ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
2025年10月16日に発売された「ポケモンレジェンズ Z-A」。 かつてのカロス地方、その中心であるミアレシティを舞台にした再開発プロジェクトという、これまでのポケモンシリーズとは一線を画す設定に、私も夢中になってプレイしています。 レジェンズ アルセウスの系譜を汲むアクションと、ポケモンX・Yの華やかな世界観の融合は、まさに圧巻の一言です。
さて、この記事を読んでいる方は、本作「ポケモンレジェンズ Z-A」で、あの強靭な鋼の翼を持つ「エアームド」の、それも希少な「色違い」を効率的に手に入れる方法が気になっているのではないでしょうか。
エアームドは、その優秀なタイプと耐久性能から、過去作から対戦環境でも常に一定の評価を得てきたポケモンです。 本作でもその強さは健在で、どうせ育てるなら最高の個体、それも他人とは違う「色違い」を狙いたいと思うのは、トレーナーの性(さが)というものでしょう。
しかし、レジェンズ系の作品は、従来のシンボルエンカウントや草むらとは異なるフィールドシステムを採用しており、厳選方法にも独自のノウハウが必要です。 「17番道路で探しているけど、移動が面倒で効率が悪い」 「そもそも、どこで厳選するのが一番早いんだ?」 そういった疑問の声を、私の元にも多くいただいています。
ご安心ください。 私自身、このミアレシティで試行錯誤を繰り返し、ついに「超効率的」と言える色違いエアームドの厳選ルートを発見しました。 この記事を読み終える頃には、あなたも色違いエアームドをゲットするための最短ルート、その全ての疑問が解決しているはずです。
- 色違いエアームドの最速厳選「バトルゾーンワープ法」の紹介
- 厳選に必要な準備と具体的な手順のステップバイステップ解説
- ポケモンZAにおけるエアームドの強さと育成論の考察
- 厳選時の注意点と副産物(色違い火炎獅子)について
それでは解説していきます。
ポケモンレジェンズZ-A(ZA)と色違い厳選の環境
まずは、今回の厳選方法を理解する上で欠かせない、本作「ポケモンレジェンズ Z-A」のゲームシステムと、色違い厳選の基本的な環境についておさらいしておきましょう。
舞台はカロス地方「ミアレシティ」 再開発がもたらす新たなフィールド
本作の舞台は、ポケモンX・Yで登場したカロス地方の中心地、ミアレシティです。 ただの再訪ではありません。 「都市再開発」という壮大なプロジェクトの真っ只中であり、プレイヤーは調査隊の一員として、都市と自然が融合する未知のエリアを探索することになります。
この「再開発」こそが、本作のフィールドシステムの鍵です。 ミアレシティは中央のプリズムタワーを中心に、複数の「エリア」に区分けされています。 ゲームの進行と共に新たなエリアが解放され、中にはかつての「17番道路」や「16番道路」といった、都市に隣接していた自然環境が、よりワイルドな形で組み込まれているのが特徴です。
レジェンズ アルセウスの広大なフィールドとは異なり、ZAでは都市と隣接する各エリアをシームレスに行き来しつつ、ミッションをこなしていきます。 そして、エアームドは、このミアレシティに隣接する「17番道路(リュウノアギト)」エリアに出現するのです。
ZAにおける色違いポケモンの仕様 (アルセウスとの比較)
ポケモンSV(スカーレット・バイオレット)では、色違いポケモンが一度出現しても、プレイヤーが一定距離離れるとデスポーン(消滅)してしまう仕様があり、常に緊張感を強いられました。
しかし、本作ZAは、レジェンズ アルセウスの仕様を引き継いでいます。 つまり、一度フィールドに出現した色違いポケモンは、プレイヤーがどれだけ離れようと、捕獲するか、倒すか、あるいはベースキャンプ(本作では各エリアゲート)に戻るまで、消えることはありません。
これは厳選において非常に重要なポイントです。 色違いを見つけた瞬間にレポートを書く必要がなく、焦らずに捕獲の準備を整えることができます。 もちろん、色違い出現の際には、アルセウス同様「キラーン!」という独特の効果音と光のエフェクトが発生するため、見逃す心配も格段に減少しています。
色違いの出現確率と確率アップの方法 (ひかるおまもり・大量発生)
本作ZAにおける色違いの基本出現確率は、従来通り 1/4096 とされています。 これをいかに効率よく引き上げるかが、厳選の鍵となります。
ひかるおまもり
もはやお馴染みとなった、色違い出現確率を劇的にアップさせる(約3倍の1/1365程度になる)重要アイテムです。 本作でも、カロス地方のポケモン図鑑をすべて完成させ、コウジンタウンの博士(プラターヌ博士の助手)に報告することで入手できます。 本格的な色違い厳選を始めるならば、まずはストーリーをクリアし、図鑑完成を目指すのが王道でしょう。
大量発生・大大大量発生
レジェンズ アルセウスから導入され、本作でも健在のシステムです。 マップを開くと、特定のポケモンの「大量発生」が各地で報告されます。 この大量発生中のポケモンは、色違いの出現確率が大幅に上昇(1/158程度)します。 さらに、ゲームを進めると「大大大量発生」という、複数のポケモンの大量発生が同時に起こる現象も確認されます。
もちろん、エアームドの大量発生を待って厳選するのも一つの手です。 しかし、大量発生はランダム性が高く、「今すぐエアームドが欲しい」というニーズには応えにくいのが難点です。
そこで今回紹介する方法は、大量発生に頼らず、基本確率(ひかるおまもり有り推奨)のまま、試行回数(リセット効率)を極限まで高める というアプローチになります。
色違い厳選のターゲット「エアームド」とは
厳選方法の前に、今回狙うエアームドというポケモンについて、その魅力と強さを再確認しておきましょう。 なぜ多くのトレーナーが色違いエアームドを求めるのか、その理由が見えてくるはずです。
エアームドの基本データ(タイプ・特性・種族値)
まずは基本的なスペックの確認です。
タイプ:はがね・ひこう
この複合タイプが、エアームドの強さの根幹を成しています。 弱点は「ほのお」「でんき」の2タイプのみ。 対して、半減以下にできるタイプは「ノーマル」「ひこう」「エスパー」「むし(1/4)」「くさ(1/4)」「ドラゴン」「はがね」「フェアリー」と非常に多く、さらに「どく」「じめん」の2タイプを無効化します。 11タイプに対して耐性を持つ、まさに「要塞」と呼ぶにふさわしいタイプ相性です。
特性:がんじょう / するどいめ / (夢) くだけるよろい
- がんじょう:HPが満タンの状態なら、どんなに強力な一撃を受けても必ずHP1で耐えます。弱点である「ほのお」「でんき」技や、不意の高火力技で一撃死しなくなる、非常に強力な特性です。
- するどいめ:命中率を下げられず、相手の回避率アップを無視します。ZAのフィールドアクションで「めくらまし」などを使ってくる相手に有効ですが、対戦では「がんじょう」に軍配が上がることが多いです。
- くだけるよろい(夢特性):物理技を受けると防御が1段階下がる代わりに、素早さが2段階上がります。耐久型とはアンマッチに見えますが、特定の型では採用の余地があります。本作ZAでは「親分」個体や、特定のミッションで夢特性持ちが出現しやすいようです。
種族値の考察
| HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 65 | 80 | 140 | 40 | 70 | 70 | 465 |
特筆すべきは「ぼうぎょ」の140という数値です。 これは並の伝説ポケモンをも凌駕する硬さであり、物理攻撃に対して圧倒的な強さを誇ります。 反面、HP(65)ととくぼう(70)は平均以下であり、特殊攻撃、特に弱点の「ほのお」「でんき」技には注意が必要です。 こうげき(80)とすばやさ(70)は平均的で、アタッカーとしても最低限の動きは可能です。
ポケモンZAにおけるエアームドの強さと対戦での役割
ポケモンZAは、レジェンズ アルセウスの「早業」「力業」システムは廃止され、従来のターン制バトルに戻っています。 しかし、ミアレシティでの「都市型対戦(仮称)」や、オンラインでの「バトルフロンティア(仮)」など、新たな対戦環境が整備されつつあります。
優れた耐久と耐性
この環境でも、エアームドの物理受け性能はトップクラスです。 種族値140の防御力と「がんじょう」の組み合わせは、物理アタッカーにとって悪夢と言えます。 本作でメガシンカが復活し、メガガルーラやメガボーマンダといった物理の化け物が再び環境に現れると予想される中、それらを確実に受け止められるエアームドの価値は非常に高いと言えます。
優秀な補助技(ステルスロック・はねやすめ)
エアームドの真価は、その技構成にあります。
- ステルスロック:相手がポケモンを交換するたびにダメージを与える、対戦の基本戦術。これを撒けるかどうかで、試合の有利不利が大きく変わります。
- はねやすめ:自身のHPを回復しつつ、そのターンのみ「ひこう」タイプが消えます。これにより、弱点の「でんき」を等倍で受けられるようになるなど、巧みな立ち回りが可能です。
- てっぺき / ボディプレス:「てっぺき」で防御を最大まで上げ、その防御力で攻撃する「ボディプレス」を叩き込むコンボは、耐久型でありながら高い決定力を生み出します。
これらの技を駆使し、相手の攻撃を受け流しながらじわじわと追い詰める「物理受け・起点作り」が、エアームドの主な役割となります。
ZAでの新技・メガシンカの可能性は?
本作ZAのテーマは「メガシンカ」の復活(あるいは新たな可能性)です。 エアームドはX・Y当時はメガシンカしませんでしたが、本作での追加メガシンカの有力候補として、発売前から噂されていました。 (※注:本記事執筆時点(2025年10月)では、エアームドのメガシンカは確認されていませんが、今後のアップデートやDLCへの期待は高まっています)
もしメガシンカすれば、足りない特殊耐久や火力が補強され、さらなる活躍が期待できるでしょう。
色違いエアームドの魅力 (見た目の変化)
そして、何より色違いの魅力です。 通常のエアームドは、その名の通り銀色(鋼色)のボディが特徴です。
対して、色違いのエアームドは、ボディがくすんだ(あるいは錆びたような)緑色に変化し、翼の裏側が鮮やかな赤色になります。
この「いぶし銀」ならぬ「いぶし緑」とでも言うべきカラーリングは、非常に渋く、独特の魅力があります。 翼の裏の赤がアクセントとなり、通常色とは全く異なる、歴戦の兵器のような凄みを醸し出しています。 この玄人好みの配色こそが、多くのトレーナーを色違い厳選へと駆り立てるのです。
【本題】色違いエアームドの高速厳選「バトルゾーンワープ法」
お待たせしました。 それでは、この色違いエアームドを最速で厳選する「バトルゾーンワープ法」について、詳細に解説していきます。 この方法は、本作ZAのフィールドシステム、特に「バトルゾーン」という新要素の仕様を巧みに利用したものです。
なぜこの方法が「最速」なのか? (従来の方法との比較)
まずは、なぜこの方法が「最速」なのか、従来の方法と比較してみましょう。
従来の方法:17番道路(リュウノアギト)の探索
エアームドは、ミアレシティの北東に位置する「17番道路(リュウノアギト)」エリアに出現します。 通常、プレイヤーはミアレシティ側のゲートから17番道路に入り、広大なフィールドをライドポケモンで駆け回りながらエアームドを探すことになります。 エアームドは主にエリアの奥(クノエシティ側)に生息しているため、ゲートから出現ポイントまで毎回かなりの距離を移動する必要がありました。
色違いがいなかった場合、一度ゲートに戻ってミアレシティに入り、再度17番道路に入り直す(マップのリロード)か、あるいはキャンプで時間を変更する必要があり、1回の試行にかかる時間が非常に長かったのです。
バトルゾーンワープ法:ミアレシティゲート前でのリセット
今回紹介する「バトルゾーンワープ法」は、このゲートから出現ポイントまでの移動時間をほぼゼロにします。
詳細は後述しますが、特定の手順を踏むことで、17番道路のミアレシティ側ゲートの目の前にエアームドを(火炎獅子と共に)出現させることができます。 そして、色違いがいなければ、マップを開いて「そらをとぶ」で特定の場所にワープし、即座に同じ場所に戻ってくるだけで、ポケモンがリロード(再出現)されます。
移動距離はほぼゼロ。 ロード時間を除けば、1回の試行(リポップ)にかかる時間はわずか数秒です。
厳選効率の比較(表)
| 比較項目 | 従来の方法(フィールド探索) | バトルゾーンワープ法 |
|---|---|---|
| 1回の試行時間 | 約1分~2分(移動時間込み) | 約10秒~15秒(ロード時間込み) |
| 移動ストレス | 高い(毎回長距離を移動) | ほぼゼロ(ゲート前で完結) |
| 推奨環境 | 大量発生時 | 通常時(ひかるおまもり推奨) |
| 副産物 | 17番道路の他のポケモン | 火炎獅子(固定) |
このように、試行回数において圧倒的な差が生まれます。 色違い厳選は確率との戦いですから、試行回数を稼げることは絶対的な正義です。
厳選場所:17番道路 ミアレシティ側ゲート付近
厳選場所は「17番道路(リュウノアギト)」エリアです。 ただし、フィールドを走り回るのではなく、ミアレシティと繋がる「17番ゲート」のすぐ前の広場、そこが今回の厳選スポットとなります。
鍵を握る新システム「バトルゾーン」とは?
この厳選法の鍵となるのが、本作ZAで導入された新システム「バトルゾーン」です。
「バトルゾーン」は、夜間(ゲーム内時間)にのみ、ミアレシティの各エリアの特定の場所にランダムで出現する、紫色の渦のようなものです。 これは、レジェンズ アルセウスの「時空の歪み」に似ていますが、仕様が異なります。
- 夜間のみ出現:朝になると消滅します。
- ランダム出現:マップ上の決まった候補地の中から、毎晩ランダムで数カ所に出現します。
- 高レベル・レアポケモンの出現:ゾーン内では、そのエリアでは通常見かけない高レベルのポケモンや、「親分」個体が出現しやすくなります。
- 「そらをとぶ」地点になる:これが最重要です。バトルゾーンが出現すると、その場所が一時的に「そらをとぶ」のワープ地点としてマップに登録されます。
この「バトルゾーンがワープ地点になる」という仕様を利用します。
厳選の事前準備:必須アイテムと推奨ポケモン
厳選を始める前に、以下の準備を整えてください。
「ひかるおまもり」の入手
前述の通り、図鑑を完成させて「ひかるおまもり」を入手しておきましょう。 1/4096と1/1365では、精神的な負担が天と地ほど違います。
時間帯を「夜」にする
バトルゾーンは夜間しか出現しません。 ミアレシティ内のレストランや、各エリアゲートにある休憩所(ベッド)で、時間を「夜まで」進めてください。
捕獲用ポケモンの準備(みねうち・状態異常)
エアームドは「はがね」タイプであり、捕獲率がやや低めです。 さらに、特性「がんじょう」を持っている可能性があり、一撃でHPを1まで削るのが難しい場合があります。
以下のポケモンを準備しておくことを強く推奨します。
- キノガッサ(あるいはエルレイドなど):
- 「みねうち」(HPを1残す)
- 「キノコのほうし」(命中100の催眠)
- キノガッサは、エアームドの飛行技を半減でき、物理耐久も低くないため適任です。
- 特性「かたやぶり」のポケモン:
- オノノクス(かたやぶり+みねうち)など。
- 相手の特性「がんじょう」を無視して「みねうち」でHPを1にできます。
色違いエアームド厳選の具体的な手順(バトルゾーンワープ法)
準備が整ったら、いよいよ厳選開始です。 手順は大きく分けて4つのステップになります。
ステップ1:17番道路右上に「バトルゾーン」を出現させる
これが最初の関門であり、この厳選法の「準備」となります。
- まず、時間を「夜」にします。
- マップを開き、ミアレシティ全域(特に17番道路の周辺)に「バトルゾーン」が出現していないか確認します。
- 今回狙うのは、「17番道路のミアレシティ側ゲートのすぐ右上(マップ上)」に出現するバトルゾーンです。
バトルゾーンの出現は夜間のみ
バトルゾーンは夜にしか出現しません。 そして、その出現場所は毎晩ランダムです。
目的の場所に出ない場合の対処法(時間変更リセット)
もし、目的の場所(17番道路ゲート右上)にバトルゾーンが出現しなかった場合、以下の手順でリセットします。
- 近くの休憩所(ミアレシティ内のカフェやゲートのベッド)で時間を「朝まで」進めます。
- バトルゾーンが全て消滅したことを確認します。
- 再び時間を「夜まで」進めます。
- マップを確認し、バトルゾーンの出現位置がリセットされているか見ます。
- 目的の場所に出現するまで、この「朝にする→夜にする」という時間変更を繰り返します。
これは少々根気がいる作業ですが、一度目的の場所に出現させてしまえば、朝が来るまで高速厳選が可能です。
ステップ2:バトルゾーンにワープし、ゲート前へ移動
目的の場所にバトルゾーンが出現したら、いよいよ厳選開始です。
- マップを開き、17番道路ゲート右上に出現した「バトルゾーン」のアイコンを選択し、「そらをとぶ」でワープします。
- ワープが完了すると、プレイヤーは17番道路のゲート(ミアレシティ側)のすぐ近くに立っています。
- そこから**後ろ(ゲート方向)**を向いてください。
- ゲート前の広場(本来はゲートをくぐってすぐの場所)に、数体の「火炎獅子」と、お目当ての「エアームド」が数体出現しているはずです。
これが、この厳選法の核心です。 本来、この場所には高レベルのポケモンは出現しにくいのですが、バトルゾーンのワープ地点からエリアに入ることで、特殊な出現テーブルが読み込まれるようです。 (これは、ボマンダなど他のポケモン厳選でも応用されているテクニックです)
ステップ3:エアームドの出現を確認(色違いエフェクト)
ゲート前に出現したエアームド集団を目視で確認します。 色違いがいれば、もちろん「キラーン!」という効果音とエフェクトが発生します。
- 色違いがいた場合:おめでとうございます。焦らずにレポートを書き、慎重に戦闘に入って捕獲してください(捕獲時の注意点は後述)。
- 色違いがいなかった場合:次のステップ4に進みます。
ステップ4:色違いがいなければマップから再度バトルゾーンへワープ
これが「リセット」作業になります。
- 色違いがいなかったら、その場から動かず、再びマップを開きます。
- 先ほどワープしてきた「バトルゾーン」のアイコンを再度選択し、「そらをとぶ」を実行します。
- 短いロードを挟んで、プレイヤーは全く同じ場所にワープし直します。
- すると、先ほどまでいたエアームドと火炎獅子はいったん消え、**新しい個体が即座に再出現(リポップ)**します。
- 再びステップ3に戻り、色違いがいないか確認します。
この「ステップ3(確認)→ステップ4(ワープリセット)」のループが、今回の高速厳選です。 移動は一切不要。 ただマップを開いて同じ地点にワープし直すだけで、次々と新しいエアームドを出現させることができます。
厳選時の重要注意点(天候と時間経過)
この厳選法には、いくつか致命的な注意点があります。 これを知らないと、せっかくの準備が無駄になる可能性があるので、必ず読んでください。
注意点1:天気が「雨」の日は出現しない
17番道路(リュウノアギト)エリアの天候が「雨」の場合、エアームドは出現しません。 (火炎獅子は出現します)
せっかく目的の場所にバトルゾーンを出現させても、天候が雨だった場合は厳選ができません。 その場合は、バトルゾーンの維持を諦め、再度「朝にする→夜にする」のリセマラからやり直し、天候が「晴れ」か「曇り」の夜を引くまで粘る必要があります。
注意点2:夜明け(朝)になるとバトルゾーンが消える
バトルゾーンは夜間限定のシステムです。 厳選ループを繰り返していると、やがてゲーム内の時間が進み、朝が来ます。 朝になった瞬間、マップからバトルゾーンのアイコンが消滅し、ワープ地点として利用できなくなります。
こうなると、この高速厳選は終了です。 もし色違いが出なかった場合は、またステップ1(バトルゾーンを出すリセマラ)からやり直しとなります。 夜の時間は有限ですので、集中して試行回数を稼ぎましょう。
注意点3:捕獲中の時間経過(色違い消失リスク)
これは動画の受け売りですが、本作の仕様として非常に重要な情報です。 色違いポケモンは、フィールドにいる限りは朝になっても消えません。
しかし、色違いポケモンと戦闘中(あるいはボールを投げている最中)に朝夜が切り替わる(例:夜→朝)と、戦闘終了後(捕獲成功・失敗問わず)に色違い個体が消滅してしまうという報告が多数寄せられています。
色違いを見つけても、夜明けが近い(空が白み始めている)場合は、非常に危険です。 もし戦闘に入った場合は、朝が来る前に、短期決戦で(マスターボールを使うなども視野に)捕獲しきる必要があります。
厳選の副産物!色違い「火炎獅子」も同時に狙える
この「バトルゾーンワープ法」では、エアームドと同時に必ず「火炎獅子」の群れが出現します。 当然、この火炎獅子の色違いも同時に厳選することが可能です。
火炎獅子(オスメス)の色違いの見た目
火炎獅子は、オスメスで姿が大きく異なるポケモンです。 色違いは、通常色の茶色い体毛が「明るい金色(あるいは白に近い色)」に変化します。 特にオスの場合は、特徴的な炎のたてがみの色(通常:赤と黄色)が、全体的に黄色がかった淡い色合いに変わり、非常に神々しい姿となります。
エアームド狙いのついでに、この美しい色違い火炎獅子が光る可能性もあるというのは、モチベーション維持において大きなプラス要素です。
ZAにおける火炎獅子の立ち位置
火炎獅子は「ほのお・ノーマル」という固有のタイプを持ちます。 高い「とくこう」と「すばやさ」を持つアタッカーですが、弱点も多く、エアームドほどの対戦人気はありません。 しかし、本作ZAでは、火炎獅子にもメガシンカが追加されるのではないかと噂されています(特にオスのたてがみがメガシンカ映えするため)。 もしメガシンカが実装されれば、一気に評価が変わる可能性を秘めたポケモンです。
捕獲した色違いエアームドの育成論(ZA環境考察)
苦労して手に入れた色違いエアームド。 せっかくなら、その性能を最大限に引き出す育成をしたいものです。 本作ZAの環境を想定した育成論を、私なりの視点で考察します。
おすすめの性格と「がんばレベル」
本作では、従来の努力値システムと、レジェンズ アルセウスの「がんばレベル」システムが併用されています。 (※あるいは、がんばレベルに一本化されている可能性もありますが、ここでは両方の視点で解説します)
エアームドは物理受けとして運用するのが基本です。
- おすすめの性格:
- わんぱく(防御↑ 特攻↓):最もスタンダード。物理耐久を極限まで高めます。
- しんちょう(特防↑ 特攻↓):低い特殊耐久を補強し、両受け(物理・特殊どちらも受ける)に近い運用を目指す場合に。
- がんばレベル(努力値):
- HPと防御に最大まで振るのが基本です。
- HP(65)は種族値が低いため、ここを伸ばす恩恵が非常に大きいです。
- 残りを特防に振るか、あるいは「ボディプレス」の威力を高めるために防御に特化します。
対戦用・旅用のおすすめ技構成
ミアレシティでのオンラインバトルや、今後の高難易度ミッションを見据えた技構成です。
物理受け耐久型(てっぺき・ボディプレス)
- 性格:わんぱく
- 特性:がんじょう
- 技構成:
- てっぺき:防御を2段階上昇。
- ボディプレス:自分の防御力でダメージ計算する「かくとう」技。てっぺきと好相性。
- はねやすめ:必須の回復技。
- ブレイブバード(あるいはアイアンヘッド):メインウェポン。
物理アタッカーの前で「てっぺき」を積み、HPが減ったら「はねやすめ」、そして「ボディプレス」で反撃する、非常に強力な型です。
ステルスロック起点型
- 性格:わんぱく or しんちょう
- 特性:がんじょう
- 技構成:
- ステルスロック:後続のサポート。
- はねやすめ:回復技。
- ちょうはつ(あるいは、ふきとばし):相手の補助技を封じたり、強制的に交代させてステロダメージを蓄積させます。
- ブレイブバード(あるいはアイアンヘッド):最低限の攻撃技。
先発や、有利な相手に出して「ステルスロック」を撒くことを最優先に行動する型です。 「がんじょう」で必ず一度は行動が保証されるため、確実に仕事ができます。
「親分」個体を厳選する価値
この厳選法では、バトルゾーンの影響で「親分」のエアームドが出現することがあります。 もちろん、**「色違いの親分」**という、この上なく希少な個体が出現する可能性もゼロではありません。
本作でも「親分」個体は、通常個体よりも初期の「がんばレベル」が高く、サイズも最大です。 ステータス的な優位性は育成でカバーできますが、その圧倒的な存在感(大きさ)は親分だけの特権です。 もし「色違いの親分エアームド」に出会えたら、それは一生ものの自慢になるでしょう。 厳選中に親分を見かけたら、色違いでなくても捕獲し、その大きさを楽しむのも一興です。
まとめ
今回は、ポケモンレジェンズ Z-Aにおける「色違いエアームド」の最速厳選方法として、「バトルゾーンワープ法」を徹底的に解説しました。
この方法は、ミアレシティの再開発という本作独自のフィールドシステムと、「バトルゾーン」という新要素の仕様を最大限に活用した、非常に効率的な厳選ルートです。 従来のフィールド探索に比べ、移動のストレスが一切なく、圧倒的な試行回数を稼ぐことができます。
最初の「バトルゾーン」を目的の場所に出現させるまでが少し大変ですが、そこさえクリアしてしまえば、あとは快適な厳選ループが待っています。
「はがね・ひこう」という優秀なタイプ、要塞のごとき物理耐久、そして「いぶし緑」の渋い色違い。 エアームドは、厳選する価値のある、非常に魅力的なポケモンです。
この記事が、あなたの色違いエアームド探しの旅の一助となれば幸いです。 それでは、良きミアレシティライフを。






