ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、海外で話題になっているポケモン第10世代の新作タイトルに関するリーク情報が気になっているのではないでしょうか。 突如として浮上した「ウインド」と「ウェーブ」という具体的なタイトル名、そして2030年まで続く壮大なロードマップ。

その信憑性の高さから、ファンの間では期待と憶測が飛び交っています。 今回は、そのリーク情報の信憑性から、噂されている『ウインド・ウェーブ』というタイトル、さらには2030年までのロードマップとされる内容まで、ゲーム評論家の視点で徹底的に深掘りしていきます。
この記事を読み終える頃には、次世代のポケモンへの期待と、リーク情報との正しい付き合い方についての疑問が解決しているはずです。
- 海外で流出した第10世代のリーク情報
- 新作タイトル「ウインド・ウェーブ」の信憑性
- 2030年までのポケモンシリーズの展開予測
- リーク情報と今後の公式発表の展望
それでは解説していきます。

ポケモン第10世代の新作リーク情報 その信憑性は?
2024年10月、海外のゲームコミュニティを発端として、ポケモンシリーズの今後の展開に関する大規模なリーク情報が拡散され、世界中のファンに衝撃を与えました。
それは単なる新作の噂というレベルではなく、第10世代のタイトル名から2030年までの具体的なリリース計画にまで言及する、非常に詳細なものでした。 まずは、このリーク情報の概要と、なぜこれほどまでに信憑性が高いと囁かれているのか、その背景を紐解いていきましょう。
突如浮上した2030年までのロードマップ
今回流出した情報で最も注目すべきは、以下のリリース計画です。
発売年(予測) | タイトル・内容 | 世代・シリーズ |
---|---|---|
2026年 | ポケモン ウインド・ウェーブ | 第10世代(完全新作) |
2027年 | ウインド・ウェーブ DLC | 第10世代(追加コンテンツ) |
2028年以降 | Pokémon LEGENDS ガラル(仮) | レジェンズシリーズ |
2028年以降 | リメイク プロジェクトシード(仮) | リメイクシリーズ(BW?) |
2030年以降 | ポケモン第11世代 | 第11世代(完全新作) |
このロードマップが真実であれば、我々は今後5年以上にわたって、ほぼ毎年ポケモンの新作に触れられることになります。 特に、完全新作である第10世代が2026年に登場するという点は、多くのファンが予想していたスケジュール感と一致しており、情報の確度を高める一因となっています。 『スカーレット・バイオレット』が2022年に発売されたことを考えると、4年後の2026年に次世代が登場するのは、これまでのシリーズのリリース間隔から見ても極めて自然な流れです。
リークの発信源と拡散の経緯
今回の情報は、特定の著名リーカーによるものではなく、匿名の情報源から複数の海外掲示板やSNSに投稿されたのが始まりとされています。 その後、X(旧Twitter)やTikTok、YouTubeなどを通じて爆発的に拡散されました。
情報がここまで広まった背景には、その内容の具体性があります。 単に「新作が出る」というだけでなく、「ウインド・ウェーブ」という固有名詞や、レジェンズシリーズの次回作の舞台、リメイクプロジェクトのコードネームまで含まれていたことが、ファンの関心を強く惹きつけました。 あまりにも詳細すぎるがゆえに、「これは内部関係者からのリークに違いない」という憶測を呼び、信憑性のある情報として受け止められていったのです。
過去のポケモンリーク事例との比較
ポケモンシリーズの歴史において、発売前に正確な情報がリークされることは決して珍しいことではありません。 最も記憶に新しいのは、第8世代『ソード・シールド』の事例でしょう。
当時も、正式発表のかなり前から海外の掲示板で「新作のタイトルはソードとシールドである」「舞台はイギリスをモチーフにしたガラル地方」「伝説のポケモンは剣と盾を彷彿とさせるデザイン」といった、極めて具体的な情報がリークされていました。 多くのファンは半信半疑でしたが、結果的にそのほとんどが事実であったことが判明し、コミュニティを騒然とさせました。
この『ソード・シールド』のケースと今回のリークを比較すると、いくつかの共通点が見えてきます。
- 具体的なタイトル名: 漠然とした内容ではなく、固有名詞が含まれている点。
- 情報の詳細さ: タイトルだけでなく、シリーズ全体の長期的な計画にまで言及している点。
- 海外からの発信: どちらも海外のコミュニティが発信源となっている点。
これらの共通点から、今回の「ウインド・ウェーブ」に関するリークも、過去の事例と同様に真実である可能性が高いと考えるファンが多いのです。
なぜこのリークは信憑性が高いと言われるのか
では、改めて今回のリークの信憑性を高めている要素を整理してみましょう。
矛盾のないリリーススケジュール
前述の通り、『スカーレット・バイオレット』発売から4年後となる2026年の第10世代発売、その翌年のDLC展開という流れは、近年のポケモンのビジネスモデルと完全に合致しています。 過去に完全新作の間隔が5年以上空いた世代はなく、このスケジュールは最も現実的な路線と言えるでしょう。
タイトル名の絶妙なネーミング
「ウインド」と「ウェーブ」。 この2つの単語は、自然現象をテーマにした対になる概念であり、ポケモンのバージョン名として非常にしっくりきます。 「赤・緑」「金・銀」「サン・ムーン」といった過去作の伝統を踏襲しつつ、これまでのシリーズとは重複しない新しいテーマです。 特に、イニシャルがどちらも「W」で始まるという点も、これまでのシリーズにはなかった新鮮さがあります。
継続される人気シリーズ
ロードマップには、ファンから高い評価を得た『Pokémon LEGENDS アルセウス』に続くレジェンズシリーズや、待望のリメイク作品が含まれています。 これらのスピンオフ(あるいは準本編)シリーズを完全新作の間に展開していくという戦略は、IPの価値を継続的に高めていく上で非常に合理的です。 ファンの需要を的確に捉えたラインナップであり、株式会社ポケモンが描きそうな未来予想図として、非常に説得力があります。
これらの点から、今回のリークは単なるデマやファンの願望の産物ではなく、何らかの根拠に基づいた情報である可能性が極めて高いと考えられます。 もちろん、公式発表があるまではすべてが憶測の域を出ませんが、期待を込めて考察する価値は十分にあると言えるでしょう。
ポケモン第10世代「ウインド・ウェーブ」を徹底考察
リーク情報が真実であると仮定して、次なる関心は「『ウインド・ウェーブ』とは一体どんなゲームになるのか?」という点に集まります。 タイトルから読み取れるテーマや舞台、そして伝説のポケモンまで、考えられる可能性を深く考察していきましょう。

「ウインド・ウェーブ」というタイトルの意味とは
「風」と「波」は、どちらも地球の自然を象徴する雄大なモチーフです。 このテーマは、ゲームの世界観に大きな影響を与えることでしょう。
「風」と「波」が象徴するもの
風は自由や変化、目に見えない力を象徴します。 広大な空を吹き抜ける風は、冒険のスケール感を演出し、新たな場所へと主人公を導く存在になるかもしれません。 一方、波は生命の源である海、そして力強さやリズムを象徴します。 絶え間なく打ち寄せる波は、時に穏やかで、時に荒々しい自然の二面性を示唆しています。
この2つのテーマは、対立しながらも相互に関連しあっています。 風が波を起こし、波が海岸の地形を変えるように、ゲームシステムやストーリーにおいても、2つの力が密接に絡み合う可能性があります。 例えば、天候システムがこれまで以上に重要になり、「追い風」や「雨」といった天候がバトルだけでなく、フィールド探索にも大きく影響を与えるかもしれません。
舞台となる地方のモチーフを予測
「風」と「波」というテーマから、舞台となる地方は広大な海に囲まれた島々や、風が吹き抜ける高原地帯などが考えられます。 現実世界の地域をモチーフにするならば、以下のような場所が候補に挙がるでしょう。
- オーストラリア・ニュージーランド: 独特の生態系と雄大な自然、そして広大な海岸線を持つ。風力発電や波力発電といったクリーンエネルギーも盛んであり、自然と科学の共存というテーマにも繋げやすい。
- ギリシャ・地中海沿岸: 多くの島々が点在し、神話の舞台としても有名。風の神や海の神といった伝説が数多く残っており、伝説のポケモンのモチーフにしやすい。
- 北欧: フィヨルドに代表される複雑な海岸線と、厳しい自然環境が特徴。「ヴァイキング」のような海洋民族の文化も、冒険のテーマとして魅力的です。
いずれの地域がモチーフになるにせよ、『スカーレット・バイオレット』のパルデア地方で実現したオープンワールドはさらに進化し、風に乗って空を飛んだり、波を越えて未知の島を発見したりと、より自由で立体的な冒険が期待されます。
伝説のポケモンはどんな姿になる?
バージョン名を冠する伝説のポケモンは、シリーズの顔となる重要な存在です。 「ウインド」と「ウェーブ」から、その姿を予測してみましょう。
風を司るポケモンと波を司るポケモンのデザイン予測
『ウインド』の伝説のポケモンは、風を擬人化、あるいは神格化したようなデザインになるでしょう。 巨大な翼を持つ鳥やドラゴンのような姿、あるいは体そのものが風や雲で構成されているような、実体のない幻想的なポケモンかもしれません。 タイプは「ひこう」がベースになることは間違いなく、そこに「ドラゴン」や「エスパー」「フェアリー」といった神秘的なタイプが組み合わさることが予想されます。
一方、『ウェーブ』の伝説のポケモンは、海の支配者を思わせる力強いデザインが考えられます。 巨大なクジラや海竜、あるいは古代の海洋生物をモチーフにした姿などが候補です。 体を流れる水や波で表現し、荒々しさと神々しさを両立させたデザインになるのではないでしょうか。 タイプは「みず」をベースに、「ドラゴン」や「はがね」「かくとう」といった、パワフルなイメージのタイプが複合されそうです。
タイプや特性の考察
彼らが持つであろう専用の特性も、考察のしがいがあります。 例えば、「ウインド」の伝説ポケモンは、場に出た時に天候を「らんきりゅう」のような特殊な追い風状態にする特性を持つかもしれません。 「ウェーブ」の伝説ポケモンは、みずタイプの技の威力を上げたり、相手の技を波で受け流したりするような、攻防一体の特性が考えられます。
また、この2体が合体、あるいはフォルムチェンジすることで、天候そのものを支配する「嵐」をモチーフにした第三の形態が登場する可能性も、シリーズのファンならずとも期待してしまいます。
過去作のタイトル命名規則から見る「ウインド・ウェーブ」
ここで、歴代のポケットモンスター本編シリーズのタイトルを振り返り、「ウインド・ウェーブ」がその系譜の中でどのような位置づけになるのかを見てみましょう。
世代 | タイトル | 命名のテーマ |
---|---|---|
第1世代 | 赤・緑・青・ピカチュウ | 色、電気 |
第2世代 | 金・銀・クリスタル | 貴金属、宝石 |
第3世代 | ルビー・サファイア・エメラルド | 宝石 |
第4世代 | ダイヤモンド・パール・プラチナ | 宝石 |
第5世代 | ブラック・ホワイト | 色(対義語) |
第6世代 | X・Y | 座標軸(未知数) |
第7世代 | サン・ムーン | 天体(対義語) |
第8世代 | ソード・シールド | 武器・防具(対義語) |
第9世代 | スカーレット・バイオレット | 色 |
第10世代 | ウインド・ウェーブ(予測) | 自然現象(対義語) |
このように並べてみると、シリーズのタイトルは「対になる概念」をテーマにしていることが多いことがわかります。 「ウインド(風)」と「ウェーブ(波)」もまた、自然界における壮大な対比を表現しており、この法則に綺麗に当てはまります。 色や宝石といったテーマを使い切った感がある中で、自然現象という新たな切り口は非常に新鮮であり、開発チームが選びそうな絶妙なラインです。
発売時期は2026年11月が有力か
リーク情報では2026年とされていますが、具体的な時期はいつ頃になるのでしょうか。 過去の完全新作の発売日を見ると、ある傾向が浮かび上がります。
- ダイヤモンド・パール: 2006年9月28日
- ブラック・ホワイト: 2010年9月18日
- X・Y: 2013年10月12日
- サン・ムーン: 2016年11月18日
- ソード・シールド: 2019年11月15日
- スカーレット・バイオレット: 2022年11月18日
第6世代以降、完全新作はすべて年末商戦を狙った10月~11月に発売されています。 この傾向から考えると、『ポケモン ウインド・ウェーブ』の発売も2026年11月の第3金曜日あたりが最も有力な候補日となるでしょう。
対応ハードはNintendo Switch 2(次世代機)専用になる可能性
2026年という発売時期を考えると、対応ハードについても大きな変化が予測されます。 任天堂は2025年度中(2026年3月末まで)にNintendo Switchの後継機を発表・発売すると見られています。 仮にこれを「Nintendo Switch 2」と呼ぶと、『ポケモン ウインド・ウェーブ』はそのローンチから約1年後に発売されることになります。
このタイミングは、次世代機への移行を強力に推し進める上で絶好の機会です。 キラータイトルであるポケモンの完全新作を次世代機専用とすることで、ハードの普及を加速させることができます。 もちろん、発売当初は現行のNintendo Switchとの縦マルチ展開(両方の機種で発売)も考えられますが、どこかのタイミングで次世代機への完全移行は避けられません。
『スカーレット・バイオレット』では、オープンワールド化による処理負荷の増大がパフォーマンスの問題として指摘されました。 次世代機のスペックを最大限に活用することで、より広大で美しい世界を、安定したフレームレートで冒険できる。 そんな次世代のポケモン体験を実現するためにも、2026年の第10世代は「Nintendo Switch 2」専用タイトルとなる可能性が高いと私は見ています。
2030年までのロードマップとされる今後の展開
今回のリークは第10世代だけに留まりません。 2030年までの、息の長いシリーズ展開を示唆しています。 ここでは、ロードマップに含まれるその他のタイトルについても考察を深めていきましょう。
2027年:第10世代のDLC(ダウンロードコンテンツ)
『ソード・シールド』の「鎧の孤島」「冠の雪原」、『スカーレット・バイオレット』の「碧の仮面」「藍の円盤」。 近年のポケモン本編では、発売翌年に大型の有料DLCを配信し、物語や登場ポケモンを追加するスタイルが定着しています。 この手法は、ユーザーに長期間ゲームを遊んでもらうための有効な施策であり、開発側にとっても完全版(マイナーチェンジ版)を別ソフトとして発売するよりも効率的です。
第10世代『ウインド・ウェーブ』でもこの流れは踏襲され、2027年には新たなマップやストーリー、そして過去作のポケモンたちが追加されるDLCが配信されることはほぼ間違いないでしょう。 本編で描かれなかった謎や、新たな伝説のポケモンが登場し、冒険の世界をさらに広げてくれるはずです。
2028年以降①:『Pokémon LEGENDS ガラル』の可能性
ロードマップの中でも特にファンの期待を煽るのが、『Pokémon LEGENDS』シリーズの新作です。 その舞台として名前が挙がっているのが、『ソード・シールド』のガラル地方。 これは非常に興味深い選択です。
なぜガラル地方が舞台なのか
『LEGENDS アルセウス』が、シンオウ地方の過去である「ヒスイ地方」を舞台に、ポケモンと人間の関係性の始まりを描いたように、『LEGENDS ガラル』もまた、ガラル地方の知られざる歴史に焦点を当てることになるでしょう。 ガラル地方には、「ブラックナイト」と呼ばれる災厄や、それを鎮めた二人の英雄(ザシアン・ザマゼンタと共に戦ったとされる)の伝説など、過去に深掘りすべき魅力的なテーマが数多く存在します。
ガラル地方の過去(ブラックナイト)を描く?
特に、ムゲンダイナが暴走したとされる「ブラックナイト」の事件は、『LEGENDS』の題材としてこれ以上ないほど適しています。 まだモンスターボールもない時代、人々がどのようにして強大なポケモンと向き合い、災厄を乗り越えたのか。 ワイルドエリアの原型となった古代のガラル地方を舞台に、英雄の伝説を追体験する壮大な物語が描かれるのかもしれません。 『アルセウス』で好評を博したアクション要素やクラフトシステムはさらに洗練され、新たなポケモンとの出会いが待っていることでしょう。
2028年以降②:「プロジェクトシード」はBWリメイクか
もう一つの注目株が、「プロジェクトシード」というコードネームで示されたリメイク作品です。 ファンの間では、これが第5世代『ブラック・ホワイト』のリメイクを指すのではないかと、もっぱらの噂になっています。
ファンが待ち望むイッシュ地方の物語
『ブラック・ホワイト』は、ポケモンシリーズの中でも特にストーリーの評価が高い作品です。 ポケモンと人間の共存という普遍的なテーマに深く切り込み、N(エヌ)をはじめとする個性的なキャラクターたちが織りなす重厚な物語は、今なお多くのファンの心に残り続けています。 このイッシュ地方の物語が、現代の技術でどのように蘇るのか、期待は高まるばかりです。
BDSPからの学びとリメイクへの期待
一方で、ファンの間には一抹の不安もあります。 それは、第4世代のリメイク『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』(BDSP)の評価が、賛否両論だったという事実です。 BDSPは原作に忠実なリメイクでしたが、一部のファンからは「進化が足りない」「『プラチナ』の要素が少ない」といった声も上がりました。
その経験を踏まえ、『ブラック・ホワイト』のリメイクでは、どのようなアプローチが取られるのか。 原作の良さを忠実に再現するのか、それとも『オメガルビー・アルファサファイア』のように、新たな解釈や追加要素を盛り込んだ大胆なリメイクになるのか。 「プロジェクトシード(種)」というコードネームが、新たな物語の「芽生え」を意味しているのであれば、後者の可能性に期待したいところです。 いずれにせよ、2028年以降という時期を考えると、このリメイクも次世代機専用タイトルとして、グラフィックやシステムが大幅に刷新されることは間違いないでしょう。
2030年以降:第11世代への展望
ロードマップの最後には、2030年以降の第11世代の登場が示唆されています。 2026年に第10世代が発売されると仮定すると、その4年後となる2030年に第11世代が登場するのは、これまでのサイクル通りです。 その頃には、Nintendo Switch 2もライフサイクルの中盤に差し掛かり、開発チームはハードの性能を完全に引き出した、真の次世代ポケモンを我々に見せてくれるはずです。 どのような世界が待っているのか、想像は尽きませんが、ポケモンというコンテンツが常に未来を見据えて進化し続けていることの証明と言えるでしょう。
リーク情報とどう向き合うべきか
ここまで、海外で流出したリーク情報をもとに、今後のポケモンシリーズの展開を考察してきました。 しかし、忘れてはならないのは、これらはすべて「未確定の情報」であるという点です。 最後に、ゲーム評論家として、こうしたリーク情報との健全な向き合い方について提言したいと思います。
公式発表を待つことの重要性
どれだけ信憑性が高そうに見えても、リークはリークです。 開発の過程で計画が変更されることもありますし、中には全くの偽情報が紛れ込んでいる可能性もゼロではありません。 最も確実で、そして尊重すべきなのは、株式会社ポケモンやゲームフリークからの公式発表です。
例年であれば、2月27日の「Pokémon Day」に合わせて開催される「Pokémon Presents」で、何らかの新作情報が公開される可能性が高いです。 リーク情報に一喜一憂するのもファンの楽しみ方の一つですが、最終的な答え合わせは、公式からのアナウンスを静かに待つのが賢明です。
リークはあくまで「噂」として楽しむ
では、リーク情報に全く価値はないのかというと、そうではありません。 「次はどんな世界だろう?」「どんなポケモンが登場するんだろう?」と、友人や仲間と語り合い、想像を膨らませる。 この、発売前のワクワク感こそが、ゲームの楽しみを何倍にも増幅させてくれます。
リーク情報は、そのための最高の「燃料」です。 「確定情報」としてではなく、あくまで「面白い噂話」の一つとして捉え、仲間内での考察や議論を楽しむ。 そうした距離感を保つことが、リーク情報と最も上手く付き合うコツと言えるでしょう。
ネタバレを避けたい場合の対策
一方で、発売前に情報を一切入れたくない、新鮮な驚きを大切にしたいという方もいるでしょう。 そうした方は、自衛策を講じる必要があります。 X(旧Twitter)やYouTubeなどで、ポケモン関連のキーワードをミュート設定にしたり、情報が飛び交いそうなコミュニティからは一時的に距離を置いたりすることをお勧めします。 自分のペースで、自分に合った楽しみ方を見つけることが何よりも大切です。
まとめ
今回は、海外で流出したポケモン第10世代『ウインド・ウェーブ』と、それに続く2030年までのロードマップとされるリーク情報について、徹底的に考察してきました。
- 第10世代『ウインド・ウェーブ』は2026年発売が有力
- タイトルやスケジュールに矛盾がなく、信憑性は高いと見られる
- 「風」と「波」をテーマにした壮大な冒険が期待される
- レジェンズ新作やBWリメイクなど、今後の展開も目白押し
- ただし、全ては未確定情報であり、公式発表を待つことが重要
このリーク情報がどこまで真実かは、まだ誰にもわかりません。 しかし、一つだけ確かなことがあります。 それは、ポケモンというコンテンツが、これからも私たちを驚かせ、楽しませ、そして新しい世界へと連れて行ってくれるだろうということです。
まずは、来るべき公式発表を楽しみに待ちながら、今ある『スカーレット・バイオレット』や『Pokémon LEGENDS Z-A』の続報を心待ちにすることにしましょう。 次世代の風が吹くその日まで、我々の冒険はまだ終わりません。