く上がっています。 『Project CRA (Community Racing Association)』などの過去作やMOD文化との親和性を考えると、正式なライセンス取得が難航している、あるいは大型DLCの目玉として温存されている可能性も否定できません。 今後のアップデート情報には要注目です。
DLCと予約特典情報
本作を遊び尽くすためには、DLCの存在も無視できません。 現在判明しているパックは以下の通りです。
GTE Decade Pack(予約特典)
ル・マンのGTクラスを支えたGTEマシンの詰め合わせです。 コルベットC7.R/C8.R、BMW M8、フォードGT、ポルシェ911 RSRなど、GT3よりもダウンフォースが強く、ハイグリップなタイヤを履くこれらのマシンは、コーナリングスピードが一段高く、非常にエキサイティングです。
Group 5 Revival Pack
「シルエットフォーミュラ」と呼ばれた時代のクレイジーなマシンたち。 スカイライン スーパーシルエットやBMW 320ターボなど、見た目のインパクトも走りも強烈な個体が揃っています。
まとめ
『Project Motor Racing』の車種リストは、単に数が多いだけでなく、モータースポーツの歴史に対する深いリスペクトと、シムレーサーが「運転してみたい」と思うツボを的確に押さえた素晴らしいラインナップです。
- 歴史の網羅性: グループCから最新LMDhまで、各時代のトップカテゴリーを体験可能。
- マニアックな選定: GilletやMorganなど、『GTR 2』ファンへのラブレターのような車種選定。
- 挙動の多様性: RRのポルシェ、MRのフェラーリ(希望)、FRのパノスなど、駆動方式の違いを楽しめる。
- 今後の拡張性: フェラーリなど未収録メーカーへの期待と、MODコミュニティへの対応(Praga BohemaのModHub表記など)。
発売後も、コース追加やバランス調整、そして新たな車両DLCによって、このガレージはさらに充実していくことでしょう。 さあ、あなたはどのマシンで最初のコーナーへ飛び込みますか? 私は迷わず、マツダ787Bでロータリーサウンドを響かせながら、サルト・サーキットのストレートを全開で駆け抜けるつもりです。
サーキットでお会いしましょう!








