ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、リリースから約2ヶ月が経過した「ジョジョの奇妙な冒険 オラオラオーバードライブ(オラドラ)」のアリーナで、「どうすれば最上位のクラス7に到達できるのか」「勝率の高いパーティ編成が知りたい」といった点が気になっていると思います。 サービス開始直後から熱い戦いが繰り広げられているアリーナですが、特にクラス6から7への昇格は非常に厳しい戦いですよね。
私自身、試行錯誤を重ね、先日無事にストレートでクラス7に到達することができました。 今回のレビューでは、私自身がクラス7到達に使用したパーティ編成や、現環境におけるアリーナ攻略の考え方、育成のポイントなどを徹底的に解説していきます。 手持ちのURが偏っており、環境キャラとされる「シーザー」を未所持という状況でしたが、それでも工夫次第で十分に戦えることを証明できたかと思います。
この記事を読み終える頃には、あなたのアリーナ戦略が明確になり、クラス7到達への道筋が見えているはずです。
- アリーナの基本ルールとクラス7への道
- 現環境の最強編成と主要キャラクター徹底分析
- 筆者のクラス7到達パーティ全3チーム公開
- 勝率を上げるための育成と編成の重要ポイント
それでは解説していきます。
オラドラのアリーナとは?基本ルールとクラス7への道
まずは、オラドラのエンドコンテンツの一つである「アリーナ」の基本についておさらいしておきましょう。 基本的なシステムを理解することが、勝率アップの第一歩です。
アリーナの基本システム解説(3チーム制オートバトル)
オラドラのアリーナは、他のプレイヤーが設定した防衛パーティと戦う、いわゆる非同期型の対人コンテンツです。
最大の特徴は、「3キャラ構成のチームを3つ編成」し、3チーム対3チームの総力戦で勝敗を決める点です(※ただし、戦闘は1チームずつ行われます)。 戦闘はすべて「オートバトル」で進行するため、プレイヤーが直接操作することはできません。 だからこそ、事前の「編成」と「配置」が勝敗の99%を決定すると言っても過言ではないのです。
アリーナはシーズン制(期間制)で開催され、特定の時間に自動で戦闘が行われます。 プレイヤーは指定された時間内に、挑戦する相手を選び、自分のパーティをセットします。 戦闘に勝利することでポイントを獲得し、シーズン終了時の順位や到達ポイントに応じて、次のクラスへの昇格や報酬が決定します。
クラス昇格の仕組みとクラス7の険しさ
アリーナには7つのクラスが設定されており、最初はクラス1からスタートします。 シーズン終了時に、各クラスで設定された「昇格ボーダー」の順位(またはポイント)に到達していると、次のクラスへ昇格できます。
当然ながら、クラスが上がるにつれて猛者たちが集まり、昇格の難易度は指数関数的に上がっていきます。 特に、サービス開始直後の現在はプレイヤーの熱量が非常に高く、競争が最も激しい時期と言えるでしょう。
最上位である「クラス7」に到達できるのは、全プレイヤーの中でもほんの一握りです。 クラス6から7への昇格ボーダーは非常に高く、単に強いキャラを持っているだけでは勝てません。 環境を読み解き、相手の編成を対策し、育成を突き詰めたプレイヤーだけが到達できる領域です。
アリーナで勝つために不可欠な要素(育成・編成・配置)
オートバトルであるアリーナで勝利を掴むためには、以下の3つの要素が極めて重要になります。
- 育成(ランク・凸・ボード・アビリティ) 当然ですが、キャラクターの育成は基本中の基本です。 特にアリーナ上位を目指す場合、使用する主力キャラは「オールランク15」が前提となります。 育成ボードもできる限り解放し、アビリティレベルも主力技はレベル6〜11程度(精鋭キャラはそれ以上)まで上げておく必要があります。 また、オラドラは「1凸(1回限界突破)」による性能向上が著しいキャラが多いため、どのキャラを1凸させるかのリソース配分も重要です。
- 編成(キャラクターの組み合わせ) どの3キャラでチームを組むか。 これがアリーナの醍醐味であり、最も頭を悩ませる部分です。 単純にURキャラを並べるだけでは勝てません。 「アタッカー」「タンク」「ヒーラー/サポーター」といった役割のバランス、属性相性、キャラ同士のシナジー(相乗効果)を考慮して編成を組む必要があります。 さらに、3チーム全体でのバランスも重要です。 「捨てチーム」を作るのか、3チームとも均等に戦力を割くのか、戦略が問われます。
- 配置 編成が決まったら、次に重要なのが「配置」です。 戦闘開始時のキャラクターの初期位置は、勝敗に大きく影響します。 例えば、タンク役を前衛に配置して敵の攻撃を引き受ける、アタッカーを後衛に配置して安全に攻撃させる、といった基本的な配置セオリーがあります。 また、敵の範囲攻撃を避けるために密集しすぎない、特定の敵を集中攻撃するためにあえて近くに配置するなど、オートバトルのAIの挙動を予測した配置が求められます。 幸い、オラドラには「戦闘シミュレート機能」があるため、様々な配置を試して動きを確認することが可能です。
【環境分析】アリーナ上位で勝つための必須知識
クラス7を目指すには、まず「今、アリーナで何が流行っているのか」という環境(メタ)を知る必要があります。 ここでは、現環境で猛威を振るっている編成と、キーとなるキャラクターたちを解説します。
現環境(2025年11月)のメタと流行編成
現在のオラドラのアリーナ環境は、特定の強力なURキャラクターたちによって定義されています。 特に上位クラスでは、似たような編成のパーティとマッチングすることが非常に多くなります。
その中でも、最も強力で、対策必須とされているのが「ディオ様(UR)+ ツェペリさん(UR)」を軸とした編成です。
なぜ「ディオ様+ツェペリさん」編成は最強なのか?
この2キャラを軸に、もう1体のアタッカー(アブドゥルやイギー、承太郎など)を加えた編成は、現在の環境トップであり、多くのプレイヤーを苦しめています。 なぜこの組み合わせがこれほど強力なのか、個別に見ていきましょう。
H4: ディオ様(UR)の圧倒的性能
- 属性: 黄属性
- タイプ: 物理アタッカー
- 特徴: 火力・耐久・機動力・射程の全てが高水準でまとまった、現環境最強ユニットの一人です。
- 強み:
- 高火力・長射程: 射程が長く、威力も高い攻撃を持ちます。
- 行動順操作: 次の行動順が早くなる攻撃アビリティを持ち、手数を稼げます。
- 高命中: 命中精度が高く、回避タイプのキャラ(ジョセフなど)にも攻撃を当てやすいです。
- 無限ガッツ: 開幕時に自動回復に加え、「無限のガッツ」を自身に付与します。これにより、体力を0にされても一度だけ耐えることができます。
- 体力吸収: 接近戦では体力吸収技も持ち、耐久力がさらに上がります。
- 強力なデバフ: 必殺技には強力な「スロー(素早さダウン)」効果があり、相手のアタッカーを機能不全に陥らせます。
- 弱点:
- 範囲攻撃を持っていないこと以外、性能面で大きな欠点はありません。
H4: ツェペリさん(UR)の鉄壁の守り
- 属性: 黄属性
- タイプ: 物理タンク
- 特徴: 現環境トップの物理タンクです。
- 強み:
- ヘイトアップ: 自身のアビリティで「ヘイトアップ」を行い、敵の攻撃を一身に集め、味方を守ります。
- 高耐久: 素の耐久力が非常に高いです。
- アーマー付与: 必殺技で「アーマー」を付与し、物理ダメージを大幅に軽減します。
- 属性シナジー: ディオ様と同じ黄属性であるため、黄属性を強化するサポーターやアシストカードとのシナジーが抜群です。
- 1凸効果: 1凸すると「5ターン自動回復」が付き、さらに耐久力が増します。
- 弱点:
- 物理防御に特化している反面、特殊攻撃、特に赤属性の特殊攻撃には弱いです。
この2キャラが組み合わさることで、「圧倒的な攻撃性能を持つディオ様」を「鉄壁の物理タンクであるツェペリさん」が守るという、突破困難な布陣が完成します。 黄属性で統一できるため、アシストカードの「限定パーティー効果」も発動させやすく、ステータスを底上げできる点も凶悪です。
H4: この編成への対策(シーザー、耐久戦など)
この最強編成をどう崩すかが、アリーナ上位で勝つための鍵となります。
- 対策1:シーザー(UR)で突破する 最も有効な対策は、赤属性の特殊アタッカーである「シーザー(UR)」を起用することです。 シーザーは、ツェペリさんの弱点である「赤属性」かつ「特殊攻撃」の両方を突くことができます。 1凸シーザーの火力は凄まじく、相性有利も相まってツェペリさんを瞬時に溶かすことが可能です。 私が最も欲しい工場URがシーザーである理由もここにあります。
- 対策2:ヒーラー入り編成で耐久戦に持ち込む シーザーがいない場合(私の場合がこれです)、真っ向から火力で突破するのは困難です。 そこで、ヒーラー(FFなど)を採用した耐久パーティで対抗する戦術が有効になります。 相手の攻撃を耐えつつ、こちらの範囲攻撃やアタッカーで相手のディオ様を先に落とす、あるいはツェペリさんごと削り切る、という戦法です。
- 対策3:範囲攻撃でアタッカーごと攻撃する ツェペリさんがヘイトを集めますが、範囲攻撃であれば、後ろにいるディオ様などアタッカーも巻き込んでダメージを与えられます。 アブドゥル(UR)や究極カーズ(UR)、ワムー(UR)などの範囲アタッカーが有効です。
要注意!アリーナで頻出の強キャラ解説
「ディオ様+ツェペリさん」以外にも、アリーナ環境で頻繁に見かける強力なキャラクターたちがいます。 彼らの特徴を理解しておくことも重要です。
H4: イギー(UR):高火力・高回避アタッカー
- 属性: 緑属性
- タイプ: 物理アタッカー
- 特徴: 火力と機動力に特化しており、回避性能も高い強力なアタッカーです。
- 強み:
- 高火力: 会心(クリティカル)による火力が非常に高いです。
- 属性有利: 現環境で多い紫属性(承太郎など)に対して有利を取れます。
- 高回避: 回避性能が高く、攻撃が当たりにくいです。
- 弱点:
- 耐久力は高くないため、高命中のキャラ(究極カーズなど)や範囲攻撃で狙われると脆いです。
H4: 究極カーズ(UR):万能型特殊アタッカー
- 属性: 紫属性
- タイプ: 特殊アタッカー
- 特徴: 攻撃、耐久、自己バフを兼ね備えた万能キャラ。まさに「アルティミット・シイング(究極生命体)」にふさわしい性能です。
- 強み:
- 高命中: 命中精度が高く、ジョセフやイギーなどの回避キャラに強いです。
- 範囲攻撃: 扱いやすい範囲攻撃を持っています。
- 高耐久(自己バフ): 自己バフで「2回ダメージ軽減バリア」と「ダメージ吸収効果」を付与します。
- 自動回復: 瀕死時に自動回復するスキルも持っており、非常にしぶといです。
- 弱点:
- 地の特殊攻撃であるため、両方の耐性が高いタンク(ウェザーなど)を突破するのは苦手です。
H4: 承太郎(UR):安定の高火力と耐久(1凸推奨)
- 属性: 紫属性
- タイプ: 物理アタッカー
- 特徴: 主人公らしい、安定して高い性能を持つアタッカーです。
- 強み:
- 1凸効果が強力: 1凸すると「最大体力増加」と「被ダメージ30%カットバリア(2回)」が付き、安定度が段違いに上がります。アリーナで運用するなら1凸はほぼ必須と言えます。
- 範囲攻撃: 攻略・対人問わず活躍できる範囲攻撃を持ちます。
- 弱点:
- 緑属性(イギーなど)には属性不利を取られます。
H4: シーザー(UR):ツェペリさんの明確なカウンター
- 属性: 赤属性
- タイプ: 特殊アタッカー
- 特徴: 前述の通り、「ディオ様+ツェペリさん」編成に対する明確な回答となるキャラクターです。
- 強み:
- 1凸効果が強力: 1凸で「5ターン攻撃力が大幅アップ」し、凄まじい火力を発揮します。
- タンクキラー: ツェペリさんの弱点を完璧に突くことができます。
- 弱点:
- シーザー自身が対策される(紫属性キャラを当てられるなど)と、力を発揮しにくいです。
H4: ジョセフ(UR):驚異の回避盾(要育成)
- 属性: 紫属性
- タイプ: 回避タンク(特殊)
- 特徴: 育成が進むと驚異的な回避力を発揮する、特殊なタンク役です。
- 強み:
- 高回避: 1凸以上、モチーフアシストカード(URG)、育成ボード解放といった要素が揃うと、敵の攻撃をことごとく回避します。
- 対タンク性能: ウェザーなど、地の特殊攻撃に耐性があるタンクに対しても、対タイプ(弱点)で攻撃できるため有効です。
- 弱点:
- 育成難易度が非常に高いです。要素が揃わないと真価を発揮できません。
- 高命中のキャラ(ディオ様、究極カーズ)には攻撃を当てられてしまいます。
筆者がアリーナクラス7に到達したパーティ編成を全公開
さて、お待たせしました。 ここからは、私(桐谷)が実際にアリーナクラス7に到達した際に使用していた3つのパーティ編成を、その狙いと共に詳細に解説します。
筆者の手持ち事情と編成の狙い(UR偏り・シーザー未所持)
まず前提として、私の手持ちURはかなり偏りがあります。 オラドラメダルで交換したツェペリさん以外は、自引きで1凸以上できているキャラもいますが、シーザー、キラ、プロシュート兄貴、花京院といった工場URは未だにゼロです。
この手持ちの中で、どうやって環境トップの「ディオ様+ツェペリさん」編成や、高火力の「イギー」入り編成に勝っていくかを考えた結果、以下の3チーム構成となりました。
(※使用した10体はランク15、育成ボード解放済み、アビリティLv6〜11程度です)
第1チーム:ジョセフ(UR)・承太郎(UR)・究極カーズ(UR)
- 編成: ジョセフ(1凸)、承太郎(1凸)、究極カーズ
- サポーター: (相手によって変更。基本は属性強化や防御系)
H4: 編成の意図と各キャラの役割
このチームは、私の手持ちの中で育成が進んでいる主力3体を集めた、いわば「エースチーム」です。 紫属性2枚(ジョセフ、承太郎)と究極カーズ(紫)で構成されており、緑属性が主力のチームに対して強く出られるように意識しています。
- ジョセフ: 育成(1凸、モチーフアシストURG)が完了しており、回避盾として敵の攻撃を引き受けつつ、対タンク役もこなします。
- 承太郎: 1凸の耐久力を活かし、前線で火力を出すメインアタッカーの一人です。
- 究極カーズ: 高命中と範囲攻撃で、ジョセフが苦手な回避キャラ(イギーなど)や、密集した敵を一掃する役割を担います。
H4: ジョセフの回避性能を活かす(1凸・モチーフURG)
この編成の鍵はジョセフです。 育成難易度は高いですが、完成すれば敵の必殺技すら全回避することがあり、凄まじいアドバンテージを生み出します。 敵承太郎の必殺技をジョセフが全て回避し、その間にこちらの承太郎とカーズ様が敵を殲滅する、といった勝ちパターンが理想です。
H4: 承太郎(1凸)の安定感とカーズ様の決定力
承太郎は1凸のバリアによる安定感が抜群です。 イギーのような高火力アタッカーの攻撃も、バリアのおかげで耐えきれる場面が多くなります。 究極カーズ様は、高命中でイギーを確実に仕留めたり、範囲攻撃で敵を一掃したりと、決定力として機能します。 以前はカーズ様を引くまでイギー入り編成に苦労していましたが、この編成にしてから勝率が安定しました。
H4: 苦手な編成(ディオ様入りなど)
弱点は、高命中のディオ様がいる編成です。 ディオ様はジョセフの回避を無視して攻撃を当ててくるため、回避盾が機能不全に陥ります。 また、敵にツェペリさんがいる場合、カーズ様では突破に時間がかかり、その間にこちらが削られてしまう展開も厳しいです。
第2チーム:ディオ(配布UR)・ウェザー(UR)・FF(SR)
- 編成: ディオ(1凸)、ウェザー、FF
- サポーター: (相手によって変更。FFの回復力補助など)
H4: 編成の意図(対ツェペリさん耐久)
このチームは、環境トップである「ディオ様+ツェペリさん」編成、特にシーザーがいない場合の対策として組みました。 コンセプトは「耐久戦」です。 シーザーがいない以上、火力でツェペリさんを瞬殺するのは不可能です。 そこで、ヒーラーであるFFを採用し、耐久勝負に持ち込みます。
- FF: メインヒーラー。遠距離から味方を回復し、戦線を維持します。
- ウェザー: 特殊タンク。必殺技の「宿る」で範囲攻撃と継続ダメージを付与しつつ、ヘイトアップで敵の初手必殺技などを受け止めます。
- ディオ: メインアタッカー。配布URながら、1凸と完凸アシストカード(イベント配布)の恩恵で高い火力を出します。
H4: FF(SR)のヒーラー性能と採用理由
FFはSRながら非常に優秀なヒーラーです。 現環境のURには存在しない「遠距離ヒーラー」であり、ジョースター卿と違って安全な位置から味方を回復できます。 味方の最大体力上昇や、被弾時の確率自己回復も持ち、パーティ全体の耐久力を大きく底上げしてくれます。 このFFの回復力で、敵ディオ様の攻撃を耐えきるのが狙いです。
H4: ウェザー(特殊タンク)の役割と「宿る」
ウェザーは特殊タンクで、ツェペリさんとは逆に特殊攻撃に対して強いです。 しかし、この編成での役割は主に「宿る」による範囲攻撃と、初手のヘイト集めです。 敵の強力な初手必殺技をウェザーが受け止めてくれれば、それだけで仕事の9割は完了です。 物理攻撃の集中砲火には弱いため、早めに落ちることもありますが、その間にディオとFFが有利な状況を作るのが理想です。
H4: ディオ(配布)の火力(1凸・完凸アシスト)
配布URのディオも、1凸(瀕死時攻撃力アップ)させ、サービス開始時イベントで完凸できたURアシストカードを持たせることで、第一線級のアタッカーとして活躍できます。 このアシストカードはディオ様も対象のため、以前はディオ様とディオを組ませていましたが、現在は他の編成との兼ね合いで別運用しています。 FFの回復を受けながら、しぶとく立ち回り、敵のアタッカー(ディオ様)を先に落とすのが目標です。
H4: 苦手な編成(紫属性メイン)
このチームは緑属性が2枚(ディオ、ウェザー)のため、当然ながら紫属性メインのチーム(第1チームのような編成)には非常に弱いです。 あくまで「ディオ様+ツェペリさん」編成へのピンポイント対策として運用しています。
第3チーム:ディオ様(UR)・ツェペリさん(UR)・アブドゥル(UR)
- 編成: ディオ様(1凸)、ツェペリさん(1凸)、アブドゥル(1凸)
- サポーター: (相手によって変更。黄属性強化、特殊攻撃強化など)
H4: 編成の意図(環境最強のミラーマッチ対策)
このチームは、いわゆる「ガチ編成」です。 環境最強の「ディオ様+ツェペリさん」の軸を採用し、3枠目に強力な範囲アタッカーであるアブドゥルを加えました。 この編成は、相手の第1エースチームや、同じ「ディオ様+ツェペリさん」編成(ミラーマッチ)にぶつけるためのチームです。
- ディオ様: メインアタッカー。説明不要の最強キャラです。
- ツェペリさん: メインタンク。ディオ様を鉄壁の守りで護衛します。
- アブドゥル: 範囲アタッカー兼サブアタッカー。
H4: アブドゥル(UR)の範囲火力と役割
- 属性: 黄属性
- タイプ: 特殊アタッカー
- 特徴: 火力に特化した範囲アタッカーです。
- 強み:
- 高火力範囲攻撃: 扱いやすい範囲攻撃で、敵をまとめて削れます。
- 1凸効果: 1凸で「攻撃力アップ」と「5ターン消費EP軽減」が付き、火力と継戦能力が大幅にアップします。
- 属性シナジー: ディオ様、ツェペリさんと同じ黄属性であり、ディオ様のモチーフカード(黄アビリティ攻撃力アップ)の恩恵も受けられるため、非常に相性が良いです。
この編成は、よほどしっかり対策された編成(シーザー入りなど)でなければ、まず負けません。 アブドゥルのサポートスキルで攻撃力とEP獲得量を上げ、ディオ様とアブドゥルの圧倒的火力で敵を殲滅します。 相手がイギー入りの編成であっても、物理防御特化のツェペリさんにはダメージが通らず、その間にディオ様とアブドゥルがイギーを落とすことができます。
H4: 同編成対決(ミラー)を制す「配置」の重要性
この編成の最大の敵は、「全く同じ編成」の相手です。 ミラーマッチになった場合、勝敗を分けるのは「配置」と「サポーター/アシストカード」の差です。 例えば、相手のディオ様がこちらの必殺技の射程内に先に入るような配置にする、相手のタンクが前線に来る前に敵のアタッカーを叩ける配置にする、といった工夫が重要です。 戦闘シミュレート機能を使って、同編成相手の様々な配置を研究しておくことが勝利に繋がります。
【考察】なぜこの編成でクラス7に到達できたのか?
私がシーザー未所持という不利な手持ちでクラス7に到達できた要因は、以下のように分析しています。
H4: 環境トップへの明確な対策(第2・第3チーム)
最大の要因は、環境トップである「ディオ様+ツェペリさん」編成に対して、2つの対策チーム(第2チームの耐久、第3チームのミラー)を用意したことです。 アリーナは3チーム制なので、相手の最強編成に対して、こちらが2つのチームで(どちらかで)勝てる可能性を作っておくことが重要です。 第2チームで相性勝ちを狙い、それがダメでも第3チームのガチ編成で叩く、という2段構えが機能しました。
H4: 育成リソースの集中(ランク15、ボード解放)
使用するキャラクターを10体に絞り込み、その全員をランク15にし、育成ボードも可能な限り解放するなど、リソースを集中投下したことが勝率の底上げに繋がりました。 中途半端に育成したキャラを多く持つよりも、少数精鋭を徹底的に鍛え上げることがアリーナでは正義です。
H4: シミュレート機能の活用と配置の研究
特に第3チームのミラーマッチ対策として、戦闘シミュレート機能を徹底的に活用しました。 オートバトルのAIは、ヘイト、EP、HP、相性など様々な要因で行動を決定します。 配置を1マス変えるだけで、AIの行動がガラッと変わり、勝敗が逆転することも珍しくありません。 この研究を怠らなかったことが、僅差の戦いをものにする要因となりました。
アリーナで勝率を上げるための育成と編成のコツ
最後に、クラス7を目指す全てのプレイヤーに向けて、アリーナで勝率を上げるために意識すべき、より一般的な育成と編成のコツを解説します。
アリーナ攻略における育成優先度
リソースは有限です。 アリーナで勝つためには、育成の優先順位を明確にする必要があります。
H4: キャラクターランク(最低ランク15)
最優先事項です。 アリーナ上位では、ランク15未満のキャラはステータス差で押し切られてしまいます。 まずはアリーナで使う主力9〜10キャラをランク15にすることを目標にしましょう。
H4: 凸(1凸)の重要性(承太郎、ディオ様、アブドゥルなど)
オラドラは、1凸(1回限界突破)した際の性能向上が非常に大きいゲームです。 特に以下のキャラクターは、アリーナで運用する上で1凸の恩恵が絶大です。
| キャラクター | 1凸の主な効果 |
|---|---|
| 承太郎 (UR) | 最大体力増加、被ダメ30%カットバリア(2回) |
| シーザー (UR) | 5ターン攻撃力大幅アップ |
| アブドゥル (UR) | 攻撃力アップ、5ターン消費EP軽減 |
| ディオ (配布UR) | 開始時ガッツ(1回)、瀕死時攻撃力アップ |
| ジョセフ (UR) | 回避性能向上(※詳細な効果は要確認だが、回避盾運用に重要) |
| ツェペリさん (UR) | 5ターン自動回復 |
| ブチャラティ (UR) | デバフ付与率アップ、攻撃力・命中アップ |
貴重な「2次ダイヤ」を使う価値があるか、手持ちのキャラと相談して慎重に選びましょう。
H4: 育成ボードの解放とアビリティレベル
ランク15の次は育成ボードの解放です。 ステータスアップはもちろん、強力なパッシブスキルを習得できるため、主力キャラは全解放を目指したいところです。 アビリティレベルも、ヘイトアップ系、バフ・デバフ系、主力攻撃技は、最低でもLv6以上、可能ならLv11を目指して上げていきましょう。 特にタンク役のヘイトアップアビリティのレベル上げは、味方を守る上で非常に重要です。
サポーターカードの選び方と育成
サポーターカードも勝敗を左右する重要な要素です。 URサポーターは強力ですが、SRの中にも優秀なカード(エリナなど)があります。 編成するチームの属性に合わせて、「〇〇属性の攻撃力アップ」や「〇〇属性の防御力アップ」といったカードを選ぶのが基本です。 私自身、URサポーターは9種類(カーズ様、6太郎、メローネ未所持)を使い分けつつ、SRエリナも回復役として採用を検討していました。
アシストカード編成の極意
アシストカードはキャラクターの性能を大きく引き上げます。
H4: モチーフカードの重要性(ディオ様、カーズ様)
可能であれば、キャラクターの「モチーフアシストカード」を装備させたいところです。 特にディオ様やカーズ様のモチーフカードは非常に強力で、ステータスだけでなくアビリティも強化されます。 私はオラドラガチャ剣をアシストカードガチャに使い、ディオ様とカーズ様のモチーフを狙い、カーズ様の方が上振れしてくれました。
H4: 完凸SRカードの活用
強力なURアシストカードが揃っていない場合、完凸(最大限界突破)させたSRカードも十分選択肢に入ります。 完凸SRは、無凸URよりも高いステータス補正を得られる場合があります。 手持ちのカード資産と相談し、最もステータスが上がる組み合わせを探しましょう。
H4: アシストカードの限定パーティー効果
アシストカードには、特定の条件(例:黄属性3人編成など)を満たすと発動する「限定パーティー効果」があります。 これが非常に強力で、編成を組む際には、この効果を発動できるかも考慮に入れるべきです。 「ディオ様+ツェペリさん+アブドゥル」編成が強力な理由の一つも、黄属性3人でこの効果を発動しやすい点にあります。
ヘイトシステムを理解してオートバトルを制す
オートバトルAIの行動を理解する上で、「ヘイトシステム」の理解は不可欠です。
- ヘイトは、敵に攻撃を当てると上昇します。
- ヘイトは、敵から攻撃を食らうと減少します。
- タンクキャラは、アビリティで自身のヘイトを大幅に上げることができます。
AIは基本的に、ヘイトが最も高い敵を狙います(例外あり)。 時折、瀕死の敵を放置して別の敵を狙い出すのも、このヘイトが関係しています。 タンク役のヘイトアップアビリティのレベルをしっかり上げ、確実に敵の攻撃を引き受けてもらうことが重要です。
戦闘シミュレート機能で配置を研究しよう
前述の通り、配置は非常に重要です。 特にミラーマッチや、特定の敵を速攻で落としたい場合など、配置の研究が勝敗を分けます。 「この配置なら、敵のアタッカーがタンクより先に前に出てくる」 「この配置なら、こちらの範囲攻撃が敵3体に当たる」 といった最適解を見つけるために、戦闘シミュレート機能をとことん使い倒しましょう。 同編成でも、配置1つで結果が全く変わるのが、このゲームの奥深いところです。
クラス7を目指すプレイヤーからのよくある質問(Q&A)
最後に、アリーナ攻略に関して多く寄せられる質問について、私の見解をお答えします。
Q. どうしても「ディオ様+ツェペリさん」に勝てません
A. 最も有効なのは、育成した「シーザー(UR)」をぶつけることです。 もしシーザーがいない場合は、私が実践したように「FF(SR)」などのヒーラーを入れた耐久パーティで対抗するか、「アブドゥル(UR)」や「究極カーズ(UR)」などの高火力範囲アタッカーで、ツェペリさんごと相手のアタッカーを削り切る戦法を試してみてください。
Q. シーザーがいない場合、ツェペリさん対策はどうすれば?
A. 上記の通り、ヒーラーでの耐久戦か、高火力範囲アタッカーでのゴリ押しが基本になります。 あるいは、育成が進んだ「ジョセフ(UR)」が、ツェペリさんの弱点である「対タイプ」で攻撃できるため、有効なアタッカーになる場合もあります。 ただし、ジョセフはディオ様に弱いため、相手の編成次第です。
Q. 1凸必須のURキャラは誰ですか?
A. 個人的には「承太郎(UR)」の1凸(バリア付与)の恩恵が非常に大きいと感じています。 次点で、火力が大幅に上がる「シーザー(UR)」、継戦能力が上がる「アブドゥル(UR)」、耐久力が上がる「ツェペリさん(UR)」などが挙げられます。 手持ちのエースアタッカーや、長く使うことになるタンクから1凸を進めるのが良いでしょう。
Q. 配布ディオはアリーナで通用しますか?
A. 通用します。 ただし、1凸(瀕死時攻撃アップ)は最低限欲しいところです。 さらに、イベントで配布された完凸URアシストカードを持たせることで、ガチャ産URに引けを取らない火力を出すことが可能です。 緑属性のアタッカーが手薄な場合は、優先的に育成する価値があります。
Q. SRのFFが強いと聞きましたが、本当ですか?
A. 本当です。 URを含めても現状唯一無二の「遠距離ヒーラー」であり、高難易度コンテンツやアリーナの耐久パーティにおいて無類の強さを発揮します。 アリーナで耐久戦術を取るなら、育成必須レベルのSRキャラクターです。
Q. ブチャラティ(完凸)を持っていますが、アリーナで使いにくいです
A. 私も完凸ブチャラティを持っていますが、アリーナでは運用していません。 ブチャラティの強みは「移動不可」「攻撃不可」という強力なデバフですが、オートバトルでは、相手にタンク(ツェペリさんなど)がいると、そちらにデバフが吸われてしまい、強みである敵アタッカーの無力化が機能しにくいです。 アリーナ上位はほぼタンク入り編成のため、残念ながら刺さる場面が少ないのが現状です。 PVE(ストーリーやイベント)コンテンツでは非常に強力なので、そちらでの活躍に期待しましょう。
まとめ
今回は、オラドラのアリーナでクラス7に到達するための攻略法として、私自身が使用したパーティ編成や、現環境の分析、育成のコツなどを詳しく解説しました。
シーザー未所持というハンデがあっても、環境トップの「ディオ様+ツェペリさん」編成を分析し、それに対する明確な対策チーム(耐久パーティやミラー編成)を用意すること、そして使用キャラの育成を徹底すること、配置を研究することで、最上位クラスに到達することは十分に可能です。
アリーナは情報戦であり、戦略と思考のゲームです。 この記事で紹介した編成や考え方を参考に、ぜひあなただけのアリーナ攻略法を見つけ出し、クラス7の高みを目指してください。






