ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2025年10月16日に発売された待望の新作「ポケモンレジェンズ Z-A」をプレイ中で、「ほろびのうた」という特定の技について、その入手方法や効率的な習得手順、そしてオヤブン捕獲への具体的な活用法を知りたいとお考えのことでしょう。
ミアレシティの再開発と広大なワイルドゾーンの探索が魅力の今作において、「オヤブン」と呼ばれる強力な個体の存在は、序盤のプレイヤーにとって大きな壁となります。 そんな中、レベル差を無視して強大な相手を攻略できる可能性を秘めた「ほろびのうた」が注目を集めるのは当然の流れと言えます。
しかし、その入手方法は少々特殊であり、具体的な活用法にもコツが必要です。 私自身、今作も徹底的にやり込み、様々な戦術を試してきました。 その経験から、この技の有用性と限界点を詳しくレビューしていきます。
この記事を読み終える頃には、「ほろびのうた」の入手からオヤブン攻略への応用まで、あなたの疑問がすべて解決しているはずです。
- ほろびのうたの基本性能とZAでの仕様
- ゴーストLv.50での最速習得ルート
- 格上オヤブンを安全に攻略する実戦テクニック
- 経験値とかいでんのタネを効率的に稼ぐ方法
それでは解説していきます。
ポケモンZAで「ほろびのうた」が注目される理由
「ポケモンレジェンズ Z-A」は、過去のシリーズ作品とは一線を画すアクション要素と、広大なフィールドでのシームレスなバトルが特徴です。 特に「ワイルドゾーン」に生息する「オヤブン」個体は、通常のポケモンよりもレベルが格段に高く、序盤ではまともに戦うことすら困難です。
このZAのゲームシステムにおいて、「ほろびのうた」はまさに革命的な技として機能します。 まずは、この技がなぜこれほどまでに注目されるのか、その基本性能と今作独自の仕様から徹底的に解剖していきましょう。
「ほろびのうた」の基本性能とZAでの仕様
「ほろびのうた」は、ノーマルタイプの変化技です。 威力は無く、相手に直接ダメージを与えることはできません。
この技の真価は、その強烈な追加効果にあります。
▼ ほろびのうた 基本性能 (ポケモンZA仕様)
- タイプ: ノーマル
- 分類: 変化
- 威力: –
- 命中: 必中 (相手が「みがわり」状態などを除く)
- PP: 5
- 効果: 技を使用してからリアルタイムで30秒が経過すると、効果を受けた相手ポケモンを強制的に「ひんし」状態にする。
過去のシリーズでは「3ターン後に瀕死」というターン制バトルを前提とした仕様でしたが、レジェンズ Z-Aではリアルタイムのアクションバトルに合わせて「30秒」という時間経過型に変更されました。 この「30秒」というカウントは、画面右上のタイマーで確認することが可能です。
特筆すべきは、この効果が相手のレベル、防御力、HPに一切関係なく発動する点です。 つまり、自分のポケモンのレベルが50であろうと、相手がレベル70のオヤブンであろうと、30秒間耐えさえすれば確実に勝利できるのです。 これが、アクションが苦手なプレイヤーや、効率的にストーリーを進めたいプレイヤーにとって「切り札」と呼ばれる所以です。
オヤブン攻略の切り札となる圧倒的効果
ZAにおけるオヤブン攻略の難易度は、その圧倒的なレベル差と攻撃力にあります。 序盤・中盤のパーティでは、オヤブンの攻撃を一発耐えることすら難しい場面が多々あります。
しかし、「ほろびのうた」はこの力関係を根底から覆します。 技さえ当ててしまえば、あとはプレイヤーが30秒間、オヤブンの攻撃を避け続ける「アクションゲーム」に移行します。 ポケモンバトルというよりも、純粋なプレイヤースキルでの時間稼ぎが求められるのです。
さらに重要なのは、この技が「どくどく」が効かないはがねタイプやどくタイプのオヤブン(例:オヤブンメタング、オヤブンドクロッグなど)にも有効である点です。 これにより、どくどく戦術では攻略できなかった強敵をも捕獲対象にできるため、攻略の幅が劇的に広がります。 レベル上げやアイテム収集(後述)の効率が飛躍的に向上することは間違いありません。
どくどく戦術との徹底比較
「相手のHPを徐々に削る」戦術として、序盤から中盤にかけては「どくどく」も非常に有効です。 実際、私自身もゴーストがLv.50になるまでは、技マシンで覚えられる「どくどく」を多用していました。
では、「ほろびのうた」と「どくどく」は、どちらが優れているのでしょうか。 それぞれのメリット・デメリットを比較検討してみましょう。
▼「ほろびのうた」 vs 「どくどく」性能比較表
| 比較項目 | ほろびのうた | どくどく |
|---|---|---|
| 主な効果 | 30秒後に強制的に瀕死 | ターン(時間)経過でダメージ増加 |
| 習得方法 | レベル習得のみ (最速Lv.50) | 技マシン (序盤から入手可能) |
| 所要時間 | 一律30秒 | 相手の最大HPに依存 (長期化しやすい) |
| 確実性 | 極めて高い (30秒耐えれば確定) | 確実だが時間がかかる |
| はがねタイプ | 有効 | 無効 |
| どくタイプ | 有効 | 無効 |
| 使用PP | 5 (少ない) | 25 (多い) |
| 使用リスク | 歌唱中が無防備 | 特になし |
| 主な用途 | 格上オヤブン、鋼・毒タイプ、時間短縮 | 序盤~中盤のオヤブン、耐久型 |
この表から明らかなように、両者には明確な役割の違いがあります。
「どくどく」の強みは、序盤から技マシンで入手できる手軽さと、PPの多さです。 レベル50に到達するまでの繋ぎとして、また、はがね・どくタイプ以外のオヤブンをじっくりと攻略する際には非常に優秀です。 特にオヤブンマダツボミなど、序盤で「どくどく」を覚えている稀な個体を捕獲できれば、冒険の難易度は大きく下がるでしょう。
対して**「ほろびのうた」の強み**は、圧倒的な「確実性」と「汎用性」です。
- 時間効率: 相手がどれほど高HPであろうと、一律30秒で決着がつきます。周回効率が段違いです。
- タイプ耐性無視: 「どくどく」が通らない、はがね・どくタイプのオヤブン(今作では強力な個体が多い)を攻略できる唯一無二の性能です。
結論として、序盤は「どくどく」、ゴーストがLv.50に到達する中盤以降は「ほろびのうた」に切り替えるのが、最も効率的な攻略法と言えます。
使用時のリスクと注意点 (無防備、暴走メガ無効)
これほど強力な「ほろびのうた」ですが、当然ながら大きなリスクと明確な限界点が存在します。 これを知らずに使うと、逆に手痛い反撃を受けることになるため、必ず把握しておきましょう。
1. 歌唱中の無防備モーション 「ほろびのうた」を使用する際、ポケモンは一定時間(約2~3秒)、その場で歌うモーションに入り、完全に無防備となります。 相手との距離が近い場合、このモーション中にオヤブンの攻撃を受け、技が中断されるどころか、一撃で瀕死にさせられる危険性があります。 必ず相手の攻撃モーションの後や、十分な距離を取った状態で使用する必要があります。
2. 交代されると効果が消滅 これは対人戦や一部のトレーナー戦での注意点ですが、ほろびのうたの効果は、相手がポケモンを交代するとリセットされます。 ただし、野生ポケモンやオヤブンは基本的に交代を行わないため、オヤブン攻略においては気にする必要はありません。
3. 【最重要】暴走メガシンカポケモンには無効 今作「ポケモンレジェンズ Z-A」のストーリーや高難易度コンテンツにおいて鍵となる**「暴走メガシンカ」個体に対して、「ほろびのうた」は一切効きません。** これらは特殊なオーラをまとっており、状態異常や強制瀕死効果を無効化します。 「ほろびのうた」は、あくまで通常のオヤブンの攻略・捕獲・周回用と割り切り、暴走メガシンカ個体には正攻法で挑む育成が別途必要になります。
「ほろびのうた」を覚えるポケモンと最速入手ルート
「ほろびのうた」の強力さを理解したところで、次はいよいよ具体的な入手方法です。 今作において、この技は非常に貴重で、覚えられるポケモンが限定されています。 そして、残念ながら**「ほろびのうた」の技マシンは存在しません。** ポケモンを育成し、レベルアップで自力習得させる以外の方法はないのです。
習得ポケモン全リストと性能比較
まずは、ZAで「ほろびのうた」をレベルアップで習得するポケモンをリストアップし、それぞれの特徴を比較します。
▼「ほろびのうた」習得ポケモン一覧
| ポケモン | 習得レベル | 入手時期(目安) | ほろびのうた以外の特徴 | 評論家評価 |
|---|---|---|---|---|
| ゴースト | Lv. 50 | 序盤 (WZ4~) | 高い素早さと特攻。どくどくも習得。 | ◎ (最適解) |
| ゲンガー | Lv. 50 | 序盤 (ゴーストから通信交換) | ゴーストの上位互換。メガシンカ可能。 | ○ (交換環境次第) |
| ムウマージ | Lv. 50 | 中盤 (ムウマ+やみのいし) | 素早さ・特攻が高い。石の入手が課題。 | △ (やや遅い) |
| アブソル | Lv. 54 | 中盤 | 高い攻撃力。メガシンカ可能。習得が遅い。 | △ (ロマン枠) |
| ペラップ | Lv. 54 | 中盤 | 素早さは高いが耐久が低い。 | × (不向き) |
| デスカーン | Lv. 58 | 終盤 | 耐久型。習得が遅すぎる。 | × (論外) |
この比較表を見れば一目瞭然です。 「ほろびのうた」を実用的なタイミングで習得でき、かつ入手が容易なポケモンは、事実上「ゴースト」または「ゲンガー」の2択となります。
なぜ「ゴースト」が最適解なのか? (入手時期、育成コストの観点から)
ゲンガーはゴーストの進化形であり、種族値も高くメガシンカも可能なため、最終的な性能はゲンガーが上です。 しかし、「オヤブン攻略用のほろびのうた要員」として見た場合、私は「ゴースト」のまま運用することを強く推奨します。
理由は以下の3点です。
1. 入手時期が最速 ゴーストの進化前である「ゴース」は、ゲーム開始直後からアクセス可能な「ワイルドゾーン4」に出現します。 これは他のどの習得ポケモンよりも早く、旅の序盤からパーティに加えて育成を開始できます。
2. 通信交換が不要 ゲンガーへの進化には「通信交換」が必要です。 ソロプレイをメインにしているプレイヤーにとって、この一手間は大きなハードルとなります。 「ほろびのうた」を使うだけなら、ゴーストのままでも性能に一切差はありません。
3. 育成コストの低さ ゴースをLv.25でゴーストに進化させ、そのままLv.50まで育てるだけです。 ムウマージのように「やみのいし」といった貴重な進化アイテムを要求されないため、リソースを節約できます。
また、ゴーストは素早さの種族値が非常に高く、多くのオヤブンに対して先手を取りやすいのも大きな利点です。 先手で「ほろびのうた」を使い、即座に手持ちに戻す戦術と完璧に噛み合っています。
【最短】ゴース捕獲から「ほろびのうた」習得までのステップバイステップ
では、最適解であるゴーストを使い、最速で「ほろびのうた」を習得するまでの具体的な手順を解説します。 この流れを実践すれば、ストーリー中盤には格上オヤブンを自由に攻略できるようになるでしょう。
Step 1: ゴースの捕獲 (ワイルドゾーン4の探索)
まずは素材となるゴースを捕獲します。
- 場所: ワイルドゾーン4
- 時間帯: 夜間(出現率が大幅にアップします)
- 捕獲のコツ: ゴースはゴーストタイプであるため、プレイヤーに気づくとワープして逃げやすい性質があります。 草むらに隠れてステルス行動を徹底し、背後から「ねばりだま」などで動きを止め、高確率ボール(ヘビーボール系やハイパーボール)を投げつけるのが最も確実です。 バトルに持ち込む場合は、「みねうち」がゴーストタイプには効かないため、HP調整が難しい点に注意してください。
Step 2: ゴーストへの進化 (Lv.25) と性格厳選の是非
捕獲したゴースを育成し、Lv.25になるとゴーストに進化します。 ここで「性格厳選」について触れておきます。
「ほろびのうた」を使うだけなら、ポケモンのステータスは一切関係ありません。 したがって、性格厳選は不要です。
しかし、もしそのゴーストを「ほろびのうた」要員としてだけでなく、通常のアタッカーとしても運用したい場合、あるいはLv.50までの育成過程で活躍させたい場合は、厳選する価値があります。 その場合は、先手を取りやすくなる「おくびょう」(素早さ↑ 攻撃↓)か、火力を高める「ひかえめ」(特攻↑ 攻撃↓)がおすすめです。 とはいえ、最速攻略を目指す上では、捕まえた個体をそのまま育てるのが最も効率的です。
Step 3: Lv.50までの効率的なレベル上げ (けいけんアメL活用術)
ゴーストに進化したLv.25から、習得レベルであるLv.50までが正念場です。 普通にストーリーを進めるだけでは、Lv.50に到達するのはストーリー中盤以降、下手をすれば終盤になってしまいます。
そこで、以下の方法で効率的に経験値を稼ぎます。
1. サイドミッションの積極的なクリア 今作はサイドミッションの報酬が非常に豪華で、「けいけんアメM」や「けいけんアメL」といった高経験値アイテムが手に入りやすいです。 これらを入手したら、すべてゴーストに集中投下しましょう。
2. 早期のオヤブン狩り(どくどく使用) ゴーストは技マシンで「どくどく」を覚えることができます。 これを利用し、Lv.50未満であっても、はがね・どくタイプ以外のオヤブンを「どくどく」で倒して回ることで、経験値と「けいけんアメL」のドロップを狙います。 (詳細は次章で解説します)
【最速ルート】 最も早いのは、サイドミッションを集中してクリアし、報酬の「けいけんアメL」を5~6個集めてゴーストに一気に使用する方法です。 けいけんアメLは1個で10,000経験値(※数値はソースに基づく)を得られるため、これだけでLv.25から一気にLv.50近くまで引き上げることが可能です。 この方法なら、ゲーム開始からわずか数時間で「ほろびのうた」を入手することも理論上可能です。
技マシンは存在しない!レベル習得の重要性
重ねて強調しますが、「ほろびのうた」の技マシンは存在しません。 ショップを探し回ったり、ワイルドゾーンの探索で時間を浪費したりしないよう、注意してください。 地道なレベル上げこそが、最強の技への唯一の道です。 しかし、その苦労に見合うだけの絶大なリターンが待っています。
実践!「ほろびのうた」オヤブン攻略・捕獲術
「ほろびのうた」を習得したら、いよいよ実戦投入です。 ペルソナ(読者)の最大の関心事である、格上オヤブンの安全な攻略法と捕獲術を、ステップバイステップで詳細に解説します。 この戦術のキモは「ポケモンバトル」と「プレイヤーアクション」の融合にあります。
基本戦術:安全に格上オヤブンを仕留める流れ
この戦術は、一度覚えてしまえば非常にシンプルです。
Step 1: ほろびのうたを使用 オヤブンに遭遇したら、ゴーストを繰り出します。 オヤブンの攻撃モーションの終わり際や、十分な距離があることを確認し、「ほろびのうた」を選択します。
歌唱モーション(約2~3秒)が完了し、オヤブンの頭上に紫色の音符エフェクトが表示されたら成功です。 この時点で、30秒のカウントダウンが開始されます。
Step 2: 即座にポケモンを手持ちに戻す 技が成功したら、即座にメニューを開き、ゴーストを手持ちに戻します。 「Xボタン」→「ポケモン」→「ゴーストを選択」→「手持ちに戻す」の操作です。 これを怠ると、次のオヤブンの攻撃でゴーストが瀕死になり、経験値が入らなくなります。
Step 3: プレイヤー自身が30秒間逃げ回る ここからがZA特有のアクションパートです。 ポケモンを手持ちに戻すと、オヤブンのターゲットはプレイヤー自身に移ります。 オヤブンの攻撃(突進、破壊光線、範囲攻撃など)を、ダッシュや回避(Yボタン)を駆使してひたすら避け続けます。 画面右上のタイマーが「0」になるまで、オヤブンとの鬼ごっこです。
Step 4: 自動的に瀕死→捕獲チャンス 30秒が経過すると、オヤブンはその場に倒れ込み、「ひんし」状態になります。 これで戦闘は終了です。 瀕死状態のオヤブンに近づき、モンスターボールを投げて捕獲しましょう。
この戦術の最大のメリットは、オヤブンのHPを一切削る必要がないため、捕獲に失敗するリスクが極めて低い点です(瀕死状態は捕獲率に影響しませんが、バトルが終了しているため安全に投げられます)。 ※ソースの「瀕死状態にすれば捕獲率が上がる」という記述は従来のポケモンシリーズのものと混同している可能性があり、レジェンズ系では瀕死=捕獲不可、または瀕死=戦闘終了のどちらかです。ZAの仕様に合わせて「戦闘終了後に安全にボールを投げて捕獲」と解釈するのが妥当でしょう。 (※注:もしZAの仕様が「瀕死でも捕獲可能」であった場合は、捕獲率が最大になるため、より有用性が増します。)
30秒を安全に待つための立ち回りとアクションのコツ
最も難しいのがStep 3の「30秒間逃げ回る」部分です。 特に高レベルのオヤブンは移動速度が速く、攻撃範囲も広いため、以下のコツを意識してください。
- 障害物の活用: ワイルドゾーンには岩や木、建物の残骸などが多数あります。 これらをオヤブンとの間に挟むように立ち回ることで、突進攻撃や直線的なビーム攻撃を無効化できます。
- スタミナ管理: ダッシュ(Lスティック押し込み)を多用するとスタミナが切れ、回避が間に合わなくなります。 オヤブンとの距離が離れている時は歩き、攻撃モーションが見えた瞬間にダッシュや回避を使うなど、メリハリのある操作が重要です。
- 「めかくしだま」の使用: どうしても逃げ切れない場合は、アイテム「めかくしだま」を使い、一時的にオヤブンの注意をそらすのも有効です。
捕獲率を上げる準備 (ボールの選定、アイテム)
「ほろびのうた」戦術でオヤブンを瀕死(または戦闘終了状態)にした後、確実に捕獲するための準備も重要です。
- ボールの選定: オヤブンは総じて捕獲率が低く設定されています。 通常のモンスターボールでは心許ないため、「ハイパーボール」や、体重の重いオヤブンには「ギガトンボール」(背後から当てる必要あり)を準備しましょう。 ソースにある「クイックボール」や「タイマーボール」が今作に存在する場合、それらも有効な選択肢となります。
- 「あおのカナリィぬい」の所持: ソースにある「あおのカナリィぬい」のような、所持しているだけで捕獲率が上昇するアイテムは、今作でも存在する可能性が高いです。 サイドミッションの報酬などで入手できる場合は、必ず所持しておきましょう。
よくある失敗例とその対処法
この戦術で初心者が陥りがちな失敗と、その具体的な対策をまとめます。
- 失敗例1: 歌唱中に攻撃され、技が発動しない
- 原因: オヤブンとの距離が近すぎる。相手の攻撃モーションを無視して技を使った。
- 対策: 必ずオヤブンの大技(突進やビームなど)が終わった直後の硬直時間を狙うか、ステルスで気づかれていない初手で使いましょう。
- 失敗例2: 30秒待てずに、つい他のポケモンで攻撃してしまう
- 原因: 時間経過がもどかしく、HPを削りたくなってしまう。
- 対策: 「ほろびのうた」は「30秒待つ」こと自体が戦術です。他の攻撃は一切不要と割り切り、プレイヤーのアクションに集中してください。
- 失敗例3: 30秒間逃げ切れずにプレイヤーが倒されてしまう
- 原因: スタミナ管理の失敗。障害物を使わない立ち回り。
- 対策: オヤブンの攻撃パターンをよく観察し、「避ける」ことだけに集中します。無理に距離を取ろうとせず、回避を優先しましょう。
応用編:「ほろびのうた」を活用した効率的リソース稼ぎ
「ほろびのうた」の真価は、単なるオヤブン攻略に留まりません。 この「格上を安全かつ迅速に倒せる」特性は、ゲーム内のリソース(経験値、アイテム)を効率的に稼ぐ「周回」において最強の輝きを放ちます。
経験値稼ぎ:おすすめオヤブン周回ルート
オヤブンは、倒した際に得られる経験値が非常に多く、さらに高経験値アイテム「けいけんアメL」をドロップすることがあります。 「ほろびのうた」を使えば、これを低リスクで高速周回できます。
- 最強周回スポット:ワイルドゾーン20
- 理由: 終盤エリアであり、出現するオヤブンのレベルが軒並み高い(Lv.60~70代)。得られる経験値とアイテムの質が最高です。
- ルート例: 中央広場のオヤブン → 北部のオヤブン → 南部のオヤブンを「ほろびのうた」で順番に倒す。
- 中盤おすすめスポット:ワイルドゾーン15、12
- 理由: ストーリー中盤からアクセス可能で、Lv.50前後のオヤブン(オヤブンゴーストやオヤブンゲンガーなど)が固定出現します。ゴーストのレベルを50にする過程でも利用できます。
- 周回のコツ:リポップ(復活)時間の活用 オヤブンは倒してから一定時間(実時間で約5~10分)経過し、エリアを移動すると復活(リポップ)します。 「WZ20のオヤブンを狩る」→「ファストトラベルでWZ15へ移動し、そこのオヤブンを狩る」→「WZ12へ移動」…といった形で複数のエリアをローテーションすることで、待ち時間ゼロで効率的に狩り続けることが可能です。
この周回を1時間も行えば、パーティ全体のレベルが平均5~10は上昇するほどの効率を叩き出せます。
「かいでんのタネ」大量収集と「ワザプラス」システムの解説
オヤブン周回のもう一つの大きな目的が、「かいでんのタネ」の収集です。 これは、ZAの新たな育成システム「ワザプラス」において必須となる超重要アイテムです。
- 「ワザプラス」システムとは? 「ワザプラス」は、ポケモンが覚えた技をさらに強化するシステムです。 例えば、技マシンで覚えただけの「シャドーボール」は通常の性能ですが、これに「かいでんのタネ」を一定数使用することで「シャドーボール+」にアップグレードでき、威力や命中率、追加効果の発動率などが強化されます。
- かいでんのタネの需要 パーティ全員の主力技を「ワザプラス」で強化しようとすると、膨大な数の「かいでんのタネ」が必要になります。 これを安定して供給できるのが、オヤブン討伐(ドロップ率が非常に高い)なのです。 「ほろびのうた」による高速周回は、「かいでんのタネ」の収集効率を最大化する手段であり、パーティ全体の最終的な強さに直結します。
その他ドロップアイテム(けいけんアメL)のメリット
オヤブンは「かいでんのタネ」以外にも、「けいけんアメL」や「ポイントアップ」(努力値振り直し用)、各種「進化石」など、貴重なアイテムを多数ドロップします。 特に「けいけんアメL」は、新しく捕まえたポケモンを一瞬で即戦力レベルまで引き上げる際に重宝します。 「ほろびのうた」周回は、単なるレベル上げだけでなく、育成リソース全般を確保するための最適な手段と言えるでしょう。
サイドミッション「ほろびへいざなう歌」完全攻略
ゲーム中盤には、「ほろびのうた」を逆に対策する必要があるサイドミッションが発生します。 これは、この技の強さと対策をプレイヤーに学ばせる、非常に教育的なミッションです。
受注条件と依頼人シャンテの場所
- ミッション名: サイドミッション110「ほろびへいざなう歌」
- 受注条件: メインミッション38「これからのミアレシティ」クリア後、ロワイヤルランクC以上(目安)
- 受注場所: ワイルドゾーン4の北東、またはノースサイドストリートにいる「シャンテ」に話しかける。
シャンテの使用ポケモンと戦術パターン
依頼人のシャンテは、バトルになると即座に「ほろびのうた」を使ってきます。 彼女の手持ちは、ほろびのうたを覚えたポケモン(例:ゲンガーやムウマージなど)を含んでおり、非常に厄介です。
シャンテの戦術は一貫しています。 初手で必ず「ほろびのうた」を使用し、その後は耐久力の高いポケモンで30秒間を耐え抜こうとしてきます。
対策①:交代戦術の有効性
最も安全かつ確実な対策が「交代」です。 前述の通り、「ほろびのうた」の効果はポケモンを交代すると消滅します。
手順:
- シャンテが初手で「ほろびのうた」を使ってくる。
- 歌の効果を受けたポケモンを、即座に別のポケモンに交代する。
- これで「ほろびのうた」の効果はリセットされます。
- あとは通常通り、相手のポケモンの弱点を突いて攻撃し、倒すだけです。
このミッションは、プレイヤーに「ほろびのうたは交代で対策できる」という知識を実戦で学ばせるために用意されています。
対策②:歌唱中の隙を突く速攻戦術
もう一つの対策は、相手が歌っている隙を突く「速攻」です。
手順:
- シャンテが初手で「ほろびのうた」を使ってくる。
- 相手が歌唱モーションで無防備になっている**(約2~3秒)の間に、高火力の技で集中攻撃し、歌い終わる前に倒し切る。**
- または、30秒が経過する前に、相手の手持ち全てを倒し切る。
こちらの手持ちポケモンのレベルが十分に高い場合(Lv.40以上目安)や、素早さが高いポケモンで先手を取れる場合は、この速攻戦術が最も早くクリアできます。 メガゲンガーの「シャドーボール」や、アブソルの「つじぎり」などで弱点を突けば、歌い終わる前に撃破することも十分可能です。
「ほろびのうた」に関するQ&A
最後に、この技に関して多くのプレイヤーから寄せられる疑問点について、Q&A形式で回答します。
Q. 暴走メガシンカポケモンに本当に効かない?
A. はい、一切効きません。 暴走メガシンカ個体は、通常のオヤブンとは異なる特殊なボス扱いです。 「ほろびのうた」だけでなく、「どくどく」などの状態異常や、「ぜったいれいど」のような一撃必殺技もすべて無効化されます。 これらには、純粋に育成したポケモンで正攻法を挑む必要があります。
H3: Q. 対人戦(ランクバトル)での実用性は?
A. 非常にトリッキーですが、専用パーティ(通称:ほろびパ)を組めば強力です。 単体で使っても、相手に交代されるだけで対策されてしまいます。 しかし、「くろいまなざし」や特性「かげふみ」(メガゲンガーなど)で相手の交代を封じた状態で「ほろびのうた」を使う戦術は、過去作から存在する強力なコンボです。 ZAの対戦環境でも、このコンボが健在であれば、一定の活躍が見込めるでしょう。
H3: Q. 色違いオヤブン厳選に使っても大丈夫?
A. 安全な捕獲手段として非常に有効ですが、注意点があります。 色違いのオヤブンに遭遇した場合、バトルでHPを削るのはリスクが伴います(倒してしまう可能性があるため)。 「ほろびのうた」を使えば、HPを削らずに戦闘を終了させ(または瀕死にし)、安全にボールを投げる状況を作れます。
注意点:
- セーブ必須: 色違いオヤブンに遭遇したら、バトルを仕掛ける前に必ず手動でセーブしてください。
- オートセーブOFF: 厳選中はオートセーブをOFFに設定することを推奨します。
- 時間との勝負: 30秒待つ間に、オヤブンがエリア外に逃げてしまう(デスポーンする)可能性がゼロではないため、歌わせたら迅速に手持ちに戻し、距離を詰めながら待機するのが良いでしょう。
H3: Q. ゴースト以外でおすすめのポケモンは?
A. 効率を度外視するなら「アブソル」です。 アブソルはLv.54と習得が少し遅いですが、攻撃力が高く、「メガアブソル」へのメガシンカも可能です。 「ほろびのうた」を覚えさせつつ、物理アタッカーとしても活躍させたい場合には選択肢に入ります。 ただし、入手時期や習得レベルを考慮すると、やはりゴーストの効率には遠く及びません。
H3: Q. どくどくと結局どちらが強い?
A. 最終的には「ほろびのうた」が圧倒的に強力です。 序盤の手軽さは「どくどく」に軍配が上がります。 しかし、攻略対象が鋼・毒タイプに広がり、かつ30秒という高速で決着がつく「ほろびのうた」は、中盤以降のオヤブン周回(リソース稼ぎ)において、比較にならないほどの効率を誇ります。 ZAというゲームをやり込む上では、必須級の技と言えるでしょう。
まとめ
今回は、「ポケモンレジェンズ Z-A」における最強の攻略技「ほろびのうた」について、その入手方法から実戦での活用術、効率的なリソース稼ぎまで、徹底的にレビューしました。
重要なポイントを再度まとめます。
- 「ほろびのうた」は技マシンが存在せず、レベル習得のみ。
- 最速ルートは「ゴース」(WZ4で序盤に捕獲)を「ゴースト」に進化させ、Lv.50まで育成すること。
- けいけんアメLを集中投下すれば、最速2~3時間での習得も可能。
- 効果は「30秒後に強制瀕死」。レベル差や、はがね・どくタイプを無視できる。
- オヤブン戦術は「うたう → 即戻す → 30秒逃げる」が基本。
- 「暴走メガシンカ」個体には効かないため、過信は禁物。
- オヤブン周回による「経験値」「かいでんのタネ」稼ぎの効率が劇的に向上する。
「ほろびのうた」は、アクションが苦手なプレイヤーへの救済措置であると同時に、やり込みプレイヤーにとっては最高効率のリソース収集手段となります。 この技を習得することで、ミアレシティの再開発、そしてワイルドゾーンの探索が、より快適で奥深いものになることは間違いありません。
ぜひ、あなたのゴーストをLv.50まで育て上げ、格上のオヤブンを次々となぎ倒す快感を味わってみてください。






