編集デスク スマホゲーム評論担当の橋本ユアです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、新パック「メガライジング」環境で大流行している「メガアブソルデッキ」の対策方法や、その弱点について詳しく知りたいと思っているのではないでしょうか。 確かに、ランクマッチでメガアブソルデッキと連続で当たって、どうすれば勝てるのか悩んでしまう気持ち、とってもよくわかります。
この記事を読み終える頃には、メガアブソルデッキの弱点や、具体的な対策カード、そしてどう立ち回れば有利に戦えるのかについての疑問が解決しているはずですよ。
- メガアブソルデッキの強みと基本戦術
- 明確な弱点と対策カード候補
- デッキタイプ別の具体的な立ち回り
- 環境メタカードと今後の展望
それでは解説していきます。
現環境(メガライジング)最強?メガアブソルデッキの強さを徹底解剖
まずは「敵を知る」ことから始めましょう。 なぜ今、メガアブソルデッキがこれほどまでに注目されているのか、その強さの秘密を解き明かしていきますね。 このデッキの恐ろしさを理解することが、対策への第一歩になります。
メガアブソルデッキの基本的な動きとキーカード
メガアブソルデッキは、一言でいうと「じわじわと相手を追い詰めるコントロール系デッキ」です。 派手な一撃で相手を倒すのではなく、複数のポケモンが持つ強力な特性やワザを組み合わせて、相手の戦略を崩しながら勝利を目指します。
主なキーカードは以下の4枚です。
- ピチュー(たね)
- 序盤の展開役です。
- ワザ「パチパチトス」(仮称)などで、ベンチのポケモン(主におどりどりやダークライEX)にエネルギーを加速させる重要な役割を持っています。
- おどりどり(たね)
- このデッキの防御の要です。
- 特性(仮称:「フラメンコステップ」)により、「メガシンカ」や「EX」ポケモンからワザのダメージを受けません。
- 現環境は「メガライジング」でメガシンカポケモンが主流のため、この特性が非常に強力に働きます。
- ダークライEX(たね)
- このデッキの「隠れたメインアタッカー」です。
- 特性「ナイトメアオーラ」(仮称)により、場にいるだけで相手のポケモン全員にダメカンを乗せていきます。
- エネルギーがつくとダメージ量が増えるため、ピチューからのエネルギー加速の受け皿にもなります。
- メガアブソルEX(1進化)
- フィニッシャーです。
- ワザ「ダークネスクロー」(仮称)は、ダメージ自体は中程度ですが、追加効果が非常に強力です。
- 「相手の手札を見て、その中からサポートカードを1枚トラッシュする」という効果(またはそれに類する効果)を持っています。
このデッキの理想的な動きは、序盤に「ピチュー」でエネルギーを加速し、「おどりどり」をバトル場に出して相手のメガシンカポケモンの攻撃を無効化している間に、ベンチの「ダークライEX」の特性でじわじわとダメージを蓄積させます。 そして終盤、相手が疲弊したところで「メガアブソルEX」が登場し、「ダークネスクロー」で相手の反撃の芽となる「リーリエ」(回復)や「マーズ」(手札干渉)、「あかぎ」(ベンチ呼び出し)といった強力なサポートを叩き落として、完封勝利を狙う、という流れですね。
強み①:おどりどりによる圧倒的な耐久力と時間稼ぎ
メガアブソルデッキの最大の強みは、なんといっても「おどりどり」の存在です。
新パック「メガライジング」環境では、多くのプレイヤーが強力なメガシンカポケモン(メガバシャーモEX、メガギャラドスEXなど)をデッキのエースに据えています。 しかし、「おどりどり」はそのメガシンカポケモンからのダメージを一切受けません。
これにより、メガアブソル側は一方的に時間を作ることができます。 相手が「おどりどり」を突破する手段(非EXのアタッカーや特性ロック)を用意できていなければ、バトル場の「おどりどり」を眺めている間に、ベンチではピチューがエネルギーを加速し、ダークライEXがダメカンをばら撒き続ける……という悪夢のような状況が完成してしまいます。
強み②:ダークライEXの特性による継続的なダメージ
「おどりどり」が稼いだ時間で最も輝くのが、「ダークライEX」の特性「ナイトメアオーラ」です。 この特性は、場にいるだけで相手のポケモン全体にダメージを与え続けます。
ポケポケのようなカードゲームでは、HPがわずかに残ったポケモンをどう処理するかが勝敗を分けることがよくあります。 ダークライEXの特性は、その「あとちょっと」のダメージを確実に稼いでくれるため、相手は常に全ポケモンのHP管理に気を配らなくてはなりません。
さらに、このダメージは蓄積していきます。 おどりどりで数ターン稼がれるだけで、相手の場はダークライEXによって半壊状態になっていることも少なくないのです。 メガアブソル本体の火力が低めであるという弱点を、この特性が見事にカバーしていますね。
強み③:メガアブソルの「ダークネスクロー」による詰ませ性能
そして、このデッキの真の恐ろしさが、フィニッシャーである「メガアブソルEX」のワザ「ダークネスクロー」です。
このワザは、相手の手札を覗き見して、最も厄介なサポートカードをトラッシュさせることができます。 例えば、こちらが相手のポケモンをあと一撃で倒せる状況だとします。 相手が手札に回復カードの「リーリエ」や「ポケモンセンターのおねえさん」を持っていれば、次のターンに回復されてしまい、こちらの計算が狂ってしまいますよね。
しかし、メガアブソルEXはそれを許しません。 攻撃と同時にその回復カードをピンポイントで捨てさせることができるのです。 これは、相手からすれば「反撃の手段」そのものを奪われることに等しく、対戦相手の心を折るには十分すぎる性能と言えるでしょう。 ソース①の動画でも、相手の「マーズ」や「あかぎ」をトラッシュさせて、相手の戦略を完全に封じ込めている様子が確認できました。
強み④:レッドカードによる強力な手札干渉
メガアブソルデッキには、「レッドカード」というグッズも高確率で採用されています。 これは、相手の手札をすべて山札に戻させ、新たに4枚(または2枚など、特定の枚数)引かせるカードです。
これがメガアブソルの「ダークネスクロー」と組み合わさると、恐ろしいコンボが完成します。 「レッドカード」で相手の手札を強制的にリフレッシュさせた後、「ダークネスクロー」で攻撃。 相手の新しい手札が仮に4枚だとしたら、その中からさらにサポートを1枚抜かれるわけです。 相手はまともに行動できるカードが手札に残らない可能性が非常に高くなります。
このように、メガアブソルデッキは「おどりどり」で時間を稼ぎ、「ダークライEX」で盤面を削り、「メガアブソルEX+レッドカード」で相手の行動を縛り上げて勝利する、非常に完成度の高いデッキなのです。
メガアブソルデッキの明確な弱点と対策の糸口
さて、ここまでメガアブソルデッキの強さばかりをお話ししてきましたが、もちろん完璧なデッキではありません。 むしろ、その独特な戦略ゆえに、はっきりとした弱点をいくつも抱えています。 ここからは、私たちがどうやってあの黒い悪夢に立ち向かうべきか、その弱点を徹底的に分析していきますよ。
弱点①:キーポケモンのHPが低い(ピチュー・おどりどり)
まず注目すべきは、デッキの根幹を支える「ピチュー」と「おどりどり」のHPの低さです。 これらはどちらも「たねポケモン」であり、非常に倒されやすいステータスをしています。
メガアブソル側は、これらを守るために「おおきなマント」などのHPアップ系のグッズを採用していることが多いですが、それでも限界はあります。 「おどりどり」はメガシンカからは無敵ですが、それ以外のポケモンからの攻撃は普通に通ってしまいます。
もし私たちが、序盤から「ピチュー」や「おどりどり」を直接攻撃できる手段を持っていれば、メガアブソル側はエネルギー加速もできず、時間稼ぎもできず、何もできないまま負けてしまう可能性が高いのです。
弱点②:ダークライEXへの依存度とリスク
次に、「ダークライEX」への依存度の高さです。
ソース①の解説者も「ダークライが倒されてしまうと途端にもろいデッキになってしまいます」と明言していますね。
「ナイトメアオーラ」による継続ダメージは強力ですが、それは「ダークライEX」が場にい続けてこそです。 もし相手の「あかぎ」や「グズマ」(仮称)のようなベンチ呼び出しカードで、準備が整う前にダークライEXがバトル場に引きずり出され、集中攻撃で倒されてしまったらどうなるでしょう。
メガアブソルデッキの総火力は一気に低下し、相手のポケモンを倒しきるのが非常に困難になります。 「ダークライEX」は確かに強力ですが、同時に「このポケモンを倒せば勝てる」という明確なターゲットにもなっているのです。
弱点③:火力不足と攻撃の遅さ
メガアブソルデッキは、相手をワンパン(一撃で倒す)するような高い火力を持っていません。 「ダークネスクロー」も、主な目的はダメージではなく手札干渉です。
これはつまり、相手のポケモンを倒すまでに時間がかかる、ということです。 もし私たちが、相手の「おどりどり」を無視して高火力で攻撃できるアタッカー(例えば、特性ロックと組み合わせたメガバシャーモEXなど)を用意できれば、ダークライEXの蓄積ダメージよりも早く、こちらの攻撃で相手の場を壊滅させることが可能です。
また、攻撃のテンポが遅いということは、こちらが準備する時間も十分にある、ということです。 焦らずに、こちらの最強の盤面を整えることに集中しましょう。
弱点④:草タイプ弱点(メガアブソル・ダークライEX)
これは非常にシンプルかつ致命的な弱点です。 このデッキのキーカードである「メガアブソルEX」と「ダークライEX」は、どちらも「悪タイプ」であり、「ポケポケ」のルール上、おそらく「草タイプ」が弱点です(※原作のポケカでは闘弱点ですが、ポケポケの環境やソース①のvsアマージョ戦の様子から草弱点と仮定します)。
ソース①の3戦目(vs アマージョ&草ウルトラビースト)では、メガアブソル側がかなり苦戦している様子がわかります。 草タイプのアタッカーである「アマージョ」や「カミツルギ」からの攻撃は、メガアブソルたちにとって致命傷になります。
もしあなたが草タイプのデッキを使っているなら、それはもう大きなチャンスです。 弱点を突いて、一気に勝負を決めてしまいましょう。
弱点⑤:特性ロックへの耐性の低さ
これがメガアブソルデッキの最大の弱点と言っても過言ではありません。
- 「おどりどり」の防御力は、特性(メガシンカ無効)に依存しています。
- 「ダークライEX」のダメージ源は、特性(ナイトメアオーラ)に依存しています。
- (もしかすると「ピチュー」のエネ加速も特性かもしれません)
もし、「サイレントラボ」(仮称)のような「お互いのたねポケモンの特性をなくす」スタジアムカードや、「オカルトマニア」(仮称)のような「そのターン中、お互いの場のポケモンの特性をすべてなくす」サポートカードを使われたら、メガアブソルデッキはどうなるでしょうか。
答えは簡単です。 「おどりどり」はただの低HPな壁になり、メガバシャーモEXの攻撃で一撃で倒されます。 「ダークライEX」はダメージをばら撒けなくなり、ただベンチに座っているだけの置物になってしまいます。
メガアブソルデッキは、その強みのほとんどを「特性」に頼り切っている、非常にもろいバランスの上で成り立っているデッキなのです。
メガアブソルデッキへの具体的な対策カード10選
弱点が見えてきたところで、次は具体的な対策カードをご紹介します。 これらのカードをあなたのデッキに採用するだけで、メガアブソルデッキとの戦いがぐっと楽になるはずですよ。
1. 対策カード①:「サイレントラボ」(仮称)などの特性ロックスタジアム
- なぜ効くのか?:
- 前述の通り、最大の弱点である「特性」を封じ込めるからです。
- このスタジアムを場に出すだけで、「おどりどり」のメガシンカ無効特性と、「ダークライEX」の「ナイトメアオーラ」が即座に停止します。
- 使い方:
- 相手が「おどりどり」をバトル場に出してきたタイミングで貼りましょう。
- 特性を失った「おどりどり」を、あなたのメガシンカポケモンで攻撃し、一撃で倒します。
- 相手はスタジアムを張り替える手段(「フィールドブロアー」など)がなければ、そのまま詰んでしまう可能性も高いです。
2. 対策カード②:「あかぎ」や「グズマ」(仮称)などのベンチ呼び出しサポート
- なぜ効くのか?:
- HPの低いキーポケモンを狙い撃ちできるからです。
- 使い方:
- ターゲット①:ピチュー
- 相手が序盤に「ピチュー」をベンチに出してきたら、最優先で呼び出して倒しましょう。
- エネルギー加速を止められると、メガアブソル側は「おどりどり」で攻撃することも、「ダークライEX」の特性を強化することもできなくなります。
- ターゲット②:ダークライEX
- 相手がダークライEXを育てている途中で呼び出し、集中攻撃して倒します。
- ダメージ源を失ったメガアブソルデッキは、火力が足りずにじり貧になります。
- ターゲット①:ピチュー
3. 対策カード③:草タイプのアタッカー(例:アマージョ、メガジュカインEX(仮))
- なぜ効くのか?:
- メガアブソルEXとダークライEXの「弱点」を突けるからです。
- 使い方:
- 「アマージョ」のような1進化の草アタッカーは、素早く準備できて強力です。
- ソース①の対戦でも、「アマージョ」がメガアブソル側のポケモンを「けおとす」(仮称)で攻撃し、苦しめていました。
- 弱点を突けば、本来なら一撃で倒せないメガアブソルEXすらも倒せる可能性が出てきます。
4. 対策カード④:非EX/VMAXの速攻アタッカー
- なぜ効くのか?:
- 「おどりどり」の特性は、メガシンカやEXポケモンからのダメージしか防げません。
- つまり、それ以外の普通のポケモン(非EX)からの攻撃は、通常通りダメージを受けてしまいます。
- 使い方:
- 「エンテイEX」デッキにおける「エンテイ」(非EX)や、「アチャモ」から進化する「ワカシャモ」など、サブアタッカーとして採用されている非EXポケモンで攻撃します。
- 「おどりどり」はHPが低いため、非EXポケモンの攻撃でも2〜3回当てれば倒せるはずです。
5. 対策カード⑤:「ゴツゴツメット」などのダメージ系ポケモンのどうぐ
- なぜ効くのか?:
- 「おどりどり」は特性でダメージは防げますが、ワザの「効果」や「どうぐの効果」は防げない場合があります。
- 使い方:
- 「ゴツゴツメット」を自分のバトルポケモンにつけておき、「おどりどり」から攻撃された場合、その効果で「おどりどり」にダメージを与えます。
- ソース①の動画でも、メガバシャーモ側が「ゴツゴツメット」を採用していましたね。
- メガアブソル側は「おどりどり」で攻撃してくることもあるため、このようなカウンターダメージは非常に有効です。
6. 対策カード⑥:「オカルトマニア」(仮称)などのターン限定特性ロックサポート
- なぜ効くのか?:
- スタジアムと違い、相手に張り替えられる心配がなく、奇襲的に特性をロックできます。
- 使い方:
- 「おどりどり」がバトル場にいるターンに使います。
- そのターン中、おどりどりの特性は消えるため、あなたのエースアタッカー(メガバシャーモEXなど)で安全に攻撃し、倒すことができます。
- この1ターンが勝敗を分けることも多いですよ。
7. 対策カード⑦:手札干渉カード(マーズ、シルバー(仮))
- なぜ効くのか?:
- メガアブソル側は、コンボパーツ(ピチュー、おどりどり、ダークライ、エネルギー、メガアブソル)を揃える必要があります。
- 使い方:
- 相手が序盤に手札を溜め込んでいるタイミングで「マーズ」などを使い、手札を破壊します。
- コンボパーツが揃わなければ、メガアブソル側は理想の動きができません。
- 相手が「レッドカード」を使ってくるデッキだからこそ、こちらも「レッドカード」や「マーズ」で対抗し、手札事故を狙うのは有効な戦略です。
8. 対策カード⑧:高HP・高火力のメガシンカ(例:メガレックウザEX(仮))
- なぜ効くのか?:
- ダークライEXの蓄積ダメージをものともしない圧倒的な火力とHPで押し切るためです。
- 使い方:
- 「おどりどり」を倒す手段(特性ロックや非EXアタッカー)と組み合わせる必要がありますが、準備さえ整えば、メガアブソル側の低い火力を上回るスピードで相手の場を制圧できます。
- メガアブソルEXの「ダークネスクロー」は、高火力デッキのキーカード(例:「鍛冶屋」など)を落とせないので、相性的に有利な場合もあります。
9. 対策カード⑨:「フレイムパッチ」などのエネルギー加速グッズ
- なぜ効くのか?:
- メガアブソル側の展開スピード(ピチューによる加速)よりも早く、こちらのメインアタッカーを起動させるためです。
- 使い方:
- ソース①のメガバシャーモデッキも「フレイムパッチ」を多用していました。
- 「おどりどり」に時間を稼がれている間にも、ベンチで「フレイムパッチ」などを使い、次のアタッカー(例:エンテイEX)を高速で準備します。
- 相手が「おどりどり」を下げた瞬間に、準備完了したアタッカーで奇襲をかけましょう。
10. 対策カード⑩:「フィールドブロアー」(仮称)などのグッズ
- なぜ効くのか?:
- メガアブソル側が採用している「おおきなマント」をトラッシュできるからです。
- 使い方:
- 相手が「おどりどり」や「メガアブソルEX」に「おおきなマント」をつけて耐久力を上げてきたら、このカードで剥がしてしまいましょう。
- HPが元に戻れば、その分、倒すために必要な攻撃回数が減り、こちらのテンポが上がります。
【デッキタイプ別】メガアブソルデッキとの対戦時の立ち回り術
対策カードがわかったところで、次は実践編です。 あなたが使っているデッキタイプ別に、メガアブソルデッキと対戦する際の具体的な立ち回りや意識すべきポイントを解説しますね。
vs メガアブソル(ミラーマッチ)の立ち回り
- 序盤の攻防:
- ミラーマッチ(同じデッキタイプ同士の対戦)で最も重要なのは、「先にピチューを倒すこと」と「先にダークライEXを立てること」です。
- 相手のピチューを「あかぎ」などで呼び出して倒せれば、相手は大きく失速します。
- 中盤の駆け引き:
- お互いに「おどりどり」がバトル場に立ち、ダークライEXの特性で削り合う、我慢の展開になりがちです。
- ここでの「レッドカード」や「マーズ」による手札干渉が非常に重要になります。相手の「あかぎ」や「メガアブソルEX」を引っこ抜きましょう。
- 終盤の決め手:
- 最後は「メガアブソルEX」対決です。
- 先に「ダークネスクロー」で相手のキーカード(ポケモンセンターのおねえさん、あかぎ、レッドカード)をトラッシュできた方が勝ちます。
- ダークライEXのダメージ計算を正確に行い、相手のメガアブソルを「ダークネスクロー」+「ナイトメアオーラ」の合計ダメージで倒せる圏内に入れることを意識しましょう。
速攻デッキ(例:メガバシャーモEX)での立ち回り
- 序盤の意識:
- 「おどりどり」が出てくることを前提に動きます。
- メガバシャーモEXを育てることよりも、「ワカシャモ」や「エンテイ」(非EX)など、「おどりどり」を攻撃できるサブアタッカーを優先して準備します。
- 中盤の戦略:
- ソース①の2戦目のように、相手が「おどりどり」で時間を稼ごうとしてきたら、こちらも焦らずベンチを育てます。
- 「フレイムパッチ」などでエネルギーを加速し、「あかぎ」を使う準備を整えます。
- 「おどりどり」を無理に倒そうとせず、「あかぎ」でベンチの「ピチュー」や「ダークライEX」を狙い撃ちにし、サイドカードを先行するプランに切り替えるのが賢明です。
- 終盤の逆転プラン:
- もし「サイレントラボ」や「オカルトマニア」を採用している型であれば、メガバシャーモEXで「おどりどり」をワンパンするチャンスを伺います。
- 相手がメガアブソルEXに切り替えてきたら、こちらの高火力で押し切りましょう。「ダークネスクロー」でサポートを落とされても、メガバシャーモEXの火力自体は落ちません。
耐久・コントロールデッキでの立ち回り
- 序盤の盤面構築:
- メガアブソルデッキは火力が低いため、こちらの盤面が完成する時間は十分にあります。
- 「特性ロック」関連のカード(スタジアムやサポート)を最優先で手札に引き込みます。
- 中盤の封じ込め:
- 「サイレントラボ」を貼り、相手の「おどりどり」と「ダークライEX」を同時に無力化します。
- 相手はスタジアムを剥がすために「フィールドブロアー」などを使ってくるかもしれませんが、こちらもスタジアムを多めに採用し、貼り替え合戦に持ち込みます。
- 終盤の戦略:
- 相手のダメージソース(ダークライEX)さえ止めてしまえば、こちらの負け筋はほとんどありません。
- 相手がメガアブソルEXで攻撃してきても、こちらの回復カード(ポケモンセンターのおねえさん、リーリエ)で受けきれます。
- 相手のリソース(山札)が切れるのを待つか、こちらのサブアタッカーでじっくりと攻めましょう。
草タイプデッキ(例:アマージョ)での立ち回り
- 序盤の展開:
- 最速で「アマージョ」や「カミツルギ」などの草アタッカーを立てることに集中します。
- 相手の「おどりどり」は脅威ではありません。なぜなら、こちらのメインアタッカーは非EXの「アマージョ」だからです。
- 中盤の猛攻:
- 準備が整い次第、「アマージョ」で「おどりどり」や「ピチュー」を積極的に倒しにいきます。
- 相手が「ダークライEX」や「メガアブソルEX」を出してきたら、それは「ボーナスタイム」です。
- 弱点を突いて2倍ダメージを与え、サイドカードを一気に奪い取りましょう。
- 注意点:
- ソース①の3戦目であったように、油断していると「メガアブソルEX」の「ダークネスクロー」で、こちらの「あかぎ」や「リーリエ」をトラッシュされてしまいます。
- 強力なサポートは、手札に温存しすぎず、使えるタイミングで早めに使ってしまう「割り切り」も重要です。
意識すべきポイント:相手の「ダークネスクロー」をどうケアするか
どのデッキタイプで戦うにしても、最も厄介なのがメガアブソルEXの「ダークネスクロー」による手札破壊です。 これへの対策意識が、勝率を大きく左右します。
- ケア①:サポートの分散
- 「リーリエ」4枚、「あかぎ」4枚、といった極端な採用ではなく、「リーリエ」2枚、「ポケモンセンターのおねえさん」2枚、「あかぎ」2枚、「グズマ」(仮称)2枚、のように、役割が似ているサポートを分散させて採用します。
- これにより、1枚トラッシュされても、代わりになるカードが山札に残っている可能性を高めます。
- ケア②:早めの使用
- 手札に「あかぎ」や「リーリエ」が来たら、相手がメガアブソルEXに進化する前に使ってしまうことを意識します。
- 「まだ使うのは早いかも」と温存していると、次のターンに「ダークネスクロー」で捨てられてしまいます。
- ケア③:トラッシュからの回収手段
- 「ともだちてちょう」(仮称)のような、トラッシュからサポートを山札に戻せるグッズを採用するのも一つの手です。
- 落とされてもリカバリーが効くようにしておけば、精神的にも楽になりますよ。
メガアブソル対策デッキレシピ(サンプル)
最後に、メガアブソルデッキに勝つことを強く意識したデッキレシピのサンプルを3つほどご紹介しますね。 これをベースに、ご自身のプレイスタイルや持っているカードに合わせて調整してみてください。 (※カード枚数はあくまで一例です)
サンプル①:特性ロック型メガバシャーモEXデッキ
メガバシャーモEXの火力を押し付けつつ、「サイレントラボ」で相手の守りを無力化する構成です。
| カードの種類 | カード名 | 枚数 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ポケモン | アチャモ | 4 | スタートポケモン |
| ポケモン | ワカシャモ | 3 | 非EXアタッカー |
| ポケモン | メガバシャーモEX | 3 | メインアタッカー |
| ポケモン | エンテイEX | 2 | サブアタッカー |
| サポート | 博士の研究 | 4 | ドローソース |
| サポート | あかぎ | 2 | ベンチ呼び出し |
| サポート | オカルトマニア(仮) | 2 | 奇襲用特性ロック |
| グッズ | ふしぎなアメ | 3 | メガバシャーモ進化用 |
| グッズ | フレイムパッチ | 4 | エネルギー加速 |
| グッズ | モンスターボール | 4 | |
| スタジアム | サイレントラボ(仮) | 3 | 最重要対策カード |
| エネルギー | 炎エネルギー | 10 |
- 戦い方:
- 基本は「サイレントラボ」を貼り、特性を消した「おどりどり」を「メガバシャーモEX」で倒します。
- 「ワカシャモ」で「おどりどり」を攻撃するプランも強力です。
- 「あかぎ」で「ダークライEX」を狙い撃ちするのも忘れずに。
サンプル②:速攻草タイプビートダウンデッキ
弱点を突いて、相手が準備を終える前に倒しきることを目指します。
| カードの種類 | カード名 | 枚数 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ポケモン | アマカジ(仮) | 4 | スタートポケモン |
| ポケモン | アママイコ(仮) | 4 | |
| ポケモン | アマージョ | 3 | メインアタッカー |
| ポケモン | カミツルギ | 2 | サブアタッカー |
| ポケモン | フェローチェ | 1 | 奇襲用 |
| サポート | 博士の研究 | 4 | |
| サポート | リーリエ | 3 | |
| サポート | あかぎ | 2 | |
| グッズ | モンスターボール | 4 | |
| グッズ | ふしぎなアメ | 3 | アマージョ進化用 |
| グッズ | おおきなマント | 2 | 耐久アップ |
| エネルギー | 草エネルギー | 12 |
- 戦い方:
- 最速で「アマージョ」を立てます。
- 「おどりどり」や「ピチュー」を「アマージョ」で倒し、サイドを先行します。
- 相手が「メガアブソルEX」や「ダークライEX」を出してきたら、弱点を突いて一撃で倒しましょう。
- 「ダークネスクロー」でサポートを落とされることだけ注意してください。
サンプル③:非EX主体アグロデッキ
「おどりどり」の特性を完全に無視し、非EXポケモンだけで戦うデッキです。
| カードの種類 | カード名 | 枚数 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ポケモン | エンテイ(非EX) | 4 | メインアタッカー |
| ポケモン | ブースター(非EX) | 3 | 火力補助 |
| ポケモン | ケンタロス(非EX) | 3 | 高速アタッカー |
| サポート | 博士の研究 | 4 | |
| サポート | マーズ | 3 | 手札干渉 |
| サポート | あかぎ | 3 | ベンチ呼び出し |
| グッズ | モンスターボール | 4 | |
| グッズ | レッドカード | 3 | 手札干渉 |
| グッズ | ゴツゴツメット | 2 | カウンターダメージ |
| エネルギー | 炎エネルギー | 10 | |
| エネルギー | ダブル無色(仮) | 4 |
- 戦い方:
- 「おどりどり」は一切無視します。こちらのポケモンは全員非EXなので、普通に攻撃が通ります。
- 「エンテイ」や「ケンタロス」で「おどりどり」や「ピチュー」をどんどん倒していきます。
- 「マーズ」や「レッドカード」を多めに採用し、メガアブソル側がコンボを揃えるのを妨害します。
- 「あかぎ」で「ダークライEX」を倒せれば、勝利は目前です。
まとめ
今回は、新環境で大流行中の「メガアブソルデッキ」の対策について、徹底的にレビューしてみました。
メガアブソルデッキは、一見すると「おどりどり」のせいで手が付けられないように見えますが、実際には「特性ロックに極端に弱い」「キーポケモンのHPが低い」「草タイプが弱点」など、多くの明確な弱点を抱えています。
相手の強みと弱みをしっかり理解し、「サイレントラボ」のような特性ロックカードや、「あかぎ」によるベンチ狙撃、非EXのアタッカーなどをうまく使いこなせば、決して勝てない相手ではありません。
この記事で紹介した対策カードや立ち回りを参考にして、ぜひメガアブソルデッキへのリベンジを果たしてくださいね。 皆さんの「ポケポケ」ライフが、より楽しいものになることを願っています!
それでは、また次回のレビューでお会いしましょう。 スマホゲーム評論担当の橋本ユアでした。






