ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、先日公開されたNintendo Switch向けソフト『星のカービィ エアライダー』のオンライン体験会「おためしライド」で、特に話題になっている「あるキャラクター」の性能について気になっていると思います。 「明らかに一体だけ速すぎる」「こいつに蹂躏された」といった声がSNSを席巻しています。
この記事を読み終える頃には、なぜそのキャラが『最速』『最強』と呼ばれているのか、その理由と現状の評価、そして他の注目マシンについての疑問が解決しているはずです。
- おためしライドで「リック」が最強と話題沸騰
- 「バトルチャリオット」との組み合わせが環境を定義
- 圧倒的な速度・耐久・火力が最強の理由
- 製品版でのバランス調整が今後の焦点
それでは解説していきます。
衝撃の「おためしライド」開幕!『星のカービィ エアライダー』とは
まずは『星のカービィ エアライダー』の概要と、今回開催されている「おためしライド」についておさらいしておきましょう。 すでにやり込んでいる方も、基本情報の確認としてご覧ください。
2025年11月20日発売!待望のエアライド最新作
『星のカービィ エアライダー』は、2025年11月20日にNintendo Switchで発売が予定されているレース&バトルアクションゲームです。
多くのゲームファンにとって「エアライド」という言葉は、2003年にニンテンドー ゲームキューブ(GC)で発売された『カービィのエアライド』を思い起こさせるでしょう。 シンプルな操作で奥深い駆け引きが楽しめる同作は、今なお根強い人気を誇っており、最新作である本作にも大きな期待が寄せられています。
今回の「おためしライド」は、その発売に先駆けて開催されているオンライン体験会です。 製品版の一部を世界中のプレイヤーと一足先に体験できるということで、多くのライダーたちが戦場(サーキット)に集結しています。
GC版のDNAを継承?おためしライドで分かるゲームモード
GC版『カービィのエアライド』は、大きく分けて「エアライド」「ウエライド」「シティトライアル」の3つのモードが収録されていました。 今回の「おためしライド」でプレイ可能なのは、その中でも特にGC版の「エアライド」モード(レース)と「シティトライアル」(バトル要素)を融合させたような、新しいルールのモードが中心となっているようです。
具体的には、ランダムにマッチングしたプレイヤーたちと、広大なフィールドでアイテムを奪い合ったり、マシンを乗り換えたりしながら、ポイントを競い合う形式が確認されています。 レースゲームでありながら、純粋な速さだけでなく、戦略や戦闘能力も問われる、まさに「エアライド」の正統進化と言える内容になっています。
「トライアル」と「デスマッチ」の基本ルール
おためしライドでは、主に2つのルールが確認されています。
一つは「トライアル」です。 これは、フィールド内に配置されたアイテムやコンテナ(箱)を破壊して中身を集め、マシンやライダーのステータスを強化していくモードのようです。 GC版の「シティトライアル」におけるアイテム収集フェーズに近い感覚ですが、今作では収集と同時に他プレイヤーとの戦闘も頻繁に発生します。 いかに効率よくアイテムを集め、強力なマシンを確保するかが勝利の鍵となります。
もう一つは「デスマッチ」です。
これはルール名からも分かる通り、純粋に他プレイヤーとのバトルを目的としたモードです。 トライアルで強化したステータスや、強力なマシンを駆使して、ライバルたちを撃破(マシンを破壊)します。 SNS上では「バトルロイヤルでいっぱい敵を倒せた」という声もあり、爽快感のあるバトルが楽しめる一方で、終了直前にマシンを壊されるとスコアがリセットされる(?)といったシビアな仕様も報告されています。
シリーズ最速?スピード感溢れる操作性と3D酔い対策
本作をプレイしてまず驚くのが、その圧倒的な「ゲームスピード」です。 GC版もかなりのスピード感でしたが、今作はマシンの挙動がさらに機敏になり、特に「暴走状態」や特定のアイテムを使った際の加速は、一瞬で視界がワープするかのようです。 「ゲームスピード早すぎて暴走状態分けわかんなくなるな」という感想も、まさにその通りだと感じます。
このスピード感は本作の最大の魅力ですが、同時に一部のプレイヤーからは「3D酔い」を懸念する声も上がっていました。 「休憩してPC見てるんだけど妙に気分が悪い…これ3D酔いか?」といった報告も。
しかし、ご安心ください。 本作には「酔い止めモード」が搭載されており、これが非常に優秀だと評判です。 「普段3D酔いひどい俺がマジで全く酔わなくなった」という証言もある通り、カメラの揺れや視界の調整が最適化されるようです。 3D酔いが心配な方も、設定を見直すことで快適にプレイできる可能性が高いです。
環境破壊か?「リック+バトルチャリオット」が最強と呼ばれる理由
さて、ここからが本題です。 今回のおためしライドをプレイした、あるいは配信やSNSで観戦した方のほぼ全員が、ある一つの「組み合わせ」の異常さに気づいたはずです。
そう、「リック」と「バトルチャリオット」の組み合わせです。 SNSでは「リックライダー」「リックバトちゃ」と呼ばれ、畏怖の対象となっています。 なぜこの組み合わせが「環境キャラ確定か」とまで言われるほど強力なのか、その理由を徹底的に解剖していきます。
SNS騒然!「同じリックに3回轢かれた」阿鼻叫喚の戦場
まず、おためしライドの現状を象徴する声を見てみましょう。
- 「同じリックに1試合で3回引き殺された」
- 「この惑星(ステージ)しかいねえのか」
- 「デデデ攻撃受けながらガンガン殴ってるリックには恐怖すら覚える」
もはやレースゲームではなく、一方的な蹂躏が繰り広げられている様子が伺えます。 「序盤でこれリックライダーじゃねってなる流れも想定通りなんだろうな」と、開発者の手のひらの上であることを悟るプレイヤーもいるほど、その強さは際立っています。
では、具体的に何が強いのか。 「速さ」「硬さ」「火力」の3点から見ていきましょう。
圧倒的「速さ」:制御不能なほどの突進スピード
リックは、カービィの仲間であるハムスターのキャラクターです。 今作ではマシンに乗る「ライダー」の一人として参戦しています。 マシンを降りたライダー状態でも、キャラクターごとに固有のアクションが用意されています。
リックの最大の特徴は、ライダー状態での「突進(ダッシュ)」です。 これが、他のキャラと比較して明らかに異常な速度を誇ります。 「明らかにリックの突進だけ速度おかしくない?デデデとか遅いぞ」という指摘の通り、マシンに乗っていない状態ですら、並のマシンを凌駕するスピードでフィールドを駆け抜けます。
あまりの速さに「強化されたリックはもう操作プレイヤーすらも制御不能なんだ」と言われるほどで、そのスピードは暴力的ですらあります。 この速さにより、アイテムの強奪、敵への奇襲、危険からの離脱、その全てが容易になります。
異次元の「硬さ」:デデデすら恐怖する圧倒的耐久力
次に、マシンの「バトルチャリオット」についてです。 これは戦車のような重厚な見た目のマシンで、その特徴は圧倒的な「耐久力」にあります。
「ジェットスターって耐久になってる?すっごい破壊されるんだけど」 「軽量級はバトルチャリオットどころかアイテム攻撃で一瞬で破壊される」 といった声がある中、バトルチャリオットは別格です。
「バトルチャリオットにリックで乗ると分かるんだけど(中略)耐久力が異次元クラスだよ」 「戦闘でアイテム集めれるのもあって比較的用意に体力が画面の限界突破する」 という証言は、このマシンのタフネスさを物語っています。
デスマッチ系のルールにおいて、マシンの耐久力はそのまま生存時間に直結します。 他が紙のように溶けていく戦場で、悠然と耐え続けるバトルチャリオットの存在感は絶大です。
高すぎる「火力」:メタナイトですら一撃粉砕の攻撃性能
バトルチャリオットは、硬いだけではありません。 その重量を活かした「タックル(突進)」の攻撃力が、これまた異常なレベルに設定されています。
「バトルチャリオットに一撃で引き殺されたんだが」 「メタナイトを後ろからバトルチャリオットリックでタックルすると一撃で壊れた」
あのメタナイトですら一撃です。
もちろん、メタナイトのマシンの耐久が低かったり、アイテムでステータス差がついていたりした可能性はあります。 しかし、それを差し引いても「一撃」という響きは強烈です。 「そんな戦車で潰せるからバイクが弱いみたいな。逆だ。バトルチャリオットリックが強いんだ」という言葉が、全てを物語っています。
なぜ「リック」と「バトルチャリオット」の組み合わせなのか
では、なぜ「リック」と「バトルチャリオット」を別々に使うのではなく、この2つを組み合わせる必要があるのでしょうか。 それは、お互いの長所を伸ばし、短所を完璧に補い合う、まさに理想のコンビネーションだからです。
まず、バトルチャリオットは強力ですが、その重量ゆえに機動力、特に初速や小回りには難があると考えられます。 しかし、ライダーであるリックが「最速の突進」を持っています。 マシンから降りてリックの突進で高速移動し、獲物を見つけたらバトルチャリオットに乗り込んで轢き潰す。 あるいは、危険になったらバトルチャリオットを乗り捨て、リックの突進で安全圏まで離脱する。 「マシンを捨てて走り出すとかソニックでもやらんこと」が、本作では最強のムーブの一つとなっているのです。
弱点を補完する完璧なコンビネーション
さらに重要な点があります。 リックのライダー性能には明確な欠点が存在します。 「リックは飛行回り弱いのは明確な欠点だぞ」 という指摘です。 空中性能はゴミだ、という声さえあります。
しかし、おためしライドで主に選ばれるステージ(フィールド)において、飛行能力が必須となる場面は少ないようです。 「なのでバトルチャリオットに乗って完全に切る」 「ステージが選択式だからそのデメリットもないと同じという」
つまり、リックの唯一の弱点である「飛行性能の低さ」を、飛行を必要としないバトルチャリオットに乗ることで完全に無視できるのです。 そして、バトルチャリオットの弱点(であろう)機動力のなさを、リックの「最速突進」でカバーする。 これが「リック+バトルチャリオット」が最強と呼ばれるメカニズムです。
GC版の悪夢ふたたび?「プチハイドラ」と称される所以
GC版『カービィのエアライド』をやり込んだプレイヤーなら、「ハイドラ」というマシンの恐ろしさをご存知でしょう。 シティトライアルで特定のパーツを3つ集めることで完成する伝説のマシンであり、圧倒的な攻撃力、防御力、そして最高速を誇る、文字通りの「最強マシン」でした。
今回、バトルチャリオットに乗ったリックは「こいつもう前作のハイドラくらい強くね」「プチハイドラと言っていい」と評されています。 シティトライアルのように苦労してパーツを集める必要もなく、序盤からその片鱗を味わえる(あるいは蹂躙される)のですから、たまったものではありません。 「リックとバトルチャリオットが強いのは初代スプラトゥーンのローラー最強時代を思い出す」という声もあり、体験版の段階で一種のお祭り状態となっています。
リックだけじゃない!「おためしライド」注目キャラ&マシン考察
「リック+バトルチャリオット」のインパクトが強すぎますが、他のキャラやマシンが全くダメというわけではありません。 むしろ、この最強コンビに対抗すべく、様々な戦略やマシンが研究されています。 ここでは、リック以外で注目されているキャラやマシン、そして現状評価が芳しくないものまで、幅広くレビューしていきます。
癒しと実益「スターマン」:優雅な飛行とアイテム収集能力
リックの対抗馬として、一部で熱狂的な支持を集めているのが「スターマン」です。 GC版では敵キャラでしたが、今作ではライダーとして操作可能です。
「リックが強いと分かってるんだけどスターマンのムチムチのあんが俺を狂わせる」 「ランダムでスターマン引いたんだけどこいつ可愛いな」 「俺はスターマンが最川だと思う」 と、まずはその独特のビジュアルとモーションでプレイヤーの心を掴んでいます。
性能面では「序盤から空を自在に飛べるから優雅に遊べるぞ」「スターマンで浮行ってアイテム取りまくるムーブ。良いな、これ」という評価。 リックとは対照的に飛行性能が高く、デスマッチの喧騒を離れて、空中から優雅にアイテムを収集する立ち回りが可能です。 戦闘は苦手かもしれませんが、ルールによってはリックを上回る活躍を見せるポテンシャルを秘めています。
制御困難な暴走マシン「レックスウィリー」:バトちゃの劣化か?
バイク型のマシン「レックスウィリー」も、その速度で注目されました。 「速度ましましレックスウイリーが早すぎる」 しかし、その評価はすぐに覆されます。
「レックスウィリーが操作性の悪さゆえにバトルチャリオットの劣化みたいな感じになってる」 「ゲームスピード早すぎて暴走状態分けわかんなくなるな」 どうやら、リックの「制御不能(なように見えるが制御下にある)突進」とは異なり、こちらは本当に制御が難しいようです。 「トライアルでも相手ボれないからデスマッチ相手を全然殴れない。難しい」と、火力も出しにくい模様。 デザインは良いものの、現状は上級者向けのロマンマシンといった立ち位置です。
初心者におすすめ「ヘビー」:安定のチャージマックス
重戦車型のマシン「ヘビー」は、その安定感で評価されています。
「ヘビーがかなり使いやすくなってる」 「ヘビーの何が偉いって乗り込んだ瞬間にチャージマックスになってるところ」
GC版のヘビースターも、チャージ攻撃が強力なマシンでした。 今作でもその特性は引き継がれているようで、乗り込むだけですぐに強力な攻撃を繰り出せるのは大きなアドバンテージです。 バトルチャリオットほどの万能性はないかもしれませんが、デスマッチなどでは「乗り込んだ瞬間にチャージマックス」という特性が輝く場面も多いでしょう。 リックに翻弄されて疲れた時の、心の拠り所になるかもしれません。
期待外れ?「マホロア(舞隊長)」の現状と可能性
『星のカービィ Wii』などから参戦の「マホロア」は、「舞隊長」という名前でライダーとして登場しています。 人気キャラクターだけに期待されましたが、現状の評価は芳しくありません。
「舞隊長の強みがわからねえ」 「可愛い」 「多分ビームが出るのが強みなんだろうけどビームが弱い」 「(ビームは)ないものだと思え」
どうやら、固有アクションのビームが使い物にならないようです。 「マホロア法(マホロア砲)綺麗に当てるのくそ難しい」という声もあり、切り札的な攻撃も癖が強い模様。 ビジュアルは人気なだけに、製品版での調整や、プレイヤーの開拓による「隠れた強み」の発見が待たれます。
紙耐久は健在?「マルク」と「ジェットスター」の受難
耐久力の低いマシンやライダーは、現状の「リック+バトちゃ」環境では非常に厳しい戦いを強いられています。
「ジェットスターって耐久になってる?」 「すれ違いで死ぬペーパースターがマジで噛みすぎる」 「軽量級は(中略)一瞬で破壊される」
特に『星のカービィ スーパーデラックス』から参戦の「マルク」は、原作再現(?)が懸念されています。 「紹介PVでもろいと言われてるマルクとカバとチャリック(バトルチャリオットリック)にあっさり引き殺されそうだな」 「ギリギリまで逃げ隠れしなきゃいけないな。これも原作再現」 皮肉めいたコメントですが、現状のデスマッチでは本当に「逃げ隠れ」するしかなさそうです。
まさかの最弱候補?「レックス」の厳しい現実
GC版では「04(ゼロヨン)トライアル」で活躍したマシン「レックス」。 しかし、今作のおためしライドでは、悲惨な評価となっています。
「レックスマジで弱すぎるまでびっくりする」 「レックスは04なら強いとかないの?」「さっき04で使ったけどボロ負けしたよ」 「まずコースを覚えるところからだな、これ(エアライドモード)。レックスデザインは良いから乗りたい」
デザインは人気があるものの、性能は全マシン中、最弱候補とまで言われています。 GC版でもシティトライアルでは使いにくいマシンでしたが、今作でもその扱いは変わっていないようです。
今作も不遇?「メタナイト」の明日はどっちだ
先程、バトルチャリオットリックに一撃で破壊されたと報告のあった「メタナイト」。 GC版でも、シティトライアルで最強マシン「ドラグーン」のパーツを(横から)狙う役として、一部ではヘイトを集めていました。
今作ではライダーとして参戦しているようですが、その性能は未知数。 しかし、リック+バトちゃに一撃でやられる姿が報告されたことで、「メタナイトさ今作でも弱いんじゃ」と、またしても不遇な扱いをされるのではないかと心配されています。 彼の名誉のためにも、製品版での活躍、あるいはメタナイト使いによる華麗な戦術の開拓に期待したいところです。
知っておきたい「おためしライド」の重要テクニックとアイテム
ここでは、おためしライドを生き抜くために知っておきたい、細かいテクニックや強力なアイテムについて解説します。 リック対策にも役立つ(かもしれない)情報を含みます。
マシンを捨てて走れ!ライダー状態の活用法
前述の通り、リックのライダー状態での突進は、本作の環境を定義するほど強力です。 「マシンを捨てて走り出すとかソニックでもやらんことと思ってたら割とガチで強いなこいつ」 「リックはマシン乗り捨てるのが面白かったから使ってて薄々感づいてたけど強いよな。やっぱ」
これはリックに限らず、他のライダーにも(性能差はあれど)固有のアクションがあるはずです。 マシンの性能だけでなく、ライダー自身の性能にも注目し、状況に応じてマシンを「乗り捨てる」勇気を持つことが、今作の重要なテクニックと言えるでしょう。
バランスブレイカー?「磁石アイテム」の凶悪な性能
アイテムの中でも、特に「強すぎる」と話題なのが「磁石アイテム」です。
「磁石アイテムすごくない?吸収範囲広すぎてバランス壊れる」 「これでストーカーされて全部奪われたことあった。許せん」
効果は、周囲のアイテムを広範囲にわたって吸収するというもの。 トライアルルールではアイテム収集が何より重要であり、それを根こそぎ奪い取れる磁石は、まさにバランスブレイカーです。
ただし、「マイナスアイテムも容赦なく吸い込むから」という弱点(?)も報告されています。 とはいえ、「今回マイナスアイテムがあんま多くないからほとんど困らねえ」とのことで、現状はデメリットよりメリットが遥かに上回る最強アイテムの一つです。
回避は可能か?「チャージ暴走」アイテムの対処法
「チャージ暴走アイテム拾って全然制御できなくなって助けてくれ。ってなった」 「相変わらずスクーターは強化すると暴走するやつだった」
GC版でもおなじみだった、制御不能なほどの加速を引き起こすアイテム(あるいはマシンの特性)は今作でも健在のようです。 壁に激突したり、コースアウトしたりと、まともに操作できなくなりますが、この暴走状態での体当たりは強力な攻撃手段にもなります。 制御する方法を見つけるか、あるいは暴走状態の敵からいかに逃げるかがポイントになりそうです。
タンクスターの止め方(レバー下+プッシュ)
小ネタ的なテクニックですが、重要なものもあります。 「タンクスターの挙動に面食らった。プッシュしても止まらないんだ、こいつ」 という報告に対し、 「レバー下に入れながらプッシュで止まるぞ」 という解決策が提示されています。
このように、マシンごとに特殊な操作方法が設定されている可能性があります。 「おためしライド」の間に、様々なマシンの操作を試してみる価値はありそうです。
意外な難所「ビームパッセージ」の攻略法
ステージに関する話題も出ています。 「なんかビームパッセージおすめ多くない?」 「意外とどんなマシンでも行けるからな」
どうやら「ビームパッセージ」と呼ばれるステージ(あるいはショートカット)が、アイテム収集やタイム短縮において重要のようです。 しかし、注意点も。 「飛行系マシンでは絶対行くんじゃないぞ」「耐久性がちすぎて熱戦の一撃2で死ぬからな」
詳細なギミックは不明ですが、飛行マシンとは相性が悪いようです。 スターマンなどで優雅に空を飛んでいると、思わぬ罠に引っかかるかもしれません。
バトルロイヤルで泣かないために(リタイアの仕様)
デスマッチ(バトルロイヤル)のシビアな仕様も判明しています。 「バトルロイヤルでいっぱい敵倒せたって結果ワクワクしてたら終了直前でマシン壊されてリタイヤだとスコア出ないんですか?どうして?」
これは理不尽に思えますが、最後まで生き残ることを要求される、まさに「バトルロイヤル」なルールと言えます。 どれだけスコアを稼いでも、最後に破壊されては意味がない。 「突発デスマッチって即死するか勝ち切るかじゃないとグダって美味しくない可能性あるな」という分析もあり、ハイリスク・ハイリターンなモードであることは間違いありません。
CPUが強すぎる?「草原コース」の罠
純粋なレースモード(エアライドモード)についての言及もあります。 「それはそれとして普通のエアライドだとCPUに全然勝てない」 「1番最初の草原のコースだけCPUがやたら強い。前作でもそうだった」
GC版経験者ならニヤリとしてしまう報告です。 GC版でも、最初のコース「プランテス」のCPU(特にレベルが高いと)は、最短ルートを的確に走り、異常な強さを見せることがありました。 今作でもその伝統は引き継がれているようです。 まずはコースを覚えることから始める必要がありそうですね。
製品版はどうなる?「エアライダー」の未来とバランス調整
おためしライドで、良くも悪くも圧倒的な存在感を見せつけた「リック+バトルチャリオット」。 このまま製品版が発売されるのか、それとも調整が入るのか。 最後に、本作の未来について考察します。
「リック最強時代」は体験版だけか?
現状のバランスは、多くのプレイヤーが「調整ミス」あるいは「体験版用の意図的な調整」と捉えているようです。 「リックとバトルチャリオットが強いのは初代スプラトゥーンのローラー最強時代を思い出す」という声は、そのまま製品版での調整への期待(あるいは不安)を示しています。
「体験版でもう結論出してるのは早すぎるよ」 「まだ顔見せてないキャラの方がぶっ壊れ性能でまうまう(リックのこと?)の時代が体験版の時までだったとはね」 という冷静な意見もあります。
おためしライドで使えるキャラやマシンは、全体のごく一部である可能性が高いです。 「そういや実装されてないマシンある。ロケットスターとか見たことない」 製品版では、この「リック+バトちゃ」を上回るぶっ壊れ性能のキャラ・マシンが登場するかもしれませんし、あるいは彼らの明確なカウンター(弱点)となるマシンが実装されるかもしれません。
通信エラー問題と「酔い止めモード」の評価
性能バランス以外で、製品版に向けて改善が望まれるのが「通信エラー」の問題です。 「通信エラーあるのはしょうがないけど戻されるんじゃなくて完全に固まってソフト切らないといけなくなること多い」 「ぐわあ。エラーでパドックに取り残された」 オンライン体験会である以上、ある程度のエラーは仕方ありませんが、ソフトの再起動が必要になるケースは製品版までには解消してほしいところです。 「ラグは少ないの。どういうマジックなんだろう」と、通信品質自体は高い評価を受けているだけに、サーバー側の安定化に期待がかかります。
一方で、「酔い止めモード」の搭載は非常に高く評価されています。 ゲームスピードの速さと3D酔いはトレードオフになりがちですが、オプションで対策できるのは素晴らしい点です。
未実装のキャラ・マシン(ロケットスター)への期待
ロケットスター、ドラグーン、ハイドラ……。 GC版には、他にも多くの個性的なマシンが存在しました。 今作でそれらが全て登場するとは限りませんが、「ロケットスターとか見たことない」という声は、裏を返せば「製品版では使いたい」という期待の表れです。
おためしライドで判明した「リック」や「スターマン」といったライダーシステムが、これらの伝統的なマシンとどう組み合わさっていくのか、想像は尽きません。
待望論高まる「シティトライアル」の実装は
そして、GC版ファンが何より望んでいるのが「シティトライアル」モードの実装でしょう。
広大な街でアイテムを集めてマシンを強化し、最後のスタジアムで戦うあのモードは、今なお多くのファンに愛されています。
今回のおためしライドのルールは、シティトライアルの「アイテム収集」と「バトル」を抜き出して再構成したようにも見えます。 これは、製品版に「シティトライアル」そのもの、あるいはそれに近い大規模なモードが収録されていることへの布石ではないか、と期待せずにはいられません。
「こんな体験版出されたら俺発売日待てなくなっちまうよ」 おためしライドは、我々の期待を最高潮に高めてくれました。
まとめ
今回は、2025年11月20日発売予定の『星のカービィ エアライダー』のオンライン体験会「おためしライド」のレビュー、特に「リック+バトルチャリオット」の強さについて徹底的に解説しました。
おためしライドで判明した「リック+バトルチャリオット」の組み合わせは、GC版の「ハイドラ」を彷彿とさせるほどの圧倒的な性能(速さ・硬さ・火力)を見せつけ、まさしく「環境」を支配しています。 その強さの理由は、リックの高速突進という長所と、バトルチャリオットの圧倒的耐久力という長所が組み合わさり、同時にお互いの弱点(リックの飛行能力の低さ)をステージ選択とマシン性能で完全に補っている点にあります。
もちろん、スターマンのアイテム収集能力や、ヘビーの安定感など、他のキャラ・マシンにも光る点はあります。 しかし、現状のデスマッチルールなどでは、「リック+バトちゃ」にどう立ち向かうか、あるいは自分も「リック+バトちゃ」になるか、という選択を迫られているのが実情です。
製品版でこのバランスがどう調整されるのか、あるいは未実装のキャラやマシンがこの一強体制を覆すのか、そして何より「シティトライアル」はあるのか。 11月20日の発売が待ち遠しくてたまりません。 「おためしライド」はまだ開催期間があるようですので、皆さんもこの「阿鼻叫喚の戦場」に一度、足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。







