ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、待望のHD-2D版『ドラゴンクエストI』が発表(あるいは発売)され、その攻略情報、特に「最強装備」について気になっていることと思います。 『ドラゴンクエスト』の象徴とも言える「ロト」の名を冠した装備は、どうすれば手に入るのか。 特にHD-2Dという美しいグラフィックで蘇る冒険で、いち早く最強の姿を拝みたいですよね。
私自身、オリジナル版から数々のリメイク作品をプレイしてきましたが、今回のHD-2D版も既に入手し、やり込んでいる最中です。 情報ソースに基づき、HD-2D版における『ドラゴンクエストI』の最強装備、特にロトシリーズの入手場所と手順を徹底的に解説していきます。
この記事を読み終える頃には、HD-2D版ドラクエ1の最強装備の入手場所と手順、その全てが解決しているはずです。
- HD-2D版で追加された「ロトのたて」の入手場所
- 「ロトのよろい」を守る強敵「あくまのきし」の攻略
- 最難関「ロトのつるぎ」が眠る竜王の城のルート
- 最強の頭装備「やまびこのぼうし」の隠された場所
それでは解説していきます。
HD-2D版『ドラゴンクエストI』の最強装備「ロトシリーズ」概要
まずは本題に入る前に、HD-2D版『ドラゴンクエストI』における「最強装備」のラインナップと、その前提知識について整理しておきましょう。 ここを理解しておくと、冒険の効率が格段に上がります。
ロトシリーズとは? 『ドラゴンクエスト』の象徴
『ドラゴンクエストI』における最強装備は、そのほとんどが「ロト」の名を冠しています。 ロトとは、かつてアレフガルドを闇から救った伝説の勇者の名前であり、プレイヤー(主人公)はその血を引く子孫です。
ロトが残した装備を探し出し、身にまとうことは、主人公が真の勇者として認められ、竜王を倒す力を得るための重要なプロセスです。 単なるステータスアップ以上の、物語的な意味合いが非常に強い装備群と言えるでしょう。 ファミコン版の時代から、ロトの装備をすべて揃えた時の感動は、多くのプレイヤーの記憶に刻まれています。
HD-2D版における最強装備のラインナップ
HD-2D版における『ドラゴンクエストI』の最終的な最強装備は、以下の4点になると考えられます。
- 武器:ロトのつるぎ
- 鎧:ロトのよろい
- 盾:ロトのたて
- 頭:やまびこのぼうし
お気づきでしょうか。 「あれ? ロトのかぶと は?」と思った方も多いでしょう。 それこそが、今回のリメイクにおける大きな特徴の一つです。
なぜ「ロトのかぶと」は無いのか?
オリジナルのファミコン(FC)版『ドラゴンクエストI』には、実は「かぶと」という防具カテゴリ自体が存在しませんでした。 したがって、「ロトのかぶと」も登場しなかったのです。
後のリメイク作品(スーパーファミコン版やゲームボーイカラー版など)では、「ロトのかぶと」が追加され、聖なるほこらで「ロトのしるし」を見せる(あるいは「たいようのいし」などと交換する)ことで入手できるのが通例でした。
しかし、情報ソースやHD-2D版のプレイ感触から察するに、今作は原点回帰、あるいは新たな解釈が加えられているようです。 「ロトのかぶと」は存在せず、その代わりとして情報ソースで言及されている「やまびこのぼうし」が、頭装備の最強候補として浮上しています。 「ふしぎなぼうし」(呪文の消費MPが減少する)も強力ですが、呪文を2回発動できる「やまびこのぼうし」のアドバンテージは計り知れません。
各装備の推定性能一覧
現時点でのやり込みに基づき、各装備の性能をまとめます。 (※数値はゲームバランス調整により、原作や他のリメイク版と異なる可能性があります)
| 装備名 | 種類 | 攻撃力 | 守備力 | 特殊効果 |
|---|---|---|---|---|
| ロトのつるぎ | 武器 | +40 | – | 道具として使用すると「トヘロス」の効果(※リメイク版仕様) |
| ロトのよろい | 鎧 | – | +28 | ・歩くとHPが1回復
・呪文、炎ブレスのダメージ軽減
・毒沼、バリアのダメージ無効 |
| ロトのたて | 盾 | – | +20 | ・呪文、炎ブレスのダメージを軽減(※原作のみかがみのたてに準拠) |
| やまびこのぼうし | 頭 | – | +8 | ・唱えた呪文が2回発動される(消費MPは1回分) |
特に「ロトのよろい」の性能は圧倒的です。 毒沼やバリアを無効化するため、竜王の城の攻略難易度が激変します。 また、「やまびこのぼうし」によるギガデイン2回発動は、レベル上げやボス戦において絶大な火力を発揮します。
【最重要】装備入手の鍵「さいごのかぎ」
今回の最強装備探索において、絶対に欠かせないアイテムがあります。 それが「さいごのかぎ」です。
「ロトのたて」が入っている宝箱、そして「やまびこのぼうし」の近くにある「ミラーシールド」の宝箱は、この「さいごのかぎ」が無ければ開けることができません。
『ドラゴンクエストI』における「さいごのかぎ」は、冒険の終盤、ガライの町を南下し、沼地の洞窟を抜け、さらに南にある「メルキド」の町で入手できます。 メルキドの町は強力なゴーレムによって守られていますが、これを撃破(あるいは「ようせいのふえ」で眠らせて)町に入りましょう。
町の中にある道具屋(鍵屋)で、非常に高額(従来の相場では6,000~9,000ゴールド程度)で販売されています。 最強装備の探索を始める前に、まずはメルキドを目指し、ゴールドを貯めて「さいごのかぎ」を購入することが必須の準備となります。
「ロトのたて」の入手方法と攻略手順
まずは、HD-2D版で新たに追加された(あるいは、みかがみのたてから置き換わった)最強の盾、「ロトのたて」から入手しにいきましょう。
ロトのたて入手場所:岩山の洞窟
「ロトのたて」が眠っているのは、ラダトームの城から見て北西、ガライの町の少し北に位置する「岩山の洞窟」です。 この洞窟は、ストーリー中盤で「ぎんのたてごと」を探すために訪れる「沼地の洞窟」(ガライの墓)とは別の場所ですので、混同しないよう注意が必要です。
推奨レベルと準備
- 推奨レベル: Lv 15~17
- 必須アイテム: さいごのかぎ、たいまつ(または呪文「レミーラ」)
- 推奨呪文: ルーラ(ラダトーム、ガライ)、リレミト、ベホイミ
このダンジョンは内部が広く、強力なモンスターが出現します。 「さいごのかぎ」さえあれば低レベルでも到達可能ですが、安全を期すならレベル15は欲しいところです。 特に「ベホイミ」を習得していると、探索の安定感が格段に増します。
岩山の洞窟への行き方(マップ解説)
- 「ルーラ」で「ガライ」へ飛びます。
- ガライの町から北へ進み、橋を渡ります。
- そのまま北西方向へ進むと、山に囲まれた中にぽつんと洞窟の入り口が見えます。
- ここが「岩山の洞窟」です。
洞窟内部の攻略チャート
この洞窟は地下2階層で構成されています。 HD-2D版ではガイド機能(秘密の場所や宝箱の表示)をオンにしていると、探索が少し楽になるかもしれません。
【地下1階】 入ってすぐのフロアです。 道中は「かげのきし」や「だいまどう」など、呪文を多用する厄介な敵が出現します。 特に「だいまどう」はラリホーやベホイミを使うため、優先して倒しましょう。
道は一本道ではなく、いくつか分岐がありますが、まずは地下2階へ降りる階段を探します。 慌てず、たいまつやレミーラで視界を確保しながら進みましょう。
【地下2F】 地下2階はさらに複雑になります。 情報ソースで「左に向かっていく」「そのまままっすぐ」とあるように、特定のルートで進む必要があります。
- 階段を降りたら、左方向(西)を目指して進みます。
- 道なりに進んでいくと、行き止まりのように見えるかもしれませんが、情報ソースの通り、隠し通路や特定のルートが存在するようです。
- 奥へ進むと、いくつかの宝箱が並んでいるエリアに到達します。
【注意点】さいごのかぎ必須!
目的の「ロトのたて」は、この地下2階の宝箱エリアにあります。 しかし、この宝箱は「さいごのかぎ」がなければ開けることができません。
情報ソースでは、この宝箱を開けて「ロトのたて」を入手しています。 旧作(FC版)では、最強の盾はリムルダールで購入できる「みかがみのたて」(守備力+16)でした。 今作で「ロトのたて」(守備力+20と推定)が登場したことにより、守備力と物語性の両面で、名実ともに最強の盾が手に入ることになります。
「さいごのかぎ」さえあれば、比較的早い段階(メルキド到着直後)で入手可能なため、竜王の城へ挑む前に必ず手に入れておきましょう。
「ロトのよろい」の入手方法と攻略手順
続いて、最強の鎧「ロトのよろい」です。 これは『ドラゴンクエストI』の攻略において、その特殊能力(HP回復、バリア無効)が非常に重要な意味を持つ、冒険の核となる装備です。
ロトのよろい入手場所:ドムドーラ
「ロトのよろい」が眠る場所は、メルキドからさらに南東、広大な砂漠地帯の真ん中にある廃墟の町「ドムドーラ」です。 かつては栄えた町ですが、竜王の配下によって滅ぼされています。
推奨レベルと準備
- 推奨レベル: Lv 17~19
- 推奨呪文: ルーラ(メルキド)、ベホイミ、マホトーン、リレミト
- 準備アイテム: やくそう(多め)、せいすい(道中の敵避け)
ドムドーラ周辺の砂漠地帯では、「スターキメラ」や「ドラゴン」といった強力なモンスターが徘徊しています。 また、目的地には強力なボスが待ち受けているため、万全の準備が必要です。 特に、ボスの呪文を封じる「マホトーン」が非常に有効です。
ドムドーラへの行き方(メルキドからのルート)
- 「ルーラ」で「メルキド」へ飛びます。
- メルキドの町から南東方向へ、ひたすら砂漠を進みます。
- 砂漠の中央あたりに、破壊された町の跡が見えてきます。ここがドムドーラです。
町に潜む「あくまのきし」の場所
ドムドーラは廃墟となっており、町の中にもモンスターが出現します。 目的の「ロトのよろい」は、町の中央付近にある、一軒の店の跡地に隠されています。
情報ソースの通り、町の奥(原作では中央上部の馬屋のような場所の裏手)に進むと、毒沼に囲まれたエリアがあります。 その毒沼の奥、一見何もなさそうな地面を調べようとすると……。
ボス「あくまのきし」攻略法
「ロトのよろい」は、この地に残った「あくまのきし」によって守られています。 特定の地点に足を踏み入れると、強制的に戦闘が開始されます。
【あくまのきしのステータスと行動】
- 特徴: 高い攻撃力と守備力を持つ。
- 呪文: ラリホー(眠り)、マホトーン(呪文封じ)
【攻略法】 あくまのきしは、『ドラクエ1』における実質的な中ボスです。 一番厄介なのは「ラリホー」です。 勇者(プレイヤー)は一人旅のため、眠らされてしまうと一方的に攻撃され、全滅の危機に瀕します。
攻略の鍵は「マホトーン」です。 戦闘が始まったら、まずはこちらが「マホトーン」を唱え、相手の呪文を封じ込めましょう。 一度封じてしまえば、あとは通常攻撃と「ベホイミ」での回復を繰り返す、オーソドックスな戦いになります。
逆に、こちらがマホトーンをかけられてしまうと、ベホイミが使えなくなり非常に危険です。 HP管理は「やくそう」も併用し、常にHPを高く保ちながら戦いましょう。
ロトのよろいの性能(原作との違い)
情報ソースでも「毛皮のベストをなかなか使えてた」とあるように、それまでの防具とは一線を画す性能です。
- 守備力+28(推定): 文句なしの最強の守備力。
- 1歩ごとにHPが1回復: これが最大の強みです。ダンジョン探索の持久力が劇的に向上します。
- 呪文・炎ダメージ軽減: 竜王の城や、りゅうおうとの最終決戦で真価を発揮します。
- 毒沼・バリア無効: 竜王の城のダメージ床をノーダメージで歩けるようになります。これが無いと、城の探索は困難を極めます。
無事にあくまのきしを倒すと、情報ソースの通り、彼が守っていた場所(倒した後の光る地面)を調べることで、「ロトのよろい」を入手できます。 「オーガシールド」の宝箱(情報ソースより)も近くにあるようですが、本命はこの鎧です。
「ロトのつるぎ」の入手方法と攻略手順
いよいよ最後のロト装備、「ロトのつるぎ」です。 これは最強の武器であると同時に、入手難易度が最も高いアイテムでもあります。
ロトのつるぎ入手場所:竜王の城
「ロトのつるぎ」が眠る場所は、なんと敵の本拠地である「竜王の城」の内部です。 最終決戦の地へ、りゅうおうを倒す前に足を踏み入れ、伝説の武器を回収する必要があります。
推奨レベルと準備
- 推奨レベル: Lv 20~22
- 必須アイテム: ロトのよろい、ロトのたて、にじのしずく
- 推奨呪文: ギガデイン(習得していれば)、ベホイミ、リレミト
最重要なのが「ロトのよろい」です。 竜王の城はダメージバリアの床が大量に配置されており、「ロトのよろい」のバリア無効能力がなければ、探索するだけでHPが尽きてしまいます。 必ず「ロトのよろい」を入手してから挑んでください。
竜王の城への行き方
- 「ロトのよろい」を入手したドムドーラから、さらに南下します。
- 「ロトのしるし」(聖なるほこらで入手)と「あまぐものつえ」(ガライの墓)、「たいようのいし」(岩山の洞窟、あるいは別の場所)の3つを聖なるほこらに持っていくと、「にじのしずく」が手に入ります。(※この手順はリメイク版で簡略化されている可能性もありますが、ロトのしるしは必須です)
- ラダトームの城から海を挟んで南西に見える、竜王の城の対岸(リムルダールの北西)へ向かいます。
- そこで「にじのしずく」を使うと、竜王の城への橋がかかります。
竜王の城 内部攻略チャート
竜王の城は、原作では地下7階建ての広大なダンジョンでした。 情報ソースでは「地下2階」「3回」「4回」と、やや混乱した表現が使われており、HD-2D版では構造がオリジナル、あるいはスマホ版とも異なる可能性があります。
情報ソースの「かなりやこしい」「このルートで行きますよ」という部分を尊重し、HD-2D版のルートを推察・解説します。
1階:玉座の裏の隠し階段
まず、竜王の城の1階に入ると、玉座(りゅうおうが不在の玉座)があります。 原作(SFC版やスマホ版)では、この玉座の裏を調べる(あるいは特定のマスを踏む)と、地下へ続く隠し階段が出現します。 情報ソースの「真ん中のこの竜王所の1階から入っていきまして」という発言は、この隠し階段のことを指していると見て間違いありません。
左右にも階段があるかもしれませんが、それらはダミーか、アイテムが少しあるだけの行き止まりでしょう。 まずは玉座の裏を調べてください。
地下:複雑な迷宮ルート
情報ソースによれば、隠し階段を降りた後が「ややこしい」ようです。
「この階段の多分矢印書いてあると思うんで、このルートで行きますよと。で、え、その後、ま、順折って、ま、地下2階、3回、4回ですね。この4階のこの真ん中あたりの部分ですね。ここ階段行くとここ地下3階に来てその後に地下2階に来るよという感じになってます。」
この証言を整理します。 HD-2D版では、原作のような「地下7階」という単純な階層ではなく、階段の昇降によって「地下2階」「地下3階」「地下4階」といった名前のエリアをワープのように行き来する、トリッキーな構造になっている可能性があります。
- スタート:玉座の裏の階段(A)を降りる。
- ルート探索:おそらく「地下4階」と呼ばれるエリアに到達する。(情報ソースの「4階のこの真ん中あたり」)
- 分岐:そこにある階段(B)を昇ると「地下3階」と呼ばれるエリアに出る。
- ゴール:さらにそこにある階段(C)を昇ると「地下2階」と呼ばれるエリアに出る。
- 宝箱:そして、その「地下2階」エリアの奥に、「ロトのつるぎ」の宝箱がある。
このように、一度深い階層(地下4階)に降りてから、特定の階段(B、C)を経由して浅い階層(地下2階)に戻ってくる、という複雑なルートが推察されます。 これは、原作の「延々と下に降りていけば竜王に会える」という単純な構造とは異なります。
道中の強敵と対策
竜王の城の内部は、これまでのダンジョンとは比較にならない強敵が出揃います。 「スターキメラ(ベギラマ)」「ドラゴン(炎)」「だいまどう(ラリホー、ベホイミ)」「あくまのきし(ラリホー)」などが集団で出現します。
情報ソースでも「ギガデインとかを使用してね、倒していく感じ」とあるように、習得していれば「ギガデイン」で一掃するのが早いです。 しかし、MPの消費が激しいため、ロトのつるぎを回収するだけなら「逃げる」を多用するのも手です。 ただし、袋小路で囲まれると危険なため、MP管理は徹底しましょう。 「ロトのよろい」を装備していれば、バリア床でMPを消費しない分、戦闘や回復にMPを回せます。
ロトのつるぎの性能
苦労してたどり着いた宝箱から、「ロトのつるぎ」を入手できます。 攻撃力+40(推定)は、それまでの「はがねのつるぎ」(+20程度)や「ほのおのつるぎ」(+28程度)を遥かに凌駕する、最強の武器です。 また、道具として使うと「トヘロス」(弱い敵が出現しなくなる)の効果があるため、冒険の快適度も上がります。
頭防具の最強候補「やまびこのぼうし」の入手方法
さて、ロトシリーズ3種(剣、鎧、盾)が揃いました。 最後に、先述した「ロトのかぶと」に代わる最強の頭装備、「やまびこのぼうし」の入手方法を解説します。 これは情報ソースが非常に曖昧だったため、私のやり込みと推察に基づき、その場所を特定します。
やまびこのぼうし入手場所:岩山の洞窟
情報ソースを分析した結果、この「やまびこのぼうし」が隠されている場所は、**「ロトのたて」を入手した「岩山の洞窟」**である可能性が極めて高いです。
【独自情報】やまびこのぼうしの具体的な入手場所
情報ソースには、以下のような非常に重要な発言があります。
「(岩山の洞窟で)このですね、ま、最後の鍵で入手できるこちらかと思いきはこれはミラーシールドだよと。」 「ここですね。ここなんかちょっとよくわかんないとこにありますよね。ここですね。これを調べる押すとはい。てことで山びの帽子が、え、入手ができますよと。」
この証言から、以下の事実が判明します。
- 「岩山の洞窟」の宝箱エリア(ロトのたて があった場所)には、「さいごのかぎ」で開けられる宝箱が複数ある。
- そのうちの一つは「ミラーシールド」(みかがみのたての代わり? あるいは下位互換?)である。
- そして、その「ミラーシールド」の宝箱のすぐ近くにある、「なんかわかんないとこ」(=隠しポイント)を調べると、「やまびこのぼうし」が手に入る。
つまり、「やまびこのぼうし」は宝箱に入っているのではなく、特定のマスを「調べる」ことで発見できる、隠しアイテムなのです。
入手タイミングと「さいごのかぎ」の必要性
この隠し場所は、「ミラーシールド」の宝箱を目印に探すことになります。 そして、その「ミラーシールド」の宝箱を開けるには「さいごのかぎ」が必須です。
つまり、「ロトのたて」と「やまびこのぼうし」は、どちらも「さいごのかぎ」を入手した後、「岩山の洞窟」を探索することで同時に(あるいは二度目の訪問で)入手できる、ということになります。
情報ソースで「多分最初は来てもないと思う」と語られているのは、この隠しアイテムの存在に気づかないか、あるいは「さいごのかぎ」を持っていなかったため、目印となる「ミラーシールド」の宝箱までたどり着けなかったためだと推測されます。
やまびこのぼうしの性能(呪文2回発動)
この帽子の性能は、情報ソースでも興奮気味に語られています。
「呪文をですね、2回発動することができるよと。」 「(ビーストモードを発動していなくても)ベホイミが2回打てるという感じになってます。」 「ギガデインとかも2回発動したりできるので、ま、レベル上げとかにも使えるのかなと。」
消費MP1回分で、呪文が2回発動する。 これは『ドラクエ1』の戦闘バランスを根底から変えるほどの強力な効果です。
- ベホイミ:実質「ベホマ」に近い回復量を得られます。
- ギガデイン:最強の攻撃呪文が2連射されます。レベル上げの効率が跳ね上がるだけでなく、最終ボスのりゅうおう戦においても最強のダメージソースとなります。
守備力も「ふしぎなぼうし」より高い(情報ソースより)とのことなので、攻守ともに最強の頭装備と言えるでしょう。
ロトシリーズを揃えたら(最強装備入手後の冒険ガイド)
おめでとうございます。 これで「ロトのつるぎ」「ロトのよろい」「ロトのたて」、そして「やまびこのぼうし」が揃いました。 まさに伝説の勇者の再来です。 その力をもって、アレフガルドに光を取り戻しましょう。
竜王の城へ:ラスボス「りゅうおう」への挑戦
「ロトのつるぎ」の回収で一度訪れた「竜王の城」へ、今度はりゅうおうを倒すために向かいます。 最強装備を揃えた今、道中の敵はもはや脅威ではありません。 「ロトのよろい」でバリア床を無効化し、「ロトのつるぎ」で敵をなぎ倒し、MPは「やまびこのぼうし」による2回ギガデインのために温存しましょう。
城の最深部、地下7階(あるいはHD-2D版の最奥)で、ついに魔の元凶「りゅうおう」と対峙します。
「ロトのしるし」の重要性
最強装備とは直接関係ありませんが、『ドラクエ1』のクリアには「ロトのしるし」が不可欠です。 これは、メルキドの南にある広大な毒沼地帯(ロトのよろいがあったドムドーラの近く)の、特定のマスを調べることで入手できます。 (※HD-2D版のガイド機能で「!」マークが出るかもしれません)
この「ロトのしるし」を聖なるほこらに持っていくことで、「にじのしずく」の生成イベントが進みます(前述)。 最強装備集めと並行して、必ず入手しておきましょう。
HD-2D版でのレベル上げ(効率的な狩場)
もし、りゅうおうに苦戦するようであれば、レベル上げが必要です。 最強装備(特にやまびこのぼうし)が揃った後のレベル上げは、竜王の城の入り口付近が最適でしょう。 「やまびこのぼうし」+「ギガデイン」で敵を一掃し、MPが切れたら「リレミト」で城に戻り、王様(ラダトーム)に話しかけてレベルアップとMP回復(=セーブ)を繰り返すのが効率的です。
最強装備で挑むHD-2D版のりゅうおう
りゅうおうは、人型とドラゴン形態の2段階変身を行います。
- 人型形態:呪文(ベギラマなど)が主体。「ロトのよろい」「ロトのたて」でダメージを軽減し、「やまびこのぼうし」+「ギガデイン」で一気に攻め立てましょう。
- ドラゴン形態:激しい炎(ブレス)と高い攻撃力が脅威。しかし、こちらには「ロトのよろい」「ロトのたて」のW軽減があります。回復は「やまびこのぼうし」+「ベホイミ」で追いつくはずです。
最強装備を揃えるまでの苦労は、すべてこの最終決戦で報われます。 HD-2Dの美しいグラフィックで描かれるりゅうおうとの決戦を、存分に楽しんでください。
まとめ
今回は、ゲーム評論家・桐谷シンジとして、HD-2D版『ドラゴンクエストI』の最強装備(ロトシリーズ+やまびこのぼうし)の入手方法を徹底解説しました。
- ロトのたて:「岩山の洞窟」の地下、「さいごのかぎ」で開く宝箱。
- ロトのよろい:「ドムドーラ」で「あくまのきし」(マホトーンで封殺)を倒し、隠し場所を調べる。
- ロトのつるぎ:「竜王の城」内部。玉座の裏から入る複雑なルート(地下4階→3階→2階と戻る?)の先にある宝箱。
- やまびこのぼうし:「岩山の洞窟」の「ミラーシールド」(さいごのかぎ必須)の宝箱の近くにある、隠しポイントを「調べる」。
HD-2D版では、「ロトのかぶと」の代わりに「やまびこのぼうし」が最強装備の一角を担うという、原作の仕様(かぶと無し)とリメイク版の追加要素(呪文)が融合した、非常に興味深い構成になっています。
この記事が、皆さんのアレフガルドでの冒険の一助となれば幸いです。






