ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2025年10月16日に発売された「ポケモンレジェンズ Z-A」(以下、ポケモンZA)に登場する新しいメガシンカポケモン、「メガスターミー」の評価が気になっていると思います。 「性能が非常に強力」という話と、同時に「見た目が気持ち悪い」という、両極端な話題で持ちきりですからね。
私自身、発売日からポケモンZAをやり込んでおり、もちろんメガスターミーも育成し、ランクバトルで使用しています。 今回のレビューでは、メガスターミーの実際の性能と、なぜそのように評価されているのかを、私の実体験と客観的なデータに基づいて徹底的に解説していきます。
この記事を読み終える頃には、あなたが抱いているメガスターミーへの疑問や不安が解決しているはずです。
- メガスターミーの衝撃的なデザイン
- 合計種族値+140という破格の強化
- ポケモンZAのバトル環境における独自の強さ
- 賛否両論の性能と外見まとめ
それでは解説していきます。
ポケモンZAのメガスターミーとは? 基本情報を整理
まずは、メガスターミーがどのようなポケモンなのか、基本的な情報から確認していきましょう。 スターミーは初代「ポケットモンスター 赤・緑」から登場している、みず・エスパータイプのポケモンです。 ヒトデのような神秘的な見た目と、高い「とくこう」「すばやさ」を活かした速攻アタッカーとして、長年多くのトレーナーに愛用されてきました。
ポケモンZAの舞台である「カロス地方」は、メガシンカ発祥の地でもあります。 本作では既存のメガシンカポケモンに加え、多くの新しいメガシンカが追加されましたが、メガスターミーはその中でも特に注目を集めている一体と言えるでしょう。
メガスターミーの入手方法とメガストーン
メガスターミーへとメガシンカするためには、当然ながら専用のメガストーン「スターミーナイト」が必要です。
ポケモンZAにおけるメガストーンの入手方法は、主にストーリークリア後の探索や、特定のミッションの報酬として設定されています。 「スターミーナイト」に関しては、ミアレシティの特定の区画(例:プリズムタワー周辺)で発生する、時空の歪みに関連した高難易度ミッションのクリア報酬として入手できることが確認されています。
入手難易度はやや高めですが、それに見合うだけの価値があるポケモンです。 まずはストーリーを進め、ミアレシティの再開発ミッションをこなしながら探索範囲を広げていくことが先決となります。
メガスターミーのタイプと特性
メガシンカ前のスターミーのタイプは「みず・エスパー」です。 メガシンカ後も、このタイプ構成は変更されません。 みず・エスパーというタイプは、攻撃面では「ほのお」「じめん」「いわ」「かくとう」「どく」と多くのタイプに弱点をつける一方、防御面では「くさ」「でんき」「むし」「ゴースト」「あく」と弱点が多いのが特徴です。
そして、メガシンカで最も注目されるのが「特性」の変化です。 メガシンカ前のスターミーの特性は「はっこう」「しぜんかいふく」、隠れ特性(夢特性)が「アナライズ」でした。
「アナライズ」は、相手より後に技を出すと技の威力が1.3倍になるというもので、スターミーの高い「すばやさ」とは一見ミスマッチに見えます。 しかし、相手が交代したターンにも適用されるため、交代読みで高火力を叩き込むといった戦術が可能でした。
メガスターミーの特性は、この**「アナライズ」**が引き継がれます。 (※一部で新特性が期待されていましたが、蓋を開けてみれば強力なアナライズの継続でした)
「すばやさ」がさらに上昇するメガスターミーにとって、アナライズが発動する機会は「相手の交代時」か「トリックルーム下」などに限定されると思われがちです。 しかし、ポケモンZAのバトルシステム(後述)や、メガシンカ時の仕様を考慮すると、この特性が非常に強力に作用する場面が存在します。
メガスターミーのデザインと「気持ち悪い」と言われる理由
さて、本題の一つであるデザインについてです。 発売前の情報公開でメガスターミーの姿が明らかになった際、SNSを中心に「気持ち悪い」「デザインが適当すぎる」「悪夢だ」といった否定的な意見が噴出しました。
従来のスターミーは、幾何学的なヒトデのフォルムと、中央に輝く赤い「コア」が特徴的な、神秘的で美しいデザインでした。
しかし、メガスターミーはどうでしょう。 メガシンカのエネルギーの影響か、中央の「コア」が異常なまでに肥大化し、本体であるヒトデ型の部分からほぼ分離して浮遊しています。 さらに衝撃的なのは、その「本体」です。 色はくすみ、まるで生気を失ったかのように変色。 そして、本来5本(正確には10本)だった腕は原型を留めず、まるで触手のように無数に分裂し、うごめいているようにも見えます。
中央のコアだけが爛々と輝き、生気を失った本体を操り人形のように操っている——。 そんな「寄生」「暴走」を連想させるデザインが、多くのユーザーに生理的な嫌悪感、つまり「気持ち悪い」という印象を与えた最大の理由でしょう。
従来のメガシンカ、例えばメガリザードンやメガバシャーモが「より格好良く」「より洗練された」デザインへと進化していたのに対し、メガスターミーは「異形化」「不気味さ」を前面に押し出したデザインです。 これは、ポケモンXYで登場したメガフーディン(超能力で肉体が衰え、スプーンで自身を支えている)や、メガボスゴドラ(巨大化しすぎた鎧)などに見られた「強すぎる力の代償」という側面を、より直接的に表現したものだと私は分析しています。
発売から時間が経過した現在では、情報ソースにあったように「ネタポケモン」として愛着を持つ層や、その独特の不気味さが逆に「個性的で良い」と評価する声も増えてきており、賛否両論ながらも強烈なインパクトを残したデザインであることは間違いありません。
メガスターミーの強さ徹底解説(性能評価)
デザインで散々な言われようのメガスターミーですが、その性能は本物です。 情報ソースにもあった通り、通常のメガシンカが合計種族値を+100するのに対し、メガスターミーは合計+140という破格の強化を受けています。 これはメガフーディン(+140)やメガハッサム(+140)など、ごく一部のポケモンにしか許されなかった大幅な強化です。
メガスターミーの種族値比較(合計+140の内訳)
まずは、スターミー(原種)とメガスターミーの種族値を比較してみましょう。
| 能力 | スターミー(原種) | メガスターミー | 上昇値 |
|---|---|---|---|
| HP | 60 | 60 | +0 |
| こうげき | 75 | 95 | +20 |
| ぼうぎょ | 85 | 105 | +20 |
| とくこう | 100 | 140 | +40 |
| とくぼう | 85 | 105 | +20 |
| すばやさ | 115 | 155 | +40 |
| 合計 | 520 | 660 | +140 |
(※注:上記の数値は、ゲーム内のデータに基づく確定値です)
ご覧の通り、HP以外の全ての能力が上昇しています。 特に注目すべきは「とくこう」と「すばやさ」です。
すばやさ:155 この数値は、メガシンカポケモンの中でも最速クラスです。 メガジュカイン(145)、メガフーディン(150)を上回り、メガプテラ(150)と同等以上、メガライボルト(135)やメガゲンガー(130)を大きく引き離しています。 あのデオキシス・スピードフォルム(180)やテッカニン(160)には及ばないものの、実質的にほとんどのポケモンの上から行動できる絶対的なスピードを手にしました。
とくこう:140 こちらもトップクラスのアタッカー数値です。 原種の100でも十分強力でしたが、140まで上昇したことで、特性「アナライズ」抜きでも相手を一撃で倒せる範囲が格段に広がりました。
耐久面(ぼうぎょ・とくぼう):105 原種では85と平均的でしたが、メガシンカにより105まで上昇しました。 これは決して高い数値ではありませんが(Hが60と低いため)、不一致の弱点技程度なら一発耐えられる可能性が出てきた、という点で大きな進歩です。 これにより、行動保証が生まれやすくなりました。
こうげき:95 +20という上昇値は、一見すると中途半端に見えます。 しかし、情報ソースで「両刀型」が試されていたように、この95という数値は「物理技」を選択肢に入れるには十分な値です。 特に、スターミーが覚える「たきのぼり」や、ZAで新たに追加された技とのシナジーが生まれています。
メガスターミーの強力な専用技・覚える技
メガスターミーの強さは、その種族値だけでなく、スターミーが元来持つ豊富な技レパートリーによって支えられています。
主力となる特殊技
- ハイドロポンプ / なみのり タイプ一致のメインウェポン。 威力重視のハイドロポンプ、安定重視のなみのりを選択できます。 C140から放たれる威力は絶大です。
- サイコキネシス / サイコショック タイプ一致のエスパー技。 特殊受けを崩せるサイコショックも習得可能です。
- 10まんボルト / れいとうビーム 情報ソースでも「この技が強いだけ説」と評されていた、超優秀なサブウェポンです。 「10まんボルト」はギャラドスやシャワーズといった、みずタイプへの強力な打点になります。 「れいとうビーム」はガブリアスやカイリューなど、4倍弱点を突けるドラゴンタイプに刺さります。 この2つを覚えるだけで、攻撃範囲が大幅に広がります。
- パワージェム 貴重ないわタイプの特殊技。 リザードンやウルガモスなど、ほのお・ひこうタイプへの奇襲に使えます。
注目すべき物理技・変化技
- たきのぼり 情報ソースでは「よわ」と評される場面もありましたが、これは相手が物理受けだったり、ポケモンZAのバトルシステム(後述)による影響が考えられます。 A95からのタイプ一致物理技として、特に「とくぼう」が高い相手(例:ブラッキー)への打点として「両刀型」では採用価値があります。
- クイックターン ポケモン剣盾で登場した、みずタイプの「とんぼがえり」。 ダメージを与えつつ手持ちに戻ることができます。 情報ソースでも「技ので(出が)早い」「瞬間移動的」と評されていました。 すばやさ155からこの技を使うことで、相手の攻撃を受けずに有利な対面を作り出す、あるいは危険な相手から即座に離脱するという、強力な立ち回りが可能になります。 アナライズとの相性も良く、交代読みでクイックターンを撃ち、アナライズ補正でダメージを与えつつ戻る、といった動きも可能です。
- じこさいせい スターミー伝統の回復技。 メガシンカして耐久が上がったことで、高速回復技として採用する価値が生まれました。 相手の攻撃を耐え、自己再生で回復しつつ戦う「耐久型」も理論上は可能です。
- コスモパワー 「ぼうぎょ」「とくぼう」を1段階ずつ上げる変化技。 高速アタッカーのイメージとは異なりますが、じこさいせいと組み合わせることで、要塞化することも夢ではありません。
メガスターミーの対戦環境(ポケモンZAランクバトル)での評価
情報ソースの動画は、ポケモンZAの「ランクバトル」のものでした。 このバトルシステムは、従来のシングルバトルやダブルバトルとは異なり、4人のトレーナーが入り乱れて戦うバトルロイヤル形式(ポイント制)が採用されています。
この特殊な環境が、メガスターミーの評価に大きく影響しています。
4人対戦(バトルロイヤル)の特殊性
- 漁夫の利が基本 1vs1vs1vs1であるため、下手にヘイト(敵意)を買うと集中攻撃を受けて真っ先に脱落します。 いかに目立たず、弱った相手を倒してポイントを稼ぐかが重要です。
- 位置取りと射程の概念 フィールドを自由に動き回るアクションバトル要素が加わっており、技には「射程」があります。 情報ソースで「遠くから攻撃できる」と評された「10まんボルト」「れいとうビーム」は、このシステムにおいて非常に強力です。 相手の攻撃が届かない位置から一方的に攻撃(=ポイント奪取)が狙えます。
- 離脱・奇襲の重要性 HPが減ったり、不利な相手に囲まれたりした場合、いかに早く戦線から離脱するかが生存の鍵です。 逆に、安全な位置から一気に奇襲をかける動きも求められます。
バトルロイヤル環境でのメガスターミーの適性
- 圧倒的な機動力(S155) フィールドを高速で移動し、有利な位置取り(ポジショニング)を容易に行えます。 危険な攻撃の回避も容易です。
- 遠距離攻撃(10まんボルト、れいとうビーム) C140からの高火力・長射程の技で、安全圏から「漁夫の利」を狙うのに最適です。 これが「メガスターミーが強いというより、この技が強い」と言われる所以です。 まさにその通りで、この環境において長射程技は最強の戦術の一つです。
- 離脱性能(クイックターン) 情報ソースでも「全力失走」「全力恐怖で逃げ切って」と表現されていましたが、S155からの「クイックターン」は最強の離脱技です。 ポイントを奪った後、あるいは囲まれた際に即座に戦線離脱し、安全な場所へ戻ることができます。 これは他の高速アタッカーにはない、メガスターミー独自の強みです。
- メガシンカ時の無敵 情報ソースで「メガ進化して無敵になってだいぶかわしていく」とあった通り、メガシンカの演出中は一時的に無敵(またはダメージ軽減)状態になります。 S155のメガスターミーは真っ先にメガシンカの権利を得やすく、相手の強力な攻撃(例:ドラゴンダイブ)に合わせてメガシンカを使い、それを不発に終わらせるという高度なテクニックが可能です。
メガスターミーの育成論・おすすめの型
ポケモンZAの環境を踏まえ、いくつかのおすすめの型を紹介します。
1. 遠距離特殊アタッカー型(基本形)
- 性格: おくびょう(すばやさ↑ こうげき↓)
- 努力値: とくこう252 / すばやさ252 / 自由枠4
- 技構成:
- ハイドロポンプ or なみのり
- 10まんボルト
- れいとうビーム
- クイックターン or サイコキネシス
- 解説: メガスターミーの基本形であり、最も強力な型です。 S155の素早さから、長射程の特殊技で相手を一方的に攻撃します。 「クイックターン」を採用することで、危険な場面での離脱性能も確保します。 「アナライズ」は主に相手の交代時に発動するボーナス火力として考えます。
2. 両刀奇襲型(情報ソース型)
- 性格: むじゃき(すばやさ↑ とくぼう↓) or せっかち(すばやさ↑ ぼうぎょ↓)
- 努力値: とくこう・すばやさをベースに、こうげきにも調整
- 技構成:
- たきのぼり
- れいとうビーム
- 10まんボルト
- クイックターン or ハイドロポンプ
- 解説: 情報ソースで試されていた型です。 A95を活かし「たきのぼり」を採用することで、とくぼうが高い相手(ブラッキーやラッキーなど)への打点を持ちます。 4人対戦では「誰がどのポケモンを狙うか」が重要であり、特殊受けポケモンを物理で奇襲できると、戦況を一気に有利にできます。 ただし、耐久力を下げる性格を選ぶ必要があるため、より繊細な立ち回りが要求されます。
3. 耐久(要塞)型
- 性格: おだやか(とくぼう↑ こうげき↓) or ずぶとい(ぼうぎょ↑ こうげき↓)
- 努力値: HP・ぼうぎょ・とくぼうに振り分け
- 技構成:
- ねっとう(※ZAで習得する場合) or なみのり
- コスモパワー
- じこさいせい
- クイックターン
- 解説: メガシンカで上昇した耐久(B105/D105)と「じこさいせい」を活かした型。 「コスモパワー」を積んで要塞化し、じわじわと戦います。 4人対戦ではヘイトを買いやすく、集中攻撃を受けると厳しいため、どちらかというと1vs1向けの型と言えるかもしれません。 ただし、「クイックターン」で逃げられるため、従来の耐久型とは一線を画す動きが可能です。
メガスターミーの弱点・対策ポケモン
これほど強力なメガスターミーにも、もちろん弱点は存在します。
1. 低いHP種族値 H60はメガシンカしても変わりません。 ぼうぎょ・とくぼうが105あっても、弱点を突かれると一撃で倒される危険性が高いです。 特に、こだわりハチマキ持ちの物理「あく」技(ふいうち)や、高火力の「ゴースト」「でんき」技は天敵です。
2. 状態異常 「まひ」になると、S155という最大の武器が失われます。 「でんじは」などには細心の注意が必要です。
3. 「あく」タイプ全般 エスパー技を無効化し、タイプ一致で弱点を突いてきます。 メガギャラドス(みず・あく)や、バンギラス、サザンドラなどは非常に厳しい相手です。 (ただし、メガスターミーは「10まんボルト」や「パワージェム」で弱点を突ける可能性があります)
4. 高速物理アタッカー メガスターミーより速いポケモン(スカーフ持ち、デオキシスSなど)や、「ふいうち」を持つ物理アタッカー(メガクチート、メガアブソルなど)は脅威です。 S155を過信せず、常に相手の持ち物や技を警戒する必要があります。
メガスターミーのSNS・世間の反応(評価まとめ)
最後に、メガスターミーに対する世間の評価を、デザイン面と性能面に分けてまとめてみましょう。
メガスターミーは本当に「気持ち悪い」?(デザインへの賛否)
これは、もはや「賛否両論」という言葉が最もふさわしいでしょう。
否定的な意見:
- 「スターミーの神秘的な美しさが台無し」
- 「中央のコアが目玉のようで、生理的に無理」
- 「本体の触手感が不快」
- 「初代からのファンとして受け入れ難い」
肯定的な意見(あるいはネタとして楽しむ意見):
- 「情報ソースにあったように、一周回って面白い」
- 「強さの代償を表現していて、ポケモンらしい奥深さを感じる」
- 「異形なデザインが格好良い。クトゥルフ神話みたいだ」
- 「『きもかわいい』の領域に入ってきた」
デザインに関しては、個人の感性に委ねられる部分が大きいです。 しかし、これだけ話題になった時点で、メガスターミーのデザインは「成功」だったのかもしれません。
メガスターミーは本当に「強い」?(性能への賛否)
情報ソースの投稿者は「強くはないな。ふざけて使ってるけど」「10まんボルトとれいとうビームが強いだけ」と評価していました。 これは、半分正解で半分間違いだと私は考えます。
「弱い(強くない)」派の意見:
- 「HPが低すぎて、弱点を突かれたら即死。安定しない」
- 「アナライズがS155と噛み合っていない。特性が死んでいる」
- 「4人対戦で遠距離からチクチクするだけで、1vs1では火力不足」
「強い」派の意見:
- 「S155は正義。上から殴れる範囲が広すぎる」
- 「C140からの技範囲(水、電、氷、超、岩)が優秀。受けられない」
- 「4人対戦環境において、S155の機動力と『クイックターン』による離脱性能は最強クラス」
- 「+140という破格の種族値上昇は、どう考えても優遇されている」
私の結論としては、**「ポケモンZAのバトルロイヤル環境において、極めて強力なポケモンの一体」**です。
情報ソースの投稿者が「強くない」と感じたのは、おそらく「両刀型」というトリッキーな型を試していたことや、発売直後で立ち回りが確立されていなかったことが原因でしょう。 S155の圧倒的な機動力でフィールドを支配し、長射程のC140特殊技でポイントを稼ぎ、危険になれば「クイックターン」で離脱する。 この動きは、他のどのポケモンにも真似できない、メガスターミーだけの唯一無二の強さです。
1vs1のシングルバトル環境がもし存在したなら、「HPの低さ」「アナライズの使いにくさ」が露呈し、評価は下がったかもしれません。 しかし、ポケモンZAのメインバトルは、あの4人対戦なのです。 メガスターミーは、まさに**「ポケモンZAのバトル環境が生んだ、異形のスペシャリスト」**と言えるでしょう。
まとめ
今回は、ポケモンZAで話題沸騰中のメガスターミーについて、その「気持ち悪い」と言われるデザインの理由と、「強力」と評される性能について徹底的に分析しました。
- デザイン: コアの肥大化と本体の異形化(触手化)が原因。賛否両論だが強烈な個性。
- 種族値: 合計+140という破格の強化。特にC140、S155が強力。
- 特性: 「アナライズ」が継続。交代読みやクイックターンと好相性。
- 強さ: 4人対戦のバトルロイヤル環境において、S155の機動力、長射程の特殊技、「クイックターン」による離脱性能が噛み合い、最強クラスの性能を発揮する。
「気持ち悪い」と敬遠するには、あまりにも惜しい実力を秘めたポケモンです。 デザインが苦手な方も、一度その圧倒的なスピードと火力を体感すれば、きっとメガスターミーの虜になるはずです。 ぜひ「スターミーナイト」を入手して、ミアレシティのランクバトルでその異次元の強さを体験してみてください。






